JPH0576465B2 - - Google Patents

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JPH0576465B2
JPH0576465B2 JP11539385A JP11539385A JPH0576465B2 JP H0576465 B2 JPH0576465 B2 JP H0576465B2 JP 11539385 A JP11539385 A JP 11539385A JP 11539385 A JP11539385 A JP 11539385A JP H0576465 B2 JPH0576465 B2 JP H0576465B2
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JP
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methylalanine
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hydrochloric acid
dimethoxyphenyl
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JP11539385A
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Ryoichi Hasegawa
Hiroaki Oono
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は3−(3,4−ジヒドロキシフエニル)
−2−メチルアラニンの製造法に関する。更に詳
しくは3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−
メチルアラニンから3−(3,4−ジヒドロキシ
フエニル)−2−メチルアラニンを製造する方法
に関する。
従来の技術 3−(3,4−ジヒドロキシフエニル)−2−メ
チルアラニンはそのL−体(一般名L−α−メチ
ルドパ)が血圧降下作用を有する医薬品として使
用されている。
3−(3,4−ジヒドロキシフエニル)−2−メ
チルアラニンの製造法としては2−アミノ−3−
(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチルプロ
ピオニトリルをハロゲン化水素酸で加水分解脱メ
チル化して得る方法が特公昭41−2897によつて公
知である。例えば特公昭41−2897の方法ではハロ
ゲン化水素酸として塩化水素を飽和させた濃塩酸
又は14倍モルの臭化水素酸が用いられている。そ
して反応終了後、減圧下でハロゲン化水素酸を留
去し、かなり濃縮したところでニトリルの加水分
解により発生したハロゲン化アンモンを別し、
さらに濃縮してその濃縮液にアンモニアを加え3
−(3,4−ジヒドロキシフエニル)−2−メチル
アラニンを単離している。
発明が解決しようとする問題点 高濃度の塩酸を脱メチル化剤として用いた場合
には140℃というような高温が必要であり、この
ような高温での反応においては当然のことながら
耐酸性のオートクレブの使用が不可欠である。又
臭化水素酸を用いた場合は常圧での反応が可能に
なるというものの臭化水素酸の作用が強い為反応
が急激に進行し副反応をおこしやすくなる。その
結果目的物の収率が低下すると同時に目的物の着
色が大きくなる。又臭化水素酸を大量に用いるこ
とは原料費、臭化水素酸の回収に要する時間等を
考慮すると好ましいことではない。
以上の理由により生産効率の低下、コストアツ
プの原因となるオートクレブを用いることなく、
又最小限の臭化水素酸を使用するだけで収率よく
着色度の小さい3−(3,4−ジヒドロキシフエ
ニル)−2−メチルアラニンを製造する方法の開
発が望まれている。
問題を解決する為の手段 本発明者等は前記のような問題点を解決すべく
鋭意研究を重ねた結果本発明に至つたものであ
る。即ち本発明の第1の発明は3−(3,4−ジ
メトキシフエニル)−2−メチルアラニンに濃塩
酸中、1.5〜5倍モルの臭化水素を用いて脱メチ
ル化することを特徴とする3−(3,4−ジヒド
ロキシフエニル)−2−メチルアラニンの製造法
を、又第2の発明は2−アミノ−3−(3,4−
ジメトキシフエニル)−2−メチルプロピオニト
リルを濃塩酸により加水分解し、引き続き生成物
を分離することなく1.5〜5.0倍モルの臭化水素を
用いて脱メチル化することを特徴とする3−(3,
