JPH06197721A - 豆腐の製造方法 - Google Patents

豆腐の製造方法

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JPH06197721A
JPH06197721A JP52A JP29146593A JPH06197721A JP H06197721 A JPH06197721 A JP H06197721A JP 52 A JP52 A JP 52A JP 29146593 A JP29146593 A JP 29146593A JP H06197721 A JPH06197721 A JP H06197721A
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JP
Japan
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tofu
bean curd
producing
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soymilk
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Masaaki Noguchi
賢明 野口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輸送中に型崩れし難い豆腐で、新鮮な豆腐を
遠方・高域な地域に供給できる豆腐の製造方法を提供す
る。 【構成】 豆腐を成型後、清水中に水浸して17℃以下
に冷却した後、5℃以下で5〜8時間熟成させる工程を
更に備えた方法。更に、豆乳の製造を行う豆乳製造場所
と、前記第1の発明に記載の豆腐の製造方法により豆腐
の製造を行う一箇所以上の豆腐製造場所とを別々に配備
し、前記豆乳製造場所で製造した豆乳を前記豆腐製造場
所に輸送し、前記豆腐製造場所で豆腐を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、豆腐の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来豆腐の製造方法は、大豆に充分に水
に浸して、磨砕し、水を加えた液(これを呉液という)
を煮沸し、布で濾して豆乳を作り、その豆乳を凝固剤で
あるニガリ(主成分は塩化マグネシウム)で固めてつく
られるものであり、その製造は、職人の手で作られ、つ
い最近までは、家内工業的性格を色濃く残していた。
【0003】何故なら、塩化マグネシウムの反応性が高
すぎて、豆腐の製造に熟練が必要であり、それ故、大量
生産に向かないとされて来たためである。
【0004】しかしながら、一次、塩化マグネシウム
が、入手困難となったことや、上記の塩化マグネシウム
の反応性が高すぎることから、数十年前から凝固剤とし
て硫酸カルシウムやグルコノデルタラクトンが使われ始
めて、昔ながらの伝統的な製法とは、全く違った豆腐
が、市場に大量にでまわっている。
【0005】現在、市場に大量にでまわっている豆腐は
大きく分けて、木綿ごし豆腐、絹ごし豆腐、充填豆腐の
三種類に分けられる。以下に、その三種類の従来の製造
を述べる。
【0006】a.木綿ごし豆腐 大豆を充分に水に浸して、磨砕し、9倍量程度の水を加
えた液(これを呉液という)を煮沸し、布で濾す(これ
を豆乳という)。豆乳に消泡剤を少々加えて100℃ま
で熱し、3分間保持した後濾過、温度が75℃になった
ところで、温湯に凝固剤(硫酸カルシウムを豆の2%程
度)を加えたもの(またはニガリを豆の2%程度)を加
え、10分間放置する。上部にザルをおいて、中の澄み
水(廃液)を汲み取る。乳液を布箱(多くの小穴のある
箱に布をあて)に移して、上に1cm2 につき5g厚の板
をおいて、20分間圧搾する。これを適当にきって、清
水中に浸して保存する。
【0007】b.絹ごし豆腐 大豆から濃い目に呉液を作る(重量で4倍程度のも
