JPH06318318A - 磁気記録用バインダー樹脂組成物及び磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録用バインダー樹脂組成物及び磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH06318318A JPH06318318A JP10791493A JP10791493A JPH06318318A JP H06318318 A JPH06318318 A JP H06318318A JP 10791493 A JP10791493 A JP 10791493A JP 10791493 A JP10791493 A JP 10791493A JP H06318318 A JPH06318318 A JP H06318318A
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- magnetic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】磁性粉との親和力に優れ、磁性粉を高密度、高
配向で充填可能であり、これらの要求される品質に適合
するように容易に製造しうる塩化ビニル系磁気記録用バ
インダー樹脂組成物ならびに電磁特性、耐熱性、耐久性
及び耐摩耗性に優れた磁気塗膜を有する磁気記録媒体。 【構成】(I)及び(II)の共重合体より選ばれた少なく
とも2種以上からなり、該共重合体のうちいずれの1種
も95重量%より多くならない割合で含有されているこ
とを特徴とする塩化ビニル系磁気記録用バインダー樹脂
組成物。
配向で充填可能であり、これらの要求される品質に適合
するように容易に製造しうる塩化ビニル系磁気記録用バ
インダー樹脂組成物ならびに電磁特性、耐熱性、耐久性
及び耐摩耗性に優れた磁気塗膜を有する磁気記録媒体。 【構成】(I)及び(II)の共重合体より選ばれた少なく
とも2種以上からなり、該共重合体のうちいずれの1種
も95重量%より多くならない割合で含有されているこ
とを特徴とする塩化ビニル系磁気記録用バインダー樹脂
組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニル系磁気記録
媒用バインダー樹脂組成物及びそれを用いた磁気記録媒
体に関するものである。
媒用バインダー樹脂組成物及びそれを用いた磁気記録媒
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープや磁気カード等の塗布型磁気
記録媒体は一般にポリエステルフィルム上に、磁性粉及
びバインダー樹脂を含む磁性塗料を塗布し磁性層を形成
することにより製造されている。この磁気記録媒体に要
求される品質としては、磁性粉を高密度、高配向性をも
たせて充填することにより得られる電磁変換特性と、磁
気へッドとの摩擦等に耐えうる耐久性が挙げられる。
記録媒体は一般にポリエステルフィルム上に、磁性粉及
びバインダー樹脂を含む磁性塗料を塗布し磁性層を形成
することにより製造されている。この磁気記録媒体に要
求される品質としては、磁性粉を高密度、高配向性をも
たせて充填することにより得られる電磁変換特性と、磁
気へッドとの摩擦等に耐えうる耐久性が挙げられる。
【0003】このため、磁気記録媒体に用いられるバイ
ンダー樹脂には、磁性粉を磁性塗料中に高分散させて磁
性塗膜に優れた電磁変換特性を持たせると共に、イソシ
アネート化合物等の架橋剤と結合させることにより磁性
塗膜に強度を与えることが行われている。また、磁気記
録媒体の品質及び長期間にわたり磁気特性を維持するた
めに、磁性塗膜中の磁性粉を劣化させないことが必要で
ある。
ンダー樹脂には、磁性粉を磁性塗料中に高分散させて磁
性塗膜に優れた電磁変換特性を持たせると共に、イソシ
アネート化合物等の架橋剤と結合させることにより磁性
塗膜に強度を与えることが行われている。また、磁気記
録媒体の品質及び長期間にわたり磁気特性を維持するた
めに、磁性塗膜中の磁性粉を劣化させないことが必要で
ある。
【0004】最近では、AV機器等の発達に伴い、磁気
記録媒体にも高品質が要求されるようになり、磁性粉を
より高密度で磁性塗膜中に充填させるために磁性粉粒子
は一層微粒化されていく傾向にある。このため、今まで
以上に分散性の優れたバインダー樹脂が要求されるよう
になってきた。
記録媒体にも高品質が要求されるようになり、磁性粉を
より高密度で磁性塗膜中に充填させるために磁性粉粒子
は一層微粒化されていく傾向にある。このため、今まで
以上に分散性の優れたバインダー樹脂が要求されるよう
になってきた。
【0005】従来より、分散性に優れた塩化ビニル系の
バインダー樹脂として、磁性粉との親和力を得るため
に、親水性の高い官能基とイソシアネート化合物等と架
橋反応する水酸基を含有する塩化ビニル系共重合体が一
般的に用いられている。特に、磁性粉との親和力が強い
親水性の官能基としては、例えば、−COOH、−SO
3 Na、−PO(OH)2 等〔日本接着協会誌 17、
155(1981)〕が報告されており、特公平1−2
6625号公報には、高分散性を有し架橋剤との反応性
に優れた塩化ビニル系バインダー樹脂として、例えば、
塩化ビニル、硫黄又はリンを含む強酸根を有する不飽和
単量体及び−X−OH基(Xは有機残基である)からな
る塩化ビニル系共重合体が開示されている。
バインダー樹脂として、磁性粉との親和力を得るため
に、親水性の高い官能基とイソシアネート化合物等と架
橋反応する水酸基を含有する塩化ビニル系共重合体が一
般的に用いられている。特に、磁性粉との親和力が強い
親水性の官能基としては、例えば、−COOH、−SO
3 Na、−PO(OH)2 等〔日本接着協会誌 17、
155(1981)〕が報告されており、特公平1−2
6625号公報には、高分散性を有し架橋剤との反応性
に優れた塩化ビニル系バインダー樹脂として、例えば、
塩化ビニル、硫黄又はリンを含む強酸根を有する不飽和
単量体及び−X−OH基(Xは有機残基である)からな
る塩化ビニル系共重合体が開示されている。
【0006】また、特公平3−79764号公報には、
同様な性能を得るために、スルホン酸基、カルボキシル
基、リン酸基を含有する塩化ビニル系のバインダー樹脂
が開示され、特公平1−26627号公報には、エポキ
シ基含有単量体と、硫黄又はリンを含む強酸根を有する
不飽和単量体と、塩化ビニルモノマーとを共重合させた
磁性塗料用樹脂が開示されている。
同様な性能を得るために、スルホン酸基、カルボキシル
基、リン酸基を含有する塩化ビニル系のバインダー樹脂
が開示され、特公平1−26627号公報には、エポキ
シ基含有単量体と、硫黄又はリンを含む強酸根を有する
不飽和単量体と、塩化ビニルモノマーとを共重合させた
磁性塗料用樹脂が開示されている。
【0007】さらに、微粒化された磁性粉末を良好に分
散しうるバインダーとして、スルホベタインを有する樹
脂が特開平2−56719号公報に開示されたいる。
散しうるバインダーとして、スルホベタインを有する樹
脂が特開平2−56719号公報に開示されたいる。
【0008】しかしながら、従来と同様に一種類の塩化
ビニル系バインダーを使用する場合、樹脂中の水酸基の
量が多くなるとイソシアネート化合物との架橋性が向上
し磁性塗膜の耐磨耗性は改善されるが、水酸基同士又は
水酸基と他の官能基との相互作用により凝集を起こし磁
性塗料の粘度が上昇し、塗料の分散安定性が低下すると
いう問題点があり、水酸基の量が少なくなると分散性は
向上するが、架橋密度が低下し磁性塗膜の耐久性が低下
するという問題点が起こる。従って、要求される品質に
応じて樹脂設計を行い製造しなければならず、多品種が
必要であり、かつ要求される性能のバインダー樹脂を得
ることは困難であった。
ビニル系バインダーを使用する場合、樹脂中の水酸基の
量が多くなるとイソシアネート化合物との架橋性が向上
し磁性塗膜の耐磨耗性は改善されるが、水酸基同士又は
水酸基と他の官能基との相互作用により凝集を起こし磁
性塗料の粘度が上昇し、塗料の分散安定性が低下すると
いう問題点があり、水酸基の量が少なくなると分散性は
向上するが、架橋密度が低下し磁性塗膜の耐久性が低下
するという問題点が起こる。従って、要求される品質に
応じて樹脂設計を行い製造しなければならず、多品種が
必要であり、かつ要求される性能のバインダー樹脂を得
ることは困難であった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、磁性粉との親
和力に優れ、磁性粉を高密度、高配向で充填可能であ
り、これらの要求される品質に適合するように容易に製
造しうる塩化ビニル系磁気記録用バインダー樹脂組成物
ならびに電磁特性、耐熱性、耐久性及び耐摩耗性に優れ
た磁性塗膜を有する磁気記録媒体を提供することにあ
る。
鑑みてなされたものであり、その目的は、磁性粉との親
和力に優れ、磁性粉を高密度、高配向で充填可能であ
り、これらの要求される品質に適合するように容易に製
造しうる塩化ビニル系磁気記録用バインダー樹脂組成物
ならびに電磁特性、耐熱性、耐久性及び耐摩耗性に優れ
た磁性塗膜を有する磁気記録媒体を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明で使用される共重
合体(I)は、スルホベタインを含有するビニルモノマ
ーと塩化ビニルモノマーからなる。
合体(I)は、スルホベタインを含有するビニルモノマ
ーと塩化ビニルモノマーからなる。
【0010】上記スルホベタインを含有するビニルモノ
マーとしては、N−(3−スルホプロピル)−N−メタ
クリルアミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム
ベタイン、N−(3−スルホプロピル)−N−メタクリ
ロキシル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、1
−(3−スルホプロピル)−2−ビニルピリジニウムベ
タイン等が挙げられる。また、N,N−ジメチルアミノ
エチルアクリレート等の第三級アミン基を含有するビニ
ルモノマーと1、3−プロパンサルトン等のサルトン誘
導体との反応生成物も使用可能である。
マーとしては、N−(3−スルホプロピル)−N−メタ
クリルアミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム
ベタイン、N−(3−スルホプロピル)−N−メタクリ
ロキシル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、1
−(3−スルホプロピル)−2−ビニルピリジニウムベ
タイン等が挙げられる。また、N,N−ジメチルアミノ
エチルアクリレート等の第三級アミン基を含有するビニ
ルモノマーと1、3−プロパンサルトン等のサルトン誘
導体との反応生成物も使用可能である。
【0011】上記共重合体(I)中、スルホベタインを
含有するビニルモノマーの含有量は少なくなると磁性粉
とバインダー樹脂との親和力が不十分となるので磁性粉
を高分散させることが困難となり、多くなると官能基同
士の相互作用により磁性塗料の粘度が上昇して磁性粉の
分散性が低下するので、ビニルモノマーの含有量は0.
