JPH0645268B2 - 感熱孔版印刷用原紙の製造方法 - Google Patents
感熱孔版印刷用原紙の製造方法Info
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- JPH0645268B2 JPH0645268B2 JP61209600A JP20960086A JPH0645268B2 JP H0645268 B2 JPH0645268 B2 JP H0645268B2 JP 61209600 A JP61209600 A JP 61209600A JP 20960086 A JP20960086 A JP 20960086A JP H0645268 B2 JPH0645268 B2 JP H0645268B2
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N1/00—Printing plates or foils; Materials therefor
- B41N1/24—Stencils; Stencil materials; Carriers therefor
- B41N1/245—Stencils; Stencil materials; Carriers therefor characterised by the thermo-perforable polymeric film heat absorbing means or release coating therefor
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、感熱孔版印刷用原紙の製造方法に関する。更
に詳しくは、キセノンフラッシュランプやサーマルヘッ
ドなどによる熱を受けることにより穿孔製版される高感
度な感熱孔版印刷用原紙の製造方法に関する。
に詳しくは、キセノンフラッシュランプやサーマルヘッ
ドなどによる熱を受けることにより穿孔製版される高感
度な感熱孔版印刷用原紙の製造方法に関する。
[従来の技術] 感熱孔版印刷用原紙の製造方法としては感熱フィルムと
多孔質支持体とを接着剤で貼り合せるものが使われてき
た。この感熱フィルムとしては、塩化ビニリデン共重合
体、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなど
の熱可塑性のフィルムが使われ、多孔性支持体として
は、薄葉紙やテトロン紗などが使われてきた。
多孔質支持体とを接着剤で貼り合せるものが使われてき
た。この感熱フィルムとしては、塩化ビニリデン共重合
体、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなど
の熱可塑性のフィルムが使われ、多孔性支持体として
は、薄葉紙やテトロン紗などが使われてきた。
また、特開昭60−48398号公報に示されたよう
に、感度を上げるために多孔質支持体に厚さ4μm以下
の薄いポリエステルフィルムを貼り合せる感熱孔版印刷
用原紙などが提案されてきた。
に、感度を上げるために多孔質支持体に厚さ4μm以下
の薄いポリエステルフィルムを貼り合せる感熱孔版印刷
用原紙などが提案されてきた。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、これらには次のような欠点があった。塩化ビニ
リデン共重合体フィルムを感熱フィルムとして用いた場
合、印刷後の文字が鮮明に出ない。又、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレートフィルムを感熱フィル
ムとして用いた場合文字は鮮明なものが得られるが、ベ
タ印刷では鮮明なものが得られない。
リデン共重合体フィルムを感熱フィルムとして用いた場
合、印刷後の文字が鮮明に出ない。又、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレートフィルムを感熱フィル
ムとして用いた場合文字は鮮明なものが得られるが、ベ
タ印刷では鮮明なものが得られない。
また、4μm以下の薄膜ポリエステルフィルムの場合、
製膜中に頻繁に破れ安定性がなく、収率が悪くなるのみ
ならず、薄膜化するとともに滑り性が悪くなり、巻取り
性などの取扱性が困難となる。
製膜中に頻繁に破れ安定性がなく、収率が悪くなるのみ
ならず、薄膜化するとともに滑り性が悪くなり、巻取り
性などの取扱性が困難となる。
さらに、多孔質支持体との貼り合せ作業時、シワが入
り、安定した貼り合せが困難であり製版、印刷後、印刷
ムラとなる。逆に、貼り合せ作業時、シワを防ぐために
張力をかけるとポリエステルフィルム伸びが民生し感熱
孔版印刷用原紙がカールを起したり、破断を起し、貼り
合せ困難となる。さらに孔版感度が悪く、濃淡の表現が
出ない。
り、安定した貼り合せが困難であり製版、印刷後、印刷
ムラとなる。逆に、貼り合せ作業時、シワを防ぐために
張力をかけるとポリエステルフィルム伸びが民生し感熱
孔版印刷用原紙がカールを起したり、破断を起し、貼り
合せ困難となる。さらに孔版感度が悪く、濃淡の表現が
