JPH06101260B2 - 絶縁電線の製造方法 - Google Patents

絶縁電線の製造方法

Info

Publication number
JPH06101260B2
JPH06101260B2 JP63304579A JP30457988A JPH06101260B2 JP H06101260 B2 JPH06101260 B2 JP H06101260B2 JP 63304579 A JP63304579 A JP 63304579A JP 30457988 A JP30457988 A JP 30457988A JP H06101260 B2 JPH06101260 B2 JP H06101260B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
rust preventive
insulator
copper
preventive solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63304579A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02148622A (ja
Inventor
龍之助 増井
宏之 大浦
正則 滝沢
千加士 竹谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority to JP63304579A priority Critical patent/JPH06101260B2/ja
Publication of JPH02148622A publication Critical patent/JPH02148622A/ja
Publication of JPH06101260B2 publication Critical patent/JPH06101260B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ベンゾトリアゾール防錆溶液を用いて、銅撚
線表面の変色が長期にわたって防止される絶縁電線およ
び電力ケーブルの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、銅線および銅撚線の保管中、又は絶縁電線の製造
工程中および電線保管中において、銅線表面や撚線導体
表面が変色することがあり、その対策として種々の製造
工程で銅線、銅撚線などに銅用防錆溶液が塗布されてい
る。
一方、屋外用配電線として塩化ビニル絶縁電線(OW)、
ポリエチレン絶縁電線(OE)、華僑ポリエチレン絶縁電
線(OC)などが多用されているが、架線後、数年にして
銅線表面に黒色酸化銅皮膜が生成し、稀に硬銅撚線がナ
イフカット状に異常断線する、いわゆる、応力腐食割れ
を起すことがあり、電力保安上、重要な問題となってい
る。
この応力腐食割れは、末端から電線内部に侵入した雨水
が電線の空隙に溜水し、濃縮されて腐食性溜水となって
銅線表面に厚い黒色酸化銅皮膜を形成し、その皮膜のク
ラック部に露出する下地銅を選択的に溶解するという腐
食要因と、硬銅撚線の加工時に生ずる曲げ応力および電
線のドラム巻き時に生ずる曲げ応力に抗して架線時に生
じる応力などの応力要因との相互作用で起るものとされ
ている。
このような長期の腐食環境で発生する応力腐食割れに対
して、ベンゾトリアゾールをアルコールなどの揮発性溶
剤単独なものに溶解した溶液を硬銅撚線に塗布しても十
分な耐食性皮膜が形成されないため、長期の耐食効果が
期待できず、応力腐食割れを起す問題がある。
そのため解決手段として、銅用防錆成分を添加した絶
縁層を用いる方法、硬銅撚線内に水密コンパウンドを
充填する方法、ベンゾトリアゾール誘導体を流動パラ
フィン、ポリブテン、シリコーン油などに溶解したもの
を硬銅撚線上に塗布する方法などが提案されている。
しかしながら、については、絶縁層からの防錆剤の溶
出に難があり、長期間銅の変色を防止させることが困難
で、絶縁層の絶縁抵抗が低下する好ましくない問題があ
る。については、製造コストが高く、水密コンパウン
ドの除去作業が煩わしく、除去が十分でないときは接続
部の通電特性が低下する問題がある。については、そ
