JPH0578540B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0578540B2
JPH0578540B2 JP16602885A JP16602885A JPH0578540B2 JP H0578540 B2 JPH0578540 B2 JP H0578540B2 JP 16602885 A JP16602885 A JP 16602885A JP 16602885 A JP16602885 A JP 16602885A JP H0578540 B2 JPH0578540 B2 JP H0578540B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
cyclopentene
compound
reaction
cis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16602885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6226248A (ja
Inventor
Kenji Mori
Takeshi Kitahara
Keiichi Takagi
Yasuhiro Katsuta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T Hasegawa Co Ltd
Original Assignee
T Hasegawa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by T Hasegawa Co Ltd filed Critical T Hasegawa Co Ltd
Priority to JP16602885A priority Critical patent/JPS6226248A/ja
Publication of JPS6226248A publication Critical patent/JPS6226248A/ja
Publication of JPH0578540B2 publication Critical patent/JPH0578540B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野 本発明は、従来文献末記載の新規物質であるシ
ス−2−アルキル−3−アルコキシカルボニルメ
チルシクロペンタノールに関する。 更に詳しくは、本発明は、下記式(1)
【式】 但し式中、R1はC1〜C8の直鎖状もしくは分枝
状のアルキル基を示し、R2はメチル基もしくは
エチル基を示す、 で表わされる香料の合成中間体として有用なシス
−2−アルキル−3−アルコキシカルボニルメチ
ルシクロペンタノールに関する。上記式(1)化合物
は、香料物質として有用な下記式(A)
【式】 但し式中、R1及びR2は、上記したと同義、 で表わされるシス−2−アルキル−3−アルキル
オキシカルボニルメチルシクロペンタノンを、実
質的にトランス−体を含有することなく高純度で
合成できる中間体として、極めて有用な化合物で
あり、特に上記式(A)に包含される香料物質として
極めて重要なシス−メチルジヒドロジヤスモネー
ト(上記式(A)において、R1がペンチル基、Rが
メチル基の場合)の合成中間体として、極めて有
用な化合物である。又、式(1)化合物は、香料組成
物の一成分としても有用である。 (ロ) 従来の技術 本発明の上記式(1)に構造類似の化合物として
は、例えば、特開昭54−32457号に記載されてい
る下記式(B)
【式】 但し式中、R及びR′はアルキル基、であり、
Rは水酸基に対してシス及びトランスである、 で表わされる2−アルキル−3−ヒドロキシシク
ロペンチル酢酸エステルを香気作用成分の一つと
して包含する香料組成物が提案されている。又、
上記式(B)化合物(R′がメチル基の場合)を酸化
反応して、下記式(C)
【式】 但し式中、Rは上記したと同義、 で表わされる対応するトランス一体のケトン化合
物え転換できることに言及している。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 実質的にトランス−体を含有しないシス−体の
上記式(A)化合物の香気は、トランス−体に比べて
極めて優れている。しかしながら、上記式(B)化合
物から酸化工程を経て、得られる生成物(上記式
(C))はトランス−体であり、香気的に優れている
シス−体の上記式(A)化合物を選択的に得ることは
できない。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記従来提案では得ることので
きない香気的に優れている上記式(A)のシス一体を
選択に合成する方法について、鋭意研究を行つて
きた。 その結果、従来文献未記載の下記式(1)
【式】 但し式中、R1はC1〜C8の直鎖もしくは分枝状
のアルキル基を示し、R2はメチル基もしくはエ
チル基を示す、 で表わされる新規物質であるシス−2−アルキル
−3−アルコキシカルボニルメチルシクロペンタ
ノールが、上記式(A)のシス−体を選択的に合成す
ることに有用な中間体であることを発見した。更
に、上記式(1)化合物が工業的に容易に合成できる
方法を発見し、その合成に成功した。 本発明によれば、2−アルキル−2−シクロペ
ンタノン−1−オンから容易に合成できる下記式
(4)
【式】 但し式中、XはCl、Br、OAc、OR(但し、R
はC1〜C4のアルキル基を示す)で表わされる群
からえらばれた基を示し、R1はC1〜C8までの直
鎖もしくは分枝状アルキル基を示す、 で表わされる2−アルキル−2−シクロペンテン
誘導体と下記式(5)
【式】 但し式中、R3及びR4は同一もしくは異なつて
もよいC1〜C4の直鎖もしくは分枝状のアルキル
基を示す、 で表わされるマロン酸ジアルキルソジウム塩を、
有機溶媒中、O価パラジウム錯体及びトリフエニ
ルホスフインの存在下もしくは不存在下に接触反
応せしめて、下記式(3)
【式】 但し式中、R1、R3及びR4は上記したと同義、 で表わされる2−アルキル−3−(1−アルコキ
シカルボニルアルコキシカルボニルメチル)−1
−シクロペンテンを形成させ、該式(3)化合物を脱
炭酸反応、又は脱炭酸反応後、エステル交換反
