JPH0611654Y2 - タイマ回路 - Google Patents
タイマ回路Info
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- JPH0611654Y2 JPH0611654Y2 JP1990091677U JP9167790U JPH0611654Y2 JP H0611654 Y2 JPH0611654 Y2 JP H0611654Y2 JP 1990091677 U JP1990091677 U JP 1990091677U JP 9167790 U JP9167790 U JP 9167790U JP H0611654 Y2 JPH0611654 Y2 JP H0611654Y2
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- JP
- Japan
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- circuit
- voltage
- output
- binarization
- gate
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Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、コンデンサを備えた時定数回路と二値化ゲー
ト回路との組合わせによって遅延動作を行わせるように
したタイマ回路に関する。
ト回路との組合わせによって遅延動作を行わせるように
したタイマ回路に関する。
(従来の技術) この種のタイマ回路は、高価な専用のタイマ用ICを使
用せずとも、例えばインバータゲートICにCR回路を
外付けするだけで構成できるので、安価に構成できると
いう利点がある。その従来例を第11図に示す。図中、
1,2はCMOSインバータゲート回路(以下単に「イ
ンバータゲート」という)、3はコンデンサ4および抵
抗5からなる時定数回路である。
用せずとも、例えばインバータゲートICにCR回路を
外付けするだけで構成できるので、安価に構成できると
いう利点がある。その従来例を第11図に示す。図中、
1,2はCMOSインバータゲート回路(以下単に「イ
ンバータゲート」という)、3はコンデンサ4および抵
抗5からなる時定数回路である。
周知の通り、上記各インバータゲート1,2は入力電圧
に応じて2値のうちのいずれかの電圧を出力する二値化
ゲート回路であり、入力電圧が同回路固有のスレッショ
ルド電圧を越えると「L」の出力信号を出力し、入力電
圧がそのスレッショルド電圧以下の時には「H」の出力
信号を出力する。従って、いま、インバータゲート1へ
の入力電圧が第12図(A)に示すように「H」から
「L」に変化したとすると、その出力信号は同図(B)
に示すように逆に「L」から「H」に変化し、積分回路
3のコンデンサ4が抵抗5を介して充電され始める。こ
のため、コンデンサ4の積分電圧値は同図(C)に示す
ように指数関数的に上昇する。そして、その値がこの積
分電圧値を受けるインバータゲート2のスレッショルド
電圧VTHを越えるようになったところで、そのインバー
タゲート2の出力電圧が同図(D)に示すように「H」
から「L」に変化する。従って、インバータゲート1へ
の入力電圧が変化した時点と、インバータゲート2の出
力電圧が変化した時点との時間差がこのタイマ回路によ
って得られる遅延時間Tdである。
に応じて2値のうちのいずれかの電圧を出力する二値化
ゲート回路であり、入力電圧が同回路固有のスレッショ
ルド電圧を越えると「L」の出力信号を出力し、入力電
圧がそのスレッショルド電圧以下の時には「H」の出力
信号を出力する。従って、いま、インバータゲート1へ
の入力電圧が第12図(A)に示すように「H」から
「L」に変化したとすると、その出力信号は同図(B)
に示すように逆に「L」から「H」に変化し、積分回路
3のコンデンサ4が抵抗5を介して充電され始める。こ
のため、コンデンサ4の積分電圧値は同図(C)に示す
ように指数関数的に上昇する。そして、その値がこの積
分電圧値を受けるインバータゲート2のスレッショルド
電圧VTHを越えるようになったところで、そのインバー
タゲート2の出力電圧が同図(D)に示すように「H」
から「L」に変化する。従って、インバータゲート1へ