の使用によって絶縁体と硬銅撚線との密着性が低下し、
引抜き強度が不足するという問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、硬銅撚
線に防錆溶液を塗布することにより、銅線や硬銅撚線の
表面上に強固な耐食性皮膜を形成し、硬銅撚線内部に腐
食性雨水が侵入しても、長期にわたって銅色を維持し、
且つ絶縁体と硬銅撚線との密着性が良好な絶縁電線およ
び電力ケーブルの製造方法も提供することを目的とする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで上記の目的を達成するために本発明の絶縁電線の
製造方法は、硬銅撚線における中心線又は/および下撚
線の表面にベンゾトリアゾール又は/およびベンゾトリ
アゾール誘導体0.1〜10重量%、ポリエステル系可塑剤
0.2〜10重量%、残部が溶剤から成る防錆溶液を塗布
し、次いで上撚線の表面に前記防錆溶液よりもポリエス
テル系可塑剤の添加量を相対的に少なくした防錆溶液を
塗布した後、絶縁体を被覆する前に、前記上撚線の表面
に前記防錆溶液よりもポリエステル系可塑剤の添加量を
0〜0.3重量%と更に減少せしめた防錆溶液を塗布する
ものである。
以下、本発明の構成について更に詳細に説明する。
本発明に使用する防錆溶液において、ベンゾトリアゾー
ルの添加量を0.1〜10重量%とするのは、10重量%以上
添加しても耐食性皮膜がより以上形成されないために、
防錆効果が飽和に達し、過剰量は析出するので好ましく
ない。逆に、0.1重量%以下の添加量では、十分な耐食
性皮膜が形成されないため、防錆効果が得られない。ベ
ンゾトリアゾールの好ましい添加量は1〜5重量%であ
る。ポリエステル系可塑剤の使用量を0.2〜10重量%と
するのは、10重量%以上では塗布後、撚線導体上に粘つ
きが残ると共に導体引抜き試験が好ましくない。逆に、
0.2重量%未満では、形成する耐食性皮膜に対する保護
作用に欠けるため、十分な防錆効果が得られにくい。
次に本発明の構成で、前述したように、硬銅撚線におけ
る中心線又は/および下撚線の表面に前記防錆溶液を塗
布し、次いで上撚線の表面に前記防錆溶液よりポリエス
テル系可塑剤の配合量を相対的に少なくした防錆溶液を
塗布した後、最終的に絶縁体を被覆する前に、前記上撚
線の表面に前記防錆溶液よりもポリエステル系可塑剤の
添加量を0〜0.3重量%と更に減少せしめた防錆溶液を
塗布するのは、具体的に説明すると、19本の硬銅同心撚
線の製造過程において、中心素線と6本の下撚り素線は
ポリエステル系可塑剤量の多い防錆溶液を、12本の上撚
りには前者より少ないポリエステル系可塑剤を添加した
防錆溶液をそれぞれ塗布し、塗布後の硬銅撚線上に絶縁
体を被覆するに際し、ポリエステル系可塑剤の添加量を
0〜0.3重量%とした防錆溶液を適宜選択して塗布し速
乾させて、絶縁体と接する12本上撚り素線上に残留する
ポリエステル系可塑剤の保護皮膜厚を少なくして絶縁体
を被覆すると、絶縁体と硬銅撚線との密着性が向上で
き、すぐれた耐食性と架渉に適した絶縁電線とすること
ができるためである。
この場合、本発明で示すポリエステル系可塑剤の添加量
を特定上限量から中間量の防錆溶液を用いて、中心素線
と下撚り素線および上撚り素線にそれぞれ塗布したもの
は、絶縁体と接する上撚り12本素線の表面にはポリエス
テル系可塑剤の保護皮膜が厚く残留するため、絶縁体を
施すと絶縁体と硬銅撚線との密着性が低下して好ましく
ない。そこで、ポリエステル系可塑剤を添加しない防錆
溶液を塗布して、上撚り12本の素線上に残留するポリエ
ステル系可塑剤の保護皮膜の厚さを薄い状態に改質し、
更に耐食性を付与して絶縁体と硬銅撚線との密着性を向
上させるようにする。
次に、7本の硬銅同心撚線の場合、中心素線と6本の上
撚り素線で構成されているため、撚導体の中心から絶縁
体と接する方向に向かってポリエステル系可塑剤の添加
量を順次少なくして塗布することもできる。
前記のように、絶縁体を被覆する前に、上撚線(上撚り
素線)表面に塗布される防錆溶液のポリエステル系可塑
剤の添加量が0重量%でも良しとするのは、先にも詳述
したところであるが、上撚線の表面には第一の工程で塗
布された防錆溶液(ポリエステル系可塑剤の添加量が0.
