JPH0566005B2 - - Google Patents
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- JPH0566005B2 JPH0566005B2 JP1037525A JP3752589A JPH0566005B2 JP H0566005 B2 JPH0566005 B2 JP H0566005B2 JP 1037525 A JP1037525 A JP 1037525A JP 3752589 A JP3752589 A JP 3752589A JP H0566005 B2 JPH0566005 B2 JP H0566005B2
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- aluminum foil
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- acid
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Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は電解コンデンサ用アルミニウム箔の
製造方法に関し、さらに詳しく言えば、アルミニ
ウム箔を化成するに先立つて行われる水和処理に
関するものである。 〔従来の技術〕 電解コンデンサの陽極として使用される電極
箔、例えば平滑なアルミニウム箔やエツチングに
より表面積が拡大されたアルミニウム箔は、これ
に陽極酸化皮膜を形成する化成処理に先立つて水
和処理が施される。 水和処理は、アルミニウム箔の表面に水酸化皮
膜を形成させることを目的とするものであるが、
通常はアルミニウム箔を高温の純水中に浸漬する
ことによつて行われる。 〔発明が解決しようとする課題〕 これによれば、化成時の使用電気量が節約さ
れ、また、静電容量も増大される。しかしなが
ら、耐電圧が低い場合には良好な結果が得られ
ず、約150V以上の場合にのみ有用であるという
制約があつた。 そこで、純水中に微量の硅酸アルカリを添加し
て水和処理することが提案された(例えば、特公
昭57−6250号公報参照)。この方法によると、使
用電圧の低いものに対してまでも水和処理が有用
とされるが、tanδ(損失角の正接)、漏れ電流につ
いては特に改善されない。 〔課題を解決するための手段〕 上記の課題を解決するため、この発明において
は、アルミニウム箔に酸化皮膜を形成する化成処
理を行うに先立つて、同アルミニウム箔をアミン
と酸を添加した水溶液中において熱水処理するこ
とを特徴としている。この場合、熱水の温度とし
ては90℃以上が好ましい。 これによれば、使用電圧の低いものまでに対し
ても、化成時の使用電気量の節約、静電容量の増
大はもとより、tanδおよび漏れ電流が低下され
る。 なお、アミン濃度は0.005〜0.1mol/lである
ことが好ましい。使用し得るアミンとしては、エ
チルアミン、ジエチルアミン、トリエタノールア
ミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、ブチ
ルアミンなどが挙げられる。また、使用し得る酸
としては、酢酸、安息香酸、硼酸などである。さ
らに、水溶液のPHは5〜9の範囲が好ましい。 〔実施例〕 実施例 1 (A) 前処理;エチルアミンと酢酸とを添加して、
アミン濃度0.01mol/l、PH6とした水溶液
(液温98℃以上)に、アルミニウム箔を9分間
浸漬して熱水処理した。 (B) 化成処理;硼酸17%、硼安0.05%を含む化成
液(液温85℃)中において、電流密度10mA/
cm2、380Vの化成電圧を40分印加した。 (C) 減極処理;PH9のアンモニア水(液温70℃)
中に3分間浸漬した。 (D) 熱処理;500℃の加熱雰囲気中に2分間放置
した。 (E) 再化成;上記(B)と同じ。ただし、印加時間は
13分。 (F) 減極処理;上記(C)と同じ。 (G) 熱処理;上記(D)と同じ。 (H) 再化成;上記(E)と同じ。 (I) 後処理;PH6.5のリン酸、アンモニア混合水
溶液(液温30℃)中に4分間浸漬した。 実施例 2 (A) 前処理;エチルアミンと安息香酸とを添加し
て、アミン濃度0.01mol/l、PH6とした水溶
液(液温98℃以上)にアルミニウム箔を9分間
浸漬して熱水処理した。以後の(B)〜(I)までの工
程は上記実施例1と同じ。 実施例 3 (A) 前処理;エチルアミンと硼酸とを添加して、
アミン濃度0.01mol/l、PH6とした水溶液
(液温98℃以上)にアルミニウム箔を9分間浸
漬して熱水処理した。以後の(B)〜(I)までの工程
は上記実施例1と同じ。 実施例 4 (A) 前処理;ジエチルアミンと酢酸とを添加し
て、アミン濃度0.01mol/、PH6とした水溶液
(液温98℃以上)にアルミニウム箔を9分間浸
漬して熱水処理した。以後の(B)〜(I)までの工程
は上記実施例1と同じ。 実施例 5 (A) 前処理;トリエタールアミンと酢酸とを添加
して、アミン濃度0.01mol/l、PH6とした水
溶液(液温98℃以上)にアルミニウム箔を9分
間浸漬して熱水処理した。以後の(B)〜(I)までの
工程は上記実施例1と同じ。 比較例 1 (A) 前処理;アルミニウム箔を純水(液温98℃以
上)中に9分間浸漬して熱水処理した。以後の
(B)〜(I)までの工程は上記実施例1と同じ。 比較例 2 (A) 前処理;アルミニウム箔を硅酸アルカリを硅
