JPH0635484B2 - 有機過酸化物のエマルジヨン配合物 - Google Patents
有機過酸化物のエマルジヨン配合物Info
- Publication number
- JPH0635484B2 JPH0635484B2 JP60226818A JP22681885A JPH0635484B2 JP H0635484 B2 JPH0635484 B2 JP H0635484B2 JP 60226818 A JP60226818 A JP 60226818A JP 22681885 A JP22681885 A JP 22681885A JP H0635484 B2 JPH0635484 B2 JP H0635484B2
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- JP
- Japan
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- emulsion
- organic peroxide
- polyvinyl acetate
- mol
- vinyl chloride
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は有機過酸化物のエマルジヨン配合物に関するも
のであり、塩化ビニルおよび塩化ビニルを主成分とする
他のビニル系単量体との混合物の懸濁重合の開始剤とし
て利用することができる。
のであり、塩化ビニルおよび塩化ビニルを主成分とする
他のビニル系単量体との混合物の懸濁重合の開始剤とし
て利用することができる。
塩化ビニルの重合および塩化ビニルを主成分とする他の
ビニル系単量体との共重合が懸濁重合により工業的規模
で行なわれて久しいが、その間、重合装置の大型化や生
産性の改良が進められてきた。
ビニル系単量体との共重合が懸濁重合により工業的規模
で行なわれて久しいが、その間、重合装置の大型化や生
産性の改良が進められてきた。
重合開始剤としては、一般に有機過酸化物が用いられて
きた。その初期においては比較的取扱いの容易なラウリ
ルパーオキサイド(LPO)が使用されていたが、塩化
ビニル重合の生産性の向上を目的として最近は非常に高
活性な各種液状有機過酸化物、例えばジ−2−エチルヘ
キシル−パーオキシジカーボネート(EHP)、t−ブ
チルパーオキシビバレート(TBPP)、t−ブチルパ
ーオキシネオデカノエート(TBPND)、α−クミル
パーオキシネオデカノエート(CPND)などが使われ
るようになってきている。これらの高活性の有機過酸化
物は反応性が非常に高く、不安定で危険性の高い物質で
ある。室温程度にまで加温されただけでも急激な発熱分
解を起し、火災や爆発事故等の原因となる可能性を持っ
ている。
きた。その初期においては比較的取扱いの容易なラウリ
ルパーオキサイド(LPO)が使用されていたが、塩化
ビニル重合の生産性の向上を目的として最近は非常に高
活性な各種液状有機過酸化物、例えばジ−2−エチルヘ
キシル−パーオキシジカーボネート(EHP)、t−ブ
チルパーオキシビバレート(TBPP)、t−ブチルパ
ーオキシネオデカノエート(TBPND)、α−クミル
パーオキシネオデカノエート(CPND)などが使われ
るようになってきている。これらの高活性の有機過酸化
物は反応性が非常に高く、不安定で危険性の高い物質で
ある。室温程度にまで加温されただけでも急激な発熱分
解を起し、火災や爆発事故等の原因となる可能性を持っ
ている。
重合の更なる合理化のために、これらの高活性な有機過
酸化物のポンプ等を用いた自動添加方式が検討された
が、その危険性が障害となり、やむなく従来どおり人手
による添加方式がほとんどの企業で行われている。
酸化物のポンプ等を用いた自動添加方式が検討された
が、その危険性が障害となり、やむなく従来どおり人手
による添加方式がほとんどの企業で行われている。
こうした背景の中でこれらの高活性な有機過酸化物の安
