JPH06214382A - 感光性画像受容シート - Google Patents

感光性画像受容シート

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JPH06214382A
JPH06214382A JP588293A JP588293A JPH06214382A JP H06214382 A JPH06214382 A JP H06214382A JP 588293 A JP588293 A JP 588293A JP 588293 A JP588293 A JP 588293A JP H06214382 A JPH06214382 A JP H06214382A
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photosensitive image
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JP588293A
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English (en)
Inventor
Tsunehisa Ueda
倫久 上田
Shigeru Danjo
滋 檀上
Yoshio Nishimura
善雄 西村
Fujiaki Yamakawa
藤明 山河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】露光、現像によって任意の色の着色画像が形成
可能であって、かつ、柔軟性に優れた画像が得られる感
光性画像受容シート。 【構成】支持体2上に感光性画像受容層1が形成された
感光性画像受容シート10であって、上記画像受容層1
が、(イ)メタクリル酸メチル10〜70重量%、メタ
クリル酸ブチル10〜50重量%、アクリル酸−2−エ
チルヘキシル10〜25重量%及びメタクリル酸10〜
30重量%から構成される重量平均分子量2万〜30万
の線状共重合体100重量部、(ロ)光重合可能な不飽
和化合物10〜200重量部、(ハ)活性光線により増
感する光重合開始剤0.1〜10重量部からなる光重合
性樹脂組成物から形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基体上に所定の着色画
像パタ−ンが形成された表示盤等を得るために用いられ
る感光性画像受容シートに関する。このような表示盤
は、例えば、各種装置の計器盤、地図や風景画を配した
表示盤、車両用スピードメータの文字盤などに使用する
ことができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、メータなどの文字盤の文字や
数字などは、基体上に印刷によって形成されることが多
く、特に、スクリーン印刷が多用されている。ところ
が、近年、高級化指向や商品の多様化が進むにつれて、
これらの文字および数字などの画像に高級感を付与し、
装飾性や視認性を向上させるため、画像を多色化しよう
とする検討が進められている。
【0003】しかしながら、スクリーン印刷による多色
刷りでは、色の数だけ版が必要となって印刷工程が複雑
となる上に、1色の印刷毎にインキの乾燥、硬化が必要
となるので作業スピードが遅くなるという問題点があ
る。また、多色刷りに適したオフセット印刷では、塗膜
を厚くすることが困難なため、表示盤として使用するた
めに必要な色濃度が十分に得られないという問題点があ
る。
【0004】さらに、スクリーン印刷によるパターン形
成は、使用されるインキが溶剤型の液状であるため、作
業環境に充満した溶剤は悪臭源になると共に、常時爆発
や火災の危険に注意しなければならないという問題点が
ある。
【0005】しかも、印刷インキは、溶剤の蒸発により
固形分が版に残存して版の目を詰める原因となったり、
スクリーン印刷に適した粘度に調節するために時間を要
するという問題点もある。
【0006】そのために、近年、無溶剤化と硬化時間の
短縮を目的とした光重合性のインキが提案されている。
しかしながら、光重合性のインキは、スクリーン印刷に
適した粘度に調節するために、例えば、低分子量モノマ
ー等の反応性希釈剤を添加する必要があり、これが溶剤
と同様の挙動を示し未反応物が塗膜より経時的に揮発す
るという問題点がある。
【0007】また、このような反応性希釈剤の添加によ
り、光重合性インキは全体に低分子量化しているため、
硬化時の収縮が大きく接着性が低下したり、可撓性に欠
けるという欠点があり、実用性が十分とはいえなかっ
た。
【0008】これらの問題点を解決するために、例え
ば、特開昭59−97140号公報には、有色の光硬化
性組成物を用いた着色画像の形成方法が開示されてい
る。
【0009】この製造方法は、(1)予め所望の画像を
色分解した網点状のフォトマスクを作製する、(2)こ
のフォトマスクを介して、それぞれ対応する色を有する
光硬化性組成物から得られた光硬化性樹脂フィルムに活
性光線を照射して、硬化させる、(3)未硬化部を現像
除去することにより色分解された網点状画像を形成す
る、(4)得られた網点状画像を光重合性を有する画像
受容シート上に、各色毎に転写、積層する、(5)該画
像受容シートを光硬化することにより、所定の着色画像
を形成するというものである。
【0010】ここで、有色の光重合性組成物として、イ
エロー、マゼンタ、シアン等の着色剤を組合わせて用い
ることにより、任意の色を表示することが可能となる。
【0011】上記画像受容シートの画像層は、線状共重
合体、光重合可能な不飽和化合物及び光重合開始剤から
なる光重合性脂組成物から形成されるものであるが、そ
の実施例に記載された光重合性組成物から形成された画
像層を有する画像受容シート上に着色画像を転写し、基
体上に再転写した後露光、硬化すると、光硬化前に比べ
柔軟性が失われ、得られた表示盤等の製品を折り曲げた
場合、ひび割れが発生する等の問題点があった。
【0012】また、上記光重合開始剤により光重合性組
成物が着色し、さらに硬化後の経時変化で画像受容シー
トが着色、黄変するという問題点があった。
【0013】このような着色の問題点を解決するため
に、特公昭63−40799号公報には、光重合開始剤