素濃度にして0.1%含む熱水(液温98℃以上)
中に9分間浸漬して熱水処理した。以後の(B)〜
(I)までの工程は上記実施例1と同じ。 上記実施例1〜5および比較例1、2にて得ら
れたアルミニウム化成箔(15×270mm)を陽極と
して、定格250V、30μFの電解コンデンサを試作
し、その静電容量、tanδおよび漏れ電流を測定し
た結果を次表に示す。
製造方法に関し、さらに詳しく言えば、アルミニ
ウム箔を化成するに先立つて行われる水和処理に
関するものである。 〔従来の技術〕 電解コンデンサの陽極として使用される電極
箔、例えば平滑なアルミニウム箔やエツチングに
より表面積が拡大されたアルミニウム箔は、これ
に陽極酸化皮膜を形成する化成処理に先立つて水
和処理が施される。 水和処理は、アルミニウム箔の表面に水酸化皮
膜を形成させることを目的とするものであるが、
通常はアルミニウム箔を高温の純水中に浸漬する
ことによつて行われる。 〔発明が解決しようとする課題〕 これによれば、化成時の使用電気量が節約さ
れ、また、静電容量も増大される。しかしなが
ら、耐電圧が低い場合には良好な結果が得られ
ず、約150V以上の場合にのみ有用であるという
制約があつた。 そこで、純水中に微量の硅酸アルカリを添加し
て水和処理することが提案された(例えば、特公
昭57−6250号公報参照)。この方法によると、使
用電圧の低いものに対してまでも水和処理が有用
とされるが、tanδ(損失角の正接)、漏れ電流につ
いては特に改善されない。 〔課題を解決するための手段〕 上記の課題を解決するため、この発明において
は、アルミニウム箔に酸化皮膜を形成する化成処
理を行うに先立つて、同アルミニウム箔をアミン
と酸を添加した水溶液中において熱水処理するこ
とを特徴としている。この場合、熱水の温度とし
ては90℃以上が好ましい。 これによれば、使用電圧の低いものまでに対し
ても、化成時の使用電気量の節約、静電容量の増
大はもとより、tanδおよび漏れ電流が低下され
る。 なお、アミン濃度は0.005〜0.1mol/lである
ことが好ましい。使用し得るアミンとしては、エ
チルアミン、ジエチルアミン、トリエタノールア
ミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、ブチ
ルアミンなどが挙げられる。また、使用し得る酸
としては、酢酸、安息香酸、硼酸などである。さ
らに、水溶液のPHは5〜9の範囲が好ましい。 〔実施例〕 実施例 1 (A) 前処理;エチルアミンと酢酸とを添加して、
アミン濃度0.01mol/l、PH6とした水溶液
(液温98℃以上)に、アルミニウム箔を9分間
浸漬して熱水処理した。 (B) 化成処理;硼酸17%、硼安0.05%を含む化成
液(液温85℃)中において、電流密度10mA/
cm2、380Vの化成電圧を40分印加した。 (C) 減極処理;PH9のアンモニア水(液温70℃)
中に3分間浸漬した。 (D) 熱処理;500℃の加熱雰囲気中に2分間放置
した。 (E) 再化成;上記(B)と同じ。ただし、印加時間は
13分。 (F) 減極処理;上記(C)と同じ。 (G) 熱処理;上記(D)と同じ。 (H) 再化成;上記(E)と同じ。 (I) 後処理;PH6.5のリン酸、アンモニア混合水
溶液(液温30℃)中に4分間浸漬した。 実施例 2 (A) 前処理;エチルアミンと安息香酸とを添加し
て、アミン濃度0.01mol/l、PH6とした水溶
液(液温98℃以上)にアルミニウム箔を9分間
浸漬して熱水処理した。以後の(B)〜(I)までの工
程は上記実施例1と同じ。 実施例 3 (A) 前処理;エチルアミンと硼酸とを添加して、
アミン濃度0.01mol/l、PH6とした水溶液
(液温98℃以上)にアルミニウム箔を9分間浸
漬して熱水処理した。以後の(B)〜(I)までの工程
は上記実施例1と同じ。 実施例 4 (A) 前処理;ジエチルアミンと酢酸とを添加し
て、アミン濃度0.01mol/、PH6とした水溶液
(液温98℃以上)にアルミニウム箔を9分間浸
漬して熱水処理した。以後の(B)〜(I)までの工程
は上記実施例1と同じ。 実施例 5 (A) 前処理;トリエタールアミンと酢酸とを添加
して、アミン濃度0.01mol/l、PH6とした水
溶液(液温98℃以上)にアルミニウム箔を9分
間浸漬して熱水処理した。以後の(B)〜(I)までの
工程は上記実施例1と同じ。 比較例 1 (A) 前処理;アルミニウム箔を純水(液温98℃以
上)中に9分間浸漬して熱水処理した。以後の
(B)〜(I)までの工程は上記実施例1と同じ。 比較例 2 (A) 前処理;アルミニウム箔を硅酸アルカリを硅
素濃度にして0.1%含む熱水(液温98℃以上)
中に9分間浸漬して熱水処理した。以後の(B)〜
(I)までの工程は上記実施例1と同じ。 上記実施例1〜5および比較例1、2にて得ら
れたアルミニウム化成箔(15×270mm)を陽極と
して、定格250V、30μFの電解コンデンサを試作
し、その静電容量、tanδおよび漏れ電流を測定し
た結果を次表に示す。
【表】
以上説明したように、この発明によれば、アル
ミニウム箔をアミンと酸を添加した水溶液中にお
いて熱水処理することにより、その後に行われる
化成処理時における使用電気量の節約、静電容量
の増大、tanδ(電気損失角)および漏れ電流の低
下が達成される。
ミニウム箔をアミンと酸を添加した水溶液中にお
いて熱水処理することにより、その後に行われる
化成処理時における使用電気量の節約、静電容量