全性を高めるために、これらの有機過酸化物のエマルジ
ヨン化が提案されている。さらにこれらの有機過酸化物
のエマルジヨンは、その目的から低温でポンプによる輸
送ができる程度の粘度を持っていなければならない。
全性を高めるために、これらの有機過酸化物のエマルジ
ヨン化が提案されている。さらにこれらの有機過酸化物
のエマルジヨンは、その目的から低温でポンプによる輸
送ができる程度の粘度を持っていなければならない。
特開昭56−139509においては、不凍剤としてア
ルコール類を用い乳化安定剤として、陽イオン、陰イオ
ン、非イオン界面活性剤を用いる水性の有機過酸化物エ
マルジヨンが開示されている。
ルコール類を用い乳化安定剤として、陽イオン、陰イオ
ン、非イオン界面活性剤を用いる水性の有機過酸化物エ
マルジヨンが開示されている。
特開昭58−134103においては、不凍剤として分
子量100以下のアルコールを用い乳化安定剤として非
イオン界面活性剤を用いる水性の有機過酸化物エマルジ
ヨンが開示されている。
子量100以下のアルコールを用い乳化安定剤として非
イオン界面活性剤を用いる水性の有機過酸化物エマルジ
ヨンが開示されている。
これまでのところ、これらの高活性な有機過酸化物の水
性エマルジヨン化が上記の処方により可能となったが、
これらの特許に見られるようにエマルジヨン化に不可欠
な乳化安定剤として各種の界面活性剤を使用しなければ
ならないという問題があった。
性エマルジヨン化が上記の処方により可能となったが、
これらの特許に見られるようにエマルジヨン化に不可欠
な乳化安定剤として各種の界面活性剤を使用しなければ
ならないという問題があった。
塩化ビニルの懸濁重合は懸濁剤としてポリビニルアルコ
ール(PVA)やアルコキシセルロース等を用いて非常
に微妙なバランスを保ちながら行なわれている。従っ
て、開始剤である有機過酸化物のエマルジヨン化に用い
られる極く小量の乳化安定剤でも、重合のコントロール
や得られたポリ塩化ビニルの粒子の特性に重大な影響を
与える。そこで乳化安定剤として塩化ビニルの懸濁重合
に悪影響を与えないPVAを用いた有機過酸化物のエマ
ルジヨンが求められていたが、−20℃以下で液状を保
たせるため水系にアルコール等の不凍剤を含む系で、こ
れらの有機過酸化物の安定なエマルジヨン配合物を得る
ことはできなかった。
ール(PVA)やアルコキシセルロース等を用いて非常
に微妙なバランスを保ちながら行なわれている。従っ
て、開始剤である有機過酸化物のエマルジヨン化に用い
られる極く小量の乳化安定剤でも、重合のコントロール
や得られたポリ塩化ビニルの粒子の特性に重大な影響を
与える。そこで乳化安定剤として塩化ビニルの懸濁重合
に悪影響を与えないPVAを用いた有機過酸化物のエマ
ルジヨンが求められていたが、−20℃以下で液状を保
たせるため水系にアルコール等の不凍剤を含む系で、こ
れらの有機過酸化物の安定なエマルジヨン配合物を得る
ことはできなかった。
本発明は上記したような問題点を解決したものであっ
て、ポリ酢酸ビニル部分ケン化物を乳化安定剤として用
いて低温においても粘度が低くポンプ等を用いて自動添
加が可能で安全性も高くかつ安定な有機過酸化物のエマ
ルジヨンを製造することを目的とするものである。
て、ポリ酢酸ビニル部分ケン化物を乳化安定剤として用
いて低温においても粘度が低くポンプ等を用いて自動添
加が可能で安全性も高くかつ安定な有機過酸化物のエマ
ルジヨンを製造することを目的とするものである。
そのために、本発明者らは、まず塩化ビニルの懸濁重合
に通常用いられているPVAを使用して、有機過酸化物
と水、不凍剤からなるエマルジヨンを検討したが、安全
なエマルジヨンは得られなかった(実施例1、実験No.
1〜5,10〜12参照))。
に通常用いられているPVAを使用して、有機過酸化物
と水、不凍剤からなるエマルジヨンを検討したが、安全
なエマルジヨンは得られなかった(実施例1、実験No.
