JPH06103148B2 - マルチパス式乾燥機の供給制御装置 - Google Patents

マルチパス式乾燥機の供給制御装置

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JPH06103148B2
JPH06103148B2 JP12764589A JP12764589A JPH06103148B2 JP H06103148 B2 JPH06103148 B2 JP H06103148B2 JP 12764589 A JP12764589 A JP 12764589A JP 12764589 A JP12764589 A JP 12764589A JP H06103148 B2 JPH06103148 B2 JP H06103148B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通過する穀物に熱風を通気して乾燥する乾燥
部の入口側に、穀物貯留部が設けられ、前記乾燥部の穀
物通過量よりも大なる流量で前記穀物貯留部に穀物を搬
送する搬送手段が設けられ、その搬送手段の搬送始端部
に穀物を供給する供給手段が、供給状態と停止状態とに
切り換え自在に設けられ、前記穀物貯留部に、その貯留
量が設定上限より大であるか否かを検出する上限検出用
センサーと、貯留量が設定下限より小であるか否かを検
出する下限検出用センサーとが設けられ、前記両センサ
ーの検出情報に基づいて、前記供給手段の作動を制御す
る制御手段が設けられているマルチパス式乾燥機の供給
制御装置に関する。
〔従来の技術〕
上記この種のマルチパス式乾燥機の供給制御装置におい
ては、乾燥部を通過する稲、麦等の穀物が途切れたり、
穀物貯留部の貯留量が極端に少なくなると通風漏れが生
じて乾燥むらが発生する虞れがあることから、乾燥運転
中は、穀物貯留部内に必ず穀物が所定量以上存在する状
態に維持する必要がある。
ところで、穀物貯留部へ穀物を搬送する搬送手段に穀物
を供給する供給手段が、搬送手段の搬送始端部側に設け
られていることから、供給手段を供給状態から停止状態
に切り換えても、搬送途中にある穀物が無くなるまでは
穀物供給が継続することになる。又、供給手段を停止状
態から供給状態に切り換えても、穀物貯留部へ穀物が搬
送されるまでには時間遅れが生じることになる。
そこで、穀物貯留部は、それに対する穀物の供給開始時
は停止時における貯留量の増減を吸収する必要がある。
ところで、乾燥運転中は、穀物貯留部における最大貯留
量は、供給手段を供給状態から停止状態に切り換えた後
にも搬送される供給量と乾燥部の通過量との差分を貯留
可能な大きさでよいが、運転に先立って乾燥部に穀物が
詰まった状態となるようにするための張り込み作業時に
は、乾燥部の運転を停止していることから、穀物の供給
を停止した後も搬送手段によって搬送される穀物の全部
を貯留できるように、乾燥運転中よりも大なる貯留量に
する必要がある。
但し、乾燥運転中は、穀物の供給を停止した状態におい
ても穀物貯留部から乾燥部へ穀物を供給し続ける必要が
あることから、穀物貯留部における貯留量の下限は、停
止状態にある供給手段を供給状態に切り換え後、穀物が
実際に穀物貯留部に搬送されるまでの遅れ時間の間も乾
燥部への穀物供給が途切れないレベルにする必要があ
る。
そこで、従来では、張り込み作業時における供給停止後
の穀物量の増大に対応するために、穀物貯留部の最大貯
留量を、設定上限に達した後も搬送途中にある穀物全部
を貯留できるように余裕を持たせるようにして、穀物貯
留部の貯留量が設定上限より大になるに伴って供給状態
から停止状態に切り換えさせ、且つ、穀物貯留部の設定
下限より小になるに伴って停止状態から供給状態に切り
換えさせるようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、張り込み作業時において供給停止後に設
定上限より増大する穀物量に対応するために、穀物貯留
部の最大貯留量を乾燥運転中において供給停止後に設定
上限より増大する穀物量よりも余裕を持たせるようにす
ると、穀物貯留部が大型化して、乾燥機全体の高さが高
くなる不利があった。
乾燥機全体の高さが高くなると、一般的に、乾燥機は屋
