JPH06336419A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH06336419A
JPH06336419A JP5148317A JP14831793A JPH06336419A JP H06336419 A JPH06336419 A JP H06336419A JP 5148317 A JP5148317 A JP 5148317A JP 14831793 A JP14831793 A JP 14831793A JP H06336419 A JPH06336419 A JP H06336419A
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明美 笠
Kimie Kimura
喜実江 木村
Toshiaki Ariga
敏明 有賀
Katsumi Yuasa
克己 湯浅
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ブドウ抽出物等に含まれるプロアントシアニ
ジンと活性酸素除去剤及び/又は抗酸化剤とを有効成分
として含有することを特徴とする、化粧品、医薬品等の
皮膚外用剤。 【効果】 本発明の皮膚外用剤は、優れた活性酸素除去
作用を有し、肌荒れ改善や、皮膚老化防止等に安定で且
つ優れた効果を有する。 従って、本発明の皮膚外用剤
は、紫外線による皮膚中での活性酸素生成に起因する過
酸化脂質の生成、炎症、黒化、老化等に対し、極めて高
い予防効果を有するもので、美容や医療において極めて
有用なものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚外用剤に関し、さ
らに詳しくは、皮膚中での活性酸素生成に起因する過酸
化脂質の生成や、肌の炎症、黒化、老化等を防止するこ
とのできる、優れた皮膚老化防止効果、肌荒れ改善効果
等を有する化粧品、医薬品等の皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】女性にとって日焼け等により生じる皮膚
の黒化や、色素沈着により生ずるシミ、ソバカスは大き
な問題であり、このような現象を防止する美白化粧料の
開発が求められていた。
【0003】従来、美白化粧料に配合されている有効成
分としては、アスコルビン酸類、グルタチオン、コロイ
ドイオウ、ハイドロキノン、コウジ酸、シンナミックア
ルデヒド等が知られているが、美白作用が強いものは、
安定性、臭い、安全性等の面で問題があり、また逆にこ
れらの問題のないものは美白作用が弱いという欠点があ
り、いずれも十分に満足しうるものとはいい難かった。
【0004】また一方、化粧品等の皮膚外用剤には、肌
荒れ改善や、皮膚老化防止の機能も求められており、そ
のような作用を有する薬効成分としては、アラントイ
ン、アロエ抽出物、人参抽出物、胎盤抽出物、牛血液除
蛋白物、発酵代謝物等が知られている。
【0005】しかしながら、これらの薬効成分を配合し
た皮膚外用剤は、肌荒れ改善や皮膚老化防止に対して実
際上充分な効果を発揮できず、より優れた作用を有する
皮膚外用剤の開発が望まれていた。
【0006】そうした中にあって、ブドウ抽出物等に含
まれるプロアントシアニジンには、活性酸素除去作用
[J. Agric. Food Chem., 39:1549-1552(1991)]、酸化
防止作用[特開昭61−16982号、月刊食品流通技
術、21(2):16-19]があることが、また、その構成成分
の一種であるプロシアニジンには美白作用(特開平2−
134309号)があることが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロア
ントシアニジンを単独に配合した場合の肌荒れ改善作用
や皮膚老化防止作用に対する効果は十分なものとはいえ
ず、また他の基剤等の影響により、プロアントシアニジ
ンの本来含有する効果が発揮され得ないのが実情であっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記実情に鑑み、本発明
者等は、プロアントシアニジンの有する皮膚作用効果を
十分に引き出すべく鋭意研究を行なった。 そしてその
結果、プロアントシアニジンと皮膚の老化防止の目的
で、皮膚外用剤に応用される活性酸素除去剤または抗酸
化剤とを併用することにより、肌荒れ改善作用及び皮膚
老化防止作用に対する効果が相乗的に発揮され、かつ皮
膚外用剤としてプロアントシアニジンの本来有する作用
効果を安定的に得られることを見出し、本発明を完成し
た。