応、又はケン化脱炭酸反応後、エステル化反応せ
しめて、下記式(2)
【式】 但し式中、R1及びR2は上記したと同義、 で表わされる2−アルキル−3−(アルコキシカ
ルボニルメチル)−1−シクロペンテンを形成せ
しめ、該式(2)化合物をボラン類の存在下に、ハイ
ドロボレーシヨンし、次いで、酸化剤の存在下
に、酸化反応させて下記式(1)
【式】 但し式中、R1はC1〜C8の直鎖もしくは分枝状
のアルキル基を示し、R2はメチル基もしくはエ
チル基を示す、 で表わされるシス−2−アルキル−3−アルコキ
シカルボニルメチルシクロペンタノールをトラン
ス−体を含有することなく、高純度で容易に合成
できることがわかつた。 又、上記式(3)化合物を、ボラン類の存在下にハ
イドロボレーシヨンし、次いで酸化剤の存在下に
酸化反応せしめて、形成できる下記式(2)′
【式】 但し式中、R、R3及びR4は上記したと同義、 で表わされるシス−2−アルキル−3−(1−ア
ルコキシカルボニルアルコキシカルボニルメチ
ル)−1−シクロペンタノールを脱炭酸反応、ま
たは脱炭酸反応後、エステル交換反応、またはケ
ン化脱炭酸反応後、エステル化反応せしめること
によつても本発明の上記式(1)化合物を純度よく容
易に合成することができることがわかつた。そし
て、上記式(1)新規化合物を酸化することによつ
て、前記香気的に優れた前記式(A)のシス−体化号
物を選択的に合成できることがわかつた。 本発明化合物の上記製造態様を前記式(4)化合物
及び前記式(A)化合物の合成例を含めて反応工程図
で示すと、例えば下記の様に表わすことができ
る。
【化】
【化】
【化】 本発明を上記工程図に従つて、詳細に以下に説
明する。 上記工程図において、式(4)化合物は市場で容易
に入手でき、また合成容易なアルキルシクロペン
タノンを還元し、次いで酢化もしくはハロゲン化
の工程を経て容易に得ることができる。 式(4)化合物の具体例としては、例えば、1−ク
ロム−2−メチル−2−シクロペンテン、1−ク
ロル−2−エチル−2−シクロペンテン、1−ク
ロム−2−プロピル−2−シクロペンテン、1−
クロル−2−ブチル−2−シクロペンテン、1−
クロル−2−ペンチル−2−シクロペンテン、1
−クロル−2−ヘプチル−2−シクロペンテン、
1−クロル−2−オクチル−2−シクロペンテ
ン、1−クロル−2−イソプロピル−2−シクロ
ペンテン、1−ブロム−2−メチル−2−シクロ
ペンテン、1−ブロム−2−エチル−2−シクロ
ペンテン、1−ブロム−2−ブチル−2−シクロ
ペンテン、1−ブロム−2−ヘキシル−2−シク
ロペンテン、1−ブロム−2−オクチル−2−シ
クロペンテン、1−アセチル−2−メチル−2−
シクロペンテン、1−アセチル−2−エチル−2
−シクロペンテン、1−アセチル−2−プロピル
−2−シクロペンテン、1−アセチル−2−ブチ
ル−シクロペンテン、1−アセチル−2−ペンチ
ル−2−シクロペンテン、1−アセチル−2−ヘ
プチル−2−シクロペンテン、1−アセチル−2
−オクチル−2−シクロペンテン、1−メトキシ
−2−メチル−2−シクロペンテン、1−メトキ
シ−2−エチル−2−シクロペンテン、1−メト
キシ−2−ブチル−2−シクロペンテン、1−メ
トキシ−2−ペンチル−2−シクロペンテン、1
−メトキシ−2−ヘキシル−2−シクロペンテ
ン、1−メトキシ−2−オクチル−2−シクロペ
ンテン、1−エトキシ−2−メチル−2−シクロ
ペンテン、1−エトキシ−2−エチル−2−シク
ロペンテン、1−エトキシ−2−プロピル−2−
シクロペンテン、1−エトキシ−2−ペンチル−
2−シクロペンテン、1−エトキシ−2−ヘキシ
ル−2−オクチル−2−シクロペンテン、1−プ
ロボキシ−2−メチル−2−シクロペンテン、1
−プロボキシ−2−エチル−2−シクロペンテ
ン、1−プロボキシ−2−ブチル−2−シクロペ
ンテン、1−プロボキシ−2−ペンチル−2−シ
クロペンテン、1−プロボキシ−2−ヘプチル−
2−シクロペンテン、1−プロボキシ−2−オク
チル−2−シクロペンテン、1−ブトキシ−2−
メチル−2−シクロペンテン、1−ブトキシ−2
−エチル−2−シクロペンテン、1−ブトキシ−
2−プロピル−2−シクロペンテン、1−ブトキ
シ−2−ブチル−2−シクロペンテン、1−ブト
キシ−2−ペンチル−2−シクロペンテン、1−
ブトキシ−2−ヘキシル−2−シクロペンテン、
1−ブトキシ−2−ヘプチル−2−シクロペンテ
ン、1−ブトキシ−2−オクチル−2−シクロペ
ンテンなどを例示することができる。 上述のごとき式(4)化合物から下記式(3)
【式】 但し式中、R1はC1〜C8までの直鎖もしくは分
枝状アルキル基を示し、R3及びR4は同一もしく
は異なつても良いC1〜C4の直鎖もしくは分枝状
のアルキル基を示めす、 で表わされる2−アルキル−3−(1−アルコキ
シカルボニルアルコキシカルボニルメチル)−1
−シクロペンテンを合成するには、例えば、前記
式(4)化合物と下記式(5)
【式】 但し式中、R3及びR4は、同一もしくは異なつ
ても良いC1〜C4の直鎖状もしくは分枝状のアル
キル基を示す、 で表わされるマロン酸ジアルキルソジウム塩を、
有機溶媒中、反応せしめるか(上記式(4)におい
て、XがCl及びBrの場合)、又はO価パラジウム
錯体及びトリフエニルホスフインの存在下に反応
せしめるか(上記式(4)において、XがOAc、OR
の場合)によつて、容易に合成することができ
る。 上記反応に用いられるマロン酸ジアルキルソジ
ウム塩の例としては、例えば、マロン酸ジメチル
ソジウム塩、マロン酸ジエチルソジウム塩、マロ
ン酸ジプロピルソジウム塩、マロン酸ジブチルソ
ジウム塩などをあげることができる。これらマロ
ン酸ジアルキルソジウム塩の使用量としては、例
えば、式(4)化合物に対して約1〜約10モル程度の
範囲を、好ましく例示することができる。又、上
記反応に使用するO価パラジウム錯体としては、
例えば、テトラキストリフエニルホスフイノパラ
ジウム、エチレンビストリフエニルホスフインパ
ラジウムなどをあげることができる。これらO価
パラジウム錯体の使用量としては、式(4)化合物に
対して例えば、約0.001〜約0.1モル程度の範囲を
好ましく例示することができる。又、トリフエニ
ルホスフインの使用量としては、式(4)化合物に対
