JPH0564101B2 - - Google Patents
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- JPH0564101B2 JPH0564101B2 JP60140412A JP14041285A JPH0564101B2 JP H0564101 B2 JPH0564101 B2 JP H0564101B2 JP 60140412 A JP60140412 A JP 60140412A JP 14041285 A JP14041285 A JP 14041285A JP H0564101 B2 JPH0564101 B2 JP H0564101B2
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、防汚性にすぐれ、かつ耐熱、耐候お
よび防水性にすぐれたシート材料に関するもので
ある。 〔従来の技術〕 従来シリコーン樹脂又はシリコーンゴムからな
るシリコーン重合体シート材料、及び繊維基布を
シリコーン樹脂又はシリコーンゴムなどのシリコ
ーン重合体材料で被覆したシート材料は耐熱性が
良好で、種々の用途に使用されている。 しかしながら、シリコーン重合体材料の表面
は、その使用中に著しく汚れ易く、かつ、このシ
リコーン重合体材料は、その表面が柔かく、脆い
ため、種々の固体ゴミ粉末などが付着・侵入して
埋没したりする欠点がある。この様なシリコーン
重合体シート材料の欠点を解消するためにシリコ
ーン重合体材料の表面に防汚性・耐候性のすぐれ
た熱可塑性合成樹脂から形成された防汚・耐候性
被覆層を設けることが本発明の発明者により提案
された。このような防汚・耐候性被覆層の形成に
より、確かに種々の固体ゴミ粉末などがシリコー
ン重合体材料中に付着・侵入して埋没するという
問題は解消された。しかし、シリコーン重合体材
料の表面と防汚・耐候性被覆層との接着強度、お
よびこの接着の耐久性について一層の改善が望ま
れていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、シリコーン重合体層と、防汚・耐候
性被覆層とを有する従来のシート材料において、
前記シリコーン重合体層と、防汚・耐候性被覆層
との間の接着強度およびその耐久性に関する問題
点を解決しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明の防汚性シート材料はシリコーン樹脂お
よびシリコーンゴムから選ばれた少なくとも1種
を含むシリコーン重合体材料から形成されたシリ
コーン重合体層と、このシリコーン重合体層の少
なくとも一面を被覆している防汚・耐候性被覆層
とを含み、 前記防汚・耐候性被覆層が、弗素含有樹脂層、
アクリル樹脂層、ポリ弗化ビニリデン樹脂層とア
クリル樹脂層との積層体、または、ポリ弗化ビニ
リデン樹脂層とアクリル樹脂層とポリ塩化ビニル
樹脂層との積層体により形成されており、かつ 前記シリコーン重合体層と、前記防汚・耐候性
被覆層との間に、前記シリコーン重合体層の表面
に、低温プラズマ処理を施して得られた低温プラ
ズマ変性層が形成されていて、前記シリコーン重
合体層と、前記防汚・耐候性被覆層とが、前記低
温プラズマ変性層を介して接着されていることを
特徴とするものである。 本発明の他の防汚性シート材料は、有機繊維性
布帛よりなる基布と、この基布の少なくとも一面
上を被覆し、かつ、シリコーン樹脂およびシリコ
ーンゴムから選ばれた少なくとも1種を含むシリ
コーン重合体材料から形成されたシリコーン重合
体層と、このシリコーン重合体層の少なくとも一
面を被覆している防汚・耐候性被覆層とを含み、 前記防汚・耐候性被覆層が、弗素含有樹脂層、
アクリル樹脂層、ポリ弗化ビニリデン樹脂層とア
クリル樹脂層との積層体、または、ポリ弗化ビニ
リデン樹脂層とアクリル樹脂層とポリ塩化ビニル
樹脂層との積層体により形成されており、かつ 前記シリコーン重合体層と、前記防汚・耐候性
被覆層との間に、前記シリコーン重合体層の表面
に、低温プラズマ処理を施して得られた低温プラ
ズマ変性層が形成されていて、前記シリコーン重
合体層と、前記防汚・耐候性被覆層とが、前記低
温プラズマ変性層を介して接着されていることを
特徴とするものである。 本発明の防汚性シート材料の構成を添付図面を
参照して説明する。 第1図に示された防汚性シート材料においてシ
リコーン重合体層2の両面上に低温プラズマ変性
層3a,3bが形成され、そのそれぞれの上に防
汚・耐候性被覆層5a,5bが形成されている。 また、第2図に示された防汚性シート材料は、
基布1と、その両面上に形成されたシリコーン重
合体層2a,2bと、これらシリコーン重合体層
のそれぞれの上に形成された低温プラズマ変性層
3a,3bと、これら低温プラズマ変性層のそれ
ぞれの上に塗布された接着剤層4a,4bと、こ
れらの接着剤層のそれぞれの上に塗布された防
汚・耐候性被覆層5a,5bとからなるものであ
る。 第1図に示された防汚性シート材料において、
低温プラズマ変性層3a,3bと、防汚・耐候性
被覆層5a,5bの間に接着剤が塗布されていて
もよい。また、第2図に示された防汚性シート材
料において、接着剤層は必ずしも必要でないこと
がある。 また、第1図又は第2図に示された防汚性シー
ト材料において、基布の片面のみにシリコーン重
合体層、低温プラズマ変性層、接着剤層、および
防汚・耐候性被覆層が積層されていてもよい。こ
の場合、基布の他の面には、シリコーン重合体層
のみが形成されていてもよい。 本発明においてシリコーン重合体層に用いられ
るシリコーン樹脂、およびシリコーンゴムは、例
えば、オルガノポリシロキサン、ポリアクリルオ
キシアルキルアルコキシシラン系シリコーン樹
脂、ポリビニルシラン系シリコーン樹脂、ポリシ
ルチアン、ポリシラザン、珪素含有側鎖を有する
炭素系ポリマー、およびポリシランなどから選ぶ
ことができる。例えば、信越化学製難燃性シリコ
ーン樹脂KR166、KR168、KR202、KR2038およ
びKR−101−10などは、本発明に使用すること
のできるものである。 シリコーン樹脂は、硬化剤(加硫剤)の併用に
よりシリコーンゴムに変性されていてもよい。 本発明に用いられるオルガノポリシロキサン系
樹脂は、ビニル基、アリル基、ヒドロキシル基、
炭素数1〜4のアルコキシ基、アミノ基、メルカ
プト基等の有機置換基を少なくとも1個有するも
ので、ポリジメチルシロキサン系シリコーン樹
脂、ポリジフエニルシロキサン系シリコーン樹
脂、ポリメチルフエニルシロキサン系シリコーン
樹脂、及びこれらの共重合体からなる樹脂などを
包含する。 本発明に用いられるポリアクリルオキシアルキ
ルアルコキシシラン系シリコーン樹脂は、 一般式 (Rは炭素原子数1〜10の一価炭化水素基、
R′は水素原子、又は炭素原子数1〜10の一価炭
化水素基、R″は炭素原子数2〜10の二価炭化水
素基であり、nは1〜3の整数である。) で表わされるアクリルオキシアルキルアルコキシ
シランの少なくとも1種のエチレン系不飽和モノ
マーとの共重合体を包含するものである。 更に本発明に用いられるポリビニルシラン系シ
リコーン樹脂は、 下記一般式: 〔但しR′、およびnは前出と同じ、BはOR′、又
はOR″−OR′基(R′、R″は前出と同じ)を示す。〕 で表わされるビニルシラン化合物と少なくとも1
種のエチレン系不飽和モノマーとの共重合物も包
含する。 上述のエチレン系モノマーはシリコーン樹脂中
に1〜50重量%の含有率で共重合されていてもよ
い。このようなモノマーとしては、例えばスチレ
ン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、エチル
スチレン、クロルスチレン、ブロモスチレン、フ
ルオロスチレン、ニトロスチレン、あるいはアク
リル酸、メタアクチル酸、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、ブチルアクリレート、メチ