1〜40重量%が好ましく、より好ましくは0.4〜9
重量%である。
含有するビニルモノマーの含有量は少なくなると磁性粉
とバインダー樹脂との親和力が不十分となるので磁性粉
を高分散させることが困難となり、多くなると官能基同
士の相互作用により磁性塗料の粘度が上昇して磁性粉の
分散性が低下するので、ビニルモノマーの含有量は0.
1〜40重量%が好ましく、より好ましくは0.4〜9
重量%である。
【0012】また、上記共重合体(I)には、後述の水
酸基を含有するビニルモノマー、エポキシ基を含有する
ビニルモノマー、スルホン基を含有するビニルモノマ
ー、リン酸基を含有するビニルモノマー、第三級アミン
基を有するビニルモノマー、第四級アンモニウム塩基を
有するビニルモノマー、カルボキシル基を含有するビニ
ルモノマー等が共重合されていてもよい。
酸基を含有するビニルモノマー、エポキシ基を含有する
ビニルモノマー、スルホン基を含有するビニルモノマ
ー、リン酸基を含有するビニルモノマー、第三級アミン
基を有するビニルモノマー、第四級アンモニウム塩基を
有するビニルモノマー、カルボキシル基を含有するビニ
ルモノマー等が共重合されていてもよい。
【0013】本発明で使用される共重合体(II)は、S
O3 M1 基(M1 は水素、NH4 +又はアルカリ金属を
示す)を含有するビニルモノマー、PO2(OM2)2 基
(M2は水素、アルカリ金属又は炭化水素基を示す) )
を含有するビニルモノマー、第三級アミン基を含有する
ビニルモノマー、第四級アンモニウム塩基を含有するビ
ニルモノマー、カルボキシル基を含有するビニルモノマ
ー、水酸基を含有するビニルモノマー及びエポキシ基を
含有するビニルモノマーからなる群より選ばれた少なく
とも1種以上の官能基を含有するビニルモノマーと、塩
化ビニルモノマーからなる。
O3 M1 基(M1 は水素、NH4 +又はアルカリ金属を
示す)を含有するビニルモノマー、PO2(OM2)2 基
(M2は水素、アルカリ金属又は炭化水素基を示す) )
を含有するビニルモノマー、第三級アミン基を含有する
ビニルモノマー、第四級アンモニウム塩基を含有するビ
ニルモノマー、カルボキシル基を含有するビニルモノマ
ー、水酸基を含有するビニルモノマー及びエポキシ基を
含有するビニルモノマーからなる群より選ばれた少なく
とも1種以上の官能基を含有するビニルモノマーと、塩
化ビニルモノマーからなる。
【0014】上記SO3 M1 基を含有するビニルモノマ
ーとしては、例えば、エチレンスルホン酸ソーダ、エチ
レンスルホン酸カリウム、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸アンモニウム、エチルスルホン
酸ソーダメタクリレート、アリルスルホン酸、メタクリ
ルスルホン酸、スチレンスルホン酸等が挙げられる。
ーとしては、例えば、エチレンスルホン酸ソーダ、エチ
レンスルホン酸カリウム、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸アンモニウム、エチルスルホン
酸ソーダメタクリレート、アリルスルホン酸、メタクリ
ルスルホン酸、スチレンスルホン酸等が挙げられる。
【0015】上記PO2(OM2)2 基を含有するビニルモ
ノマーとしては、例えば、アシッドホスホキシエチルメ
タクリレート、アシッドホスホキシプロピル(メタ)ア
クリレート、3−クロロ−2−アシッドホスホキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、メタクリロイルオキシエチ
ルアシッドホスフェートモノエタノールアミンハーフソ
ルト等が挙げられる。
ノマーとしては、例えば、アシッドホスホキシエチルメ
タクリレート、アシッドホスホキシプロピル(メタ)ア
クリレート、3−クロロ−2−アシッドホスホキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、メタクリロイルオキシエチ
ルアシッドホスフェートモノエタノールアミンハーフソ
ルト等が挙げられる。
【0016】上記第三級アミン基を含有するビニルモノ
マーとしては、例えば、ジメチルアミノプロピルメタク
リルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリル
アミド等が挙げられる。
マーとしては、例えば、ジメチルアミノプロピルメタク
リルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリル
アミド等が挙げられる。
【0017】上記第四級アンモニウム塩基を含有するビ
ニルモノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシ−3−
メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウム
クロライド、メタクリロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウムクロライド、トリメチル−3−メタクリルア
ミド−プロピルアンモニウムクロライド等が挙げられ
る。
ニルモノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシ−3−
メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウム
クロライド、メタクリロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウムクロライド、トリメチル−3−メタクリルア
ミド−プロピルアンモニウムクロライド等が挙げられ
る。
【0018】上記カルボキシル基を含有するビニルモノ
マーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、コハク酸
モノ(メタ)アクリロイルオキシエチルエステル、フタ
ル酸モノ(メタ)アクリロイルオキシエチルエステル、
コハク酸モノメタクリロイルオキシエチルエステル等の
分子中に1個のカルボキシル基を有するものや、マレイ
ン酸、フマール酸等の分子中に複数個のカルボキシル基
を有するものが挙げられる。
マーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、コハク酸
モノ(メタ)アクリロイルオキシエチルエステル、フタ
ル酸モノ(メタ)アクリロイルオキシエチルエステル、
コハク酸モノメタクリロイルオキシエチルエステル等の
分子中に1個のカルボキシル基を有するものや、マレイ
ン酸、フマール酸等の分子中に複数個のカルボキシル基
を有するものが挙げられる。
【0019】上記共重合体(II)中、前記官能基を含有す
るビニルモノマーの含有量は少なくると、磁性粉とバイ
ンダー樹脂との親和力が不十分となって磁性粉を高分散
させることが困難となり、多くなると官能基同士の相互
作用により磁性塗料の粘度が上昇して磁性粉の分散性が
低下するので、該ビニルモノマーの含有量は0.1〜4
0重量%が好ましく、より好ましくは0.4〜9重量%
である。
るビニルモノマーの含有量は少なくると、磁性粉とバイ
ンダー樹脂との親和力が不十分となって磁性粉を高分散
させることが困難となり、多くなると官能基同士の相互
作用により磁性塗料の粘度が上昇して磁性粉の分散性が
低下するので、該ビニルモノマーの含有量は0.1〜4
0重量%が好ましく、より好ましくは0.4〜9重量%
である。
【0020】上記水酸基を含有するビニルモノマーとし
ては、(メタ)アクリル酸と多価アルコールとの反応物
や(メタ)アクリル酸系アミド等が挙げられる。
ては、(メタ)アクリル酸と多価アルコールとの反応物
や(メタ)アクリル酸系アミド等が挙げられる。
【0021】上記(メタ)アクリル酸と多価アルコール
との反応物としては、例えば、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、CH2 =CR1 −COO−〔CH2
CH(CH3)- O〕l −H(R1 は水素又はメチル基、
lは2〜6の整数を示す)で表されるポリプロピレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、CH2 =CR2−
COO−(CH2 CH2 O)m −H(R2 は水素又はメ
チル基、mは2〜9の整数を示す)で表されるポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシエチル−2’−アクリロイルオキシフタレート、C
H2 =C(R3)−COOCH2 CH2 −O−(CO−C
5 H10O)n −H(R3 は水素又はメチル基、nは1〜
5の整数を示す) で表されるラクトン(メタ)アクリレ