内に設置されることが多いことからも、その乾燥機を収
納するための建物の高さが高くなり、その結果、設備コ
ストが高くなる不利がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、穀物貯留部の小型化を図ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるマルチパス式乾燥機の供給制御装置は、通
過する穀物に熱風を通気して乾燥する乾燥部の入口側
に、穀物貯留部が設けられ、前記乾燥部の穀物通過量よ
りも大なる流量で前記穀物貯留部に穀物を搬送する搬送
手段が設けられ、その搬送手段の搬送始端部に穀物を供
給する供給手段が、供給状態と停止状態とに切り換え自
在に設けられ、前記穀物貯留部に、その貯留量が設定上
限より大であるか否かを検出する上限検出用センサー
と、貯留量が設定下限より小であるか否かを検出する下
限検出用センサーとが設けられ、前記両センサーの検出
情報に基づいて、前記供給手段の作動を制御する制御手
段が設けられているものであって、その特徴構成は以下
の通りである。
すなわち、前記制御手段は、前記乾燥部への穀物張り込
み時には、前記穀物貯留部の貯留量が前記設定下限より
大になるに伴って穀物供給を停止させるように、前記下
限検出用センサーの情報に基づいて前記供給手段の作動
を制御し、且つ、乾燥運転時には、前記穀物貯留部の貯
留量が前記設定上限より大になるに伴って穀物供給を停
止させ且つ貯留量が前記設定上限より小になるに伴って
穀物供給を開始させるように、前記上限検出用センサー
の情報に基づいて前記供給手段の作動を制御するように
構成されている点にある。
〔作 用〕
乾燥運転中は、供給手段を供給状態から停止状態に切り
換えた後に穀物貯留部で吸収させる穀物量は、搬送中に
なる穀物全部の供給量と乾燥部の通過量との差でよいこ
とから、貯留量が設定上限に達した状態で供給を停止さ
せても、その設定上限を越える貯留量の増加は、穀物張
り込み時よりも少ないものとなる。
そこで、乾燥運転中は、穀物貯留部の貯留量が設定上限
より大になるに伴って供給手段を供給状態から停止状態
に切り換え、且つ、貯留量が設定上限より小になるに伴
って供給を開始させるようにすると、穀物貯留部の最大
貯留量は、供給停止後に供給量と乾燥部を通過する穀物
の通過量との差分となる穀物増大量を吸収でき、且つ供
給再開後に穀物貯留部へ穀物が搬送されるまでの遅れ時
間の間、乾燥部を通過する穀物が途切れないように供給
可能な穀物量を貯留できればよいものとなる。
一方、穀物張り込み時には、穀物は乾燥部の通過を停止
されているので、乾燥部での穀物の途切れは生じないこ
とから、穀物貯留部の貯留量が前記設定下限より大にな
るに伴って穀物供給を停止させるようにすると、設定下
限の値を穀物貯留部が空になる状態に近い値に設定でき
るので、供給手段を乾燥状態に切り換えた後に搬送途中
にある穀物の全部が最大貯留量に達するまでに余裕を持
たせることができる。
つまり、穀物貯留部の最大貯留量は、搬送途中にある穀
物の全部を貯留可能な大きさで、且つ、設定上限に達し
た後も供給される搬送途中にある穀物量と乾燥部を通過
する穀物量との差を吸収可能な大きさでよいものとな
り、穀物貯留部を小型化することができるのである。
又、乾燥運転中は穀物貯留量を設定上限に維持するよう
に穀物の供給制御が行われるので、穀物貯留部には常に
多量の穀物が貯留されることになり、穀物貯留部におい
て通風漏れが生じることが確実に抑制される。
〔発明の効果〕
従って、通風漏れを確実に抑制しながらも、穀物貯留部
を小型化できるので、乾燥機全体の高さを従来よりも低
くできることになり、もって、設備コストを低減できる
に至った。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図に示すように、マルチパス式の乾燥設備は、穀物
貯留用の複数個のサイロ(1)と、その下端部から排出
される穀物の搬送用コンベヤ(2A)や揚送用コンベヤ
(2B)等によって構成される第1搬送部(2)と、との
第1搬送部(2)の搬送終端に設けられた穀物を一時貯
留する均分タンク(3)と、その均分タンク(3)から
