JPH06120521A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH06120521A JPH06120521A JP4267006A JP26700692A JPH06120521A JP H06120521 A JPH06120521 A JP H06120521A JP 4267006 A JP4267006 A JP 4267006A JP 26700692 A JP26700692 A JP 26700692A JP H06120521 A JPH06120521 A JP H06120521A
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- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
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- H10D30/01—Manufacture or treatment
- H10D30/014—Manufacture or treatment of FETs having zero-dimensional [0D] or one-dimensional [1D] channels, e.g. quantum wire FETs, single-electron transistors [SET] or Coulomb blockade transistors
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/40—FETs having zero-dimensional [0D], one-dimensional [1D] or two-dimensional [2D] charge carrier gas channels
- H10D30/43—FETs having zero-dimensional [0D], one-dimensional [1D] or two-dimensional [2D] charge carrier gas channels having one-dimensional [1D] charge carrier gas channels, e.g. quantum wire FETs or transistors having 1D quantum-confined channels
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- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
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- H10D64/411—Gate electrodes for field-effect devices for FETs
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
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- H10D62/85—Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers characterised by the materials being Group III-V materials, e.g. GaAs
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チャンネル層中の電子ガスを1次元化してチ
ャンネル層中の電子ガスの散乱を防止することにより、
FETのような半導体装置の動作の高速化、低雑音化を
計る。 【構成】 半導体基板11上にチャンネル層12と電子
供給層13とを順次エピタキシャル成長させると共に、
上記電子供給層上にソース電極14、ドレイン電極15
およびゲート電極16を形成してなり、少なくとも上記
ゲート電極と電子供給層を上記チャンネル層中の電子ガ
スを1次元化するのに必要な構造としたことを特徴とし
ている。
ャンネル層中の電子ガスの散乱を防止することにより、
FETのような半導体装置の動作の高速化、低雑音化を
計る。 【構成】 半導体基板11上にチャンネル層12と電子
供給層13とを順次エピタキシャル成長させると共に、
上記電子供給層上にソース電極14、ドレイン電極15
およびゲート電極16を形成してなり、少なくとも上記
ゲート電極と電子供給層を上記チャンネル層中の電子ガ
スを1次元化するのに必要な構造としたことを特徴とし
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、特に超高
速スイッチング素子として動作し、また超低雑音トラン
ジスタとして動作する電界効果トランジスタ(FET)
およびその製造方法に関するものである。
速スイッチング素子として動作し、また超低雑音トラン
ジスタとして動作する電界効果トランジスタ(FET)
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の2次元電子FETの概略
的な構造を示す図である。同図で、半導体基板1上にG
aAsやInGaAs等からなるノンドープチャンネル
層2と、InAlAs、AlGaAs、GaAs等から
なるn型ドープ層の電子供給層3とが積層して形成され
ている。電子供給層3上にはソース電極4、ドレイン電
極5、およびゲート電極6が設けられている。
的な構造を示す図である。同図で、半導体基板1上にG
aAsやInGaAs等からなるノンドープチャンネル
層2と、InAlAs、AlGaAs、GaAs等から
なるn型ドープ層の電子供給層3とが積層して形成され
ている。電子供給層3上にはソース電極4、ドレイン電
極5、およびゲート電極6が設けられている。
【0003】周知のように電子供給層3はチャンネル層
2よりも電子親和力の小さい材料で作られるため、この
FETでは、電子供給層3にドープされたドナーにより
生成されたキャリアはノンドープチャンネル層2へ移動
し、該チャンネル層2中に量子力学的にz方向の自由度
が失われた2次元電子ガス層(2DEG層)7が形成さ
れる。2次元電子ガス(2DEG)は不純物がドープさ
れていないチャンネル層2中を移動するため、不純物散
乱が少なく、従って電子の移動度が大きく、このFET
は高速動作が可能であるという特徴を有している。しか