4−ジヒドロキシフエニル)−2−メチルアラニ
ンの製造法を提供するものである。
濃塩酸中で3−(3,4−ジメトキシフエニル)
−2−メチルアラニンのフエニル基についたメト
キシ基を脱メチル化する反応は常圧下の沸点
(105〜108℃)にては極めて遅く、約40時間還流
下で反応を行つても3−(3,4−ジヒドロキシ
フエニル)−2−メチルアラニンの生成率は50%
以下である。又臭化水素酸で脱メチル化反応を行
つた場合は前記したように副反応が起り生成物の
着色が激しい。本発明者等はこのような塩酸と臭
化水素酸の反応性のちがいに着目し3−(3,4
−ジヒドロキシフエニル)−2−メチルアラニン
の収量、純度に与える塩酸、臭化水素酸の使用量
について鋭意研究した結果、濃塩酸及び特定量即
ち1.5〜5.0倍モルの臭化水素を用いたときに特に
良好な収量、純度を与えることを見出したもので
あり前記の使用量より臭化水素の使用量が少ない
と反応が極端に遅くなり又逆に5.0倍モルより臭
化水素の使用量が多くなると純度が悪くなり着色
が激しくなる。本発明における目的化合物は医薬
品である為製品の着色はその商品価値を損うこと
になるので特にさける必要がある。
本発明の方法について詳細に説明する。
本発明の製造法で用いられる2−アミノ−3
(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチルアニ
リンは2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチルプロピオニトリルを塩酸等
により加水分解して製造されるものであるが通常
はDL−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチルプロピオニトリルをd−酒
石酸を分割剤として光学分割したものに塩酸を加
えて加水分解してえたD−2−アミノ−3−(3,
4−ジメトキシフエニル)−2−メチルアラニン
又はL−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシ
フエニル)−2−メチルアラニンが原料として用
いられる。なお本発明の脱メチル化は濃塩酸中で
行われるので加水分解したあとD−又はL−2−
アミノ−3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2
−メチルアラニンを単離することなくD−又はL
−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフエニ
ル)−2−メチルアラニンの塩酸溶液をそのまま
本発明の製法を実施する為の原料として用いるの
が好都合である。加水分解反応は常法により60〜
70℃、30〜37%塩酸中で1〜3時間攪拌すること
により行われる。
本発明で用いる塩酸の濃度は25〜40%(重量)
好ましくは30〜37%(重量)の塩酸であり、これ
に3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチ
ルアニリンを5〜20%(重量)、好ましくは8〜
15%(重量)の濃度になるように調整して反応が
行われる。
臭化水素の使用量は3(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチルアニリンに効して1.5〜5倍
モル好ましくは1.8〜4倍モルである。臭化水素
は臭化水素酸として滴下して加えられるが臭化水
素(ガス)として所定量を吹き込んでもよい。臭
化水素酸として滴下するときは47〜48%(重量)
濃度のものが用いられる。臭化水素酸又は臭化水
素(ガス)はその所定量をほぼ3等分して反応の
初期、中期、後期に分けて反応液に加えることも
出来る。反応時間は20〜50時間であるが反応の進
行状況は液体クロマトグラフイーにより容易にチ
エツク出来るのでその結果に基づき反応時間が調
節される。通常は33〜38時間で反応が完了する。
反応温度は通常100〜180℃であり好ましくは還
流温度(104〜108℃)で行う。又空気の影響をさ
けるため反応は窒素気流中で行うのが好ましい。
反応終了後は30〜50mmHgの減圧下で塩酸及び
臭化水素酸を反応液から留去し水を加えて残渣を
完溶させアルカリ剤で微酸性にすると3−(3,
4−ジヒドロキシフエニル)−2−メチルアラニ
ンが結晶として析出する。
粗生成物はわずかに着色していることもあるの
で所望により粗生成物を塩酸水溶液に溶解し活性
炭処理したのちアルカリで微酸性として結晶を析