の入力電圧が変化した時点と、インバータゲート2の出
力電圧が変化した時点との時間差がこのタイマ回路によ
って得られる遅延時間Tdである。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記インバータゲート1,2等によって代表
される二値化ゲート回路のスレッショルド電圧は、一般
に電源電圧の半分(VDD/2)といわれている。しか
し、素子メーカーの規格値では0.2VDD〜0.7VDD
の範囲で許容されているから、実際に一般的に入手され
るICではその範囲でスレッショルド電圧がばらつくこ
とを覚悟しなければならない。
される二値化ゲート回路のスレッショルド電圧は、一般
に電源電圧の半分(VDD/2)といわれている。しか
し、素子メーカーの規格値では0.2VDD〜0.7VDD
の範囲で許容されているから、実際に一般的に入手され
るICではその範囲でスレッショルド電圧がばらつくこ
とを覚悟しなければならない。
しかるに、このようなスレッショルド電圧のばらつき
は、上記従来回路では、直ちに遅延時間Tdのばらつき
を意味する。即ち第12図(C)から明らかなように、
スレッショルド電圧が一点鎖線に示すように低くなれば
遅延時間Tdが短くなり、二点鎖線に示すように高くな
れば遅延時間Tdが長くなる。ちなみに、スレッショル
ド電圧が0.2VDD〜0.7VDDの範囲でばらついた場
合において遅延時間Tdのばらつきを計算すると、スレ
ッショルド電圧がVDD/2である場合の遅延時間をT
1/2とすると、0.2VDDの場合には、.32T1/2とな
り、0.7VDDの場合には1.74T1/2となり、両者
を比較すると5倍以上もの差がある。
は、上記従来回路では、直ちに遅延時間Tdのばらつき
を意味する。即ち第12図(C)から明らかなように、
スレッショルド電圧が一点鎖線に示すように低くなれば
遅延時間Tdが短くなり、二点鎖線に示すように高くな
れば遅延時間Tdが長くなる。ちなみに、スレッショル
ド電圧が0.2VDD〜0.7VDDの範囲でばらついた場
合において遅延時間Tdのばらつきを計算すると、スレ
ッショルド電圧がVDD/2である場合の遅延時間をT
1/2とすると、0.2VDDの場合には、.32T1/2とな
り、0.7VDDの場合には1.74T1/2となり、両者
を比較すると5倍以上もの差がある。
そこで、本考案の目的は、二値化デート回路のスレッシ
ョルド電圧のばらつきがあっても、遅延時間のばらつき
を極力抑えることができるタイマ回路を提供するにあ
る。
ョルド電圧のばらつきがあっても、遅延時間のばらつき
を極力抑えることができるタイマ回路を提供するにあ
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のタイマ回路は、コンデンサを備えた時定数回路
と、入力電圧に応じて2値のうちのいずれかの電圧を出
力する出力用の二値化ゲート回路とを備え、コンデンサ
の端子電圧に応じた二値化ゲート回路への入力電圧がそ
のスレッショルド電圧を越えて変化したときにその二値
化回路から信号を出力するようにしたものにおいて、入
力信号が変化した時に複数の互いに異なる値の電圧を同
時に出力する電圧変換回路と、入力電圧に応じて2値の
うちのいずれかの電圧を出力しその入力側が前記電圧変
換回路の各出力電圧を受けるように接続されると共にそ
の出力側が時定数回路のコンデンサに対し充電または放
電回路を構成するように接続された時定数回路用の複数
の二値化ゲート回路とを有すると共に、前記時定数回路
用および出力用の各二値化ゲート回路は同一の半導体チ
ップに構成したところに特徴を有する。
と、入力電圧に応じて2値のうちのいずれかの電圧を出
力する出力用の二値化ゲート回路とを備え、コンデンサ
の端子電圧に応じた二値化ゲート回路への入力電圧がそ
のスレッショルド電圧を越えて変化したときにその二値
化回路から信号を出力するようにしたものにおいて、入
力信号が変化した時に複数の互いに異なる値の電圧を同
時に出力する電圧変換回路と、入力電圧に応じて2値の
うちのいずれかの電圧を出力しその入力側が前記電圧変
換回路の各出力電圧を受けるように接続されると共にそ
の出力側が時定数回路のコンデンサに対し充電または放
電回路を構成するように接続された時定数回路用の複数
の二値化ゲート回路とを有すると共に、前記時定数回路
