JPH0565540B2 - - Google Patents
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- JPH0565540B2 JPH0565540B2 JP59196353A JP19635384A JPH0565540B2 JP H0565540 B2 JPH0565540 B2 JP H0565540B2 JP 59196353 A JP59196353 A JP 59196353A JP 19635384 A JP19635384 A JP 19635384A JP H0565540 B2 JPH0565540 B2 JP H0565540B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyethylene terephthalate
- polyester
- resin composition
- acid
- weight
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、成形性の優れたポリエステル樹脂組
成物に関するものである。さらに詳しくは、結晶
化速度を向上させた成形用ポリエステル樹脂組成
物に関するものである。 従来の技術 ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレー
トは優れた性能を有し、繊維、フイルム、その他
成形品等の素材として有用であり、工業的に広く
用いられている。しかしながら、かかるポリエチ
レンテレフタレートは繊維やフイルム以外の配向
させない成形品として使用するには結晶化速度が
遅く、特に射出成形する場合には140℃を越える
金型温度で長時間にわたる冷却を必要とするとい
う欠点がある。 このような欠点を改良するために、従来より
種々の方法が提案されている。例えば、特公昭44
−7542号、特公昭48−4097号公報には、特にタル
クを代表例とする無機固形物粒子からなる結晶核
生成剤を配合する方法、有機カルボン酸のアルカ
リ金属塩を配合する方法が開示されている。これ
らいずれの方法においても、配合される結晶核生
成剤は、200℃付近の高い温度領域では結晶化速
度を速くする効果を有するものの、低い温度領域
ではかかる効果はほとんど認められない。 また、特公昭55−47058号公報には、ポリエチ
レンテレフタレートにガラス繊維、アイオノマー
及びネオペンチルグリコールベンゾエート等を配
合した組成物が示されている。このような配合組
成によつてポリエチレンテレフタレートの低温に
おける結晶化は促進されるが、この組成物からな
る成形材料を射出材料に供すると、金型キヤビテ
イにモールドデポジツトの発生が認められ、また
溶融温度を275℃以上にすると樹脂焼けが発生す
る。更には成形材料を通常のホツパードライヤで
乾燥する際、通常のポリエチレンテレフタレート
の乾燥温度110〜190℃で組成物中の成分が揮発す
る欠点を有しており、成形品の性能および取扱い
易さという面からはなお一層の改良が望まれるの
が現状である。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、従来のポリエチレンテレフタレート
を成形品として使用するときには、結晶化速度が
遅く、特に射出成形する場合には長時間にわたつ
て冷却を必要としたり、あるいは成形低温領域で
結晶化速度が遅いという従来の問題点をなくし、
結晶化速度を向上させた成形用ポリエステル樹脂
組成物を提供するようにしたものである。 問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記の如きポリエチレンテレフ
タレートの問題点を解消すべく鋭意研究の結果、
下記のような手段によつて本発明の樹脂組成物を
得るに到つた。 すなわち、本発明の係るポリエステル樹脂組成
物は、ポリエチレンテレフタレートもしくは少な
くとも80モル%以上のエチレンテレフタレート繰
返し単位を有するポリエステル100重量部(A)成分
に、アシルオキシ芳香族カルボン酸5〜75モル%
共重合した共重合ポリエチレンテレフタレート
0.5〜25重量部(B)成分を配合してなるポリエステ
ル樹脂組成物である。 本発明において用いられる(A)成分のポリエステ
ルとは、ポリエチレンテレフタレートもしくは少
なくとも80モル%以上、好ましくは90モル%以上
エチレンテレフタレート繰返し単位を含むポリエ
