JPH06230501A - 色素化合物およびそれを含む写真要素 - Google Patents

色素化合物およびそれを含む写真要素

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JPH06230501A
JPH06230501A JP5288979A JP28897993A JPH06230501A JP H06230501 A JPH06230501 A JP H06230501A JP 5288979 A JP5288979 A JP 5288979A JP 28897993 A JP28897993 A JP 28897993A JP H06230501 A JPH06230501 A JP H06230501A
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dye
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logp
molecule
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JP5288979A
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Richard Lee Parton
リー パートン リチャード
David A Stegman
アラン ステグマン デビッド
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Eastman Kodak Co
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/08Sensitivity-increasing substances
    • G03C1/10Organic substances
    • G03C1/12Methine and polymethine dyes
    • G03C1/14Methine and polymethine dyes with an odd number of CH groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B23/00Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes
    • C09B23/02Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes the polymethine chain containing an odd number of >CH- or >C[alkyl]- groups

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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ハロゲン化銀写真要素の増感色素として有用
で、色素汚れの少ない、色素および色素汚れの少ない増
感色素の選別方法を提供する。 【構成】式、 [式中:X1およびX2は、それぞれ独立して、5員も
しくは6員の複素環核を完成するために必要な原子、X
1は、さらに置換、X2は、置換もしくは非置換とする
ことができ、nは、1〜4の正の整数、pおよびqは、
それぞれ独立して、0もしくは1、それぞれのLおよび
L2は、独立して、置換もしくは非置換のメチン基、R
1及びR2は、それぞれ独立して、置換もしくは非置換
のアリールまたは置換もしくは非置換の脂肪族基、Z1
は、Ar1−(L1)−、Ar1は置換もしくは非置
換の芳香族基、L1は結合基、mは0もしくは1であ
る。]の増感色素を含んでなるハロゲン化銀写真要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特別な種類の色素およ
び増感色素としてそのような色素を含有する写真要素、
並びに増感色素として有用と成ることができる色素を選
別する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真は、通常、写真処理に
おいて現像して可視像を生成する潜像を形成するため、
ハロゲン化銀写真要素を露光する必要がある。ハロゲン
化銀は、本来的には、スペクトルの青領域の光にのみ感
光する。ハロゲン化銀に青領域以外の領域に対し感光性
を与えるために、増感色素をハロゲン化銀乳剤に使用す
る。増感色素は、発色化合物(通常シアニン色素化合
物)である。これらの通常の作用は、ハロゲン化銀に吸
着し、そして光(通常、青色光以外)を吸収し、そのエ
ネルギーを電子を介してハロゲン化銀粒子に移動させ、
ハロゲン化銀を、本来的に感光性を有している青以外の
波長に対し感光させることである。しかし、増感色素
は、スペクトルの青領域においてハロゲン化銀の感光性
を増すことに使用することもできる。
【0003】一般的に、増感色素は、処理中にフィルム
もしくは印画紙から洗い流される。残った色素は、Dm
inに影響し、このことはしばしば、増感色素汚れと呼
ばれる。色素汚れ(写真材料中に記録された画像に不利
な影響を与える)は、多年に渡って心配の源である。残
留した増感色素汚れの問題は、新しい乳剤、例えばより
大きい表面積を有し、より多くの色素量を使用し従って
より多くの色素汚れを生じる平板状粒子の出現により、
さらに悪化することと成った。さらに、高塩化物乳剤の
使用は、増感色素が本来的にハロゲン化銀乳剤に十分に
吸着するのを弱める傾向にあるので、強化された、ハロ
ゲン化銀への吸着性を有している増感色素の使用を好ま
しいものとする。このことは、色素汚れもまた多くする
ことに成る。その様な高塩化物乳剤は、またしばしば高
速処理に供せられ、色素汚れの問題をさらに悪化させ
る。
【0004】色素汚れを少なくするために、汚れ減少
剤、例えば、ビス−トリアジンスチルベン化合物(蛍光
増白剤としても知られている)を色素汚れを減少するの
に使用している。しかし、これらの化合物は、高価であ
り、写真要素の親水性層に組み込むのが困難とされる。
ある場合では、色素汚れを減少する別の方法は、色素分
子中に、ある種の置換基を組み込んで、色素汚れを減少
する方法である。例えば、N,N−2−ヒドロキシ−3
−スルホプロピル窒素置換基(米国特許第3,424,
586号)は、一般的に、3−スルホプロピル基を備え
た対応色素に比べて残留しない。米国特許第5,09
1,298号明細書に開示されている2−スルホエチル
カルバモイルメチル基のような、その他の汚れ減少窒素
置換基もまた開示されている。
【0005】前述の色素構造を改良したものは、色素汚
れを減少するのに対して有効であるが、問題は除去され
なかった。低色素汚れの色素をもたらす、新しい置換基
が常に望まれている。さらに、これら汚れ減少窒素置換
基のタイプの使用ができない、緑増感剤の重要な種類も
ある。特に、ベンゾオキサゾール色素(例:次の構造式
A)を、カラーネガおよびリバーサルフィルム、および
カラーペーパーのような多くの写真製品において、緑増
感を与えるのに通常使用する。
【0006】
【化7】
【0007】多くの場合、ベンゾオキサゾール色素は、
また望まない後処理汚れを生じる。しかし、ベンゾオキ
サゾール核は、反応性に富むので、これらの色素に前記
汚れ減少窒素置換基を組み込むことはできなかった。例
えば、2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル置換基、2
−スルホエチルカルバモイルメチルもしくは類似の基
を、ベンゾオキサゾール核に配置しようとする試みは、
ベンゾオキサゾールを開環する結果を生じる。従って、
別の汚れ減少置換基が、ベンゾオキサゾール核を含む色
素においては特に必要である。
【0008】多くの特許明細書は、シアニンタイプ色素
