JPH06165365A - 距離継電装置 - Google Patents
距離継電装置Info
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- JPH06165365A JPH06165365A JP33811892A JP33811892A JPH06165365A JP H06165365 A JPH06165365 A JP H06165365A JP 33811892 A JP33811892 A JP 33811892A JP 33811892 A JP33811892 A JP 33811892A JP H06165365 A JPH06165365 A JP H06165365A
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- substation
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 距離継電装置において、後備第2段時限延長
制御が必要な端子にのみ制御指令を行なう。 【構成】 送電線の電圧と電流により系統事故を検出す
る手段と、遠方の事故に対して時限遮断を行なう後備保
護手段と、当該変電所と対向する他の変電所に設置され
た同一方向の遠方保護機能を有する継電器に対して後備
保護時限を変更制御する判断手段を備えた距離継電装置
において、自母線の母線連絡遮断器の開閉状態に応じ、
前記後備保護機能を有する継電器の時限変更制御指令を
行なうものである。
制御が必要な端子にのみ制御指令を行なう。 【構成】 送電線の電圧と電流により系統事故を検出す
る手段と、遠方の事故に対して時限遮断を行なう後備保
護手段と、当該変電所と対向する他の変電所に設置され
た同一方向の遠方保護機能を有する継電器に対して後備
保護時限を変更制御する判断手段を備えた距離継電装置
において、自母線の母線連絡遮断器の開閉状態に応じ、
前記後備保護機能を有する継電器の時限変更制御指令を
行なうものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力系統の送電線で起こ
る短絡や地絡事故を検出し、遮断器に遮断指令を与えて
事故を系統から除去するための距離継電装置に関する。
る短絡や地絡事故を検出し、遮断器に遮断指令を与えて
事故を系統から除去するための距離継電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な並行2回線送電系統を示した図
4を用いて従来の保護方式を説明する。図4においてA
変電所における母線31a 及び31b は母線連絡用遮断器32
によって分割された母線であり、夫々に並行2回線送電
線が2ルートずつ接続されており、B,C,D,E変電
所との間で連系されていることを示している。勿論、送
電線の接続状態は任意であり、各送電線がA変電所の何
れの母線に接続されてもよく、図4はその一例を表した
ものである。33は送電線34用のA変電所設置の保護継電
器(以下、保護リレー)であり、送電線電流を測定する
ための計器用変流器35、送電線電圧を測定するための計
器用変圧器36の信号が与えられている。なお、計器用変
圧器は母線設置であっても本質的には差はない。更に保
護リレー33は事故を検出し、動作すべきと判断した場合
には遮断器37に対して遮断指令(トリップ指令)38を与
え、事故区間を孤立化して系統から事故を除去する。通
常、送電線保護リレーは主保護と後備保護とを備えてお
り、前者は主に送電線自区間内で起こった事故に対する
瞬時保護用として設けられ、後者は主保護リレーの不動
作等で瞬時に事故が除去されなかったような場合にバッ
クアップするために設けられている。後備保護リレーは
次の変電所までの送電線事故に対するバックアップであ
るのみならず、遠方事故に対してもバックアップするよ
う考慮される。このため、後備保護リレーとして通常は
距離リレーが採用される。この距離リレーは設置端子の
系統電圧,電流より次のような演算を行なう事故点まで
のインピーダンスを測定する原理によっている。
4を用いて従来の保護方式を説明する。図4においてA
変電所における母線31a 及び31b は母線連絡用遮断器32
によって分割された母線であり、夫々に並行2回線送電
線が2ルートずつ接続されており、B,C,D,E変電
所との間で連系されていることを示している。勿論、送
電線の接続状態は任意であり、各送電線がA変電所の何
れの母線に接続されてもよく、図4はその一例を表した