ート等が挙げられる。
との反応物としては、例えば、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、CH2 =CR1 −COO−〔CH2
CH(CH3)- O〕l −H(R1 は水素又はメチル基、
lは2〜6の整数を示す)で表されるポリプロピレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、CH2 =CR2−
COO−(CH2 CH2 O)m −H(R2 は水素又はメ
チル基、mは2〜9の整数を示す)で表されるポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシエチル−2’−アクリロイルオキシフタレート、C
H2 =C(R3)−COOCH2 CH2 −O−(CO−C
5 H10O)n −H(R3 は水素又はメチル基、nは1〜
5の整数を示す) で表されるラクトン(メタ)アクリレ
ート等が挙げられる。
【0022】また、上記(メタ)アクリル酸系アミドと
しては、例えば、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ド等が挙げられる。
しては、例えば、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ド等が挙げられる。
【0023】上記共重合体(II)中、水酸基を含有するビ
ニルモノマーの含有量は少なくなると、イソシアネート
との反応性が不足するので耐久性が低下し、多くなると
溶剤溶解性が低下し、水酸基の相互作用により磁性塗料
の粘度が上昇するので、1〜50重量%が好ましく、よ
り好ましくは2〜20重量%である。
ニルモノマーの含有量は少なくなると、イソシアネート
との反応性が不足するので耐久性が低下し、多くなると
溶剤溶解性が低下し、水酸基の相互作用により磁性塗料
の粘度が上昇するので、1〜50重量%が好ましく、よ
り好ましくは2〜20重量%である。
【0024】上記エポキシ基を含有するビニルモノマー
としては、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル等が挙げられる。
としては、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル等が挙げられる。
【0025】上記共重合体(II)中、エポキシ基を含有す
るビニルモノマーの含有量は少なくると、塩化ビニルか
らの脱塩酸を抑制する効果が低下し、多くなると塩化ビ
ニル成分が相対的に減少し磁性塗膜の耐久性が低下する
ので、該ビニルモノマーの含有量は0.5〜30重量%
が好ましく、より好ましくは1〜16重量%である。
るビニルモノマーの含有量は少なくると、塩化ビニルか
らの脱塩酸を抑制する効果が低下し、多くなると塩化ビ
ニル成分が相対的に減少し磁性塗膜の耐久性が低下する
ので、該ビニルモノマーの含有量は0.5〜30重量%
が好ましく、より好ましくは1〜16重量%である。
【0026】上記共重合体(I) 及び(II)の重合度
は、低くなると磁性塗膜の機械的強度が低下し、高くな
ると粘度が上昇すると共に溶剤溶解性が低下するので1
00〜900が好ましく、より好ましくは150〜60
0である。
は、低くなると磁性塗膜の機械的強度が低下し、高くな
ると粘度が上昇すると共に溶剤溶解性が低下するので1
00〜900が好ましく、より好ましくは150〜60
0である。
【0027】上記共重合体(I) 及び(II)には、必要
に応じて、共重合可能な不飽和基を有するモノマーが共
重合されてもよい。
に応じて、共重合可能な不飽和基を有するモノマーが共
重合されてもよい。
【0028】このようなモノマーとしては、例えば、エ
チレン、プロピレン、1−ヘキセン等のα−オレフィン
類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステ
ル類;ブチルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、
フェニルビニルエーテル等のビニルエーテル類;スチレ
ン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類;(メタ)
アクリロニトリル等のシアン化ビニル類;塩化ビニリデ
ン、フッ化ビニル等のハロゲン化ビニル類;マレイン酸
ジメチル、フマル酸ジメチル等の不飽和ジカルボン酸エ
ステル類;無水マレイン酸等の不飽和ジカルボン酸無水
物;N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレ
イミド等のN−置換マレイミド類;メチルメタクリレー
ト、n−ブチルアクリレート等に代表される、式CH2
=CR4-COO−(CH2)p −CH3(R4 は水素又はメ
チル基、pは0又は1〜10の整数を示す)で表される
アルキル(メタ)アクリレート類;1,7,7−トリメ
チルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタ−2−イルアクリラ
ート等が挙げられる。
チレン、プロピレン、1−ヘキセン等のα−オレフィン
類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステ
ル類;ブチルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、
フェニルビニルエーテル等のビニルエーテル類;スチレ
ン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類;(メタ)
アクリロニトリル等のシアン化ビニル類;塩化ビニリデ
ン、フッ化ビニル等のハロゲン化ビニル類;マレイン酸
ジメチル、フマル酸ジメチル等の不飽和ジカルボン酸エ
ステル類;無水マレイン酸等の不飽和ジカルボン酸無水
物;N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレ
イミド等のN−置換マレイミド類;メチルメタクリレー
ト、n−ブチルアクリレート等に代表される、式CH2
=CR4-COO−(CH2)p −CH3(R4 は水素又はメ
チル基、pは0又は1〜10の整数を示す)で表される
アルキル(メタ)アクリレート類;1,7,7−トリメ
チルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタ−2−イルアクリラ
ート等が挙げられる。
【0029】特に、共重合体の溶剤溶解性を向上し粘度
を低くするために、1,7,7−トリメチルビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタ−2−イルアクリラートが好まし
い。
を低くするために、1,7,7−トリメチルビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタ−2−イルアクリラートが好まし
い。
【0030】本発明の塩化ビニル樹脂系磁気記録用バイ
ンダー樹脂組成物において、共重合体(II)の割合が少
なくなると、塩化ビニルからの脱塩酸を抑制する効果が
低下すると共に磁性塗膜の耐久性が不足し、共重合体
(I)の割合が少なくなると、磁性粉末の分散性が低下
するので、共重合体(I)及び(II)から選ばれたいずれ
の1種も95重量%より多くならない割合で含有され
る。
ンダー樹脂組成物において、共重合体(II)の割合が少
なくなると、塩化ビニルからの脱塩酸を抑制する効果が
低下すると共に磁性塗膜の耐久性が不足し、共重合体
(I)の割合が少なくなると、磁性粉末の分散性が低下
するので、共重合体(I)及び(II)から選ばれたいずれ
の1種も95重量%より多くならない割合で含有され
る。
【0031】上記共重合体の製造方法は、従来の方法が
採用されてよく、例えば、メタノール等の分散媒を仕込
んだ後、重合開始剤を仕込み、重合器内を真空にして塩
化ビニルモノマーを導入し、ジャケットより加熱して重
合温度まで昇温し、重合を開始し、目的の重合率に到達
した後、ジャケットによって冷却することにより重合を
停止し、残存塩化ビニルモノマーを排除して開放し、脱
水、乾燥する方法が挙げられる。
採用されてよく、例えば、メタノール等の分散媒を仕込
んだ後、重合開始剤を仕込み、重合器内を真空にして塩
化ビニルモノマーを導入し、ジャケットより加熱して重
合温度まで昇温し、重合を開始し、目的の重合率に到達
した後、ジャケットによって冷却することにより重合を
停止し、残存塩化ビニルモノマーを排除して開放し、脱
水、乾燥する方法が挙げられる。
【0032】上記分散媒としては、メタノール、トルエ
ン、メチルエチルケトン、n−ヘキサン、シクロヘキサ