【0009】すなわち本発明は、プロアントシアニジン
と活性酸素除去剤及び/又は抗酸化剤とを有効成分とし
て含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供するもの
である。
【0010】本発明の有効成分であるプロアントシアニ
ジンは、ブドウ果実の搾汁粕又は種子の他、トチの実の
殻、つるこけもも、大麦、小豆、松・樫・山桃等の樹皮
等に含まれる化合物である。
【0011】さらに詳しく言えば、このプロアントシア
ニジンは前記のごとき各種の植物中に存在する縮合型タ
ンニン、すなわちフラバン−3−オールまたはフラバン
−3,4−ジオールを構成単位として縮合もしくは重合
により結合した化合物群(オリゴマーの混合物)であっ
て、これらは酸処理によりシアニジン、デルフィニジ
ン、ペラルゴニジン等のアントシアニジンを生成すると
ころからこの名称が与えられているものである。
【0012】従って、本発明のプロアントシアニジンと
しては、前記構成単位の2〜10量体、さらにはそれ以
上の高分子プロシアニジン、プロデルフィニジン、プロ
ペラルゴニジン等のプロアントシアニジンおよびそれら
の立体異性体がすべて含まれるが、このうち、溶解性等
の優れている次の式
【化1】 (式中、R1は水素または水酸基、R2〜R4はそれぞれ
独立して水素、水酸基またはメトキシル基、R5は水
素、ガロイル基またはグリコピラノシル基である)で表
されるフラバン−3−オールまたはフラバン−3,4−
ジオールを構成単位とした2〜10量体、特に2〜4量
体のプロアントシアニジンを好適に使用することができ
る(特開昭61−16982号公報参照)。
【0013】また、このプロアントシアニジンとして
は、合成法によって得られたものも用いることができ
る。
【0014】プロアントシアニジンは、ブドウ果実の搾
汁粕又は種子から抽出されたブドウ抽出物に、通常その
成分として、フラバノールに換算して10%以上(固形
分換算)含まれており、ブドウ抽出物は最も経済的なプ
ロアントシアニジン源ということができる。 以下、本
発明においてはプロアントシアニジン源としてこのブド
ウ抽出物を例に取り説明をおこなう。
【0015】プロアントシアニジンを含むブドウ抽出物
の抽出方法は特に限定されず、ブドウ果実の搾汁粕、又
は種子等の原料を抽出溶媒に浸漬し、これを室温で、ま
たは加温下抽出し、濾過すれば良い。
【0016】抽出溶媒としては、水、メチルアルコー
ル、エチルアルコール等の1級アルコール、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価
アルコール、酢酸エチルエステル等の低級アルキルエス
テル、ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素、エチルエーテ
ル、アセトン等の公知の溶媒を用いることができ、これ
ら溶媒は一種または二種以上を組合せて使用することが
できる。 就中、好ましい抽出溶媒としては、水と混和
する有機溶媒の水溶液、特に、エチルアルコール、メチ
ルアルコール、アセトン等の水溶液が挙げられる。
【0017】ブドウ抽出物は、上記のように抽出して得
られた抽出液をそのまま用いても良いが、更に必要によ
り濃縮したものを用いても良い。 また、これらの抽出
物を常法、例えば向流分配法、液体クロマトグラフィー
等により精製して用いることもできる。
【0018】本発明の皮膚外用剤におけるプロアントシ
アニジンの含有量は、フラバノール換算で、好ましくは
0.00001〜5重量%(以下単に「%」で示す)
(ブドウ抽出物の乾燥固形分として好ましくは0.00
01〜10%、より好ましくは0.01〜5%)であ
る。 抽出液を使用する場合は、溶質である乾燥固形分
の含有量が上記範囲内であれば、その抽出液濃度等は何
ら限定されるものではない。
【0019】プロアントシアニジンの含有量が0.00
001%より少ないと十分な効果は得られないことがあ
り、また、5%を越えて配合してもそれ以上の効果の増
大は見られない。
【0020】一方、本発明の他の必須成分のうち、活性
酸素除去剤はプロアントシアニジン以外のものであっ
て、例えば、SOD、マンニトール、ベーターカロチン
等のカロテノイド類、ハイドロキノン、ビリルビン、コ
レステロール、トリプトファン、ヒスチジン、クエルセ
チン、クエルシトリン、カテキン、カテキン誘導体、没
食子酸、没食子酸誘導体、オウゴン抽出物などのフラボ
ノイドを成分中に含む植物抽出物等が挙げられる。
【0021】また、本発明における抗酸化剤としては、
プロアントシアニジン以外のものであって、例えば、ビ