用および出力用の各二値化ゲート回路は同一の半導体チ
ップに構成したところに特徴を有する。
(作用) 上記構成としたタイマ回路への入力電圧が変化すると、
電圧変換回路から複数の互いに異なる値の電圧が同時に
出力され、それらの各出力電圧に対応した電圧が夫々時
定数回路用の二値化ゲート回路の入力に与えられる。す
ると、時定数回路用の各二値化ゲート回路はその電圧に
応じて2値のうちのいずれかの電圧を出力して時定数回
路のコンデンサを充電または放電させる。そして、この
コンデンサの端子電圧が出力用の二値化ゲート回路のス
レッショルド電圧を越えて変化するようになると、その
出力用の二値化ゲート回路から信号が出力される。
電圧変換回路から複数の互いに異なる値の電圧が同時に
出力され、それらの各出力電圧に対応した電圧が夫々時
定数回路用の二値化ゲート回路の入力に与えられる。す
ると、時定数回路用の各二値化ゲート回路はその電圧に
応じて2値のうちのいずれかの電圧を出力して時定数回
路のコンデンサを充電または放電させる。そして、この
コンデンサの端子電圧が出力用の二値化ゲート回路のス
レッショルド電圧を越えて変化するようになると、その
出力用の二値化ゲート回路から信号が出力される。
ところで、同一の半導体チップに構成された各二値化ゲ
ート回路は、それぞれのスレッショルド電圧が略等しく
なることが経験的に知られている。
ート回路は、それぞれのスレッショルド電圧が略等しく
なることが経験的に知られている。
従って、上記手段の構成では、出力用の二値化ゲート回
路のスレッショルド電圧が例えば高い場合には、時定数
回路用の各二値化ゲート回路のそれも同様に高い。例え
ば時定数回路用の二値化ゲート回路がインバータゲート
であって且つこれによってコンデンサに充電する場合、
各二値化ゲート回路のスレッショルド電圧が高いという
ことは、より多くの二値化ゲート回路が時定数回路のコ
ンデンサの充電に寄与することを意味する。従って、こ
の場合にはコンデンサの端子電圧は早期に立上がること
になる。このため、出力用の二値化ゲート回路のスレッ
ショルド電圧も高いため、コンデンサの端子電圧が比較
的高くならない限りその二値化ゲート回路から信号が出
力されないという事情のもとでも、出力用の二値化ゲー
ト回路から信号が出力される時期が遅れることはない。
路のスレッショルド電圧が例えば高い場合には、時定数
回路用の各二値化ゲート回路のそれも同様に高い。例え
ば時定数回路用の二値化ゲート回路がインバータゲート
であって且つこれによってコンデンサに充電する場合、
各二値化ゲート回路のスレッショルド電圧が高いという
ことは、より多くの二値化ゲート回路が時定数回路のコ
ンデンサの充電に寄与することを意味する。従って、こ
の場合にはコンデンサの端子電圧は早期に立上がること
になる。このため、出力用の二値化ゲート回路のスレッ
ショルド電圧も高いため、コンデンサの端子電圧が比較
的高くならない限りその二値化ゲート回路から信号が出
力されないという事情のもとでも、出力用の二値化ゲー
ト回路から信号が出力される時期が遅れることはない。
(実施例) [1]第1実施例 第1図ないし第5図を参照して説明する。
第1図において一点鎖線で区切った部分は電圧変換回路
11を構成する。これは図示の通りに接続したNPN形
の入力トランジスタ12と、この入力トランジスタ12
のコレクタと電源電圧VDDラインとの間に直列接続した
3個の分圧抵抗13〜15とから構成されている。この
電圧変換回路11の各分圧抵抗13〜15の接続点
A1,A2,A3は、入力トランジスタ12のベースの
入力信号がローレベルである場合にはそのトランジスタ
12がオフ状態にあるから、全て電源電圧VDDに等し
い。しかし、入力信号がローレベルからハイレベルに変
化すると、入力トランジスタ12がオン状態に転ずるか
ら、各接続点A1,A2,A3には互いに異なる3種類
の値の電圧V1,V2,V3が出力される。これら各電
圧は、次式に表す関係にある。
11を構成する。これは図示の通りに接続したNPN形
の入力トランジスタ12と、この入力トランジスタ12
のコレクタと電源電圧VDDラインとの間に直列接続した
3個の分圧抵抗13〜15とから構成されている。この
電圧変換回路11の各分圧抵抗13〜15の接続点
A1,A2,A3は、入力トランジスタ12のベースの
入力信号がローレベルである場合にはそのトランジスタ
