JPH056525B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH056525B2
JPH056525B2 JP12570084A JP12570084A JPH056525B2 JP H056525 B2 JPH056525 B2 JP H056525B2 JP 12570084 A JP12570084 A JP 12570084A JP 12570084 A JP12570084 A JP 12570084A JP H056525 B2 JPH056525 B2 JP H056525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
acid
ibuprofen
base
preparation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12570084A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6133111A (ja
Inventor
Akira Nakagawa
Tadanori Yano
Hiroaki Ryu
Tooru Kanetake
Teruhito Nakao
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Original Assignee
Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc filed Critical Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Priority to JP12570084A priority Critical patent/JPS6133111A/ja
Publication of JPS6133111A publication Critical patent/JPS6133111A/ja
Publication of JPH056525B2 publication Critical patent/JPH056525B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は有効成分として2−ピリジルメチル2
−〔P−(2−メチルプロピル)フエニル〕プロピ
オネート(一般:イブプロフエンピコノール)を
含有せしめてなる医療用直腸投与製剤に関するも
のである。 従来の技術 従来の非ステロイド性抗炎症薬を含有する直腸
投与製剤は坐剤又は軟膏等の剤型で使用され、こ
れらは解熱効果、沈痛効果、抗炎症効果を期待す
るものであるが、単に全身的治療を目的とした薬
物を直腸投与用として流用したにすぎず、直腸又
は肛門部等の局所部位に特異的作用を有するもの
はほとんど知られていない。更にこれらの含有薬
物ひ分子内にカルボン酸を有するものがほとんど
であり、その為薬物自身に不快な刺激性を有する
ものが少なくない。又、従来の直腸投与製剤はす
みやかに吸収され、血液中の薬物濃度も短時間の
うちにピークに達する為、薬効の持続時間が短い
等の欠点を有している。更に前記構造上の問題も
相俟つて直腸粘膜に対する刺激および損傷、又は
その他の副作用に発現等の欠点を有しているもの
である。 又、従来の直腸投与座薬製剤における有効成分
としては、例えばインドメタシン、ケトプロフエ
ン、ジクロフエナツク等が知られているが、本願
発明の有効成分イソプロフエンプコノールは直腸
投与製剤として用いられた例はなく、それを示唆
する公知資料等もない。更に前記公知薬剤はいず
れも結晶性を有するため、製剤上、基剤中におけ
る分散が悪く、又、結晶の析出が生じる欠点を有
しているものである。 次に、本願発明の有効成分であるイソブプロフ
エンピコノールの公知技術水準について述べる。 有効成分であるイソプロフエンピコノールは鎮
痛および抗炎症作用を有する非ステロイド性外皮
用薬剤として、皮膚科領域において急性湿疹、接
触皮膚炎、慢性湿疹、帯状疱疹、酒皸皮膚炎、口
囲皮膚炎等の治療に対し使用されている薬物であ
る。またこの有効成分は抗炎症薬剤として繁用さ
れているイブプロフエンと2−ピリジンメタノー
ルとを反応させて得られる微黄色油状の化合物で
下記の構造式を有するものである。 尚、上記構造式から明らかな如く、有効成分イ
ブプロフエンプコノールは分子内カルボン酸を2
−ピリジンメタノールにおいて保護しているた