の増大、tanδ(電気損失角)および漏れ電流の低
下が達成される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アルミニウム箔に酸化皮膜を形成する化成処
理を行うに先立つて、同アルミニウム箔をアミン
と酸を添加した水溶液中において熱水処理するこ
とを特徴とする電解コンデンサ用アルミニウム箔
の製造方法。 2 上記水溶液中におけるアミンの濃度は、
0.005〜0.1mol/lである請求項1記載の電解コ
ンデンサ用アルミニウム箔の製造方法。 3 上記水溶液中に添加されるアミンは、エチル
アミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミ
ン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、ブチル
アミンから選ばれる請求項1または2記載の電解
コンデンサ用アルミニウム箔の製造方法。 4 上記酸は、酢酸、安息香酸、硼酸から選ばれ
る請求項1記載の電解コンデンサ用アルミニウム
箔の製造方法。 5 上記水溶液のPHは、5〜9である請求項1記
載の電解コンデンサ用アルミニウム箔の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1037525A JPH02216811A (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | 電解コンデンサ用アルミニウム箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1037525A JPH02216811A (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | 電解コンデンサ用アルミニウム箔の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02216811A JPH02216811A (ja) | 1990-08-29 |
| JPH0566005B2 true JPH0566005B2 (ja) | 1993-09-20 |
Family
ID=12499958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1037525A Granted JPH02216811A (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | 電解コンデンサ用アルミニウム箔の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02216811A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110073455A (zh) * | 2016-11-18 | 2019-07-30 | 日本轻金属株式会社 | 铝电解电容器用电极的制造方法 |
| TWI811289B (zh) * | 2018-03-16 | 2023-08-11 | 日商日本輕金屬股份有限公司 | 鋁電解電容器用電極之製造方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06275473A (ja) * | 1993-03-19 | 1994-09-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アルミ電解コンデンサ用陽極箔の製造方法 |
| JP2007053292A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Nichicon Corp | 固体電解コンデンサおよびその製造方法 |
| JP6650298B2 (ja) * | 2015-06-29 | 2020-02-19 | 日本軽金属株式会社 | アルミニウム電解コンデンサ用電極の製造方法 |
-
1989
- 1989-02-17 JP JP1037525A patent/JPH02216811A/ja active Granted
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110073455A (zh) * | 2016-11-18 | 2019-07-30 | 日本轻金属株式会社 | 铝电解电容器用电极的制造方法 |
| CN110073455B (zh) * | 2016-11-18 | 2021-03-19 | 日本轻金属株式会社 | 铝电解电容器用电极的制造方法 |
| US11094472B2 (en) | 2016-11-18 | 2021-08-17 | Nippon Light Metal Company, Ltd. | Method for producing electrode for aluminum electrolytic capacitor |
| TWI811289B (zh) * | 2018-03-16 | 2023-08-11 | 日商日本輕金屬股份有限公司 | 鋁電解電容器用電極之製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02216811A (ja) | 1990-08-29 |
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