として、ベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド等の
アシルホスフィンオキシド化合物を使用することが開示
されている。
【0014】アシルホスフィンオキシド化合物の使用に
より光重合性組成物の硬化後の黄変は少なくなるが、上
記光重合性組成物は、塗料、ワニス、印刷インキ、記録
用材料等に関するものであって、感光性画像受容シート
における使用については記載されていない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、露光、現像に
よって任意の色の着色画像が形成可能であって、かつ、
柔軟性に優れた画像が得られる感光性画像受容シートを
提供することにある。
【0016】本発明2は、上記欠点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、露光、現像によって任意の色の
着色画像が形成可能であって、かつ、耐黄変性に優れた
画像が得られる感光性画像受容シートを提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明を以下に説明す
る。本発明の感光性画像受容シートは、支持体の片面に
感光性画像受容層が形成されたものである。
【0018】上記支持体としては、化学的及び熱的に安
定なものが好ましく、例えば、ポリエチレンテレフタレ
ート等のポリエステル類;ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン類;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン等のポリハロゲン化ビニル類;ポリアミド類;
ポリカーボネート等の樹脂フィルムが挙げられ、特に好
ましいのは二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ムである。これらの樹脂フィルムは、熱転写時の離型性
を向上するために、シリコーン系又はフッ素系等の離型
剤により離型処理されたものが好ましい。
【0019】上記感光性画像受容層は、(イ)線状共重
合体、(ロ)光重合可能な不飽和化合物及び(ハ)活性
光線により増感する光重合開始剤からなる光硬化性樹脂
組成物から形成される。
【0020】上記線状共重合体(イ)は、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチル
ヘキシル及びメタクリル酸を構成成分とする4元共重合
体である。
【0021】上記線状共重合体(イ)の構成成分中、メ
タクリル酸メチルの量は、少なくなると共重合体(イ)
の柔軟性が低下し、多くなると共重合体(イ)の軟化点
が低下し、感光性画像受容層がコールドフローを起こす
恐れがあるので、10〜70重量%に限定される。
【0022】上記線状共重合体(イ)の構成成分中、メ
タクリル酸ブチルの量は、少なくなると共重合体(イ)
の柔軟性が低下し、多くなると共重合体(イ)の軟化点
が低下し、感光性画像受容層がコールドフローを起こす
恐れがあるので、10〜50重量%に限定される。
【0023】上記線状共重合体(イ)の構成成分中、2
−エチルヘキシルアクリレートの量は、少なくなると共
重合体(イ)の柔軟性が低下し、多くなると共重合体
(イ)の軟化点が低下し、感光性画像受容層がコールド
フローを起こす恐れがあるので、10〜25重量%に限
定される。
【0024】上記線状共重合体(イ)の構成成分中、メ
タクリル酸の量は、少なくなると画像受容層の硬化後の
表面硬度が低下し、多くなると塗工溶媒又は他の成分と
の相溶性が低下し、共重合体(イ)の柔軟性が失われる
ので、10〜30重量%に限定され、好ましくは15〜
25重量%である。
【0025】上記線状共重合体(イ)の分子量は、小さ
くなるとコールドフローを起こし易くなり、ロール状に
巻いて保存すると、得られた感光性画像受容シートにし
わが入って使用できなくなり、大きくなると塗工するた
めの溶媒に溶解し難くなって、粘度が上昇し塗工が困難
になるので、重量平均分子量として2万〜30万に限定
され、好ましくは5万〜20万である。
【0026】上記線状共重合体(イ)の製法は、任意の
方法が採用されてよく、例えば、有機溶媒中でラジカル
重合等より容易に得ることができる。
【0027】上記不飽和化合物(ロ)は光重合可能なも
のであって、下記一般式(1)で表されるウレタンアク
リレートオリゴマー、又は活性光線により重合反応を開
始して硬化しうる常温で液体の光重合性単量体等が好ま
しい。
【0028】
【化1】 一般式(1)において、R1 は2価の炭化水素基、mは
5〜100の整数、nは1〜15の整数、Xは炭素数2
〜20の2価の炭化水素基をそれぞれ示し、Aは下記一
般式(2)、(3)又は(4)で表されるものである。
【0029】
【化2】 一般式(2)〜(4)において、R2 、R3 、R4 は水
素原子又はメチル基を示す。
【0030】上記R1 で示される2価の炭化水素基とし
ては、直鎖、分枝鎖、脂環式または芳香族などの部分か
ら構成される炭化水素基、例えば、エチレン基、プロピ
レン基、ネオペンチル基等が挙げられる。
【0031】上記Xで示される2価の炭化水素基として
は、直鎖、分枝鎖、脂環式または芳香族などの部分から
構成される炭化水素基、例えば、ヘキサメチレン基、ト
リレン基、イソホロン基等があげられる。
【0032】上記一般式(1)で表される不飽和化合物
の製法は、任意の方法が採用されてよく、例えば、ジイ
ソシアネートとジオールを、求める化合物の組成比に合
う割合で混合して反応させ、末端にイソシアネート基を
もつウレタンオリゴマーを形成した後、水酸基をもつ
(メタ)アクリレートを添加して末端にあるイソシアネ
ート基と反応させればよい。この際、必要ならば、酢酸
エチル、メチルエチルケトン、トルエンなどの有機溶剤
に溶解して反応させてもよく、さらにジブチルスズジラ
ウレートなどの触媒を添加してもよい。
【0033】上記ウレタンアクリレートオリゴマーの重
量平均分子量は、大きくなると不飽和基の量が相対的に
低下し、光硬化性が悪くなって感度が低下するので、1
0,000以下が好ましく、より好ましくは8,000
以下である。
【0034】上記常温で液体の光重合性単量体として