12がオフ状態にあるから、全て電源電圧VDDに等し
い。しかし、入力信号がローレベルからハイレベルに変
化すると、入力トランジスタ12がオン状態に転ずるか
ら、各接続点A1,A2,A3には互いに異なる3種類
の値の電圧V1,V2,V3が出力される。これら各電
圧は、次式に表す関係にある。
VDD>V1>V2>V3≒0 一方、同図において二点鎖線で区切った部分は時定数回
路16を構成する。これは積分用のコンデンサ17、3
個の充電抵抗18〜20、各充電抵抗18〜20に夫々
直列接続したダイオード21〜23および放電抵抗24
を図示の通りに接続してなる。
路16を構成する。これは積分用のコンデンサ17、3
個の充電抵抗18〜20、各充電抵抗18〜20に夫々
直列接続したダイオード21〜23および放電抵抗24
を図示の通りに接続してなる。
上記時定数回路16のためには二値化ゲート回路に相当
する第1ないし第3のインバータゲート回路25〜27
が設けられている。インバータゲート回路25〜27の
各入力端子は前記電圧変換回路11の各接続点A1,A
2,A3に夫々接続され、出力端子は前記時定数回路1
6の3個の充電抵抗18〜20に夫々接続され、もって
このインバータゲート回路25〜27によってコンデン
サ17に対する充電回路が構成されるようになってい
る。
する第1ないし第3のインバータゲート回路25〜27
が設けられている。インバータゲート回路25〜27の
各入力端子は前記電圧変換回路11の各接続点A1,A
2,A3に夫々接続され、出力端子は前記時定数回路1
6の3個の充電抵抗18〜20に夫々接続され、もって
このインバータゲート回路25〜27によってコンデン
サ17に対する充電回路が構成されるようになってい
る。
また、コンデンサ17の正側の端子は出力用の二値化ゲ
ート回路に相当するインバータゲート回路28の入力端
子に接続され、そのインバータゲート回路28の出力端
子がこのタイマ回路の出力端子となっている。そして、
上記した4個の各インバータゲート回路25〜28は、
共にCMOS形のもので、且つ同一の半導体チップに構
成された同一パッケージのICである。なお、図示はし
ないが、同パッケージのICには計6個のCMOSイン
バータゲート回路が収納され、上記したもの以外の残り
2個のインバータゲート回路は他の回路構成部分に利用
されている。
ート回路に相当するインバータゲート回路28の入力端
子に接続され、そのインバータゲート回路28の出力端
子がこのタイマ回路の出力端子となっている。そして、
上記した4個の各インバータゲート回路25〜28は、
共にCMOS形のもので、且つ同一の半導体チップに構
成された同一パッケージのICである。なお、図示はし
ないが、同パッケージのICには計6個のCMOSイン
バータゲート回路が収納され、上記したもの以外の残り
2個のインバータゲート回路は他の回路構成部分に利用
されている。
次に上記構成の作用について第2図及び第3図も参照し
て説明する。
て説明する。
入力信号がローレベルにあるとき、入力トランジスタ1
2のコレクタ電位はハイレベル(電源電圧VDD)にある
から、各インバータゲート回路25〜27の出力はロー
レベルにあり、従って時定数回路16のコンデンサ17
は放電状態にある。この後、時刻t0において入力信号
がローレベルからハイレベルに変化したとすると、入力
トランジスタ12のコレクタ電位は第2図(B)に示す
ように入力信号とは逆に変化してローレベルに反転する
から、電圧変換回路11の各接続点A1,A2,A3に
は互いに異なる3種類の値の電圧V1,V2,V3が出
力される。
2のコレクタ電位はハイレベル(電源電圧VDD)にある
から、各インバータゲート回路25〜27の出力はロー
レベルにあり、従って時定数回路16のコンデンサ17
は放電状態にある。この後、時刻t0において入力信号
がローレベルからハイレベルに変化したとすると、入力
トランジスタ12のコレクタ電位は第2図(B)に示す
ように入力信号とは逆に変化してローレベルに反転する
から、電圧変換回路11の各接続点A1,A2,A3に
は互いに異なる3種類の値の電圧V1,V2,V3が出
力される。
ここで、仮に各インバータゲート回路25〜27のスレ
ッショルド電圧が電圧V2とV3との間(V2>VTH1
>V3)にあったとすると(各インバータゲート回路2