の種々の置換基を開示し、その置換基は、そのような色
素の、融合した後方のベンジルもしくはナフチル環を含
んでいる。例えば、示されている後方環置換基が、後方
環に直接結合しているフェニル基を含んでいる、米国特
許第5,108,888号、同5,091,128号明
細書を参照されたい。米国特許第3,764,340号
明細書は、カルボニル基を通して、支持環に結合してい
るベンジル基を含む種々の後方環置換基を有するシアニ
ンタイプの色素を示す。しかし、この特許は明かに、こ
の色素が、ベンゾチアゾール、ナフトチアゾール、もし
くはベンゾセレナゾールのみから選ばれる核を有するこ
とを必要とする。しかし、米国特許第4,965,17
0号および同5,008,181号明細書の双方は、長
い結合鎖を通して後方環に結合しているフェニレン置換
基を有するシアニンタイプの色素を開示する。これらの
化合物は、その置換基のために動かせないが処理中に酸
化されるかもしくは明かにハロゲン化銀にわずかに弱く
吸着されるかいずれかである、光収集色素と成ることを
意図する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、ハロゲン化銀
写真要素の増感色素として有用で、色素汚れの比較的少
ない新しい色素化合物を提供することが、本発明の目的
である。さらに、比較的少ない色素汚れを示す新しいベ
ンゾオキサゾール増感剤を提供すること、そして比較的
少ない色素汚れのみを生じる増感色素を選別する方法を
提供することが本発明の目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の構造式I
を有する、色素化合物、そして増感剤としてその色素化
合物を含むハロゲン化銀写真要素を提供する。その様な
色素化合物は、特にカラーフォーマットでは、本発明の
色素によって要求される特別な後方環置換基無しに対応
する色素より、より少ない汚れを示す傾向がある。
【0011】
【化8】
【0012】式中:X1およびX2は、それぞれ独立し
て、5員もしくは6員の複素環核を完成するために必要
な原子を表し、X1は、さらに置換されていてもよく、
X2は、置換もしくは非置換とすることができ、nは、
1〜4の正の整数であり、pおよびqは、それぞれ独立
して、0もしくは1を表し、LおよびL2は、それぞれ
独立して、置換されたもしくは非置換のメチン基を表
し、R1およびR2は、それぞれ独立して、置換された
もしくは非置換のアリールまたは置換されたもしくは非
置換の脂肪族基を表し、Z1は、Ar1−(L1)m
を表し、Ar1は置換されたもしくは非置換の芳香族基
であり、L1は結合基であり、mは0もしくは1であ
り、そして色素部分に対応する構造式A
【0013】
【化9】
【0014】を有する分子のLOGP(A)が、LOG
P(A’)の90%以下であり(A’は、X1もしくは
X2がSもしくはSeである場合に、L1が−CO−で
ないという条件で、Z1が非置換のフェニルで置換され
ていることを除けば、Aと同じである)、そしてW1
は、分子の電荷の釣合をとるために必要とされる対イオ
ンである。
【0015】上記において、LOGPは、測定されるオ
クタノール/水分配係数である。CLOGPは、前記係
数の計算値である。従って、本発明に関する本明細書
で、LOGP値を議論するときはいつでも、対応するC
LOGP値を、LOGP値として使用することができ
る。CLOGP値の決定方法は、後に記載する。本発明
は、さらに上記構造式I型のハロゲン化銀増感色素を選
別する方法であって、色素部分に対応する構造式Aを有
する分子のCLOGPを計算することから成る方法を提
供する。そして、、写真環境で色素によって生じた汚れ
を、CLOGP(A)が、LOGP(A’)もしくはC
LOGP(A’)(構造式AおよびA’は上記に定義さ
れる)より小さいかどうかのみ検討する。前文の「写真
環境」での色素を試験することによるとは、生じた色素
汚れの量に関係すると予期される物質を包含する写真要
素の環境中で試験することを意味する。例えば、通常、
ハロゲン化銀含有ゼラチン層、好ましくは少なくとも一
種のカラーカプラー分散物を含む層での、試験を意味す
る。
【0016】
【具体的な態様】上記構造式中のX1およびX2の例
は、ベンゾチアゾール核、ベンゾオキサゾール核、ベン
ゾセレナゾール核、ベンゾテルラゾール核、キノリン
核、ベンゾイミダゾール核、チアゾリン核、インドリン
核、オキサジアゾール核、チアジアゾール核、もしくは
イミダゾール核を包含する。特に、X1およびX2は、
双方ともオキサゾール核と成ることができる。X1およ
び/又はX2上に位置することができる置換基は、ハロ
ゲン(例えば、クロロ、フルオロ、ブロモ)、アルコキ
シ(例えば、メトキシ、エトキシ)、置換されたもしく
は非置換のアルキル(例えば、メチル、トリフルオロメ
チル)、等を包含する。メチン基、LもしくはL2上の
置換基の例は、アルキル(好ましくは、炭素原子1〜
6、例えばメチル、エチル等)およびアリール(例え
ば、フェニル)を包含する。さらに、メチン基上の置換
基は、架橋結合を形成することができる。R1およびR
2が両方共2−スルホエチルでない場合、Z1以外の、
両方の核上の別の任意の置換基が、非芳香族であること
が好ましく、そうでなければより高い色素汚れが生じる
であろう。
【0017】W1によって表される対イオンは、当該技
術分野において周知であり、ナトリウム、カリウム、ト
リエチルアンモニウム、等を包含することができる。R
1もしくはR2が、置換されたもしくは非置換のアリー
ルである場合は、6〜15の炭素原子を有するのが好ま
しい。けれども、より好ましいのは、少なくとも一つ、
好ましくはR1およびR2のそれぞれが、置換されたも
しくは非置換のアルキル(炭素原子1〜6が好ましい)
である。R1およびR2の好ましくは一方、より好まし
くは両方が、スルホもしくは−CH2−CO−NH−S
2−CH3のような酸基もしくは酸塩基を有する。アリ
ールの例は、フェニル、トリル等を包含する。アルキル
の例は、メチル、エチル、プロピル等、および、ヒドロ
キシアルキル基(例えば、2−ヒドロキシエチル)、ス
ルホアルキル基(例えば、2−スルホブチル、3−スル
ホプロピル等)のような置換されたアルキル基(好まし
くは、1〜6の炭素原子を含む置換された低級アルキ
ル)を包含する。このアルキルもしくはアリール基を、
一又はそれ以上の上記核上の置換によって、置換するこ
とができる。
【0018】Z1中のAr1は、置換されたもしくは非
置換の芳香族基である。芳香環の定義は、J.Marc
hの、Advanced Organic Chemi
stry、第2章(1985)、John Wiley
& Sons、New York、に記載されてい
る。この芳香族基は、炭化水素もしくは複素環と成るこ
とができる。非置換の芳香族基の例は、フェニル、チオ
フェン、フラン、およびピロール等である。L1および
任意のAr1上の置換基は、色素分子の Ar1−(L
1)m−核− 部分の相対的平面形状を維持するのが好
ましい。その様な置換基の例は、ハロゲン、アルキル
(メチルが、エチルよりも好ましい)、アルコキシ(例
えば、メトキシ)、アミド(例えば、メチルカルボキシ
アミド)等を包含する。Ar1上の置換基は、好ましく
は帯電しないほうが良い(例えば、Ar1上のスルホ基
は、好ましくない)。本発明の場合、L1は、Ar1を
X1につないでいる原子の鎖を有し、その鎖は、例え
ば、1、2もしくは3原子以下のの長さに限定すること
ができる。さらに、L1は、0.40以下(0.30以
下もしくは、0.20以下でも良い)のハメットσ定数
を有するのが好ましい。ハメットσ定数は、既知の電子
求引性強度の尺度であり、既知の方法(例えば、J.H
ineの、Physical Organic Che
mistry、第2版、McGraw−Hill、N.