ステルであり、結晶性を損わない範囲において従
来公知の他の酸成分または/およびグリコール成
分を共重合してもよい。上述のポリエステルは通
常の製造方法、例えばテレフタル酸とエチレング
リコールとでエステル化反応を行い、続いて重縮
合反応を行うことにより製造できる。 本発明において用いられる(B)成分のアシルオキ
シ芳香族カルボン酸共重合ポリエステルとは、芳
香族ジカルボン酸を主たる酸成分とし、アルキレ
ングリコールを主たるグリコール成分としたポリ
エステルに、アシルオキシ芳香族カルボン酸を共
重合した共重合ポリエステルである。 ここで用いられるアシルオキシ芳香族カルボン
酸の例としては、p−アセトキシ安息香酸、m−
アセトキシ安息香酸、4−アセトキシ−3−メト
キシ安息香酸、4−アセトキシ−3−クロル安息
香酸、4−アセトキシ−3,5−ジクロル安息香
酸、P−(p−アセトキシフエニル)安息香酸及
びP−(p−アセトキシフエニルホニル)安息香
酸等が例示され、このうち特にp−アセトキシ安
息香酸が好ましい。 上記共重合化合物の共重合は5〜75モル%、好
ましくは10〜70モル%である。5モル%以下では
効果が少なく、75モル%を越えると溶融温度が高
くなり、良好に流動させることができず成形が非
常に難しくなる。また、上記共重合化合物を共重
合させた共重合ポリエチレンテレフタレートを製
造するには任意の方法が採用される。 通常、原料ポリエステルを所定量のアシルオキ
シ芳香族カルボン酸でアシドリシスした後、引続
いて減圧下で重縮合反応を完結すればよい。この
ようにして得られる共重合ポリエステルには、必
要に応じて更にテレフタル酸とエチレングリコー
ル以外の酸成分および/またはグリコール成分を
少量(通常20モル%以下)共重合してもよい。 本発明において(B)成分の共重合ポリエステルの
配合量は、配合による効果発現と過剰配合による
ポリエステル樹脂本来の優れた特性の喪失および
成形上の問題点(特に流動性の低下など)を考え
た場合、ポリエステル樹脂100重量部当り0.5〜25
重量部、好ましくは1.0〜20重量部である。この
配合量が0.5重量部より少ないときは、効果が十
分発現されず不満足な成形物しか得ることができ
ない。逆に20重量部を越える場合には、樹脂組成
物の溶融流動性が劣り、外観の良好な成形物を得
ることができず、更に発現効果は飽和に達しいた
ずらにポリエチレンテレフタレートの性能を損う
ばかりである。 本発明の樹脂組成物には、上記成分に加えて、
結晶核生成剤及び強化剤を配合してもよい。その
ような結晶核生成剤としては、例えばタルク、カ
オリン、マイカ等の無機固形物、ステアリン酸ナ
トリウム、酢酸ナトリウム、テレフタル酸リチウ
ム等のモノカルボン酸またはジカルボン酸があ
る。 強化剤としては、例えばガラス繊維、カーボン
繊維、アスベスト繊維等の繊維状物質を示すこと
ができる。 これらの結晶核生成剤及び強化剤は上記樹脂組
成物を併用することによつて、本発明に係る樹脂
組成物よりなる成形品に形状安定性を付与する効
果を持つと同時に耐熱性や機械特性の向上といつ
た効果を発現する。 本発明の樹脂組成物は、通常行われている任意
の方法によつて製造することができる。例えばポ
リエステルと結晶核生成剤と強化剤を混合機中で
混合し、乾燥した後、押出機により溶融押出後、
成形時に(B)成分をドライブレンドしてもよいし、
また、全成分を乾燥混合した後、押出機により溶
融押出してもよい。 本発明の樹脂組成物には、用途、目的に応じて
従来一般的に使用されている種々の添加剤、例え
ば酸化安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型剤、難
燃剤、帯電防止剤、着色剤等を配合してもよい。 以上のようにして得られるポリエステル樹脂組
成物は、結晶化速度が大きく、低温成形をも可能
にする利点を有する。 なお、特開昭55−106222号公報には、オキシ芳
香族カルボン酸で変性したポリアルキレンテレフ
タレートの製法が示され、これを他のポリエステ
ルと混合してもよい旨の記載があるが、本発明の
目的を達するには、変性剤としてアシルオキシ芳
香族カルボン酸を用いる必要がある。また、特開
昭49−72393号公報には、アルキルカルボニルオ
キシ芳香族カルボン酸を変性剤とする共重合ポリ
エステルの製造方法が示されているが、本発明の
構成および効果を示唆する記載はない。 実施例 以下、本発明を実施例および比較例によりさら