の)。煮沸し、布で濾す。豆乳に消泡剤を少々加えて1
00℃まで熱し、3分間保持した後濾過、温度が70℃
になったところで、凝固剤(硫酸カルシウムを豆の約
0.6%)を加え、穴のない箱の中で70℃で1時間保
って、全体を凝集させる。これを適当に切って、清水中
に浸して保存する。
【0008】c.充填豆腐 大豆から濃い目に呉液を作る(重量で4倍程度のも
の)。煮沸し、布で濾す。豆乳に消泡剤を少々加えて1
00℃まで熱し、3分間保持した後、冷却器で18℃程
まで冷やす。凝固剤(グルコノデルタラクトン)を加
え、一丁分の容器に充填し、密閉後90℃に加熱(この
とき凝固する)。容器のまま水冷、保存する。
【0009】近年自然食を望む声が高まり、大量生産で
安価な充填豆腐が手に入る現代だが、人工添加物を含ま
ない昔ながらのニガリを使った豆腐の需要が急速に伸び
てきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ニガリを使っ
た豆腐では、上記のようにニガリは反応性が高く、凝固
させる工程は、熟練を要する。そのため、機械による製
造はままならず、手作業で生産するため、小規模で、高
価な豆腐を地元だけにしか供給できなかった。
【0011】加えて、ニガリの反応性の高さのため、絹
ごし豆腐は硫酸カルシウムとグルコノデルタラクトンを
凝固剤としてしか生産されていなかった。さらに、豆腐
を製造後、長距離輸送する際に、柔らかすぎて輸送中に
型崩れすることもあった。
【0012】そこで、本発明は、輸送中に型崩れし難い
豆腐で、新鮮な豆腐を遠方・高域な地域に供給できる豆
腐の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る豆
腐の製造方法では、大豆を水浸、磨砕して呉液を得る工
程、該呉液を煮沸する工程、該煮沸した呉液を圧搾濾過
して豆乳を得る工程、該豆乳をニガリにより凝固させる
工程よりなる豆腐の製造方法において、前記凝固させた
豆乳を成型後、清水中に水浸して17℃以下に冷却した
後、5℃以下で5〜8時間熟成させる工程を更に備えた
方法である。
【0014】また、請求項2の発明の豆腐の製造方法で
は、豆乳の製造を行う豆乳製造場所と、前記第1の発明
に記載の豆腐の製造方法により豆腐の製造を行う一箇所
以上の豆腐製造場所とを別々に配備し、前記豆乳製造場
所で製造した豆乳を前記豆腐製造場所に輸送し、前記豆
腐製造場所で豆腐を製造する方法である。
【0015】
【作用】請求項1の発明における豆腐の製造方法におい
ては、豆腐を成型後、清水中に水浸して17℃以下に冷
却した後、5℃以下で5〜8時間熟成させる工程を更に
備えた方法であるため、豆腐の強度と弾性が高まる。そ
のため、長距離輸送する際に、柔らかすぎて輸送中に型
崩れすることがない。
【0016】また、請求項2の発明における豆腐の製造
方法においては、豆乳の製造を行う豆乳製造場所と、前
記第1の発明に記載の豆腐の製造方法により豆腐の製造
を行う一箇所以上の豆腐製造場所とを別々に配備し、前
記豆乳製造場所で製造した豆乳を前記豆腐製造場所に輸
送し、前記豆腐製造場所で豆腐を製造するため、新鮮な
豆腐を遠方・高域な地域に供給でき、しかも豆腐製造場
所では、豆乳製造工程を省略するため、狭いスペースで
豆腐の製造が可能となった。
【0017】
【実施例】以下に豆腐の製造方法を示す。A.木綿ごし豆腐の製造 図1は木綿ごし豆腐の製造工程を示した工程図である。
図2は本発明の豆腐製造装置の一実施例の構成を示す説
明図であり、図Aは正面図,図Bは側面図である。
【0018】図において、11は豆乳を入れた凝固容
器、12は先端にスクリューを備えた攪拌器、13は攪
拌機12を回転させるモータ、14は攪拌機12によっ
て攪拌された豆乳の流れを止める止板、16は止板14
を支持棒15に対して回動させる回動装置、17はモー
タ13と回動装置16を備え支持棒18に沿って上下す
る駆動箱である。
【0019】使用した豆乳は、大豆重量の9倍量の水を
加えた豆乳10リットルを使用し、温度の下がった豆乳
