JPH062862B2 - 芳香族ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents
芳香族ポリエステル樹脂組成物Info
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- JPH062862B2 JPH062862B2 JP60200246A JP20024685A JPH062862B2 JP H062862 B2 JPH062862 B2 JP H062862B2 JP 60200246 A JP60200246 A JP 60200246A JP 20024685 A JP20024685 A JP 20024685A JP H062862 B2 JPH062862 B2 JP H062862B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aromatic polyester
- resin composition
- polyester resin
- weight
- mol
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は芳香族ポリエステル樹脂組成物に関し、さらに
詳しくは、転移温度前後で線膨張係数が急激に変動する
ことがなく、とくに光ファイバーの被覆材として好適な
芳香族ポリエステル樹脂組成物に関する。
詳しくは、転移温度前後で線膨張係数が急激に変動する
ことがなく、とくに光ファイバーの被覆材として好適な
芳香族ポリエステル樹脂組成物に関する。
[従来技術および発明が解決しようとする問題点] サーモトロピック液晶ポリマーは優れた流動性を有する
とともに配向性が高いことから、線膨張率が小さくかつ
弾性率が大きい成形品の製造に好適であるため、例えば
光ファイバー用の被覆材としての用途が提案されている
(特開昭59-107943号、特開昭59-206803号および特開昭
60-58829号の各公報)。
とともに配向性が高いことから、線膨張率が小さくかつ
弾性率が大きい成形品の製造に好適であるため、例えば
光ファイバー用の被覆材としての用途が提案されている
(特開昭59-107943号、特開昭59-206803号および特開昭
60-58829号の各公報)。
具体的には、かかる液晶ポリマーのうち、例えば、ポリ
エチレンテレフタレートを変性せしめて得られる液晶ポ
リマーの場合、50℃付近に転移点が存在し、この転移
温度(Tc)より低い温度では線膨張係数が10-6 deg-1の
オーダーであり、これはガラス繊維の線膨張係数(10-7
deg-1)と極めて近接しているため、光ファイバー用被
覆材として優れたものとなる。
エチレンテレフタレートを変性せしめて得られる液晶ポ
リマーの場合、50℃付近に転移点が存在し、この転移
温度(Tc)より低い温度では線膨張係数が10-6 deg-1の
オーダーであり、これはガラス繊維の線膨張係数(10-7
deg-1)と極めて近接しているため、光ファイバー用被
覆材として優れたものとなる。
ところが、このものは、転移温度以上の温度では、線膨
張係数が急激に増大して、10-4 deg-1のオーダー、すな
わち前述したTc以下のときの値に比べ約100倍となって
しまう。そのため、ガラス繊維との線膨張係数の差が極
めて大きくなり、結果として、光ファイバーが湾曲する
などの不都合が生ずる。
張係数が急激に増大して、10-4 deg-1のオーダー、すな
わち前述したTc以下のときの値に比べ約100倍となって
しまう。そのため、ガラス繊維との線膨張係数の差が極
めて大きくなり、結果として、光ファイバーが湾曲する
などの不都合が生ずる。
本発明は、従来のかかる問題を解消し、転移温度前後で
線膨張係数が変化することなく常にガラス繊維との線膨
張係数と近似した値を保持し、光ファイバーの被覆材と
して好適な液晶ポリマーとしての芳香族ポリエステル樹
脂組成物の提供を目的とする。
線膨張係数が変化することなく常にガラス繊維との線膨
張係数と近似した値を保持し、光ファイバーの被覆材と
して好適な液晶ポリマーとしての芳香族ポリエステル樹
脂組成物の提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意研究を重ね
た結果、特定の繰返し単位を有する芳香族ポリエステル
と、ポリスチレンとを所定の割合で混合してなる芳香族
ポリエステル樹脂組成物が優れた効果を示すことを見出
して本発明を完成するに到つた。
た結果、特定の繰返し単位を有する芳香族ポリエステル
と、ポリスチレンとを所定の割合で混合してなる芳香族
ポリエステル樹脂組成物が優れた効果を示すことを見出
して本発明を完成するに到つた。
すなわち、本発明の芳香族ポリエステル樹脂組成物は、 次式: で示される繰り返し単位(A) 10〜35モル%、 次式: -O-CH2-CH2-O- (2) で示される繰り返し単位(B) 10〜35モル%、および 次式: で示される繰り返し単位(C)30〜80モル%を有する芳
香族ポリエステル90〜55重量%:並びにポリスチレン10
〜45重量%からなることを特徴とする。
香族ポリエステル90〜55重量%:並びにポリスチレン10
〜45重量%からなることを特徴とする。
[具体的説明] 本発明の芳香族ポリエステル樹脂組成物は、前述したよ
うに、式(1)〜(3)で示される繰返し単位を有する芳香族
ポリエステル樹脂とポリスチレンとの2成分よりなる。
うに、式(1)〜(3)で示される繰返し単位を有する芳香族
ポリエステル樹脂とポリスチレンとの2成分よりなる。
まず、第1の成分である芳香族ポリエステルにおいて、
各繰り返し単位(A)、(B)および(C)の含有量はそれぞれ1
0〜35モル%、10〜35モル%および30〜80モル%で、か
つ合計で100モル%となるように設定する。このうち、
とくに重要なものは繰り返し単位(C)の含有量であっ
て、これが30モル%未満である場合には、該芳香族ポリ
エステルが液晶を形成せず、逆に80モル%を超えると液
晶は形成するものの、成形性が低下するので好ましくな
い。さらに、この芳香族ポリエステルは、このものを例
えばフェノールとテトラクロロエタンの混合溶液(体積
比3:2)100mlに0.5g溶解せしめて得られる溶液につ
いて30℃で測定した対数粘度数が0.4〜3.0の範囲である