5〜27は同一の半導体チップに構成されているから夫
々のスレッショルド電圧は略等しい)、第1および第2
のインバータゲート回路25,26の各出力端子はロー
レベルで、第3のインバータゲート回路27の出力端子
のみがハイレベルになる(第2図(G)(E)参照)。
このため、コンデンサ17は充電抵抗20及び放電抵抗
24の並列回路を介して電源に接続された形になり、そ
の抵抗20,24を介して充電電流が流れ込むから、コ
ンデンサ17の端子電圧は第2図(H)に示すように指
数関数的に上昇する。そして、その端子電圧が出力用の
インバータゲート回路28のスレッショルド電圧VTH1
を越えて上昇するようになると、同図(I)に示すよう
に、そのインバータゲート回路28の出力端子がローレ
ベルに反転する(時刻t1)。ここに示した時刻t0か
ら時刻t1までの時間差td1がこのタイマ回路により得
られる遅延時間である。
ッショルド電圧が電圧V2とV3との間(V2>VTH1
>V3)にあったとすると(各インバータゲート回路2
5〜27は同一の半導体チップに構成されているから夫
々のスレッショルド電圧は略等しい)、第1および第2
のインバータゲート回路25,26の各出力端子はロー
レベルで、第3のインバータゲート回路27の出力端子
のみがハイレベルになる(第2図(G)(E)参照)。
このため、コンデンサ17は充電抵抗20及び放電抵抗
24の並列回路を介して電源に接続された形になり、そ
の抵抗20,24を介して充電電流が流れ込むから、コ
ンデンサ17の端子電圧は第2図(H)に示すように指
数関数的に上昇する。そして、その端子電圧が出力用の
インバータゲート回路28のスレッショルド電圧VTH1
を越えて上昇するようになると、同図(I)に示すよう
に、そのインバータゲート回路28の出力端子がローレ
ベルに反転する(時刻t1)。ここに示した時刻t0か
ら時刻t1までの時間差td1がこのタイマ回路により得
られる遅延時間である。
ところで、既述したようにインバータゲート回路のスレ
ッショルド電圧は一般にVDD/2であるといわれている
が、実際にはVDD/2を中心に製品毎にばらつきがあ
る。しかし本実施例によれば、スレッショルド電圧のば
らつきがあっても、それに起因する遅延時間のばらつき
を小さく抑えることができる。これを次に説明する。
ッショルド電圧は一般にVDD/2であるといわれている
が、実際にはVDD/2を中心に製品毎にばらつきがあ
る。しかし本実施例によれば、スレッショルド電圧のば
らつきがあっても、それに起因する遅延時間のばらつき
を小さく抑えることができる。これを次に説明する。
先の説明では、各インバータゲート回路25〜28のス
レッショルド電圧VTH1が電圧V3とV2との間にあっ
たと仮定した(V2>VTH1>V3)。そこで、今度は
スレッショルド電圧がより高く、電圧V2とV1との間
にあったと仮定する(V1>VTH2>V2)。この場合
には、コンデンサ17の端子電圧の上昇曲線が第2図
(H)に示すものと同一ならば、スレッショルド電圧V
TH2が高い分、遅延時間が長くなることが予想される。
レッショルド電圧VTH1が電圧V3とV2との間にあっ
たと仮定した(V2>VTH1>V3)。そこで、今度は
スレッショルド電圧がより高く、電圧V2とV1との間
にあったと仮定する(V1>VTH2>V2)。この場合
には、コンデンサ17の端子電圧の上昇曲線が第2図
(H)に示すものと同一ならば、スレッショルド電圧V
TH2が高い分、遅延時間が長くなることが予想される。
しかし、インバータゲート回路25〜27のスレッショ
ルド電圧VTHもV1>VTH2>V2であるこの場合に
は、第2および第3の2つのインバータゲート回路2
6,27の出力端子が共にハイレベル(電源電圧VDD)
に反転する。このため時定数回路16のコンデンサ17
は、2つの充電抵抗19,20及び放電抵抗24を並列
に介して電源ラインに接続された形になり、先の例の場
合に比較して充電回路の合成抵抗が小さくなるので、よ
り大きな充電電流が流れ込むことになる。この結果、コ
ンデンサ17の端子電圧は、第3図に一点鎖線で示すよ
うに、先の例の場合(同図に実線にて示す)よりも早く
立上がることになるから、出力用のインバータゲート回
路28のスレッショルド電圧VTH2も高いという事情が
あっても、遅延時間は長くならず、先の例の遅延時間t