2〜10重量%)中に含まれているある程度の濃度のポリ
エステル系可塑剤が存在しているため、第二の工程で、
つまり絶縁体を被覆する前に、仮にポリエステル系可塑
剤を全く含まない防錆溶液を上撚線の表面に塗布して
も、前記の通り、第一の工程で塗布した防錆溶液中に含
まれたポリエステル系可塑剤が(完全に拭い去られない
で微量とは言え)残存しており、これがベンゾトリアゾ
ール又は/およびベンゾトリアゾール誘導体と相乗的に
働き合って十分な防錆効果を惹起させ、併せて絶縁体と
硬銅撚線との密着性を向上させるからである。従って、
ポリエステル系可塑剤の添加量を殊に特定上限から中間
量の防錆溶液を用いた場合などには、絶縁体を被覆する
前に絶縁体と接する硬銅素線、つまり上撚線、に塗布す
る防錆溶液中の可塑剤量がたとえ0重量%であっても、
所期通りの、好ましい防錆効果と良好な密着性とが得ら
れる。
本発明で使用するポリエステル系可塑剤は、アジピン酸
系ポリエステル、セパシン酸系ポリエステル、フタル酸
系ポリエステル、アジピン酸−プロピレングリコール系
ポリエステル、アジピン酸−1,3ブチレングリコール系
ポリエステルなどで、これらの群の1種以上が使用でき
る。
使用する溶剤はベンゾトリアゾール又は/およびベンゾ
トリアゾール誘導体とポリエステル系可塑剤との溶解混
合を容易にし、且つポリエステル系可塑剤のもつ粘つき
を調整するために用いられるが、かかる溶剤としては、
メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルア
ルコールなどのアルコール系溶剤とトリクロルエタンが
好ましいが、特に限定されるものではない。
なお、本発明ではベンゾトリアゾールのほか、ベンゾト
リアゾールモノエタノールアミン塩、ベンゾトリアゾー
ルジエチルアミン塩、ベンゾトリアゾールシクロヘキシ
ルアミン塩、ベンゾトリアゾールモルホリン酸、ベンゾ
トリアゾールジイソプロピルアミン塩、メチルベンゾト
リアゾールシクロヘキシルアミン塩などのベンゾトリア
ゾール誘導体も使用することができる。
〔作 用〕
屋外用絶縁電線が応力腐食割れによって断線するのは、
該絶縁電線が架線された後、引留部、端末部又は接続部
などの僅かなすき間から電線内部の硬銅撚線の撚り空隙
部に腐食性雨水が侵入し、長期に亘って溜満する腐食要
因が第一義である。従って、屋外用絶縁電線として具備
すべき要件はすぐれた耐食性と、架線時に対応するきび
しい導体引抜試験、すなわち絶縁体と接する銅素線との
良好な密着性を有することである。
本発明で使用する防錆溶液、すなわちベンゾトリアゾー
ル又は/およびベンゾトリアゾール誘導体0.1〜10重量
%、ポリエステル系可塑剤0.2〜10重量%、残部が溶剤
のアルコールなどからなる防錆溶液を硬銅撚線における
中心線又は/および下撚線表面上に塗布すると、アルコ
ールの存在の下、銅表面に防錆成分とのキレート結合に
よる防錆皮膜が良好に形成され、アルコールが揮発すれ
ば、含有するポリエステル系可塑剤が前記防錆皮膜上に
保護皮膜として形成し、二重の防錆効果が高められ、耐
食性が向上する。
また、硬銅撚線における中心線又は/および下撚線の表
面に前記防錆溶液を塗布し、次いで上撚線の表面に前記
防錆溶液よりもポリエステル系可塑剤の配合量を相対的
に少なくした防錆溶液を塗布した後、最終的に絶縁体を
被覆する前に、前記上撚線の表面に前記防錆溶液よりも
ポリエステル系可塑剤の添加量を0〜0.3重量%と更に
減少せしめた防錆溶液を塗布し速乾して、該上撚線上に
残留させるポリエステル系可塑剤皮膜の粘つき調整と均
一化を行い、且つ、該上撚線上の防錆皮膜の補完を同時
に施すようにするので、きびしい耐食性と導体引抜試験
に適合し、応力腐食断線を防止できるものとなる。
つまり、防錆溶液中にポリエステル系可塑剤添加量が多