ものである。33は送電線34用のA変電所設置の保護継電
器(以下、保護リレー)であり、送電線電流を測定する
ための計器用変流器35、送電線電圧を測定するための計
器用変圧器36の信号が与えられている。なお、計器用変
圧器は母線設置であっても本質的には差はない。更に保
護リレー33は事故を検出し、動作すべきと判断した場合
には遮断器37に対して遮断指令(トリップ指令)38を与
え、事故区間を孤立化して系統から事故を除去する。通
常、送電線保護リレーは主保護と後備保護とを備えてお
り、前者は主に送電線自区間内で起こった事故に対する
瞬時保護用として設けられ、後者は主保護リレーの不動
作等で瞬時に事故が除去されなかったような場合にバッ
クアップするために設けられている。後備保護リレーは
次の変電所までの送電線事故に対するバックアップであ
るのみならず、遠方事故に対してもバックアップするよ
う考慮される。このため、後備保護リレーとして通常は
距離リレーが採用される。この距離リレーは設置端子の
系統電圧,電流より次のような演算を行なう事故点まで
のインピーダンスを測定する原理によっている。
【0003】 VR :A変電所R相系統電圧。 VS :A変電所S相系統電圧。 IR :A変電所送電線R相電流。 IS :A変電所送電線S相電流。 IO :A変電所送電線(自回線)零相電流。 IO ′:A変電所送電線(隣回線)零相電流。
【0004】(1) ,(2) 式よりわかるように距離リレー
は相手変電所側の電流情報を用いず、自端のみの情報よ
り遠方の事故を検出する。これは距離リレーを主保護リ
レーとは原理,装置構成の面でわざわざ異なった方式と
しているものであって、目的の違いによるものである。
このため相手変電所以遠の事故に対しては距離リレーは
原理上の測距演算誤差を生じることになる。これは相手
変電所母線につながる自回線以外の送電線から流入する
電流の影響によるものであり、図4でいえばB変電所の
A変電所向け送電線保護リレーに対するA変電所のC,
D,E変電所向けの送電線からの流入電流がこれにあた
る。同様のことが図5のような3端子送電線においても
起こる。これはA変電所リレー33に対するC変電所背後
からの流入電流による、いわゆる分流効果による。
は相手変電所側の電流情報を用いず、自端のみの情報よ
り遠方の事故を検出する。これは距離リレーを主保護リ
レーとは原理,装置構成の面でわざわざ異なった方式と
しているものであって、目的の違いによるものである。
このため相手変電所以遠の事故に対しては距離リレーは
原理上の測距演算誤差を生じることになる。これは相手
変電所母線につながる自回線以外の送電線から流入する
電流の影響によるものであり、図4でいえばB変電所の
A変電所向け送電線保護リレーに対するA変電所のC,
D,E変電所向けの送電線からの流入電流がこれにあた
る。同様のことが図5のような3端子送電線においても
起こる。これはA変電所リレー33に対するC変電所背後
からの流入電流による、いわゆる分流効果による。
【0005】次に後備保護用として距離リレーの整定の
考え方の一例を、図6,図7を用いて説明する。距離リ
レーは通常図6に示すようにX1 ,X2 ,X3 ,
(X4 )のように3(〜4)段の保護特性を有してお
り、保護シーケンスは図7に概要を示すように第2段以
降の要素については、夫々に時限T2 ,T3 ,(T4 )
をもって保護している。これは相手以遠の送電線保護リ
レーとの時間協調をとるためのもので、事故点に近い端
子ほど短時間で遮断指令を出して必要最小限の遮断で済
むように考慮しているものである。図8にこの時間協調
の例を示す。横軸は距離(インピーダンス),縦軸は時
間を表しており、第1段は送電線自区間の約80%の距離
整定とし、第1段動作による瞬時遮断、第2段ではT2
時限遮断、第3段ではT3 時限遮断としている。これが
図のようにリレー整定値と時限整定とが各変電所間で交
わることなく設定されている状態が協調がとれている状
態である。ところが現実には図8のように理想的な協調
を実現できることはかなり困難である。これは送電線が
長短様々あることや、又、距離リレーの性能的な限界か
らくるものである。前述のように距離リレーの測距性能
は相手変電所の別送電線から流入する電流に影響される
ため、第2段以降の距離整定は相手変電所母線事故に対
して確実に動作できるよう、更に遠方事故に対するバッ
クアップが可能であることも考慮してなされる。このた
め次区間に短距離送電線と長距離送電線があるような場
合には、次区間の距離リレー第2段との協調をとること