d1に近い値となる。また、各インバータゲート回路25
〜28のスレッショルド電圧VTHがより高いため、VTH
>V1である場合には、3つのインバータゲート回路2
5〜27の各出力端子が共にハイレベルに反転すること
になるから、コンデンサ17の端子電圧は一層早く立上
がることになり、出力用のインバータゲート回路28の
スレッショルド電圧VTHが高いにもかかわらず、遅延時
間は長くならない。この結果、各インバータゲート回路
25〜28のスレッショルド電圧が製品によってどの様
な値にばらついていたとしても、略同等な遅延時間を得
ることができる。
ルド電圧VTHもV1>VTH2>V2であるこの場合に
は、第2および第3の2つのインバータゲート回路2
6,27の出力端子が共にハイレベル(電源電圧VDD)
に反転する。このため時定数回路16のコンデンサ17
は、2つの充電抵抗19,20及び放電抵抗24を並列
に介して電源ラインに接続された形になり、先の例の場
合に比較して充電回路の合成抵抗が小さくなるので、よ
り大きな充電電流が流れ込むことになる。この結果、コ
ンデンサ17の端子電圧は、第3図に一点鎖線で示すよ
うに、先の例の場合(同図に実線にて示す)よりも早く
立上がることになるから、出力用のインバータゲート回
路28のスレッショルド電圧VTH2も高いという事情が
あっても、遅延時間は長くならず、先の例の遅延時間t
d1に近い値となる。また、各インバータゲート回路25
〜28のスレッショルド電圧VTHがより高いため、VTH
>V1である場合には、3つのインバータゲート回路2
5〜27の各出力端子が共にハイレベルに反転すること
になるから、コンデンサ17の端子電圧は一層早く立上
がることになり、出力用のインバータゲート回路28の
スレッショルド電圧VTHが高いにもかかわらず、遅延時
間は長くならない。この結果、各インバータゲート回路
25〜28のスレッショルド電圧が製品によってどの様
な値にばらついていたとしても、略同等な遅延時間を得
ることができる。
なお、インバータゲート回路のスレッショルド電圧のば
らつきは、第4図に示すように、 0.2VDDと0.7VDDとの間で0.5VDDを中心とした正規分
布を呈すると考えられる。従って、スレッショルド電圧
が0.2VDDと0.5VDDとの中間である0.35VDDの場合と、
0.5VDDと0.7VDDとの中間である0.6VDDである場合と
の遅延時間がスレッショルド電圧が0.5VDDの場合の遅
延時間と等しくなるように設計することが最も望まし
い。このように設計した場合の遅延時間の分布を計算す
ると第5図に実線で示すようになり、遅延時間のばらつ
きが+34%〜−47%の範囲に抑えされることが明ら
かになった。因みに、第11図に示した従来回路では、
そのばらつきは第5図に破線で示したように+73%〜
−78%の範囲に及ぶものであった。
らつきは、第4図に示すように、 0.2VDDと0.7VDDとの間で0.5VDDを中心とした正規分
布を呈すると考えられる。従って、スレッショルド電圧
が0.2VDDと0.5VDDとの中間である0.35VDDの場合と、
0.5VDDと0.7VDDとの中間である0.6VDDである場合と
の遅延時間がスレッショルド電圧が0.5VDDの場合の遅
延時間と等しくなるように設計することが最も望まし
い。このように設計した場合の遅延時間の分布を計算す
ると第5図に実線で示すようになり、遅延時間のばらつ
きが+34%〜−47%の範囲に抑えされることが明ら
かになった。因みに、第11図に示した従来回路では、
そのばらつきは第5図に破線で示したように+73%〜
−78%の範囲に及ぶものであった。
[2]第2実施例 第6図に示す通りの回路構成で、第1実施例と相違する
点は二値化ゲート回路としてシュミットインバータゲー
ト回路31〜34を使用したところにある。この場合に
は電圧変換回路11にコンデンサ35を設けることが好
ましい。その他の点は第1実施例と同一であるので、同
一機能部分に同一符号を付して説明を省略する。上記コ
ンデンサ35の意義はトランジスタ12への入力信号が
第7図(A)に示すようにローレベルからハイレベルに
変化したとき、特に接続点A1,A2の電圧V1,V2
を同図(C),(D)に示すように一度完全にグランド
レベルまで落としてから正規の分圧電圧に上昇させるこ
とにより、ヒステリシス特性を有するシュミットインバ