に詳細に説明するが、本発明の技術範囲はこれら
の実施例により限定されるものでないことはいう
までもない。 なお、 (1) 実施例中〔η〕はフエノール/テトラクロル
エタン(6/4重量比)混合溶媒溶液により30
℃で測定したときのポリマーの固有粘度であ
る。 (2) 結晶化速度の測定は、この業界で周知の差動
熱量計(パーキンエルマー社製2型を使用)に
より行つた。測定法は溶融押出後、冷却水で急
冷固化した試料約10mgを秤り取り、16℃/分の
昇温速度で測定して得られる結晶化発熱ピーク
の頂点温度(Tc1)と溶解吸熱ピークに頂点温
度(Tm)、更に300℃で10分間保持した後、16
℃/分の降温速度で測定して得られる結晶化発
熱ピークの頂点温度(Tc2)をもつて示した。
また、降温結晶化発熱ピークの高さbとベース
ラインでのピークの幅aとの比をb/aで示し
た。 Tc1は温度が低い程、Tc2は温度が高い程、
b/aは大きい程結晶化速度が大きいと考えら
れる。 実施例1〜7、比較例1〜5 〔η〕=0.68のポリエチレンテレフタレート100
重量部に対し、表−1に示すアシルオキシ芳香族
カルボン酸共重合ポリエチレンテレフタレートを
所定量ドライブレンドした後、130℃、5時間減
圧乾燥し、次いでこれを35mmφベント式二軸押出
機を用いてシリンダー温度270−280−280℃で溶
融混合し、得られたストランドを水冷後カツテイ
ングしペレツトとした。このペレツトを前記した
方法で結晶化挙動を測定した。その結果を表−1
に示す。 更に、実施例および比較例で得られたポリエス
テル樹脂組成物100重量部に対し、タルク(「MS
タイプ」日本タルク(株))1重量部、長さ3mmガラ
スチヨツプストランド(「MA 429S」旭フアイバ
ーグラス(株))45重量部計量後、回転式ドラムブレ
ンダーで混合した。次いで、これを35mmφベント
式二軸押出機を用いてシリンダー温度270−280−
280℃で溶融混合し、得られたストランドを水冷
後カツテイングしペレツトとした。得られたペレ
ツトを130℃、5時間減圧乾燥後、射出成形機
(東洋機械金属(株)製PLASTAR S−50)にてバ
レル温度270−280−280℃、射出圧力300〜500
Kg/cm2、冷却時間15秒、成形サイクル30秒及び金
型温度100℃の条件でASTM1号ダンベル試験片
を成形した。 表面光沢は試験片表面の観察で判定し、離型性
は連続50シヨツトの金型からの突出しによる落下
率で表した。また、曲げ強度はASTM D790に
準じて測定した。その結果を表−2に表す(記号
T〜Xは比較例である)。 表−1において、アシルオキシ芳香族カルボン
酸共重合ポリエステルは以下のようにして合成し
た。 〔η〕=0.85のポリエチレンテレフタレートと
所定の共重合量になるアシルオキシ芳香族カルボ
ン酸を常圧下、温度270℃、2時間加熱攪拌して
アシドリシス化を進め、脱酢酸が理論量の97%に
達した時点で重縮合反応槽へ窒素圧にて移送し、
温度280℃、圧力0.1mmHgで12時間重縮合反応を
行いペレツト化した。
成物に関するものである。さらに詳しくは、結晶
化速度を向上させた成形用ポリエステル樹脂組成
物に関するものである。 従来の技術 ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレー
トは優れた性能を有し、繊維、フイルム、その他
成形品等の素材として有用であり、工業的に広く
用いられている。しかしながら、かかるポリエチ
レンテレフタレートは繊維やフイルム以外の配向
させない成形品として使用するには結晶化速度が
遅く、特に射出成形する場合には140℃を越える
金型温度で長時間にわたる冷却を必要とするとい
う欠点がある。 このような欠点を改良するために、従来より
種々の方法が提案されている。例えば、特公昭44
−7542号、特公昭48−4097号公報には、特にタル
クを代表例とする無機固形物粒子からなる結晶核
生成剤を配合する方法、有機カルボン酸のアルカ
リ金属塩を配合する方法が開示されている。これ
らいずれの方法においても、配合される結晶核生
成剤は、200℃付近の高い温度領域では結晶化速
度を速くする効果を有するものの、低い温度領域
ではかかる効果はほとんど認められない。 また、特公昭55−47058号公報には、ポリエチ
レンテレフタレートにガラス繊維、アイオノマー
及びネオペンチルグリコールベンゾエート等を配
合した組成物が示されている。このような配合組