め、親化合物より分配係数が大きいため吸収が向
上し、かつ局所、刺激作用が極めて緩和された化
合物でもある。 発明が解決しようとする問題点 前項で述べた如く、従来の直腸投与製剤は種々
の問題点が存在し満足しうるものではない。そこ
で、本願発明者らは前記欠点を克服しうる直腸投
与製剤を求めて鋭意研究を行なつたところ、意外
にも外皮用薬剤として公知のイブプロフエノンピ
コノールが直腸に投与すると、直腸組織内のみに
選択勝つ特異的に貯留することを見いだし、これ
を利用することにより本願発明を完成したのであ
る。 即ち、本発明の目的はイブプロフエノンピコノ
ールをを有効成分として含有してなり、抗炎症作
用を有する新規な直腸投与製剤を提供することに
ある。 更に詳細には、 (1) 局所部位に対して速効性および特異的薬理作
用効果を有する、 (2) 全身的作用に対しては遅効性であり、薬効の
持続性時間が長い、 (3) 有効成分の基剤中における分散が均一であ
る、 (4) 有効成分の基剤中における結晶析出が皆無で
ある、 (5) 投与部位に対する刺激性がなく、且つその他
の副作用も少なくて安全性が高い、 等々の優れた化学的、物理的性質を有する直腸
投与製剤を提供することにある。 問題点を解決するための巣団 本願発明は以下に詳述する各成分、基剤又は添
加剤等々を適宜配合処方し、目的とする直腸投与
製剤とするものである。尚、本願発明の直腸投与
製剤の剤型は坐剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル
剤、ゲル状クリーム剤のいずれでもよいが、特に
坐剤々型のものが好ましい。 まず最初に有効成分であるイブプロフエンピコ
ノールの配合量について述べる。イブプロフエン
ピコノールの直腸投与剤における配合量は1〜40
重量%、好ましくは3〜35重量%、より好ましく
は5〜30重量%であり、これにより所望の抗炎症
効果を十分に得ることができる。 次に、前記剤型における本願発明の直腸投与製
剤の基剤としては、親油性基剤、水溶性基剤、乳
剤性基剤の中より適宜、選択使用される。 又、必要に応じて配合される添加剤としては例
えば局所麻酔薬、殺菌剤、抗ヒスタミン剤、局所
収れん薬、サルフア剤、抗生物質、瘡傷治療薬、
界面活性剤、ビタミン類、生薬エキス、胆汁酸
類、防腐剤、賦形剤(酸化アルミニウムも含む)、
吸収促進剤、アミノ酸等々が用いられる。 尚、ゲル製剤等の場合には水又は中和剤が使用
される。 以下、前述した各成分について順次更に説明す
る。 まず、基剤成分についてのべる。親油生基剤は
中〜高級脂肪酸であり、特に炭素数8〜18の飽和
脂肪酸又は不飽和脂肪酸のグリセリンエステルが
好ましい。尚、具体例としてはカプリル酸、カプ
リン酸、ペラゴン酸、ウンデシル酸、トリデシル
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ペンタデシル酸、ヘプタデシル酸、ステアリン
酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リ
ノレイン酸等のグリセリンエステルが挙げられ、
通常はモノ、ジ、トリ、からなるグリセライドの
混合物を用いるものである。尚、親油生基剤の配
合量は全体量に対して25〜99重量%、好ましくは
40〜99重量%、より好ましくは60〜99重量%であ
る。本発明に用いられる前記グリセドは水酸基価
50〜70の範囲内であるグルセリドが用いられる。
即ち、水酸基価が50〜70の範囲内であるグリセリ
ドは自己乳化作用を有するため、界面活性剤を添
加することなく製剤化を容易に調製することがで
きる等の優れた特徴を有するものである。しか
も、界面活性剤を添加しないと副作用(例えば、
アレルギー、又は刺激性等)の発現が少なくて安
全性の高い製剤が得られ、又安定で薬物放出性の
優れた製剤が得られるという大きな利点を有する
ものである。 尚、前記水酸基価の特定は、本願発明の製剤に
おいて本願発明者が鋭意研究の上、見い出したも
ので、他にその例をみないものである。以下、前
記親油性基剤の市販品について、その一例を列記
する。 ウイテプルゾール(ダイナミツトノーベル社
製):これは炭素数12〜18の飽和脂肪酸モノ・
ジ・トリ・グリセライドの混合物である。詳細に
は、ウイテプHシリーズ(例えば、ウイテプルゾ
ールH5、H12、H15、H19、H32、H35、H37、
H39、H42、H175、H185等)、ウイテプゾール