出ない。
本発明は、上記欠点を解消せしめ、文字の印刷やベタ印
刷ともに鮮明なもの、および印刷ムラがなく作業性に優
れ、かつ孔版感度の優れた感熱孔版印刷用原紙の製造方
法を提供せんとするものである。
刷ともに鮮明なもの、および印刷ムラがなく作業性に優
れ、かつ孔版感度の優れた感熱孔版印刷用原紙の製造方
法を提供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、主としてポリエステルからなり、融解エネル
ギー(ΔHu)が3〜11cal/gである(A)層、及
びメルトインデックスが0.5〜10g/10分である
ポリオレフィンからなる(B)層より構成された二軸延
伸積層フィルムの(A)層面に、多孔質支持体を貼り合
せた後、(B)層を剥離除去することを特徴とする感熱
孔版印刷用原紙の製造方法、に関する。
ギー(ΔHu)が3〜11cal/gである(A)層、及
びメルトインデックスが0.5〜10g/10分である
ポリオレフィンからなる(B)層より構成された二軸延
伸積層フィルムの(A)層面に、多孔質支持体を貼り合
せた後、(B)層を剥離除去することを特徴とする感熱
孔版印刷用原紙の製造方法、に関する。
本発明における感熱孔版印刷用原紙とは、前述したよう
にキセノンフラッシュランプやサーマルヘッドなどによ
る熱を受けることにより穿孔製版されるものをいう。
にキセノンフラッシュランプやサーマルヘッドなどによ
る熱を受けることにより穿孔製版されるものをいう。
本発明における(A)層とは、主としてポリエステルか
らなるものであり、該ポリエステルとは、芳香族ジカル
ボン酸を主たる酸成分とし、アルキレングリコールを主
たるグリコール成分とするポリエステルである。
らなるものであり、該ポリエステルとは、芳香族ジカル
ボン酸を主たる酸成分とし、アルキレングリコールを主
たるグリコール成分とするポリエステルである。
芳香族ジカルボン酸の具体例としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフエノキシ
エタンジカルボン酸、ジフエニルジカルボン酸、ジフエ
ニルエーテルジカルボン酸、ジフエニルスルホンジカル
ボン酸、ジフエニルケトンジカルボン酸、アンスラセン
ジカルボン酸、α、β−ビス(2−クロルフエノキシ)
エタン−4、4′−ジカルボン酸などが挙げられる。こ
れらのうち、特にテレフタル酸、イソフタル酸が望まし
い。
イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフエノキシ
エタンジカルボン酸、ジフエニルジカルボン酸、ジフエ
ニルエーテルジカルボン酸、ジフエニルスルホンジカル
ボン酸、ジフエニルケトンジカルボン酸、アンスラセン
ジカルボン酸、α、β−ビス(2−クロルフエノキシ)
エタン−4、4′−ジカルボン酸などが挙げられる。こ
れらのうち、特にテレフタル酸、イソフタル酸が望まし
い。
アルキレングリコールの具体例としては、エチレングリ
コール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリ
コール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレング
リコール、ヘキシレングリコール等が挙げられる。これ
らのうち、特にエチレングリコールが望ましい。
コール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリ
コール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレング
リコール、ヘキシレングリコール等が挙げられる。これ
らのうち、特にエチレングリコールが望ましい。
共重合する成分としては、たとえば、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ネオペンチルネグリコー
ル、ポリエチレングリコールのようなポリアルキレング
リコール、P−オキシリレングリコール、1,4−ジク
ロヘキサンジメタノール、5−ナトリトウムスルホレゾ
ルシンなどのジオール成分、アジビン酸、セバシン酸、
フタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタリンジカルボ
ン酸、5−ナトリウムイソフタル酸などのジカルボン酸
成分、トリメリット酸、ピロメリット酸などの多官能ジ
カルボン酸成分、P−オキシエトキシ安息香酸などのオ
キシカルボン酸成分などが挙げられる。
ール、プロピレングリコール、ネオペンチルネグリコー
ル、ポリエチレングリコールのようなポリアルキレング
リコール、P−オキシリレングリコール、1,4−ジク
ロヘキサンジメタノール、5−ナトリトウムスルホレゾ
ルシンなどのジオール成分、アジビン酸、セバシン酸、
フタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタリンジカルボ
ン酸、5−ナトリウムイソフタル酸などのジカルボン酸
成分、トリメリット酸、ピロメリット酸などの多官能ジ