排出される穀物を落下案内するシュート(5A)とそのシ
ュート(5A)から排出される穀物を乾燥機(4)の上端
の入口側に揚送する揚送用コンベヤ(5B)とからなる搬
送手段としての第2搬送部(5)と、前記乾燥機(4)
の下端の排出口から排出される穀物を前記サイロ(1)
の上部に搬送する第3搬送部(6)とを備え、もって、
穀物を前記サイロ(1)と前記乾燥機(4)との間に亘
って繰り返し循環させることにより乾燥させるように構
成されている。但し、例示はしないが穀物の受入れタン
クが設けられると共に、そのタンクの穀物を前記均分タ
ンク(3)に供給する搬送手段(Z)が設けられてお
り、穀物設備に受入れた穀物は乾燥機(4)にて一旦乾
燥されたのちサイロ(1)に貯留され、そして、サイロ
(1)に貯留された穀物が所望の水分値になるまで繰返
し乾燥機(4)にて乾燥されることになる。
尚、図中、(7)は、搬送手段としての前記第2搬送部
(5)の搬送始端部に穀物を供給する供給手段としての
前記均分タンク(3)の下端に設けられた電磁操作式の
供給用シャッタであって、その開閉操作によって均分タ
ンク(3)は穀物の供給状態と停止状態とに切り換える
ことになる。又、(8)は前記乾燥機(4)から排出さ
れる穀物を前記サイロ(1)に戻すか、前記乾燥機
(4)内を循環させるかを切り換えるための搬送経路切
り換え用の切り換え弁であって、前記乾燥機(4)の下
端部に設けられている。
さらに、各サイロ(1)の夫々に対応して穀物供給・停
止切換え用の開閉シャッター(1a)が設けられている。
前記乾燥機(4)の構造について説明すれば、第6図乃
至第8図に示すように、前記第2搬送部(5)の揚送用
コンベヤ(5B)によって揚送された穀物を、前記乾燥機
(4)の上端部において横送りするスクリューコンベヤ
(9)と、そのスクリューコンベヤ(9)によって横送
りされながら下方に向かって排出される穀物を貯留する
穀物貯留部としてのコンデンスタンク(10)とが設けら
れ、そのコンデンスタンク(10)の下方に、上方から下
方に向かって通過する穀物に横方向から熱風を通気して
乾燥する乾燥部(11)が設けられ、その乾燥部(11)の
下端に、前記乾燥部(11)を通過する穀物の通過量を調
節自在な排出用のロータリーバルブ(12)の四個が、何
れのロータリーバルブ(12)からも穀物を排出自在な状
態で、且つ、各別に駆動停止自在な状態で設けられてい
る。
但し、前記ロータリーバルブ(12)から下方に排出され
る穀物は、コンベヤ(13)によって機外に向けて横送り
されて、前記搬送経路切り換え用の切り換え弁(8)に
よって、前記乾燥部(11)の上部に再度搬送されて乾燥
機内を循環させるか、前記サイロ(1)に戻すかを切り
換えられることになる。
又、前記乾燥機(4)の上端部において穀物を横送りす
るスクリューコンベヤ(9)の搬送終端側となる前記コ
ンデンスタンク(10)の内壁面には、その貯留量が設定
上限より大であるか否かを検出する上限検出用センサー
(L1)と、貯留量が設定下限より小であるか否かを検出
する下限検出用センサー(L2)とが、上下方向に間隔を
隔てて設けられている。つまり、これら上限検出用セン
サー(L1)と下限検出用センサー(L2)の情報に基づい
て前記均分タンク(3)に付設された供給用シャッタ
(7)の作動を制御することになる。尚、この供給用シ
ャッタ(7)の作動を制御するための制御構成について
は後述する。
前記上限検出用センサー(L1)及び前記下限検出用セン
サー(L2)は夫々同一構成になるものであって、詳述は
しないが、電動モータによって前記コンデンスタンク
(10)の横幅方向に沿う軸芯周りに回転駆動される羽体
が、前記電動モータに対してすべり回転自在な状態で連
動連結され、前記羽体に対する回転抵抗が設定値よりも
大になるに伴ってON作動するスイッチを備えている。
つまり、センサー取り付け箇所に穀物がないと、前記羽
体に対する回転抵抗がないので前記スイッチはOFF状態
を維持することになるが、センサー取り付け箇所よりも
穀物の貯留レベルが大になると、前記羽体に対して穀物
が抵抗として作用して回転し難くり、その結果、前記ス
イッチONするように感圧式に構成されているのである。
又、前記乾燥機(4)の下端部の一側方に、前記乾燥部