成によつてポリエチレンテレフタレートの低温に
おける結晶化は促進されるが、この組成物からな
る成形材料を射出材料に供すると、金型キヤビテ
イにモールドデポジツトの発生が認められ、また
溶融温度を275℃以上にすると樹脂焼けが発生す
る。更には成形材料を通常のホツパードライヤで
乾燥する際、通常のポリエチレンテレフタレート
の乾燥温度110〜190℃で組成物中の成分が揮発す
る欠点を有しており、成形品の性能および取扱い
易さという面からはなお一層の改良が望まれるの
が現状である。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、従来のポリエチレンテレフタレート
を成形品として使用するときには、結晶化速度が
遅く、特に射出成形する場合には長時間にわたつ
て冷却を必要としたり、あるいは成形低温領域で
結晶化速度が遅いという従来の問題点をなくし、
結晶化速度を向上させた成形用ポリエステル樹脂
組成物を提供するようにしたものである。 問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記の如きポリエチレンテレフ
タレートの問題点を解消すべく鋭意研究の結果、
下記のような手段によつて本発明の樹脂組成物を
得るに到つた。 すなわち、本発明の係るポリエステル樹脂組成
物は、ポリエチレンテレフタレートもしくは少な
くとも80モル%以上のエチレンテレフタレート繰
返し単位を有するポリエステル100重量部(A)成分
に、アシルオキシ芳香族カルボン酸5〜75モル%
共重合した共重合ポリエチレンテレフタレート
0.5〜25重量部(B)成分を配合してなるポリエステ
ル樹脂組成物である。 本発明において用いられる(A)成分のポリエステ
ルとは、ポリエチレンテレフタレートもしくは少
なくとも80モル%以上、好ましくは90モル%以上
エチレンテレフタレート繰返し単位を含むポリエ
ステルであり、結晶性を損わない範囲において従
来公知の他の酸成分または/およびグリコール成
分を共重合してもよい。上述のポリエステルは通
常の製造方法、例えばテレフタル酸とエチレング
リコールとでエステル化反応を行い、続いて重縮
合反応を行うことにより製造できる。 本発明において用いられる(B)成分のアシルオキ
シ芳香族カルボン酸共重合ポリエステルとは、芳
香族ジカルボン酸を主たる酸成分とし、アルキレ
ングリコールを主たるグリコール成分としたポリ
エステルに、アシルオキシ芳香族カルボン酸を共
重合した共重合ポリエステルである。 ここで用いられるアシルオキシ芳香族カルボン
酸の例としては、p−アセトキシ安息香酸、m−
アセトキシ安息香酸、4−アセトキシ−3−メト
キシ安息香酸、4−アセトキシ−3−クロル安息
香酸、4−アセトキシ−3,5−ジクロル安息香
酸、P−(p−アセトキシフエニル)安息香酸及
びP−(p−アセトキシフエニルホニル)安息香
酸等が例示され、このうち特にp−アセトキシ安
息香酸が好ましい。 上記共重合化合物の共重合は5〜75モル%、好
ましくは10〜70モル%である。5モル%以下では
効果が少なく、75モル%を越えると溶融温度が高
くなり、良好に流動させることができず成形が非
常に難しくなる。また、上記共重合化合物を共重
合させた共重合ポリエチレンテレフタレートを製
造するには任意の方法が採用される。 通常、原料ポリエステルを所定量のアシルオキ
シ芳香族カルボン酸でアシドリシスした後、引続
いて減圧下で重縮合反応を完結すればよい。この
ようにして得られる共重合ポリエステルには、必
要に応じて更にテレフタル酸とエチレングリコー
ル以外の酸成分および/またはグリコール成分を
少量(通常20モル%以下)共重合してもよい。 本発明において(B)成分の共重合ポリエステルの
配合量は、配合による効果発現と過剰配合による
ポリエステル樹脂本来の優れた特性の喪失および
成形上の問題点(特に流動性の低下など)を考え
た場合、ポリエステル樹脂100重量部当り0.5〜25
重量部、好ましくは1.0〜20重量部である。この
配合量が0.5重量部より少ないときは、効果が十
分発現されず不満足な成形物しか得ることができ
ない。逆に20重量部を越える場合には、樹脂組成
物の溶融流動性が劣り、外観の良好な成形物を得
ることができず、更に発現効果は飽和に達しいた
ずらにポリエチレンテレフタレートの性能を損う
ばかりである。 本発明の樹脂組成物には、上記成分に加えて、
結晶核生成剤及び強化剤を配合してもよい。その
