JPH06180812A - 磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及びその製造方法

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JPH06180812A
JPH06180812A JP35212292A JP35212292A JPH06180812A JP H06180812 A JPH06180812 A JP H06180812A JP 35212292 A JP35212292 A JP 35212292A JP 35212292 A JP35212292 A JP 35212292A JP H06180812 A JPH06180812 A JP H06180812A
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JP
Japan
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magnetic
film
magnetic alloy
sendust
magnetic head
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JP35212292A
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English (en)
Inventor
Masami Kinoshita
雅己 木下
Takuya Kakinuma
拓也 柿沼
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドの製造工数の低減と、特性改善を
目的とする。 【構成】 センダスト磁性合金の酸化膜からなる下地膜
43a,43b上に、センダスト磁性合金からなる磁性
合金膜42a,42bを形成した磁性体層45a,45
bを少なくとも一層以上一対の基板41a,41b間に
有する磁気ヘッド40及びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッド及びその製
造方法に係わり、特に一対の基板間に、下地膜上に磁性
合金膜を形成した磁性体層を少なくとも一層以上有する
磁気ヘッドの前記下地膜と前記磁性合金膜に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録の高密度化や広帯域化の
必要性が高まり、磁気記録媒体に高い保磁力(Hc)を有す
る磁性材料を使用して記録トラック幅を狭く、かつ、記
録周波数を大きくする試みが行われている。
【0003】一方、この高い保磁力(Hc)をもつ磁気記録
媒体に記録再生するための磁気ヘッド材料としては、飽
和磁束密度(Bs)の高い磁性合金が必要とされており、従
来のフエライト材料(Bs:5KG程度)を中心としたものか
ら、センダスト磁性合金等の飽和磁束密度(Bs)の高い磁
性合金(Bs:7KG〜15KG)をコアの一部または全部に使用
した磁気ヘッドが提案されている。
【0004】図5は、 MIG型磁気ヘッドの代表的な一従
来例の斜視図で、同図を参照しながら MIG型磁気ヘッド
10を説明する。
【0005】MIG型磁気ヘッド10は、MnZnフェライト
単結晶からなる一対のコア半体11a,11bを接合し
てなり、この一対のコア半体11a,11bの接合面で
ある磁気ギャップ突き合わせ面には飽和磁束密度(Bs)の
高い磁性膜12a,12bとして、例えばFe-AL-Si系セ
ンダスト磁性合金膜が形成されている。また、13a,
13bはトラック幅規制溝に充填されたモールドガラス
で、低融点ガラスを 400℃以上の温度で充填したもので
あり、この充填と同時に一対のコア半体11a,11b
を接合するものである。
【0006】しかし、この 400℃以上の温度によつて、
MnZnフェライト単結晶とFe-AL-Si系センダスト磁性合金
膜とが反応し、その接合面に隙間を生じてたり、または
Fe-AL-Si系センダスト磁性合金膜がMnZnフェライト単結
晶へ拡散して軟磁性特性が劣化した部分が形成されるな
どの現象が起きる。この隙間は、磁気ギャップGに対し
て無視できない範囲であり、 MIG型磁気ヘッドの磁気回
路として二つ以上のギャップが存在することになり、 M
IG型磁気ヘッドの再生特性が悪化する原因となる。
【0007】これらを解決するためには、MnZnフェライ
ト単結晶とFe-AL-Si系センダスト磁性合金膜との間に、
例えばスパッタリングなどにより形成されたAl2 O 3
を反応防止用薄膜として介在させる方法がある。。
【0008】また、図6は積層磁気ヘッドの代表的な一
従来例の斜視図であり、同図を参照しながら積層磁気ヘ
ッド20を説明する。