(11)へ熱風として通気する空気を加熱するバーナー
(14)の二個を備えた加熱部(15)が設けられ、その加
熱部(15)で加熱された空気は、熱風の温度むらを除去
すべく攪拌するための熱風チャンバー室(16)に送ら
れ、その熱風チャンバー室(16)から、前記加熱部(1
5)の上方箇所で前記乾燥部(11)の横側面に沿って付
設された熱風ダクト(17)を通して、前記乾燥部(11)
に熱風として通気されるようになっている。
前記乾燥部(11)の内部には、前記コンデンスタンク
(10)から落下供給される穀物が通過する網状体によっ
て形成される乾燥路(18)の二本が、上下方向に貫通す
る状態で設けられ、上下方向において下側部分では内側
から外側に向けて通気され、上側部分では外側から内側
に向けて通気されるようになっている。つまり、前記乾
燥路(18)を通過する穀物は、熱風側ほど速く乾燥し排
風側ほど乾燥が遅くなるので、前記乾燥路(18)に対す
る通風方向を上下で逆転させることにより、乾燥むらら
が生じ難くなるようにしているのである。
前記乾燥部(11)に通気された熱風は、前記熱風ダクト
(17)の外側面全体を覆う状態で付設された排風ダクト
(19)を通して、その排風ダクトの横外側面に付設され
た吸引式のファン(20)によって機外に排気されるよう
になっている。つまり、前記加熱部(15)、前記熱風チ
ャンバー室(16)、前記熱風ダクト(17)、前記排風ダ
クト(19)、及び、前記吸引式ファン(20)の夫々を、
前記乾燥機(4)の一側面側に設けることにより、乾燥
機全体の設置面積を極力小さくできるようにしているの
である。
前記熱風チャンバー室(16)の構造について説明を加え
れば、第7図及び第11図に示すように、前記バーナー
(14)が収納される加熱室(15)との接続部分の左右両
側面に、二次空気取り入れ口(21)が設けられ、その二
次空気取り入れ口(21)の近傍となる内壁面に、前記二
次空気取り入れ口(21)から吸入される二次空気と前記
バーナー(14)で加熱された空気との攪拌を促進するた
めの風向板(22)が、上下左右の夫々に取り付けられて
いる。尚、前記熱風チャンバー室(16)の通風方向の中
間部にも、複数個の攪拌板(23)が、互いに交差する横
幅方向と前後方向とに向けて、上下方向に間隔を隔てる
状態で取り付けられている。もって、この熱風チャンバ
ー室(16)を介して前記熱風ダクト(17)に供給される
熱風の温度むらを均平するようになっている。尚、縦姿
勢で設けられる攪拌板(23)に代えて、第7図中におい
て2点鎖線で示す攪拌板(23′)を設けるようにしても
よい。又、風向板(22)や複数個の攪拌板(23)又は
(23′)全てを設けるに代えて、それらの1個又は複数
個を設ける形態で実施してもよい。
前記排出用ロータリーバルブ(12)について説明すれ
ば、第8図乃至第10図に示すように、前記二本の乾燥路
(18)夫々の下端部に対して、平面視において各二本が
直線状に並ぶように配置され、各排出用ロータリーバル
ブ(12)は、前記乾燥機(4)の中央部に付設された隔
壁(24)と乾燥機(4)の外壁面(25)とで両端を支承
されている。そして、前記外壁面(25)に、前記排出用
ロータリーバルブ(12)の夫々を各別に駆動するアクチ
ュエータとしての電動モータ(26)の四個が、夫々取り
付けられている。
前記各電動モータ(26)は、各別に設定時間駆動したの
ち設定時間停止させるシーケンスを、設定順序で繰り返
すように、その作動を制御されるようになっている。
説明を加えれば、第1図及び第4図に示すように、前記
各電動モータ(26)を各別に設定時間(T1)の間、連続
駆動して停止させる動作を、起動される毎に作動させる
第1タイマー(27)の複数個が設けられ、それら第1タ
イマー(27)を設定周期(T2)で繰り返し起動する第2
タイマー(28)が設けられている。
但し、前記第2タイマー(28)は、前記複数個の第1タ
イマー(27)のうちの一つを前記設定周期(T2)で繰り
返し起動するように構成され、前記複数個の第1タイマ
ー(27)の夫々は、前記電動モータ(26)を駆動状態か
ら停止状態に切り換えるときに次の駆動順序となる第1
タイマー(27)を起動するように、直列接続されてい