タミンA類及びそれらの誘導体、例えばビタミンAアセ
テート、ビタミンAパルミテート等並びにそれらの塩、
ビタミンB類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビ
タミンC及びその誘導体、例えばリン酸−L−アスコル
ビルマグネシウム、L−アスコルビン酸硫酸エステル二
ナトリウム、ビタミンCジパルミテート等並びにその
塩、ビタミンD類及びそれらの誘導体並びにそれらの
塩、ビタミンE及びその誘導体、例えばビタミンEアセ
テート並びにその塩、グルタチオン及びその誘導体並び
にその塩、BHT及びBHA等が挙げられる。これらの
うち、特に好ましいものとしては、SOD、ベーターカ
ロチン、ビタミンC及びその誘導体並びにその塩、ビタ
ミンE及びその誘導体並びにその塩が挙げられる。
【0022】これら活性酸素除去剤及び/又は抗酸化剤
の本発明皮膚外用剤中の含有量は、一般には0.000
01〜5%、好ましくは0.001〜3%である。 活性
酸素除去剤及び/又は抗酸化剤の含有量が0.0000
1%より少ない場合は、十分な効果が得られないことが
あり、また、5%を超えて配合してもそれ以上の効果の
増大は見られず、かえって製剤面で悪影響が生じる場合
がある。
【0023】本発明の皮膚外用剤は、常法に従い、必須
成分であるプロアントシアニジン及び活性酸素除去剤及
び/又は抗酸化剤とを通常の皮膚外用剤として知られる
種々の形態の基剤に配合して調製することができる。
【0024】皮膚外用剤の形態の例としては、特に限定
されず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、パック、分
散液、洗浄料等の化粧品や、軟膏剤、クリーム剤、外用
液剤等の医薬品などとすることができ、外用剤の基剤と
しては、これら外用剤の形態に応じた基剤、例えば、精
製水、低級アルコール、多価アルコール、油脂、界面活
性剤、美容成分、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、防腐
剤、香料等を用いることができる。
【0025】
【実施例】次に、参考例、試験例および実施例を挙げ本
発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらになんら
制約されるものではない。
【0026】参 考 例 1 ブドウ抽出物の製造:ブドウ種子20重量部に30%
(v/v)エタノール80重量部を加え、室温で時々撹拌
しながら2週間抽出し、濾過して粗抽出液を得る。これ
を10分の1量まで減圧濃縮し、濃縮液にエタノールを
5倍量加え、濾過する。濾液を減圧濃縮して、限外濾過
を行ない、得られた液を凍結乾燥してブドウ抽出物を得
た(プロアントシアニジンをフラバノール換算で38%
含有)。
【0027】参 考 例 2 ブドウ抽出物の製造:ブドウ果実の搾汁粕10重量部
に、水90重量部を加え、70〜80℃で時々撹拌しな
がら、2時間抽出した。 ついでこれを濾過し、ブドウ
抽出物を得た[乾燥固形分1.5%(W/V)、プロアント
シアニジンをフラバノール換算で8.2%(乾燥固形分
当り)含有]。
【0028】参 考 例 3 ブドウ抽出物の製造:ブドウ種子10重量部に50%
(v/v)1,3−ブチレングリコール水溶液90重量部を
加え、40℃で一夜抽出した。 ついで、これを濾過
し、ブドウ抽出物を得た[乾燥固形分0.58%(W/
V)、プロアントシアニジンをフラバノール換算で48
%(乾燥固形分当り)含有]。
【0029】試 験 例 1 スーパーオキサイド除去活性測定試験:参考例1で得た
ブドウ抽出物と表1記載の活性酸素除去剤を、それぞれ
単独または混合して試料とし、水で希釈後、下記測定方
法によりスーパーオキサイド除去活性を測定した。すな
わち、0.05M炭酸ナトリウム緩衝液(pH10.2)
2.4mlに基質溶液[3.0mM キサンチン(0.05
M炭酸ナトリウム緩衝液に溶解)]0.1ml、3.0m
M EDTA 0.1ml、0.15%(W/V)ウシ血清ア
ルブミン0.1ml、0.75mM ニトロブル−テトラ
ゾリウム 0.1ml及び各被験試料0.1mlを混合
し、25℃で10分間放置した。 次いで、酵素溶液
[キサンチンオキシダーゼ溶液(精製水にて約0.04u
nits/ml希釈)]0.1mlを加えて反応を開始し、25
℃で20分間インキュベートした後、6mM CaCl2
0.1mlを加えて反応を停止する。 次いで560nm
における吸光度(A)を測定する。
【0030】対照には被験試料のかわりに精製水を加え