【0009】積層磁気ヘッド20は、非磁性基板21
a,21bの一方21a上に所定の厚さの磁性層22と
なるFe-AL-Si系センダスト磁性合金膜をスパッタ法によ
り形成し、低融点ガラス23を用いて他方の非磁性基板
21bと融着させて構成されている。この積層磁気ヘッ
ド20においても、非磁性基板21a,21bの材質選
択によっては非磁性基板21aとFe-AL-Si系センダスト
磁性合金膜が反応することがある。この場合も前述した
MIG型磁気ヘッドと同様に反応防止用のAl2 O 3膜を非
磁性基板21aとFe-AL-Si系センダスト磁性合金膜との
間に介在させる必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、 MIG型磁気ヘ
ッド10と積層磁気ヘッド20は、基板とFe-AL-Si系セ
ンダスト磁性合金膜との間にAl2 O 3 膜を介在させるこ
とにより、Fe-AL-Si系センダスト磁性合金膜の基板への
拡散を防止することができるが、その製造過程において
はAl2 O 3 膜とFe-AL-Si系センダスト磁性合金膜の成膜
工程が2工程必要であり、工数の低減、製造コストの削
減に問題があった。
【0011】また、Fe-AL-Si系センダスト磁性合金膜の
結晶構造や磁気特性は、下地膜に影響されることが良く
知られている。この問題を解決するために下地膜にCr
薄膜を用いてFe-AL-Si系センダスト磁性合金膜の結晶配
向を高配向にして軟磁気特性を向上させる技術なども知
られているが、しかし、製造工程においては上述したよ
うに成膜工程が依然として2工程必要となる。
【0012】さらに、 400℃以上の温度によるガラス充
填時に起こる熱膨張係数の違いによる接着性の低下を防
ぐために、基板の熱膨張係数が低融点ガラスに近似する
基板材質を選定する必要があり、このように基板材質の
選定の自由度が小さいなどの問題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、下地膜上に磁性合金
膜を形成した磁性体層を少なくとも一層以上、一対の基
板間に有する磁気ヘッドにおいて、前記下地膜がセンダ
スト磁性合金の酸化膜であり、かつ、前記磁性合金膜が
前記センダスト磁性合金膜そのものであることを特徴と
する磁気ヘッド及びその製造方法を提供するものであ
る。
【0014】
【実施例】本発明の磁気ヘッドは、一対の基板間に少な
くとも一層以上有する磁性体層に特徴がある。即ち、こ
の磁性体層を構成する下地膜がセンダスト磁性合金の酸
化膜であり、かつ、この下地膜上に形成した磁性合金膜
がセンダスト磁性合金膜そのものである。
【0015】図1は、本発明の一実施例である MIG型磁
気ヘッド40の一斜視図である。
【0016】本発明の MIG型磁気ヘッド40は、MnZnフ
ェライト単結晶からなる一対の基板41a,41bを接
合してなり、この一対の基板41a,41bの接合面で
ある磁気ギャップ突き合わせ面には磁性体層45a,4
5bが形成されている。この磁性体層45a,45b
は、基板41a,41b上に形成されたFe-AL-Si系セン
ダスト磁性合金の酸化膜である下地膜43a,43b
と、その下地膜43a,43b上に形成された飽和磁束
密度(Bs)の高いFe-AL-Si系センダスト磁性合金膜42
a,42bから構成されている。44a,44bはトラ
ック幅規制溝に充填されたモールドガラスで、低融点ガ
ラスを 400℃以上の温度で充填したものであり、この充
填と同時に一対の基板41a,41bを接合するもので
ある。
【0017】図2は、本発明の磁気ヘッド40の製造方
法で使用されるスパッタリング装置30の一実施例を示
す説明図である。
【0018】31はターゲットで、ターゲットホルダ3
2によって支えられており、このターゲット31とター
ゲットホルダ32には電源端子33よりRF電位が印加
され、さらにこのターゲットホルダ32の内部にはター
ゲット31の表面の加熱を防ぐために冷却水34が流入
されている。
【0019】そして、接地された真空槽35の上部に、
ターゲットホルダ32が絶縁体36によって絶縁されて
設けられている。
【0020】また、この真空槽35の上部より、真空槽
35内にガスがそれぞれ流量計36a,36bにより所
定の流量に調節されて導入される。
【0021】そして、真空槽15の下部には基板ホルダ
37上に基板38が置かれ、不純物を防ぐためのシャッ
タ39が基板38を覆って、スパッタリング装置30が
概略構成されている。
【0022】以下、図1,図2を参照して、本発明の磁
気ヘッド40の製造方法の一実施例について説明する。
【0023】まず、スパッタリングを行うに際して、タ
ーゲット31にはFe-AL-Si系センダスト磁性合金が、そ
して真空槽35内に導入するガスにはアルゴンガスと酸