し、図12の従来のFETは、電子ガスがチャンネル層
2中をソースからドレインに向けて移動する際に、z方
向への散乱は抑えられるが、点線で示すようにy方向あ
るいはy方向の成分を含む散乱を受けるため、高速化、
低雑音化を図る上で限界があった。
2よりも電子親和力の小さい材料で作られるため、この
FETでは、電子供給層3にドープされたドナーにより
生成されたキャリアはノンドープチャンネル層2へ移動
し、該チャンネル層2中に量子力学的にz方向の自由度
が失われた2次元電子ガス層(2DEG層)7が形成さ
れる。2次元電子ガス(2DEG)は不純物がドープさ
れていないチャンネル層2中を移動するため、不純物散
乱が少なく、従って電子の移動度が大きく、このFET
は高速動作が可能であるという特徴を有している。しか
し、図12の従来のFETは、電子ガスがチャンネル層
2中をソースからドレインに向けて移動する際に、z方
向への散乱は抑えられるが、点線で示すようにy方向あ
るいはy方向の成分を含む散乱を受けるため、高速化、
低雑音化を図る上で限界があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、図12に示す従来の半導体装置では電子ガスはy
方向の成分を含む散乱を受けるため、一層の高速化、低
雑音化が不可能であるという点である。本発明は、電子
ガスのz方向の自由度は勿論のこと、y方向の自由度も
なくして、半導体装置の動作を一層高速化すると共に低
雑音化を計ることを目的としたものである。
点は、図12に示す従来の半導体装置では電子ガスはy
方向の成分を含む散乱を受けるため、一層の高速化、低
雑音化が不可能であるという点である。本発明は、電子
ガスのz方向の自由度は勿論のこと、y方向の自由度も
なくして、半導体装置の動作を一層高速化すると共に低
雑音化を計ることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、半
導体基板上にチャンネル層と電子供給層とを積層して形
成すると共に、上記電子供給層上の少なくともゲート電
極直下の電子供給層の表面にソース−ドレイン間のチャ
ンネルの方向と直交する方向に所定のピッチでくり返す
凹凸を形成し、この凹凸の表面上に設けられたゲート電
極に印加されるバイアス電圧に応じて上記ゲート電極直
下のチャンネル層中の電子ガスを1次元化したものであ
る。
導体基板上にチャンネル層と電子供給層とを積層して形
成すると共に、上記電子供給層上の少なくともゲート電
極直下の電子供給層の表面にソース−ドレイン間のチャ
ンネルの方向と直交する方向に所定のピッチでくり返す
凹凸を形成し、この凹凸の表面上に設けられたゲート電
極に印加されるバイアス電圧に応じて上記ゲート電極直
下のチャンネル層中の電子ガスを1次元化したものであ
る。
【0006】本願の第2の発明は、半導体基板上にチャ
ンネル層と電子供給層とを積層して形成すると共に、上
記電子供給層上の表面全体にソース−ドレイン間のチャ
ンネルの方向と直交する方向に所定のピッチでくり返す
同一深さの凹凸を形成し、上記電子供給層の凹凸表面上
にソース電極、ドレイン電極およびゲート電極を設けて
なり、チャンネル層中の電子ガスをソース−ドレイン間
全体にわたって1次元化したものである。
ンネル層と電子供給層とを積層して形成すると共に、上
記電子供給層上の表面全体にソース−ドレイン間のチャ
ンネルの方向と直交する方向に所定のピッチでくり返す
同一深さの凹凸を形成し、上記電子供給層の凹凸表面上
にソース電極、ドレイン電極およびゲート電極を設けて
なり、チャンネル層中の電子ガスをソース−ドレイン間
全体にわたって1次元化したものである。
【0007】本願の第3の発明は、半導体基板上の電子
供給層のゲート電極直下の領域の表面とそれ以外の領域
の表面とで異なる深さを有し、且つソース−ドレイン間
のチャンネルの方向と直交する方向に所定のピッチでく
り返す凹凸を設け、ソース−ゲート間、ゲート−ドレイ
ン間のチャンネル層中では電子ガスを常に1次元化し、
ゲート電極直下のチャンネル層中では、該ゲートに印加
されるバイアス電圧に応じて電子ガスを1次元化したも
のである。
供給層のゲート電極直下の領域の表面とそれ以外の領域
の表面とで異なる深さを有し、且つソース−ドレイン間
のチャンネルの方向と直交する方向に所定のピッチでく
り返す凹凸を設け、ソース−ゲート間、ゲート−ドレイ
ン間のチャンネル層中では電子ガスを常に1次元化し、
ゲート電極直下のチャンネル層中では、該ゲートに印加
されるバイアス電圧に応じて電子ガスを1次元化したも
のである。
【0008】本願の第4の発明は、半導体基板上の電子
供給層のゲート電極直下の領域の表面にソース−ドレイ
ン間のチャンネルの方向と直交する方向に所定のピッチ
でくり返す第1の凹凸を形成し、それ以外の領域の表面
に上記チャンネルの方向と直交する方向に上記第1の凹
凸に対してくり返しの位相が180°シフトした第2の
凹凸を設けてなり、上記ソース−ゲート間、ゲート−ド
レイン間のチャンネル層中では電子ガスは常に1次元化
されており、上記ゲート電極に印加されるバイアス電圧
に応じて上記ゲート電極直下のチャンネル層中の電子ガ
スが1次元化されているときはソース−ドレイン間は遮
断状態になり、上記ゲート電極に印加されるバイアス電
圧に応じて上記ゲート電極直下のチャンネル層中の電子
ガスが2次元化されたときのみ上記ソース−ドレイン間
が導通状態になるものである。
供給層のゲート電極直下の領域の表面にソース−ドレイ
ン間のチャンネルの方向と直交する方向に所定のピッチ
でくり返す第1の凹凸を形成し、それ以外の領域の表面
に上記チャンネルの方向と直交する方向に上記第1の凹
凸に対してくり返しの位相が180°シフトした第2の
凹凸を設けてなり、上記ソース−ゲート間、ゲート−ド
レイン間のチャンネル層中では電子ガスは常に1次元化
されており、上記ゲート電極に印加されるバイアス電圧
に応じて上記ゲート電極直下のチャンネル層中の電子ガ
スが1次元化されているときはソース−ドレイン間は遮
断状態になり、上記ゲート電極に印加されるバイアス電
圧に応じて上記ゲート電極直下のチャンネル層中の電子
ガスが2次元化されたときのみ上記ソース−ドレイン間
が導通状態になるものである。
【0009】本願の第5の発明は、半導体基板上にチャ
ンネル層と電子供給層とを順次積層して形成し、平坦な
表面をもった上記電子供給層上にソース−ドレイン間の
チャンネルの方向と直交する方向に一定間隔で形成され
た多数の脚部を有するエアーブリッジ構造のゲートを設