は、例えば、多官能性及び単官能性(メタ)アクリレー
トモノマー;ポリエステルのアクリレートオリゴマー等
が挙げられる。
【0035】上記多官能性(メタ)アクリレートモノマ
ーとしては、例えば、トリエチレングリコール(メタ)
アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ノナエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、テトラプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ノナプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
2,2−ビス〔4−(アクリロキシジエトキシ)フェニ
ル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(メタクリロキシジ
エトキシ)フェニル〕プロパン、3−フェノキシ−2−
プロパノイルアクリレート、1,6−ビス〔3−アクリ
ロキシ−2−ヒドロキシプロピル〕ヘキシルエーテル等
が挙げられる。
【0036】上記単官能性(メタ)アクリレートモノマ
ーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレートモノ
マー、ベンジル(メタ)アクリレートモノマー等が挙げ
られる。
【0037】上記光重合性樹脂組成物中、不飽和化合物
(ロ)の含有量は、少なくなると露光後の表面硬化が不
十分となり、多くなるとコールドフローが起こり易くな
るので、前記線状共重合体(イ)100重量部に対し
て、10〜200重量部に限定され、好ましくは30〜
150重量部である。
【0038】上記光重合開始剤(ハ)としては、紫外
線、可視光線などの活性光線により上記不飽和化合物
(ロ)を活性化し、重合を開始させる性質を有するもの
であればよい。
【0039】上記光重合開始剤(ハ)のうち、紫外線で
活性化するものとしては、例えば、ソジウムメチルジチ
オカーバメイトサルファイド、テトラメチルチウラムモ
ノサルファイド、ジフェニルモノサルファイド、ジベン
ゾチアゾイルモノサルファイド及びジサルファイドなど
のサルファイド類;チオキサントン、2−エチルチオキ
サントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチ
ルチオキサントン等のチオキサントン誘導体;ヒドラゾ
ン、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゼンジアゾニウ
ム等の(ジ)アゾ化合物;ベンゾイン、ベンゾインメチ
ルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイ
ソプロピルエーテル、ベンゾフェノン、ジメチルアミノ
ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンジルアントラキ
ノン、t−ブチルアントラキノン、2−メチルアントラ
キノン、2−エチルアントラキノン、2−アミノアント
ラキノン、2−クロロアントラキノン、ベンジルジメチ
ルケタール、メチルフェニルグリオキシレート等の芳香
族カルボニル化合物;p−ジメチルアミノ安息香酸メチ
ル、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチル
アミノ安息香酸ブチル、p−ジエチルアミノ安息香酸イ
ソプロピル等のジアルキルアミノ安息香酸エステル類;
ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイド、キュメンハイドロパー
オキサイド等の過酸化物;9−フェニルアクリジン、9
−p−メトキシフェニルアクリジン、9−アセチルアミ
ノアクリジン、ベンズアクリジン等のアクリジン誘導
体;9,10−ジメチルベンズフェナジン、9−メチル
ベンズフェナジン、10−メトキシベンズフェナジン等
のフェナジン誘導体;6,4’,4”−トリメトキシ−
2,3−ジフェニルキノキサリン等のキノキサリン誘導
体;2,4,5−トリフェニルイミダゾイル二量体;ハ
ロゲン化ケトン;アシルホスフィノキシド、アシルホス
フォナート等のアシル化リン化合物などが挙げられる。
【0040】また、可視光線で活性化するものとして
は、例えば、2−ニトロフルオレン、2,4,6−トリ
フェニルビリリウム四弗化ホウ素塩、2,4,6−トリ
ス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
3,3’−カルボニルビスクマリン、チオミヒラーケト
ン等が挙げられる。
【0041】上記光重合性樹脂組成物中、光重合開始剤
(ハ)の含有量は、少なくなると露光後の硬化が不十分
なために画像の形成ができず、多くなると硬化した光重
合性樹脂組成物が黄変したり、脆くなるので、前記線状
共重合体(イ)100重量部に対して、0.1〜10重
量部に限定される。
【0042】また、上記光重合性樹脂組成物に、ジオク
チルフタレート、トリエチレングリコールジアセテー
ト、p−トルエンスルホンアミド、N−エチルトルエン
スルホンアミド等の可塑剤;ヒドロキノン、p−メトキ
シフェノール等の熱重合禁止剤;安定剤;紫外線吸収
剤;酸化防止剤;メチルエチルケトン(MEK)、トル
エン等の溶媒などが添加されてもよい。
【0043】次に、本発明の感光性画像受容シートの製
造方法について説明する。上記光重合性樹脂組成物から
感光性画像受容シートを製造するには、例えば、光重合
性樹脂組成物の希釈溶液をポリエチレンテレフタレー
ト、延伸ポリプロピレン等の樹脂フィルム支持体上に、
一定の厚さとなるように流延し、乾燥する方法が挙げら
れる。
【0044】上記支持体には、前もって離型処理が施さ
れていてもよい。また、希釈に用いられる溶媒として
は、例えば、メチルエチルケトン、トルエン等が挙げら
れる。
【0045】上記感光性画像受容層の厚さは、特に制限
がないが、薄くなると取扱いが難しくなる上に、該画像
受容シート上に、着色された網点状画像パターンが十分
に転写され難くなるので、1〜200μmが好ましい。
【0046】上記感光性画像受容シートの使用方法は、