Wシリーズ(例えば、ウイテプゾールW25、
W31、W35、W45等)、ウイテプゾールEシリー
ズE75、E76、E79、E85等)、ウイテプゾールS
シリーズ(例えば、ウイテプゾールS52、S55、
S58等)等が挙げられる。 サボサイア(ガテフオセ社製):これは炭素数
10〜18の飽和脂肪酸のモノ・ジ・トリ・グリセラ
イドの混合物である。詳細にはサボアイアNA、
サボアイアOS、サボアイアAS、サボアイアBS、
サボアイアBM、サボアイアDM等が挙げられ
る。 マサエスタリナム(ダイナミツトノーベル社
製):これは炭素数10〜18の飽和脂肪酸のモノ・
ジ・トリ・グリセライドの混合物である。詳細に
はマサエスタリナムA、AB、B、BB、BC、
BCF、C、D、E、BD及びマサエスタリナム
299等が挙げられる。 SB(鐘淵化学社製):これは炭素数12〜18の飽
和脂肪酸のモノ・ジ・トリ・グリセライドの混合
物である。詳細にはSB−H、SB−E、SB−AM
等が挙げられる。 ミグリオール810及びミグリオール812(ダイナ
ミツドノーベル社製):これは炭素数8〜12の飽
和脂肪酸のトリグリセライドの混合物である。前
述の親油性基剤の配合に際しては、必要に応じこ
れらを一種又はそれ以上配合して用いる。 次に、前記親油性基剤に必要に応じ配合添加さ
れる油性成分について説明する。油成分としては
ゴマ油、オリーブ油、ツバキ油、ダイズ油、ナタ
ネ油、綿実油、アマニ油、ヒマシ油、ヌカ油、ト
ウモロコシ油、落花生油、ヤシ油、アーモンド
油、アホカード油、パーム油、パーム核油、カヤ
油、カホツク油、クロモジ油、サザンカ油、チヤ
油、エノ油、カカオ脂、ニツケイ油、ラウリン
脂、牛脂、豚脂、羊毛脂、タートル油、スクワレ
ン等の油脂、これら動植物油を水素添加、脂肪酸
変換、アセチル化、分割抽出等により化学的に変
化させて得られる改質油脂、ワセリン、白色ワセ
リン、流動パラフイン、パラフイン、脱水ラノリ
ン、アイソバー、シリコン油等の鉱物油、イソプ
ロピルミリステート、ノルマルブチルミリステー
ト、イソプロピルリノレート、セチルリシノサー
ト、ステアリルリシノレート、ジエチルセバケー
ト、ジイソプロピルアジペート、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、サラシミツロウ、ゲ
イロウ、モクロウ等の高級脂肪族アルコール、高
級脂肪酸エステル、ワツクス類、ステアリン酸、
オレイン酸、パルミチン酸等の高級脂肪酸等々が
挙げられ、これらは一種又はそれ以上混合して用
いることができる。尚、前記油性成分を添加する
ことにより、直腸投与製剤の硬度や使用感を調整
でき、製剤からの薬物の放出及び製剤の経時安定
性を改良することができる。 油性成分の配合量は親油性基剤に対して0.1〜
50重量%、好ましくは0.5〜30重量%である。 次に水溶性基剤について述べる。水溶性基剤と
しては、例えばポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、グリセロゼラチン、カルボキシ
ビニルポリマー、ポリビニルピロリドン、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリ
ウム等が挙げられ、前記水溶性基剤は単独又は二
種以上混合して用いられ、その配合量は全体量に
対し、95重量%以下である。 最後に乳化性基剤
について説明する。乳剤性基剤とは親油性基剤に
乳化剤を添加して得られる基剤を意味し、本願発
明に用いることができるその1つはw/o型乳化
剤を含有し、融解又は溶解してw/o型乳剤とな
る油中水型基剤である。その配合量は全体量に対
し10〜90重量%、好ましくは20〜80重量%、より
好ましくは30〜80重量%である。又、o/w型乳
化剤を含有し、融解又は溶解してo/w型乳剤と
なる水中油型基剤も用いることができる。その配
合量は全体量に対し1〜70重量%、好ましくは5
〜60重量%、より好ましくは10〜60重量%であ
る。 次に、前記各基剤に対して、使用される界面活
性剤(乳化剤)について説明する。界面活性剤と
しては、例えば非イオン性界面活性剤、カチオン
性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及び両性界
面活性剤等が挙げられる。この中でも特に非イオ
ン性界面活性剤が好ましく、例えばグリセリン脂
肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪
酸アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアル
キフフエルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ
油等を用いることができ、特にポリオキシエチレ
ン脂肪酸アルコールエーテル(例えば、日光ケミ
カルズ社製、ニツコールBL−25、ニツコールBC
−20TX)やポリオキシエチレンヒマシ油(例え
ば、日光ケミカルズ社製、ニツコールHCO−60)
やソルビタン脂肪酸エステル(例えば、日光ケミ
カルズ社製、ニツコールSO−15)を用いること
により好結果が期待できる、又、これらの配合量
は全体量に対し0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜
10重量%である。 尚、水性ゲル製剤を目的とする場合には、ゲル
化剤、水及び中和剤(例えば、通常使用される無
機アミン又は有機アミン等)をPH値4〜8に調整
しうる量、配合、添加するものとする。 次に本願発明の直腸投与製剤に必要に応じて配
合される添加剤について言及する。添加剤中、局
所麻酔薬及び抗ヒスタミン薬としては、例えば塩
酸プロカイン、塩酸ジフエンヒドラミン、ジフエ
ンヒドラミン、塩酸メプリルカイン、塩酸フエニ
レフリン、塩酸セチルピリジウム、塩酸エピカロ
イン、塩酸ナフアゾリン、塩酸エフエドリン、塩
酸ジブカイン、dl−塩酸メチルフエドリン、アミ
ノ安息香酸エチル、リドカイン、カルボカイン、
ハツカ油、カンフル、グリチルレチン酸、グリチ
ルリチン酸、マレイン酸クロルフエニラミン等を
所望により随時用いることができる。その配合量
は製剤全体量に対し0.1〜30重量%、好ましくは
0・1〜15重量%である。 又更に、殺菌剤、局所収れん剤、抗生物質、瘡
傷治療薬、サルフア剤、ビタミン類、胆汁酸類及
び生薬エキス等を配合することもできる。これら
は通常、直腸投与製剤に配合されているもの及び
配合可能なものであれば何等条件を付することな
く用いるこのができるので具体例の例示は省略す
る。 次に本願発明の製造方法について記述する。直
腸投与製剤は室温で固体状態を保ち、体温で溶融
するか又は消化液に溶解し、分散するものがよい
とされるので、前記各基剤を加温融解し、これに
イブプロフエンピコノールを加え均一に溶解さ
せ、坐剤用プラスチツクコンテナ又はその他適当
な方法によつて成型し、冷却固化せしめることに
より製造することができる。 又、ソフトカプセル剤は、室温で各基剤にイブ
プロフエンピコノールを溶解させたのち、これを
製剤用ソフトカプセルに充填することにより製造
することができる。 更に、イブプロフエノンピコノールを前記各基
剤及び公知基剤に溶解もしくは分散させ、軟膏や
クリームの剤形にし、これをチユーブ等を介して
投与するような剤型にしてもよい。又、ポリアク
リル酸ナトリウム等の水溶性高分子を用いてゲル
製剤としてもよい。 作 用 有効成分としてイブプロフエンピコノールを含
有させ、且つ各基剤並びに添加剤を配合するとこ
ろの本発明の直腸投与製剤は、直腸又は肛門部等
の局所にすみやかに吸収し、更にその局所部位に
特異的に蓄積貯留させ、長時間にたつて抗炎症作
用を発揮させるものである。尚、直腸投与製剤は
排便後に投与する関係上、経口薬のように頻繁に
投与することができず、従つて有効成分が徐々に
放出され、薬効が長時間持続するという作用を有
するということは、直腸投与製剤として大きなメ
リツトといえるものである。 又、直腸又は肛門部位等の局所に特異的に蓄積
貯留するという作用は、前記局所が患部の場合に
大きな効果を発揮することは勿論、徐々に血液中
に吸収され全身的作用も期待できるところから、
各部位の炎症疾病に対しても十分に適用できるも
のである。 本発明の直腸投与製剤は成人1日当り有効成分
であるイブプロフエンピコノールを通常10〜300
mg、好ましくは25〜200mg、1回から数回、局所
に挿入又は塗布することにより使用される。 実施例 まず最初に本発明の実施例を示す。 実施例 1 後記する実施例1、2及び5、並びに参考例1
の記載に従い、イブプロフエンピコノールを油性
基剤、乳化基剤又は水溶性基剤に分散させた坐剤
(本願発明品)及びイブプロフエノンを油性基剤
に分散させた坐剤(対照品)を準備しウサギの直
腸内に投与し、経時的に採血し、イブプロフエン