が難しくなる。このことが第2段を含む遠方後備保護リ
レーの協調の困難性を引き起こしている。
考え方の一例を、図6,図7を用いて説明する。距離リ
レーは通常図6に示すようにX1 ,X2 ,X3 ,
(X4 )のように3(〜4)段の保護特性を有してお
り、保護シーケンスは図7に概要を示すように第2段以
降の要素については、夫々に時限T2 ,T3 ,(T4 )
をもって保護している。これは相手以遠の送電線保護リ
レーとの時間協調をとるためのもので、事故点に近い端
子ほど短時間で遮断指令を出して必要最小限の遮断で済
むように考慮しているものである。図8にこの時間協調
の例を示す。横軸は距離(インピーダンス),縦軸は時
間を表しており、第1段は送電線自区間の約80%の距離
整定とし、第1段動作による瞬時遮断、第2段ではT2
時限遮断、第3段ではT3 時限遮断としている。これが
図のようにリレー整定値と時限整定とが各変電所間で交
わることなく設定されている状態が協調がとれている状
態である。ところが現実には図8のように理想的な協調
を実現できることはかなり困難である。これは送電線が
長短様々あることや、又、距離リレーの性能的な限界か
らくるものである。前述のように距離リレーの測距性能
は相手変電所の別送電線から流入する電流に影響される
ため、第2段以降の距離整定は相手変電所母線事故に対
して確実に動作できるよう、更に遠方事故に対するバッ
クアップが可能であることも考慮してなされる。このた
め次区間に短距離送電線と長距離送電線があるような場
合には、次区間の距離リレー第2段との協調をとること
が難しくなる。このことが第2段を含む遠方後備保護リ
レーの協調の困難性を引き起こしている。
【0006】図9ではA変電所B変電所間及びB変電所
E変電所間の送電線が長く、B変電所C変電所間の距離
が極端に短いため、A変電所設置の距離リレー第2段の
リーチがB変電所設置の距離リレー第2段リーチと交錯
し、図9のように遠方のf点で事故が起こりC変電所で
主保護リレー(後備第1段を含む)が不動作の場合には
A変電所,B変電所,E変電所ともに遮断器がトリップ
する。この場合、A,E変電所における遮断器トリップ
は本来不要である。なお、区間内事故の場合の主保護,
後備第1段の不動作は確立的には小さいと考えられる
が、後備第1段が常時使用されていないシステムやロッ
クされている場合が現実には多く、又、変流器等の共通
部での不良による原因が想定される。これに対する対策
として、例えば特公昭52−2096号による方法があ
る。これは主保護不動作で後備保護リレーが事故検出し
た場合にこの端子より近隣変電所の同一方向を保護する
後備第2段時限を延長するよう制御するものである。図
10を用いてこの様相を説明する。遠方のf点で事故があ
り、C端の主保護リレーが不動作である場合、B変電所
にて後備保護リレーが動作し、A変電所及びE変電所に
対して第2段保護用時限をT2 からT2 ′に延長するた
めの制御信号39を送信する。これによりA,E変電所の
後備第2段リレーが一斉に遮断器にトリップ指令を出す
ことが回避される。この状態を図11に示す。なお、前記
事故検出端子より後記被制御端子への制御指令は何らか
の通信回線を介して行なわれる。
E変電所間の送電線が長く、B変電所C変電所間の距離
が極端に短いため、A変電所設置の距離リレー第2段の
リーチがB変電所設置の距離リレー第2段リーチと交錯
し、図9のように遠方のf点で事故が起こりC変電所で
主保護リレー(後備第1段を含む)が不動作の場合には
A変電所,B変電所,E変電所ともに遮断器がトリップ
する。この場合、A,E変電所における遮断器トリップ
は本来不要である。なお、区間内事故の場合の主保護,
後備第1段の不動作は確立的には小さいと考えられる
が、後備第1段が常時使用されていないシステムやロッ
クされている場合が現実には多く、又、変流器等の共通
部での不良による原因が想定される。これに対する対策
として、例えば特公昭52−2096号による方法があ
る。これは主保護不動作で後備保護リレーが事故検出し
た場合にこの端子より近隣変電所の同一方向を保護する
後備第2段時限を延長するよう制御するものである。図
10を用いてこの様相を説明する。遠方のf点で事故があ
り、C端の主保護リレーが不動作である場合、B変電所
にて後備保護リレーが動作し、A変電所及びE変電所に
対して第2段保護用時限をT2 からT2 ′に延長するた
めの制御信号39を送信する。これによりA,E変電所の
後備第2段リレーが一斉に遮断器にトリップ指令を出す
ことが回避される。この状態を図11に示す。なお、前記