して、例えば、約0.05〜約0.5モル程度の範囲を
好ましくあげることができる。又、有機溶媒の例
としては、例えば、エーテル、テトラヒドロフラ
ン、ベンゼン、トルエンのごとき溶媒が例示でき
る。これらの有機溶媒の使用量には、特別な制約
なく適宜選択すればよいが、例えば、式(4)化合物
に対して約2〜約20重量倍程度の範囲が、しばし
ば採用される。 上記反応は、例えば、好ましくは約0°〜約80℃
程度の温度範囲で、好ましくは約2〜約20時間程
度の反応時間の範囲の条件下で容易に行うことが
できる。反応終了後は、常法に従つて処理し、必
要によりカラムクロマト、蒸留のごとき手段で容
易に精製することができる。 例えば、上述のようにして合成することのでき
る式(3)化合物の代表的な例をあげれば、例えば、
2−メチル−3−(1−メトキシカルボニルメト
キシカルボニルメチル)−1−シクロペンテン、
2−メチル−3−(1−エトキシカルボニルエト
キシカルボニルメチル)−1−シクロペンテン、
2−メチル−3−(1−ブトキシカルボニルブト
キシカルボニルメチル)−1−シクロペンテン、
2−エチル−3−(1−メトキシカルボニルメト
キシカルボニルメチル)−1−シクロペンテン、
2−エチル−3−(1−エトキシカルボニルエト
キシカルボニルメチル)−1−シクロペンテン、
2−エチル−3−(1−プロポキシカルボニルプ
ロポキシカルボニルメチル)−1−シクロペンテ
ン、2−エチル−3−(1−ブトキシカルボニル
ブトキシカルボニルメチル)−1−シクロペンテ
ン、2−プロピル−3−(1−メトキシカルボニ
ルメトキシカルボニルメチル)−1−シクロペン
テン、2−プロピル−3−(1−エトキシカルボ
ニルエトキシカルボニルメチル)−1−シクロペ
ンテン、2−プロピル−3−(1−ブトキシカル
ボニルブトキシカルボニルメチル)−1−シクロ
ペンテン、2−ペンチル−3−(1−メトキシカ
ルボニルメトキシカルボニルメチル)−1−シク
ロペンテン、2−ペンチル−3−(1−エトキシ
カルボニルエトキシカルボニルイメチル)−1−
シクロペンテン、2−ヘキシル−3−(1−イソ
プロポキシカルボニルイソプロポキシカルボニル
メチル)−1−シクロペンテン、2−ヘキシル−
3−(1−メトキシカルボニルメトキシカルボニ
ルメニル)−1−シクロペンテン、2−オクチル
−3−(1−メトキシカルボニルメトキシカルボ
ニルメチル)−1−シクロペンテン、2−オクチ
ル−3−(1−イソブトキシカルボニルイソブト
キシカルボニルメチル)−1−シクロペンテン、
2−ペンチル−3−(1−メトキシカルボニルt
−ブトキシカルボニルメチル)−1−シクロペン
テン、2−エチル−3−(1−エトキシカルボニ
ルメトキシカルボニルメチル)−1−シクロペン
テン、2−ペンチル−3−(1−エトキシカルボ
ニルメトキシカルボニルメチル)−1−シクロペ
ンテン、2−ヘプチル−3−(1−エトキシカル
ボニルメトキシカルボニルメチル)−1−シクロ
ペンテンなどを例示することができる。 上述のようにして合成することのできる上記式
(3)から下記式(2)
【式】 但し式中、R1は上記したと同義、R2はメチル
基もしくはエチル基を示めす で表わされる2−アルキル−3−(アルコキシカ
ルボニルメチル)−1−シクロペンテンを合成す
るには、例えば、上記式(3)化合物をケン化脱炭酸
反応後、エステル化反応する方法、あるいは脱炭
酸反応後、エステル交換反応する方法あるいは脱
炭酸反応する方法などのいずれかの方法を採用す
ることにより、容易に合成することができる。 ケン化脱炭酸反応は、例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カ
ルシウムなどのごときアルカリの存在下に、必要
により、例えば、水、メタノール、エタノールの
ごとき溶媒中で容易に行なうことができる。反応
は、例えば、好ましくは約20°〜約100℃程度の温
度範囲で、好ましくは約2〜約20時間程度の条件
下に行うことができる。上記反応に使用する上述
のアルカリの使用量としては、式(4)化合物に対し
て、例えば約2〜約4モル程度の範囲を好ましく
例示することができる。又、上記溶媒の使用量に
は特別の制約はなく、適宜選択すれば良いが式(3)
化合物に対して、例えば約2〜約10重量倍程度の
範囲を好ましくあげることができ。ケン化脱炭酸
反応後は、常法に従つて、例えば、硫酸、塩酸、
リン酸のごとき酸類で中和すれば良い。 エステル化反応は、通常の方法で容易に行うこ
とができるが、例えば、上記で得られた生成物
を、例えばリン酸、硫酸、塩酸のごとき酸触媒の
存在下にメタノール、又はエタノールと反応させ
ることにより容易に行うことができる。反応温度
及び反応時間としては、例えば、約20°〜約100℃
程度で約2〜約20時間程度の反応条件を、好まし
く例示することができる。メタノール及びエタノ
ールの使用量としては、式(3)化合物に対して、例
えば、約5〜約20モル程度の範囲を、好ましくあ
げることができる。又、酸触媒の使用量は、適宜
選択すれば良いが式(3)化合物に対して、例えば、
約5〜約20%程度の範囲を好ましく例示すること
ができる。反応終了後は、常法に従つて中和、洗
浄処理し、例えば、蒸留、カラムクロマトのごと
き手段で精製して、好純度、好収率で容易に式(2)
化合物を得ることができる。又、上記エステル化
反応に代えて、ジアゾメタンによる反応を採用す
ることもできる。 上述のようにして合成することのできる、式(2)
化合物に包含される化合物の具体例としては、例
えば、2−メチル−3−メチルオキシカルボニル
メチル−1−シクロペンテン、2−メチル−3−
エチルオキシカルボニルメチル−1−シクロペン
テン、2−エチル−3−メチルオキシカルボニル
メチル−1−シクロペンテン、2−エチル−3−
エチルオキシカルボニル−1−シクロペンテン、
2−プロピル−3−メチルオキシカルボニルメチ
ル−1−シクロペンテン、2−プロピル−3−エ
チルオキシカルボニルメチル−1−シクロペンテ
ン、2−ブチル−3−メチルオキシカルボニルメ
チル−1−シクロペンテン、2−ブチル−3エチ
ルオキシカルボニルメチル−1−シクロペンテ
ン、2−ペンチル−3−メチルオキシカルボニル
メチル−1−シクロペンテン、2−ペンチル−3
−エチルオキシカルボニルメチル−1−シクロペ
ンテン、2−ヘキシル−3−メチルオキシカルボ