素ガスの2種類のガスが、さらに基板38にはフエライ
ト基板41が準備される。そして、このフエライト基板
41を基板ホルダ37上に載置した後、アルゴンガスに
対する酸素ガス混合量を圧力比で20%となるように夫
々の流量計36a,36bにより調節した後、真空槽3
5内に約1〜2Pa導入する。この真空槽35内は、吸
引孔35aより図示しない吸引装置で 3×10-6 Torr 以
下に吸引し、電源端子33より2KWのRF電位を供給
して真空槽35内にプラズマを発生させスパッタを開始
する。この時、ターゲット31はマイナス電位となって
いるためプラズマ中のアルゴンと酸素のイオンがターゲ
ット31に衝突し、ターゲット31からFe,AL,Si原子が
飛び出す。
【0024】そして、ターゲット31から飛び出したF
e,AL,Si原子とプラズマ中の酸素原子又は分子とが結合
してFe,AL,Si酸化物が成長する。
【0025】尚、スパッタ開始後の数分間は、シャッタ
39を閉じてフエライト基板41を覆うことにより、タ
ーゲット31の表面の不純物がフエライト基板41の上
に付かないようにして、その後にシャッタ39を開け、
フエライト基板41上に膜厚0.2〜1 μmのFe-AL-Si系
センダスト磁性合金の酸化膜を形成する。このフエライ
ト基板41上に形成された酸化膜は、Fe2 O 3 , Al2 O
3 ,SiO 2であることがESCAの分析により確認され
た。
【0026】その後、シャッタ39を閉じスパッタを停
止させ、再度真空槽35内を 3×10-6 Torr 以下に吸引
する。そして約1Paのアルゴンガスを真空槽35内に
導入した後、約10〜20分スパッタしてターゲット3
1の表面の酸化物を除去する。 引き続いて、シャッタ
39を開いてスパッタを行い所定の膜厚のFe-AL-Si系セ
ンダスト磁性合金膜を、先に形成した酸化膜上に形成し
する。
【0027】このようにして磁性体層45a,45bを
形成した一対のフエライト基板41a,41bを、ギャ
ップ層Gを介して磁性体層45a,45b同士を突き合
わせて、低融点ガラス44a,44bを用いて接合し本
発明の磁気ヘッド40は完成する。
【0028】上述したスパッタ工程を反復することによ
り磁性体層45a,45bの多層化も容易となり、磁性
体層45a,45bを多層化した多層積層磁気ヘッドの
製造にも適応できることは言うまでもない。
【0029】次に、上述した製造方法により形成された
磁性体層45a,45bの磁気特性について述べる。
尚、基板38には一面を鏡面研磨した10mm×10mm×1mm
サイズの日本電気硝子製LM−05をガラス基板に用い
て、その鏡面研磨面に膜厚 1nm〜1 μmのFe-AL-Si系セ
ンダスト磁性合金の酸化膜である下地膜43と、膜厚
2.5〜3 μmのFe-AL-Si系センダスト磁性合金膜42を
形成し、 550℃ 1H 窒素雰囲気中でアニールしたもので
ある。
【0030】図3は、磁性体層45a,45bの磁気特
性図であり、VSMにより保磁力 (Hc) と、ヨーク法に
より1MHzにおける透磁率 (μ)を測定した結果である。
同図が示すように、本発明に係わる磁性体層45a,4
5bは、従来のAl2 O 3 膜を下地膜とした磁性体層より
磁気特性に優れていることが分かる。
【0031】図4は、X線解析図であり、下地膜43
a,43bの膜厚を 5nm〜1 μmに変化させ、従来のAl
2 O 3 下地膜と比較したものである。同図は、本発明に
係わる磁性体層45a,45bが、従来のAl2 O 3 膜を
下地膜とした磁性体層に比べ(110)のピーク強度が
約 1/5以下となることを示している。このように本発明
に係わる磁性体層45a,45bのFe-AL-Si系センダス
ト磁性合金膜42a,42bは、その下地膜43a,4
3bの膜厚の影響を受けることなく成長したことが窺え
る。
【0032】また、本発明に係わる下地膜43a,43
b上に形成したFe-AL-Si系センダスト磁性合金膜42
a,42bは、従来のAl2 O 3 膜を下地膜とした磁性合
金より保磁力(Hc)の劣化が少ないことが分かった。
【0033】上述したように本発明の磁気ヘッド40の
製造方法は、一台のスパッタリング装置30を用い、か
つ、同一ターゲット31によりフエライト基板41a,
41b上にFe-AL-Si系センダスト磁性合金の酸化膜であ
る下地膜43a,43bと、Fe-AL-Si系センダスト磁性
合金膜42a,42bを連続して形成した磁性体層45
a,45bを得ることができ、製造工数の低減と製造コ
ストの削減に効果を有するものである。
【0034】また、下地膜に磁性合金膜と同一のセンダ
スト系磁性合金の酸化膜を用いることにより磁性合金膜
の磁気特性が改善されると共に、基板材質の選定の自由
度が大となった。
【0035】
【発明の効果】上述したように本発明は、下地膜上に磁
