JPH0640328U - エンジンのワイヤホルダ - Google Patents

エンジンのワイヤホルダ

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JPH0640328U
JPH0640328U JP075693U JP7569392U JPH0640328U JP H0640328 U JPH0640328 U JP H0640328U JP 075693 U JP075693 U JP 075693U JP 7569392 U JP7569392 U JP 7569392U JP H0640328 U JPH0640328 U JP H0640328U
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和之 小林
憲一 川北
敏光 宮脇
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レリーズワイヤが独自に振動するのを防止し、
かつ容易に取り外すことができるエンジンのワイヤホル
ダを提供する。 【構成】ホルダ本体100の一側面にレリーズワイヤ5
のアウターワイヤ5bを挿通する大径孔42を設けると
ともに、他側面にレリーズワイヤのインナーワイヤ5a
を挿通可能で上記アウターワイヤは通過不能とした小径
孔45を設け、上記ホルダ本体には上記大径孔に挿通さ
れるアウターワイヤの側面と対向するねじ孔47を設
け、このねじ孔に押えねじ48を螺挿してアウターワイ
ヤを押圧したことを特徴とする。 【作用】ねじ孔に螺挿された押えねじがアウターワイヤ
を押さえつけるので、ワイヤホルダ内でレリーズワイヤ
が独自に振動することがなく、しかも押えねじを緩める
ことによりレリーズワイヤを容易に取り外すことができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジン制御に用いられるレリーズワイヤをエンジンの周囲に取付 ける場合、このレリーズワイヤを支持するワイヤホルダの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に汎用エンジンは、負荷が変動した場合でも回転数を一定に維持するため に調速機(ガバナ)を備えている。調速機は、エンジン回転数が設定回転数より 上昇すると、スロットル弁を閉方向に駆動してエンジン回転数を設定回転数とな るように抑え、逆に、エンジン回転数が設定回転数以下に低下した場合はエンジ ン回転数を設定回転数まで上昇させる作用をなす。この場合、エンジンの設定回 転数はアクセルレバーの操作により設定されるようになっており、このアクセル レバーの操作量は、インナ−ワイヤとアウターワイヤとを相互に摺動可能に形成 したレリーズワイヤにより調速機に伝えられる。 レリーズワイヤはエンジンの周囲を引き回し配線されるため、このレリーズワ イヤをワイヤホルダによりエンジンに支持するようになっている。
【0003】 従来のこの種のワイヤホルダとして、実開昭57−134334号公報に記載 された構造が知られている。 これについて、図10ないし図12にもとづき説明する。図10は汎用エンジ ンの側面図であり、1はエンジン本体を示す。エンジン本体1に設けられる調速 機は、クランク軸30の回転に応じて作動する図示しない検出部材によってガバ ナスリーブ10に推力が与えられるようになっており、設定回転数よりもエンジ ン回転数が上昇すると、ガバナスプリング9の張力に打ち勝って上記ガバナスリ ーブ10の推力が作用し、ガバナフォーク11を左方に傾倒させ、このためガバ ナレバー12が反時計方向に回動駆動される。ガバナレバー12の回動は、ロッ ド13およびスロットルレバー14を介してスロットル弁15を閉方向に駆動さ せ、このためエンジンの回転数を設定回転数まで低下させる。 逆に、エンジン回転数が設定回転数以下に低下した場合は、ガバナスリーブ1 0の推力に打ち勝ってガバナスプリング9がガバナレバ−12を時計方向に駆動 し、エンジン回転数を設定回転数まで上昇させる。
