JPH0585159B2 - - Google Patents
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- JPH0585159B2 JPH0585159B2 JP17275986A JP17275986A JPH0585159B2 JP H0585159 B2 JPH0585159 B2 JP H0585159B2 JP 17275986 A JP17275986 A JP 17275986A JP 17275986 A JP17275986 A JP 17275986A JP H0585159 B2 JPH0585159 B2 JP H0585159B2
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- JP
- Japan
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- compound
- tobacco
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- Manufacture Of Tobacco Products (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、4−(2,6,6−トリメチル−1
−シクロヘキセン−1−イル)−2−オキソ−3
−ブテン〔以下、化合物(2)という〕に微生物を作
用させることにより得られる新規な化合物 4−
(3−ヒドロキシ−2,2,6−トリメチル−6
−シクロヘキセン−1−イル)−2−ブタノン
〔以下、化合物(1−A)という〕および4−(3
−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチル−1−シ
クロヘキセン−1−イル)2−ブタノン〔以下、
化合物(1−B)という〕に関するものである。
本化合物は、たばこ用香喫味改良に有効な新規物
質である。 〔従来技術〕 従来、たばこの製造工程で喫煙物に添加するこ
とにより、より好ましい喫味や香味を付与した
り、あるいは喫煙物素材の有する香喫味を改善す
るのに有効な化合物は、既に多数知られている。
しかし、本発明の化合物は化学物質としても新規
であり、したがつて従来たばこの製造においても
用いられたことがない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、最近の製品たばこの香喫味に対する
消費者の多様なニーズに対応しうる新しい加香料
の開発と提供を目的としてなされたものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、公知の化合物(2)のラシオデプロ
デア・テオブローメ(Lasiodiplodia
theobromae)(IFO6469)を作用させることによ
り、変換物質としてたばこの優れた香喫味改良効
果を有する一般式(1)で示される新規な化合物が得
られることを見いだし、本発明をなすに至つた。
なお、IFOは日本菌株連盟加入機関である財団法
人発酵研究所の略称である。
−シクロヘキセン−1−イル)−2−オキソ−3
−ブテン〔以下、化合物(2)という〕に微生物を作
用させることにより得られる新規な化合物 4−
(3−ヒドロキシ−2,2,6−トリメチル−6
−シクロヘキセン−1−イル)−2−ブタノン
〔以下、化合物(1−A)という〕および4−(3
−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチル−1−シ
クロヘキセン−1−イル)2−ブタノン〔以下、
化合物(1−B)という〕に関するものである。
本化合物は、たばこ用香喫味改良に有効な新規物
質である。 〔従来技術〕 従来、たばこの製造工程で喫煙物に添加するこ
とにより、より好ましい喫味や香味を付与した
り、あるいは喫煙物素材の有する香喫味を改善す
るのに有効な化合物は、既に多数知られている。
しかし、本発明の化合物は化学物質としても新規
であり、したがつて従来たばこの製造においても
用いられたことがない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、最近の製品たばこの香喫味に対する
消費者の多様なニーズに対応しうる新しい加香料
の開発と提供を目的としてなされたものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、公知の化合物(2)のラシオデプロ
デア・テオブローメ(Lasiodiplodia
theobromae)(IFO6469)を作用させることによ
り、変換物質としてたばこの優れた香喫味改良効
果を有する一般式(1)で示される新規な化合物が得