1〜5,10〜12参照))。
ここで言うPVA(ポリビニルアルコール)とは、塩化
ビニルの懸濁重合で通常用いられているもので完全ケン
化されたポリ酢酸ビニルの他にケン化が70モル(%)を
越えるポリ酢酸ビニル部分ケン化物も含んでいる。
ビニルの懸濁重合で通常用いられているもので完全ケン
化されたポリ酢酸ビニルの他にケン化が70モル(%)を
越えるポリ酢酸ビニル部分ケン化物も含んでいる。
しかし、ケン化度がある範囲のときエマルジヨンの安定
性が増すという知見が得られ、これをもとに本発明に到
達した。
性が増すという知見が得られ、これをもとに本発明に到
達した。
本発明は、ケン化度が5〜70モル(%)であるポリ酢酸
ビニル部分ケン化物を乳化安定剤として用いることによ
り上記の問題を解決した。すなわち本発明は乳化安定剤
としてケン化度が5〜70モル(%)のポリ酢酸ビニル部
分ケン化物を配合したことを特徴とする凝固点が0℃以
下の有機過酸化物のエマルジヨン配合物である。
ビニル部分ケン化物を乳化安定剤として用いることによ
り上記の問題を解決した。すなわち本発明は乳化安定剤
としてケン化度が5〜70モル(%)のポリ酢酸ビニル部
分ケン化物を配合したことを特徴とする凝固点が0℃以
下の有機過酸化物のエマルジヨン配合物である。
ポリ酢酸ビニル部分ケン化物は上記の範囲のものが用い
られるがより望しくは、ケン化度が35〜70モル(%)
さらに好ましくは50〜70モル(%)のものであり、そ
の添加量はエマルジヨン中に0.1〜10%が好ましい。
具体的にはユニチカ・レジンUMRシリーズ(ケン化度
5〜70モル(%);ユニチカ化成(株)商品名)が使用で
きる。
られるがより望しくは、ケン化度が35〜70モル(%)
さらに好ましくは50〜70モル(%)のものであり、そ
の添加量はエマルジヨン中に0.1〜10%が好ましい。
具体的にはユニチカ・レジンUMRシリーズ(ケン化度
5〜70モル(%);ユニチカ化成(株)商品名)が使用で
きる。
本発明は乳化安定剤としてケン化度が5〜70モル(%)
のポリ酢酸ビニル部分ケン化物を使用するが、エマルジ
ヨンの安定性を増すために、非イオン系界面活性剤やP
VAなどを加えてもよい。
のポリ酢酸ビニル部分ケン化物を使用するが、エマルジ
ヨンの安定性を増すために、非イオン系界面活性剤やP
VAなどを加えてもよい。
有機過酸化物は凝固点が0℃以下でかつ10時間半減期
を示す温度が80℃以下のものを用いるのが好ましくエ
マルジヨン中に10〜80%含まれているが、通常は3
5〜60%が好ましい。適当な有機過酸化物としてパー
エステル類やパーカーボネート類、ジアシルパーオキサ
イド類がある。
を示す温度が80℃以下のものを用いるのが好ましくエ
マルジヨン中に10〜80%含まれているが、通常は3
5〜60%が好ましい。適当な有機過酸化物としてパー
エステル類やパーカーボネート類、ジアシルパーオキサ
イド類がある。
具体的には、トリメチルペンチル−2−パーオキシフエ
ノキシアセテート、α−クミルパーオキシネオデカノエ
ート(CPND)、t−ブチルパーオキシネオデカノエ
ート(TBPND)、t−アミルパーオキシネオデカノ
エート、トリメチルペンチル−2−パーオキシ−ネオデ
カノエート(TMPND)、t−ブチルパーオキシピバ
レート(TBPP)、t−アミルパーオキシピバレー
ト、トリメチルペンチル−2−パーオキシピバレート、
t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t
−アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、トリ
メチルペンチル−2−パーオキシ−2−エチルヘキサノ
エート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ア
ミル−パーオキシイソブチレート、トリメチルペンチル
−2−パーオキシイソブチレート、ジ−3−メトキシブ
チルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシ
ルパーオキシジカーボネート(EHP)、ジ−sec−ブ
チルパーオキシジカーボネート、イソブチルパーオキサ
イド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、ビス
−3,5,5−トリメチルヘキサノイル−パーオキサイドな
どである。
ノキシアセテート、α−クミルパーオキシネオデカノエ
ート(CPND)、t−ブチルパーオキシネオデカノエ
ート(TBPND)、t−アミルパーオキシネオデカノ
エート、トリメチルペンチル−2−パーオキシ−ネオデ
カノエート(TMPND)、t−ブチルパーオキシピバ
レート(TBPP)、t−アミルパーオキシピバレー
ト、トリメチルペンチル−2−パーオキシピバレート、
t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t
−アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、トリ