ニルメチル−1−シクロペンテン、2−ヘキシル
−3−エチルオキシカルボニルメチル−1−シク
ロペンテン、2−ヘプチル−3−メチルオキシカ
ルボニルメチル−1−シクロペンテン、2−ヘプ
チル−3−エチルオキシカボニルメチル−1−シ
クロペンテン、2−オクチル−3−メチルオキシ
カルボニルメチル−1−シクロペンテンなどを例
示することができる。 又、上記式(2)化合物を得る別の方法として上記
式(3)化合物を脱炭酸反応後、エステル交換反応す
ることによつても式(2)化合物を容易に得ることが
できる。 上記の脱炭酸反法は、上記式(3)化合物を例え
ば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチウ
ムのごとき塩類の存在下に水、ジメチルフオルム
アミド、ジメチルスルホキシドなどのごとき溶媒
中で、例えば、約100°〜約200℃程度の温度範囲
で、約5〜約20時間程度の反応条件下で容易に行
うことができる。この反応に使用する塩類の使用
量としては、式(3)化合物に対して、例えば、約1
〜約10重量%程度の範囲を好ましく例示すること
ができる。又、上述の有機溶媒の使用量には、特
別な制約はなく適宜選択して行うことができる
が、式(3)化合物に対して、例えば、約1〜約10重
量倍程度の範囲を好ましくあげることができる。
反応終了後は、生成物を単離し、式(3)化合物にお
いて、R3もしくはR4がメチル又はエチル基以外
の場合は、塩基触媒の存在下にメタノール又はエ
タノールとエステル交換反応させて、式(2)化合物
に転換することができる。反応は、メタノール又
はエタノールの還流条件下に例えば、約0.5〜約
2時間程度の範囲の温度で容易に行うことができ
る。塩基触媒としては、例えば、ナトリウムメチ
ラート、ナトリウムエチラートなどが好ましく使
用できる。これら塩基触媒の使用量としては、式
(3)化合物に対しては、例えば、約0.01〜約0.1モ
ル程度の範囲を好ましく例示できる。又、エタノ
ールもしくはメタノールの使用量としては、式(3)
化合物に対して、例えば、約5〜約20モル程度の
範囲をあげることができる。反応終了後は、上述
の方法と同様に行つて、式(2)化合物を好純度、好
収率で得ることができる。反応粗製物は、例え
ば、カラムクロマト、蒸留などの手段で精製する
ことができる。 上述のようにして合成することのできる上記式
(2)化合物から、本発明の下記式(1)
【式】 但し式中、R1およびR2は上記したと同義、 で表わされるシス−2−アルキル−3−アルキル
オキシカルボニルメチル−1−シクロペンタノー
ルを合成するには、式(2)化合物を有機溶媒中、例
えばボランテトラヒドロフラン溶液、ボランジメ
チルスルフイド溶液、テキシルボラン、9−ボラ
ビシクロ(3、3、1)ノナンなどのボラン類の
存在下にハイドロレーシヨンし、次いで酸化剤の
存在下に酸化反応することにより容易に行なうこ
とができる。 上記のハイドロボレーシヨンに使用するボラン
類の使用量としては、式(2)化合物に対して、例え
ば、約0.4〜約10モル程度の範囲を好ましく例示
することができる。又、使用する有機溶媒として
は、例えば、テトラヒドロフラン、ジメトキシエ
タン、ジグリムなどを好ましく例示することがで
きる。これら有機溶媒の使用量は、適宜に選択す
れば良く、式(2)化合物に対して、例えば、約2〜
約20倍程度の範囲をあげることができる。ハイド
ロボレーシヨンは、例えば、約−20〜約+20℃程
度の反応温度で、約0.1〜約4時間程度の範囲の
好ましい条件下で容易に行うことができる。反応
終了後は、アルカリ水溶液で処理し、次の酸化反
応工程を行う。酸化反応は、例えば、過酸化水素
のごとき酸化剤の存在下に、例えば、約0〜約60
℃程度の温度範囲で、約0.5〜約5時間程度の好
ましい条件下に反応して容易に行なうことができ
る。酸化剤の使用量としては、上記のハイドロボ
レーシヨン生成物に対して、例えば約1〜約5モ
ル程度の範囲を好ましくあげることができる。反
応終了後は、中和、水洗浄を行つて、例えば、カ
ラムクロマト、蒸留などのごとき手段で精製して
式(1)化合物を、実質的にトランス−体を含有する
ことなく容易に得ることができる。 又、必要により、上述の様にして得られた式(1)
の化合物の粗製物を、例えばP−トルエンスルホ
ン酸、リン酸、塩酸、硫酸などのごとき酸と、例
えば、トルエン、ヘキサン、ベンゼン、キシレン
などのごとき有機溶媒中で接触反応させるこによ
り、式(1)化合物の粗製物中に存在するトランス−
体のみをラクトン化させることができる。このよ
うにして、シス−体とトランス−体の分離を更に
容易にすることができる。上述の接触反応に使用
する酸の使用量は、適宜に選択すれば良く、式(1)
化合物の粗製物に対して、例えば約0.5〜約10重
量%程度の範囲を好ましく例示することができ
る。又、有機溶媒の使用量も、適宜に選択すれば
良く、式(1)化合物の粗製物に対して例えば、約1
〜約20重量倍程度の範囲をあげることができる。
触媒反応は、例えば約50°〜約200℃程度の温度範
囲で、例えば、約1〜約20時間程度の反応時間の
条件下で、好ましく行うことができる。反応終了
後は、中和、水洗浄して、カラムクロマト、蒸留
のごとき手段で精製して、実質的にトランス−体
を含有しない純粋な式(1)化合物を得ることができ
る。 上述のようにして得ることができる式(1)化合物
に包含される化合物の具体例としては、例えば、
シス−2−メチル−3−メチルオキシカルボニル
メチル−1−シクロペンタノール、シス−2−メ
チル−3−エチルオキシカルボニルメチル−1−
シクロペンタノール、シス−2−エチル−3−メ
チルオキシカルボニルメチル−1−シクロペンタ
ノール、シス−2−エチル−3−エチルオキシカ
ルボニルメチル−1−シクロペンタノール、シス
−2−プロピル−3−メチルオキシカルボニルメ
チル−1−シクロペンタノール、シス−2−プロ
ピル−3−エチルオキシカルボニルメチル−1−
シクロペンタノール、シス−2−ブチル−3−メ
チルオキシカルボニルメチル−1−シクロペンタ
ノール、シス−2−ブチル−3−エチルオキシカ
ルボニルメチル−1−シクロペンタノール、シス
−2−ペンチル−3−メチルオキシカルボニルメ
チル−1−シクロペンタノール、シス−2−ペン