られることを見いだし、本発明をなすに至つた。
なお、IFOは日本菌株連盟加入機関である財団法
人発酵研究所の略称である。
【化】
分子式:C13H22O2
分子量:210
質量スペクトル:
GC−MS
210(M+,1/20)207(1/20)193(4)192(26)
177(6)174(14)159(18)151(14)149(20)148
(24)135(28)134(73)133(30)123(48)121
(47)119(64)109(30)107(34)105(18)95
(22)93(66)91(20)81(26)79(18)77(14)
67(18)55(18)43(100)41(31) 施光度: 〔α〕D±0(C=0.35,MeOH) 核磁気共鳴スペクトル:(測定機器 ブルツカ
ー製 AM−500) 1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm) 1.00(s),1.05(s) C6−Me,C6−Me 1.58(s) C10−Me 1.68(m,J=3.01Hz) C8−Hax 1.80(m,J=8.71Hz) C8−Heq 2.04(q) C9−H2 2.14(s) C2−Me 2.28(t,J=8.07Hz) C3−H2 2.50(m) C4−H2 3.48(d,d,J=3.01Hz,J=8.71Hz) C7−H NMRにおける炭素番号を下図に示した。
177(6)174(14)159(18)151(14)149(20)148
(24)135(28)134(73)133(30)123(48)121
(47)119(64)109(30)107(34)105(18)95
(22)93(66)91(20)81(26)79(18)77(14)
67(18)55(18)43(100)41(31) 施光度: 〔α〕D±0(C=0.35,MeOH) 核磁気共鳴スペクトル:(測定機器 ブルツカ
ー製 AM−500) 1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm) 1.00(s),1.05(s) C6−Me,C6−Me 1.58(s) C10−Me 1.68(m,J=3.01Hz) C8−Hax 1.80(m,J=8.71Hz) C8−Heq 2.04(q) C9−H2 2.14(s) C2−Me 2.28(t,J=8.07Hz) C3−H2 2.50(m) C4−H2 3.48(d,d,J=3.01Hz,J=8.71Hz) C7−H NMRにおける炭素番号を下図に示した。
分子式:C13H22O2
分子量:210
質量スペクトル:
GC−MS
210(M+,1/20)208(1/20)192(6)177(4)157(3)
152(92)139(28)137(14)124(18)121(23)
119(24)111(63)109(21)107(16)95(18)
93(19)91(14)55(18)43(100)41(24) 施光度: 〔α〕D±0(C=0.11,MeOH) 核磁気共鳴スペクトル:(測定機器 ブルツカ
ー製 AM−500) 1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm) 0.97(s),1.03(s)C10−Me,C10−Me 1.37(m) C9−Hax 1.61(t,d) 9−Heq 1.67(m) C8−Hax 1.71(s) C6−Me 1.85(m) C8−Heq 2.15(s) C1−H3 2.27(d,d J=8.3 Hz,J=6.0Hz) C3−H2 2.52(t,J=8.3Hz) C4−H2 3.90(t) C7−H NMRにおける炭素番号を下図に示した。
152(92)139(28)137(14)124(18)121(23)
119(24)111(63)109(21)107(16)95(18)
93(19)91(14)55(18)43(100)41(24) 施光度: 〔α〕D±0(C=0.11,MeOH) 核磁気共鳴スペクトル:(測定機器 ブルツカ
ー製 AM−500) 1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm) 0.97(s),1.03(s)C10−Me,C10−Me 1.37(m) C9−Hax 1.61(t,d) 9−Heq 1.67(m) C8−Hax 1.71(s) C6−Me 1.85(m) C8−Heq 2.15(s) C1−H3 2.27(d,d J=8.3 Hz,J=6.0Hz) C3−H2 2.52(t,J=8.3Hz) C4−H2 3.90(t) C7−H NMRにおける炭素番号を下図に示した。
【化】
次に、化合物(2)の微生物変換による化合物(1)の
製造方法を順を追つて説明する。 まず、ラシオデプロデア・テオブローメを例え