メチルペンチル−2−パーオキシ−2−エチルヘキサノ
エート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ア
ミル−パーオキシイソブチレート、トリメチルペンチル
−2−パーオキシイソブチレート、ジ−3−メトキシブ
チルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシ
ルパーオキシジカーボネート(EHP)、ジ−sec−ブ
チルパーオキシジカーボネート、イソブチルパーオキサ
イド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、ビス
−3,5,5−トリメチルヘキサノイル−パーオキサイドな
どである。
さらにこれらの有機過酸化物は、純品であっても炭化水
素系溶剤や可塑剤で希釈したものであっても、その凝固
点が0℃以下であれば用いることができる。
素系溶剤や可塑剤で希釈したものであっても、その凝固
点が0℃以下であれば用いることができる。
不凍剤としては、炭素数が1〜4のアルコールおよび炭
素数が2〜4のジオールの中から1種または2種以上を
選んで用いる。具体的にはメタノール、エタノール、n
−プロパノール、イソ−プロパノール、n−ブタノー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエ
チレングリコールなどである。その添加量は、有機過酸
化物の保存温度により決定するがエマルジヨン全体の1
〜40%を占めている。
素数が2〜4のジオールの中から1種または2種以上を
選んで用いる。具体的にはメタノール、エタノール、n
−プロパノール、イソ−プロパノール、n−ブタノー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエ
チレングリコールなどである。その添加量は、有機過酸
化物の保存温度により決定するがエマルジヨン全体の1
〜40%を占めている。
又、エマルジヨンの層分離を防止する目的で、さらに溶
剤を添加することができる。例えば、n−ヘキサン、ト
ルエン、キシレン、IP−ソルベント(出光石油化学
(株)商品名)などの炭化水素系溶剤、DBP、DOP、
DOAなどの可塑剤、塩化メチレン、四塩化炭素、テト
ラクロロエチレンなどの塩化系溶剤を用いることができ
る。
剤を添加することができる。例えば、n−ヘキサン、ト
ルエン、キシレン、IP−ソルベント(出光石油化学
(株)商品名)などの炭化水素系溶剤、DBP、DOP、
DOAなどの可塑剤、塩化メチレン、四塩化炭素、テト
ラクロロエチレンなどの塩化系溶剤を用いることができ
る。
エマルジヨン化は通常用いられている方法で可能であ
る。すなわち、かい型、プロペラ型、タービン型の機械
回転式撹拌器、コロイドミル、ホモジナイザー、ホモデ
イスパー、高速せん断乳化装置、超音波ホモジナイザー
のいずれも使用できる。
る。すなわち、かい型、プロペラ型、タービン型の機械
回転式撹拌器、コロイドミル、ホモジナイザー、ホモデ
イスパー、高速せん断乳化装置、超音波ホモジナイザー
のいずれも使用できる。
以下、実施例にもとづき、本発明を具体的に説明する。
実施例1 ポリ酢酸ビニル部分ケン化物の選択ジ−2−
エチルヘキシルパーオキシジカーボネート(EHP、化
薬ヌーリー(株)を40%、水を35%、メタノールを1
1%、エチレングリコールを12%含む系において、ポ
リ酢酸ビニル部分ケン化物の量を1%とし、そのケン化
度が違うものについてエマルジヨン化した結果を表1に
まとめた。ホモデイスパーによる撹拌は10℃以下で行
い、エマルジヨンの安定性は層分離がみられるまでの時
間によってあらわした。すなわち、1ケ月以上層分離が
観察されなかったものを◎で示し、1週間から1ケ月の
間に層分離が観察されたものを〇で、1日から1週間の
ものを△1日以内に層分離したものを×であらわした。
その結果ポリ酢酸ビニル部分ケン化物のケン化度は50
〜70モル(%)の最も良いことがわかった。
エチルヘキシルパーオキシジカーボネート(EHP、化
薬ヌーリー(株)を40%、水を35%、メタノールを1
1%、エチレングリコールを12%含む系において、ポ
リ酢酸ビニル部分ケン化物の量を1%とし、そのケン化
度が違うものについてエマルジヨン化した結果を表1に
まとめた。ホモデイスパーによる撹拌は10℃以下で行
い、エマルジヨンの安定性は層分離がみられるまでの時
間によってあらわした。すなわち、1ケ月以上層分離が
観察されなかったものを◎で示し、1週間から1ケ月の
間に層分離が観察されたものを〇で、1日から1週間の
ものを△1日以内に層分離したものを×であらわした。
その結果ポリ酢酸ビニル部分ケン化物のケン化度は50
〜70モル(%)の最も良いことがわかった。
次に他の有機過酸化物として、t−ブチルパーオキシネ
オデカノエート(TBPND)を用いた例を示す。TB
PND(化薬ヌーリー(株)製)を40%、水を34%、