チル−3−エチルオキシカルボニルメチル−1−
シクロペンタノール、シス−2−ヘキシル−3−
メチルオキシカルボニルメチル−1−シクロペン
タノール、シス−2−ヘキシル−3−エチルオキ
シカルボニルメチル−1−シクロペンタノール、
シス−2−ヘプチル−3−メチルオキシカルボニ
ルメチル−1−シクロペンタノール、 シス−2−ヘプチル−3−エチルオキシカルボ
ニルメチル−1−シクロペンタノール、 シス−2−オクチル−3−メチルオキシカルボ
ニルメチル−1−シクロペンタノール、シス−2
−オクチル−3−メチルオキシカルボニルメチル
−1−シクロペンタノールなどをあげることがで
きる。 又、上記の反応工程図において、上記の式(3)化
合物から下記式(2)′
【式】 但し式中、R1、R3及びR4は、上記したと同
義、 で表わされるシス−2−アルキル−3−(1−ア
ルコキシカルボニルアルコキシカルボニルメチ
ル)−1−シクロペンタノールを合成するには、
上記式(3)をハイドロボレーシヨンし、次いで酸化
反応することにより、容易に得ることができる。
反応方法は、上述の式(2)化合物をハイドロボレー
シヨンし、次いで酸化反応して得ることのできる
式(1)化合物の製造について前述したと同様の方法
によつて、式(2)′化合物を容易に合成することが
できる。上述のようにして合成することのできる
式(2)′化合物に包含される具体的な化合物として
は、上述の式(3)化合物において、具体的にあげた
化合物の1位に水酸基が導入され、且つシクロペ
ンテン環が飽和されたシス型の化合物をあげるこ
とができる。 上述のようにして合成することのできる式(2)′
化合物から式(1)化合物を合成するには、式(2)′化
合物をケン化脱炭酸反応後、エステル化反応させ
る方法、あるいは脱炭酸反応後、エステル交換反
応させる方法、あるいは脱炭酸反応する方法によ
り、容易に行なうことができる。反応方法は、上
述の式(3)化合物から式(2)化合物を合成する方法と
同様に行つて、好収率、好純度で合成することが
できる。上述したように、ここで得られた式(1)化
合物は、クロマトグラフ、あるいは蒸留のごとき
手段で精製もしくは、式(1)化合物を酸と接触反応
することによつて、トランス−体を実質的に含有
することなく、純度良く式(1)化合物を得ることが
できる。 以下に参考例及び実施例をあげて、本発明の実
施態様を詳細に述べる。 (ホ) 参考例 (1) 1−アセトキシ−2−ペンチル−2−シクロ
ペンテンの合成、式(4)。 2−ペンチル−2−シクロペンテン−1−オ
ン201g(1.333モル)、乾燥トルエン700mmの
混合物に、5℃〜10℃、2時間でナトリウムビ
スメトキシエトキシハイドライド70%溶液210
g(0.728モル)を滴下する。滴下後、室温で
1時間攪拌した後、反応液を氷水1Kg、濃塩酸
350ml中に注ぎ、油層を分離し、さらにトルエ
で水層を抽出する。有機層をソーダ灰で洗浄
し、エバポレータで濃縮し、粗製210gを得る。
この油にピリジン750ml、無水酢酸286gを加
え、室温で4時間攪拌する。その後、反応液に
トルエンを加え希塩酸1で洗浄し、続いて水
洗、ソーダ灰水溶液で洗浄し、硫酸マグネシム
ウで乾燥して粗製物275gを得た。これを蒸留
して、純度95%以上の標記化合物を187gを得
た。収率;72% 沸点;83°〜84℃/3mmHg (2) 1−アセトキシ−2−プロピル−2−シクロ
ペンテンの合成、式(4)。 参考例1の2−ペンチル−2−シクロペンテ
ン−1−オンの代りに、2−プロピル−2−シ
クロペンテン−1−オン150gを用いた他は、
参考例1と同様の方法で行つて標記化合物152
gを得た。収率;75%、沸点;71°〜72℃/3
mmHg。 (3) 1−アセトキシ−2−オクチル−2−シクロ
ペンテンの合成、式(4)。 参考例1の2−ペンチル−2−シクロペンテ
ン−1−オンの代りに、2−オクチル−2−シ
クロペンテン−1−オン71gを用いて、参考例
1と同様の方法で行つて標記化合物73.2gを得
た。収率;84%、沸点;95°〜97℃/3mmHg。 (4) 1−クロロ−2−ペンチル−2−シクロペン
テンの合成、式(4)。 リチウムアルミニウムハイドライド3.8g及
び乾燥エーテル500mlの混合物に、2−ペンチ
ル−2−シクロペンテン−1−オン30g(0.2
モル)の乾燥エーテル100mlの混合物を3°〜8
℃、2時間で滴下する。更に同温で30分間攪拌
後、常法により水を注入しエーテル層を取り、
乾燥後、濃縮し、粗アルコール30gを得た。沸
点79°〜80℃/12mmHg。 次に、反応器に3塩化リン2.8g、乾燥ベン
ゼン50mlを加え、氷冷下にピリジンを1.6g
(0.02モル)加え、次に0℃〜5℃、2時間で
上記で得られた粗アルコール7.7g(0.05モル)
及びベンゼン50mlの混合溶液を滴下し、更に室
温下で2時間攪拌し、ベンゼン層を取り、濃縮
して標記化合物を得た。沸点;70〜74℃/2mm
Hg。 (5) 1−ブロモ−2−ペンチル−2−シクロペン
テンの合成、式(4)。 参考例4の3塩化リンの代りに3臭化リンを
用いた他は、参考例4と同様に行つて標記化合
物を得た。沸点;75°〜80℃/0.9mmHg。 (6) その他の式(4)化合物に包含される種々の化合
物について、上記と同様に行つた結果を表−1
及び表−2に示した。 表−1 R1 沸点 クロル メチル 59°〜60℃/2mmHg クロル プロピル 65°〜68℃/2mmHg ブロム エチル 76°〜79℃/2mmHg ブロム ヘキシル 80°〜86℃/2mmHg ブロム オクチル 90°〜98℃/0.4mmHg 表−2 R2 沸点 アセトキシ メチル 62℃/2.5mmHg アセトキシ ヘプチル 94℃/3mmHg メトキシ メチル 60°〜61℃/2mmHg (ト) 実施例 (1) 2−ペンチル−3−(1−メトキシカルボニ
ルメトキシカルボニルメチル)−1−シクロペ
ンテンの合成、式(3)。 60%水素化ナトリウム32g(0.8モル)及び
乾燥テトラヒドロフラン600mlの混合物に、マ
ロン酸ジメチル105.6g(0.8モル)を30℃〜35
℃、3時間で滴下する。滴下終了後、55℃で1
時間加熱し、反応系内をアルゴンガスで置換す
る。アルゴン気流下に1−アセトキシ−2−ペ
ンチル−2−シクロペンテン39.2g(0.2モ