ルメタアクリレート、エチルメタアクリレート、
ブチルメタアクリレート、アクリルアミド、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシ
エチルメタアクリレート、アクリロニトリル、メ
タアクリロニトリル、2−クロロアクリロニトリ
ル、ビニルアセテート、ビニルクロロアセテー
ト、ビニルブチレート、ビニルクロライド、ビニ
ルブロマイド、ビニルフルオライド、ビニリデン
クロライド、ビニルハロゲン化合物、およびビニ
ルエーテル類等がある。 上述のシリコーン樹脂は他の樹脂、例えば、エ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキツド樹
脂、アミノ樹脂などで変性されたものであつても
よく、或いは脂肪酸変性されたものであつてもよ
い。 本発明の防汚性シート材料において、それが高
温に加熱されたときの自消性を重視する場合に
は、オルガノポリシロキサン系シリコーン樹脂に
あつては、ポリシロキサン成分がシリコーン樹脂
中好ましくは70重量%以上のもの、ポリアクリロ
オキシアルキルアルコキシシラン系シリコーン樹
脂およびポリビニルシラン系シリコーン樹脂にお
いては、共重合させるエチレン系不飽和モノマー
が50重量%以下、特に20重量%以下のものが好ま
しい。また、自消性とともに材料の可撓性を重視
する場合には、変性されていないオルガノポリシ
ロキサン系シリコーン樹脂が好ましい。尚、これ
らのシリコーン樹脂は、室温で固体、可撓性ペー
スト、液体、およびエマルジヨン等の分散物のい
づれであつてもよく、必要により適宜の溶媒を加
えて使用する。またシリコーンゴムは、それを硬
化機構別に観ると、室温硬化型、加熱硬化型、お
よび紫外線または電子線硬化型に分類されるが、
一般に当業者に周知の硬化剤や硬化促進剤、例え
ば亜鉛、鉛、コバルト、鉄等の金属カルボン酸
塩、ジブチルスズオクトエート、ジブチルスズラ
ウレート、等の有機スズ化合物、テトラプロピル
チタネート、テトラオクチルチタネート等のチタ
ンキレート化合物、N−N−ジメチルアニリン、
トリエタノールアミン等の三級アミン、あるいは
ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキサイド等の過酸化物、
及び白金系触媒、等を併用することにより所望の
三次元網目状構造体に硬化する。 シリコーン重合体層は、上記のようなシリコー
ン樹脂および/又はシリコーンゴムのみから形成
されていてもよいが、これらの材料が、シリコー
ン重合体材料をマトリツクスとし、その中に、マ
トリツクス重量に対し30〜300%、好ましくは100
〜250%の他の充填剤、例えばシリカ系充填剤、
チタン酸カリウム系充填剤、石綿センイ、雲母お
よびその他の無機耐熱材料を混合したものであつ
てもよい。 充填剤はシリコーン樹脂ワニスで形成される樹
脂層の補強作用を果すもので、例えば、酸化チタ
ン、マイカ、アルミナ、タルク、ガラス繊維粉
末、岩綿微細繊維、シリカ粉末、クレイ等の各種
無機物があげられるが、得られる防汚性シート材
料に表面平滑性を具備せしめたい場合には、防汚
性シート材料の表面平滑性を損うことのないよう
に、一般に50μm以下の微粉末状のものを使用す
るのが好ましい。 また無機充填剤の中でも、特に製品の耐熱性を
増進するものとして、チタン酸アルカリを用いる
ことが有効である。すなわち、チタン酸アルカリ
はシリコーン樹脂ワニス中に配合されて使用され
るもので、本発明の防汚性シート材料に十分な防
炎特性を保持せしめるものである。 シリコーン樹脂100重量部に対して配合される
チタン酸アルカリの量は1〜200重量部、好まし
くは30〜100重量部であり、更にこれらに高屈折
率無機質化合物、及び/又は吸熱型無機化合物等
を配合する場合は400重量部を限度に、同一重量
から1/4の重量までに相当するチタン酸アルカリ
と置き換えて配合できるが、普通10〜300重量部
の範囲が好ましい。尚、これら高屈折率無機化合
物、および吸熱型無機化合物の一部又は全量を、
一般に常用されている無機質顔料、無機質の増量
用充填剤、又は難燃性を付与する無機粉末等によ
り代替することが出来るが、その使用量はシリコ
ーン樹脂100重量部に対し400重量部以下であるこ
とが好ましく、より好ましくは300重量部以下で
ある。 本発明の効果をより優れたものにするためシリ
コーン重合体層に難燃剤を併用してもよい。ここ
で使用される難燃剤については特に限定されるも
のではないが、例えば、リン酸エステル型、有機
ハロゲン化合物型、ホスフアゼン化合物型などの
有機難燃剤、焼石膏、明ばん、炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、ハイドロタルサイト系ケイ
酸アルミニウムなどの結晶水放出型、炭酸ガス放
出型、分散吸熱型および相転換型などの無機化合
物からなる吸熱分解型無機化合物やアンチモン化
合物等の無機難燃剤等がある。 シリコーン重合体層の重量や厚さには格別の限
定はないが、一般に片面10〜1000g/m2、好まし
くは50〜700g/m2の重量、および片面10〜500μ
mの厚さで形成されることが好ましい。 本発明の防汚性シート材料において、シリコー
ン重合体層の表面上に低温プラズマ処理によつて
得られた低温プラズマ変性層が形成されている。
この低温プラズマ変性層形成のために、先ずシリ
コーン重合体層表面に低温プラズマ処理が施され
る。この低温プラズマ処理は、0.01〜10Torrの
圧力下において、プラズマ重合性を有しないガス
の低温プラズマにシリコーン重合体層の表面を曝
露することにより行うことができる。プラズマ発
生条件としては、例えば電極間に13.56MHz、10
〜500Wの電力を印加すればよく、放電は有極放
電、無極放電のいずれによつても十分な結果が得
られる。プラズマ処理時間は印加電圧によつても
相違するが、一般には数秒から数十分とすること
で十分である。 なお、プラズマ処理には、上記の方法以外にも
種々あり、例えば、放電周波数帯としては低周
波、マイクロ波、直流などを用いることができ、
プラズマ発生様式もグロー放電のほかコロナ放
電、火花放電、無声放電などを選ぶこともでき
る。また、電極も外部電極のほか、内部電極、コ
イル型など容量結合、誘導結合のいずれでもよ
い。しかし、どのような方法をとつても、過度の
放電熱により材料表面が変質されないように注意
を要する。プラズマ重合性を有しないガスとして
は、ヘリウム、ネオン、アルゴン、窒素、亜酸化
窒素、二酸化窒素、酸素、空気、一酸化炭素、二
酸化炭素、および水素などから選ばれた少なくと
も1種からなるものが用いられる。 上述のようにして低温プラズマ処理されたシリ
コーン重合体層の表面に、接着性の高い低温プラ
ズマ変性層が形成される。この低温プラズマ変性
層はシリコーン重合体層の未変性部分と強固に結
着しており、かつ、その接着性を著しく改善す
る。 次に、シリコーン重合体層と防汚・耐候性被覆
層とが、低温プラズマ変性層を介して接着剤を用
いて又は用いずに接着される。 上記接着剤として有用なものは、例えば、メラ
ミン系接着剤、フエノール系接着剤、エポキシ系
接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリエチレンイ
ミン系接着剤、ポリイソシアネート系接着剤、ポ
リウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリア
ミド系接着剤、及び酢酸ビニル−塩化ビニル共重
合体系接着剤、酢酸ビニル−エチレン共重合体系
接着剤等の共重合体接着剤等をあげることがで
き、特にエポキシ系接着剤、ポリエチレンイミン
系接着剤、ポリイソシアネート接着剤、ポリウレ
タン系接着剤、アクリル系接着剤等が好ましいが
これらに限定されることなく、公知の接着剤を任