の血漿中濃度を測定した。 投与方法は、24時間絶食した雄性家兎(体重3
Kg前後)の直腸内に前記製剤を挿入し、漏出を防
ぐため外科用接着剤(アロンアルフアA、三共)
で肛門部を閉じた。 採血は、製剤投与後0.25、
0.5、1.0、1.5、2.0時間に耳静脈より、ヘパリン
加血液として1.0mlずつ行ない、遠心分離後血漿
を得た。血漿中濃度の測定は、血漿0.2mlに2N塩
酸0.4ml及びベンゼン5mlを加え振盪抽出し、分
離したベンゼン層4mlを採取し、蒸発乾固後、ジ
アゾメタンでメチル化し、内部標準物質としてフ
ルオレフイン(和光純薬)を加えガスクロマトグ
ラフイーにより行なつた。 結果を表1に示す。
【表】 尚、上記表は5例の平均値であり、検出限界は
5μg/mlである。又、イブプロフエンピコノー
ルは血液中で速やかに加水分解を受けイブプロフ
エンと2−ピリジンメタノールとを生成すること
から、イブプロフエンを測定することとした。 本願発明の製剤は対照の製剤に比較して極めて
低い血漿中濃度を示した。 実施例 2 実施例1において準備した本願発明の製剤をウ
サギの直腸内に投与し、0.5時間後の直腸組織内
濃度を測定した。 投与方法は、24時間絶食した雄性家兎(体重3
Kg前後)の直腸内に前記本願発明の製剤を挿入
し、漏出を防ぐため外科用接着剤(アロンアルフ
アA、三共)で肛門部を閉じた。 直腸組織は、製剤投与後1時間にペントバルビ
タールで麻酔致死せしめ、直ちに摘出採取し、そ
の表面を生理食塩水で充分に洗浄した。 直腸組織内濃度の測定は、組織1gに1N水酸
化ナトリウム水溶液9mlを加えてホモジナイズ
し、その0.25mlに2N塩酸0.5mlおよびベンゼン6
mlを加えて振盪抽出し、分離したベンゼン層5ml
を採取し蒸発乾固後、ジアゾメタンでメチル化
し、、内部標準物質としてフルオレン(和光純薬)
を加えガスクロマトグラフイーにより行なつた。 結果を表2に示す。
【表】 尚、上記表は2例の平均値である。 直腸組織内濃度は、イブプロフエンピコノール
を水酸化ナトリウムで加水分解し、イブプロフエ
ンとして測定した。本願発明の製剤はイブプロフ
エン濃度が極めて高く、充分に抗炎症作用を発現
する組織内濃度を示した。 実施例 3 前記実施例2において直腸組織内の濃度が示さ
れたが、これが抗炎症作用を発現することを立証
する目的でイブプロフエンピコノールのモルモツ
ト血小板凝集に対する作用試験を行なつた。 血小板の調整は、モルモツトの頚動脈より3.8
%クエン酸ナトリウム水溶液1容と混じるように
9容の血液を採取し、1000rpmで10分間遠心分離
し、その上清を分取して行なつた。 凝集抑制率は、血小板1mlに3種の濃度のイブ
プロフエンピコノールをそれぞれ加え、37℃で20
分間インキユベートしたのち、1mM adenosite
−5′−diphoshate(関東化学)生理食塩水溶液10μ
加えて、血小板メータ(Bryston)により吸光
度の変化を記録し求めた。 結果を表3に示す。
【表】 尚、上記表4は平均値である。 非ステロイド抗炎症薬の薬効の評価法の一つと
して、血小板凝集抑制作用試験があるが、イブプ
ロフエンピコノールの297.4μg/ml、イブプロフ
エンの206.3μg/mlの濃度において強力な凝集抑
制作用を示した。 次に、本発明の実施例及び参考例を示す。 実施例 1 ウイテプゾールS55(ダイナミツトノーベル社
製)86.7gを加温溶融した。これにイブプロフエ
ンピコノール13.3gを加えて溶解させたのち、プ
ラスチツク製坐剤コンテナに1.5gずつ充填し、
ゆつくり冷却し、1個当り1.5gの坐剤を得た。 実施例 2 ウインテプゾールW35(ダイナミツクネーベル
社製)82.7g及び界面活性剤(ニツコールHCO
−60)3.0gを加え、加温溶融した。これにイブ
プロフエンピコノール13.3g及びリドカイン1.0
gを加えて溶解させたのち、アルミニウム製坐剤
コンテナに1.5gずつ充填し、ゆつくりと冷却し、
1個当り1.5gの坐剤を得た。 実施例 3 ウイテプゾールS55(ダイナミツトノーベル社
製)92.8gを加温溶融した。これにイブプロフエ
ンピコール6.7g、塩酸プロカイン0.3g及びヘキ
サクロロフエン0.2gを加え混合溶解したのち、
常法により製剤化し、1個当り1.5gの坐剤を得
た。 実施例 4 ウイテプゾールH15(ダイナミツクノーベル社
製)83.7g及び界面活性剤(ニツコールBC−
20TX)3.0gを加えて加温溶解した。これにイブ