出せしめることによつて精製することも出来る。
本発明の方法によつてえられた粗生成物はこのよ
うな簡単な精製法により医薬品として用いるのに
全く問題のない程度に着色が除去される。
実施例 実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例 1 四口フラスコに、36%塩酸200g、L−3−
(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチルアラ
ニン30.8g(純度90.7%、水分9.3%)を仕込み、
昇温した。窒素ガスをゆつくり通じ、還流しつ
つ、47%臭化水素酸56.4gを3時間で滴下し、そ
の後34時間、還流下に、反応させた。臭化水素
は、L−3−(3,4−ジメトキシ−フエニル)−
2−メチルアラニンに対して2.8倍モルである。
反応終了後減圧(40−50mmHg)下に、塩酸及び
水を留去し、スラリー状とした。ここに水を加え
て、内容物の合計が、90gとなる様に調整し、こ
れに48%カ性ソーダを徐々に添加してPHを4.5と
した。5〜10℃に2時間保温して析出した結晶を
別したのち少量の冷水で洗浄し、デシケータ中
で乾燥した。ほとんど着色のないL−3−(3,
4−ジヒドロキシフエニル)−2−メチルアラニ
ン1.5水物が24.6g得られた。粗収率は88.4%であ
つた。
実施例 2 L−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチルプロピオニトリル22.0gが
36%塩酸164gに溶解されている溶液を、フラス
コに仕込み、窒素ガスを導入しつつ60〜70℃で2
時間攪拌し加水分解反応を行つた。L−3−(3,
4−ジメトキシフエニル)−2−メチルアラニン
23.9gを含有した塩酸溶液がえられた。
次いで生成物を単離することなく2時間で105
℃に昇温し、47%臭化水素酸25gを滴下し還流下
で4時間反応させた。臭化水素酸を仕込んでから
4時間後に9g、14時間後に7g、28時間後に
1.5g同濃度の臭化水素酸を追加しつつ還流(105
〜109℃)下に攪拌した。臭化水素酸を滴下し始
めてから35時間で脱メチル化反応が終了した。使
用した47%臭化水素酸は計42.5gであり、これは
L−3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メ
チルアラニンに対し、2.47倍モルに相当する。反
応終了後反応液を40−50mmHgの減圧下に蒸留し
濃縮した。内容物の合計が60gになつた時濃縮を
やめ、ここに、水22gを加えて、完溶させた。
これに48%カ性ソーダ17gを加えてPHを4.3に
調整した。これを5〜10℃に2時間維持し析出し
た結晶を過し若干量の氷水で洗浄したのちデシ
ケータで乾燥してほとんど着色のない粗L−3−
(3,4−ジヒドロキシフエニル)−2−メチルア
ラニン1.5水物23.3gをえた。
これは液体クロマトグラフによる分析で88.5%
の純度を有していた。純度換算収率は86.6%であ
つた。
(精製例) 実施例2でえられた粗L−3−(3,4−ヒド
ロキシフエニル)−2−メチルアニリン1.5水物
23.3gを36%塩酸9.1g、水60mlに溶解し活性炭
1gを加えて、15分間、室温で攪拌後活性炭を
別した。液は非常に薄い黄色を帯びていた。こ
れに48%NaOH水溶液7.5gを加えてPHを4とし
た。10℃まで冷却し2時間保温した。析出した結
晶を過、水洗乾燥して着色の全くないL−3−
(3,4−ジヒドロキシフエニル)−2−メチルア
ラニン1.5水物18.0gを得た。(精製収率:87.3%) 実施例 3 L−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチル−プロピオニトリル10gが
32.8%塩酸85.3gに溶解されている溶液をN2ガス
を導入しつつ65〜72℃で1.5時間攪拌し更にその
後2時間で105℃に昇温し同温度で10時間攪拌し、
反応(加水分解)を進行させた。L−3−(3,
4−ジメトキシフエニル)−2−メチルアラニン
10.9gを含有する塩酸溶液がえられた。次いで生
成物を単離することなくこの塩酸溶液に47%臭化
水素酸15.7gを加え、28時間還流し脱メチル化反
応を行つた。臭化水素のL−3−(3,4−ジメ
トキシフエニル)−2−メチルアラニンに対する
モル比は約2倍モルである。反応液を減圧下で濃
縮し少量の結晶が析出している濃縮液に水を加
え、総重量を41gとした。
これに48%カ性ソーダを加えPHを5.65とし、5