事故検出端子より後記被制御端子への制御指令は何らか
の通信回線を介して行なわれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来手法は有効な
手段であるが、これを通常採用されている二重母線系統
に適用する場合には、更に改良が必要となる。図12に示
すように図10と同様の条件で送電線40のf点において事
故が起こり、C変電所のリレーが不動作であった場合、
B変電所では2回線ともに主保護リレー33a ,33b 不動
作、後備リレー動作を条件にA変電所,E変電所のリレ
ー33c ,33d ,33e ,33f 夫々に対し、後備第2段の時
限延長制御信号を伝送する。ところがB変電所において
系統運用上の理由により母線分離運用されている場合が
あり、このような場合には図12においてリレー33d ,33
f への制御は不要である。なぜなら二重母線系統ではC
変電所設置の母線分離リレー41が送電線40側の事故を検
出し、後備第2段の動作時間よりも先に母線連絡遮断器
をトリップさせることにより、A変電所リレー33d ,E
変電所リレー33f が復帰するためである。仮に別の地点
で事故があり、本来リレー33b がT2 時限でバックアッ
プしなければならない場合、不都合が生じることにな
る。本来別系統であるリレーに対して時限延長の制御を
行なうことは目的から外れている。本発明は上記欠点を
解決するためになされたものであり、後備第2段の時限
延長制御が必要な端子にのみ制御指令を与えるようにし
た距離継電装置を提供することを目的としている。
手段であるが、これを通常採用されている二重母線系統
に適用する場合には、更に改良が必要となる。図12に示
すように図10と同様の条件で送電線40のf点において事
故が起こり、C変電所のリレーが不動作であった場合、
B変電所では2回線ともに主保護リレー33a ,33b 不動
作、後備リレー動作を条件にA変電所,E変電所のリレ
ー33c ,33d ,33e ,33f 夫々に対し、後備第2段の時
限延長制御信号を伝送する。ところがB変電所において
系統運用上の理由により母線分離運用されている場合が
あり、このような場合には図12においてリレー33d ,33
f への制御は不要である。なぜなら二重母線系統ではC
変電所設置の母線分離リレー41が送電線40側の事故を検
出し、後備第2段の動作時間よりも先に母線連絡遮断器
をトリップさせることにより、A変電所リレー33d ,E
変電所リレー33f が復帰するためである。仮に別の地点
で事故があり、本来リレー33b がT2 時限でバックアッ
プしなければならない場合、不都合が生じることにな
る。本来別系統であるリレーに対して時限延長の制御を
行なうことは目的から外れている。本発明は上記欠点を
解決するためになされたものであり、後備第2段の時限
延長制御が必要な端子にのみ制御指令を与えるようにし
た距離継電装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は送電線の電圧と電流により系統事故を検出
する手段と、遠方の事故に対して時限遮断を行なう後備
保護手段と、当該変電所と対向する他の変電所に設置さ
れた同一方向の遠方保護機能を有する継電器に対して後
備保護時限を変更制御する判断手段を備えた距離継電装
置であって、自母線の母線連絡遮断器の開閉状態に応
じ、前記後備保護機能を有する継電器の時限変更制御指
令を行なうよう構成した。
め、本発明は送電線の電圧と電流により系統事故を検出
する手段と、遠方の事故に対して時限遮断を行なう後備
保護手段と、当該変電所と対向する他の変電所に設置さ
れた同一方向の遠方保護機能を有する継電器に対して後
備保護時限を変更制御する判断手段を備えた距離継電装
置であって、自母線の母線連絡遮断器の開閉状態に応
じ、前記後備保護機能を有する継電器の時限変更制御指
令を行なうよう構成した。
【作用】信号送信端の母線連絡遮断器が閉路されている
条件が成立する場合には主保護リレー不動作条件と、後
備リレー動作条件のアンドで構成される時限延長制御条
件は無条件に対向変電所同一方向保護のリレーに対して
制御指令として伝送する。又、母線連絡遮断器が閉路し
ている条件が不成立の場合には、当該の対向リレーに対
してのみ伝送される。
条件が成立する場合には主保護リレー不動作条件と、後
備リレー動作条件のアンドで構成される時限延長制御条
件は無条件に対向変電所同一方向保護のリレーに対して
制御指令として伝送する。又、母線連絡遮断器が閉路し