た試料の吸光度(B)、また各試料のブランクには、6
mM CaCl2 0.1mlを加えて反応停止後に、キサ
ンチンオキシダーゼ0.1mlを添加した試料の吸光度
(C)を測定し、次式より、スーパーオキサイド除去率
を算出した。その結果を表1に示す。
【0031】 A: 試料の酵素反応による吸光度 B: 対照の酵素反応による吸光度 C: 試料の無酵素反応による吸光度
【0032】 表 1 ────────────────────────────────── ブドウ抽出物 S O D* オウゴン抽出物** 除 去 率 試 料 (試料0.1ml (試料0.1ml (試料0.1ml (%) 中の重量μg) 中の重量μg) 中の重量μg) ────────────────────────────────── 1 1.0 − − 10.9 2 3.0 − − 22.3 3 10.0 − − 61.5 4 − 0.01 − 16.2 5 − 0.015 − 27.9 6 − 0.02 − 42.1 7 − − 1.0 18.5 8 − − 3.0 34.7 9 − − 10.0 58.9 10 1.0 0.01 − 60.0 11 1.0 0.02 − 84.5 12 3.0 0.015 − 88.0 13 10.0 0.015 − 97.3 14 1.0 − 1.0 52.2 15 1.0 − 3.0 79.0 16 3.0 − 3.0 85.6 ────────────────────────────────── * シグマ社製;ウシ赤血球より得たもの(3.570 units/
mg) ** 一丸ファルコス社製
【0033】表1の結果より明らかな如く、プロアント
シアニジンは単独でもSOD様作用を有していたが、S
OD及びオウゴン抽出物と併用することにより、相乗的
な作用を発揮し、活性酸素除去に極めて有効であること
が示された。
【0034】このことは、プロアントシアニジンと活性
酸素除去剤を併用した本発明の皮膚外用剤が、紫外線に
よる皮膚中での活性酸素生成に起因する過酸化脂質の生
成、炎症、黒化、老化に対し、極めて高い予防効果を有
することを示すものである。
【0035】実 施 例 1 乳 液:表2に示す組成及び下記製法で乳液を調製
し、その美肌効果及び皮膚老化防止効果を調べた。この
結果を表3に示す。
【0036】 ( 組 成 ) 表 2 ─────────────────────────────────── 本発明品 比 較 品 成 分 (%) ───── ───────────── 1 1 2 3 ─────────────────────────────────── (1) スクワラン 5.0 5.0 5.0 5.0 (2) ワセリン 2.0 2.0 2.0 2.0 (3) ミツロウ 0.5 0.5 0.5 0.5 (4) ソルビタンセスキ 0.8 0.8 0.8 0.8 オレイン酸エステル (5) ポリオキシエチレン 1.2 1.2 1.2 1.2 オレイルエーテル(20E.O.) (6) 1,3−ブチレン 5.0 5.0 5.0 5.0 グリコール (7) ブドウ抽出物* 0.1 0.1 − − (8)dl-α-トコフェロール** 0.01 − 0.01 − (9) エチルアルコール 5.0 5.0 5.0 5.0 (10) 防 腐 剤 0.2 0.2 0.2 0.2 (11) 香 料 0.1 0.1 0.1 0.1 (12) キサンタンガム 20.0 20.0 20.0 20.0 (2%水溶液) (13) 精 製 水 残 量 残 量 残 量 残 量 ─────────────────────────────────── * 参考例1で製造したもの ** 和光純薬社製
【0037】( 製 法 ) A. 成分(6)、(7)、(9)及び(13)を加熱混合し、7
0℃に保つ。 B. 成分(1)〜(5)、(8)及び(10)を加熱混合し、7
0℃に保つ。 C. 上記Bを先のAに加えて混合し、成分(12)を加え
て均一に乳化し、30℃まで冷却して、成分(11)を
加え、均一に混合して乳液を得る。
【0038】( 試 験 方 法 )28〜58才の女性1
5名をパネルとし、毎日、朝と夜の2回、12週間にわ
たって洗顔後に被験乳液の適量を顔面に塗布した。 塗
布による美肌及び皮膚老化防止効果を下の基準によって
評価した。
【0039】美肌効果: [評 価] [ 内 容 ] 有 効 肌のくすみが目立たなくなった。 やや有効 肌のくすみがあまり目立たなくなった。 無 効 使用前と変化なし。
【0040】皮膚老化防止効果: [評 価] [ 内 容 ] 有 効 肌のはり、つやが改善された。 やや有効 肌のはり、つやがやや改善された。 無 効 使用前と変化なし。