ル)、トリフエニルホスフイン5.24g(0.02モ
ル)、テトラキストリフエニルホスフインパラ
ジウム(0価)1.616g(0.7ミリモル)及び乾
燥テトラヒドロフラン100mlを室温下に1.5時間
攪拌した溶液を加える。その後、58°〜60℃で
20時間加熱攪拌する。反応終了後、反応液を冷
水中に注ぎエーテルで3回抽出し、エーテル層
を食塩水で2回洗浄する。無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、エバポレーターで溶剤を留去し粗
製物101gを得た。これを減圧下に蒸留して、
標記化合物を49.7gを得た。沸点;119°〜120
℃/0.5mmHg、収率;92.7%。 (2) 2−ペンチル−3−(1−メチルオキシカル
ボニルt−ブチルオキシカルボニルメチル)−
1−シクロペンテンの合成式(3) 実施例(1)のマロン酸ジメチルの代りに、マロ
ン酸t−ブチルエチル182.7g(0.59モル)を
用いた他は、実施例1と同様に行つて標記化合
物を58.2gを得た。収率;95%。 (3) 2−プロピル−3−(1−メトキシカルボニ
ルメトキシカルボニルメチル)−1−シクロペ
ンテンの合成、式(3)。 実施例1の1−アセトキシ−2−ペンチル−
2−シクロペンテンの代りに、1−アセトキシ
−2−プロピル−2−シクロペンテンを用いた
他は、実施例1と同様に行つて、標記化合物を
43.6gを得た。収率;91.5%、沸点;112°〜114
℃/0.6mmHg。 (4) 2−ペンチル−3−(1−メトキシカルボニ
ルメトキシカルボニルメチル)−1−シクロペ
ンテンの合成、式(3)。 1フラスコ中に60%水素化ナトリウム12.0
g(0.3モル)及び乾燥テトラヒドロフラン500
mlを仕込み、10°〜15℃、30分でマロン酸ジメ
チル46gを滴下し、室温で30分間攪拌する。続
いて、10°〜18℃、1時間で1−ブロモ−2−
ペンチル−2−シクロペンテン21g及びベンゼ
ン100mlの溶液を滴下し、66℃、4時間加熱攪
拌する。冷後、飽和塩化アンモニウム溶液に注
ぎ、エーテル抽出し、乾燥後濃縮する。粗製物
50gを得る。減圧下に蒸留して精製る。沸点;
122°〜125℃/1mmHg。 (5) 式(3)化合物に包含される種々の化合物につい
て、上記方法に準じて行つて同様の結果を得
た。その結果を表−3に示した。 表−3 R1 R3 R4 (1) メチル メチル メチル (2) エチル エチル メチル (3) ブチル メチル メチル (4) ペンチル エチル メチル 表−3 (5) ヘキシル メチル メチル (6) ヘプチル エチル メチル (7) オクチル メチル メチル 沸 点 (1) 65°〜66℃/2mmHg (2) 77°〜78℃/2mmHg (3) 80°〜82℃/2mmHg (4) 82°〜84℃/1.5mmHg (6) 86°〜87℃/1.0mmHg (7) 112°〜119℃/2.2mmHg (6) 2−ペンチル−3−メトキシカルボニルメチ
ル−1−シクロペンテンの合成、式(2)。 2−ペンチル−3−(1−メトキシカルボニ
ルメトキシカルボニルメチル)−1−シクロペ
ンテン14g(0.052モル)、塩化ナトリウム4.1
g、水3.8g、ジメチルスルホキシド55mmの
混合物を160°〜170℃、8時間加熱する。反応
終了後、エーテル抽出し、乾燥後粗製物11gを
得た。減圧下に蒸留して標記化合物8.46gを得
た。収率;77.2%、沸点81°〜83℃/2mmHg (7) 2−プロピル−3−メトキシカルボニルメチ
ル−1−シクロペンテン式(2)の合成。 実施例(6)の2−ペンチル−3−(1−メトキ
シカルボニルメチル)−1−シクロペンテンの
代りに2−プロピル−3−(1−メトキシカル
ボニルメトキシカルボニルメチル)−1−シク
ロペンテン24g(0.1モル)を用いた他は、実
施例6と同様に行つて標記化合物を13.6gを得
た。沸点;69°〜70℃/2mmHg、収率75%。 (6) 2−ペンチル−3−メトキシカルボニル−1
−シクロペンテン式(2)の合成。 2−ペンチル−3−(1−メトキシカルボニ
ルメトキシカルボニルメチル)−1−シクロペ
ンテン28.6g(0.1モル)を水50ml、メタノー
ル50ml、水酸化カリウム12.4g(0.22モル)の
溶液に加え、70°〜80℃、2時間加熱攪拌する。
終了後、冷却し反応液を2NH2SO4 300mlに注
ぎ、エーテル抽出し、水洗浄を2回行い、濃縮
する。粗カルボン酸を130°〜140℃°で4時間
加熱し、続いてメタノール200ml、濃硫酸2ml
の混合物と8時間加熱した後、エーテル抽出
後、粗製物17gを得た。蒸留により精製して標
記化合物14.49gを得た。収率;69%。 (7) シス−2−ペンチル−3−(1−メトキシカ
ルボニルメトキシカルボニルメチル)−1−シ
クロペンタノール式(2)′の合成 反応容器にテトラヒドロフラン150ml、水素
化ホウ素ナトリウム4.24g(0.11モル)を加
え、アルゴン気流下、16°〜19℃、10分で三フ
ツ化ホウ素エーテル錯体21.28gを滴下する。
同温で2時間攪拌し、これに2−ペンチル−3
−(1−メトキシカルボニルメチトキシカルボ
ニルメチル)−1−シクロペンテン26.8g(0.1
モル)を−0.5°〜0℃、15分で滴下し、滴塩下
後直ちに35%過酸化水素水40ml、水酸化ナトリ
ウム806g、水140mlの混合物を0°〜30℃、20分
で滴下し40℃で40分攪拌する。エーテル抽出
後、乾燥し、濃縮することにより粗製物27gを
得た。このもののガスクロマトグラフイー分析
の結果、シス−体:トランス−体=4:1であ
つた。この粗製物をシリカゲルカラムクロマト
(n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製
して、トランス−体を含有しない純粋な標記化
合物18.76gを得た。収率;70%。 (8) シス−2−プロピル−3−(1−メトキシカ
ルボニルメトキシカルボニルメチル)−1−シ
クロペンタノール、式(2)′の合成。 実施例(7)と同様の方法で、2−プロピル−3
−(1−メトキシカルボニルメトキシカルボニ
ルメチル)−1−シクロペンテン1.82g(0.01
モルア、水素化ホウ素ナトリウム0.42g、三フ