ン、シクロヘキサノンなどの溶剤が挙げられる。これら
の溶剤は、用途に応じて、単独又は2種以上の併用で使
用されてもよく、イオン交換水との混合溶剤で使用され
てもよい。
ン、メチルエチルケトン、n−ヘキサン、シクロヘキサ
ン、シクロヘキサノンなどの溶剤が挙げられる。これら
の溶剤は、用途に応じて、単独又は2種以上の併用で使
用されてもよく、イオン交換水との混合溶剤で使用され
てもよい。
【0033】上記重合開始剤としては、一般に塩化ビニ
ルの重合に使用されるラジカル発生剤が使用可能で、具
体的には、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、イ
ソブチリルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド
等の有機過酸化物系のものや、アゾビスイソブチロニト
リル等のアゾビス系のものが挙げられる。
ルの重合に使用されるラジカル発生剤が使用可能で、具
体的には、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、イ
ソブチリルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド
等の有機過酸化物系のものや、アゾビスイソブチロニト
リル等のアゾビス系のものが挙げられる。
【0034】上記共重合体の製造において、コモノマー
は、塩化ビニルより反応速度が速いものについては、重
合初期から重合途中ないし重合終了までにコモノマーを
分割ないし連続して添加する方法が好ましい。また、塩
化ビニルより反応速度が遅い場合には、重合初期に一括
して添加するのが一般的である。重合条件としては、温
度が30〜80℃、重合時間が2〜20時間が一般的で
ある。
は、塩化ビニルより反応速度が速いものについては、重
合初期から重合途中ないし重合終了までにコモノマーを
分割ないし連続して添加する方法が好ましい。また、塩
化ビニルより反応速度が遅い場合には、重合初期に一括
して添加するのが一般的である。重合条件としては、温
度が30〜80℃、重合時間が2〜20時間が一般的で
ある。
【0035】また、上記共重合体の製造において、重合
系内に塩化ビニルモノマーが残存している時点で、ホス
ファイト系安定剤、有機錫安定剤、有機酸化防止剤及び
エポキシ化合物(以下安定剤等という)のうちいずれか
1種を添加すると熱安定性が向上するので好ましい。
系内に塩化ビニルモノマーが残存している時点で、ホス
ファイト系安定剤、有機錫安定剤、有機酸化防止剤及び
エポキシ化合物(以下安定剤等という)のうちいずれか
1種を添加すると熱安定性が向上するので好ましい。
【0036】上記安定剤等は、重合系内に塩化ビニルモ
ノマーが残存していれば、重合前、重合途中又は重合終
了時のいずれの時点でもよいが、重合初期より添加する
場合は安定剤等の種類によって、重合禁止効果や樹脂ス
ケールが重合器に付着するなどの悪影響を及ぼすことが
あるので、このような場合には重合終了時に添加するの
が好ましい。重合終了時に添加する場合は、重合系内に
塩化ビニルモノマーが仕込み量の5重量%以上残存して
いることが好ましい。
ノマーが残存していれば、重合前、重合途中又は重合終
了時のいずれの時点でもよいが、重合初期より添加する
場合は安定剤等の種類によって、重合禁止効果や樹脂ス
ケールが重合器に付着するなどの悪影響を及ぼすことが
あるので、このような場合には重合終了時に添加するの
が好ましい。重合終了時に添加する場合は、重合系内に
塩化ビニルモノマーが仕込み量の5重量%以上残存して
いることが好ましい。
【0037】上記安定剤等の重合系への添加方法として
は、例えば、重合前に分散剤などと共に添加する方法;
重合途中ないし終了時に水やメタノールなどの溶剤に希
釈又は分散させて窒素加圧により添加する方法;液体の
場合はそのまま加圧により添加する方法等が挙げられ
る。重合終了時に添加する場合は、重合温度の状態又は
冷却した後の温度のいずれであってもよい。
は、例えば、重合前に分散剤などと共に添加する方法;
重合途中ないし終了時に水やメタノールなどの溶剤に希
釈又は分散させて窒素加圧により添加する方法;液体の
場合はそのまま加圧により添加する方法等が挙げられ
る。重合終了時に添加する場合は、重合温度の状態又は
冷却した後の温度のいずれであってもよい。
【0038】次に、本発明の2について説明する。本発
明2の磁気記録媒体は上記支持体の片面に磁性層が形成
され、他面に非磁性層が形成されており、磁性層は磁性
粉とバインダー樹脂組成物よりなり、非磁性層はバイン
ダー樹脂組成物からなる。そして、バインダー樹脂組成
物の少なくとも一方が本発明の塩化ビニル系磁気記録用
バインダー樹脂組成物が使用される。
明2の磁気記録媒体は上記支持体の片面に磁性層が形成
され、他面に非磁性層が形成されており、磁性層は磁性
粉とバインダー樹脂組成物よりなり、非磁性層はバイン
ダー樹脂組成物からなる。そして、バインダー樹脂組成
物の少なくとも一方が本発明の塩化ビニル系磁気記録用
バインダー樹脂組成物が使用される。
【0039】上記支持体としては、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリ
エステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、セルローストリア
セテート、セルロースジアセテート等のセルロール誘導
体、ビニル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹
脂等のフィルムもしくはシート;さらにアルミニウム、
銅等の非磁性金属箔;紙、セラミックシート等が挙げら
れる。
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリ
エステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、セルローストリア
セテート、セルロースジアセテート等のセルロール誘導
体、ビニル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹
脂等のフィルムもしくはシート;さらにアルミニウム、
銅等の非磁性金属箔;紙、セラミックシート等が挙げら
れる。
【0040】上記磁性層は、磁性粉と塩化ビニル樹脂系
磁気記録用バインダー樹脂組成物から得られた磁性塗料
を塗布、乾燥することにより形成され、上記非磁性層
は、塩化ビニル樹脂系磁気記録用バインダー樹脂組成物
から得られた非磁性塗料を塗布、乾燥することにより形
成される。
磁気記録用バインダー樹脂組成物から得られた磁性塗料
を塗布、乾燥することにより形成され、上記非磁性層
は、塩化ビニル樹脂系磁気記録用バインダー樹脂組成物
から得られた非磁性塗料を塗布、乾燥することにより形
成される。
【0041】上記磁性塗料は、塩化ビニル樹脂系磁気記
録用バインダー樹脂組成物、磁性粉及び溶剤から製造さ
れる。
録用バインダー樹脂組成物、磁性粉及び溶剤から製造さ
れる。
【0042】上記磁性粉としては、例えば、γーFe2
O3 、Co含有のγ−Fe2 O3 、Fe3 O4 、Co含
有のFe3 O4 、CrO2 、Co−Ni−P合金、Fe
−Co−Ni合金、Baフェライト、Srフェライト、
Fe合金、Co合金、Ni合金等の公知の強磁性粉が挙
げられる。
O3 、Co含有のγ−Fe2 O3 、Fe3 O4 、Co含
有のFe3 O4 、CrO2 、Co−Ni−P合金、Fe
−Co−Ni合金、Baフェライト、Srフェライト、
Fe合金、Co合金、Ni合金等の公知の強磁性粉が挙
げられる。
【0043】上記溶剤としては、例えば、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸
メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸グリコールモノ
エチルエーテル等の等のエステル類;グリコールジメチ
ルエーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル類;ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メ
チレンクロライド、エチレンクロライド、四塩化炭素、
クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、ジクロルベン
ゼン等の塩素化炭化水素等が挙げられ、これらは単独も
しくは2種以上を混合して用いられる。
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸
メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸グリコールモノ
エチルエーテル等の等のエステル類;グリコールジメチ
ルエーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル類;ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メ
チレンクロライド、エチレンクロライド、四塩化炭素、
クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、ジクロルベン
ゼン等の塩素化炭化水素等が挙げられ、これらは単独も
しくは2種以上を混合して用いられる。
【0044】また、磁性塗料中には、必要に応じて、硬
化剤、研磨剤、潤滑剤、分散剤、帯電防止剤、安定剤等
の各種添加剤が添加されてもよい。
化剤、研磨剤、潤滑剤、分散剤、帯電防止剤、安定剤等
の各種添加剤が添加されてもよい。
【0045】上記硬化剤としては、ポリイソシアネート
化合物等公知のものが用いられ、潤滑剤としては、例え
ば、ジアルキルポリシロキサン、フェニルポリシロキサ
ン、フロロアルキルポリシロキサン(アルキル基の炭素
数1〜5)等のシリコンオイル、二硫化モリブデン、二
硫化タングステン等の無機粉末、不飽和脂肪族炭化水素
等が挙げられる。
化合物等公知のものが用いられ、潤滑剤としては、例え
ば、ジアルキルポリシロキサン、フェニルポリシロキサ
ン、フロロアルキルポリシロキサン(アルキル基の炭素
数1〜5)等のシリコンオイル、二硫化モリブデン、二
硫化タングステン等の無機粉末、不飽和脂肪族炭化水素
等が挙げられる。
【0046】また上記分散剤としては、例えば、カプリ
ル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等の炭
素数12〜18の脂肪酸等が挙げられる。
ル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等の炭
素数12〜18の脂肪酸等が挙げられる。
【0047】上記帯電防止剤としては、例えば、カーボ
ンブラック等の導電性粉末、アルキレンオキサイド系、
グリセリン系のノニオン界面活性剤;高級アルキルアミ
ン類、第四級アンモニウム塩類等のカチオン界面活性
剤;カルボキシル基、リン酸基、スルホン基等の酸性基
を含むアニオン界面活性剤;アミノ酸類、アミノスルホ
ン酸類等の両性界面活性剤等が挙げられる。
ンブラック等の導電性粉末、アルキレンオキサイド系、
グリセリン系のノニオン界面活性剤;高級アルキルアミ
ン類、第四級アンモニウム塩類等のカチオン界面活性
剤;カルボキシル基、リン酸基、スルホン基等の酸性基
を含むアニオン界面活性剤;アミノ酸類、アミノスルホ
ン酸類等の両性界面活性剤等が挙げられる。
【0048】上記安定剤としては、例えば、一般式C17
H35COOM5(式中、M5 はPb、Cd、Ba、Ca、
Zn、Mg又はAlを示す)で表される金属石鹸;有機
錫マレート、有機錫ラウレート、有機錫メルカプト、メ
チル錫、ブチル錫、オクチル錫等の有機錫化合物等が挙
げられる。
H35COOM5(式中、M5 はPb、Cd、Ba、Ca、
Zn、Mg又はAlを示す)で表される金属石鹸;有機
錫マレート、有機錫ラウレート、有機錫メルカプト、メ
チル錫、ブチル錫、オクチル錫等の有機錫化合物等が挙
げられる。
【0049】上記バインダー樹脂組成物を用いて磁性塗
料を製造するには、磁性粉末をバインダー樹脂溶液(バ
インダー樹脂を溶剤中に溶解したもの)と共に、混練、
分散するが、二本ロールミル、三本ロールミル、オープ
ンニーダー、加圧ニーダー、連続ニーダー等で前分散
し、次いで、サンドグラインダー、ボールミル等で後分
散する方法が一般に用いられる。
料を製造するには、磁性粉末をバインダー樹脂溶液(バ
インダー樹脂を溶剤中に溶解したもの)と共に、混練、
分散するが、二本ロールミル、三本ロールミル、オープ
ンニーダー、加圧ニーダー、連続ニーダー等で前分散
し、次いで、サンドグラインダー、ボールミル等で後分
散する方法が一般に用いられる。
【0050】磁気記録媒体を得るには、支持体に磁性層
を形成した後、磁性層を電磁石(ソレノイド)中を通し
配向させるのが好ましい。
を形成した後、磁性層を電磁石(ソレノイド)中を通し
配向させるのが好ましい。
【0051】上記非磁性塗料は、塩化ビニル樹脂系磁気
記録用バインダー樹脂組成物と溶剤から製造される。
記録用バインダー樹脂組成物と溶剤から製造される。
【0052】磁性塗料及び非磁性塗料を支持体に塗布す
る方法としては、エアードクターコート、ブレードコー
ト、ロッドコート、押出しコート、エアナイフコート、
スクイズコート、含浸コート、リバースロールコート、
トランスファーロールコート、グラビアコート、キスコ
ート、キャストコート、スプレーコート、スピンコート
等が挙げられる。
る方法としては、エアードクターコート、ブレードコー
ト、ロッドコート、押出しコート、エアナイフコート、
スクイズコート、含浸コート、リバースロールコート、
トランスファーロールコート、グラビアコート、キスコ
ート、キャストコート、スプレーコート、スピンコート
等が挙げられる。
【0053】上記磁性層が、第1磁性層 (上層) と第2
磁性層(下層)の二層から構成される場合は、非強磁性
粉末を分散するために第2磁性層として本発明のバイン
ダー樹脂組成物を使用してもよい。
磁性層(下層)の二層から構成される場合は、非強磁性
粉末を分散するために第2磁性層として本発明のバイン
ダー樹脂組成物を使用してもよい。
【0054】上記非強磁性粉末としては、カーボンブラ
ック、グラファイト、酸化チタン、硫酸バリウム、Zn
S、MgCO3 、ZnO、CaO、γ−酸化鉄、二硫化
モリブデン、窒化ホウ素、MgO、SnO2 、Si
O2 、CrO3 、Cr2 O3 、α−Al2 O3 、Si
C、酸化セリウム、コランダム、人造ダイヤモンド、α
−酸化鉄、ザクロ石、ガーネット、ケイ石、窒化ケイ
素、炭化ケイ素、炭化モリブデン、炭化タングステン、
チタンカーバイト、トリポリ、ケイソウ土、ドロマイト
等が挙げられる。
ック、グラファイト、酸化チタン、硫酸バリウム、Zn
S、MgCO3 、ZnO、CaO、γ−酸化鉄、二硫化
モリブデン、窒化ホウ素、MgO、SnO2 、Si
O2 、CrO3 、Cr2 O3 、α−Al2 O3 、Si
C、酸化セリウム、コランダム、人造ダイヤモンド、α
−酸化鉄、ザクロ石、ガーネット、ケイ石、窒化ケイ
素、炭化ケイ素、炭化モリブデン、炭化タングステン、
チタンカーバイト、トリポリ、ケイソウ土、ドロマイト
等が挙げられる。
【0055】上記磁気記録媒体は、例えば、オーディオ
用カセットテープ、VTRテープ等の磁気テープ;フロ
ッピーディスク等の磁気ディスク;磁気カードとして使
用される。
用カセットテープ、VTRテープ等の磁気テープ;フロ
ッピーディスク等の磁気ディスク;磁気カードとして使
用される。
【0056】
【実施例】本発明の実施例につき以下に説明する。 (1)スルホベタインを含有するビニルモノマーと塩化
ビニルモノマーとの共重合体Aの重合 〔初期仕込み〕攪拌機の備えられた内容積18リットル
のステンレス製オートクレーブに、メタノール6800
重量部及びt−ブチルパーオキシネオデカノエート35
重量部を仕込んだ後、アスピレータで5分間排気して残
存する空気を排除した後、塩化ビニルモノマー3000
重量部を仕込んだ。
ビニルモノマーとの共重合体Aの重合 〔初期仕込み〕攪拌機の備えられた内容積18リットル
のステンレス製オートクレーブに、メタノール6800
重量部及びt−ブチルパーオキシネオデカノエート35
重量部を仕込んだ後、アスピレータで5分間排気して残
存する空気を排除した後、塩化ビニルモノマー3000
重量部を仕込んだ。
【0057】〔後添加仕込み〕3リットルの吊り下げ可
能なステンレス製容器(以下添加容器という)の空気を
排除した後、n−ブチルアクリレート400重量部、N
−(3−スルホプロピル)−N−メタクリロキシエチル
−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン30重量部、
メタノール1000重量部を吸引させ、更に塩化ビニル
モノマー1400重量部を圧入した。この添加容器を振
とうし内容物を十分に混合溶解してバネ秤に吊るし、容
器底部にある弁からフレキシブルチューブを使用して重
合反応容器に設けてある添加ノズルに接続した。
能なステンレス製容器(以下添加容器という)の空気を
排除した後、n−ブチルアクリレート400重量部、N
−(3−スルホプロピル)−N−メタクリロキシエチル