ならば温度を上げて凝固容器11に入れた。豆乳の温度
が72〜76℃となった時点で、駆動箱17を所定の位
置まで下げて、攪拌機12と止板14を豆乳に浸した。
豆乳を攪拌機12で渦ができる程激しく攪拌した。
【0020】この時、止板14は豆乳の流れを妨げない
方向に回動しておく。激しく攪拌した後、ニガリ溶液
(ソフトウェーバまたはクリスタリン;赤穂社製)を1
50ml、一度に加える(これをニガリを打つと言う)と
同時に攪拌機12を止め、止板14を流れに直角になる
ように回動させ流れを急速に止めた。ニガリを打ってか
ら2〜3秒の間に、豆乳11のタンパク質が水と分離し
てできた白いおぼろ状の塊が生じた(これを寄せ豆腐と
呼ぶ)。このままの状態で、約20分間静置して完全に
寄せ豆腐を生成させた。
【0021】駆動箱17を上げ、凝固容器11を取り出
し、生成した寄せ豆腐を、所定の成形器に入れ、上に1
cm2 につき約5g圧の板をおいて、20分間圧搾成形し
た。これを所定の大きさに切って、清水中に約3時間水
浸し、17℃以下に冷却した後、冷蔵庫で5℃以下にし
て、一晩(7時間程度)熟成させた。この熟成により、
豆腐の固化が促進され型崩れし難い木綿ごし豆腐ができ
た。
【0022】また、この木綿ごし豆腐の製造装置では、
所定のニガリ量を投入して均一に混合することは、何の
熟練を必要とせず、それ故に全くの初心者でも製造が可
能となった。
【0023】B.絹ごし豆腐の製造 図3は絹ごし豆腐の製造工程を示した工程図である。図
4は絹ごし豆腐の製造装置の構成を示す斜視図である。
【0024】図において、21は豆乳、22は豆乳21
を入れた成形容器を兼ねた直方体の凝固容器、23は凝
固容器22の内径よりも少し小さくその内部に2列に3
つづつ穴24が開いている打込み板、25は凝固容器2
2のほぼ長手方向中央列に渡したニガリ投入板で、その
上に等間隔で所定量のニガリ26が乗せてある。27は
打込み板23を上下に駆動する駆動部を搭載した駆動箱
である。
【0025】使用される豆乳は、大豆重量の4倍量の水
を加えた豆乳15リットルを使用し、温度の下がった豆
乳ならば温度を上げて凝固容器22に入れた。豆乳21
の温度が70〜73℃となった時点で、粒径が3.5〜
1mmに砕いた顆粒状態のニガリ26(ソフトウェーバ
ー;赤穂社製)35gをニガリ投入板25上に均等に並
べ、打込み板23の2列の穴24のほぼ中央にそれを一
度に添加、すぐに打込み板23で穏やかに1〜2往復上
下に駆動して攪拌した後、10〜15分間静置し凝固さ
せた。
【0026】凝固後所定の大きさに切断し、清水中に4
〜6時間水浸し、17℃以下に冷却した後、冷蔵庫で5
℃以下にして、一晩(7時間程度)熟成させた。この熟
成により、豆腐の固化が促進され型崩れし難い絹ごし豆
腐ができた。また、本絹ごし豆腐の製造装置では、所定
のニガリ量を投入することは何の熟練を必要とせず、そ
れ故に全くの初心者でも製造が可能となった。
【0027】C.豆腐の強度実験 豆腐の強度実験を従来の充填豆腐(絹ごし、グルコノデ
ルタラクトン使用)、本実施例による絹ごし豆腐、従来
の木綿ごし豆腐(硫酸カルシウム使用)、本実施例によ
る木綿ごし豆腐の4品目について行った。なお、本実施
例による豆腐については、各々製造後10分後と一晩熟
成後のものについて行った。
【0028】方法は、6種(4品目)の豆腐を使用し、
一定の大きさ(10cm×10cm×3.5cm)に切断成形し、各々
中心に2cm2のプラスチック板(厚さ0.05mm)を置き、重
りを乗せていった。またさらに、重りを乗せた後、重り
を外し、復帰状態を観察した。その結果を次の表1に示
す。
【0029】
【表1】
【0030】本実施例による絹ごし豆腐、木綿ごし豆腐
は、各々従来の絹ごし豆腐、木綿ごし豆腐よりも強度が
高く、また復帰することから弾性も高いことが解った。
また、実施例中では一晩熟成させた豆腐の方が、強度,
弾性共に高くなることが解った。
【0031】最後に、豆乳製造場所と、豆腐の製造方法