ツ化ホウ素エーテル錯体2013gを用い反応し、
得られた粗製物をシリカゲルカラムクロマトで
精製して、トランス−体を含有しな純粋な標記
化合物を1.31gを得た。 (9) シス−2−ペンチル−3−(1−エトキシカ
ルボニルt−ブトキシカルボニルメチル)−1
−シクロペンタノール式(2)′の合成。 2−ペンチル−3−(1−エトキシカルボニ
ルt−ブトキシカルボニルメチル)−1−シク
ロペンテン34g、(0.11モル)を乾燥テトラヒ
ドロフラン120mlに溶解し、−5°〜−4℃、5分
でボランジメチルスルフイド溶液15.0mlを加
え、同温で1.6時間反応する。これに水27.5ml、
3N水酸化ナトリウム水溶液52.5ml、35%過酸
化水素水20.5mlを加え、40℃で1時間反応す
る。終了後、エーテル抽出し乾燥後、エーテル
を留去し、粗製物を31.7gを得た。これをシリ
カゲクロマトで精製し、トランス−体を含有し
ない純粋な標記化合物を22.2gを得た。収率;
60%。 (10) 式(2)化合物に包含される種々の化合物につい
て、実施例(6)の方法に準じて合成した。その結
果を表−4に示した。 表−4 R1 R3 収率% 1 メチル メチル 78.8 2 エチル メチル 80.5 3 ブチル メチル 76.3 4 ヘキシル メチル 72.4 5 ヘプチル メチル 74.2 6 オクチル メチル 69.1 7 メチル エチル 70.5 8 エチル メチル 68.2 9 プロピル エチル 70.5 10 ブチル エチル 68.8 11 ペンチル エチル 65.4 12 ヘキシル エチル 69.4 13 ヘプチル エチル 71.2 14 オクチル エチル 70.4 (11) シス−2−ペンチル−3−メトキシカルボニ
ルメチル−1−シクロペンタノール式(1)の合
成。 反応容器に、2−ペンチル−3−メトキシカ
ルボニルメチル−1−シクロペンテン4.2g
(20モル)を乾燥テトラヒドロフラン20mlに溶
解し、アルゴン気流下、ボランジメチルスルフ
イド溶液2ml(20mモル)を−5℃で加える。
同温で1.5時間反応し、続いて水4.5ml、3N水酸
化ナトリウム水溶液8.4ml、35%過酸化水素水
3.3mlを加え、30°〜50℃で1時間攪拌する。終
了後、エーテル抽出し乾燥後、濃縮して粗製物
4.70gを得た。 ガラスクロマトグラフイーの結果は、シス−
体:トランス−体=6:5の混合物であつた。
この粗製物をシリカゲルカルムクロマトにより
精製して、トランス−体を含有しない純粋なシ
ス−体の標記化合物を2.74gを得た。沸点;
129°〜130℃/2mmHg。収率;65%。 (12) シス−2−プロピル−3−メトキシカルボニ
ルメチル−1−シクロペンタノール式(1)の合
成。 実施例(11)の2−ペンチル−3−メトキシカル
ボニルメチル−1−シクロペンテンの代りに2
−プロピル−3−メトキシカルボニルメチル−
1−シクロペンテン1.8g(0.01モル)を用い
た他は、実施例(11)と同様に行つて、純粋な標記
化合物を980mgを得た。沸点:;121°〜122℃/
2mmHg、収率;54%。 (13) シス−2−ペンチル−3−メトキシカルボニ
ルメチル−1−シクロペンタノール式(1)の合
成。 シス−2−ペンチル−3−(1−メトキシカ
ルボニルメトキシカルボニルメチル)−1−シ
クロペンタノール10.2g(0.036モル)、塩化ナ
トリウム3.6g、水3.3gをジメチルスルホキシ
ド102gに溶解し、170°〜180℃、8時間加熱す
る。終了後、エーテル抽出し乾燥してエーテル
を留去後、粗製物9.4gを得た。この粗製物を
減圧下に蒸留して、トランス−体を含有しない
純粋な標記化合物を6.73gを得た。収率;66
%。 (14) シス−2−プロピル−3−メトキシカルボニ
ルメチル−1−シクロペンタノール式(1)の合
成。 実施例(13)と同様の方法により、シス−2−プ
ロピル−3−(1−メトキシカルボニルメトキ
シカルボニメチル)−1−シクロペンタノール
2.56g(0.01モル)より、トランス−体を含有
しない純粋な標記化合物を得た。 (15) シス−2−ペンチル−3−エトキシカルボニ
ルメチル−1−シクロペンタノール式(1)の合
成。 シス−2−ペンチル−3−(1−エトキシカ
ルボニルメチルt−ブトキシカルボニルメチ
ル)−1−シクロペンタノール1.21g(3.7モ
ル)をジメチルスルホキシド5ml、塩化ナトリ
ウム0.36g、水0.33gを加え、182℃で16時間
加熱した。終了後、エーテル抽出しエーテルを
濃縮して、810mgを得た。これを1.3%ナトリウ
ムメトキシド−メタノール溶液20mlを加え室温
下に1.5時間攪拌し、エーテル抽出し、乾燥後
エーテルを留去して粗製物792mgを得た。これ
をシリカゲルカラムクロマトで精製して、トラ
ンス−体を含有しない純粋な標記化合物を630
mgを得た。 (16) 上述で得られた各種の式(2)化合物を原料とし
て、式(1)化合物に包含される化合物を実施例(11)
に準じて行つて合成した。その結果を表−5に
示した。
【表】
【表】 ル
参考例 (7) シス−2−ペンチル−3−メトキシカルボニ
ルメチル−1−シクロペンタノン式(A)の合成。 シス−2−ペンチル−3−メトキシカルボニ
ル−1−シクロペンタノール2.43gをエーテル
180mlに溶解し、2N重クロム酸溶液(重クロム
酸ソーダ20.2g、濃硫酸(98%)26.32gに水
を加え100mlにする。)26.7mlを加え5°〜10℃で
6分攪拌する。イソプロパノールを加えた後、
縦走水加え、濾過後、有機層を分離し、乾燥し
て濃縮後、粗製物を2.2gを得た。きょれをシ
リカゲルクロマノで精製し、標記化合物を1.91
gを得た。これのガスクロマトグラフイーによ
る分析の結果、99%以上の純度を有していた。
沸点;115℃/2mmHg。収率;78%。 (8) シス−2−プロピル−3−メトキシカルボニ
ルメチル−1−シクロペンタノン式(A)の合成。 参考例(7)と同様の方法により、シス−2−プ
ロピル−3−メトキシカルボニルメチル−1−
シクロペンタノン1.09gを用いて、99%以上の
純度を有する標記化合物を760mlを得た。沸
点;109℃、収率69%。 (ヘ) 発明の効果 本発明の下記式(1)
【式】 但し式中、R1及びR2は、上記したと同義、 で表わされるシス−2−アルキル−3−アルコキ