ことが好ましい。なお、かかる芳香族ポリエステルは、
通常の方法を適用して調製しても、また、市販品、例え
ばイーストマンコダック社製のX7Gなどを使用してもよ
い。
各繰り返し単位(A)、(B)および(C)の含有量はそれぞれ1
0〜35モル%、10〜35モル%および30〜80モル%で、か
つ合計で100モル%となるように設定する。このうち、
とくに重要なものは繰り返し単位(C)の含有量であっ
て、これが30モル%未満である場合には、該芳香族ポリ
エステルが液晶を形成せず、逆に80モル%を超えると液
晶は形成するものの、成形性が低下するので好ましくな
い。さらに、この芳香族ポリエステルは、このものを例
えばフェノールとテトラクロロエタンの混合溶液(体積
比3:2)100mlに0.5g溶解せしめて得られる溶液につ
いて30℃で測定した対数粘度数が0.4〜3.0の範囲である
ことが好ましい。なお、かかる芳香族ポリエステルは、
通常の方法を適用して調製しても、また、市販品、例え
ばイーストマンコダック社製のX7Gなどを使用してもよ
い。
ついで、第2の成分としてはポリスチレンを使用する
が、その好ましい重量平均分子量の範囲は200,00
0〜400,000である。
が、その好ましい重量平均分子量の範囲は200,00
0〜400,000である。
本発明の芳香族ポリエステル樹脂組成物は、前述した第
1および第2の成分を混合して得られるものである。こ
のとき、第1の成分である芳香族ポリエステルの配合量
を90〜55重量%、第2の成分であるポリスチレンの配合
量を10〜45重量%とし、合計で100重量%とする必要が
ある。第1の成分が90重量%を超える場合、すなわち、
第2の成分が10重量%未満であると得られた樹脂組成物
の転移温度(Tc)以上での線膨張係数(α)の絶対値が
増大してしまう。一方、第1の成分が55重量%未満であ
る場合、すなわち、第2の成分が45重量%を超えるとα
の絶対値が増加するとともに剛性が低下してしまうので
好ましくない。好ましくは第1の成分が80〜60重量%、
第2の成分が20〜40重量%である。
1および第2の成分を混合して得られるものである。こ
のとき、第1の成分である芳香族ポリエステルの配合量
を90〜55重量%、第2の成分であるポリスチレンの配合
量を10〜45重量%とし、合計で100重量%とする必要が
ある。第1の成分が90重量%を超える場合、すなわち、
第2の成分が10重量%未満であると得られた樹脂組成物
の転移温度(Tc)以上での線膨張係数(α)の絶対値が
増大してしまう。一方、第1の成分が55重量%未満であ
る場合、すなわち、第2の成分が45重量%を超えるとα
の絶対値が増加するとともに剛性が低下してしまうので
好ましくない。好ましくは第1の成分が80〜60重量%、
第2の成分が20〜40重量%である。
このような本発明の芳香族ポリエステル樹脂組成物は、
各成分を上述の配合量で配合したのち、混合混練するこ
とによって容易に製造することができる。この混練工程
には、乾混法、融混併用法、多段溶融混合法、単純溶融
混合法などを適用することができ、必要に応じて、一軸
押出機、二軸混練機、コニーダー、バンバリミキサー、
ヘンシェルミキサーなどを使用することができる。
各成分を上述の配合量で配合したのち、混合混練するこ
とによって容易に製造することができる。この混練工程
には、乾混法、融混併用法、多段溶融混合法、単純溶融
混合法などを適用することができ、必要に応じて、一軸
押出機、二軸混練機、コニーダー、バンバリミキサー、
ヘンシェルミキサーなどを使用することができる。
なお、こうして得られた樹脂組成物を、50℃〜融点以下
の温度で5秒間〜50時間熱処理すると線膨張係数の変動
をより小さく抑えることができるため更に効果的であ
る。
の温度で5秒間〜50時間熱処理すると線膨張係数の変動
をより小さく抑えることができるため更に効果的であ
る。
[実施例] 表中に符号で示した芳香族ポリエステルとポリスチレン
とを表示の配合量で混合し、二軸混練機を使用して、26
0℃において溶融混練したのちペレット化した。
とを表示の配合量で混合し、二軸混練機を使用して、26
0℃において溶融混練したのちペレット化した。
ついで、メルトテンションテスター(東洋精機製)を使
用して、上記により得られたペレットから直径0.8mmの
ファイバーを作製した。このときの条件は、成形温度26
0℃、押出速度20cm3/分、ダイス径2mmφ、L/D=10にそ
れぞれ設定した。
用して、上記により得られたペレットから直径0.8mmの
ファイバーを作製した。このときの条件は、成形温度26
0℃、押出速度20cm3/分、ダイス径2mmφ、L/D=10にそ
れぞれ設定した。
得られたファイバーを170℃、真空恒温槽中で30分間熱
処理したのち、熱分析装置(セイコー電子社製)により
-100℃〜TcおよびTc〜100℃における線膨張係数を、ま
た、粘弾性スペクトロメーター(岩本製作所製)を用い
てヤング率をそれぞれ測定して結果を表に示した。な
お、各樹脂組成物のTc(℃)も表中に併せて示した。
処理したのち、熱分析装置(セイコー電子社製)により
-100℃〜TcおよびTc〜100℃における線膨張係数を、ま
た、粘弾性スペクトロメーター(岩本製作所製)を用い
てヤング率をそれぞれ測定して結果を表に示した。な
お、各樹脂組成物のTc(℃)も表中に併せて示した。
また、表中に符号で示した芳香族ポリエステルおよびポ
リスチレンは以下のようなものである。
リスチレンは以下のようなものである。
(1)芳香族ポリエステル: (イ)X7G(イーストマンコダック社製;対数粘度数:
0.80、p-アセトキシ安息香酸量:60モル%) (ロ)X7G(イーストマンコダック社製;対数粘度数:
0.54、p-アセトキシ安息香酸量:50モル%) (ハ)X7G(イーストマンコダック社製;対数粘度数:
0.80、p-アセトキシ安息香酸量:70モル%) (2)ポリスチレン ポリスチレン(出光石油化学(株)製;出光ポリスチレ
ンNF20、重量平均分子量:200,000) [発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の芳香族ポリエ
ステル樹脂組成物は、その転移温度(Tc)前後における線
膨張係数の変化が従来の光ファイバー用被覆材に比べて
小さく、しかも、充分な弾性率を有するため、光ファイ