ば次のような方法で培養して種菌とする。すなわ
ち、固形培地あるいは液体培地に該菌を接種し、
28℃で7〜10日間培養する。これら種菌をさらに
液体培地に接種し、28℃で48時間振とう又は通気
攪はん培養を行う。ここで用いる液体培地および
種菌培養のための固形および液体培地に用いる栄
養源としては、グルコース、シヨ糖、コーンステ
イープリカー、ペプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、尿素、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、
燐酸カリウム、塩化カリウム、硫酸鉄、硫酸亜
鉛、塩化カルシウム、炭酸カルシウム等の炭素
源、窒素源、無機塩、発育因子等の中から適当な
ものを選んで使用することができる。これらの栄
養源は水溶液とし、また固形培地とする場合には
液体培地に1.5〜2.0%の寒天を加え、加熱又はろ
過等により無菌化して使用する。 次に、以上のようにして予め培養された菌体培
養液に化合物(2)を添加し、引き続き振とう又は通
気攪はんを行う。この操作によつて化合物(2)は次
第に一般式(1)の化合物へ変換が行われる。化合物
(2)の添加量は通常、菌体培養液1当たり0.1〜
0.3gが適当である。 培養液中において、化合物(2)が変換されている
か否かの判定は、例えば次のような操作によつて
迅速に知ることができる。すなわち、変換が進行
中のフラスコ又はタンク中より3〜10mlの菌体を
含む培養液を抜き取り、PHを3〜4に調節し酢酸
エチル等の有機溶媒で抽出し、直ちにガスクロマ
トグラフイー又は高速液体クロマトグラフイーで
分析する。所要時間はサンプリング時間も含めて
1時間以内である。 第1図に化合物(2)、第2図に変換操作開始後
120時間目の変換物の典型的なガスクロマトグラ
ムを示す。なお、図のガスクロマトグラムは次の
ような条件で得られたものである。すなわち、日
立663型ガスクロマトグラム装置にPEG−6000を
カラムの内壁にコーテイングした内径0.28mm、長
さ30mのガラスキヤピラリーカラムを装着し、カ
ラム温度160℃で、キヤリヤーガスとしてヘリウ
ムを毎分1ml流しつつ、前記培養液の酢酸エチル
抽出液1μを試料として注入することにより測
定した。 次に、変換物の培養物は、菌体をろ別したのち
有機溶媒を用いてろ液から香料成分を抽出した。
香料成分である化合物(1)を精製単離するために
は、まず変換培養物をろ過し菌体とろ液とに分け
る。ろ液に酢酸エチルなどの有機溶媒を加え、ま
た菌体を洗浄した有機溶媒を合して有機相とす
る。これを減圧下で溶媒を留去して変換物を得
る。得られた変換物をシリカゲルを吸着剤とする
カラムにかけ、n−ヘキサン:酢酸エチル混液を
用いて溶出し、フラクシヨンコレクターで分画す
る。さらに必要に応じて高速液体クロマトグラフ
イーにより、化合物(1)を単離する。 本発明の化合物(1)をたばこに添加し喫煙した場
合は、いずれも、たばこ本来の香りとよく調和
し、刺激を抑え、さらに効果に持続性があるの
で、たばこの製造工程中および製品保存中におけ
る逸散が少ないなど多くの優れた効果を有する。 すなわち、化合物(1)はエタノール等の溶媒で適
宜濃度に希釈し、たばこの香喫味改良剤として使
用に供することが出来る。化合物(1)は単独又は他
のたばこ用香料と組み合わせて使用することがで
きる。さらに、添加物などを適宜配合して使用す
ることができる。添加量は製品たばこ用刻みに対
し0.1〜50ppm(w/w)、好ましくは1〜30ppm
(w/w)で前述した効果を発揮する。本発明の
化合物を有効に適用し得るたばこの種類は、特に
限定されるものではなく、栽培により得られるた
ばこのみならず、屑たばこを原料として製造され
た再生たばこ及びパイプたばこ等の香喫味の改良
のためにも有効である。 次に、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 試験管内にポテト・デキストロース・寒天斜面
培地(PDA斜面培地)を作り、これにラシオデ
プロデア・テオブローメIFO 6469を1白金耳接
種し、28℃で10日間静置して菌糸を十分生育させ
た。次いでグリコース50g、酵母エキス3g、塩
化カリウム0.5g、リン酸−カリウム1g、硝酸
ナトリウム1g、水道水1からなる殺菌済み液
体培地600mlを含む3容コブ付き三角フラスコ
に、前記菌の斜面培地に滅菌水10mlを加えてよく
攪はん混合した懸濁液を接種した。これを28℃、
150rpmで48時間振とう培養を行い、菌が十分生
育した後に化合物(2)を0.1%添加し、引き続き振
とうした。変換5日後に培養物を取り出しろ布を
用いて菌体とろ液とに分けた。ろ液に1規定塩酸