〜10℃で2時間攪拌後析出した結晶を過水洗
し、デシケータで乾燥して、9.41gの粗L−3−
(3,4−ジヒドロキシフエニル)−2−メチルア
ラニンをえた。粗収率は86.9%であつた。
粗生成物9.4gを水35g、36%塩酸4.6gと共に
溶解し、活性炭0.5gを加え15分間攪拌した。活
性炭を別したうすい黄色を帯びた液に、30%
カ性ソーダ6.0gを加えPHを4.0に調整した。冷却
後5〜10℃で2時間保温し析出した結晶を過・
水洗し、デシケータ中で乾燥した。無色のL−3
−(3,4ジヒドロキシフエニル)−2−メチルア
ラニン7.93gが得られた。(精製収率は84.3%) 実施例 4 D−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチル−プロピオニトリル11.9g
を35%塩酸135gに溶解せしめた溶液をN2ガスを
通じつつ65〜75℃で2時間攪拌し加水分解した。
D−3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メ
チルアラニン12.9gを含有した塩酸溶液をえた。
次いで生成物を分離することなくこの塩酸溶液を
徐々に昇温し、1.5時間で105℃とした。ここで47
%臭化水素酸18.8gを滴下し109℃で2.5時間、更
に47%臭化水素酸18.8gを加えて、109℃で2.9時
間反応させて脱メチル化を終了した。用いた臭化
水素はD−3−(3,4−ジメトキシフエニル)−
2−メチルアラニンに対して4倍モルであつた。
反応終了後冷却し、減圧下(40〜50mmHg)で塩
酸及び過剰の臭化水素酸を留去した。全量が35g
になつたところで濃縮をやめ、ここに、水14gを
加え、これに48%NaOH約10gを加えPHを4と
した。
これを5〜10℃に2時間保持した後、析出した
結晶を別、水洗し、デシケータで乾燥したのち
ほとんど着色のない粗D−3−(3,4−ジヒド
ロキシフエニル)−2−メチルアラニン1.5水物
11.30gを得た。(粗収率87.6%) 比較例(特公昭41−2897の方法に準じた方法) L−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチルプロピオニトリル9.61gを
47%臭化水素酸107g中に溶解している溶液をN2
ガスを流しつつ60−70℃で2時間、加水分解反応
を行つた。これを1.5時間で117℃に昇温した。こ
の後117〜119℃で2時間脱メチル化反応を行つて
終了後冷却した。減圧下40〜50mmHgで臭化水素
酸を留去して濃縮し、残渣に水を加えて完溶させ
た。完溶した溶液に48%カ性ソーダ9.8gを加え
PHを4とした。冷却後これを5〜10℃で2時間保
持し、析出した結晶を別し、水洗した。デシケ
ータで乾燥後8.71gの粗L−3−(3,4−ジヒ
ドロキシフエニル)−2−メチルアラニンを得た。
(粗収率83.8%) この結晶は赤紫色に強く着色していた。又この
ものを実施例2における精製実験と同様な精製を
行つたが十分な脱色が出来なかつた。
発明の効果 オートクレーブを用いることなく常圧での反応
によつて3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2
−メチルアラニンから純度が高く、着色の極めて
小さい3−(3,4−ジヒドロキシフエニル)−2
−メチルアラニンを収率よく得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メ
    チルアラニンに濃塩酸中、1.5〜5.0倍モルの臭化
    水素を用いて脱メチル化することを特徴とする3
    −(3,4−ジヒドロキシフエニル)−2−メチル
    アラニンの製造法 2 2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフエ
    ニル)−2−メチルプロピオニトリルを濃塩酸に
    より加水分解し、引き続き生成物を分離すること
    なく1.5〜5.0倍モルの臭化水素を用いて脱メチル
    化することを特徴とする3−(3,4−ジヒドロ
    キシフエニル)−2−メチルアラニンの製造法。
JP11539385A 1985-05-30 1985-05-30 3−(3,4−ジヒドロキシフエニル)−2−メチルアラニンの製造法 Granted JPS61275253A (ja)

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