ータゲート回路31〜34の誤動作を防ぐにことある。
点は二値化ゲート回路としてシュミットインバータゲー
ト回路31〜34を使用したところにある。この場合に
は電圧変換回路11にコンデンサ35を設けることが好
ましい。その他の点は第1実施例と同一であるので、同
一機能部分に同一符号を付して説明を省略する。上記コ
ンデンサ35の意義はトランジスタ12への入力信号が
第7図(A)に示すようにローレベルからハイレベルに
変化したとき、特に接続点A1,A2の電圧V1,V2
を同図(C),(D)に示すように一度完全にグランド
レベルまで落としてから正規の分圧電圧に上昇させるこ
とにより、ヒステリシス特性を有するシュミットインバ
ータゲート回路31〜34の誤動作を防ぐにことある。
[3]その他の実施例 上記各実施例では、時定数回路様の二値化ゲート回路が
コンデンサに対して充電回路を構成するようにしたが、
これに限らず第8図に示す第3実施例のように、二値化
ゲート回路たるインバータゲート回路41〜43がコン
デンサ17に対して放電回路を構成するようにしてもよ
い。この構成で、44はインバータゲート回路41〜4
3と同一の半導体チップに形成したインバータゲート回
路、45〜47は放電抵抗、48は充電抵抗、49はバ
ッファ回路である。
コンデンサに対して充電回路を構成するようにしたが、
これに限らず第8図に示す第3実施例のように、二値化
ゲート回路たるインバータゲート回路41〜43がコン
デンサ17に対して放電回路を構成するようにしてもよ
い。この構成で、44はインバータゲート回路41〜4
3と同一の半導体チップに形成したインバータゲート回
路、45〜47は放電抵抗、48は充電抵抗、49はバ
ッファ回路である。
また、二値化ゲート回路としてインバータゲート回路を
使用するに限らず、第9図に示す第4実施例のように、
バッファ回路51〜54を利用してもよい。その他の構
成部分は第1実施例と同一であるから、同一機能部分に
は第1実施例と同一符号を付して説明を省略する。
使用するに限らず、第9図に示す第4実施例のように、
バッファ回路51〜54を利用してもよい。その他の構
成部分は第1実施例と同一であるから、同一機能部分に
は第1実施例と同一符号を付して説明を省略する。
その他、本考案は二値化ゲート回路として、アンドゲー
ト、ナンドゲート、オアゲート或いはノアゲートの各回
路を第10図に示すように接続して使用したり、第1図
に示した入力トランジスタ12をインバータゲート回路
にて構成する等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施できる。
ト、ナンドゲート、オアゲート或いはノアゲートの各回
路を第10図に示すように接続して使用したり、第1図
に示した入力トランジスタ12をインバータゲート回路
にて構成する等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施できる。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案のタイマ回路によれば、二値
化ゲート回路のスレッショルド電圧のばらつきがあって
も、遅延時間のばらつきを極力抑えることができるとい
う実用上優れた効果を奏する。
化ゲート回路のスレッショルド電圧のばらつきがあって
も、遅延時間のばらつきを極力抑えることができるとい
う実用上優れた効果を奏する。
第1図ないし第5図は本考案の第1実施例を示し、第1
図は回路図、第2図は各部の電圧波形図、第3図はイン
バータゲート回路が第2図とは異なるスレッショルド電
圧を有する場合の各部の電圧波形図、第4図はスレッシ
ョルド電圧の分布を示す図、第5図はスレッショルド電
圧と遅延時間との関係を示すグラフである。第6図及び
第7図は本考案の第2実施例を示す第1図及び第2図相
当図、第8図及び第9図は本考案の第3及び第4の各実
施例をそれぞれ示す第1図相当図、第10図は2入力形
のゲート回路を二値化ゲート回路として利用する例を示
す回路図である。第11図は従来のタイマ回路を示す回
路図、第12図は第11図の回路における各部の電圧波
形図である。 11は電圧変換回路、16は時定数回路、17はコンデ
ンサ、18〜20は充電抵抗、24は放電抵抗、25〜
27はインバータゲート回路(時定数回路用の二値化ゲ