意に選択して使用することができる。 本発明に用いられる防汚・耐候性合成樹脂とし
ては、弗素含有樹脂およびアクリル樹脂を用いる
ことができる。 弗素含有樹脂フイルムを構成する樹脂は、エチ
レンの水素原子の1個以上が弗素原子と置換され
ている単量体から合成される各種のポリフルオル
エチレン例えば、ポリテトラフルオルエチレン、
又は一部塩素を含む各種のポリフルオロクロルエ
チレン、例えばポリトリフルオルクロルエチレン
等があるが、このほかポリ弗化ビニル、ポリ弗化
ビニリデン、ポリジクロルジフルオルエチレン、
その他も包含される。これらの弗素含有樹脂は、
いずれも溶融点が高いので、通常のカレンダー加
工等は実施できないので一旦溶融して押出加工す
るか、又は粉末状態の樹脂を加工加熱してフイル
ム状に成型するのが一般的であるが、特にこの方
法に限定されない。フイルムの厚みは一般に
0.001〜0.5mm、好ましくは5〜50μm程度である
が、耐候性・防汚性並びに耐久性の目的を達成す
るものであれば、より厚く、又は、より薄くする
ことができ特に限定はない。また、弗素含有樹脂
フイルムには、他の樹脂例えばMMA等が混合又
は貼着複合される等混用されていても本発明の目
的を達成するものであれば差支えない。本発明に
使用される弗素含有樹脂フイルムの市販品として
は、テドラーフイルム(デユポン商標)、アフレ
ツクスフイルム(旭硝子商標)がある。 本発明の防汚性シート材料に用いられる防汚・
耐候性被覆層は、アクリル樹脂によつて形成され
てもよい。このため一般にアクリル樹脂フイルム
が用いられる。このようなアクリル樹脂フイルム
は、Tダイ法又はインフレーシヨン法その他いず
れの方法により製造されたものでもよい。また、
延伸・未延伸のいずれでもよいが、伸度は100〜
300%程度のものが好ましい。また、前述のよう
に厚みは通常5〜50μm程度であるが、十分な耐
候性・防汚性を達成するならば上記よりも多少厚
く又は薄くしてもよい。フイルム素材は、ポリア
ルキルメタクリレート系フイルム、例えばメチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、プロピ
ルメタクリレート、ブチルメタクリレート等を主
材料とするもの、又は、アクリレート、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、スチレン、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル等をホモモノマー又はコモノ
マー成分とするホモポリマー又はコポリマーをフ
イルム状に成型したものがよい。 防汚・耐候性被覆層は、上述のような、実質的
に平滑な表面を有する弗素含有樹脂フイルム、又
は、アクリル樹脂フイルムを、必要に応じ、その
接着表面に低温プラズマ処理又は、コロナ放電処
理等を施してその接着性を向上させた後、これを
低温プラズマ変形層上に接着剤を用いて接合する
ことが好ましい。しかし、他の防汚・耐候性被覆
層形成方法としては、上記の樹脂の溶液又はエマ
ルジヨンを、低温プラズマ変性層表面、又は、そ
の上に塗布された接着剤層表面に塗布し乾燥固化
する方法がある。 防汚・耐候性被覆層形成のために用いられるフ
イルムは、100Kg/m2以上の引張強度を有するこ
とが好ましい。また、防汚・耐候性被覆層は1〜
50g/m2、好ましくは3〜30g/m2の重量、又
は、5μm以上(通常は10〜50μm)の、更に好ま
しくは30〜50μmの厚さを有するものであること
が好ましい。 本発明において、防汚・耐候性被覆層は、上述
のような弗素含有樹脂およびアクリル樹脂の他
に、ポル弗化ビニリデン樹脂層とアクリル樹脂層
との積層体、又はポリ弗化ビニリデン樹脂層とア
クリル樹脂層とポリ塩化ビニル樹脂層との積層体
からなるものであつてもよい。これら積層体にお
いては、ポリ弗化ビニリデン樹脂層の厚さは2〜
3μm、アクリル樹脂層の厚さ2〜4μmおよび、
ポリ塩化ビニル樹脂層の厚さは40〜45μmである
ことが好ましいが、これらの数値に限定されるも
のではない。 本発明の防汚性シート材料は、基本として有機
繊維性布帛からなる基布を含むものであつてもよ
い。 本発明に有用な繊維性基布は、天然繊維、例え
ば、木綿、麻など、再生繊維、例えば、ビスコー
スレーヨン、キユプラなど、半合成繊維、例え
ば、ジーおよびトリーアセテート繊維など、及び
合成繊維、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ポ
リエステル(ポリエチレンテレフタレート等)繊
維、芳香族ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリ
塩化ビニル繊維、ポリオレフイン繊維および水不
溶化又は難溶化されたポリビニルアルコール繊維
など、から選ばれた少なくとも1種からなるもの
である。有機繊維中には少量の無機繊維が混用さ
れていてもよい。基布中の繊維は短繊維紡績糸
条、長繊維糸条、スプリツトヤーン、テープヤー
ンなどのいずれの形状のものでもよく、また基布
は織物、編物又は不織布或いはこれらの複合布の
いずれであつてもよい。一般には、本発明の防汚
性シート材料に用いられる繊維は、ポリエステル
繊維であるのが好ましく、ストレスに対する伸び
が少ないことを考慮すれば、繊維は長繊維(フイ
ラメント)の形状のものが好ましく、且つ平織布
を形成していることが好ましい。しかし、編織組
織やその形態については特に限定されるものでは
ない。繊維性基布は、得られる防汚性シート材料
の機械的強度を高いレベルに維持するために有用
である。 基布上にシリコーン重合体層を形成固着するに
は、例えば、シリコーン樹脂、チタン酸アルカリ
ならびに要すれば高屈折率無機化合物、及び/又
は吸熱型無機化合物などを含む混合物に適宜硬化
促進剤及び添加剤を加えた後、更に必要に応じト
ルエン、キシレン、トリクレン等の有機溶剤を加
えて適当な濃度の分散液を作り、この分散液を浸
漬法、噴霧法、ロールコート法、リバースロール
コート法、ナイフコート法等の従来よく知られて
いる塗布手段により基布の一面又は両面に塗布し
室温又は加熱下、好ましくは150〜200℃の範囲内
で1〜30分間熱処理をすることによりシリコーン
樹脂を硬化せしめ、前述の基材に一体的に固着せ
しめる。シリコーン樹脂とチタン酸アルカリなら
びに高屈折率無機化合物、及び/又は吸熱型無機
化合物等の配合割合は使用するシリコーン樹脂及
び無機化合物の種類及び粒度により異なるが、一
般にシリコーン樹脂が少なすぎると、シリコーン
重合体層の強度が不足する結果、耐火断熱シート
として用いたときシリコーン重合体層に亀裂を生
じたり又はシリコーン重合体層が基布から剥離し
たりする等の欠点を生ずる。 〔実施例〕 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。 実施例1および比較例1 下記組織の晒綿布を基布として用いた。 組織16S/1×16S/1/75本×60本/2.54
cm 重量200g/m3 シリコーン加工剤としてRTVシリコーンゴム
(東芝シリコーン(株)製)10重量部に対し架橋剤1
重量部を混合したものを、ナイフコータを用いて
前記基布の表面上に90g/m3の塗布量で塗布し
た。次にこれを140℃に加熱された加熱シリンダ
ーと、この加熱シリンダーに対し、線圧10Kg/cm
で圧接する圧着ロールとの間を通過させ、引続き
加熱シリンダー表面に45秒間接触させた。これに
よつて表面硬化したシリコーン重合体ベースコー
ト層を加熱シリンダーから剥離し、その上に引続
き前記シリコーン加工剤と同一の加工剤を約10
g/m3の塗布量でトツプコートを施して表面状態
を整え、最後に180℃熱処理して中間シート(試
料1)を得た。 この中間シートに更に下記の処理を施した。 上記中間シート(試料1)から採取された試験
片を低温プラズマ処理装置中に装着し、装置内圧