−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン30重量部、
メタノール1000重量部を吸引させ、更に塩化ビニル
モノマー1400重量部を圧入した。この添加容器を振
とうし内容物を十分に混合溶解してバネ秤に吊るし、容
器底部にある弁からフレキシブルチューブを使用して重
合反応容器に設けてある添加ノズルに接続した。
【0058】〔重合反応操作〕重合反応器の攪拌機の回
転数250rpmにし、添加容器から重合反応器へ混合
溶液52重量部を添加し、ジャケットに温水を通すこと
によって反応器の内温を53℃まで昇温した。内温が5
3℃に達した時点で、添加容器から重合反応容器へ混合
溶液52重量部を添加し、その後重合反応の進行に応じ
て5分毎に50重量部×3回、63重量部×10回、6
0重量部×13回、53重量部×22回、合計48回に
分割して添加した。また、重合反応器の内温は昇温して
53℃になった時点から温度調整を行い、反応中は常に
53℃で一定になるようにした。最後の添加が終了して
5分後内温を25℃まで冷却し重合反応を停止した。冷
却後は重合反応器内部に残存する塩化ビニルモノマーを
排出し、さらに窒素ガスを通気し十分に塩化ビニルモノ
マーを除去した。その後、重合反応器下部からスラリー
を抜き出し濾過した後、50℃で10時間真空乾燥して
白色粉末の共重合体A1800重量部を得た。得られた
共重合体Aの重合度及び組成を表1に示した。
転数250rpmにし、添加容器から重合反応器へ混合
溶液52重量部を添加し、ジャケットに温水を通すこと
によって反応器の内温を53℃まで昇温した。内温が5
3℃に達した時点で、添加容器から重合反応容器へ混合
溶液52重量部を添加し、その後重合反応の進行に応じ
て5分毎に50重量部×3回、63重量部×10回、6
0重量部×13回、53重量部×22回、合計48回に
分割して添加した。また、重合反応器の内温は昇温して
53℃になった時点から温度調整を行い、反応中は常に
53℃で一定になるようにした。最後の添加が終了して
5分後内温を25℃まで冷却し重合反応を停止した。冷
却後は重合反応器内部に残存する塩化ビニルモノマーを
排出し、さらに窒素ガスを通気し十分に塩化ビニルモノ
マーを除去した。その後、重合反応器下部からスラリー
を抜き出し濾過した後、50℃で10時間真空乾燥して
白色粉末の共重合体A1800重量部を得た。得られた
共重合体Aの重合度及び組成を表1に示した。
【0059】(2)スルホベタインを含有するビニルモ
ノマーと塩化ビニルモノマーとの共重合体Bの重合 n−ブチルアクリレート、N−(3−スルホプロピル)
−N−メタクリロキシエチル−N,N−ジメチルアンモ
ニウムベタイン及びメタノールに代えて、n−ブチルア
クリレート260重量部、N−(3−スルホプロピル)
−N−メタクリロキシエチル−N,N−ジメチルアンモ
ニウムベタイン40重量部、1,7,7−トリメチルビ
シクロ〔2.2.1〕ヘプタ−2−イルアクリラート1
20重量部及びメタノール990重量部を使用したこと
以外は(1)と同様にして、共重合体Bを得た。得られ
た共重合体Bの重合度及び組成を表1に示した。
ノマーと塩化ビニルモノマーとの共重合体Bの重合 n−ブチルアクリレート、N−(3−スルホプロピル)
−N−メタクリロキシエチル−N,N−ジメチルアンモ
ニウムベタイン及びメタノールに代えて、n−ブチルア
クリレート260重量部、N−(3−スルホプロピル)
−N−メタクリロキシエチル−N,N−ジメチルアンモ
ニウムベタイン40重量部、1,7,7−トリメチルビ
シクロ〔2.2.1〕ヘプタ−2−イルアクリラート1
20重量部及びメタノール990重量部を使用したこと
以外は(1)と同様にして、共重合体Bを得た。得られ
た共重合体Bの重合度及び組成を表1に示した。
【0060】(3)スルホン基を含有するビニルモノマ
ーと塩化ビニルモノマーとの共重合体Cの重合 〔初期仕込み〕攪拌機の備えられた内容積18リットル
のステンレス製オートクレーブに、メタノール8000
重量部、エチレンスルホン酸ソーダ50重量部及びt−
ブチルパーオキシネオデカノエート35重量部を仕込ん
だ後、アスピレータで5分間排気して残存する空気を排
除し、次いで、塩化ビニルモノマー2300重量部を仕
込んだ。
ーと塩化ビニルモノマーとの共重合体Cの重合 〔初期仕込み〕攪拌機の備えられた内容積18リットル
のステンレス製オートクレーブに、メタノール8000
重量部、エチレンスルホン酸ソーダ50重量部及びt−
ブチルパーオキシネオデカノエート35重量部を仕込ん
だ後、アスピレータで5分間排気して残存する空気を排
除し、次いで、塩化ビニルモノマー2300重量部を仕
込んだ。
【0061】〔後添加仕込み〕3リットルの添加容器の
空気を排除した後、n−ブチルアクリレート400重量
部とメタノール980重量部を吸引させ、更に塩化ビニ
ルモノマー1450重量部を圧入した。以下(1)と同
様にして重合して、白色粉末の共重合体C1800重量
部を得た。得られた共重合体Cの重合度及び組成を表2
に示した。
空気を排除した後、n−ブチルアクリレート400重量
部とメタノール980重量部を吸引させ、更に塩化ビニ
ルモノマー1450重量部を圧入した。以下(1)と同
様にして重合して、白色粉末の共重合体C1800重量
部を得た。得られた共重合体Cの重合度及び組成を表2
に示した。
【0062】(4)第三級アミン基を含有するビニルモ
ノマーと塩化ビニルモノマーとの共重合体Dの重合 n−ブチルアクリレート、N−(3−スルホプロピル)
−N−メタクリロキシエチル−N,N−ジメチルアンモ
ニウムベタイン及びメタノールに代えて、n−ブチルア
クリレート360重量部、N,N−ジメチルアミノプロ
ピルアクリルアミド40重量部及びメタノール1030
重量部を使用したこと以外は(1)と同様にして、共重
合体Dを得た。得られた共重合体Dの重合度及び組成を
表2に示した。
ノマーと塩化ビニルモノマーとの共重合体Dの重合 n−ブチルアクリレート、N−(3−スルホプロピル)
−N−メタクリロキシエチル−N,N−ジメチルアンモ
ニウムベタイン及びメタノールに代えて、n−ブチルア
クリレート360重量部、N,N−ジメチルアミノプロ
ピルアクリルアミド40重量部及びメタノール1030
重量部を使用したこと以外は(1)と同様にして、共重
合体Dを得た。得られた共重合体Dの重合度及び組成を
表2に示した。
【0063】(5)エポキシ基を含有するビニルモノマ
ーと、水酸基を含有するビニルモノマーと、塩化ビニル
モノマーとの共重合体Eの重合 〔初期仕込み〕攪拌機の備えられた内容積18リットル
のステンレス製オートクレーブに、メタノール7500
重量部及びt−ブチルパーオキシネオデカノエート35
重量部を仕込んだ後、アスピレータで5分間排気して残
存する空気を排除し、次いで、塩化ビニルモノマー26
00重量部を仕込んだ。
ーと、水酸基を含有するビニルモノマーと、塩化ビニル
モノマーとの共重合体Eの重合 〔初期仕込み〕攪拌機の備えられた内容積18リットル
のステンレス製オートクレーブに、メタノール7500
重量部及びt−ブチルパーオキシネオデカノエート35
重量部を仕込んだ後、アスピレータで5分間排気して残
存する空気を排除し、次いで、塩化ビニルモノマー26
00重量部を仕込んだ。
【0064】〔後添加仕込み〕3リットルの添加容器の
空気を排除した後、グリシジルメタクリレート280重
量部、2−ヒドロキシプロピルアクリレート100重量
部及びメタノール1000重量部を吸引させ、更に塩化
ビニルモノマー1450重量部を圧入した。以下(1)
と同様にして重合して、白色粉末の共重合体E1500
重量部を得た。得られた共重合体Eの重合度及び組成を
表2に示した。
空気を排除した後、グリシジルメタクリレート280重
量部、2−ヒドロキシプロピルアクリレート100重量
部及びメタノール1000重量部を吸引させ、更に塩化
ビニルモノマー1450重量部を圧入した。以下(1)
と同様にして重合して、白色粉末の共重合体E1500
重量部を得た。得られた共重合体Eの重合度及び組成を
表2に示した。
【0065】(6)水酸基を含有するビニルモノマーと
塩化ビニルモノマーとの共重合体Fの重合 グリシジルメタクリレート及び2−ヒドロキシプロピル
アクリレートに代えて、ラクトンメタクリレート400
重量部を使用したこと以外は(5)と同様にして、共重
合体Fを得た。得られた共重合体Fの重合度及び組成を
表2に示した。
塩化ビニルモノマーとの共重合体Fの重合 グリシジルメタクリレート及び2−ヒドロキシプロピル
アクリレートに代えて、ラクトンメタクリレート400
重量部を使用したこと以外は(5)と同様にして、共重
合体Fを得た。得られた共重合体Fの重合度及び組成を
表2に示した。