ければ(ただし、10重量%を越えることは好ましくない
が)、防錆効果,耐食性は所期通りに好ましい状態で達
成される反面、塗布後、絶縁体と接する上撚線上に残留
するポリエステル系可塑剤の皮膜が必然的に厚くなるか
ら、絶縁電線としたとき、絶縁体と上撚線との密着性が
低下し、架線時に絶縁体が引抜かれ、好ましくない問題
が生じる。
この点、本発明では、前記の通り、絶縁体を被覆する前
に、前記上撚線の表面に前記硬銅撚線における中心線又
は/および下撚線に最初に塗布される防錆溶液よりもポ
リエステル系可塑剤の配合量を相対的に少なくした防錆
溶液を塗布した後、最終的に絶縁体を被覆する前に、前
記上撚線の表面に前記防錆溶液よりもポリエステル系可
塑剤の添加量を0〜0.3重量%と更に減少せしめた防錆
溶液を塗布する、という手段を講じることによって、換
言すれば、防錆効果を高める一度目の塗布はポリエステ
ル系可塑剤の濃度の高い防錆溶液を用い、そのために絶
縁体とこれに接する上撚線との間に生じる滑りの問題
は、二度目の防錆処理において塗布される防錆溶液中の
ポリエステル系可塑剤を可及的に薄くして再度この絶縁
体と接する上撚線上に塗布することによって、この絶縁
体と接する上撚線上に残留するポリエステル系可塑剤の
保護皮膜の厚さを薄い状態に改質し、さらに耐食性を付
与して絶縁体と上撚線との密着性を向上させるものであ
るから、防錆効果の改善向上が絶縁体と接する上撚線と
の密着性を損なう、という相容れない要求を見事に解決
し、所期の目的をうまく達成することができた。
〔実施例〕
以下、本発明にかかる実施例と比較例を対比して説明す
る。
外径2.0mmφの硬銅素線19本を同心撚りに撚り合せ、そ
の外周をポリエチレン絶縁体で被覆するに際し、予め中
心素線と六本の下撚り、12本の上撚り銅素線および絶縁
被覆する前に絶縁体と接する銅素線の表面に第1表に示
すそれぞれの配合の防錆溶液を塗布する。例えば、中心
素線と6本の下撚り素線および12本の上撚り素線の塗布
は、防錆溶液をマイクロポンプで定量送量し、エアーワ
イパーを設けた防錆槽を通過させて行ない、絶縁体と接
する銅素線表面の塗布は、撚線に重錘付フェルトを巻付
け、その上端に防錆溶液をマイクロポンプで定量送流
し、熱風乾燥機中を通過、速乾させて行なう。引続きそ
の外周にポリエチレン絶縁体を押出被覆して60mm2屋外
用ポリエチレン絶縁電線を製造した。得られた各絶縁電
線について、以下に説明する耐食性試験(注1、注2、
注3)および誘導引抜き試験(注4)を行なった。その
結果を第1表の下段に合わせて示す。
(注1)絶縁電線から10cm長の試料を金ノコで切断し、
絶縁体を剥いだ導体素線を濃度100ppmの硫化ナトリム水
溶液に室温で30秒間浸漬した後取り出して、導体素線表
面の変色状態を目視し、耐食性良否の判定をした。
(注2)絶縁電線から10cm長の試料を金ノコで切断し、
絶縁体を剥離して硬銅撚線を取り出し、導体素線の表面
に付着する防錆溶液を溶剤で洗い落した後、濃度100ppm
の硫化ナトリウム水溶液に室温で30秒間浸漬した後取り
出して、導体素線表面の変色状態を目視し、耐食性良否
の判定をした。
(注1),(注2)の判定基準は、○印を変色のないも
の、△印を僅かに変色のあるもの、×印を明瞭に変色の
あるものとして評価した。
(注3)絶縁電線から30cm長の試料を金ノコで切断し、
これを濃度100ppmのアンモニヤ水溶液に1/2浸漬し、60
℃で8時間、室温で16時間のヒートサイクルを1週間続
けては新しいアンモニヤ水溶液と取り替える腐食環境
に、8週間浸漬させた後、試料を取り出して絶縁体を剥
離し、導体上に生成する酸化銅の平均皮膜厚を求め、そ
の値から耐食性の良否の判断をした。
判定基準は、○印を皮膜厚0.2μm未満のもの、△印を
皮膜厚0.2〜0.3μmの範囲にあるもの、×印を皮膜厚0.