けてなり、ゲート電極に印加されるバイアス電圧に応じ
てゲート電極直下のチャンネル層中における電子ガスを
1次元化するようにしたものである。
ンネル層と電子供給層とを順次積層して形成し、平坦な
表面をもった上記電子供給層上にソース−ドレイン間の
チャンネルの方向と直交する方向に一定間隔で形成され
た多数の脚部を有するエアーブリッジ構造のゲートを設
けてなり、ゲート電極に印加されるバイアス電圧に応じ
てゲート電極直下のチャンネル層中における電子ガスを
1次元化するようにしたものである。
【0010】本願の第6の発明は、半導体基板上にチャ
ンネル層またはチャンネル層と電子供給層の一部をエピ
タキシャル成長させる工程と、該エピタキシャル成長層
上にソース−ドレイン間のチャンネルの方向と直交する
方向に一定間隔で平行に複数の誘導体膜を形成する工程
と、該誘電体膜相互間に電子供給層をエピタキシャル成
長させる工程と、上記電子供給層上にソース電極、ドレ
イン電極およびゲート電極を形成する工程とを含む。
ンネル層またはチャンネル層と電子供給層の一部をエピ
タキシャル成長させる工程と、該エピタキシャル成長層
上にソース−ドレイン間のチャンネルの方向と直交する
方向に一定間隔で平行に複数の誘導体膜を形成する工程
と、該誘電体膜相互間に電子供給層をエピタキシャル成
長させる工程と、上記電子供給層上にソース電極、ドレ
イン電極およびゲート電極を形成する工程とを含む。
【0011】本願の第7の発明は、半導体基板上にチャ
ンネル層およびノンドープ層を順次エピタキシャル成長
させる工程と、該エピタキシャル成長層中にソース−ド
レイン間のチャンネルの方向と直交する方向に所定のピ
ッチでイオン注入法あるいはイオンビームでドナーを注
入して、上記エピタキシャル成長層中に上記チャンネル
層中の電子ガスの1次元化に必要な細線状活性領域を形
成する工程とを含むことを特徴とする。
ンネル層およびノンドープ層を順次エピタキシャル成長
させる工程と、該エピタキシャル成長層中にソース−ド
レイン間のチャンネルの方向と直交する方向に所定のピ
ッチでイオン注入法あるいはイオンビームでドナーを注
入して、上記エピタキシャル成長層中に上記チャンネル
層中の電子ガスの1次元化に必要な細線状活性領域を形
成する工程とを含むことを特徴とする。
【0012】本願の第8の発明は、半導体基板上にチャ
ンネル層と電子供給層とを順次積層して形成する工程
と、上記電子供給層上にソース−ドレイン間のチャンネ
ルの方向と直交する方向に所定のピッチで開孔が形成さ
れた第1のレジストを形成する工程と、該第1のレジス
ト上に上記開孔ならびにその周辺部を露出させて第2の
レジストを形成する工程と、上記開孔内および露出した
第1のレジスト上に金属を蒸着する工程と、上記各レジ
ストをリフトオフして上記電子供給層上に一定間隔で形
成された多数の脚部を有するエアーブリッジ構造のゲー
トを形成する工程とを含むことを特徴とする。
ンネル層と電子供給層とを順次積層して形成する工程
と、上記電子供給層上にソース−ドレイン間のチャンネ
ルの方向と直交する方向に所定のピッチで開孔が形成さ
れた第1のレジストを形成する工程と、該第1のレジス
ト上に上記開孔ならびにその周辺部を露出させて第2の
レジストを形成する工程と、上記開孔内および露出した
第1のレジスト上に金属を蒸着する工程と、上記各レジ
ストをリフトオフして上記電子供給層上に一定間隔で形
成された多数の脚部を有するエアーブリッジ構造のゲー
トを形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0013】
【作用】本願の第1〜第5の発明に係る半導体装置はい
ずれもチャンネル層中の電子ガスが1次元化されるか
ら、半導体装置の動作が一層高速化し、また電子ガスの
散乱に基因する雑音が低下する。また、第6〜第8の発
明によればチャンネル層中の電子ガスを1次元化するの
に有効な構造の半導体装置を簡単に製造することができ
る。
ずれもチャンネル層中の電子ガスが1次元化されるか
ら、半導体装置の動作が一層高速化し、また電子ガスの
散乱に基因する雑音が低下する。また、第6〜第8の発
明によればチャンネル層中の電子ガスを1次元化するの
に有効な構造の半導体装置を簡単に製造することができ
る。
【0014】
【実施例】図1は本発明の半導体装置の第1の実施例の
斜視図で、例えばGaAsあるいはInPからなる半導
体基板11上にGaAsやInGaAs等からなるノン
ドープチャンネル層12と、InAlAs、AlGaA
s、GaAs等からなるn型ドープ層の電子供給層13
とが例えばエピタキシャル成長法により形成されてい
る。電子供給層13上にはソース電極14、ドレイン電
極15がそれぞれ設けられている。本発明の半導体装置
の第1の実施例では、電子供給層13の表面のゲート電
極が設けられる部分にはソース−ドレイン間のチャンネ
ルの方向と直交する方向に所定のピッチでくり返す凹凸
が形成されており、この凹凸が形成された表面にゲート
電極16が設けられている。
斜視図で、例えばGaAsあるいはInPからなる半導
体基板11上にGaAsやInGaAs等からなるノン
ドープチャンネル層12と、InAlAs、AlGaA
s、GaAs等からなるn型ドープ層の電子供給層13
とが例えばエピタキシャル成長法により形成されてい
る。電子供給層13上にはソース電極14、ドレイン電
極15がそれぞれ設けられている。本発明の半導体装置
の第1の実施例では、電子供給層13の表面のゲート電
極が設けられる部分にはソース−ドレイン間のチャンネ
ルの方向と直交する方向に所定のピッチでくり返す凹凸
が形成されており、この凹凸が形成された表面にゲート
電極16が設けられている。
【0015】図2は本発明の半導体装置の第2の実施例
の斜視図で、図1に示す第1の実施例と同様にGaA
s、InP等からなる半導体基板11上にGaAsやI
nGaAs等からなるノンドープチャンネル層22とI
nAlAs、AlGaAs、GaAs等からなるn型ド
ープ層の電子供給層23とが例えばエピタキシャル成長
法により形成されている。この第2の実施例では、電子
供給層23の表面全体にチャンネルの方向と直交する方
向に所定のピッチでくり返す凹凸が形成されており、こ
の凹凸が形成された表面にソース電極24、ドレイン電
極25、ゲート電極26が設けられている。
の斜視図で、図1に示す第1の実施例と同様にGaA
s、InP等からなる半導体基板11上にGaAsやI
nGaAs等からなるノンドープチャンネル層22とI
nAlAs、AlGaAs、GaAs等からなるn型ド