Y.、1962、90頁を参照する、そしてハメット値
およびそれらの意味の議論については、Hanschお
よびLeoの、Substituent Consta
nts for Correlation Analy
sis in Chemistry and Biol
ogy、John Wiley & Sons、New
York 1979を参照する)で測定することがで
きる。
【0019】上記のように、LOGP(A)は、LOG
P(A’)の90%以下であり、好ましくはLOGP
(A’)の80%以下(あるいは70%、60%もしく
は50%以下でも良い)。前述の相対LOGP値は、計
算されたLOGP(「CLOGP」)値を使用して評価
することができる。CLOGP値は、市販のメディケム
(Medchem)ソフトウエアパッケージ(Pomo
na College、Claremont、Cali
forniaから開発、販売されている第3.54版)
を使用して、もしくはA.LeoおよびC.Hansc
hの、Substituent Constants
for Correlation Analysis
in Chemistry and Biology
Wiley、New York(1979)、に記載さ
れている方法により、計算するのが好ましい。
【0020】上記構造式のmが1である場合、芳香族基
は、直接色素分子に付加する。その様な場合では、芳香
族基が、結合点に水素以外の置換基αを有していないこ
とが好ましい。例えば、3,4−ジメチルピロール−1
−イルが、2,5−ジメチルピロール−1−イルより好
ましい。結合点での置換基αは、芳香族基を色素分子平
面の外に回転させ、色素凝集を破壊し感光性を無くす
る。
【0021】写真要素の色素はさらに[LOGP
(A’)−LOGP(A)]+[LOGP(B’)−L
OGP(B)]>=−0.55、もしくは好ましくは、
上記数字は、>=−0.30(又は、−0.20、−
0.10もしくは0以上でも良い)であるような構造を
有することができる。
【0022】上記LOGP(B)は、色素の部分に対応
する構造B
【0023】
【化10】
【0024】を有する分子のLOGPであり、B’は、
X2が置換されていないこと以外は、Bと同じである
(従って、色素がX2上に置換基を有しない場合、その
時は、BとB’は同一となる)。構造AおよびBそれぞ
れに関して、色素の部分に「対応」するとは、それぞれ
の場合に、色素の環Cと架橋しているLとの結合が、C
−H結合と置き代わり分子が中性になることを除いて、
各部が、対応する色素の端基と同じ構造を有することを
意味する。
【0025】本発明の一般式Iの増感色素は、特に次の
構造式II:
【0026】
【化11】
【0027】(式中、X1およびX2は、それぞれ独立
して、ベンゾチアゾール核、ベンゾオキサゾール核、ベ
ンゾセレナゾール核、ベンゾテルラゾール核、キノリン
核、もしくはベンゾイミダゾール核を完成するのに必要
な原子を表し、X1がさらに置換され、X2が置換され
もしくは非置換されることができ、n、L、R1、R
2、Z1およびW1は、構造式Iに関連して既に定義さ
れているものである)のタイプと成ることができる。構
造式IIに関連して構造AおよびBが、上記に提供され
るように同一の一般式を有しているが、明かに、次に
(即ち、構造式IIの場合、q=0)示される構造にな
るということに着目されたい。
【0028】
【化12】
【0029】さらに、本発明の構造式Iの増感色素は、
特に次の構造式IIIもしくはIVと成ることができ
る。
【0030】
【化13】
【0031】上記構造式IIIもしくはIVでは、Z
1、R1、nおよびW1は、構造式Iに関して上記に定
義されるものと同じである。構造式IIIでは、ベンゼ
ン環は、Z1に加えて置換基を有することができるが、
その様な置換基は、非芳香族が好ましい。構造式IVで
は、R5は、置換されたもしくは非置換の低級アルキ
ル、もしくはHであり、Z2は、Hもしくは非芳香族置
換基である。構造式IVでは、Z1およびZ2が、それ
らの個々のベンゼン環の5位上にあるのが好ましく、Z
1およびZ2は、置換基のみと成ることができる。構造
式IIIの色素の具体的な構造AおよびBは、次の構
造:
【0032】
【化14】
【0033】と成り、一方、構造式IVの色素の具体的
な構造AおよびBは、次の構造:
【0034】
【化15】
【0035】と成る。上記色素のZ1は、側基のヒドラ
ジドを有する芳香環、並びにL1、および/またはX1
の芳香環に直接結合しているカルボニル炭素を含むL1
のための非平面結合基を、任意に、除くことができる。
さらに、Z1は、二以上の窒素原子、特にトリアゾール
もしくはテトラゾールを含むアリール環を、任意に、除
くことができる。
【0036】本発明の写真要素は、その中で増感色素が
移動できる水不混和性溶剤の分散物を、さらに含むこと
ができる。典型的に、そのような溶剤は、カラーカプラ
ーを含む。本発明の選別法のある変法では、CLOGP
(A)の値が、LOGP(A)のの値の90%以下、も
しくは、より好ましくはCLOGP(A’)の値の90
%以下である場合のみ、写真環境で色素によって生じた
汚れを試験する。試験される色素を、さらにLOGP
(A)もしくはCLOGP(A’)(好ましくは、後
者)の80%以下(もしくは、70%、60%、50%
以下)のCLOGP(A)を有するものに限定すること
ができる。テストするより小さいクラスの色素を得るた
めに選別するパラメータのさらなる限定は、試験を、次
の条件:[LOGP(A’)−LOGP(A)]+[L
OGP(B’)−LOGP(B)]>=−0.55、
[または上記数字を、>=−0.30(または、−0.