次の通りである。 (1)まず、予め色分解機によって、原画をイエロー、
マゼンタ及びシアンに色分解した網点に変換し、且つ色
の濃淡を網点び大小に変換したイエロー、マゼンタ及び
シアンの網点ネガマスクを準備する。
【0047】(2)少なくともイエロー、マゼンタ、シ
アンに着色された3種類の光硬化性樹脂組成物を各々の
支持体上に塗工して光硬化性樹脂層を形成し、光硬化性
樹脂層を、その色に対応する網点ネガマスクを介して露
光、硬化し、未硬化部分を現像により除去して、各々の
支持体上に網点状画像パターンを形成する。
【0048】(3)網点状画像パターンを支持体から剥
離して、各色毎に感光性画像受容シート上に転写、積層
する。
【0049】(4)感光性画像受容シート上に積層され
た網点状画像パターンを、基体上に再転写することによ
り、基体上に網点状画像パターンからなる画像を形成す
ることができる。
【0050】上記光硬化性樹脂組成物としては、例え
ば、線状共重合体(a)、光重合可能な不飽和化合物
(b)、光重合開始剤(c)及び着色剤(d)からなる
ものが好ましい。
【0051】上記線状共重合体(a)は、上記線状共重
合体(イ)、もしくはカルボキシル基を含有するα、β
−不飽和エチレン系単量体と、前記以外のα、β−不飽
和エチレン系単量体を構成成分とする共重合体(e)が
好ましい。
【0052】上記カルボキシル基を含有するα、β−不
飽和エチレン系単量体としては、カルボキシ基を含有
し、α、β−不飽和エチレン系単量体と共重合しうる単
量体であればよく、例えば、(メタ)アクリル酸、クロ
トン酸、マレイン酸(無水物を含む)、フマル酸、イタ
コン酸等の不飽和カルボン酸類があげられる。
【0053】また、前記以外のα、β−不飽和エチレン
系単量体としては、例えば、スチレン、o−メチルスチ
レン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−
メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチ
ルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オク
チルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルス
チレン、3,4−ジメチルクロルスチレンなどのスチレ
ン類;α−ビニルナフタレンなどのビニルナフタレン
類;エチレン、プロピレン、ブチレンまたはC5〜C30
及びそれ以上のα−オレフィン類;塩化ビニル、臭化ビ
ニル、弗化ビニルなどのハロゲン化ビニル類;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなどのビニルエス
テル類;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)
アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸n−オクチ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸
−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸−2−クロ
ルエチル、α−クロル(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ジメチル
アミノエチルなどの(メタ)アクリル酸エステル類;ビ
ニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルなどのビニ
ルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケト
ンなどのビニルケトン類;N−ビニルピロール、N−ビ
ニルインドールなどのN−ビニル化合物;(メタ)アク
リロニトリル;(メタ)アクリル酸アミド類があげられ
る。
【0054】上記共重合体(e)の構成成分中のカルボ
キシル基を含有するα、β−不飽和エチレン系単量体に
相当する部分の量は、少なくなるとアルカリ水溶液に不
溶になるため、アルカリ水溶液による現像ができなくな
り、多くなると塗工溶媒または他の成分との相溶性が低
下し、解像性も低下するので、10〜40重量%の範囲
が好ましく、より好ましくは15〜35重量%である。
【0055】上記共重合体(e)の分子量は、小さくな
ると、いわゆるコールドフローを起こしやすくなり、逆
に、大きくなると、アルカリ水溶液に溶解し難くなって
現像し難くなり、解像性も低下するので、重量平均分子
量として2万〜30万の範囲が好ましく、より好ましく
は5万〜20万である。
【0056】上記不飽和化合物(b)は光重合可能なも
のであって、前記不飽和化合物(ロ)と同様な化合物も
しくは光重合性単量体が好適に使用される。
【0057】上記光硬化性樹脂組成物中の不飽和化合物
(b)の量は、前記線状共重合体(a)100重量部に
対して、10〜200重量部の範囲が好ましい。
【0058】上記光重合開始剤(c)は活性光線により
増感するものであって、前記光重合開始剤(ハ)と同様
な化合物が好適に使用される。
【0059】上記光硬化性樹脂組成物中の光重合開始剤
(c)の量は、前記線状共重合体(a)100重量部に
対して、0.1〜10重量部の範囲が好ましい。
【0060】上記着色剤(d)は、光硬化性樹脂組成物
を着色するために用いられるものであり、従来公知の顔
料や染料が挙げられ、少なくともイエロー、マゼンタ及
びシアン系の3種のものが使用される。
【0061】イエロー系顔料としては、例えば、ハンザ
イエロー、ベンジジンイエロー、カドミウム黄、黄鉛
G、ジンククロメート、レモンイエロー、ストロシアン
イエロー、インデアンイエローなどが挙げられる。
【0062】また、マゼンタ系顔料としては、例えば、
ローダミンBレーキ、カドミウム赤、ベンガラ、クロム
バーミリオン、ピラゾロンレッド、リソールレッド、鉛
丹、ウォッチングレッドなどが挙げられる。
【0063】また、シアン系顔料としては、例えば、ウ
ルトラマリーンブルー、プルシアンブルー、コバルトブ
ルー、セルリアンブルー、マンガニーズブルー、フタロ
シアニンブルーなどが挙げられる。
【0064】上記光硬化性樹脂組成物中の着色剤(d)