【0004】 上記設定回転数は、エンジン本体1に固定してなる支持板2に揺動自在に枢支 した調速レバー3を作動させてガバナスプリング9の張力を変化させることより 、一定の範囲内で自由に変化できる。上記調速レバー3は、遠隔操作用のアクセ ルレバー4とレリーズワイヤ5のインナーワイヤ5aを介して連結されている。 レリーズワイヤ5のアウタ−ワイヤ5bはワイヤホルダ6に支持されており、こ のワイヤホルダ6は支持板2に一体に形成、または固定されている。 支持板2に一体に形成されたワイヤホルダ6の場合は、図11および図12に 示すように、支持板2の先端をコ字形に折曲してワイヤホルダ本体60を構成し 、このワイヤホルダ本体60の中途壁61にインナーワイヤ5aを挿通可能な切 欠溝6aを設け、先端側の折曲片62に大径孔6bを形成してある。この大径孔 6bはアウターワイヤ5bが挿通するのに充分な大きさを有している。奥部の折 曲片63には小径孔6cが形成されており、この小径孔6cにはインナーワイヤ 5aのみが貫通可能でアウターワイヤ5bは挿通不能となっている。これら大径 孔6bおよび小径孔6cは上記切欠溝6aに連続しており、したがって、インナ −ワイヤ5aの部分を切欠溝6aに通し、アウターワイヤ5bを大径孔6bに貫 通させて先端部を奥部の折曲片63に当接させ、インナ−ワイヤ5aを小径孔6 cから導き出すことができるようになっている。このインナ−ワイヤ5aの先端 は、図10に示すように、調速レバー3の連結具16に係止されている。
【0005】 なお、ワイヤホルダ6と支持板2との間には補強材7が介在されている。この 補強材7は略V字状に屈曲されており、前面側の折曲部7aがワイヤホルダ6の 奥部折曲片63に当接してスポット溶接され、傾斜支持部7bを経て他端の平板 固定部7cが支持板2の平坦部に当接してスポット溶接されている。上記前面折 曲部7aおよび傾斜支持部7bにはインナーワイヤ5bが挿通される貫通孔7d および7eが形成されている。また、補強材7の前面折曲部7aには前方に伸び る突片7fを設けてあり、この突片7fはワイヤホルダ6の奥部折曲片63を貫 いてこのワイヤホルダ6に係止している。
【0006】 図10において、17および18は調速レバー3に形成したストッパ片であり 、支持板2に螺着した調節ねじ19、20に当接して調速レバー3の回動角を規 制する。これら調節ねじ19、20を調節すると調速レバー3の回動角を可変調 節することができる。
【0007】
【考案が軽決しようとする課題】
ところで、上記図11および図12に示す従来構造のワイヤホルダ6は、レリ ーズワイヤ5のアウターワイヤ5bを大径孔6bに挿通し、その先端をワイヤホ ルダ6の奥部の折曲片63に当接させることによりこのレリーズワイヤ5を支持 している。 しかし、このような構造の場合、挿通作業を容易にするため大径孔6bをアウ ターワイヤ5bの径より大きめに形成してあり、よってエンジンの振動等により レリーズワイヤ5がワイヤホルダ6内で振動し、このためアウターワイヤ5bが 大径孔6bと擦れ合い、アウターワイヤ5bが損傷する心配がある。
【0008】 そこで、ワイヤホルダ6の切欠溝6aをペンチ等の工具でかしめることにより 切欠溝6aを狭くし、これにより大径孔6bを縮径させ、ワイヤホルダ6にてア ウターワイヤ5bを挾持することが考えられる。しかし、アウタ−ワイヤ5bを ワイヤホルダ6で挾持するとアウターワイヤ5bの取り外しが容易にできない不 具合が生じる。
【0009】 本考案はこのような事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは 、レリーズワイヤが独自に振動することがなく、かつ容易に取り外すことができ るエンジンのワイヤホルダを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記目的を達成するため、ホルダ本体の一側面に、他側面に向かって レリーズワイヤのアウターワイヤを挿通する大径孔を設けるとともに、上記他側 面にレリーズワイヤのインナーワイヤを挿通可能で上記アウターワイヤを通過不 能とする大きさの小径孔を設け、上記ホルダ本体には、上記大径孔に挿通される アウターワイヤの側面と対向するねじ孔を設け、このねじ孔に押えねじを螺挿し 、この押えねじによりアウターワイヤを押圧したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案によれば、ねじ孔に螺挿された押えねじがアウターワイヤを押さえつけ るので、ワイヤホルダ内でレリーズワイヤが独自に振動することがなく、しかも 押えねじを緩めることによりレリーズワイヤを容易に取り外すことができる。