ープ層の電子供給層23とが例えばエピタキシャル成長
法により形成されている。この第2の実施例では、電子
供給層23の表面全体にチャンネルの方向と直交する方
向に所定のピッチでくり返す凹凸が形成されており、こ
の凹凸が形成された表面にソース電極24、ドレイン電
極25、ゲート電極26が設けられている。
【0016】図3、図4は図1、図2の各実施例におけ
るゲート電極の位置における断面図である。図3
(a)、(b)で、31は半導体基板、32はノンドー
プチャンネル層、33は電子供給層、36はゲート電極
である。図3では電子供給層33は充分な厚みがあり、
ゲート電極36に印加されるゲートバイアス電圧Vg が
浅い間は図3(a)に示すようにチャンネル層32中の
電子ガス37は2次元的で、チャンネル方向xの他にチ
ャンネルと直交するy方向にも移動可能で、チャンネル
層中の電子ガスは2次元的である。ゲートバイアス電圧
Vg がある大きさ以上に深くなると、図3(b)に示す
ようにゲート電極36の凹部の直下では、電子ガスはy
方向にも閉じ込められ、電子ガスは38で示すように1
次元化されて、電子細線状になる。
るゲート電極の位置における断面図である。図3
(a)、(b)で、31は半導体基板、32はノンドー
プチャンネル層、33は電子供給層、36はゲート電極
である。図3では電子供給層33は充分な厚みがあり、
ゲート電極36に印加されるゲートバイアス電圧Vg が
浅い間は図3(a)に示すようにチャンネル層32中の
電子ガス37は2次元的で、チャンネル方向xの他にチ
ャンネルと直交するy方向にも移動可能で、チャンネル
層中の電子ガスは2次元的である。ゲートバイアス電圧
Vg がある大きさ以上に深くなると、図3(b)に示す
ようにゲート電極36の凹部の直下では、電子ガスはy
方向にも閉じ込められ、電子ガスは38で示すように1
次元化されて、電子細線状になる。
【0017】図4はゲート電極の凹部直下の電子供給層
が非常に薄いか存在しない場合の例で、41は半導体基
板、42はノンドープチャンネル層、43はゲート電極
46の凹部で分断されて細線化された電子供給層を示
す。この構造では、チャンネル層42中の電子ガス47
は常に1次元化されている。
が非常に薄いか存在しない場合の例で、41は半導体基
板、42はノンドープチャンネル層、43はゲート電極
46の凹部で分断されて細線化された電子供給層を示
す。この構造では、チャンネル層42中の電子ガス47
は常に1次元化されている。
【0018】図1の実施例では、ゲート電極16の直下
の電子供給層13の構造は図3に示す通りで、前述のよ
うにゲートバイアス電圧Vg がある大きさ以下のときは
チャンネル層12中の電子ガスは図3(a)に示すよう
に2DEGであるが、ゲートバイアス電圧Vg がある大
きさを越えると、チャンネル層12中の電子ガスは図3
(b)に示すようにz方向のみならずチャンネル方向x
に直交するy方向にも閉じ込められ、チャンネル層12
中の電子ガスは1次元電子細線化され、半導体装置の高
速動作、低雑音化が達成される。なお、図1の半導体装
置が図3(a)のように2DEGで動作するときは通常
のFETと同じで、比較的大きな電流を取扱うことがで
きる。
の電子供給層13の構造は図3に示す通りで、前述のよ
うにゲートバイアス電圧Vg がある大きさ以下のときは
チャンネル層12中の電子ガスは図3(a)に示すよう
に2DEGであるが、ゲートバイアス電圧Vg がある大
きさを越えると、チャンネル層12中の電子ガスは図3
(b)に示すようにz方向のみならずチャンネル方向x
に直交するy方向にも閉じ込められ、チャンネル層12
中の電子ガスは1次元電子細線化され、半導体装置の高
速動作、低雑音化が達成される。なお、図1の半導体装
置が図3(a)のように2DEGで動作するときは通常
のFETと同じで、比較的大きな電流を取扱うことがで
きる。
【0019】図2の実施例では半導体基板上の電子供給
層23の表面全体に凹凸が形成されているが、ゲート電
極26の直下の電子供給層23の厚みと、ソース電極2
4およびドレイン電極25の直下の電子供給層23の厚
みにより次の3つの変形例がある。第1の変形例は、電
子供給層23の表面の凹凸が全面にわたって図3の場合
で、この場合は図1の実施例と同様にゲート電極26に
印加されるバイアス電圧Vg がある大きさ以下のとき
は、チャンネル層12中の電子ガスは図3(a)に示す
ように2DEGであるが、ある大きさ以上になると電子
はy方向にも閉じ込められて、チャンネル層12中の電
子ガスは図3(b)に示すように1次元化され、高速
化、低雑音化が達成される。この例では、電子供給層2
6の表面のゲート電極26が形成される部分だけに選択
的に凹凸を形成するのではなく、電子供給層23の表面
全体に一様な形の凹凸を形成するから、図1のFETに
比して製造が容易である。
層23の表面全体に凹凸が形成されているが、ゲート電
極26の直下の電子供給層23の厚みと、ソース電極2
4およびドレイン電極25の直下の電子供給層23の厚
みにより次の3つの変形例がある。第1の変形例は、電
子供給層23の表面の凹凸が全面にわたって図3の場合
で、この場合は図1の実施例と同様にゲート電極26に
印加されるバイアス電圧Vg がある大きさ以下のとき
は、チャンネル層12中の電子ガスは図3(a)に示す
ように2DEGであるが、ある大きさ以上になると電子
はy方向にも閉じ込められて、チャンネル層12中の電
子ガスは図3(b)に示すように1次元化され、高速
化、低雑音化が達成される。この例では、電子供給層2
6の表面のゲート電極26が形成される部分だけに選択
的に凹凸を形成するのではなく、電子供給層23の表面
全体に一様な形の凹凸を形成するから、図1のFETに
比して製造が容易である。
【0020】図2の実施例の第2の変形例は、電子供給
層23の表面の凹凸が全面にわたって図4の場合で、こ
の場合は、ゲート電極26の直下のチャンネル層中だけ
でなく、ソース−ゲート間、ゲート−ソース間も1DE
G化されているから、一層の高速化、低雑音化が得ら
れ、さらにソース、ドレインの各寄生抵抗Rs 、Rd が
小さくなり、このことも高速化、低雑音化に寄与する。
層23の表面の凹凸が全面にわたって図4の場合で、こ
の場合は、ゲート電極26の直下のチャンネル層中だけ
でなく、ソース−ゲート間、ゲート−ソース間も1DE
G化されているから、一層の高速化、低雑音化が得ら
れ、さらにソース、ドレインの各寄生抵抗Rs 、Rd が
小さくなり、このことも高速化、低雑音化に寄与する。