ような結晶核生成剤としては、例えばタルク、カ
オリン、マイカ等の無機固形物、ステアリン酸ナ
トリウム、酢酸ナトリウム、テレフタル酸リチウ
ム等のモノカルボン酸またはジカルボン酸があ
る。 強化剤としては、例えばガラス繊維、カーボン
繊維、アスベスト繊維等の繊維状物質を示すこと
ができる。 これらの結晶核生成剤及び強化剤は上記樹脂組
成物を併用することによつて、本発明に係る樹脂
組成物よりなる成形品に形状安定性を付与する効
果を持つと同時に耐熱性や機械特性の向上といつ
た効果を発現する。 本発明の樹脂組成物は、通常行われている任意
の方法によつて製造することができる。例えばポ
リエステルと結晶核生成剤と強化剤を混合機中で
混合し、乾燥した後、押出機により溶融押出後、
成形時に(B)成分をドライブレンドしてもよいし、
また、全成分を乾燥混合した後、押出機により溶
融押出してもよい。 本発明の樹脂組成物には、用途、目的に応じて
従来一般的に使用されている種々の添加剤、例え
ば酸化安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型剤、難
燃剤、帯電防止剤、着色剤等を配合してもよい。 以上のようにして得られるポリエステル樹脂組
成物は、結晶化速度が大きく、低温成形をも可能
にする利点を有する。 なお、特開昭55−106222号公報には、オキシ芳
香族カルボン酸で変性したポリアルキレンテレフ
タレートの製法が示され、これを他のポリエステ
ルと混合してもよい旨の記載があるが、本発明の
目的を達するには、変性剤としてアシルオキシ芳
香族カルボン酸を用いる必要がある。また、特開
昭49−72393号公報には、アルキルカルボニルオ
キシ芳香族カルボン酸を変性剤とする共重合ポリ
エステルの製造方法が示されているが、本発明の
構成および効果を示唆する記載はない。 実施例 以下、本発明を実施例および比較例によりさら
に詳細に説明するが、本発明の技術範囲はこれら
の実施例により限定されるものでないことはいう
までもない。 なお、 (1) 実施例中〔η〕はフエノール/テトラクロル
エタン(6/4重量比)混合溶媒溶液により30
℃で測定したときのポリマーの固有粘度であ
る。 (2) 結晶化速度の測定は、この業界で周知の差動
熱量計(パーキンエルマー社製2型を使用)に
より行つた。測定法は溶融押出後、冷却水で急
冷固化した試料約10mgを秤り取り、16℃/分の
昇温速度で測定して得られる結晶化発熱ピーク
の頂点温度(Tc1)と溶解吸熱ピークに頂点温
度(Tm)、更に300℃で10分間保持した後、16
℃/分の降温速度で測定して得られる結晶化発
熱ピークの頂点温度(Tc2)をもつて示した。
また、降温結晶化発熱ピークの高さbとベース
ラインでのピークの幅aとの比をb/aで示し
た。 Tc1は温度が低い程、Tc2は温度が高い程、
b/aは大きい程結晶化速度が大きいと考えら
れる。 実施例1〜7、比較例1〜5 〔η〕=0.68のポリエチレンテレフタレート100
重量部に対し、表−1に示すアシルオキシ芳香族
カルボン酸共重合ポリエチレンテレフタレートを
所定量ドライブレンドした後、130℃、5時間減
圧乾燥し、次いでこれを35mmφベント式二軸押出
機を用いてシリンダー温度270−280−280℃で溶
融混合し、得られたストランドを水冷後カツテイ
ングしペレツトとした。このペレツトを前記した
方法で結晶化挙動を測定した。その結果を表−1
に示す。 更に、実施例および比較例で得られたポリエス
テル樹脂組成物100重量部に対し、タルク(「MS
タイプ」日本タルク(株))1重量部、長さ3mmガラ
スチヨツプストランド(「MA 429S」旭フアイバ
ーグラス(株))45重量部計量後、回転式ドラムブレ
ンダーで混合した。次いで、これを35mmφベント
式二軸押出機を用いてシリンダー温度270−280−
280℃で溶融混合し、得られたストランドを水冷
後カツテイングしペレツトとした。得られたペレ
ツトを130℃、5時間減圧乾燥後、射出成形機
(東洋機械金属(株)製PLASTAR S−50)にてバ
レル温度270−280−280℃、射出圧力300〜500
Kg/cm2、冷却時間15秒、成形サイクル30秒及び金
型温度100℃の条件でASTM1号ダンベル試験片
を成形した。 表面光沢は試験片表面の観察で判定し、離型性
は連続50シヨツトの金型からの突出しによる落下
率で表した。また、曲げ強度はASTM D790に
準じて測定した。その結果を表−2に表す(記号