を加えてPHを3.0とし、酢酸エチルで変換物を抽
出した。抽出液を40℃以下で減圧濃縮し0.53gの
濃縮物を得た。次いでこの濃縮物から化合物(1)を
以下のようにして単離した。濃縮物を30gのシリ
カゲルGを充填した直径30mmのガラスカラムの上
部に添加し、次に、ヘキサン−酢酸エチルの混液
(v/v)、95:5,90:10,85:15,80:20,
75:25をそれぞれ200mlずつ加え順次溶出した。
次いで75:25画分について、移動相をヘキサン−
酢酸エチル75:25とし、シリカゲルSI−60カラム
(直径4mm、長さ25cm、メルク社製)を用いて高
速液体クロマトグラフイーを行つて化合物(1−
A及び1−B)を単離した。 実施例 2 屑たばこを100℃の熱水で抽出し、水溶性部と
水不溶性部(抽出残)に分けた後、水不溶部をこ
う解し、これにその乾物重の15%の針葉樹のクラ
フトパルプを加えた混合物を薄紙状に成型し、こ
の薄紙に上記の水溶性部をもどして作つたシート
状再生たばこ100gに対して、実施例1で得た化
合物(1−A)0.5mgを3mlのエタノールに溶解
して噴霧・添加した後、常法により才刻・紙巻き
し、無添加巻き上げ品を対照として、におい・
味・刺激について2点識別法により香喫味を比較
した。特に訓練された専門パネル20人の評価は、
第1表に示す通りであつた。パネルの大多数のメ
ンバーの評価により、化合物(1)は刺激を抑え、た
ばこらしさを付与するとのコメントを得た。
製造方法を順を追つて説明する。 まず、ラシオデプロデア・テオブローメを例え
ば次のような方法で培養して種菌とする。すなわ
ち、固形培地あるいは液体培地に該菌を接種し、
28℃で7〜10日間培養する。これら種菌をさらに
液体培地に接種し、28℃で48時間振とう又は通気
攪はん培養を行う。ここで用いる液体培地および
種菌培養のための固形および液体培地に用いる栄
養源としては、グルコース、シヨ糖、コーンステ
イープリカー、ペプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、尿素、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、
燐酸カリウム、塩化カリウム、硫酸鉄、硫酸亜
鉛、塩化カルシウム、炭酸カルシウム等の炭素
源、窒素源、無機塩、発育因子等の中から適当な
ものを選んで使用することができる。これらの栄
養源は水溶液とし、また固形培地とする場合には
液体培地に1.5〜2.0%の寒天を加え、加熱又はろ
過等により無菌化して使用する。 次に、以上のようにして予め培養された菌体培
養液に化合物(2)を添加し、引き続き振とう又は通
気攪はんを行う。この操作によつて化合物(2)は次
第に一般式(1)の化合物へ変換が行われる。化合物
(2)の添加量は通常、菌体培養液1当たり0.1〜
0.3gが適当である。 培養液中において、化合物(2)が変換されている
か否かの判定は、例えば次のような操作によつて
迅速に知ることができる。すなわち、変換が進行
中のフラスコ又はタンク中より3〜10mlの菌体を
含む培養液を抜き取り、PHを3〜4に調節し酢酸
エチル等の有機溶媒で抽出し、直ちにガスクロマ
トグラフイー又は高速液体クロマトグラフイーで
分析する。所要時間はサンプリング時間も含めて
1時間以内である。 第1図に化合物(2)、第2図に変換操作開始後
120時間目の変換物の典型的なガスクロマトグラ
ムを示す。なお、図のガスクロマトグラムは次の
ような条件で得られたものである。すなわち、日
立663型ガスクロマトグラム装置にPEG−6000を
カラムの内壁にコーテイングした内径0.28mm、長
さ30mのガラスキヤピラリーカラムを装着し、カ
ラム温度160℃で、キヤリヤーガスとしてヘリウ
ムを毎分1ml流しつつ、前記培養液の酢酸エチル
抽出液1μを試料として注入することにより測
定した。 次に、変換物の培養物は、菌体をろ別したのち
有機溶媒を用いてろ液から香料成分を抽出した。
香料成分である化合物(1)を精製単離するために
は、まず変換培養物をろ過し菌体とろ液とに分け
る。ろ液に酢酸エチルなどの有機溶媒を加え、ま
た菌体を洗浄した有機溶媒を合して有機相とす
る。これを減圧下で溶媒を留去して変換物を得
る。得られた変換物をシリカゲルを吸着剤とする
カラムにかけ、n−ヘキサン:酢酸エチル混液を
用いて溶出し、フラクシヨンコレクターで分画す
る。さらに必要に応じて高速液体クロマトグラフ
イーにより、化合物(1)を単離する。 本発明の化合物(1)をたばこに添加し喫煙した場
合は、いずれも、たばこ本来の香りとよく調和
し、刺激を抑え、さらに効果に持続性があるの
で、たばこの製造工程中および製品保存中におけ
る逸散が少ないなど多くの優れた効果を有する。 すなわち、化合物(1)はエタノール等の溶媒で適