プロフエンピコノール13.3gを加えて溶解させた
のち、常法により製剤化し、1個当り1.5gの坐
剤を得た。 実施例 5 ポリエチレングリコール(マクロゴール4000)
40.0g、ポリエチレングリコール(マクロゴール
1500)26.0g、ポリエチレングリコール(マクロ
ゴール6000)20.2g、界面活性剤(ニツコール
HC0−60)2.0g及びイブプロフエンピコノール
11.8gを加えて加温溶融したのち、常法により製
剤化し、1個当り1.7gの坐剤を得た。 実施例 6 ポリエチレングリコール(マクロゴール4000)
42.7g、ポリエチレングリコール(マクロゴール
6000)25.2g、ポリエチレングリコール(マクロ
ゴール1500)25.0gを加えて加温溶融した。これ
にイブプロフエンピコノール5.9g及びアミノ安
息香酸エチル1.2gを加えて溶解したのち、常法
により製剤化し、1個当り1.7gの坐剤を得た。 実施例 7 ミグリオール812(ダイナミツトノーベル社製)
90gにイブプロフエンピコノール10gを加え溶解
させたのち、ソフトゼラチン殻に1gずつ充填し
ソフトカプセルを得た。 実施例 8 イブプロフエンピコノール10g、白色ワセリン
11g、セタノール6.5gステアリンアルコール4.0
g及びポリオキシエチレンラウリルエーテル(ニ
ツコールBL−25)3.5gを取り、75℃で加熱溶融
した。別に精製水64.9g及びパラオキシ安息香酸
メチル0.1gを取り、75℃で加熱溶解した。撹拌
しながら油相部に水相部を加え常法によりクリー
ム剤を得た。 実施例 9 イブプロフエンピコノール5g、サラシミツロ
ウ4g、マイクロクリスタリンワツクス2g、流
動パラフイン(軽質)8g、白色ワセリン10g、
モノステアリン酸グリセリン(ニツコールMGS
−B)3g、ラウリン酸ヘキシル7g、モノステ
アリン酸ソルビタン(ニツコールSO−15)5.5g
を取り75℃で加熱溶融した。別に精製水55.4g及
びパラオキシ安息香酸メチル0.1gを取り75℃で
加熱溶解した。撹拌しながら油相部に水相部を加
え常法によりクリーム剤を得た。 実施例 10 イブプロフエンピコノール10g、白色ワセリン
76g、イソプロピルミリステート5g、モノステ
アリン酸グリセリン(ニツコールMGS−B)6
g、マイクロクリスタリンワツクス4gを混合し
75℃で加熱融解し、よく混合した。その後撹拌し
ながら30℃まで冷却し油性軟膏剤を得た。 実施例 11 イブプロフエンピコノール5g、白色ワセリン
40g、パラフイン10g、脱水ラノリン45gを混合
し75℃で加熱融解し、よく混合した。その後撹拌
しながら室温まで冷却し、油性軟膏剤を得た。 参考例 1 ウイテプゾールW35(ダイナミツクノーベル社
製)86.7gを加熱溶融した。これにイブプロフエ
ン13.3gを加えて溶解させたのち、プラスチツク
製坐剤コンテナに1.5gずつ充填し、ゆつくり冷
却し、1個当り1.5gの坐剤を得た。 発明の効果 本願発明の直腸投与製剤は、顕著な鎮痛作用及
び抗炎症作用を有し、直腸又は肛門疾患、あるい
は他の部位の疾患の治療剤として有用な薬剤であ
る。 更に、本願発明の直腸投与製剤は、有効成分が
油増のエステル対であるため、局所における不快
な刺激性及び損傷等の副作用を有せず安全性の高
い薬剤であるという効果を具備する。又、速やか
に局所部位に吸収され、薬効を示し、長時間局所
部に貯留し、徐々に血中に吸収され、薬物濃度も
急激にピークに達することもなく、緩和な作用で
持続効果が長いという効果も有する。更に、有効
成分が油状であるため取り扱い易いという効果、
並びに製剤設計上分散効率が高まり均一に製剤化
できるという効果並びに製剤中における結晶析出
がないところから、品質が安定であるという効果
も備えているものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 有効成分成分であるイブプロフエンピコノー
    ルと水酸基価50〜70の炭素数8〜18の飽和脂肪酸
    グリセリンエステル又は不飽和脂肪酸グリセリン
    エステルとを必須成分とすることを特徴とする直
    腸投与製剤。