20、−0.10もしくは0以上)に限定することがで
きる]、を満足する色素に限定することを含む。選別さ
れたもしくは検討された色素を、さらに構造式II、I
IIもしくはIVを有するものに限定することができ
る。
【0037】構造式Iの色素の先駆体を、当該技術分野
において既知の技法によって調製することができる。例
えば、5−アミノ塩基と芳香族(B)酸塩化物との反応
は、芳香族アミド置換された塩基を与える。
【0038】
【化16】
【0039】還元による芳香族(Ar)置換された塩基
のニトロ化は、アミンを与える。酸クロライドとの反応
は、アミド置換された芳香族塩基を与える。
【0040】
【化17】
【0041】置換されたピロールの合成の概要は、G.
P.Beanの、Pyrroles、R.A.Jone
s編集、John Wiley & Sons,In
c.、New York、1990年、第2章により提
供される。フラン合成の概要は、F.M.Deanの、
Advance in Heterocyclic C
hemistry、A.R.Katritzky編集、
第3巻、Academic Press、New Yo
rk、1982年、167頁により提供される。
【0042】ピロール−1−イル置換された塩基を、ア
ミノ塩基と2,5−ジメトキシテトラヒドロフランとの
反応により調製することができる。
【0043】
【化18】
【0044】フランの存在下での分解によるアミノ置換
された塩基からのジアゾニウム塩の調製は、フラン−2
−イル置換された塩基の構成を生じる。
【0045】
【化19】
【0046】構造式Iの色素を、当該技術分野において
既知の技法に従って、Hamerの、Cyanine
Dyes and Related Compound
、1964年、およびJamesの、The The
ory of the Photographic P
rocess、第4版、1977年に記載されるよう
に、上記色素先駆体から調製することができる。
【0047】本発明において有用な増感色素の量は、好
ましくは、ハロゲン化銀1モル当り0.1〜4.0ミリ
モル(特別な場合は、もっと多く使用される)、より好
ましくは、ハロゲン化銀1モル当り0.2〜2.2ミリ
モルである。最適な色素濃度は、当該技術分野において
既知の方法によって決定される。本発明の写真要素にお
いて使用するハロゲン化銀は、臭沃化銀、臭化銀、塩化
銀、塩臭化銀、等とすることができる。本発明の写真要
素において使用するハロゲン化銀は、好ましくは、少な
くとも塩化銀90%以上(例えば、少なくとも塩化銀9
5%、98%、99%もしくは100%)を含有する。
特に、ハロゲン化銀を臭化物溶液で処理してその感度を
高める可能性も又考慮されるが、生じる乳剤の臭化物容
積濃度は、典型的に約2〜2.5%以下、好ましくは約
0.6と1.2%の間(残りは、ハロゲン化銀)であ
る。前記%の数字は、モル%である。
【0048】本発明の写真要素は、好ましくは、平板状
粒子乳剤を伴う増感色素を使用する。ハロゲン化銀平板
状粒子は、粒子上の他のいずれの面よりも大きい二つの
実質的に平行な結晶面を有している粒子である。平板状
粒子乳剤は、乳剤粒子の全投影面積の50%より多い部
分が、厚さ0.3μm(青感性乳剤においては0.5μ
m)未満かつ25より大きい(好ましくは100より大
きい)平均平板状度(T)(「平板状度」の語は、 T=ECD/t2 として用いることが認められている当該技術分野で使用
するものであり、式中、ECDは、μmで表す平板状粒
子の平均等価円直径であり、そしてtは、μmで表す平
板状粒子の平均厚である。)を有する平板状粒子によっ
て占められている。
【0049】ハロゲン化銀の粒子サイズは、写真用組成
物に有用であるとして知られている任意の分布を有する
ことができ、多分散もしくは単分散と成ることができ
る。本発明に使用されるハロゲン化銀粒子は、Rese
arch Disclosure、(Kenneth
Mason Publication Ltd、Ems
worth、England)、308119項、19
89年12月(以下、Research Disclo
sure Iという)、およびJamesの、The
Theory of the Photographi
c Processに記載されているような、当該技術
分野において既知の方法に従って調製することができ
る。
【0050】本発明の写真要素は、典型的に、乳剤の形
でハロゲン化銀を提供する。一般的に、写真用乳剤は、
写真要素の層として乳剤と塗布するベヒクルを含む。前
記乳剤は、写真用乳剤に有用である既知の任意の添加物
も含むことができる。ハロゲン化銀を、Researc
h Disclosure Iに記載されているよう
な、当該技術分野において既知の任意の方法により、本
発明の色素によって増感することができる。この色素を
ハロゲン化銀粒子の乳剤および親水性コロイドに、写真
要素上に乳剤を塗布する前(例えば、化学増感の前もし
くは後)いつでももしくは同時に、添加することができ
る。その色素/ハロゲン化銀乳剤を、塗布の直前もしく
は塗布に先だって(例えば、2時間前)、カラー画像生
成カプラーの分散物に混合することができる。本質的
に、任意のタイプの乳剤(例えば、カブらせていない内
部潜像生成乳剤の表面感光乳剤のようなネガ型乳剤、表
面をカブらせた乳剤のようなダイレクト−ポジ乳剤、も
しくは例えば、Research Disclosur
e Iに記載されているその他のもの)を使用できる。
上述の増感色素は、単独で使用でき、または例えば、ま
た緑領域外の光の波長に対する感光性をハロゲン化銀に
提供する、もしくはハロゲン化銀を超増感するその他の
増感色素と組み合せて使用できる。
【0051】乳剤中のその他の添加物およびその他の写
真用層は、Research Disclosure
および本明細書で引用される文献に開示されている、
当該技術分野において周知のものを包含することができ
る。前記乳剤は、またスチルベン蛍光増白剤のような蛍
光増白剤を包含することができる。その様な蛍光増白剤