【0012】
【実施例】
以下本考案について、図1ないし図4に示す第1の実施例にもとづき説明する 。
【0013】 本実施例は、図10に示す調速機に適用した例を示すが、調速機、その他の構 造は図10と同様であってよいので説明を省略し、ワイヤホルダの部分のみを説 明する。 図1はワイヤホルダ40にレリーズワイヤ5を取付けた状態の斜視図であり、 図2はその分解した斜視図、図3は取付け状態の断面図、図4はワイヤホルダ4 0の展開図である。
【0014】 ワイヤホルダ40は、ホルダ本体100が従来と同様に板材をコ字形に折曲し て構成してあり、先端側の折曲片41に大径孔42を形成してある。この大径孔 42はアウターワイヤ5bを挿通するのに充分な大きさを有している。大径孔4 2の内側には、内面に連続して支承片43を形成してあり、この支承片43はワ イヤホルダ40の内側に折り込まれている。上記折曲片41と対向する奥部の折 曲片44には小径孔45が形成されており、この小径孔45にはインナーワイヤ 5aのみが貫通可能でアウターワイヤ5bは挿通不能となっている。上記折曲片 41と44の途中の折曲壁46には、ねじ孔47が形成されており、このねじ孔 47には押えねじ48が螺挿されている。 なお、49は取付け用の鍔部であり、図10の支持板2と一体成形、または支 持板2に固定される。
【0015】 このような構成の場合、レリーズワイヤ5の剥きだしのインナーワイヤ5aを ワイヤホルダ40の先端側折曲片41に形成した大径孔42に挿通し、奥部の折 曲部44に形成した小径孔45から導き出し、このインナーワイヤ5aの導出先 端を図10に示す調速レバー3の連結具16に係止する。このとき、レリーズワ イヤ5のアウターワイヤ5bはワイヤホルダ40の大径孔42に挿通し、奥部の 折曲部44に形成した小径孔45を挿通できないからこの奥部の折曲片44に当 接する。また、このアウターワイヤ5bは、折曲片41から内側に伸びる支承片 43に添うようになる。この状態で、途中の折曲壁46に形成したねじ孔47に 押えねじ48を螺挿し、この押えねじ48によりアウターワイヤ5bの側面を押 圧する。すると、アウターワイヤ5bは押えねじ48と支承片43とで挾まれ、 ワイヤホルダ40に固定される。
【0016】 このような構成によれば、アウターワイヤ5bが押えねじ48と支承片43と で挾まれているからワイヤホルダ40が振動した場合はレリーズワイヤ5も一体 的に振動する。このため、アウターワイヤ5bが大径孔42の内面と擦れ合うこ とがなく、摩耗が防止される。 また、押えねじ48を緩めるとアウターワイヤ5bの挾持が解放されるので、 レリーズワイヤ5を大径孔42の方向に引き出せば、ワイヤホルダ40から取り 外すことができる。よって、レリーズワイヤ5の取り外しが容易である。
【0017】 図5ないし図8は本考案の第2の実施例を示す。 この第2の実施例は、第1の実施例に比べ、中途の折曲壁46に切欠溝50を形 成した点が異なる。この切欠溝50は、大径孔42、小径孔45に連通しており 、インナーワイヤ5aが挿通可能な幅を有している。
【0018】 このような第2の実施例の場合も、第1の実施例と同様の作用効果を奏し、し かも切欠溝50を形成したから、この切欠溝50を介してレリーズワイヤ5をワ イヤホルダ40に挿脱することができ、大径孔42および小径孔45の軸方向に レリーズワイヤ5を差し通す必要がないのでレリーズワイヤ5の脱着作業が一層 容易である。
【0019】 図9は本考案の第3の実施例を示す。 第1および第2の実施例の場合はワイヤホルダ40の本体100を板金による打 ち抜きおよび折り曲げ加工にて形成したが、第3の実施例はワイヤホルダ90が ホルダ本体900を合成樹脂などのブロックにて形成されたものであり、一側面 に大径孔91を開口するとともに、これと対向する他側面に小径孔92を形成し 、これら大径孔91と小径孔92はワイヤホルダ90内で導通している。これら の孔91、92と直交する壁には、これら大径孔91と小径孔92に連通する切 欠溝93を形成してあり、かつ大径孔91に連なるねじ孔94が形成されている 。ねじ孔94には押えねじ48が螺合される。 このような構成においても、前記第2の実施例と同様の作用効果を奏することが できる。