力を10-5Torrまで排気減圧し、次に装置内にア
ルゴンガスを導入して装置内圧力を0.2Torrに調
節した。次にこの雰囲気内で、周波数13.56MHz
の高周波電源(日本高周波社製)を用い、消費電
力100ワツトの低温プラズマ処理をシリコーン重
合体層の表面に30分間施し中間シート(試料2)
を得た。 実施例1において、試料2の低温プラズマ変性
層の表面にポリアクリル樹脂接着剤(ソニーケミ
カル社製、SC−462)を100メツシユのグラビア
ロールを用いて20g/m2の量で塗布し、室温にて
乾燥した。次に、接着剤層の表面にフツ化ビニリ
デン樹脂フイルム(厚さ3μm)を加熱圧着した。 比較例1において、試料1のシリコーン重合体
の表面に、低温プラズマ処理を施すことなく、実
施例1と同様の防汚・耐候性被覆層形成操作を施
した。 得られた各シート状物の、シリコーン重合体層
と、防汚・耐候性被覆層との剥離強度を第1表に
示す。 実施例2および比較例2 実施例2においては、実施例1と同様の操作
が、また比較例2においては、比較例1と同様の
操作が行われた。但し、防汚・耐候性被覆層形成
のために厚さ30μmのアクリル樹脂フイルムが、
エポキシ系接着剤を用いて貼着された。 結果を第1表に示す。 実施例3および比較例3 実施例3においては実施例1と同様の操作が、
また比較例3においては比較例1と同様の操作が
行われた。但し、防汚・耐候性被覆層形成のため
にKFCフイルム(呉羽化学社製、フツ化ビニリ
デン樹脂層(2μm厚さ)と、アクリル樹脂層
(2〜4μm)と、ポリ塩化ビニル樹脂層(45μm)
とが積層されている3層構造物)を用いた。 結果を第1表に示す。
よび防水性にすぐれたシート材料に関するもので
ある。 〔従来の技術〕 従来シリコーン樹脂又はシリコーンゴムからな
るシリコーン重合体シート材料、及び繊維基布を
シリコーン樹脂又はシリコーンゴムなどのシリコ
ーン重合体材料で被覆したシート材料は耐熱性が
良好で、種々の用途に使用されている。 しかしながら、シリコーン重合体材料の表面
は、その使用中に著しく汚れ易く、かつ、このシ
リコーン重合体材料は、その表面が柔かく、脆い
ため、種々の固体ゴミ粉末などが付着・侵入して
埋没したりする欠点がある。この様なシリコーン
重合体シート材料の欠点を解消するためにシリコ
ーン重合体材料の表面に防汚性・耐候性のすぐれ
た熱可塑性合成樹脂から形成された防汚・耐候性
被覆層を設けることが本発明の発明者により提案
された。このような防汚・耐候性被覆層の形成に
より、確かに種々の固体ゴミ粉末などがシリコー
ン重合体材料中に付着・侵入して埋没するという
問題は解消された。しかし、シリコーン重合体材
料の表面と防汚・耐候性被覆層との接着強度、お
よびこの接着の耐久性について一層の改善が望ま
れていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、シリコーン重合体層と、防汚・耐候
性被覆層とを有する従来のシート材料において、
前記シリコーン重合体層と、防汚・耐候性被覆層
との間の接着強度およびその耐久性に関する問題
点を解決しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明の防汚性シート材料はシリコーン樹脂お
よびシリコーンゴムから選ばれた少なくとも1種
を含むシリコーン重合体材料から形成されたシリ
コーン重合体層と、このシリコーン重合体層の少
なくとも一面を被覆している防汚・耐候性被覆層
とを含み、 前記防汚・耐候性被覆層が、弗素含有樹脂層、
アクリル樹脂層、ポリ弗化ビニリデン樹脂層とア
クリル樹脂層との積層体、または、ポリ弗化ビニ
リデン樹脂層とアクリル樹脂層とポリ塩化ビニル
樹脂層との積層体により形成されており、かつ 前記シリコーン重合体層と、前記防汚・耐候性
被覆層との間に、前記シリコーン重合体層の表面
に、低温プラズマ処理を施して得られた低温プラ
ズマ変性層が形成されていて、前記シリコーン重
合体層と、前記防汚・耐候性被覆層とが、前記低
温プラズマ変性層を介して接着されていることを
特徴とするものである。 本発明の他の防汚性シート材料は、有機繊維性
布帛よりなる基布と、この基布の少なくとも一面
上を被覆し、かつ、シリコーン樹脂およびシリコ
ーンゴムから選ばれた少なくとも1種を含むシリ
コーン重合体材料から形成されたシリコーン重合
体層と、このシリコーン重合体層の少なくとも一
面を被覆している防汚・耐候性被覆層とを含み、 前記防汚・耐候性被覆層が、弗素含有樹脂層、
アクリル樹脂層、ポリ弗化ビニリデン樹脂層とア
クリル樹脂層との積層体、または、ポリ弗化ビニ
リデン樹脂層とアクリル樹脂層とポリ塩化ビニル
樹脂層との積層体により形成されており、かつ 前記シリコーン重合体層と、前記防汚・耐候性
被覆層との間に、前記シリコーン重合体層の表面
に、低温プラズマ処理を施して得られた低温プラ
ズマ変性層が形成されていて、前記シリコーン重
合体層と、前記防汚・耐候性被覆層とが、前記低
温プラズマ変性層を介して接着されていることを
特徴とするものである。 本発明の防汚性シート材料の構成を添付図面を
参照して説明する。 第1図に示された防汚性シート材料においてシ
リコーン重合体層2の両面上に低温プラズマ変性
層3a,3bが形成され、そのそれぞれの上に防
汚・耐候性被覆層5a,5bが形成されている。 また、第2図に示された防汚性シート材料は、
基布1と、その両面上に形成されたシリコーン重
合体層2a,2bと、これらシリコーン重合体層
のそれぞれの上に形成された低温プラズマ変性層
3a,3bと、これら低温プラズマ変性層のそれ
ぞれの上に塗布された接着剤層4a,4bと、こ
れらの接着剤層のそれぞれの上に塗布された防
汚・耐候性被覆層5a,5bとからなるものであ
る。 第1図に示された防汚性シート材料において、
低温プラズマ変性層3a,3bと、防汚・耐候性
被覆層5a,5bの間に接着剤が塗布されていて
もよい。また、第2図に示された防汚性シート材
料において、接着剤層は必ずしも必要でないこと
がある。 また、第1図又は第2図に示された防汚性シー
ト材料において、基布の片面のみにシリコーン重
合体層、低温プラズマ変性層、接着剤層、および
防汚・耐候性被覆層が積層されていてもよい。こ
の場合、基布の他の面には、シリコーン重合体層
のみが形成されていてもよい。 本発明においてシリコーン重合体層に用いられ
るシリコーン樹脂、およびシリコーンゴムは、例
えば、オルガノポリシロキサン、ポリアクリルオ
キシアルキルアルコキシシラン系シリコーン樹
脂、ポリビニルシラン系シリコーン樹脂、ポリシ
ルチアン、ポリシラザン、珪素含有側鎖を有する
炭素系ポリマー、およびポリシランなどから選ぶ
ことができる。例えば、信越化学製難燃性シリコ
ーン樹脂KR166、KR168、KR202、KR2038およ
びKR−101−10などは、本発明に使用すること
のできるものである。 シリコーン樹脂は、硬化剤(加硫剤)の併用に
よりシリコーンゴムに変性されていてもよい。 本発明に用いられるオルガノポリシロキサン系
樹脂は、ビニル基、アリル基、ヒドロキシル基、
炭素数1〜4のアルコキシ基、アミノ基、メルカ
プト基等の有機置換基を少なくとも1個有するも
ので、ポリジメチルシロキサン系シリコーン樹
脂、ポリジフエニルシロキサン系シリコーン樹
脂、ポリメチルフエニルシロキサン系シリコーン
樹脂、及びこれらの共重合体からなる樹脂などを
包含する。 本発明に用いられるポリアクリルオキシアルキ
ルアルコキシシラン系シリコーン樹脂は、 一般式 (Rは炭素原子数1〜10の一価炭化水素基、
R′は水素原子、又は炭素原子数1〜10の一価炭
化水素基、R″は炭素原子数2〜10の二価炭化水
素基であり、nは1〜3の整数である。) で表わされるアクリルオキシアルキルアルコキシ
シランの少なくとも1種のエチレン系不飽和モノ
マーとの共重合体を包含するものである。 更に本発明に用いられるポリビニルシラン系シ