を行う豆腐製造場所とを、別々の場所で行うことによっ
て、遠方・高域な地域に新鮮な豆腐を供給できる。更
に、豆腐製造場所では豆乳の製造工程の省力化、省スペ
ース化が実現でき、豆乳の製造工程中に排出され公害問
題化してきたオカラが排出されなくなる。加えて、豆腐
の製造工程が簡略化できるため、前記豆腐の製造機械を
移動可能な自動車等に搭載し、その中で豆腐を製造し、
高域な地域に新鮮な豆腐を供給することも可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、豆腐を成
型後、清水中に水浸して17℃以下に冷却した後、更に
5℃以下で5〜8時間熟成させる工程を更に備えた方法
であるため、豆腐の強度と弾性が高まる。そのため、長
距離輸送する際に、柔らかすぎて輸送中に型崩れするこ
とがない。
【0033】また、豆乳の製造を行う豆乳製造場所と、
前記第1の発明に記載の豆腐の製造方法により豆腐の製
造を行う一箇所以上の豆腐製造場所とを別々に配備し、
前記豆乳製造場所で製造した豆乳を前記豆腐製造場所に
輸送し、前記豆腐製造場所で豆腐を製造するため、新鮮
な豆腐を遠方・高域な地域に供給でき、しかも豆腐製造
場所では、豆乳製造工程を省略するため、狭いスペース
で豆腐の製造が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】木綿ごし豆腐の製造工程を示した工程図であ
る。
【図2】本発明の豆腐製造装置の一実施例の構成を示す
正面図Aと側面図Bである。
【図3】絹ごし豆腐の製造工程を示した工程図である。
【図4】絹ごし豆腐の製造装置の構成を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11…凝固容器、 12…攪拌機、 13…モータ、 14…止板、 15…支持棒、 16…回動装置、 17…駆動箱、 21…豆乳、 22…凝固容器、 23…打込み板、 25…ニガリ投入板、 26…ニガリ、 27…駆動箱、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大豆を水浸、磨砕して呉液を得る工程、
    該呉液を煮沸する工程、該煮沸した呉液を圧搾濾過して
    豆乳を得る工程、該豆乳をニガリにより凝固させる工程
    よりなる豆腐の製造方法において、 前記凝固させた豆乳を成型後、清水中に水浸して17℃
    以下に冷却した後、5℃以下で5〜8時間熟成させる工
    程を更に備えたことを特徴とする豆腐の製造方法。
  2. 【請求項2】 豆乳の製造を行う豆乳製造場所と、前記
    請求項1に記載の豆腐の製造方法により豆腐の製造を行
    う一箇所以上の豆腐製造場所とを別々に配備し、 前記豆乳製造場所で製造した豆乳を前記豆腐製造場所に
    輸送し、前記豆腐製造場所で豆腐を製造することを特徴
    とする豆腐の製造方法。
JP52A 1988-02-09 1993-10-28 豆腐の製造方法 Pending JPH06197721A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60110259A (ja) * 1983-11-18 1985-06-15 Haruji Yokoyama 複数個の立方体状に切断整然と収納したパツク入り豆腐とその切断収納方法
JPS6137077A (ja) * 1984-07-30 1986-02-21 Toyo Reikou Kk 豆腐の急速冷却方法およびその装置

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60110259A (ja) * 1983-11-18 1985-06-15 Haruji Yokoyama 複数個の立方体状に切断整然と収納したパツク入り豆腐とその切断収納方法
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