は、当該技術分野において周知であり、色素汚れを防止
するために使用するが、一般的に本発明の色素は、蛍光
増白剤を使用しないときでも色素汚れが少ない。
【0052】本発明の写真要素は黒白であるが、むしろ
カラー要素が好ましい。一般的に、カラー写真要素は、
三種類の銀乳剤層もしくは乳剤層の組み合せ(それぞれ
の層の組み合せは、しばしば同一スペクトル感性を有す
るが感度が異なる乳剤から成る):関連するイエロー色
素生成カラーカプラーを有する青感性層、関連するマゼ
ンタ色素生成カラーカプラーを有する緑感性層、および
関連するシアン色素生成カラーカプラーを有する赤感性
層、を含む。これらの色素生成カプラーは、典型的に、
まず、水不混和性、高沸点有機溶剤中に色素生成カプラ
ーを溶解もしくは分散し、その後、生じる混合物を乳剤
に分散することにより乳剤に与えられる。適切な溶剤
は、欧州特許出願第87119271.2号明細書中の
ものを包含する。色素生成カプラーは、当該技術分野に
おいて周知であり、たとえば、Research Di
sclosure Iに記載されている。
【0053】本発明の組成物から成る写真要素を、例え
ば、Research Disclosure I、も
しくはJamesの、The Theory of t
hePhotographic Process、第4
版、1977年、に記載されている任意の多くの周知処
理組成物を使用する任意の多くの周知処理で、処理する
ことができる。
【0054】構造式Iの色素のLOGP(A)とLOG
P(A’)との関係および同様に、LOGP(B)とL
OGP(B’)との関係は、カラーシステムで色素保持
をもたらす主要因の一つが、処理中の増感色素とカプラ
ー分散物との相互作用であるという認識に基づいて決定
される。しかし、次に重要な要因は、処理中のゼラチン
中での色素の凝集(もしくは、沈澱)である。増感色素
とカプラー分散物との相互作用を考慮すると、「有機」
溶剤としてカプラー分散物を見ることが可能である。こ
のモデルでは、色素が塗膜から洗い流されるので、色素
がカプラー分散物と水性処理液との間に分配する。カラ
ーシステムの大部分の色素はスルホン酸塩可溶性基を有
しているので、色素が部分的にだけカプラー分散物中に
分配し、スルホン酸塩基が水性相中に残留することが、
最も起こりそうである。
【0055】この分配工程は、色素の疎水性の背景から
評価され、オクタノール/水の2相系によって形作られ
る。オクタノール/水分配係数(P)は、既知の疎水性
度の測定値、すなわち化合物が、非極性相対有機/水性
混合物の水性相に分配される傾向である。これらは化合
物を水および1−オクタノールに混ぜ、そしてオクタノ
ール中の化合物の濃度と等量の水中の化合物の濃度との
比を測定することにより得られる。LogPは、全分子
の疎水性度の尺度であるが、パラメータπは、置換基の
相対疎水性度であり、置換基がXの場合、 πx=logPX −logPH (PX は、置換基Xから導かれる分配係数であり、PH
は、親化合物の分配係数である)として定義される。π
パラメータは、構造の大きな部分が一定に残っている親
化合物の一群の誘導体と共にはたらくとき、大変有用で
ある。これらのパラメータは、LeoおよびHansc
hの、Subustituent Constant
for Correlation Analysis
in Chemistry and Biology、
Wiley、New York(1979)にさらに記
載されている。
【0056】シアン色素の分配係数を測定をすることは
かなり困難である、それはシアン色素が容易に水と一緒
になり、二量体もしくはより高次結合体を形成し誤った
logp値を与えるからである。化合物の相対logp
を測定する別の方法は、logp値に関係するとして知
られているアイソクラチック高速液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)保持時間を測定することによるものであ
る。例えば、Journal Mecicinal C
hemistry、18巻、549(1975);Jo
urnal Mecicinal Chemistr
、19巻、615およびJournal Mecic
inal Chemistry、24巻、262を参照
されたい。この方法が、シアン色素に対して非常に良く
適用することを、我々は見いだした。カプラー分散物相
互作用が、主に色素汚れに起因する場合、我々のモデル
は、一連の色素において、色素の疎水性が少なくなる
と、色素汚れが、減少するであろうことを予測する。従
って、汚れの少ない色素は、低logp値に対応する低
HPLC保持時間を有する。
【0057】しかし、もし新しい色素が合成される前
に、汚れ特性に関して色素構造変更の効果が予期される
ならば、それは有利であろう。我々はその効果が、構造
変更の色素のlogpに与える影響に基づいて予期する
ことができることを見いだした。以前に、CLOGPと
呼ぶ、分子のlogp値を計算する方法が開発されてい
る。その方法は、分子を断片状に破壊し、断片間の相互
作用期間と一緒に各断片の計算logpに対する寄与率
を合計することを必要とする。これらの計算は、比較的
簡単に、既知の断片の値を提供し、分子構造を入力して
logp値を計算する市販のパッケージソフトウエアに
より、さらに簡単に成る。しかし、シアン色素について
は、適切な断片値は得られない。
【0058】前述した見地から、簡単な場合は、まずベ
ンゾオキサゾール色素の部分に対応する構造Aの分子上
の置換基を考察することにより検討された。計算LOG
P値は、例えば前述のメディケムソフトウエアを使用し
て、構造A上の種々の置換基(X)について容易に得る
ことができる。置換基Xの置換基疎水性度パラメータ、
πX の値を、Xで置換された構造AのCLGPを計算
し、親のベンゾオキサゾール核(構造A、X=H)のC
LOGP値(1.435)を引くことにより決定する。
CLOGP値を、市販のメディケムソフトウエアパッケ
ージ(Pomona College、Claremo