リコーン樹脂は、 下記一般式: 〔但しR′、およびnは前出と同じ、BはOR′、又
はOR″−OR′基(R′、R″は前出と同じ)を示す。〕 で表わされるビニルシラン化合物と少なくとも1
種のエチレン系不飽和モノマーとの共重合物も包
含する。 上述のエチレン系モノマーはシリコーン樹脂中
に1〜50重量%の含有率で共重合されていてもよ
い。このようなモノマーとしては、例えばスチレ
ン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、エチル
スチレン、クロルスチレン、ブロモスチレン、フ
ルオロスチレン、ニトロスチレン、あるいはアク
リル酸、メタアクチル酸、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、ブチルアクリレート、メチ
ルメタアクリレート、エチルメタアクリレート、
ブチルメタアクリレート、アクリルアミド、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシ
エチルメタアクリレート、アクリロニトリル、メ
タアクリロニトリル、2−クロロアクリロニトリ
ル、ビニルアセテート、ビニルクロロアセテー
ト、ビニルブチレート、ビニルクロライド、ビニ
ルブロマイド、ビニルフルオライド、ビニリデン
クロライド、ビニルハロゲン化合物、およびビニ
ルエーテル類等がある。 上述のシリコーン樹脂は他の樹脂、例えば、エ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキツド樹
脂、アミノ樹脂などで変性されたものであつても
よく、或いは脂肪酸変性されたものであつてもよ
い。 本発明の防汚性シート材料において、それが高
温に加熱されたときの自消性を重視する場合に
は、オルガノポリシロキサン系シリコーン樹脂に
あつては、ポリシロキサン成分がシリコーン樹脂
中好ましくは70重量%以上のもの、ポリアクリロ
オキシアルキルアルコキシシラン系シリコーン樹
脂およびポリビニルシラン系シリコーン樹脂にお
いては、共重合させるエチレン系不飽和モノマー
が50重量%以下、特に20重量%以下のものが好ま
しい。また、自消性とともに材料の可撓性を重視
する場合には、変性されていないオルガノポリシ
ロキサン系シリコーン樹脂が好ましい。尚、これ
らのシリコーン樹脂は、室温で固体、可撓性ペー
スト、液体、およびエマルジヨン等の分散物のい
づれであつてもよく、必要により適宜の溶媒を加
えて使用する。またシリコーンゴムは、それを硬
化機構別に観ると、室温硬化型、加熱硬化型、お
よび紫外線または電子線硬化型に分類されるが、
一般に当業者に周知の硬化剤や硬化促進剤、例え
ば亜鉛、鉛、コバルト、鉄等の金属カルボン酸
塩、ジブチルスズオクトエート、ジブチルスズラ
ウレート、等の有機スズ化合物、テトラプロピル
チタネート、テトラオクチルチタネート等のチタ
ンキレート化合物、N−N−ジメチルアニリン、
トリエタノールアミン等の三級アミン、あるいは
ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキサイド等の過酸化物、
及び白金系触媒、等を併用することにより所望の
三次元網目状構造体に硬化する。 シリコーン重合体層は、上記のようなシリコー
ン樹脂および/又はシリコーンゴムのみから形成
されていてもよいが、これらの材料が、シリコー
ン重合体材料をマトリツクスとし、その中に、マ
トリツクス重量に対し30〜300%、好ましくは100
〜250%の他の充填剤、例えばシリカ系充填剤、
チタン酸カリウム系充填剤、石綿センイ、雲母お
よびその他の無機耐熱材料を混合したものであつ
てもよい。 充填剤はシリコーン樹脂ワニスで形成される樹
脂層の補強作用を果すもので、例えば、酸化チタ
ン、マイカ、アルミナ、タルク、ガラス繊維粉
末、岩綿微細繊維、シリカ粉末、クレイ等の各種
無機物があげられるが、得られる防汚性シート材
料に表面平滑性を具備せしめたい場合には、防汚
性シート材料の表面平滑性を損うことのないよう
に、一般に50μm以下の微粉末状のものを使用す
るのが好ましい。 また無機充填剤の中でも、特に製品の耐熱性を
増進するものとして、チタン酸アルカリを用いる
ことが有効である。すなわち、チタン酸アルカリ
はシリコーン樹脂ワニス中に配合されて使用され
るもので、本発明の防汚性シート材料に十分な防
炎特性を保持せしめるものである。 シリコーン樹脂100重量部に対して配合される
チタン酸アルカリの量は1〜200重量部、好まし
くは30〜100重量部であり、更にこれらに高屈折
率無機質化合物、及び/又は吸熱型無機化合物等
を配合する場合は400重量部を限度に、同一重量
から1/4の重量までに相当するチタン酸アルカリ
と置き換えて配合できるが、普通10〜300重量部
の範囲が好ましい。尚、これら高屈折率無機化合
物、および吸熱型無機化合物の一部又は全量を、
一般に常用されている無機質顔料、無機質の増量
用充填剤、又は難燃性を付与する無機粉末等によ
り代替することが出来るが、その使用量はシリコ
ーン樹脂100重量部に対し400重量部以下であるこ
とが好ましく、より好ましくは300重量部以下で
ある。 本発明の効果をより優れたものにするためシリ
コーン重合体層に難燃剤を併用してもよい。ここ
で使用される難燃剤については特に限定されるも
のではないが、例えば、リン酸エステル型、有機
ハロゲン化合物型、ホスフアゼン化合物型などの
有機難燃剤、焼石膏、明ばん、炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、ハイドロタルサイト系ケイ
酸アルミニウムなどの結晶水放出型、炭酸ガス放
出型、分散吸熱型および相転換型などの無機化合
物からなる吸熱分解型無機化合物やアンチモン化
合物等の無機難燃剤等がある。 シリコーン重合体層の重量や厚さには格別の限
定はないが、一般に片面10〜1000g/m2、好まし
くは50〜700g/m2の重量、および片面10〜500μ
mの厚さで形成されることが好ましい。 本発明の防汚性シート材料において、シリコー
ン重合体層の表面上に低温プラズマ処理によつて
得られた低温プラズマ変性層が形成されている。
この低温プラズマ変性層形成のために、先ずシリ
コーン重合体層表面に低温プラズマ処理が施され
る。この低温プラズマ処理は、0.01〜10Torrの
圧力下において、プラズマ重合性を有しないガス
の低温プラズマにシリコーン重合体層の表面を曝
露することにより行うことができる。プラズマ発
生条件としては、例えば電極間に13.56MHz、10
〜500Wの電力を印加すればよく、放電は有極放
電、無極放電のいずれによつても十分な結果が得
られる。プラズマ処理時間は印加電圧によつても
相違するが、一般には数秒から数十分とすること
で十分である。 なお、プラズマ処理には、上記の方法以外にも
種々あり、例えば、放電周波数帯としては低周
波、マイクロ波、直流などを用いることができ、
プラズマ発生様式もグロー放電のほかコロナ放
電、火花放電、無声放電などを選ぶこともでき
る。また、電極も外部電極のほか、内部電極、コ
イル型など容量結合、誘導結合のいずれでもよ
い。しかし、どのような方法をとつても、過度の
放電熱により材料表面が変質されないように注意
を要する。プラズマ重合性を有しないガスとして
は、ヘリウム、ネオン、アルゴン、窒素、亜酸化
窒素、二酸化窒素、酸素、空気、一酸化炭素、二
酸化炭素、および水素などから選ばれた少なくと
も1種からなるものが用いられる。 上述のようにして低温プラズマ処理されたシリ
コーン重合体層の表面に、接着性の高い低温プラ
ズマ変性層が形成される。この低温プラズマ変性
層はシリコーン重合体層の未変性部分と強固に結
着しており、かつ、その接着性を著しく改善す
る。 次に、シリコーン重合体層と防汚・耐候性被覆
層とが、低温プラズマ変性層を介して接着剤を用
いて又は用いずに接着される。 上記接着剤として有用なものは、例えば、メラ