メタノールを17%、エチレングリコールを6%含む系
において、EHPの時と同様に、ポリ酢酸ビニル部分ケ
ン化物の量を1%として、そのケン化度が違うものにに
ついてエマルジヨン化し、その結果を表2にまとめた。
これより、ポリ酢酸ビニル部分ケン化物のケン化度の最
適値は、EHPの時と同様50〜70モル(%)であるこ
とがわかった。
オデカノエート(TBPND)を用いた例を示す。TB
PND(化薬ヌーリー(株)製)を40%、水を34%、
メタノールを17%、エチレングリコールを6%含む系
において、EHPの時と同様に、ポリ酢酸ビニル部分ケ
ン化物の量を1%として、そのケン化度が違うものにに
ついてエマルジヨン化し、その結果を表2にまとめた。
これより、ポリ酢酸ビニル部分ケン化物のケン化度の最
適値は、EHPの時と同様50〜70モル(%)であるこ
とがわかった。
実施例2 可塑剤などの添加 次に、有機過酸化物に用いられている以外の溶剤を添加
したときの効果について検討した。すなわち、可塑剤で
あるDOPあるいは塩素系溶剤である四塩化炭素をTB
PNDに対して5〜10%添加してエマルジヨン化を行
い、その安定性を調べた。その結果を表3にまとめた。
DOPや四塩化炭素を添加することによってエマルジヨ
ンの安定性が大きく改善されることがわかった。
したときの効果について検討した。すなわち、可塑剤で
あるDOPあるいは塩素系溶剤である四塩化炭素をTB
PNDに対して5〜10%添加してエマルジヨン化を行
い、その安定性を調べた。その結果を表3にまとめた。
DOPや四塩化炭素を添加することによってエマルジヨ
ンの安定性が大きく改善されることがわかった。
実施例3 各種有機過酸化物のエマルジヨン 各種有機過酸化物のエマルジヨン化の結果を表4にまと
めた。いずれも、ポリ酢酸ビニル部分ケン化物として、
ユニチカレンジUMR−10M(ケン化度50または6
5モル(%);ユニチカ化成(株))を用いた。
めた。いずれも、ポリ酢酸ビニル部分ケン化物として、
ユニチカレンジUMR−10M(ケン化度50または6
5モル(%);ユニチカ化成(株))を用いた。
以上まで示してきたように、凝固点が0℃以下で10時
間半減期を示す温度が80℃以下である有機過酸化物に
ついて、乳化安定剤として、ケン化度が5〜70モル
(%)のポリ酢酸ビニル部分ケン化物を用い、不凍剤とし
てメタノールとエチレングリコールを合わせて用いるこ
とによって、安定でかつ粘度の低いエマルジヨンを得る
ことができた。
間半減期を示す温度が80℃以下である有機過酸化物に
ついて、乳化安定剤として、ケン化度が5〜70モル
(%)のポリ酢酸ビニル部分ケン化物を用い、不凍剤とし
てメタノールとエチレングリコールを合わせて用いるこ
とによって、安定でかつ粘度の低いエマルジヨンを得る
ことができた。
実施例4 塩化ビニルの重合 上記の有機過酸化物のエマルジヨンが、塩化ビニルの懸
濁重合に使用できるかどうかを調べた。
濁重合に使用できるかどうかを調べた。
すなわち、ガラス製オートクレーブ中にPVA(E,ケ
ン化度73モル%)0.13gと炭酸水素ナトリウム0.8g
を水370gに溶解した水溶液を入れ、窒素雰囲気とし
た。室温で上記の有機過酸化物のエマルジヨンと、比較
のための同じ有機過酸化物の市販品のどちらかを、表中
の重量だけ加えた後、塩化ビニルモノマー185gを加
えた。
ン化度73モル%)0.13gと炭酸水素ナトリウム0.8g
を水370gに溶解した水溶液を入れ、窒素雰囲気とし
た。室温で上記の有機過酸化物のエマルジヨンと、比較
のための同じ有機過酸化物の市販品のどちらかを、表中
の重量だけ加えた後、塩化ビニルモノマー185gを加
えた。
これをよく撹拌しながら55℃で7時間反応させた。得
られた重合体は取し水洗後50℃で1晩乾燥させた。
その結果を表5にまとめた。
られた重合体は取し水洗後50℃で1晩乾燥させた。
その結果を表5にまとめた。
この結果から、本発明の有機過酸化物エマルジヨンは、
塩化ビニルの懸濁重合の開始剤として、これまで用いら
れてきた溶剤希釈等の有機過酸化物と何らの変わりなく
使用できることがわかった。
塩化ビニルの懸濁重合の開始剤として、これまで用いら
れてきた溶剤希釈等の有機過酸化物と何らの変わりなく
使用できることがわかった。
本発明によって高活性な有機過酸化物の低温においても
粘度が低く、安定なエマルジヨンを得ることが可能とな
りその結果、自動添加ができ、その安全性と省力化に対
する効果は非常に大きい。
粘度が低く、安定なエマルジヨンを得ることが可能とな
りその結果、自動添加ができ、その安全性と省力化に対
する効果は非常に大きい。
さらにこれまでの有機過酸化物のエマルジヨンと違い界
面活性剤を含まないので塩化ビニルの懸濁重合および得
られた重合体の物性への悪影響がないことも本発明の大
きな特徴のひとつである。
面活性剤を含まないので塩化ビニルの懸濁重合および得
られた重合体の物性への悪影響がないことも本発明の大