nt、Californiaから開発、販売されている
第3.54版)を使用して計算する。π値を、これらC
LOGP値から導くことができる。例えば、フェニル基
(X=C65 )のπX 値は、[CLOGP(5−フェ
ニルベンゾオキサゾール)−CLOGP(ベンゾオキサ
ゾール)]=3.32−1.435=1.89である。
【0059】
【化20】
【0060】特定のCLOGP値のいくつかを、種々の
タイプのXおよびYを有する堤示された分子について、
次の表Aに与える。「CLOGP比」下の各値は、この
特定分子のCLOGPを、同じ分子のCLOGP(但
し、Xをフェニルで置き換える)で割り、100を掛け
る、即ち: CLOGP比=(分子のCLOGP)/(同じ分子のC
LOGP(但し、Xをフェニルで置き換える))×10
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】
【表6】
【0067】
【表7】
【0068】CLOGP(A)が、CLOGP(A’)
未満の場合(A’はXを置き換えた非置換のフェニルを
有すること以外は、Aと同じ分子)、核Aを有する色素
の色素汚れが、核A’を有する同じ色素よりも少ないこ
とが期待される。このことから、次の表IIIAに示さ
れるベンゾオキサゾール色素の部分にそれぞれ対応する
分子AのCLOGP値を計算した。Z1がフェニルの場
合、これは分子A’を表す。本発明の色素は、3.00
以下(即ち、フェニル色素のCLOGPの90%以下)
のCLOGPを有する。
【0069】
【表8】
【0070】本発明の構造式Iに従う化合物の例は、表
IVに掲げるものを包含する。
【0071】
【表9】
【0072】
【表10】
【0073】
【表11】
【0074】
【実施例】本発明を次の例においてさらに説明する。合成例1 −色素I−23の合成中間体A: 5−(2−フランカルボキシアミド)−2
−メチルベンゾオキサゾール: 5−アミノ−2−メチルベンゾオキサゾール(14.8
g、0.100モル)および2,6−ルチジン(12.
0g、0.111モル)を、テトラヒドロフラン(TH
F)100mlに混ぜ、その溶液を窒素下で氷浴中で3
℃に冷却した。THF20ml中に、塩化2−フロイル
(13.7g、0.105モル)を、温度を10℃未満
を維持するように、一滴づつ添加した。添加の後、氷浴
を取り除き、一時間攪拌した後、その混合物を300m
lの水に流し込んだ。固形分を集め、水で洗浄し、乾燥
した。これは、21.1g(収率87%)の生成物;
m.p.156〜158℃を与えた。
【0075】中間体B: 無水−5−(2−フランカル
ボキシアミド)−2−メチル−3−(4−スルホブチ
ル)ベンゾオキサゾリウム水酸化物: 5−(2−フランカルボキシアミド)−2−メチルベン
ゾオキサゾール(5.0g、0.021モル)を、1,
4−ブタンスルトン(3.0ml、0.029モル)お
よびブチロニトリル5mlに混ぜ、還流で21時間加熱
した。生成した固形分を集め、アセトンで洗浄し、乾燥
した(4.1g、収率52%)。
【0076】無水−5−クロロ−9−エチル−5’−
(2−フランカルボキシアミド)−3’−(4−スルホ
ブチル)−3−(3−スルホプロピル)オキサカルボシ
アニントリエチルアンモニウム塩(色素I−23)の調
製:無水−5−(2−フランカルボキシアミド)−2−
メチル−3−(4−スルホブチル)ベンゾオキサゾリウ
ム水酸化物(2.5g、6.65ミリモル)を、無水−
5−クロロ−2−(2−エトキシブテニル)−3−(3
−スルホプロピル)ベンゾオキサゾリウム水酸化物
(2.5g、6.68ミリモル)およびm−クレゾール
20mlに混ぜ、127℃に加熱した。トリエチルアミ
ン(5ml)を添加し、その混合物を攪拌しながら5分
加熱する。その混合物の加熱を止め、氷浴中で冷蔵し、
エーテルで希釈した。生成したオレンジ色のオイルをエ
タノール50mlに溶解し、酢酸カリウム(2.5g)
を添加した。生成物を沈澱し、集めた。この色素を、温
メタノールで処理して、その後、m−クレゾールおよび
メタノールに溶解し、アセトンを加えて再沈澱すること
によって精製した。これは、580mg(収率12%)
の色素;l−max=502nm(MeOH)、ε−M
ax=14.5×104 を与えた。 C3131ClO1032 K−1.5H2 Oの分析: 計算値:C、48.23;H、4.41;N、5.4
4。 実測値:C、48.21;H、4.39;N、5.3
7。
【0077】合成例2−色素の合成中間体C: 5−(ピロール−1−イル)−2−メチル
ベンゾオキサゾール: 5−アミノ−2−メチルベンゾオキサゾール(30.0
g、0.203モル)および2,5−ジメトキシテトラ
ヒドロフラン(30.0g、0.227モル)を、酢酸
90mlに混ぜ、その溶液を還流で1時間加熱した。混
合物を蒸発させ赤色スラリーを得て、ヘキサンに混ぜる
と黒ずんだ固形物を与えた。この固形物を塩化メチレン
に溶解し、塩基性の水で抽出した。有機相を除去し、乾
燥し、乾燥して褐色の固形物を得た。ヘキサン/ヘプタ
ンから再結晶させて、18g(収率45%)の生成物;
m.p.115〜121℃を得た。
【0078】中間体D: 無水−5−(ピロール−1−
イル)−2−メチル−3−(3−スルホプロピル)ベン
ゾオキサゾリウム水酸化物: 5−(ピロール−1−イル)−2−メチルベンゾオキサ
ゾール(2.0g、0.01モル)を、1,3−プロパ
ンスルトン(1.81g、0.015モル)およびバレ
ロニトリル1.5mlに混ぜ、138℃で2時間加熱し
た。生成した固形分を集め、アセトンで洗浄し、乾燥し
た(3.0g、収率94%)。 C1516CN2 SO4 の分析: 計算値:C、54.65;H、5.16;N、8.5
0。 実測値:C、54.93;H、4.81;N、8.4
6。
【0079】無水−5−クロロ−9−エチル−5’−
(ピロール−1−イル)−3,3’−ジ(3−スルホプ
ロピル)オキサカルボシアニン水酸化物カリウム塩(色
素I−43)の調製:無水−5−(ピロール−1−イ