ミン系接着剤、フエノール系接着剤、エポキシ系
接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリエチレンイ
ミン系接着剤、ポリイソシアネート系接着剤、ポ
リウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリア
ミド系接着剤、及び酢酸ビニル−塩化ビニル共重
合体系接着剤、酢酸ビニル−エチレン共重合体系
接着剤等の共重合体接着剤等をあげることがで
き、特にエポキシ系接着剤、ポリエチレンイミン
系接着剤、ポリイソシアネート接着剤、ポリウレ
タン系接着剤、アクリル系接着剤等が好ましいが
これらに限定されることなく、公知の接着剤を任
意に選択して使用することができる。 本発明に用いられる防汚・耐候性合成樹脂とし
ては、弗素含有樹脂およびアクリル樹脂を用いる
ことができる。 弗素含有樹脂フイルムを構成する樹脂は、エチ
レンの水素原子の1個以上が弗素原子と置換され
ている単量体から合成される各種のポリフルオル
エチレン例えば、ポリテトラフルオルエチレン、
又は一部塩素を含む各種のポリフルオロクロルエ
チレン、例えばポリトリフルオルクロルエチレン
等があるが、このほかポリ弗化ビニル、ポリ弗化
ビニリデン、ポリジクロルジフルオルエチレン、
その他も包含される。これらの弗素含有樹脂は、
いずれも溶融点が高いので、通常のカレンダー加
工等は実施できないので一旦溶融して押出加工す
るか、又は粉末状態の樹脂を加工加熱してフイル
ム状に成型するのが一般的であるが、特にこの方
法に限定されない。フイルムの厚みは一般に
0.001〜0.5mm、好ましくは5〜50μm程度である
が、耐候性・防汚性並びに耐久性の目的を達成す
るものであれば、より厚く、又は、より薄くする
ことができ特に限定はない。また、弗素含有樹脂
フイルムには、他の樹脂例えばMMA等が混合又
は貼着複合される等混用されていても本発明の目
的を達成するものであれば差支えない。本発明に
使用される弗素含有樹脂フイルムの市販品として
は、テドラーフイルム(デユポン商標)、アフレ
ツクスフイルム(旭硝子商標)がある。 本発明の防汚性シート材料に用いられる防汚・
耐候性被覆層は、アクリル樹脂によつて形成され
てもよい。このため一般にアクリル樹脂フイルム
が用いられる。このようなアクリル樹脂フイルム
は、Tダイ法又はインフレーシヨン法その他いず
れの方法により製造されたものでもよい。また、
延伸・未延伸のいずれでもよいが、伸度は100〜
300%程度のものが好ましい。また、前述のよう
に厚みは通常5〜50μm程度であるが、十分な耐
候性・防汚性を達成するならば上記よりも多少厚
く又は薄くしてもよい。フイルム素材は、ポリア
ルキルメタクリレート系フイルム、例えばメチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、プロピ
ルメタクリレート、ブチルメタクリレート等を主
材料とするもの、又は、アクリレート、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、スチレン、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル等をホモモノマー又はコモノ
マー成分とするホモポリマー又はコポリマーをフ
イルム状に成型したものがよい。 防汚・耐候性被覆層は、上述のような、実質的
に平滑な表面を有する弗素含有樹脂フイルム、又
は、アクリル樹脂フイルムを、必要に応じ、その
接着表面に低温プラズマ処理又は、コロナ放電処
理等を施してその接着性を向上させた後、これを
低温プラズマ変形層上に接着剤を用いて接合する
ことが好ましい。しかし、他の防汚・耐候性被覆
層形成方法としては、上記の樹脂の溶液又はエマ
ルジヨンを、低温プラズマ変性層表面、又は、そ
の上に塗布された接着剤層表面に塗布し乾燥固化
する方法がある。 防汚・耐候性被覆層形成のために用いられるフ
イルムは、100Kg/m2以上の引張強度を有するこ
とが好ましい。また、防汚・耐候性被覆層は1〜
50g/m2、好ましくは3〜30g/m2の重量、又
は、5μm以上(通常は10〜50μm)の、更に好ま
しくは30〜50μmの厚さを有するものであること
が好ましい。 本発明において、防汚・耐候性被覆層は、上述
のような弗素含有樹脂およびアクリル樹脂の他
に、ポル弗化ビニリデン樹脂層とアクリル樹脂層
との積層体、又はポリ弗化ビニリデン樹脂層とア
クリル樹脂層とポリ塩化ビニル樹脂層との積層体
からなるものであつてもよい。これら積層体にお
いては、ポリ弗化ビニリデン樹脂層の厚さは2〜
3μm、アクリル樹脂層の厚さ2〜4μmおよび、
ポリ塩化ビニル樹脂層の厚さは40〜45μmである
ことが好ましいが、これらの数値に限定されるも
のではない。 本発明の防汚性シート材料は、基本として有機
繊維性布帛からなる基布を含むものであつてもよ
い。 本発明に有用な繊維性基布は、天然繊維、例え
ば、木綿、麻など、再生繊維、例えば、ビスコー
スレーヨン、キユプラなど、半合成繊維、例え
ば、ジーおよびトリーアセテート繊維など、及び
合成繊維、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ポ
リエステル(ポリエチレンテレフタレート等)繊
維、芳香族ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリ
塩化ビニル繊維、ポリオレフイン繊維および水不
溶化又は難溶化されたポリビニルアルコール繊維
など、から選ばれた少なくとも1種からなるもの
である。有機繊維中には少量の無機繊維が混用さ
れていてもよい。基布中の繊維は短繊維紡績糸
条、長繊維糸条、スプリツトヤーン、テープヤー
ンなどのいずれの形状のものでもよく、また基布
は織物、編物又は不織布或いはこれらの複合布の
いずれであつてもよい。一般には、本発明の防汚
性シート材料に用いられる繊維は、ポリエステル
繊維であるのが好ましく、ストレスに対する伸び
が少ないことを考慮すれば、繊維は長繊維(フイ
ラメント)の形状のものが好ましく、且つ平織布
を形成していることが好ましい。しかし、編織組
織やその形態については特に限定されるものでは
ない。繊維性基布は、得られる防汚性シート材料
の機械的強度を高いレベルに維持するために有用
である。 基布上にシリコーン重合体層を形成固着するに
は、例えば、シリコーン樹脂、チタン酸アルカリ
ならびに要すれば高屈折率無機化合物、及び/又
は吸熱型無機化合物などを含む混合物に適宜硬化
促進剤及び添加剤を加えた後、更に必要に応じト
ルエン、キシレン、トリクレン等の有機溶剤を加
えて適当な濃度の分散液を作り、この分散液を浸
漬法、噴霧法、ロールコート法、リバースロール
コート法、ナイフコート法等の従来よく知られて
いる塗布手段により基布の一面又は両面に塗布し
室温又は加熱下、好ましくは150〜200℃の範囲内
で1〜30分間熱処理をすることによりシリコーン
樹脂を硬化せしめ、前述の基材に一体的に固着せ
しめる。シリコーン樹脂とチタン酸アルカリなら
びに高屈折率無機化合物、及び/又は吸熱型無機
化合物等の配合割合は使用するシリコーン樹脂及
び無機化合物の種類及び粒度により異なるが、一
般にシリコーン樹脂が少なすぎると、シリコーン
重合体層の強度が不足する結果、耐火断熱シート
として用いたときシリコーン重合体層に亀裂を生
じたり又はシリコーン重合体層が基布から剥離し
たりする等の欠点を生ずる。 〔実施例〕 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。 実施例1および比較例1 下記組織の晒綿布を基布として用いた。 組織16S/1×16S/1/75本×60本/2.54
cm 重量200g/m3 シリコーン加工剤としてRTVシリコーンゴム
(東芝シリコーン(株)製)10重量部に対し架橋剤1