る。
又、前記第2タイマー(28)によって前記第1タイマー
(27)を起動する周期(T2)は、設定器(29)によって
変更調節できるように構成されている。
つまり、前記設定器(29)の変更調節によって、前記乾
燥部(11)を通過する穀物の単位時間当たりの通過量を
変更調節できるようにしているのである。尚、前記設定
器(29)にて変更調節される周期(T2)は、第1タイマ
ー(27)の設定時間(T1)の4倍よりも大なる範囲のみ
ならず小なる範囲にも変更されるようになっている。
次に、前記供給用シャッタ(7)の作動を制御する制御
構成について説明する。
第1図に示すように、前記第1搬送部(2)の駆動用電
動モータ(30)、前記第2搬送部(5)の駆動用電動モ
ータ(31)、及び、前記第3搬送部(6)の駆動用電動
モータ(32)、前記四個の排出用ロータリーバルブ(1
2)を駆動する電動モータ(26)の作動を制御する第2
タイマー(28)、及び、前記供給用シャッタ(7)の夫
々の作動を制御する制御手段(100)を構成する制御装
置(33)が設けられ、その制御装置(33)に、前記コン
デンスタンク(10)に付設された前記上限検出用センサ
ー(L1)及び前記下限検出用センサー(L2)が接続され
ている。
前記制御装置(33)の動作について説明する。尚、乾燥
処理には、前記受入タンクに受入れた穀物を乾燥してサ
イロ(1)に送る受入れ用乾燥処理と、サイロ(1)に
貯留された穀物を乾燥して再びサイロ(1)に送る乾燥
処理とがあるが、以下の説明においては後者を代表して
説明する。
第2図(イ),(ロ)及び第3図に示すように、起動指
令が与えられるに伴って、先ず、前記乾燥部(11)及び
前記コンデンスタンク(10)内に穀物を張り込むため
に、前記排出用ロータリーバルブ(12)を駆動する排出
用の電動モータ(26)の全部を停止させるように、前記
第2タイマー(28)を停止させた状態で、前記第1搬送
部(2)、前記第2搬送部(5)を作動させ、且つ、前
記供給用シャッタ(7)を停止状態から供給状態に切り
換えることになる。ちなみに、例示はしないが均分タン
ク(3)内の穀物貯留量を検出するセンサーが設けら
れ、均分タンク(3)内の所要量の穀物を貯留するよう
にすべく、センサーの情報に基づいて前記サイロ(1)
のシャッター(1a)の開閉制御、又は、第1搬送部
(2)の駆動断続制御が行われることになる。
前記供給用シャッタ(7)を停止状態から供給状態に切
り換えた後は、前記下限検出用センサー(L2)がOFFか
らONに切り換わるに伴って、前記供給用シャッタ(7)
を供給状態から停止状態に切り換えと共に、前記吸引フ
ァン(20)を作動させて通風を開始する。
前記吸引ファン(20)を作動させて通風を開始した後
は、前記バーナー(14)を点火すると共に、前記複数個
の排出用ロータリーバルブ(12)が設定順序で且つ設定
周期で順番に作動するように、前記第2タイマー(28)
を作動させて、熱風を前記乾燥部(11)に通気して乾燥
を開始することになる。
但し、乾燥を開始し後、設定時間が経過するまでは、張
り込まれた穀物の乾燥むらの発生を防止するために、前
記乾燥機内の穀物を機内で循環させる初期循環処理を行
うことになる。
尚、この初期循環処理では、前記排出用コンベヤ(12)
から排出される穀物が前記揚送用コンベヤ(5B)の方向
に搬送されるように、前記切り換え弁(8)を切り換え
て置くことになる。
設定時間を経過して、前記初期循環処理が終了すると、
前記切り換え弁(8)を、前記乾燥部(11)から排出さ
れる穀物を前記サイロ(1)に送るように切り換え、前
記第3搬送部(6)の駆動を開始して、乾燥運転を開始
することになる。
乾燥運転を開始した後は、前記上限検出用センサー
(L1)の情報に基づいて、前記供給用シャッタ(7)の
切り換えを制御することになる。
すなわち、前記上限検出用センサー(L1)がOFF状態か
らON状態に変化するに伴って、前記供給用シャッタ
(7)のを供給状態から停止状態に切り換え、且、前記
上限検出用センサー(L1)がON状態からOFF状態に変化
するに伴って、前記供給用シャッタ(7)を停止状態か
ら供給状態に切り換えて、前記コンデンスタンク(10)
が空にならないように制御することになる(第3図参