の量は、前記線状共重合体(a)100重量部に対し
て、1〜300重量部の範囲が好ましい。
【0065】上記光硬化性樹脂組成物から支持体上に光
硬化性樹脂層を作製する方法は、例えば、光硬化性樹脂
組成物の希釈溶液をポリエチレンテレフタレート、延伸
ポリプロピレン等の樹脂フィルム支持体上に、一定の厚
さとなるように流延し、乾燥する方法が挙げられる。
【0066】光硬化性樹脂組成物を希釈する溶媒として
は、例えば、メチルエチルケトン、トルエン等が挙げら
れる。
【0067】上記支持体には、前もって、シリコン樹脂
等により離型処理が施されていてもよいし、アルコール
可溶性ポリアミド、アクリル系共重合体、塩化ビニル共
重合体、酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール等
からなる熱融着層が設けられていてもよい。
【0068】上記光硬化性樹脂層の厚さは、特に制限は
ないが、薄くなると取扱いが難しくなる上に、十分な色
濃度が得られ難くなり、厚くなると層間に剥離が生じ易
くなるので、0.5〜20μmが好ましい。
【0069】上記光硬化性樹脂層は、少なくともイエロ
ー、マゼンタ、シアンの3色に着色されたものが使用さ
れ、1枚当たりの色濃度を薄く設定しておき、重ねる枚
数を調整することによって、濃淡の階調を変えることも
可能である。
【0070】以下に、上記光硬化性樹脂層を用いて、着
色された網点状画像パターンを形成する方法について説
明する。まず、図3に示すように、シアンに着色された
光硬化性樹脂層3上に、シアンに対応する網点ネガマス
ク6を重ね合わせ、網点ネガマスク6を介して、露光、
硬化させた後、現像して、図4に示すように、網点ネガ
マスク6に対応する網点状画像パターン7を形成する。
【0071】次いで、マゼンタ、イエローにそれぞれ着
色された光硬化性樹脂フィルム層を使用し、シアンと同
様の方法により、それぞれ、イエロー、マゼンタ色の網
点状画像パターンを形成することができる。
【0072】上記では、イエロー、マゼンタ及びシアン
の3色の網点ネガマスクを使用したが、3色に限定され
るものではなく、必要に応じてこれ以外の色(白、黒
等)の光重合性樹脂フィルム層を使用して、網点状画像
パターンを形成してもよい。
【0073】上記光硬化性樹脂層を、露光するための光
源としては、特に限定されるものではなく、従来公知の
ものが使用でき、例えば、超高圧水銀灯、メタルハライ
ドランプ等が好適に用いられる。
【0074】また、現像する際に用いられる現像液とし
ては、特に限定されるものではないが、例えば、0.5
〜5重量%の濃度の炭酸ナトリウム水溶液が好適に用い
られる。また、現像に使用される現像装置は、特に制限
はなく、公知のものが使用可能である。
【0075】以下に、着色された網点状画像パターンを
感光性画像受容シートへ転写する方法について説明す
る。まず、図4に示すように支持体上に形成されたシア
ン色の網点状画像パターン7を、その画像パターン7と
感光性画像受容層1とが接するようにして重ね合わせ、
支持体5を熱融着層4aから剥離しながら、加圧、加熱
により融着させて、画像パターン7を感光性画像受容シ
ート10へ転写する。
【0076】次いで、図6に示すように、マゼンタ色の
網点状画像パターン8をシアン色の熱融着層4b上へ加
圧、積層により転写する。同様にして、イエロー色の網
点状画像パターン8をマゼンタ色の熱融着層4c上へ加
圧、積層して転写することにより、感光性受容シート1
0上に3色の画像パターン7、8及び9の積層体を得
る。
【0077】上記網点状画像パターンの積層体を感光性
画像受容層2へ転写、積層する方法としては、例えば、
ラミネーターロールによって、各色の網点状画像パター
ン毎に加熱しながら加圧、融着する方法が挙げられる。
この際、ラミネーターロールの温度は、使用する基体の
耐熱性、光硬化性樹脂フィルム層1の軟化温度等によっ
て決定されるが、一般に50〜130℃が好ましい。
【0078】以下に、感光性画像受容シート10上の網
点状画像パターン7、8及び9の積層体を、基体12上
に再転写する方法について説明する。まず、図8に示す
ように、イエローの画像パターン9が基体12上に設け
られた熱融着層4と接するように重ね合わせ、ラミネー
トロール等で加熱、加圧して、基体に融着することによ
り、上記積層体を再転写することができる。
【0079】次いで、支持体2を剥離し、超高圧水銀灯
等の光源をシアンの網点状画像パターン7側から照射し
て、感光性画像受容層1を硬化させる。
【0080】なお、上記支持体2が光透過性を有する場
合は、該支持体2を剥離する前に光照射して硬化させた
後、基体12に再転写してもよい。支持体2を付着した
ままの硬化は、酸素障害も少なく、支持体2の剥離も画
像受容層1が硬化しているため容易になる。
【0081】上記光照射量は、少なくなると硬化が不十
分となって表面硬度が不足するため得られた画像が傷つ
き易くなり、多くなると黄変が起こるので、50〜4,
000mJ/cm2 が好ましい。
【0082】上記基体としては、特に制限されるもので
はなく、一般にはアクリル系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系
樹脂、ポリエステル系樹脂等のプラスチック板状体;ガ
ラス板;セラミック板;金属板等が好適に用いられ、可
撓性、透明性、耐熱性などの必要特性を考慮して選択さ
れる。これらの基体は着色されたものであってもよい。
また、これらの基体上に予め密着性を向上させるため
に、プライマー層や接着剤層を設けておいてもよい。
【0083】以下に、本発明2について説明する。本発
明2で使用される感光性画像受容シートは、支持体の片
面に感光性画像受容層が形成されたものである。
【0084】上記支持体としては、本発明で使用される
ものと同様な支持体が好適に使用される。
【0085】上記感光性画像受容層は、線状共重合体
(ニ)、光重合可能な不飽和化合物(ロ)及びアシルホ
スフィンオキシド系の光重合開始剤(ホ)からなる光重
合性樹脂組成物から形成される。
【0086】上記線状共重合体(ニ)は、前記線状共重
合体(a)と同様な共重合体である。
【0087】上記不飽和化合物(ロ)は、本発明で使用
される不飽和化合物と同様な化合物である。