ている条件が不成立の場合には、当該の対向リレーに対
してのみ伝送される。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明による距離継電装置であり、図1(a) は他変電
所に対して母線連絡条件を送信する装置構成を示し、図
1(b) は距離継電器のトリップ指令を与える構成図であ
る。図1(a) において、1は信号送信端の母線連絡遮断
器が閉路している条件、2は主保護リレー不動作条件、
3は後備リレー動作条件、4は主保護リレー不動作条件
2と後備リレー動作条件3のアンドで構成される時限延
長制御条件、5は当該送電線と同一の母線に接続されて
いる他の送電線を検出する条件である。したがって信号
送信端の母線連絡遮断器が閉路されている条件が成立す
る場合には、主保護リレー不動作条件2と、後備リレー
動作条件3のアンドで構成される時限延長制御条件4に
より、無条件に対向変電所同一方向保護のリレーに対し
て制御指令を伝送する。又、条件1が不成立の場合には
条件4を検出している送電線と同一の母線に接続される
他の送電線を検出する条件5とのアンドにより、該当す
る対向リレーに対してのみ制御指令を伝送する。
は本発明による距離継電装置であり、図1(a) は他変電
所に対して母線連絡条件を送信する装置構成を示し、図
1(b) は距離継電器のトリップ指令を与える構成図であ
る。図1(a) において、1は信号送信端の母線連絡遮断
器が閉路している条件、2は主保護リレー不動作条件、
3は後備リレー動作条件、4は主保護リレー不動作条件
2と後備リレー動作条件3のアンドで構成される時限延
長制御条件、5は当該送電線と同一の母線に接続されて
いる他の送電線を検出する条件である。したがって信号
送信端の母線連絡遮断器が閉路されている条件が成立す
る場合には、主保護リレー不動作条件2と、後備リレー
動作条件3のアンドで構成される時限延長制御条件4に
より、無条件に対向変電所同一方向保護のリレーに対し
て制御指令を伝送する。又、条件1が不成立の場合には
条件4を検出している送電線と同一の母線に接続される
他の送電線を検出する条件5とのアンドにより、該当す
る対向リレーに対してのみ制御指令を伝送する。
【0010】今、制御指令6を受けなければ、図1(b)
に示されるように制御指令伝送受信条件7が存在せず、
第2段のインヒビット条件が成立するため、第2段時限
はT2 、したがって距離リレー全体としてみればX1 で
は瞬時、X2 ではT2 、X3ではT3 の各設定時限でト
リップする。しかし制御指令6を受ければ前記条件が成
立せず、その結果第2段時限はT2 ′となって延長され
る。この場合、時限の大小関係はT2 <T2 ′<T3 が
適当である。第3段あるいはそれ以上の時限トリップに
ついては特に制御はしない。
に示されるように制御指令伝送受信条件7が存在せず、
第2段のインヒビット条件が成立するため、第2段時限
はT2 、したがって距離リレー全体としてみればX1 で
は瞬時、X2 ではT2 、X3ではT3 の各設定時限でト
リップする。しかし制御指令6を受ければ前記条件が成
立せず、その結果第2段時限はT2 ′となって延長され
る。この場合、時限の大小関係はT2 <T2 ′<T3 が
適当である。第3段あるいはそれ以上の時限トリップに
ついては特に制御はしない。
【0011】次に図3を用いて作用を説明する。図3は
既に説明した図9と同様、B変電所C変電所間は短距離
送電線とすると、送電線40のf点にて事故が発生し、C
変電所のリレーが不動作である場合、B変電所リレー33
a ,A変電所リレー33c ,33d の後備第2段リレーはf
点事故を検出し、時限トリップ待機中である。ここでB
変電所のもう一方の送電線リレーについてはB変電所に
おける母線分離リレー41の動作により復帰するため省略
する。なお、前記各リレーでは第2段時限の延長制御条
件4が成立している。ここでC変電所母線連絡遮断器が
閉路している場合には、リレー33c ,33d は共にリレー
33a より指令6を受信し、第2段はT2′の時限後動作
する。これはB変電所33a リレーの第2段時限T2 と協
調がとれている。又、母線連絡遮断器が開路している場
合には、B変電所リレー33a はA変電所リレー33c に対
してのみ制御指令を与える。つまりリレー33d は通常の
第2段トリップ時限のままである。このとき例えば送電
線42にて事故が発生した場合、リレー33d の後備第2段
は通常の時限T2 にて対応できる。
既に説明した図9と同様、B変電所C変電所間は短距離