【0066】(7)エポキシ基を含有するビニルモノマ
ーと、塩化ビニルモノマーとの共重合体Gの重合 グリシジルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート及びメタノールに代えて、グリシジルメタク
リレート300重量部及びメタノール1130重量部を
使用したこと以外は(5)と同様にして、共重合体Gを
得た。得られた共重合体Gの重合度及び組成を表2に示
した。
ーと、塩化ビニルモノマーとの共重合体Gの重合 グリシジルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート及びメタノールに代えて、グリシジルメタク
リレート300重量部及びメタノール1130重量部を
使用したこと以外は(5)と同様にして、共重合体Gを
得た。得られた共重合体Gの重合度及び組成を表2に示
した。
【0067】(8)エポキシ基を含有するビニルモノマ
ーと、第四級アンモニウム塩基を含有するビニルモノマ
ーと、塩化ビニルモノマーとの共重合体Hの重合 〔初期仕込み〕攪拌機の備えられた内容積18リットル
のステンレス製オートクレーブに、メタノール7500
重量部、アリルグリシジルエーテル400重量部及びt
−ブチルパーオキシネオデカノエート35重量部を仕込
んだ後、アスピレータで5分間排気して残存する空気を
排除し、次いで、塩化ビニルモノマー2600重量部を
仕込んだ。
ーと、第四級アンモニウム塩基を含有するビニルモノマ
ーと、塩化ビニルモノマーとの共重合体Hの重合 〔初期仕込み〕攪拌機の備えられた内容積18リットル
のステンレス製オートクレーブに、メタノール7500
重量部、アリルグリシジルエーテル400重量部及びt
−ブチルパーオキシネオデカノエート35重量部を仕込
んだ後、アスピレータで5分間排気して残存する空気を
排除し、次いで、塩化ビニルモノマー2600重量部を
仕込んだ。
【0068】〔後添加仕込み〕3リットルの添加容器の
空気を排除した後、メタクリロイルオキシエチルトリメ
チルアンモニウムクロライド15重量部、n−ブチルア
クリレート100重量部及びメタノール1015重量部
を吸引させ、更に塩化ビニルモノマー1700重量部を
圧入した。以下(1)で行ったと同様にして重合して、
白色粉末の共重合体H1600重量部を得た。得られた
共重合体Hの重合度及び組成を表3に示した。
空気を排除した後、メタクリロイルオキシエチルトリメ
チルアンモニウムクロライド15重量部、n−ブチルア
クリレート100重量部及びメタノール1015重量部
を吸引させ、更に塩化ビニルモノマー1700重量部を
圧入した。以下(1)で行ったと同様にして重合して、
白色粉末の共重合体H1600重量部を得た。得られた
共重合体Hの重合度及び組成を表3に示した。
【0069】(9)カルボキシル基を含有するビニルモ
ノマーと、水酸基を含有するビニルモノマーと、塩化ビ
ニルモノマーとの共重合体Iの重合 グリシジルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート及びメタノールに代えて、マレイン酸12重
量部、2−ヒドロキシプロピルアクリレート360重量
部及びメタノール1008重量部を使用したこと以外は
(5)と同様にして共重合体Iを得た。得られた共重合
体Iの重合度及び組成を表3に示した。
ノマーと、水酸基を含有するビニルモノマーと、塩化ビ
ニルモノマーとの共重合体Iの重合 グリシジルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート及びメタノールに代えて、マレイン酸12重
量部、2−ヒドロキシプロピルアクリレート360重量
部及びメタノール1008重量部を使用したこと以外は
(5)と同様にして共重合体Iを得た。得られた共重合
体Iの重合度及び組成を表3に示した。
【0070】(10)エポキシ基を含有するビニルモノ
マーと、リン酸基を含有するビニルモノマーと、水酸基
を含有するビニルモノマーと、塩化ビニルモノマーとの
共重合体Jの重合 グリシジルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート及びメタノールに代えて、グリシジルメタク
リレート100重量部、2−ヒドロキシプロピルアクリ
レート220重量部、アシッドホスホキシエチルメタク
リレート20重量部及びメタノール1040重量部を使
用したこと以外は(5)と同様にして共重合体Jを得
た。得られた共重合体Jの重合度及び組成を表3に示し
た。
マーと、リン酸基を含有するビニルモノマーと、水酸基
を含有するビニルモノマーと、塩化ビニルモノマーとの
共重合体Jの重合 グリシジルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート及びメタノールに代えて、グリシジルメタク
リレート100重量部、2−ヒドロキシプロピルアクリ
レート220重量部、アシッドホスホキシエチルメタク
リレート20重量部及びメタノール1040重量部を使
用したこと以外は(5)と同様にして共重合体Jを得
た。得られた共重合体Jの重合度及び組成を表3に示し
た。
【0071】(11)エポキシ基を含有するビニルモノ
マーと、水酸基を含有するビニルモノマーと、第三級ア
ミン基を含有するビニルモノマーと、塩化ビニルモノマ
ーとの共重合体Kの重合体 グリシジルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート及びメタノールに代えて、グリシジルメタク
リレート100重量部、2−ヒドロキシプロピルアクリ
レート220重量部、N,N−ジメチルアミノプロピル
アクリルアミド20重量部及びメタノール1040重量
部を使用したこと以外は(5)と同様にして共重合体K
を得た。得られた共重合体Kの重合度及び組成を表3に
示した。
マーと、水酸基を含有するビニルモノマーと、第三級ア
ミン基を含有するビニルモノマーと、塩化ビニルモノマ
ーとの共重合体Kの重合体 グリシジルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート及びメタノールに代えて、グリシジルメタク
リレート100重量部、2−ヒドロキシプロピルアクリ
レート220重量部、N,N−ジメチルアミノプロピル
アクリルアミド20重量部及びメタノール1040重量
部を使用したこと以外は(5)と同様にして共重合体K
を得た。得られた共重合体Kの重合度及び組成を表3に
示した。
【0072】(12)スルホン基を含有するビニルモノ
マーと、カルボキシル基を含有するビニルモノマーと、
水酸基を含有するビニルモノマーと、塩化ビニルモノマ
ーとの共重合体Lの重合体 初期仕込みのエチレンスルホン酸ソーダの量を80重量
部に代え、後添加仕込みのn−ブチルアクリレート及び
メタノールに代えて、マレイン酸20重量部、2−ヒド
ロキシプロピルアクリレート300重量部及びメタノー
ル1060重量部を使用したこと以外は(3)と同様に
して共重合体Lを得た。得られた共重合体Lの重合度及
び組成を表3に示した。
マーと、カルボキシル基を含有するビニルモノマーと、
水酸基を含有するビニルモノマーと、塩化ビニルモノマ
ーとの共重合体Lの重合体 初期仕込みのエチレンスルホン酸ソーダの量を80重量
部に代え、後添加仕込みのn−ブチルアクリレート及び
メタノールに代えて、マレイン酸20重量部、2−ヒド
ロキシプロピルアクリレート300重量部及びメタノー
ル1060重量部を使用したこと以外は(3)と同様に
して共重合体Lを得た。得られた共重合体Lの重合度及
び組成を表3に示した。
【0073】(13)スルホベタイン基を含有するビニ
ルモノマーと、水酸基を含有するビニルモノマーと、塩
化ビニルモノマーとの共重合体Mの重合体 グリシジルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート及びメタノールに代えて、N−(3−スルホ
プロピル)−N−メタクリロキシエチル−N,N−ジメ
チルアンモニウムベタイン30重量部、2−ヒドロキシ
プロピルアクリレート350重量部及びメタノール10
50重量部を使用したこと以外は(5)と同様にして共
重合体Mを得た。得られた共重合体Mの重合度及び組成
を表1に示した。
ルモノマーと、水酸基を含有するビニルモノマーと、塩
化ビニルモノマーとの共重合体Mの重合体 グリシジルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート及びメタノールに代えて、N−(3−スルホ
プロピル)−N−メタクリロキシエチル−N,N−ジメ
チルアンモニウムベタイン30重量部、2−ヒドロキシ
プロピルアクリレート350重量部及びメタノール10