シカルボニルメチルシクロペンタノールは、従来
文献未記載の新規化合物であつて、該式(1)化合物
を酸化反応することにより、トランス−体に比べ
て香気的に優れている香料として、有用な下記式
(A)
【式】 但し式中、R1及びR2は、上記したと同義、 で表わされるシス−2−アルキル−3−アルキル
オキシカルボニルメチルシクロペンタノンを実質
的にトランス−体を含有することなく、高純度で
合成できる中間体として有用な化合物である。特
に上記式(A)に包含される香料として、極めて重要
なシス−メチルジヒドロジヤスモネート(式(A)に
おいて、R1がペンチル基、R2がメチル基の場
合)の合成中間体として有用な化合物である。 従つて、本発明は、従来得ることのできなかつ
た実質的にトランス−体を含有しな上記式(A)化合
物を製造するのに有用な中間体を提供できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式(1) 【式】 但し式中、R1はC1〜C8の直鎖もしくは分枝状
    のアルキル基を示し、R2はメチル基もしくはエ
    チル基を示す、 で表わされるシス−2−アルキル−3−アルコキ
    シカルボニルメチルシクロペンタノール。
JP16602885A 1985-07-29 1985-07-29 シス−2−アルキル−3−アルコキシカルボニルメチルシクロペンタノ−ル Granted JPS6226248A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16602885A JPS6226248A (ja) 1985-07-29 1985-07-29 シス−2−アルキル−3−アルコキシカルボニルメチルシクロペンタノ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16602885A JPS6226248A (ja) 1985-07-29 1985-07-29 シス−2−アルキル−3−アルコキシカルボニルメチルシクロペンタノ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6226248A JPS6226248A (ja) 1987-02-04
JPH0578540B2 true JPH0578540B2 (ja) 1993-10-29

Family

ID=15823600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16602885A Granted JPS6226248A (ja) 1985-07-29 1985-07-29 シス−2−アルキル−3−アルコキシカルボニルメチルシクロペンタノ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6226248A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3033559B1 (fr) * 2015-03-13 2020-11-20 Oreal Procede de synthese de nouveaux composes derives d'acide 3-hydroxy-cyclopentyl acetique

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6226248A (ja) 1987-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3281920B2 (ja) アリルフラン化合物の製造方法
Mukhopadhyay et al. Cobalt (II)-catalyzed conversion of allylic alcohols/acetates to allylic amides in the presence of nitriles
JP2022036968A (ja) 3-ヒドロキシ-3,6-ジメチルヘキサヒドロベンゾフラン-2-オンおよびその誘導体の製造
Tsuda et al. Palladium (0)-catalyzed coupling reaction of lithium (. alpha.-carbalkoxyvinyl) cuprates with organic halides
JP2013227345A (ja) ハーフエステルの合成方法
JPH0578541B2 (ja)
JPH0578540B2 (ja)
JPH0551345A (ja) 光学活性3−置換−2−ノルボルナノンの製造法
WO2014094511A1 (zh) 一种制备曲前列尼尔的中间体、其制备方法以及通过其制备曲前列尼尔的方法
WO2004043942A1 (ja) γ-ジャスモラクトンの製造方法
JP4418048B2 (ja) 13−シス−レチノイン酸の製造方法
JP3386596B2 (ja) 5(e),8(z),11(z)−テトラデカトリエン−2−オンの製造方法
CN113943220A (zh) 一种1,4-二羰基化合物类衍生物的光化学合成方法
CN119118904B (zh) 一种含季碳中心的n-羟基邻苯二甲酰亚胺酯的制备方法
JP4673611B2 (ja) ムスコンの製造方法及びその中間体
JPH0633248B2 (ja) 2−アルケン−5−オリド類の製法
JPS6140230B2 (ja)
JPS63170335A (ja) dl−cis−菊酸の先駆物質の合成法
KR100502833B1 (ko) 심바스타틴 및 이의 중간체 화합물들의 개선된 제조방법
JP4374287B2 (ja) (z)−1−フェニル−1−ジエチルアミノカルボニル−2−ヒドロキシメチルシクロプロパンの製造方法
JPH08104666A (ja) 4−イソプロピルシクロヘキサンカルボン酸エステル誘導体の製法
JPH09151164A (ja) トリシクロカルボン酸エステルおよびその製造法
JPS5914014B2 (ja) ハイドロキノン誘導体の製法
JPH07252183A (ja) フェノール誘導体の製造方法
JP2005015402A (ja) 光学活性3,5−ジヒドロ−4H−ジナフト[2,1−c:1’,2’−e]アゼピンおよびそのシュウ酸塩の製造方法