照)。
但し、前記両センザー(L1),(L2)がOFFした後、設
定時間が経過するまでにONしないときには、穀物供給が
終了したと判断して、乾燥運転を終了させることにな
る。
乾燥運転を終了する場合にも、前記乾燥部(11)内にあ
る穀物が乾燥むらを生じないようにするために、前記切
り換え弁(8)を循環側に切り換えて、設定時間が経過
するまで穀物を乾燥機内で循環させた後、前記切り換え
弁(8)を排出側に切り換えて、乾燥機内に残った穀物
を排出することになる。
穀物を排出した後は、前記バーナー(14)を消火して設
定時間が経過するに伴って、前記吸引ファン(20)を停
止させ、その後、前記排出用ロータリーバルブ(12)を
停止させ、且つ、各搬送部(2),(5),(6)の駆
動を停止して、制御作動を終了させることになる。
尚、以上説明した穀物張り込み、乾燥運転、運転終了の
各段階における起動は作業員よって手動で操作されるこ
とになる。
〔別実施例〕
上記実施例では、乾燥のための改段階における起動は作
業員によって手動操作させるようにした場合を例示した
が、一連の操作を自動的に行わせるようにしてもよい。
又、上記実施例では、複数個の排出用ロータリーバルブ
(12)を、タイマー(27),(28)によってシーケンス
運転させるようにした場合を例示したが、例えば、マイ
クロコンピユータ等を用いて制御させるようにしてもよ
く、本発明を実施する上で必要となる各部の具体構成
は、各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るマルチパス式乾燥機の供給制御装置
の実施例を示し、第1図は制御構成のブロック図、第2
図(イ),(ロ)は制御作動のフローチャート、第3図
は穀物貯留部の貯留量変化の説明図、第4図は排出用ロ
ータリーバルブの駆動用アクチュエータの作動シーケン
スの説明図、第5図は穀物搬送経路の説明図、第6図は
乾燥機の切欠斜視図、第7図は同切欠側面図、第8図は
同正断面図、第9図は排出用ロータリーバルブ部分の切
欠斜視図、第10図は同切欠平面図、第11図は熱風チャン
バー室の切欠斜視図である。 (3)……供給手段、(5)……搬送手段、(10)……
穀物貯留部、(11)……乾燥部、(L1)……上限検出用
センサー、(L2)……下限検出用センサー、(100)…
…制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通過する穀物に熱風を通気して乾燥する乾
    燥部(11)の入口側に、穀物貯留部(10)が設けられ、
    前記乾燥部(11)の穀物通過量よりも大なる流量で前記
    穀物貯留部(10)に穀物を搬送する搬送手段(5)が設
    けられ、その搬送手段(5)の搬送始端部に穀物を供給
    する供給手段(3)が、供給状態と停止状態とに切り換
    え自在に設けられ、前記穀物貯留部(10)に、その貯留
    量が設定上限より大であるか否かを検出する上限検出用
    センサー(L1)と、貯留量が設定下限より小であるか否
    かを検出する下限検出用センサー(L2)とが設けられ、
    前記両センサー(L1),(L2)の検出情報に基づいて、
    前記供給手段(3)の作動を制御する制御手段(100)
    が設けられているマルチパス式乾燥機の供給制御装置で
    あって、前記制御手段(100)は、前記乾燥部(11)へ
    の穀物張り込み時には、前記穀物貯留部(10)の貯留量
    が前記設定下限より大になるに伴って穀物供給を停止さ
    せるように、前記下限検出用センサー(L2)の情報に基
    づいて前記供給手段(3)の作動を制御し、且つ、乾燥
    運転時には、前記穀物貯留部(10)の貯留量が前記設定
    上限より大になるに伴って穀物供給を停止させ且つ貯留
    量が前記設定上限より小になるに伴って穀物供給を開始
    させるように、前記上限検出用センサー(L1)の情報に
    基づいて前記供給手段(3)の作動を制御するように構
    成されているマルチパス式乾燥機の供給制御装置。
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