【0021】図2の実施例の第3の変形例は、ゲート電
極26が形成される部分の電子供給層23の表面の凹凸
が図3で、それ以外の部分の凹凸が図4の場合である。
この場合は、前述の第1の変形例と同様にゲート電極2
6に印加されるバイアス電圧Vg によってチャンネル領
域の電子ガスを1次元化することができ、しかもソース
−ゲート間、ゲート−ドレイン間は構造的に常に1次元
化されているから、寄生抵抗Rs 、Rd が減少し、先の
各例と同様に動作の高速化、低雑音化が達成される。
極26が形成される部分の電子供給層23の表面の凹凸
が図3で、それ以外の部分の凹凸が図4の場合である。
この場合は、前述の第1の変形例と同様にゲート電極2
6に印加されるバイアス電圧Vg によってチャンネル領
域の電子ガスを1次元化することができ、しかもソース
−ゲート間、ゲート−ドレイン間は構造的に常に1次元
化されているから、寄生抵抗Rs 、Rd が減少し、先の
各例と同様に動作の高速化、低雑音化が達成される。
【0022】図5は本発明の半導体装置の第3の実施例
の斜視図である。第3の実施例は半導体基板上の電子供
給層の表面に凹凸を形成するのではなく、ゲート電極と
して、所定の間隔で半導体基板上の電子供給層の表面に
接触する多数の脚を有するエアーブリッジ構造のものを
使用したものである。図5で、51は半導体基板、52
はチャンネル層、53は電子供給層である。電子供給層
53の表面にはソース電極54、ドレイン電極55、お
よびゲート電極56が設けられている。ゲート電極56
は図に示すように一定間隔で脚57が設けられたエアー
ブリッジ構造に構成されており、ゲート電圧Vg は電子
供給層53の表面と直接接触した脚57の部分において
のみ該電子供給層にかかる。
の斜視図である。第3の実施例は半導体基板上の電子供
給層の表面に凹凸を形成するのではなく、ゲート電極と
して、所定の間隔で半導体基板上の電子供給層の表面に
接触する多数の脚を有するエアーブリッジ構造のものを
使用したものである。図5で、51は半導体基板、52
はチャンネル層、53は電子供給層である。電子供給層
53の表面にはソース電極54、ドレイン電極55、お
よびゲート電極56が設けられている。ゲート電極56
は図に示すように一定間隔で脚57が設けられたエアー
ブリッジ構造に構成されており、ゲート電圧Vg は電子
供給層53の表面と直接接触した脚57の部分において
のみ該電子供給層にかかる。
【0023】ゲート電極56に印加されるゲート電圧V
g がある大きさ以下のときはチャンネル層52中の電子
ガスは図3(a)に示すように2DEGの状態にある
が、ゲート電圧Vg がある大きさを越えると、電子ガス
はゲート電極の脚と脚との間の直下の部分に閉じ込めら
れて、図3(b)に示すように1次元化される。図5の
FETの作用、効果は図1のFETのそれと実質的に同
じである。
g がある大きさ以下のときはチャンネル層52中の電子
ガスは図3(a)に示すように2DEGの状態にある
が、ゲート電圧Vg がある大きさを越えると、電子ガス
はゲート電極の脚と脚との間の直下の部分に閉じ込めら
れて、図3(b)に示すように1次元化される。図5の
FETの作用、効果は図1のFETのそれと実質的に同
じである。
【0024】以上の各実施例の動作を平面図の形で模型
的に説明すると次のようになる。図6は図1の実施例、
図2の実施例の第1の変形例に係る半導体装置および図
5の半導体装置の動作を示す図で、ソース電極、ドレイ
ン電極、ゲート電極をそれぞれ代表的に14、15、1
6で表わす。図6から明らかなように、これらのFET
では、ゲート電極直下のチャンネル層中の電子ガスが1
次元化され、1DEGとなっている。
的に説明すると次のようになる。図6は図1の実施例、
図2の実施例の第1の変形例に係る半導体装置および図
5の半導体装置の動作を示す図で、ソース電極、ドレイ
ン電極、ゲート電極をそれぞれ代表的に14、15、1
6で表わす。図6から明らかなように、これらのFET
では、ゲート電極直下のチャンネル層中の電子ガスが1
次元化され、1DEGとなっている。
【0025】図7は図2の実施例の第2の変形例、第3
の変形例の各半導体装置の動作を示し、ゲート電極26
の直下だけではなく、ソース電極24からドレイン電極
25までの全チャンネル層中の電子ガスが1次元化され
て1DEGになっている。図8は図2の実施例の第2の
変形例、第3の変形例において、ゲート電極26の直下
のチャンネル層中の1DEGの周期とそれ以外の部分の
1DEGの周期を180°シフトさせたもので、この例
では、ゲート電極26に印加されるバイアス電圧Vg を
深くして、ゲート電極直下のチャンネル層中の電子ガス
を図示のように1次元化したときはソース−ドレイン間
に電流が流れず、バイアス電圧Vg を浅くしてゲート電
極直下のチャンネル層中の電子ガスを2次元化したとき
のみソース−ドレイン間に電流が流れ、高速スイッチン
グ素子として動作する。
の変形例の各半導体装置の動作を示し、ゲート電極26
の直下だけではなく、ソース電極24からドレイン電極
25までの全チャンネル層中の電子ガスが1次元化され
て1DEGになっている。図8は図2の実施例の第2の
変形例、第3の変形例において、ゲート電極26の直下
のチャンネル層中の1DEGの周期とそれ以外の部分の
1DEGの周期を180°シフトさせたもので、この例
では、ゲート電極26に印加されるバイアス電圧Vg を
深くして、ゲート電極直下のチャンネル層中の電子ガス
を図示のように1次元化したときはソース−ドレイン間
に電流が流れず、バイアス電圧Vg を浅くしてゲート電
極直下のチャンネル層中の電子ガスを2次元化したとき
のみソース−ドレイン間に電流が流れ、高速スイッチン
グ素子として動作する。
【0026】図9は図5に示す本発明の半導体装置の第
3の実施例におけるゲート電極56を製造する方法の一
例を示す図である。図9(a)に示すように、半導体基
板51上にチャンネル層52と電子供給層53とを順次
エピタキシャル成長させ、上記電子供給層53上でソー
ス電極54とドレイン電極55との間にゲート電極を形
成するための下層レジスト58と上層レジスト59とを
写真製版法を用いて形成する。下層レジスト58は、例
えばPMGIのようなレジストをEB露光(電子ビーム
露光)して形成され、上層レジスト59は、例えばノボ
ラック系レジストを光学露光して形成される。その他
に、下層レジスト58、上層レジスタ59を感度の異な
るPMMAのようなEBレジストを使用して形成しても
よい。いずれの場合も下層レジスト58の形成時のEB