宜濃度に希釈し、たばこの香喫味改良剤として使
用に供することが出来る。化合物(1)は単独又は他
のたばこ用香料と組み合わせて使用することがで
きる。さらに、添加物などを適宜配合して使用す
ることができる。添加量は製品たばこ用刻みに対
し0.1〜50ppm(w/w)、好ましくは1〜30ppm
(w/w)で前述した効果を発揮する。本発明の
化合物を有効に適用し得るたばこの種類は、特に
限定されるものではなく、栽培により得られるた
ばこのみならず、屑たばこを原料として製造され
た再生たばこ及びパイプたばこ等の香喫味の改良
のためにも有効である。 次に、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 試験管内にポテト・デキストロース・寒天斜面
培地(PDA斜面培地)を作り、これにラシオデ
プロデア・テオブローメIFO 6469を1白金耳接
種し、28℃で10日間静置して菌糸を十分生育させ
た。次いでグリコース50g、酵母エキス3g、塩
化カリウム0.5g、リン酸−カリウム1g、硝酸
ナトリウム1g、水道水1からなる殺菌済み液
体培地600mlを含む3容コブ付き三角フラスコ
に、前記菌の斜面培地に滅菌水10mlを加えてよく
攪はん混合した懸濁液を接種した。これを28℃、
150rpmで48時間振とう培養を行い、菌が十分生
育した後に化合物(2)を0.1%添加し、引き続き振
とうした。変換5日後に培養物を取り出しろ布を
用いて菌体とろ液とに分けた。ろ液に1規定塩酸
を加えてPHを3.0とし、酢酸エチルで変換物を抽
出した。抽出液を40℃以下で減圧濃縮し0.53gの
濃縮物を得た。次いでこの濃縮物から化合物(1)を
以下のようにして単離した。濃縮物を30gのシリ
カゲルGを充填した直径30mmのガラスカラムの上
部に添加し、次に、ヘキサン−酢酸エチルの混液
(v/v)、95:5,90:10,85:15,80:20,
75:25をそれぞれ200mlずつ加え順次溶出した。
次いで75:25画分について、移動相をヘキサン−
酢酸エチル75:25とし、シリカゲルSI−60カラム
(直径4mm、長さ25cm、メルク社製)を用いて高
速液体クロマトグラフイーを行つて化合物(1−
A及び1−B)を単離した。 実施例 2 屑たばこを100℃の熱水で抽出し、水溶性部と
水不溶性部(抽出残)に分けた後、水不溶部をこ
う解し、これにその乾物重の15%の針葉樹のクラ
フトパルプを加えた混合物を薄紙状に成型し、こ
の薄紙に上記の水溶性部をもどして作つたシート
状再生たばこ100gに対して、実施例1で得た化
合物(1−A)0.5mgを3mlのエタノールに溶解
して噴霧・添加した後、常法により才刻・紙巻き
し、無添加巻き上げ品を対照として、におい・
味・刺激について2点識別法により香喫味を比較
した。特に訓練された専門パネル20人の評価は、
第1表に示す通りであつた。パネルの大多数のメ
ンバーの評価により、化合物(1)は刺激を抑え、た
ばこらしさを付与するとのコメントを得た。
【表】
実施例 3
屑たばこを100℃の熱水で抽出し、水溶性部と
水不溶性部(抽出残)に分けた後、水不溶部をこ
う解し、これにその乾物重の15%の針葉樹のクラ
フトパルプを加えた混合物を薄紙状に成型し、こ
の薄紙に上記の水溶性部をもどして作つたシート
状再生たばこ100gに対して、実施例1で得た化
合物(1−B)0.5mgを3mlのエタノールに溶解
して噴霧・添加した後、常法により才刻・紙巻き
し、無添加巻き上げ品を対照として、におい・
味・刺激について2点識別法により香喫味を比較
した。特に訓練された専門パネル20人の評価は、
第2表に示す通りであつた。パネルの大多数のメ
ンバーの評価により、化合物(1−B)は刺激を
抑え、たばこらしさを付与するとのコメントを得
た。
水不溶性部(抽出残)に分けた後、水不溶部をこ
う解し、これにその乾物重の15%の針葉樹のクラ
フトパルプを加えた混合物を薄紙状に成型し、こ
の薄紙に上記の水溶性部をもどして作つたシート
状再生たばこ100gに対して、実施例1で得た化
合物(1−B)0.5mgを3mlのエタノールに溶解
して噴霧・添加した後、常法により才刻・紙巻き
し、無添加巻き上げ品を対照として、におい・
味・刺激について2点識別法により香喫味を比較
した。特に訓練された専門パネル20人の評価は、
第2表に示す通りであつた。パネルの大多数のメ
ンバーの評価により、化合物(1−B)は刺激を
抑え、たばこらしさを付与するとのコメントを得
た。
本発明の化合物は、製品たばこ用刻み、パイプ
たばこ、再生たばこ及び葉たばこに対してppmオ
ーダーの添加により、たばこらしさを付与し、刺
激を抑制して味が良くなる効果、すなわち、たば
この香喫味改良効果を有し、これによりたばこ製
品の品質が向上する。