バー用の被覆材として使用した場合に、線膨張係数の差
異に起因するファイバーの湾曲などが発生することがな
い。したがって、その工業的価値は極めて大である。
0.80、p-アセトキシ安息香酸量:60モル%) (ロ)X7G(イーストマンコダック社製;対数粘度数:
0.54、p-アセトキシ安息香酸量:50モル%) (ハ)X7G(イーストマンコダック社製;対数粘度数:
0.80、p-アセトキシ安息香酸量:70モル%) (2)ポリスチレン ポリスチレン(出光石油化学(株)製;出光ポリスチレ
ンNF20、重量平均分子量:200,000) [発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の芳香族ポリエ
ステル樹脂組成物は、その転移温度(Tc)前後における線
膨張係数の変化が従来の光ファイバー用被覆材に比べて
小さく、しかも、充分な弾性率を有するため、光ファイ
バー用の被覆材として使用した場合に、線膨張係数の差
異に起因するファイバーの湾曲などが発生することがな
い。したがって、その工業的価値は極めて大である。
Claims (1)
- 【請求項1】次式: で示される繰り返し単位(A)10〜35モル%、 次式: −O−CH2−CH2−O− (2) で示される繰り返し単位(B)10〜35モル%、およ
び 次式: で示される繰り返し単位(C)30〜80モル%を有す
る芳香族ポリエステル90〜55重量%;並びにポリス
チレン10〜45重量%からなることを特徴とする芳香
族ポリエステル樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60200246A JPH062862B2 (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | 芳香族ポリエステル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60200246A JPH062862B2 (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | 芳香族ポリエステル樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6259662A JPS6259662A (ja) | 1987-03-16 |
| JPH062862B2 true JPH062862B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=16421212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60200246A Expired - Lifetime JPH062862B2 (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | 芳香族ポリエステル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062862B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS636046A (ja) * | 1986-06-26 | 1988-01-12 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 芳香族ポリエステル樹脂組成物 |
| JPH01182360A (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-20 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 液晶性ポリエステル組成物 |
| JPH0618937B2 (ja) * | 1988-06-01 | 1994-03-16 | チッソ株式会社 | 小口径ステイック用熱可塑性樹脂組成物およびそれを用いた小口径ステイック |
| JP2702172B2 (ja) * | 1988-09-16 | 1998-01-21 | 三井東圧化学株式会社 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ZA807105B (en) * | 1979-11-30 | 1981-07-29 | Ici Ltd | Compositions of melt-processable processability |
| DE3216413A1 (de) * | 1982-05-03 | 1983-11-03 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Mischungen aus mesomorphen polykondensaten und teilkristallinen thermoplasten, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung von formkoerpern |
| JPS5947229A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-16 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 樹脂組成物 |
| JPS6093406A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光フアイバ心線 |
| JPS6093407A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光フアイバ心線 |
| JPS6114616A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光フアイバ心線 |
-
1985
- 1985-09-10 JP JP60200246A patent/JPH062862B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6259662A (ja) | 1987-03-16 |
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