描画パターンを、図示のように細線形状の凹み60が形
成されるように設定する。凹み60は図5におけるゲー
ト電極56の脚57を形成するためのものである。
3の実施例におけるゲート電極56を製造する方法の一
例を示す図である。図9(a)に示すように、半導体基
板51上にチャンネル層52と電子供給層53とを順次
エピタキシャル成長させ、上記電子供給層53上でソー
ス電極54とドレイン電極55との間にゲート電極を形
成するための下層レジスト58と上層レジスト59とを
写真製版法を用いて形成する。下層レジスト58は、例
えばPMGIのようなレジストをEB露光(電子ビーム
露光)して形成され、上層レジスト59は、例えばノボ
ラック系レジストを光学露光して形成される。その他
に、下層レジスト58、上層レジスタ59を感度の異な
るPMMAのようなEBレジストを使用して形成しても
よい。いずれの場合も下層レジスト58の形成時のEB
描画パターンを、図示のように細線形状の凹み60が形
成されるように設定する。凹み60は図5におけるゲー
ト電極56の脚57を形成するためのものである。
【0027】次に図9(b)に示すように、上層レジス
ト59相互間の下層レジスト58上に金属91を蒸着す
る。金属91の蒸着時に実際には上層レジスタ59上に
も金属が蒸着されるが、本発明とは関係がないので図示
されていない。金属91の蒸着後、レジスト58、59
をリフトオフすると、図5に示すような一定間隔で脚5
7が設けられたエアーブリッジ構造のゲート電極56が
形成される。このゲート電極56の形成方法では、下層
レジスト58の凹み60を集束された電子ビームで露光
して形成するので、電子ビームを集束することにより簡
単に微細な細線形状の凹み60を形成することができ、
従って、微細な細線形状のゲート電極の脚57を作るこ
とができる。
ト59相互間の下層レジスト58上に金属91を蒸着す
る。金属91の蒸着時に実際には上層レジスタ59上に
も金属が蒸着されるが、本発明とは関係がないので図示
されていない。金属91の蒸着後、レジスト58、59
をリフトオフすると、図5に示すような一定間隔で脚5
7が設けられたエアーブリッジ構造のゲート電極56が
形成される。このゲート電極56の形成方法では、下層
レジスト58の凹み60を集束された電子ビームで露光
して形成するので、電子ビームを集束することにより簡
単に微細な細線形状の凹み60を形成することができ、
従って、微細な細線形状のゲート電極の脚57を作るこ
とができる。
【0028】図10はチャンネル層のゲート電極が形成
される部分あるいはチャンネル層全体に電子ガスの1次
元化用の細線を製造する方法を説明する図である。図1
0(a)に示すように、半導体基板61上にチャンネル
層62をエピタキシャル成長させた後、誘電体薄膜63
を1次元化に必要な細線構造が得られるピッチで選択的
に形成する。次に、図10(b)に示すように、誘電体
薄膜63相互間に電子供給層64を選択的にエピタキシ
ャル成長させ、その上に、図10(c)に示すようにゲ
ート電極65を形成する。この構造によれば、電子供給
層64が誘電体層63により細線状に分離されるから図
4の実施例と同じように動作し、電子供給層64からチ
ャンネル層62に供給された電子ガスは図示66のよう
に1次元化される。この例では、表面が凹凸状ではなく
平坦になるため、その後ゲート電極65等の各電極の形
成が簡単になるという利点がある。
される部分あるいはチャンネル層全体に電子ガスの1次
元化用の細線を製造する方法を説明する図である。図1
0(a)に示すように、半導体基板61上にチャンネル
層62をエピタキシャル成長させた後、誘電体薄膜63
を1次元化に必要な細線構造が得られるピッチで選択的
に形成する。次に、図10(b)に示すように、誘電体
薄膜63相互間に電子供給層64を選択的にエピタキシ
ャル成長させ、その上に、図10(c)に示すようにゲ
ート電極65を形成する。この構造によれば、電子供給
層64が誘電体層63により細線状に分離されるから図
4の実施例と同じように動作し、電子供給層64からチ
ャンネル層62に供給された電子ガスは図示66のよう
に1次元化される。この例では、表面が凹凸状ではなく
平坦になるため、その後ゲート電極65等の各電極の形
成が簡単になるという利点がある。
【0029】図10の実施例で、半導体基板61上にチ
ャンネル層62をエピタキシャル成長させ、引続き電子
供給層の一部をエピタキシャル成長させた後、誘電体層
63を形成し、その後電子供給層の残りの部分を全体が
平坦になるまでエピタキシャル成長させてもよい。この
例では図3の実施例と同じように動作する。この場合も
表面が平坦になるから、その後の各電極の形成が簡単に
なるという利点がある。
ャンネル層62をエピタキシャル成長させ、引続き電子
供給層の一部をエピタキシャル成長させた後、誘電体層
63を形成し、その後電子供給層の残りの部分を全体が
平坦になるまでエピタキシャル成長させてもよい。この
例では図3の実施例と同じように動作する。この場合も
表面が平坦になるから、その後の各電極の形成が簡単に
なるという利点がある。
【0030】図11はチャンネル層を細線化するための
他の方法を示す図で、(a)に示すように、半導体基板
71上にチャンネル層72およびノンドープ層73を形
成する。そしてSi等のドナーをノンドープ層73中に
選択的に注入してチャンネル層72の細線化に必要な活
性域74を形成する。次に、同図(b)に示すように、
ゲート電極75を形成する。この実施例では、この活性
域74が電子供給層として作用し、電子ガスは該電子供
給層直下のチャンネル層72中に閉じ込められて1DE
G76が生成される。この方法においても電子供給層の
表面は平坦になるから、各電極の形成が容易になる。
他の方法を示す図で、(a)に示すように、半導体基板
71上にチャンネル層72およびノンドープ層73を形
成する。そしてSi等のドナーをノンドープ層73中に
選択的に注入してチャンネル層72の細線化に必要な活
性域74を形成する。次に、同図(b)に示すように、
ゲート電極75を形成する。この実施例では、この活性
域74が電子供給層として作用し、電子ガスは該電子供
給層直下のチャンネル層72中に閉じ込められて1DE
G76が生成される。この方法においても電子供給層の
表面は平坦になるから、各電極の形成が容易になる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明の半導体
装置では、チャンネル層中の電子ガスがz方向のみなら