【0041】 ( 結 果 ) 表 3 ────────────────────────────────── 美 肌 効 果 皮膚老化防止効果 被験乳液 ──────────── ───────────── 有 効 やや有効 無 効 有 効 やや有効 無 効 ────────────────────────────────── 本発明品 1 13 1 1 13 2 0 ────────────────────────────────── 比 較 品 1 1 9 5 2 6 7 2 3 5 7 1 4 10 3 0 2 13 0 1 14 ────────────────────────────────── 表3から、本発明品はその美肌効果および皮膚老化防止
効果が顕著であることがわかる。
【0042】実 施 例 2 ク リ ー ム :表4に示す組成及び下記製法でクリーム
を調製し、その美肌効果および皮膚老化防止効果を調べ
た。 この結果を表5に示す。
【0043】 ( 組 成 ) 表 4 ──────────────────────────────────── 本発明品 比 較 品 成 分 (%) ────── ─────────────── 2 3 4 5 6 7 ──────────────────────────────────── (1) ミツロウ 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 (2) セタノール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (3) 還元ラノリン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (4) スクワラン 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 (5) グリセリン 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 モノステアレート (6) 親油型モノステア 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 リン酸グリセリン (7) ポリオキシエチレ ンソルビタンモノラ 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 ウリン酸エステル (20 E.O) (8) ブドウ抽出物* 0.01 0.01 0.01 − − − (9) アスコルビン酸 リン酸エステル 1.0 − − 1.0 − − マグネシウム** (10) ベーター − 0.01 − − 0.01 − カロチン*** (11) 防 腐 剤 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 (12) 香 料 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 (13) 精 製 水 残 量 残 量 残 量 残 量 残 量 残 量 ──────────────────────────────────── * 参考例2で製造したもの ** 日光ケミカルズ社製 *** 和光純薬社製
【0044】( 製 法 ) A. 成分(1)〜(7)、(11)および(12)を混合し、加
熱して70℃に保つ。 B. 成分(8)および(13)を混合し、加熱して70℃に
保つ。 C. AにBを加え、混合した後、冷却して(9)(10)を
加えて、均一に混合して、クリームを得た。 ( 試 験 方 法 ) 実施例1と同じ ( 評 価 基 準 ) 〃
【0045】 ( 結 果 ) 表 5 ──────────────────────────────────── 美 肌 効 果 皮膚老化防止効果 被験クリーム ──────────── ──────────── 有 効 やや有効 無 効 有 効 やや有効 無 効 ──────────────────────────────────── 本発明品 2 11 4 0 11 3 1 3 12 3 0 11 4 0 ────────────────────────────────── 比 較 品 4 3 5 7 2 6 7 5 6 3 6 4 5 6 6 4 6 5 3 8 4 7 0 4 11 0 3 12 ──────────────────────────────────── 表5の結果より明らかな如く、本発明品2及び3のクリ
ームは肌の「つや」、「はり」の喪失、「くすみ」等の