ート回路)、28はインバータゲート回路(出力用の二
値化ゲート回路)、31〜34はシュミットインバータ
ゲート回路(二値化ゲート回路)、41〜44はインバ
ータゲート回路(二値化ゲート回路)、51〜54はバ
ッファ回路(二値化ゲート回路)である。
図は回路図、第2図は各部の電圧波形図、第3図はイン
バータゲート回路が第2図とは異なるスレッショルド電
圧を有する場合の各部の電圧波形図、第4図はスレッシ
ョルド電圧の分布を示す図、第5図はスレッショルド電
圧と遅延時間との関係を示すグラフである。第6図及び
第7図は本考案の第2実施例を示す第1図及び第2図相
当図、第8図及び第9図は本考案の第3及び第4の各実
施例をそれぞれ示す第1図相当図、第10図は2入力形
のゲート回路を二値化ゲート回路として利用する例を示
す回路図である。第11図は従来のタイマ回路を示す回
路図、第12図は第11図の回路における各部の電圧波
形図である。 11は電圧変換回路、16は時定数回路、17はコンデ
ンサ、18〜20は充電抵抗、24は放電抵抗、25〜
27はインバータゲート回路(時定数回路用の二値化ゲ
ート回路)、28はインバータゲート回路(出力用の二
値化ゲート回路)、31〜34はシュミットインバータ
ゲート回路(二値化ゲート回路)、41〜44はインバ
ータゲート回路(二値化ゲート回路)、51〜54はバ
ッファ回路(二値化ゲート回路)である。
Claims (1)
- 【請求項1】コンデンサを備えた時定数回路と、入力電
圧に応じて2値のうちのいずれかの電圧を出力する出力
用の二値化ゲート回路とを備え、前記コンデンサの端子
電圧に応じた前記二値化ゲート回路への入力電圧がその
スレッショルド電圧を越えて変化したときにその二値化
回路から信号を出力するようにしたものにおいて、入力
信号が変化した時に複数の互いに異なる値の電圧を同時
に出力する電圧変換回路と、入力電圧に応じて2値のう
ちのいずれかの電圧を出力しその入力側が前記電圧変換
回路の各出力電圧を受けるように接続されると共にその
出力側が前記時定数回路のコンデンサに対し充電または
放電回路を構成するように接続された時定数回路用の複
数の二値化ゲート回路とを有すると共に、前記時定数回
路用および出力用の各二値化ゲート回路は同一の半導体
チップに構成されたものであることを特徴とするタイマ
回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990091677U JPH0611654Y2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | タイマ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990091677U JPH0611654Y2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | タイマ回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0448721U JPH0448721U (ja) | 1992-04-24 |
| JPH0611654Y2 true JPH0611654Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31827527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990091677U Expired - Lifetime JPH0611654Y2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | タイマ回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611654Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-31 JP JP1990091677U patent/JPH0611654Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0448721U (ja) | 1992-04-24 |
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