T〜Xは比較例である)。 表−1において、アシルオキシ芳香族カルボン
酸共重合ポリエステルは以下のようにして合成し
た。 〔η〕=0.85のポリエチレンテレフタレートと
所定の共重合量になるアシルオキシ芳香族カルボ
ン酸を常圧下、温度270℃、2時間加熱攪拌して
アシドリシス化を進め、脱酢酸が理論量の97%に
達した時点で重縮合反応槽へ窒素圧にて移送し、
温度280℃、圧力0.1mmHgで12時間重縮合反応を
行いペレツト化した。
【表】
【表】
【表】
発明の効果
本発明によつて得られるポリエステル樹脂組成
物は、従来のポリエステル樹脂組成物に比較して
結晶化速度が大きく、低温領域での成形加工を可
能にし、かつ優れた表面光沢を有する成形品の提
供を可能にするものであり、成形材料として極め
て高い可能性を有するものである。
物は、従来のポリエステル樹脂組成物に比較して
結晶化速度が大きく、低温領域での成形加工を可
能にし、かつ優れた表面光沢を有する成形品の提
供を可能にするものであり、成形材料として極め
て高い可能性を有するものである。
Claims (1)
- 1 ポリエチレンテレフタレートもしくは少なく
とも80モル%以上のエチレンテレフタレート繰返
し単位を有するポリエステル100重量部に、アシ
ルオキシ芳香族カルボン酸を5〜75モル%共重合
した共重合ポリエチレンテレフタレート0.5〜25
重量部を配合してなるポリエステル樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19635384A JPS6173761A (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 | ポリエステル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19635384A JPS6173761A (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 | ポリエステル樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6173761A JPS6173761A (ja) | 1986-04-15 |
| JPH0565540B2 true JPH0565540B2 (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=16356426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19635384A Granted JPS6173761A (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 | ポリエステル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6173761A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0721108B2 (ja) * | 1987-08-14 | 1995-03-08 | ポリプラスチックス株式会社 | ポリエステル樹脂組成物 |
| KR930000777B1 (ko) * | 1987-11-20 | 1993-02-04 | 주식회사 삼양사 | 폴리에스테르 수지조성물 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3208440A1 (de) * | 1982-03-09 | 1983-09-15 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verstaerkte polyalkylenterephthalate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung von formkoerpern |
-
1984
- 1984-09-19 JP JP19635384A patent/JPS6173761A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6173761A (ja) | 1986-04-15 |
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