たばこ、再生たばこ及び葉たばこに対してppmオ
ーダーの添加により、たばこらしさを付与し、刺
激を抑制して味が良くなる効果、すなわち、たば
この香喫味改良効果を有し、これによりたばこ製
品の品質が向上する。
第1図は化合物(2)、第2図は化合物(2)を本発明
の方法によつて微生物変換した時の培養時間が
120時間目の変換物のガスクロマトグラムをそれ
ぞれ示したものである。図中ピーク1は溶媒、ピ
ーク2は化合物(2)、ピーク5は化合物(1−A)
ピーク6は化合物(1−B)、ピーク3,4,7
〜9は副生成物である。縦軸はピーク高さを、横
軸は保持時間を示す。
の方法によつて微生物変換した時の培養時間が
120時間目の変換物のガスクロマトグラムをそれ
ぞれ示したものである。図中ピーク1は溶媒、ピ
ーク2は化合物(2)、ピーク5は化合物(1−A)
ピーク6は化合物(1−B)、ピーク3,4,7
〜9は副生成物である。縦軸はピーク高さを、横
軸は保持時間を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式(1)で示される化合物。 【化】 (式中 R1=OH R2=H又はR1=H R2=
OH) 2 一般式(1)で示される化合物からなるたばこ用
香喫味改良剤。 【化】 (式中 R1=OH R2=H又はR1=H R2=
OH) 3 次式(2)で示される化合物を含む培地にてラシ
オデプロデア・テオブローメを培養させ、一般式
(1)で示される化合物を採取することを特徴とする
一般式(1)で示される化合物の製造法。 【化】 【化】 (式中 R1=OH R2=H又はR1=H R2=
OH)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17275986A JPS6330445A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | β−イオノン誘導体、その製造方法および該化合物からなるたばこ用香喫味改良剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17275986A JPS6330445A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | β−イオノン誘導体、その製造方法および該化合物からなるたばこ用香喫味改良剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6330445A JPS6330445A (ja) | 1988-02-09 |
| JPH0585159B2 true JPH0585159B2 (ja) | 1993-12-06 |
Family
ID=15947803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17275986A Granted JPS6330445A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | β−イオノン誘導体、その製造方法および該化合物からなるたばこ用香喫味改良剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6330445A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012047735A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-03-08 | Ono Pharmaceut Co Ltd | ストレス性疾患のバイオマーカー |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104178340B (zh) * | 2014-08-13 | 2016-08-24 | 河南中烟工业有限责任公司 | 一种烤土豆香料、其制备方法以及在卷烟中的应用 |
-
1986
- 1986-07-24 JP JP17275986A patent/JPS6330445A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012047735A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-03-08 | Ono Pharmaceut Co Ltd | ストレス性疾患のバイオマーカー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6330445A (ja) | 1988-02-09 |
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