重量部を混合したものを、ナイフコータを用いて
前記基布の表面上に90g/m3の塗布量で塗布し
た。次にこれを140℃に加熱された加熱シリンダ
ーと、この加熱シリンダーに対し、線圧10Kg/cm
で圧接する圧着ロールとの間を通過させ、引続き
加熱シリンダー表面に45秒間接触させた。これに
よつて表面硬化したシリコーン重合体ベースコー
ト層を加熱シリンダーから剥離し、その上に引続
き前記シリコーン加工剤と同一の加工剤を約10
g/m3の塗布量でトツプコートを施して表面状態
を整え、最後に180℃熱処理して中間シート(試
料1)を得た。 この中間シートに更に下記の処理を施した。 上記中間シート(試料1)から採取された試験
片を低温プラズマ処理装置中に装着し、装置内圧
力を10-5Torrまで排気減圧し、次に装置内にア
ルゴンガスを導入して装置内圧力を0.2Torrに調
節した。次にこの雰囲気内で、周波数13.56MHz
の高周波電源(日本高周波社製)を用い、消費電
力100ワツトの低温プラズマ処理をシリコーン重
合体層の表面に30分間施し中間シート(試料2)
を得た。 実施例1において、試料2の低温プラズマ変性
層の表面にポリアクリル樹脂接着剤(ソニーケミ
カル社製、SC−462)を100メツシユのグラビア
ロールを用いて20g/m2の量で塗布し、室温にて
乾燥した。次に、接着剤層の表面にフツ化ビニリ
デン樹脂フイルム(厚さ3μm)を加熱圧着した。 比較例1において、試料1のシリコーン重合体
の表面に、低温プラズマ処理を施すことなく、実
施例1と同様の防汚・耐候性被覆層形成操作を施
した。 得られた各シート状物の、シリコーン重合体層
と、防汚・耐候性被覆層との剥離強度を第1表に
示す。 実施例2および比較例2 実施例2においては、実施例1と同様の操作
が、また比較例2においては、比較例1と同様の
操作が行われた。但し、防汚・耐候性被覆層形成
のために厚さ30μmのアクリル樹脂フイルムが、
エポキシ系接着剤を用いて貼着された。 結果を第1表に示す。 実施例3および比較例3 実施例3においては実施例1と同様の操作が、
また比較例3においては比較例1と同様の操作が
行われた。但し、防汚・耐候性被覆層形成のため
にKFCフイルム(呉羽化学社製、フツ化ビニリ
デン樹脂層(2μm厚さ)と、アクリル樹脂層
(2〜4μm)と、ポリ塩化ビニル樹脂層(45μm)
とが積層されている3層構造物)を用いた。 結果を第1表に示す。
【表】
た。
実施例4および比較例4 実施例1記載のものと同一のシリコーン重合体
を離型紙上に厚さが0.5μmになるようにキヤステ
ングし、固化後離型紙を剥離して、フイルム状シ
リコーン重合体シート材料を作成した。 得られたシリコーン重合体シート材料を試料3
と記す。この試料3の片面に、実施例1記載の方
法と同様の方法により低温プラズマ処理を施し
た。但し、アルゴンガスの代りに水素ガスを用
い、装置内圧力を0.01Torrに、消費電力と500ワ
ツトに、また処理時間を30秒とした。得られた低
温プラズマ処理試料を試料4と記す。 この低温プラズマ処理されたシリコーン重合体
シート(試料4)の処理面に対し、実施例4にお
いては、 下記組成のポリウレタン系接着剤: ニツポラン3022(日本ウレタン社製、固形分35%)
100重量部 コロネート−1−L(日本ウレタン社製)
15重量部 を、60メツシユのグラビヤコートにより、25g/
m2の量で塗布し乾燥した。 この接着剤層表面に、実施例3記載のKFCフ
イルムと同一のものを加熱圧着した。 比較例4においては、試料3のシート材料表面
に、実施例4と同様にしてKFCフイルムを貼着
した。 得られた各シート状物の剥離強度およびその耐
久性(経時変化)を測定した。 結果を第2表に示す。
実施例4および比較例4 実施例1記載のものと同一のシリコーン重合体
を離型紙上に厚さが0.5μmになるようにキヤステ
ングし、固化後離型紙を剥離して、フイルム状シ
リコーン重合体シート材料を作成した。 得られたシリコーン重合体シート材料を試料3
と記す。この試料3の片面に、実施例1記載の方
法と同様の方法により低温プラズマ処理を施し
た。但し、アルゴンガスの代りに水素ガスを用
い、装置内圧力を0.01Torrに、消費電力と500ワ
ツトに、また処理時間を30秒とした。得られた低
温プラズマ処理試料を試料4と記す。 この低温プラズマ処理されたシリコーン重合体
シート(試料4)の処理面に対し、実施例4にお
いては、 下記組成のポリウレタン系接着剤: ニツポラン3022(日本ウレタン社製、固形分35%)
100重量部 コロネート−1−L(日本ウレタン社製)
15重量部 を、60メツシユのグラビヤコートにより、25g/
m2の量で塗布し乾燥した。 この接着剤層表面に、実施例3記載のKFCフ
イルムと同一のものを加熱圧着した。 比較例4においては、試料3のシート材料表面
に、実施例4と同様にしてKFCフイルムを貼着
した。 得られた各シート状物の剥離強度およびその耐
久性(経時変化)を測定した。 結果を第2表に示す。
本発明の防汚性シート材料において、シリコー
ン重合体層と防汚・耐候性被覆層とが強固に接着
されており、かつその耐久性もすぐれている。ま
た、本発明の防汚性シート材料は、良好な耐久性
および防水性を有し、汚れが少なく、かつその耐
候性もすぐれている。 更に本発明の防汚性シート材料は、高温におい
ても発煙したり発熱したりすることが特に少な
い。従つて、本発明の防汚性シート材料は広い用
途を有し、特に火炎が予想される体育館、倉庫、
マーケツト、遊戯場、工場、駐車場、各種宿泊施
設等の建築材料、内装材に、さらに、テント、日
除け、ブラインド、或は、繰り返えし洗濯を要す
るシート材料、例えば病院用ベツトシーツ類や間
仕切等の素材として有用である。
ン重合体層と防汚・耐候性被覆層とが強固に接着
されており、かつその耐久性もすぐれている。ま
た、本発明の防汚性シート材料は、良好な耐久性
および防水性を有し、汚れが少なく、かつその耐
候性もすぐれている。 更に本発明の防汚性シート材料は、高温におい
ても発煙したり発熱したりすることが特に少な
い。従つて、本発明の防汚性シート材料は広い用
途を有し、特に火炎が予想される体育館、倉庫、
マーケツト、遊戯場、工場、駐車場、各種宿泊施
設等の建築材料、内装材に、さらに、テント、日
除け、ブラインド、或は、繰り返えし洗濯を要す
るシート材料、例えば病院用ベツトシーツ類や間
仕切等の素材として有用である。
第1図および第2図は、それぞれ、本発明の防
汚性シート材料の一実施例態様の構成を示す断面
説明図である。 1……基布、2,2a,2b……シリコーン重
合体層、3a,3b……低温プラズマ変性層、4
a,4b……接着剤層、5a,5b……防汚・耐
候性被覆層。
汚性シート材料の一実施例態様の構成を示す断面
説明図である。 1……基布、2,2a,2b……シリコーン重
合体層、3a,3b……低温プラズマ変性層、4
a,4b……接着剤層、5a,5b……防汚・耐
候性被覆層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シリコーン樹脂およびシリコーンゴムから選
ばれた少なくとも1種を含むシリコーン重合体材
料から形成されたシリコーン重合体層と、このシ
リコーン重合体層の少なくとも一面を被覆してい
る防汚・耐候性被覆層とを含み、 前記防汚・耐候性被覆層が弗素含有樹脂層、ア
クリル樹脂層、ポリ弗化ビニリデン樹脂層とアク
リル樹脂層との積層体、または、ポリ弗化ビニリ
デン樹脂層とアクリル樹脂層とポリ塩化ビニル樹
脂層との積層体により形成されており、かつ 前記シリコーン重合体層と前記防汚・耐候性被
覆層との間に、前記シリコーン重合体層の表面
に、低温プラズマ処理を施して得られた低温プラ
ズマ変性層が形成されていて、前記シリコーン重
合体層と、前記防汚・耐候性被覆層とが、前記低
温プラズマ変性層を介して接着されていることを
特徴とする防汚性シート材料。 2 前記低温プラズマ変性層と、前記防汚・耐候