【0020】 なお、本考案は、調速機用レリーズワイヤのワイヤホルダに制約されるもので はない。つまり、レリーズワイヤはエンジン回りにエンジンの他の制御の目的で 使用されることが多いものであり、よってエンジンに取付けられることが多く、 エンジンの振動を受けやすく、このような他の例の場合のレリーズワイヤの支持 構造にも適用可能である。
【0021】
【考案の効果】
以上説明した通り本考案によれば、ねじ孔に螺挿された押えねじがアウターワ イヤを押さえつけるので、ワイヤホルダ内でレリーズワイヤが独自に振動するこ とがなく、よって、レリーズワイヤが外れたり、ワイヤホルダと擦れ合って損傷 するなどの不具合がなくなる。しかも、このものは押えねじを緩めることにより レリーズワイヤを容易に取り外すことができ、ワイヤの取付けおよび取り外し作 業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示し、ワイヤホルダに
レリーズワイヤを取付けた状態の斜視図。
【図2】同実施例の分解した斜視図。
【図3】同実施例の取付け状態の断面図。
【図4】同実施例のワイヤホルダの展開図。
【図5】本考案の第2の実施例を示し、ワイヤホルダに
レリーズワイヤを取付けた状態の斜視図。
【図6】同実施例の分解した斜視図。
【図7】同実施例の取付け状態の断面図。
【図8】同実施例のワイヤホルダの展開図。
【図9】本考案の第3の実施例を示し、ワイヤホルダの
斜視図。
【図10】従来および本実施例の場合の汎用エンジンの
側面図。
【図11】従来のワイヤホルダにレリーズワイヤを取付
けた状態の斜視図。
【図12】従来のワイヤホルダにレリーズワイヤを取付
けた状態のさらに詳しく示す斜視図。
【符号の説明】
1…汎用エンジンの本体 2…支持板 3…調速レバー 4…遠隔操作用
アクセルレバー 5…レリーズワイヤ 5a…インナー
ワイヤ 5b…アウターワイヤ 12…ガバナレバ− 40、90…ワイヤホルダ 100、900
…ホルダ本体 41…先端側の折曲片 42、91…大
径孔 43…支承片 44…奥部の折曲片 45、92…小
径孔 46…途中折曲壁 47、94…ね
じ孔 48…押えねじ 50、93…切
欠溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダ本体の一側面に、他側面に向かっ
    てレリーズワイヤのアウターワイヤを挿通する大径孔を
    設けるとともに、上記他側面にレリーズワイヤのインナ
    ーワイヤを挿通可能で上記アウターワイヤを通過不能と
    する大きさの小径孔を設け、上記ホルダ本体には、上記
    大径孔に挿通されるアウターワイヤの側面に対向するね
    じ孔を設け、このねじ孔に押えねじを螺挿し、この押え
    ねじによりアウターワイヤを押圧することを特徴とする
    エンジンのワイヤホルダ。
JP1992075693U 1992-10-30 1992-10-30 エンジンのワイヤホルダ Expired - Lifetime JP2577411Y2 (ja)

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JPH0640328U true JPH0640328U (ja) 1994-05-27
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006057339A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Matsushita Electric Works Ltd ポップアップ排水機構

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57134334U (ja) * 1981-02-14 1982-08-21

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JPS57134334U (ja) * 1981-02-14 1982-08-21

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JP2577411Y2 (ja) 1998-07-30

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