【0088】上記光重合性樹脂組成物中、不飽和化合物
(ロ)の含有量は、少なくなると露光後の表面硬化が不
十分となり、多くなるとコールドフローが起こり易くな
るので、前記線状共重合体(ニ)100重量部に対し
て、10〜200重量部に限定され、好ましくは30〜
150重量部である。
【0089】上記光重合開始剤(ホ)はアシルホスフィ
ンオキシド系の化合物であって、例えば、2,4,6−
トリメチルベンゾイルフェニルホスフィンオキシド、ピ
バロイルジフェニルホスフィンオキシド、2−メチルベ
ンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、テレフタロイ
ル−ビス−ジフェニルホスフィンオキシド、1−メチル
−シクロヘキシルカルボニルジフェニルホスフィンオキ
シド、バーサトイル−ジフェニルホスフィンオキシド、
4−メチルベンゾイル−フェニルホスフィン酸メチルエ
ステル、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ホスフィ
ン酸ジエチルエステル等が挙げられる。
【0090】上記光重合開始剤(ホ)は、単独で用いて
もよいが、硬化速度を速めたり、酸素障害を緩和するた
めに、光重合開始助剤を併用してもよい。
【0091】上記光重合開始助剤としては、トリエタノ
ールアミン、ジアルキルアミノ安息香酸エステル等が挙
げられる。
【0092】また、上記以外の光重合開始助剤として
は、例えば、ジベンゾチアゾイルモノサルファイドなど
のサルファイド類;2,4−ジエチルチオキサントン等
のチオキサントン誘導体;ベンゼンジアゾニウム等の
(ジ)アゾ化合物;ベンジルジメチルケタール等の芳香
族カルボニル化合物;α−ヒドロキシ−α,α'-ジメチ
ル−アセトフェノン等のアセトフェノン誘導体;ジクミ
ルパーオキサイド等の過酸化物;ベンズアクリジン等の
アクリジン誘導体;9−メチルベンズフェナジン等のフ
ェナジン誘導体;6,4',4''−トリメトキシ−2,3
−ジフェニルキノサリン等のキノサリン誘導体;2,
4,5−トリフェニルイミダゾイル二量体;ハロゲン化
ケトン;2,4,6−トリス(トリクロロメチル)−
1,3,5−トリアジン等が挙げられる。
【0093】上記光重合性樹脂組成物中、光重合開始剤
(ハ)の含有量は、少なくなると露光後の硬化が不十分
なために画像の形成ができず、多くなると硬化した光硬
化性樹脂組成物が黄変したり、脆くなるので、前記線状
共重合体(ニ)100重量部に対して、0.1〜10重
量部に限定される。
【0094】本発明の感光性画像受容シートの構成は、
上述した通りであり、該画像受容シートは、本発明と同
様、網点上記画像パターンを形成するために供される。
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて説明する。 (実施例1) (1)光重合可能な不飽和化合物の調製 還流冷却器、滴下漏斗、温度計およびメカニカルスタラ
ーを備えた5リットルの4つ口フラスコにヘキサメチレ
ンジイソシアネート504g(3mol当量)と、溶媒
として乾燥メチルエチルケトン(以下MEKという)8
26gおよびジブチルスズジラウレート(触媒)1gを
加えて攪拌しながらポリエチレングリコール916g
(2mol当量、平均分子量:458)を加えて5時間
還流した。次いで、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート596g(2mol当量)を滴下し、さらに5時間
還流して反応させた後、MEKを蒸発させて、光重合可
能な不飽和化合物(以下U−1という)を調製した。
〔上記不飽和化合物は、一般式(1)において、R1
(CH2 2 、X=(CH2 6 、m=10、n=2、
Aは一般式(2)で表され(式中R2 =H)、重量平均
分子量=2016であった。〕
【0095】 (2)光重合性樹脂組成物の調製 ・線状共重合体(イ) 100重量部 (メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアク リレート/メタクリル酸=31/31/13/25(重量比)、重量平均分 子量=15万) ・不飽和化合物(U−1) 100重量部 ・不飽和化合物(光重合性単量体) 50重量部 (日本化薬社製「KAYARAD R−167」) ・光重合開始剤(成分:ベンジルジメチルケタール) 2重量部 (チバガイギー社製「イルガキュアー651」) 上記各成分を400重量部のMEKに溶解し、光重合性
樹脂組成物溶液を調製した。
【0096】(3)感光性画像受容シートの作製 上記光重合性樹脂組成物溶液を、厚さ75μmのポリエ
チレンテレフタレート(以下PETという)フィルム上
に流延し、80℃で5分間乾燥した後、乾燥後の厚さが
25μmの感光性画像受容層を有する感光性画像受容シ
ートを作製した。
【0097】 (4)光硬化性樹脂組成物の調製 ・線状共重合体(a) 100重量部 (メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアク リレート/メタクリル酸=31/31/13/25(重量比)、重量平均分 子量=10万) ・不飽和化合物 67重量部 (成分:トリメチロールプロパントリアクリレート) ・光重合開始剤(成分:ベンジルジメチルケタール) 2重量部 (チバガイギー社製「イルガキュアー651」) ・イエロー系顔料(大日精化製「FPF−27Eエロー」) 10重量部 又は ・マゼンダ系顔料(大日精化製「FPF−96Qレッド」) 10重量部 又は ・シアン系顔料(大日精化製「FPF−CP2ブルー」) 10重量部 上記各物質を、400重量部のメチルエチルケトンに溶
解させ、イエロー、マゼンダ及びシアンに、それぞれ着
色された3種類の光硬化性樹脂組成物の溶液を調製し
た。
【0098】(5)着色された光硬化性樹脂層の作製 まず、厚さ75μmのPETフィルム上に、アルコール
可溶性ポリアミド(東レ社製「CM−8000」)10
重量部とメタノール90重量部からなる溶液を流延し、
100℃で5分間乾燥させ、厚さ2μmの熱融着層を設
けた。この熱融着層の上に、上記イエローに着色された
光硬化性樹脂組成物の溶液を流延し、80℃で5分間乾
燥した後、乾燥後の厚さが5μmで、イエローの光硬化