JP12570084A 1984-06-18 1984-06-18 直腸投与製剤 Granted JPS6133111A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12570084A JPS6133111A (ja) 1984-06-18 1984-06-18 直腸投与製剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12570084A JPS6133111A (ja) 1984-06-18 1984-06-18 直腸投与製剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6133111A JPS6133111A (ja) 1986-02-17
JPH056525B2 true JPH056525B2 (ja) 1993-01-26

Family

ID=14916548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12570084A Granted JPS6133111A (ja) 1984-06-18 1984-06-18 直腸投与製剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6133111A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0724279D0 (en) * 2007-12-12 2008-01-23 Photocure Asa Use

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6133111A (ja) 1986-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0672422B1 (en) Antiinflammatory and analgesic transdermal gel containing Ketoprofen
US7138394B2 (en) Vehicle for topical delivery of anti-inflammatory compounds
JP4209467B2 (ja) 経口投与用製剤組成物
EP0072462B1 (en) Pharmaceutical preparations
IE850146L (en) Topical drug release system
JPH0656699A (ja) 新規な非ステロイド系抗炎症、鎮痛及び/又は解熱作用を有する物質及びそれらを含有する医薬品組成物
US20060241175A1 (en) Vehicle for topical delivery of anti-inflammatory compounds
EP0784975B1 (en) Use of acetylsalicylic acid in the manufacture of a drug for the treatment of skin injuries
KR19990044454A (ko) 지속성 직장 투여용 조성물
EP0493496A1 (en) Ibuprofen triturates and topical compositions containing same
JP3091285B2 (ja) 外用消炎鎮痛剤
EP1858556A1 (en) Vehicle for topical delivery of anti-inflammatory compounds
JP3420540B2 (ja) 坐剤用基剤及び坐剤
JP4124495B2 (ja) 局所麻酔組成物
JPH056525B2 (ja)
KR20020068385A (ko) 소양증 치료용 외용제
JPH0735330B2 (ja) 外用クリ−ム組成物
JPH101441A (ja) 局所麻酔組成物
JPH0735332B2 (ja) 外用クリ−ム製剤
JPH05246892A (ja) 消炎鎮痛外用剤
CA2500907A1 (en) Vehicle for topical delivery of anti-inflammatory compounds
BR112021008677A2 (pt) composições farmacêuticas tópicas de teriflunomida, processo de preparação e uso
JPH0276816A (ja) 外用剤
JP2000178192A (ja) 外用消炎鎮痛剤
JPH01249720A (ja) 座薬

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term