ずy方向にも閉じ込められて1次元化されるから、電子
ガスがチャンネルの方向xと直交するy方向に散乱を受
けるのが防止され、従来の半導体装置に比して一層の高
速動作が可能になり、また電子ガスのy方向への散乱が
防止されることにより、雑音も極めて小さくなるという
効果が得られる。よって、本発明の半導体装置は、超高
速、低雑音動作が可能な信号処理回路、スイッチング素
子として最適である。
装置では、チャンネル層中の電子ガスがz方向のみなら
ずy方向にも閉じ込められて1次元化されるから、電子
ガスがチャンネルの方向xと直交するy方向に散乱を受
けるのが防止され、従来の半導体装置に比して一層の高
速動作が可能になり、また電子ガスのy方向への散乱が
防止されることにより、雑音も極めて小さくなるという
効果が得られる。よって、本発明の半導体装置は、超高
速、低雑音動作が可能な信号処理回路、スイッチング素
子として最適である。
【0032】本発明の半導体装置の製造方法では、図
9、図10、図11のいずれの方法においてもチャンネ
ル層は半導体基板の平坦な表面上にエピタキシャル成長
されるから、結晶性がよく、電子の移動度が大きいとい
う効果が得られる。また、図9の方法における下層レジ
スト58は電子ビームによるパターニング処理により、
チャンネル層中の電子ガスの1次元化に必要な構造のゲ
ート電極を簡単に作ることができ、図10の方法では誘
電体薄膜を形成するのに必要なマスクの形成、その後の
工程における誘電体薄膜、電子供給層64の形成がいず
れも平面上で行われるから、電子ガスの微細な細線化に
必要な上記電子供給層64を簡単にしかも正確に形成す
ることができるという効果が得られる。さらに図11の
方法では、イオンビームを集束することにより予め形成
されたノンドープ層73中に極めて簡単に細線化された
電子供給層74を形成することができるという効果が得
られる。
9、図10、図11のいずれの方法においてもチャンネ
ル層は半導体基板の平坦な表面上にエピタキシャル成長
されるから、結晶性がよく、電子の移動度が大きいとい
う効果が得られる。また、図9の方法における下層レジ
スト58は電子ビームによるパターニング処理により、
チャンネル層中の電子ガスの1次元化に必要な構造のゲ
ート電極を簡単に作ることができ、図10の方法では誘
電体薄膜を形成するのに必要なマスクの形成、その後の
工程における誘電体薄膜、電子供給層64の形成がいず
れも平面上で行われるから、電子ガスの微細な細線化に
必要な上記電子供給層64を簡単にしかも正確に形成す
ることができるという効果が得られる。さらに図11の
方法では、イオンビームを集束することにより予め形成
されたノンドープ層73中に極めて簡単に細線化された
電子供給層74を形成することができるという効果が得
られる。
【図1】本発明の半導体装置の第1の実施例の斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明の半導体装置の第2の実施例の斜視図で
ある。
ある。
【図3】本発明の半導体装置の第1の実施例の第1の構
成例の動作を説明するためのゲート電極の位置における
断面図で、(a)はゲートバイアス電圧Vg がある大き
さ以下のときの電子ガスの状態(2DEG)を示し、
(b)はゲートバイアス電圧Vg がある大きさ以上のと
きの電子ガスの状態(1DEG)を示す図である。
成例の動作を説明するためのゲート電極の位置における
断面図で、(a)はゲートバイアス電圧Vg がある大き
さ以下のときの電子ガスの状態(2DEG)を示し、
(b)はゲートバイアス電圧Vg がある大きさ以上のと
きの電子ガスの状態(1DEG)を示す図である。
【図4】本発明の半導体装置の第2の実施例の第2の構
成例の動作を説明するためのゲート電極の位置における
断面図である。
成例の動作を説明するためのゲート電極の位置における
断面図である。
【図5】本発明の半導体装置の第3の実施例の斜視図で
ある。
ある。
【図6】本発明の半導体装置における電子ガスの1次元
化用の細線構造の第1の例を模型的に示した平面図であ
る。
化用の細線構造の第1の例を模型的に示した平面図であ
る。
【図7】本発明の半導体装置における電子ガスの1次元
化用の細線構造の第2の例を模型的に示した平面図であ
る。
化用の細線構造の第2の例を模型的に示した平面図であ
る。
【図8】本発明の半導体装置における電子ガスの1次元
化用の細線構造の第3の例を模型的に示した平面図であ
る。
化用の細線構造の第3の例を模型的に示した平面図であ
る。
【図9】図5に示す本発明の半導体装置の第3の実施例
の製造方法を説明するための斜視図で、(a)は電子供
給層上に所定のパターンのレジストを形成したときの状
態を示し、(b)はレジスト上にゲート電極用の金属を
蒸着したときの状態を示す図である。
の製造方法を説明するための斜視図で、(a)は電子供
給層上に所定のパターンのレジストを形成したときの状
態を示し、(b)はレジスト上にゲート電極用の金属を
蒸着したときの状態を示す図である。
【図10】本発明の半導体装置の電子ガスの1次元化用
の細線構造を製造する方法の第1の実施例を示す図で、
(a)はチャンネル層上に誘電体層を形成したときの断
面構造を示し、(b)は上記誘電体層の存在によって細
線化された電子供給層を形成したときの断面構造を示
し、(c)はその上にさらにゲート電極を形成したとき
の断面構造を示す図である。
の細線構造を製造する方法の第1の実施例を示す図で、
(a)はチャンネル層上に誘電体層を形成したときの断
面構造を示し、(b)は上記誘電体層の存在によって細
線化された電子供給層を形成したときの断面構造を示
し、(c)はその上にさらにゲート電極を形成したとき
の断面構造を示す図である。
【図11】本発明の半導体装置の電子ガスの1次元化用
の細線構造を製造する方法の第2の実施例を示す図で、
(a)はノンドープ層73中にドナーを選択的に注入し
て活性域を形成したときの断面構造を示す図、(b)は
その上にさらにゲート電極を形成したときの断面構造を
示す図である。
の細線構造を製造する方法の第2の実施例を示す図で、
(a)はノンドープ層73中にドナーを選択的に注入し
て活性域を形成したときの断面構造を示す図、(b)は
その上にさらにゲート電極を形成したときの断面構造を
示す図である。
【図12】電子ガスが2DEG化された従来の半導体装
置の一例を示す斜視図である。
置の一例を示す斜視図である。