きな特徴のひとつである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−68303(JP,A) 特開 昭61−130372(JP,A) 特開 昭56−139509(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】乳化安定剤としてケン化度が5〜70モル
(%)のポリ酢酸ビニル部分ケン化物を配合したことを
特徴とする凝固点が0℃以下の有機過酸化物のエマルジ
ョン配合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60226818A JPH0635484B2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 有機過酸化物のエマルジヨン配合物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60226818A JPH0635484B2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 有機過酸化物のエマルジヨン配合物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6286005A JPS6286005A (ja) | 1987-04-20 |
| JPH0635484B2 true JPH0635484B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=16851078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60226818A Expired - Lifetime JPH0635484B2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 有機過酸化物のエマルジヨン配合物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635484B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0286836A (ja) * | 1988-09-26 | 1990-03-27 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 水性エマルション化有機過酸化物 |
| JPH02255703A (ja) * | 1989-03-29 | 1990-10-16 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
| TW426707B (en) | 1997-07-24 | 2001-03-21 | Akzo Nobel Nv | Emulsions of peroxyesters |
| JPH11171914A (ja) * | 1997-12-16 | 1999-06-29 | Kayaku Akzo Corp | 有機過酸化物のエマルション配合物 |
| BR0208184A (pt) * | 2001-03-23 | 2004-03-02 | Akzo Nobel Nv | Emulsões aquosas de peróxido orgânico estáveis em estocagem |
| FR2995906B1 (fr) * | 2012-09-21 | 2015-02-20 | Arkema France | Composition d'emulsion aqueuse de peroxyde organique |
| BR112018016894B1 (pt) | 2016-03-18 | 2022-06-14 | Akzo Nobel Chemicals International B.V. | Emulsão aquosa, e uso da emulsão |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5968303A (ja) * | 1982-10-12 | 1984-04-18 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 固体の有機過酸化物の水性懸濁液の製造方法 |
| JPS61130372A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-18 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 有機過酸化物含有水性懸濁液 |
-
1985
- 1985-10-14 JP JP60226818A patent/JPH0635484B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6286005A (ja) | 1987-04-20 |
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