皮膚の老化現象の防止、改善に有効であった。
【0046】実 施 例 3 化 粧 水: ( 処 方 ) (%) (1)グリセリン 5.0 (2)1,3−ブチレングリコール 6.5 (3)ポリオキシエチレンソルビタン 1.2 モノラウリン酸エステル(20E.O.) (4)エチルアルコール 8.0 (5)ブドウ抽出物* 1.0 (6)SOD** 0.5 (7)防 腐 剤 適 量 (8)香 料 適 量 (9)精 製 水 残 量 * 参考例3で製造したもの。 ** シグマ社製;人赤血球より得たもの(5.230 units/
mg)
【0047】( 製 法 ) A. 成分(3)、(4)、(7)及び(8)を混合溶解する。 B. 成分(1)、(2)、(5)、(6)及び(9)を混合溶解す
る。 C. AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
【0048】実 施 例 4 パ ッ ク: ( 処 方 ) (%) (1)ポリビニルアルコール 20.0 (2)エチルアルコール 20.0 (3)グリセリン 5.0 (4)カオリン 6.0 (5)ブドウ抽出物* 0.05 (6)オウゴン抽出物** 0.2 (7)防 腐 剤 0.2 (8)香 料 0.1 (9)精 製 水 残 量 * 参考例1で製造したもの ** 一丸ファルコス社製
【0049】( 製 法 ) A. 成分(1)、(3)〜(5)及び(9)を混合し、70℃に
加熱し、撹拌する。 B. 成分(2)、(7)及び(8)を混合する。 C. 上記Bを先のAに加え、混合した後、冷却して(6)
を均一に分散してパックを得た。
【0050】実 施 例 5 洗 浄 料 : ( 処 方 ) (%) (1) ステアリン酸 10.0 (2) パルミチン酸 8.0 (3) ミリスチン酸 12.0 (4) ラウリン酸 4.0 (5) オレイルアルコール 1.5 (6) 精製ラノリン 1.0 (7) 香 料 0.1 (8) 防 腐 剤 0.2 (9) グリセリン 18.0 (10)水酸化カリウム 6.0 (11)ブドウ抽出物* 0.5 (12)酢酸-dl-α- 0.05 トコフェロール** (13)精 製 水 残 量 * 参考例3で製造したもの ** シグマ社製
【0051】( 製 法 ) A. 成分(9)、(10)及び(13)を混合し、70℃に加
熱する。 B. 成分(1)〜(6)、(8)及び(12)を混合し、70℃
に加熱する。 C. 上記Bを先のAに加え、しばらく70℃に保ち、け
ん化反応が終了後、50℃まで冷却し、成分(7)及び
(11)を加え、冷却して洗浄料を得た。
【0052】実 施 例 6 ゲ ル 軟 膏 : ( 処 方 ) (%) (1)カルボキシビニルポリマー 1.0 (2)トリエタノールアミン 1.0 (3)1,3−ブチレングリコール 10.0 (4)ブドウ抽出物* 0.01 (5)エルゴカルシフェロール** 0.02 (6)精 製 水 残 量 * 参考例2で製造したもの ** シグマ社製
【0053】( 製 法 ) A. 成分(1)及び(3)〜(6)を混合溶解する。 B. Aに成分(2)を加え、混合して均一にし、ゲル軟膏
を得た。
【0054】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は、優れた活性酸素
除去作用を有し、肌荒れ改善や、皮膚老化防止等に安定
で且つ優れた効果を有する。 従って、本発明の皮膚外
用剤は、紫外線による皮膚中での活性酸素生成に起因す
る過酸化脂質の生成、炎症、黒化、老化等に対し、極め
て高い予防効果を有するもので、美容や医療において極
めて有用なものである。 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 35/78 C 7822−4C 45/00 8415−4C (72)発明者 有賀 敏明 千葉県野田市野田339番地 キッコーマン 株式会社内 (72)発明者 湯浅 克己 千葉県野田市野田339番地 キッコーマン 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロアントシアニジンと活性酸素除去剤
    及び/又は抗酸化剤とを有効成分として含有することを
    特徴とする皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 プロアントシアニジンが、ブドウ抽出物
    に含有されるものである請求項1記載の皮膚外用剤。
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