50重量部を使用したこと以外は(5)と同様にして共
重合体Mを得た。得られた共重合体Mの重合度及び組成
を表1に示した。
【0074】
【表1】
【0075】
【表2】
【0076】
【表3】
【0077】(実施例1〜15、比較例1〜9) 〔磁性塗料の作製〕共重合体A、B、C、D、E、F、
G、H、J、K、L及びMを、表4〜8に示す割合で混
合し、トルエン/メチルエチルケトンの混合溶媒(重量
比1:1)に共重合体が15重量%となるように溶解し
た溶液に、共重合体の4倍量(重量)の金属粉(BET
値55m2 /g)とイソシアネート化合物(日本ポリウ
レタン工業社製「コロネートL」)6.5重量部を加え
ペイントコンディショナー(レッドデビル社製)にて6
時間振とうして分散させ、磁性塗料を作製した。また、
上記磁性塗料とは別に、金属粉を添加しなかったこと以
外は、前記磁性塗料と同一の組成を有する塗料を別途作
製した。 〔磁性塗料の物性測定〕得られた磁性塗料につき下記の
物性測定を行い、その結果を表4〜表8に示した。 (1)光沢度 上記磁性塗料をポリエステルフィルム上に塗布、配向、
乾燥して十分に架橋反応を行わせて磁性塗膜を作製し
た。この磁性塗膜につき、デジタル変角光沢計(日本電
色工業社製「VG−1G」)を用いて、入射角度及び反
射角度が60度時の光沢度を測定した。 (2)角形比 前記光沢度測定で作製した磁性塗膜を4.5×7cmの
長方形に切り、直流磁化特性記録装置(横河電気社製
「T/3256−30」)により測定した。 (3)粉落ち試験 (1)で作製した磁性塗膜を960rpmで回転する鋼
棒(表面粗さRa=0.6μm)に1時間一定の負荷
(100g)をかけて接触させ、その時の重量減量分を
粉落ち量として測定、磁性塗膜の強度を比較した。 (4)粘度測定 磁性塗料につき、E型粘度計(東機産業社製、高粘度
用)により測定した。 (5)ゲル分率 メタル粉を添加しない塗料を、ポリエステルフィルム上
に塗布、乾燥した後ポリエステルフィルムを剥離して、
塗料フィルムを作製した。このフィルムを50℃のトル
エン/メチルイソブチルケトン混合溶媒に一昼夜浸漬し
た後のフィルム重量と、浸漬前のフィルム重量よりゲル
分率を算出した。 (6)抗張力 (5)で作製した塗料フィルムを使用し、引張試験機
(島津製作所製「AUTOGRAPH」)により測定し
た。 (7)脱塩酸量 前記で作製した塩化ビニル系樹脂バインダー用樹脂を1
80℃の条件で加熱分解させた時の発生塩酸量を測定し
た。
G、H、J、K、L及びMを、表4〜8に示す割合で混
合し、トルエン/メチルエチルケトンの混合溶媒(重量
比1:1)に共重合体が15重量%となるように溶解し
た溶液に、共重合体の4倍量(重量)の金属粉(BET
値55m2 /g)とイソシアネート化合物(日本ポリウ
レタン工業社製「コロネートL」)6.5重量部を加え
ペイントコンディショナー(レッドデビル社製)にて6
時間振とうして分散させ、磁性塗料を作製した。また、
上記磁性塗料とは別に、金属粉を添加しなかったこと以
外は、前記磁性塗料と同一の組成を有する塗料を別途作
製した。 〔磁性塗料の物性測定〕得られた磁性塗料につき下記の
物性測定を行い、その結果を表4〜表8に示した。 (1)光沢度 上記磁性塗料をポリエステルフィルム上に塗布、配向、
乾燥して十分に架橋反応を行わせて磁性塗膜を作製し
た。この磁性塗膜につき、デジタル変角光沢計(日本電
色工業社製「VG−1G」)を用いて、入射角度及び反
射角度が60度時の光沢度を測定した。 (2)角形比 前記光沢度測定で作製した磁性塗膜を4.5×7cmの
長方形に切り、直流磁化特性記録装置(横河電気社製
「T/3256−30」)により測定した。 (3)粉落ち試験 (1)で作製した磁性塗膜を960rpmで回転する鋼
棒(表面粗さRa=0.6μm)に1時間一定の負荷
(100g)をかけて接触させ、その時の重量減量分を
粉落ち量として測定、磁性塗膜の強度を比較した。 (4)粘度測定 磁性塗料につき、E型粘度計(東機産業社製、高粘度
用)により測定した。 (5)ゲル分率 メタル粉を添加しない塗料を、ポリエステルフィルム上
に塗布、乾燥した後ポリエステルフィルムを剥離して、
塗料フィルムを作製した。このフィルムを50℃のトル
エン/メチルイソブチルケトン混合溶媒に一昼夜浸漬し
た後のフィルム重量と、浸漬前のフィルム重量よりゲル
分率を算出した。 (6)抗張力 (5)で作製した塗料フィルムを使用し、引張試験機
(島津製作所製「AUTOGRAPH」)により測定し
た。 (7)脱塩酸量 前記で作製した塩化ビニル系樹脂バインダー用樹脂を1
80℃の条件で加熱分解させた時の発生塩酸量を測定し
た。
【0078】
【表4】
【0079】
【表5】
【0080】
【表6】
【0081】
【表7】
【0082】
【表8】
【0083】
【発明の効果】本発明の塩化ビニル系磁気記録用バイン
ダー樹脂組成物の構成は、上述の通りであり、磁性粉と
の親和力に優れ、磁性粉を高密度、高配向で充填可能で
あり、要求品質に対応して種々の樹脂設計が容易であ
り、多品種の磁性塗料の提供が可能である。本発明の2
の磁気記録媒体は、電磁特性に優れ、耐熱性、耐久性及
び耐摩耗性に優れた磁気塗膜を有するので、磁気テー
プ、磁気ディスク、磁気カード等に好適に使用される。
ダー樹脂組成物の構成は、上述の通りであり、磁性粉と
の親和力に優れ、磁性粉を高密度、高配向で充填可能で
あり、要求品質に対応して種々の樹脂設計が容易であ
り、多品種の磁性塗料の提供が可能である。本発明の2
の磁気記録媒体は、電磁特性に優れ、耐熱性、耐久性及
び耐摩耗性に優れた磁気塗膜を有するので、磁気テー
プ、磁気ディスク、磁気カード等に好適に使用される。
Claims (2)
- 【請求項1】下記(I)及び(II)の共重合体より選ばれ
た少なくとも2種以上からなり、該共重合体のうちいず
れの1種も95重量%より多くならない割合で含有され
ていることを特徴とする塩化ビニル系磁気記録用バイン
ダー樹脂組成物。 (I) スルホベタイン基を含有するビニルモノマー及び
塩化ビニルモノマーとの共重合体。 (II)SO3 M1 基(M1 は水素、NH4 + 又はアルカ
リ金属を示す)を含有するビニルモノマー、PO2(OM
2)2 基(M2 は水素、アルカリ金属又は炭化水素基を示
す)を含有するビニルモノマー、第三級アミン基を含有
するビニルモノマー、第四級アンモニウム塩基を含有す
るビニルモノマー、カルボキシル基を含有するビニルモ
ノマー、水酸基を含有するビニルモノマー及びエポキシ
基を含有するビニルモノマーからなる群より選ばれた少
なくとも1種以上の官能基を含有するビニルモノマー
と、塩化ビニルモノマーとの共重合体。 - 【請求項2】支持体の片面に磁性粉とバインダー樹脂組
成物からなる磁性層が形成され、他面にバインダー樹脂
組成物からなる非磁性層が形成された磁気記録媒体であ
って、上記バインダー樹脂組成物の少なくとも一方が、
請求項1記載の塩化ビニル系磁気記録用バインダー樹脂
組成物であることを特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10791493A JPH06318318A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 磁気記録用バインダー樹脂組成物及び磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10791493A JPH06318318A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 磁気記録用バインダー樹脂組成物及び磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06318318A true JPH06318318A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14471260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10791493A Pending JPH06318318A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 磁気記録用バインダー樹脂組成物及び磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06318318A (ja) |
-
1993
- 1993-05-10 JP JP10791493A patent/JPH06318318A/ja active Pending
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