11 半導体基板 12 チャンネル層 13 電子供給層 14 ソース電極 15 ドレイン電極 16 ゲート電極 21 半導体基板 22 チャンネル層 23 電子供給層 24 ソース電極 25 ドレイン電極 26 ゲート電極 31 半導体基板 32 チャンネル層 33 電子供給層 36 ゲート電極 37 電子ガス 38 1次元化された電子ガス 41 半導体基板 42 チャンネル層 43 電子供給層 46 ゲート電極 47 1次元化された電子ガス 51 半導体基板 52 チャンネル層 53 電子供給層 54 ソース電極 55 ドレイン電極 56 ゲート電極 57 脚 58 下層レジスト 59 上層レジスト 60 凹み 61 半導体基板 62 チャンネル層 63 誘電体層 64 細線化された電子供給層 65 ゲート電極 66 1次元化された電子ガス 71 半導体基板 72 チャンネル層 73 ノンドープ層 74 活性域 75 1DEG 91 ゲート電極用金属
Claims (9)
- 【請求項1】 半導体基板上にチャンネル層と電子供給
層とを積層して形成すると共に、上記電子供給層上にソ
ース電極、ドレイン電極およびゲート電極を設け、少な
くともゲート電極直下の電子供給層の表面にソース−ド
レイン間のチャンネルの方向と直交する方向に所定のピ
ッチでくり返す凹凸を形成し、上記ゲート電極に印加さ
れるバイアス電圧に応じて上記ゲート電極直下のチャン
ネル層中の電子ガスを1次元化することを特徴とする半
導体装置。 - 【請求項2】 半導体基板上にチャンネル層と電子供給
層とを積層して形成すると共に、上記電子供給層上にソ
ース電極、ドレイン電極およびゲート電極を設け、上記
電子供給層の表面全体にソース−ドレイン間のチャンネ
ルの方向と直交する方向に所定のピッチでくり返す同一
深さの凹凸を形成し、上記チャンネル層中の電子ガスを
ソース−ドレイン間全体にわたって1次元化したことを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基板上にチャンネル層と電子供給
層とを積層して形成すると共に、上記電子供給層上にソ
ース電極、ドレイン電極およびゲート電極を設け、上記
電子供給層のゲート電極直下の領域とそれ以外の領域の
表面とで異なる深さを有し、且つソース−ドレイン間の
チャンネルの方向と直交する方向に所定のピッチでくり
返す凹凸を形成し、ソース−ゲート間、ゲート−ドレイ
ン間のチャンネル層中では電子ガスを常に1次元化し、
ゲート直下のチャンネル層中では、該ゲート電極に印加
されるバイアス電圧に応じて電子ガスを1次元化するこ
とを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 半導体基板上にチャンネル層と電子供給
層とを積層して形成すると共に、上記電子供給層上にソ
ース電極、ドレイン電極およびゲート電極を設け、上記
ゲート電極直下の電子供給層の表面にソース−ドレイン
間のチャンネルの方向と直交する方向に所定のピッチで
くり返す第1の凹凸を形成し、上記電子供給層の上記ゲ
ート電極直下以外の表面に上記第1の凹凸に対してくり
返しの位相が180°シフトした第2の凹凸を形成し、
上記ソース−ゲート間、ゲート−ドレイン間のチャンネ
ル層中では電子ガスは常に1次元化されており、上記ゲ
ート電極に印加されるバイアス電圧に応じて上記ゲート
電極直下のチャンネル層中の電子ガスが1次元化されて
いるときはソース−ドレイン間は遮断状態になり、上記
ゲート電極に印加されるバイアス電圧に応じて上記ゲー
ト電極直下のチャンネル層中の電子ガスが2次元化され
たときのみ上記ソース−ドレイン間は導通状態になるこ
とを特徴とする半導体装置。 - 【請求項5】 半導体基板上にチャンネル層と電子供給
層とを積層して形成すると共に、上記電子供給層上にソ
ース電極、ドレイン電極およびゲート電極を設け、上記
ゲート電極は、ソース−ドレイン間のチャンネルの方向
と直交する方向に上記電子供給層の表面に接触する所定
のピッチで設けられた多数の脚部を有するエアーブリッ
ジ構造を有し、上記ゲート電極に印加されるバイアス電
圧に応じて上記ゲート電極直下のチャンネル層中におけ
る電子ガスを1次元化することを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項6】 半導体基板上にチャンネル層をエピタキ
シャル成長させる工程と、該エピタキシャル成長層上に
ソース−ドレイン間のチャンネルの方向と直交する方向
に一定間隔で平行に複数の誘電体膜を形成する工程と、
該誘電体膜相互間に電子供給層をエピタキシャル成長さ
せる工程と、上記電子供給層上にソース電極、ドレイン
電極およびゲート電極を形成する工程とからなる半導体
装置の製造方法。 - 【請求項7】 半導体基板上にチャンネル層と電子供給
層の一部を順次エピタキシャル成長させる工程と、上記
電子供給層上にソース−ドレイン間のチャンネルの方向
と直交する方向に一定間隔で平行に複数の誘電体膜を形
成する工程と、該誘電体膜相互間に残りの電子供給層を
エピタキシャル成長させる工程と、該エピタキシャル成
長層上にソース電極、ドレイン電極およびゲート電極を
形成する工程とからなる半導体装置。 - 【請求項8】 半導体基板上にチャンネル層およびノン
ドープ層を順次エピタキシャル成長させる工程と、該エ
ピタキシャル成長層中にソース−ドレイン間のチャンネ
ルの方向と直交する方向に所定のピッチでイオン注入法
あるいはイオンビームでドナーを注入して、上記エピタ
キシャル成長層中に上記チャンネル層中の電子ガスの1
次元化に必要な細線状活性領域を形成する工程とからな
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 半導体基板上にチャンネル層と電子供給
層とを順次積層して形成する工程と、上記電子供給層上
にソース−ドレイン間のチャンネルの方向と直交する方
向に所定のピッチで開孔が形成された第1のレジストを
形成する工程と、該第1のレジスト上に上記開孔ならび
にその周辺部を露出させて第2のレジストを形成する工
程と、上記開孔内および露出した第1のレジスト上に金
属を蒸着する工程と、上記各レジストをリフトオフして
上記電子供給層上に上記チャンネルの方向と直交する方
向に上記所定のピッチで形成された多数の脚部を有する
エアーブリッジ構造のゲート電極を形成する工程とを含
む半導体装置の製造方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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