送電線とすると、送電線40のf点にて事故が発生し、C
変電所のリレーが不動作である場合、B変電所リレー33
a ,A変電所リレー33c ,33d の後備第2段リレーはf
点事故を検出し、時限トリップ待機中である。ここでB
変電所のもう一方の送電線リレーについてはB変電所に
おける母線分離リレー41の動作により復帰するため省略
する。なお、前記各リレーでは第2段時限の延長制御条
件4が成立している。ここでC変電所母線連絡遮断器が
閉路している場合には、リレー33c ,33d は共にリレー
33a より指令6を受信し、第2段はT2′の時限後動作
する。これはB変電所33a リレーの第2段時限T2 と協
調がとれている。又、母線連絡遮断器が開路している場
合には、B変電所リレー33a はA変電所リレー33c に対
してのみ制御指令を与える。つまりリレー33d は通常の
第2段トリップ時限のままである。このとき例えば送電
線42にて事故が発生した場合、リレー33d の後備第2段
は通常の時限T2 にて対応できる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば自
端変電所と対向する変電所の同一方向の後備保護機能を
持つ距離継電器に対し、自端母線連絡条件に応じて第2
段後備時限の延長制御を有効あるいは無効とするよう構
成したので、系統状態に合った時限保護を行なうことが
できる。
端変電所と対向する変電所の同一方向の後備保護機能を
持つ距離継電器に対し、自端母線連絡条件に応じて第2
段後備時限の延長制御を有効あるいは無効とするよう構
成したので、系統状態に合った時限保護を行なうことが
できる。
【図1】本発明による距離継電装置の一実施例の構成
図。
図。
【図2】同母線接続状況を示す図。
【図3】作用を説明する図。
【図4】従来の保護継電方式を示す図。
【図5】3端子送電線の場合を示す図。
【図6】距離継電器の保護特性を示す図。
【図7】距離継電器の保護特性を示す図。
【図8】距離継電器の時間協調を示す図。
【図9】各変電所の保護時間協調を示す図。
【図10】従来装置の不都合を示す図。
【図11】従来装置の不都合を時間協調で示す図。
【図12】従来装置の不都合の点を系統図で示す図。
1 母線連絡“閉”条件 2 主保護リレー“不動作”条件 3 後備保護リレー“動作”条件 5 同一母線“接続”条件 6 制御指令伝送指令 7 制御指令伝送受信条件
Claims (1)
- 【請求項1】 送電線の電圧と電流により系統事故を検
出する手段と、遠方の事故に対して時限遮断を行なう後
備保護手段と、当該電気所と対向する他の電気所に設置
された同一方向の遠方保護機能を有する継電器に対して
自母線の母線連絡遮断器の開閉状態に応じ、後備保護時
限を変更制御する判断手段を備えたことを特徴とする距
離継電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33811892A JPH06165365A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 距離継電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33811892A JPH06165365A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 距離継電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06165365A true JPH06165365A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=18315083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33811892A Pending JPH06165365A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 距離継電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06165365A (ja) |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP33811892A patent/JPH06165365A/ja active Pending
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