性樹脂層を作製した。同様にして、マゼンタ及びシアン
色に、それぞれ着色された光硬化性樹脂層を作製した。
【0099】(6)着色された網点状画像パターンの形
成 まず、シアン色に着色された光硬化性樹脂層上に、シア
ン色に対応する網点ネガマスクを重ね合わせ、網点ネガ
マスクの上から超高圧水銀灯により400mJ/cm2
の光照射を行い硬化させた。次いで、20℃で、1重量
%の炭酸ナトリウム水溶液を2kg/cm2 の圧力で4
5秒間スプレーして現像し、未露光部分を溶解除去する
ことにより、シアン色の網点ネガマスクに対応する網点
状画像パターンを形成した。同様にして、マゼンタ及び
イエローに着色された光硬化性樹脂層を使用して、マゼ
ンタ及びイエロー色に対応する網点状画像パターンを形
成した。
【0100】(7)網点状画像パターンの感光性画像受
容シートへの転写 上記シアン色に対応する網点状画像パターンを、その画
像パターン側が感光性画像受容層と接するように重ね合
わせ、110℃、圧力4kg/cm2 のラミネーターロ
ールを、2m/分で通すことによって加熱、加圧して、
網点状画像パターンと画像受容層を融着させると同時に
支持体を剥離し、画像パターンを熱融着層と共に、感光
性画像受容シートへ転写した。同様にして、マゼンタ及
びイエロー色に対応する画像パターンを、上記感光性画
像受容シート上へ転写し、3色の画像パターンが積層さ
れた感光性画像受容シートを得た。
【0101】(8)網点状画像パターンの基体上への再
転写 まず、3色の画像パターンが積層された感光性画像受容
シートを、その熱融着層と厚さ1mmの白色ポリカーボ
ネートシート基体とが接する用に重ね合わせ、ラミネー
ターロールを、2m/分で通すことによって加熱、加圧
して融着させ、3色の網点状画像パターンの積層体を基
体上へ再転写した。次いで、超高圧水銀灯を用いて40
0mJ/cm2 の光照射を行い、画像受容層を硬化させ
た後、支持体を剥離して、着色された画像を有する表示
盤を作製した。
【0102】(9)表示盤の性能評価 得られた表示盤につき、下記屈曲性試験を行い、その結
果を表1に示した。 〔屈曲性試験〕上記表示盤を、折り曲げ角度が90度と
なるように、直径10mmの丸棒に巻き付けて、感光性
画像受容層表面に、亀裂、クラック等の発生の有無を肉
眼で観察した。折り曲げ方向は、画像受容層が外側と内
側になる両方向で行った。
【0103】(実施例2〜4)線状共重合体(イ)の組
成及び分子量を表1に示すように変えたこと以外は、実
施例1と同様にして、着色された画像を有する表示盤を
作製した後、実施例1と同様にして屈曲性試験を行い、
その結果を表1に示した。
【0104】(実施例5〜7)光重合可能な不飽和化合
物として、下記の不飽和化合物(以下U−2という)の
みを使用し、線状共重合体(イ)の組成及び分子量を表
1に示すように変えたこと以外は、実施例1と同様にし
て、着色された画像を有する表示盤を作製した後、実施
例1と同様な屈曲性試験を行い、その結果を表1に示し
た。 〔不飽和化合物(U−2)の調製〕還流冷却器、滴下漏
斗、温度計およびメカニカルスタラーを備えた5リット
ルの4つ口フラスコにヘキサメチレンジイソシアネート
504g(3mol当量))と、溶媒として乾燥メチル
エチルケトン(以下MEKという)826gおよびジブ
チルスズジラウレート(触媒)1gを加えて攪拌しなが
らポリエチレングリコール916g(2mol当量、平
均分子量:458)を加えて5時間還流した。次いで、
2−ヒドロキシエチルアクリレート232g(2mol
当量)を滴下し、さらに5時間還流して反応させた後、
MEKを蒸発させて、光重合可能な不不飽和化合物(U
−2)を調製した。〔上記不飽和化合物は、一般式
(1)において、R1 =(CH2 2 、X=(CH2
6 、m=10、n=2、Aは一般式(3)で表され(式
中R3 =H)、重量平均分子量=1652であった。〕
【0105】(実施例8〜10)光重合可能な不飽和化
合物として、R−167のみを使用し、線状共重合体
(イ)の組成及び分子量を表1に示すように変えたこと
以外は、実施例1と同様にして、着色された画像を有す
る表示盤を作製した後、実施例1と同様にして屈曲性試
験を行い、その結果を表1に示した。
【0106】
【表1】
【0107】(比較例1〜10)線状共重合体(イ)と
不飽和化合物の組成及び配合量を表1に示すように変え
たこと以外は、実施例1と同様にして、着色された画像
を有する表示盤を作製した後、実施例1と同様にして屈
曲性試験を行い、その結果を表2に示した。
【0108】
【表2】
【0109】(実施例11) (1)光重合性樹脂組成物の調製及び感光性画像受容シートの作製 ・線状共重合体(ニ) 100重量部 (メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアク リレート/メタクリル酸=31/31/13/25(重量比)、重量平均分 子量=10万) ・不飽和化合物(U−1) 100重量部 ・不飽和化合物(日本化薬社製「R−167」) 50重量部 ・光重合開始剤(成分:2,4,6-トリメチルヘ゛ンソ゛イルシ゛フェニルホスフィンオキシト゛) 1.5重量部 (BASF社製「ルシリンTPO」) 上記各成分を400重量部のMEKに溶解し、光重合性
樹脂組成物溶液を調製した。次いでこの光重合性樹脂組
成物溶液を使用して、実施例1と同様にし感光性画像受
容シートを作製した。
【0110】(2)光硬化性樹脂組成物の調製及び光硬
化性樹脂層の作製 光重合開始剤として、「イルガキュアー651」2重量
部に代えて、2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニ
ルホスフィンオキシド(BASF社製「ルシリンTP
O」)1.5重量部を使用したこと以外は、実施例1と
同様にして、イエロー、マゼンタ及びシアン色に着色さ
れた光硬化性樹脂組成物を調製した。次いで、この各々
の光硬化性樹脂組成物の溶液を使用し、実施例1と同様
な方法により、イエロー、マゼンタ及びシアンに、それ
ぞれ着色された3種類の光硬化性樹脂フィルム層を作製
した。
【0111】(3)表示盤の作製 上記光硬化性樹脂フィルム層に、実施例1と同様にし
て、網点画像パターンを形成した後、該画像パターンを