性合金膜を形成した磁性体層を少なくとも一層以上一対
の基板間に有する磁気ヘッドにおいて、前記下地膜がセ
ンダスト磁性合金の酸化膜からなり、かつ、前記磁性合
金膜が前記センダスト磁性合金膜そのものからなる磁気
ヘッドおよび製造方法を提供するもので、一台のスパッ
タリング装置30を用い、かつ、同一ターゲット31に
よりフエライト基板41上にFe-AL-Si系センダスト磁性
合金の酸化膜である下地膜43a,43bと、Fe-AL-Si
系センダスト磁性合金膜42a,42bを連続して形成
した磁性体層45a,45bを得ることができ、製造工
数の低減と製造コストの削減に効果を有するものであ
る。
【0036】また、下地膜に磁性合金膜と同一のセンダ
スト系磁性合金の酸化膜を用いることにより磁性合金膜
の磁気特性が改善されると共に、基板材質の選定の自由
度が大となるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である MIG型磁気ヘッドの一
斜視図である。
【図2】本発明の磁気ヘッドの製造方法で使用されるス
パッタリング装置の一実施例を示す説明図である。
【図3】磁性体層の磁気特性図である。
【図4】磁性合金のX線解析図である。
【図5】MIG型磁気ヘッドの代表的な一従来例の斜視図
である。
【図6】積層磁気ヘッドの代表的な一従来例の斜視図で
ある。
【符号の説明】
40 本発明の MIG型磁気ヘッド 41a,41b MnZnフェライト単結晶基板 42a,42b センダスト磁性合金膜 43a,43b センダスト磁性合金の酸化膜である下
地膜 44a,44b モールドガラス 45a,45b 磁性体層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地膜上に磁性合金膜を形成してなる磁性
    体層を少なくとも一層以上、一対の基板間に有する磁気
    ヘッドにおいて、 前記下地膜がセンダスト磁性合金の酸化膜であり、か
    つ、前記磁性合金膜が前記センダスト磁性合金膜そのも
    のであることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】請求項1記載の磁気ヘッドの製造方法であ
    って、 センダスト磁性合金をターゲット材としたスパッタリン
    グ装置を用いて、前記一対の少なくとも一方の基板上
    に、 少なくとも酸素を含むガス雰囲気中で、前記下地膜とな
    る所定の厚さのセンダスト磁性合金の酸化膜を形成する
    第1の工程と、 アルゴンガスまたは窒素ガスの雰囲気中で、前記下地膜
    上に所定の厚さの前記センダスト磁性合金膜を形成する
    第2の工程とからなり、 前記第1の工程と前記第2の工程を連続して行うことに
    より前記磁性体層を形成した後、他方の基板を接合させ
    ることを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の磁気ヘッドの製造方法にお
    ける第1の工程において、 酸素の含有量を、圧力比で10〜100%とすることを
    特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
JP35212292A 1992-12-10 1992-12-10 磁気ヘッド及びその製造方法 Pending JPH06180812A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0737960A1 (en) * 1995-04-10 1996-10-16 Sharp Kabushiki Kaisha Magnetic thin film for magnetic head, method of manufacturing the same, and magnetic head

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0737960A1 (en) * 1995-04-10 1996-10-16 Sharp Kabushiki Kaisha Magnetic thin film for magnetic head, method of manufacturing the same, and magnetic head
US5756201A (en) * 1995-04-10 1998-05-26 Sharp Kabushiki Kaisha Magnetic thin film for magnetic head, method of manufacturing the same, and magnetic head

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