ル)−2−メチル−3−(3−スルホプロピル)ベンゾ
オキサゾリウム水酸化物(3.2g、10ミリモル)
を、無水−5−クロロ−2−(2−エトキシブテニル)
−3−(3−スルホプロピル)ベンゾオキサゾリウム水
酸化物(3.8g、10ミリモル)、m−クレゾール1
0mlおよびトリエチルアミン(5ml)に混ぜ、95
℃で30分間加熱した。その混合物の加熱を止め、氷浴
中で冷蔵し、エーテルで希釈した。生成したオレンジ色
のオイルをメタノール400mlに溶解し、酢酸カリウ
ム(5.0g)を添加した。生成物が沈澱し、集めた。
この色素を、ピリジン/水から再結晶させ、そしてプロ
ピオン酸から再結晶させ、次いで酢酸から再結晶させる
ことによって精製した。これは、300mg(収率4
%)の色素;λ−max=501nm(MeOH)、ε
−Max=14.3×104 を与えた。 C2929ClN382 K−2.0H2 Oの分析: 計算値:C、48.18;H、4.57;N、5.8
2。 実測値:C、48.36;H、4.14;N、5.8
3。
【0080】合成例3−色素I−の合成中間体E: 5−(フラン−2−イル)−2−メチルベ
ンゾオキサゾール: 5−アミノ−2−メチルベンゾオキサゾール(7.0
g、0.05モル)、亜硝酸イソペンチル(20m
l)、およびフラン(230ml)を混ぜ合わせ、凝縮
器を備えた丸底フラスコ中で攪拌しながら30℃で加熱
した。48時間加熱した後、反応混合物の加熱を止め、
水で洗浄し、その後を蒸発させオイルを得た。蒸留し
て、生成物(4.0g、収率43%)、bp 130〜
140℃(0.6mm)を得た。イソプロピルアルコー
ル(14ml)から再結晶させて、3.0g(収率32
%)、m.p.60℃を得た。
【0081】中間体F: 無水−5−(フラン−2−イ
ル)−2−メチル−3−(3−スルホプロピル)ベンゾ
オキサゾリウム水酸化物: 5−(フラン−2−イル)−2−メチルベンゾオキサゾ
ール(40.0g、0.2モル)を、1,3−プロパン
スルトン(25g、0.2モル)およびブチロニトリル
(100ml)に混ぜ、還流で18時間加熱した。混合
物を25℃に冷却し、生成物を集め、ブチロニトリルそ
の後エーテルで洗浄した。これは55g(収率86%)
のDを与えた。
【0082】無水−5−クロロ−9−エチル−5’−
(フラン−2−イル)−3,3’−ジ(3−スルホプロ
ピル)オキサカルボシアニン水酸化物カリウム塩(色素
I−47)の調製:無水−5−(フラン−2−イル)−
2−メチル−3−(3−スルホプロピル)ベンゾオキサ
ゾリウム水酸化物(3.2g、10ミリモル)を、無水
−5−クロロ−2−(2−エトキシブテニル)−3−
(3−スルホプロピル)ベンゾオキサゾリウム水酸化物
(4.0g、11ミリモル)、アセトニトリル20ml
およびトリエチルアミン(3ml)に混ぜ、還流で3分
間加熱した。その混合物を冷却し、エーテルで希釈し
て、オレンジ色のオイル得たエーテルをデカントして、
そのオイルをピリジン(20ml)に溶解し、水中(5
ml)の酢酸カリウム(1.0g)を添加した。還流で
加熱した後、混合物を25℃に冷却し、固形分を集め
た。ピリジン/水から再結晶させ、次いで酢酸から2度
目の再結晶をさせ、生成物(0.45g、収率7%);
λ−max=503nm(MeOH)、ε−Max=1
5.71×104 を与えた。 C2928ClN292 K−2.0H2 Oの分析: 計算値:C、48.16;H、4.46;N、3.8
7。 実測値:C、47.93;H、3.90;N、3.8
1。
【0083】写真的評価例1:黒白写真材料 ポリエステル支持体に、化学増感した0.2μm立方晶
臭沃化銀(2.6モル%I)を10.8mgAg/dm
2 、硬化ゼラチンを73mg/dm2 、そして表III
に明らかにされている増感色素を0.8ミリモル/モル
Agを含有するハロゲン化銀乳剤層を塗布することによ
り、黒白写真材料を調製する。その要素をウエッジ分光
露光し、RP X−OMATケミストリー(現像主薬と
してヒドロキノンおよびp−メチルアミノフェノールを
含有している現像液)で処理した。色素の写真感度を、
[λ−maxでの感度(単位100×logE)]−
[400nmでの色素乳剤の固有感度(単位100×l
ogE)]+200として定義される、増感比(SR)
の語句で報告する(表VI)。それぞれの増感色素につ
いて最適化されていない均一な化学増感を使用して、こ
の感度測定値を比較例とすることができる。
【0084】黒白汚れを、未露光フィルムを処理し、処
理したフィルムを走査分光光度計の前に置くことによっ
て測定する。全透過度を500および900nmの間で
測定した。このデータを吸光度(−log1/T)とし
てプロットした。汚れを、400〜900nmの領域の
波長で最大吸光度として計算した。写真的評価例2: カラー写真材料 ポリエステル支持体に、化学増感した0.7μm(等価
円直径)多構造臭沃化銀(6モル%I)を16mgAg
/dm2 、硬化ゼラチンを63mg/dm2 、4−ヒド
ロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラアザイ
ンデンカブリ防止剤を5mg/dm2 、N−[4−
[2,4−ビス(1,1−ジメチルプロピル)フェノキ
シ]ブチル]−1−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボ
キシアミドカプラーを14mg/dm2 、ジ−n−ブチ
ルフタレート(8mg/dm2 )そして表VIIIに明
らかにされている増感色素を0.4ミリモル/モルAg
を含有するハロゲン化銀乳剤層を塗布することにより、
カラー写真材料を調製する。その要素をウエッジ分光露
光し、塗膜をコダックC−41(商標)で処理した。色
素の写真感度を、増感比(SR)の語句で報告し、λ−
maxを吸光度測定から決定した。
【0085】カラー汚れを、未露光カラー塗膜を33℃
で3.5分間、次に記載する処理液で処理し、次いで
1.5分間漂白−定着液で処理し、そして3.5分間洗