感光性画像受容シートに転写し、さらに基体上に再転写
することにより、着色された画像を有する表示盤を作製
した。
【0112】(4)感光性画像受容シートの感度試験 (1)で得られた感光性画像受容シートを、厚さ1mm
の白色ポリカーボネート基体に重ね合わせ、ラミネータ
ーロールで加圧、加熱することにより積層し、試料を作
製した。この試料を、酸素による硬化阻害を防止するた
めに支持体を付着したままで、高圧水銀灯により50m
J/cm2 づつ光照射して、表面の硬度が鉛筆硬度Hに
達するまでに照射した累積照射量をもって感度とし、そ
の値を表3に示した。
【0113】(5)感光性画像受容シートの黄変度(Δ
E)測定 (4)で作製したのと同様な試料を、(4)と同様にし
て表面硬度が鉛筆硬度Hになるまで光照射して硬化させ
た後、感光性画像受容シートを基体から剥離し、スガ試
験機社製「SM−3カラーコンピューター」にを使用し
て、硬化前後の感光性受容シートの色差を反射法(JI
S K7013に準じる)によって測定し、その測定値
を感光性画像受容シートの黄変度(ΔE)とし、測定値
を表3に示した。さらに、(4)で作製したのと同様な
試料を使用し、90℃×900時間の耐熱性試験を行っ
た後の試料、及びJIS K5400に準拠したフェー
ドメーターにより100時間耐光性試験を行った後の試
料につき、同様にして黄変度(ΔE)を測定し、その測
定値をそれぞれ表3に示した。
【0114】(6)表示盤の黄変度(ΔE)評価 (3)で作製された表示盤を試料として、該試料をJI
S K5400に準拠したフェードメーターにより10
0時間耐光性試験を行ったものにつき、感光性画像画像
受容シートの黄変度を目視で観察して、次の基準により
評価し、その結果を表3に示した。 ○:黄色の着色が観察されない、×:黄色の着色が観察
される、××:かなり黄色の着色が観察される。
【0115】(実施例12〜20)線状共重合体、不飽
和化合物及び光重合開始剤の種類ならびに配合部数を表
3に示すように変えたこと以外は、実施例1と同様にし
て、感光性画像受容シート及び着色された画像を有する
表示盤を作製した後、感光性受容シートの感度試験及び
黄変度(ΔE)測定、ならびに表示盤の黄変度(ΔE)
評価を、実施例11と同様にして行い、その結果を表3
に示した。
【0116】
【表3】
【0117】(比較例11〜20)線状共重合体、不飽
和化合物及び光重合開始剤の種類ならびに配合部数を表
3に示すように変えたこと以外は、実施例1と同様にし
て、感光性画像受容シート及び着色された画像を有する
表示盤を作製した後、感光性画像受容シートの感度試験
及び黄変度(ΔE)測定、ならびに表示盤の黄変度(Δ
E)評価を、実施例11と同様にして行い、その結果を
表4に示した。
【0118】
【表4】
【0119】
【発明の効果】本発明の感光性画像受容シートは、柔軟
性が付与された特定の4元線状共重合体を含有している
ので、該感光性画像受容シート上に転写された着色画像
を、基体上に再転写することにより得られた表示盤等の
最終製品は、任意の色に着色可能であり、柔軟性に優れ
たものとなる。本発明2の感光性画像受容シートは、高
感度で黄変性の少ない光重合開始剤を含有しているの
で、該感光性画像受容シート上に転写された着色画像
を、基体上に再転写することにより得られた表示盤等の
最終製品は、任意の色に着色可能であり、耐黄変性(耐
候性)に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光性画像受容シートを示す模式断面
図である。
【図2】本発明で使用される着色された光硬化性樹脂フ
ィルムを示す模式断面図である。
【図3】光硬化性樹脂フィルム層へ網点ネガマスクを通
して露光する状況を示す模式断面図である。
【図4】露光された光硬化性樹脂フィルム層を現像して
得られた、着色された網点状画像パターンを示す模式断
面図である。
【図5】本発明の感光性画像受容シートに、網点状画像
パターンが転写、積層される状況を示す模式断面図であ
る。
【図6】本発明の感光性画像受容シート上に、3色の網
点状画像パターンが転写、積層されて得られた画像を示
す模式断面図である。
【図7】本発明の感光性画像受容シート上に得られた、
3色の網点状画像パターンからなる画像を基体に再転写
する状況を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 感光性画像受容層 2 支持体 3 光硬化性樹脂層 4 熱融着層 5 支持体 6 網点ネガマスク 7 シアン色に着色された網点状画像パターン 8 マゼンタ色に着色された網点状画像パターン 9 イエロー色に着色された網点状画像パターン 10 感光性画像受容シート 11 光硬化性樹脂フィルム 12 基体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に感光性画像受容層が形成された
    感光性画像受容シートであって、上記画像受容層が、
    (イ)メタクリル酸メチル10〜70重量%、メタクリ
    ル酸ブチル10〜50重量%、アクリル酸−2−エチル
    ヘキシル10〜25重量%及びメタクリル酸10〜30
    重量%から構成される重量平均分子量2万〜30万の線
    状共重合体100重量部、(ロ)光重合可能な不飽和化
    合物10〜200重量部、(ハ)活性光線により増感す
    る光重合開始剤0.1〜10重量部からなる光重合性樹
    脂組成物から形成されていることを特徴とする感光性画
    像受容シート。
  2. 【請求項2】支持体上に感光性画像受容層が形成された
    感光性画像受容シートであって、上記画像受容層が、
    (ニ)α、β−不飽和エチレン系単量体を構成成分とす
    る重量平均分子量2万〜30万の線状共重合体100重
    量部、(ロ)光重合可能な不飽和化合物10〜200重
    量部、(ホ)アシルホスフィンオキシド系の光重合開始
    剤0.1〜10重量部からなる光重合性樹脂組成物から
    形成されていることを特徴とする感光性画像受容シー
    ト。
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