3μmを超えるものとして評価した。
(注4)絶縁電線から3m長の試料を金ノコで切断し、片
端0.3m端の絶縁体を10cm剥離し、他端を固定し、片端の
絶縁体に荷重1ton(引抜き荷重)を加えたときの、絶縁
体の引抜き具合を観察し、導体と絶縁体との密着性良否
の判断をした。
判定基準は、○印を引抜きにくいもの、△印を僅かなが
ら引抜けるもの、×印を大きく引抜けるものとして評価
した。
結果からわかるように、実施例1〜5はいずれの試験に
おいても良好な結果を示すが、比較例1は絶縁体とする
上撚りの銅素線上に防錆溶液を絶縁前に塗布していない
ため、耐食性を有するものの導体と絶縁体との密着性が
低下し、導体引抜試験が好ましくない。比較例2は上撚
り銅素線上に残留するポリエステル系可塑剤皮膜が厚い
のに、絶縁前に塗布する防錆溶液中のポリエステル系可
塑剤の添加量が適切でないため、導体と絶縁体との密着
性が低下し、導体引抜試験が好ましくなくなる。比較例
3はベンゾトリアゾールの添加量が少ないため、銅表面
に十分な耐食性皮膜が形成されず、好ましくない。
比較例4は上撚り銅素線上に残留するポリエステル系可
塑剤皮膜が極端に厚いため、絶縁前に塗布するポリエス
テル系可塑剤を添加しない防錆溶液を塗布しても、上撚
り銅素線上に適切に残留させるポリエステル系可塑剤皮
膜の粘つき調整と均一化が不十分となり、導体引抜試験
が好ましくなくなる。比較例5は中心線、下撚りおよび
上撚り銅素線上に塗付する防錆溶液中のポリエステル系
可塑剤添加量が適切でないため、耐食性試験が好ましく
ない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る製造方法によれば、
絶縁体と接する上撚り銅素線との密着性がよく、且つ撚
線導体上にすぐれた耐食性皮膜と保護皮膜とをもつ絶縁
電線が得られるので、従来、絶縁電線又は電力ケーブル
の製造工程中および電線保管中に撚線導体が変色する問
題も十分防止することができると共に、屋外用絶縁電線
として架橋した後、その端末部などから腐食性雨水の侵
入があっても、応力腐食割れを起す憂もないので、その
効果が大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹谷 千加士 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 タ ツタ電線株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−57416(JP,A) 特開 昭62−200604(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬銅撚線における中心線又は/および下撚
    線の表面にベンゾトリアゾール又は/およびベンゾトリ
    アゾール誘導体0.1〜10重量%、ポリエステル系可塑剤
    0.2〜10重量%、残部が溶剤から成る防錆溶液を塗布
    し、次いで上撚線の表面に前記防錆溶液よりもポリエス
    テル系可塑剤の添加量を相対的に少なくした防錆溶液を
    塗布した後、絶縁体を被覆する前に、前記上撚線の表面
    に前記防錆溶液よりもポリエステル系可塑剤の添加量を
    0〜0.3重量%と更に減少せしめた防錆溶液を塗布する
    ことを特徴とする絶縁電線の製造方法。
JP63304579A 1988-11-30 1988-11-30 絶縁電線の製造方法 Expired - Lifetime JPH06101260B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63304579A JPH06101260B2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 絶縁電線の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63304579A JPH06101260B2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 絶縁電線の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02148622A JPH02148622A (ja) 1990-06-07
JPH06101260B2 true JPH06101260B2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=17934689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63304579A Expired - Lifetime JPH06101260B2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 絶縁電線の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06101260B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5757416A (en) * 1980-09-25 1982-04-06 Dainichi Nippon Cables Ltd Method of preventing corrosion of twisted metallic wire
JPS62200604A (ja) * 1986-02-27 1987-09-04 昭和電線電纜株式会社 撚線導体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02148622A (ja) 1990-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2597706A (en) Lubricated electrical conduit
JPH0687378B2 (ja) 絶縁電線の製造方法
JPH0687379B2 (ja) 絶縁電線の製造方法
JPH0687377B2 (ja) 絶縁電線の製造方法
JPH0687381B2 (ja) 絶縁電線の製造方法
JPH0687382B2 (ja) 絶縁電線の製造方法
JPH0687380B2 (ja) 絶縁電線の製造方法
JPH02148622A (ja) 絶縁電線の製造方法
JPH0687376B2 (ja) 絶縁電線の製造方法
JPS62200604A (ja) 撚線導体
JPH07105170B2 (ja) 絶縁電線並びにその製造方法
JPH11232931A (ja) 絶縁電線
JPH0730470B2 (ja) 絶縁電線並びにその製造方法
JPH01281609A (ja) 絶縁電線並びにその製造方法
JPH0650602B2 (ja) 絶縁電線とその製造方法
JPH0371516B2 (ja)
JPH1088375A (ja) 腐食防止剤及びこれを用いた電線、並びにこの電線の製造方法
JP2656283B2 (ja) 電子部品用リード線及びその製造方法
JPH0371517B2 (ja)
JPS6155281A (ja) 防錆処理を施した吊橋ケ−ブル用鋼線
JPH06101258B2 (ja) 撚線導体の製造方法
JPH0371515B2 (ja)
JP2656282B2 (ja) 電子部品用リード線及びその製造方法
JPH0431025B2 (ja)
JPS5923067B2 (ja) アルミニウム電線接続用リングスリ−ブ