浄することにより得た。処理したフィルムを走査分光光
度計の前に置くことによって、汚れを測定した。全透過
度を500および900nmの間で測定した。汚れを、
400〜900nmの領域の波長で最大吸光度として計
算した(表VIII)。
【0086】 処理液 ベンジルアルコール 14.2ml 炭酸カリウム 28g 45%亜硫酸カリウム 2.75ml トリエタノールアミン 11ml 硫酸ヒドロキシルアミン 3.2g 臭化カリウム 0.58g 塩化カリウム 0.13 塩化リチウム 0.13 抗カルシウム剤 0.8ml 水を加えて1.0リットルにする。 pHを10.08に調節する。
【0087】全ての色素が効果的に、その色素を使用し
ているハロゲン化銀を増感した。比較例色素を次に示
す。
【0088】
【表12】
【0089】
【表13】
【0090】
【表14】
【0091】
【表15】
【0092】
【表16】
【0093】
【表17】
【0094】表IV〜VIIIに表すデータは、本発明
に従って使用された色素が有効な分光増感を与え、比較
例色素に比べて、特にカラーフォーマットにおいて、著
しく少ない後処理汚れを与えることを示す。親水性置換
基を有する比較例色素[芳香族基(例えば、色素C−
7)を含まないか、もしくはα置換基を有する芳香族基
(例えば、色素C−9)を持つ]は、汚れは少ないが増
感も少なかった。
【0095】本発明の特別な態様を記載したが、本発明
の精神および範囲内で変更および改造が可能であること
は、理解されるであろう。
【0096】
【発明の効果】本発明は新しい色素化合物、ハロゲン化
銀写真要素において増感色素として有用で、比較的に色
素汚れの少ない、特にベンゾオキサゾール色素を提供す
る。本発明はさらに、比較的に色素汚れの少ない増感色
素の選別方法を提供する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式、 【化1】 [式中:X1およびX2は、それぞれ独立して、5員も
    しくは6員の複素環核を完成するために必要な原子を表
    し、X1は、さらに置換されていてもよく、X2は、置
    換もしくは非置換とすることができ、 nは、1〜4の正の整数であり、 pおよびqは、それぞれ独立して、0もしくは1を表
    し、 それぞれのLおよびL2は、独立して、置換されたもし
    くは非置換のメチン基を表し、 R1およびR2は、それぞれ独立して、置換されたもし
    くは非置換のアリールまたは置換されたもしくは非置換
    の脂肪族基を表し、 Z1は、Ar1−(L1)m −を表し、Ar1は置換さ
    れたもしくは非置換の芳香族基であり、L1は結合基で
    あり、mは0もしくは1であり、そして色素部分に対応
    する構造式A 【化2】 を有する分子のLOGP(A)が、LOGP(A’)の
    90%以下であり(A’は、X1もしくはX2がSもし
    くはSeである場合に、L1が−CO−でないという条
    件で、Z1が非置換のフェニルで置換されていること除
    いて、Aと同じである)、そしてW1は、分子の電荷の
    釣合をとるために必要とされる対イオンである]の増感
    色素を含んでなるハロゲン化銀写真要素。
  2. 【請求項2】 式、 【化3】 [式中:X1およびX2は、それぞれ独立して、5員も
    しくは6員の複素環核を完成するために必要な原子を表
    し、X1は、さらに置換されていてもよく、X2は、置
    換もしくは非置換とすることができ、 nは、1〜4の正の整数であり、 pおよびqは、それぞれ独立して、0もしくは1を表
    し、 LおよびL2は、それぞれ独立して、置換されたもしく
    は非置換のメチン基を表し、 R1およびR2は、それぞれ独立して、置換されたもし
    くは非置換のアリールまたは置換されたもしくは非置換
    の脂肪族基を表し、 Z1は、Ar1−(L1)m −を表し、Ar1は置換さ
    れたもしくは非置換の芳香族基であり、L1は結合基で
    あり、mは0もしくは1であり、そして色素部分に対応
    する構造式A 【化4】 を有する分子のLOGP(A)が、LOGP(A’)の
    90%以下であり(A’は、X1もしくはX2がSもし
    くはSeである場合に、L1が−CO−でないという条
    件で、Z1が非置換のフェニルで置換されていることを
    除けば、Aと同じである)、そしてW1は、分子の電荷
    の釣合をとるために必要とされる対イオンである]の色
    素。
  3. 【請求項3】 式、 【化5】 [式中:X1およびX2は、それぞれ独立して、5員も
    しくは6員の複素環核を完成するために必要な原子を表
    し、X1は、さらに置換されていてもよく、X2は、置
    換もしくは非置換とすることができ、 nは、1〜4の正の整数であり、 pおよびqは、それぞれ独立して、0もしくは1を表
    し、 LおよびL2は、それぞれ独立して、置換されたもしく
    は非置換のメチン基を表し、 R1およびR2は、それぞれ独立して、置換されたもし
    くは非置換のアリールまたは置換されたもしくは非置換
    の脂肪族基を表し、 Z1は、Ar1−(L1)m −を表し、Ar1は置換さ
    れたもしくは非置換の芳香族基であり、L1は結合基で
    あり、mは0もしくは1であり、そしてW1は、分子の
    電荷の釣合をとるために必要とされる対イオンである]
    を有するハロゲン化銀増感色素を選別する方法であっ
    て、 色素部分に対応する構造式A 【化6】 を有する分子のLOGP(A)を評価し、そしてLOG
    P(A)がLOGP(A’)より小さい場合(A’は、
    Z1が非置換のフェニルと置換されていることを除け
    ば、Aと同じである)にのみ写真環境において色素によ
    って生じた汚れを検査することからなる選別方法。
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