性被覆層とが接着剤により接着されている、特許
請求の範囲第1項記載の防汚性シート材料。 3 前記接着剤がアクリル系接着剤、エポキシ系
接着剤、ポリエチレンイミン系接着剤、ポリイソ
シアネート系接着剤、およびポリウレタン系接着
剤から選ばれる、特許請求の範囲第2項記載の防
汚性シート材料。 4 有機繊維性布帛よりなる基布と、この基布の
少なくとも一面上を被覆し、かつ、シリコーン樹
脂およびシリコーンゴムから選ばれた少なくとも
1種を含むシリコーン重合体材料から形成された
シリコーン重合体層と、このシリコーン重合体層
の少なくとも一面を被覆している防汚・耐候性被
覆層とを含み、 前記防汚・耐候性被覆層が弗素含有樹脂層、ア
クリル樹脂層、ポリ弗化ビニリデン樹脂層とアク
リル樹脂層との積層体、またはポリ弗化ビニリデ
ン樹脂層とアクリル樹脂層とポリ塩化ビニル樹脂
層との積層体により形成されており、かつ 前記シリコーン重合体層と、前記防汚・耐候性
被覆層との間に、前記シリコーン重合体層の表面
に、低温プラズマ処理を施して得られた低温プラ
ズマ変性層が形成されていて、前記シリコーン重
合体層と、前記防汚・耐候性被覆層とが、前記低
温プラズマ変性層を介して接着されていることを
特徴とする防汚性シート材料。 5 前記低温プラズマ変性層と、前記防汚・耐候
性被覆層とが接着剤により接着されている、特許
請求の範囲第4項記載の防汚性シート材料。 6 前記接着剤がアクリル系接着剤、エポキシ系
接着剤、ポリエチレンイミン系接着剤、ポリイソ
シアネート系接着剤、およびポリウレタン系接着
剤から選ばれる、特許請求の範囲第5項記載の防
汚性シート材料。 7 前記有機繊維性布帛が天然繊維、再生繊維、
半合成繊維、および合成繊維から選ばれた少なく
とも1種からなる、特許請求の範囲第4項記載の
防汚性シート材料。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60140412A JPS621538A (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | 防汚性シ−ト材料 |
| US06/798,112 US4686135A (en) | 1985-01-29 | 1985-11-14 | Composite sheet material |
| AU49998/85A AU561161B2 (en) | 1985-01-29 | 1985-11-18 | Composite sheet material |
| GB8528505A GB2170148B (en) | 1985-01-29 | 1985-11-20 | Composite sheet material |
| CA 495752 CA1281626C (en) | 1985-01-29 | 1985-11-20 | Composite sheet material |
| FR8517174A FR2576551B1 (fr) | 1985-01-29 | 1985-11-20 | Feuille composite contenant une couche de polymere de silicone et une couche insalissable de polymere thermoplastique synthetique |
| DE19853541193 DE3541193A1 (de) | 1985-01-29 | 1985-11-21 | Verbundfolienmaterial |
| US06/914,374 US4714650A (en) | 1985-01-29 | 1986-10-02 | Stainproof, flame-resistant composite sheet material |
| GB8819905A GB2207391B (en) | 1985-01-29 | 1988-08-22 | Composite sheet material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60140412A JPS621538A (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | 防汚性シ−ト材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS621538A JPS621538A (ja) | 1987-01-07 |
| JPH0564101B2 true JPH0564101B2 (ja) | 1993-09-13 |
Family
ID=15268131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60140412A Granted JPS621538A (ja) | 1985-01-29 | 1985-06-28 | 防汚性シ−ト材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS621538A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62201242A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-04 | 新興化学工業株式会社 | シリコ−ン樹脂積層板及び製造方法 |
| JP2006258958A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Shibaura Mechatronics Corp | 基板接着方法及び基板接着装置 |
| JP4619187B2 (ja) * | 2005-04-22 | 2011-01-26 | 帝国繊維株式会社 | 難燃性アラミド繊維構造物とその製造方法 |
| DE102005020511A1 (de) * | 2005-04-29 | 2006-11-09 | Basf Ag | Verbundelement, insbeondere Fensterscheibe |
| EP2327544B1 (en) * | 2008-09-16 | 2018-07-04 | Asahi Rubber Inc. | Bonded object of three-dimensional silicone rubber |
| JP7051644B2 (ja) * | 2018-08-29 | 2022-04-11 | 日本カーバイド工業株式会社 | 積層体の製造方法及び積層体 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6032652B2 (ja) * | 1979-12-28 | 1985-07-29 | 東芝シリコ−ン株式会社 | 防埃皮膜形成方法 |
| JPS56157464A (en) * | 1980-05-09 | 1981-12-04 | Toshiba Silicone Co Ltd | Coat formation |
| JPS57207060A (en) * | 1981-06-16 | 1982-12-18 | Teijin Ltd | Noncombustible durable composite film material |
| JPS5935938A (ja) * | 1982-08-23 | 1984-02-27 | 大塚化学薬品株式会社 | 耐火断熱シ−ト |
-
1985
- 1985-06-28 JP JP60140412A patent/JPS621538A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS621538A (ja) | 1987-01-07 |
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