カルボン酸成分、P−オキシエトキシ安息香酸などのオ
キシカルボン酸成分などが挙げられる。
本発明の(A)層は、融解エネルギー(ΔHu)(以下
単にΔHuと言う)が3〜11cal/g、好ましくは5
〜10cal/gでなければならない。
単にΔHuと言う)が3〜11cal/g、好ましくは5
〜10cal/gでなければならない。
3cal/g未満では原紙(原稿)とのひっ付きを起こす
とともに鮮明な文字印刷が出来ない。ΔHuが5cal/
g以上とした場合、より鮮明な文字印刷が可能となる。
またΔHuが11cal/gを越えるものでは、ベタ印
刷、感度および濃淡の表現性(以下感度と言う)の悪い
ものとなり本発明の目的のものは得られない。なお、Δ
Huを10cal/g以下とした場合、穿孔時間の短縮が
可能となり生産性が向上する。
とともに鮮明な文字印刷が出来ない。ΔHuが5cal/
g以上とした場合、より鮮明な文字印刷が可能となる。
またΔHuが11cal/gを越えるものでは、ベタ印
刷、感度および濃淡の表現性(以下感度と言う)の悪い
ものとなり本発明の目的のものは得られない。なお、Δ
Huを10cal/g以下とした場合、穿孔時間の短縮が
可能となり生産性が向上する。
なお、(A)層に次に示す特定なモノカルボン酸又はそ
のエステルからなる化合物を添加すると、本発明の効果
は大巾に向上して好ましい。
のエステルからなる化合物を添加すると、本発明の効果
は大巾に向上して好ましい。
すなわち、主成分が炭素原子数10〜33の高級脂肪族
モノカルボン酸からなる化合物、たとえば具体例として
は、カプリン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、ノナデカ
ン酸、アラキン酸、ペヘン酸、メリシン酸、リグノセリ
ン酸、セロチン酸、モンタン酸、ヘントリアコンタン
酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エルカ酸、リノール
酸およびこれらを含む酸混合物などがその代表化合物と
して挙げられる。これらのうちで、好ましくは炭素原子
数18〜33、更に好ましくは20〜32を有する高級
脂肪族モノカルボン酸化合物を添加すると、文字、ベタ
印刷の感度の向上および濃淡印刷特性の向上などで好ま
しい。
モノカルボン酸からなる化合物、たとえば具体例として
は、カプリン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、ノナデカ
ン酸、アラキン酸、ペヘン酸、メリシン酸、リグノセリ
ン酸、セロチン酸、モンタン酸、ヘントリアコンタン
酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エルカ酸、リノール
酸およびこれらを含む酸混合物などがその代表化合物と
して挙げられる。これらのうちで、好ましくは炭素原子
数18〜33、更に好ましくは20〜32を有する高級
脂肪族モノカルボン酸化合物を添加すると、文字、ベタ
印刷の感度の向上および濃淡印刷特性の向上などで好ま
しい。
また高級脂肪族モノカルボン酸エステルとは、上記の高
級脂肪族モノカルボン酸を、炭素原子数2〜33を有す
る1価または2価のアルコールで一部または全部をエス
テル化することによって得られるものである。具体的に
は、モンタン酸エチレングリコールエステル、モンタン
酸エチルエステル、モンタン酸セリル、リグノセリン酸
オクタコシル、リグノセリン酸メリシル、リグノセリン
酸セリル、セロチン酸ミリシル、セロチン酸セリルなど
が挙げられ、天然に得られるモンタンワックス、カルナ
ウバワックス、ビーズワックス、カンデリラワックス、
ヌカロウ、イボタロウなども好ましく用いられる。
級脂肪族モノカルボン酸を、炭素原子数2〜33を有す
る1価または2価のアルコールで一部または全部をエス
テル化することによって得られるものである。具体的に
は、モンタン酸エチレングリコールエステル、モンタン
酸エチルエステル、モンタン酸セリル、リグノセリン酸
オクタコシル、リグノセリン酸メリシル、リグノセリン
酸セリル、セロチン酸ミリシル、セロチン酸セリルなど
が挙げられ、天然に得られるモンタンワックス、カルナ
ウバワックス、ビーズワックス、カンデリラワックス、
ヌカロウ、イボタロウなども好ましく用いられる。
本発明における主成分とは、その化合物が50重量%以
上含有されたものをいう。
上含有されたものをいう。
なお、高級脂肪族モノカルボン酸の炭素原子数が10未
満の場合はフィルム表面へのブリードアウトが激しくな
り、多孔性支持体との接着性が劣り、炭素原子数が33
を越える場合はベタ印刷の感度が悪くなり、濃淡表現が
出来にくくなり好ましくない。
満の場合はフィルム表面へのブリードアウトが激しくな
り、多孔性支持体との接着性が劣り、炭素原子数が33
を越える場合はベタ印刷の感度が悪くなり、濃淡表現が
出来にくくなり好ましくない。
高級脂肪族モノカルボン酸、そのエステルからなる少な
くとも一種の化合物(以下特定のワックスを言う)を添
加する場合、その含有量は、ポリエステル100重量部
に対して0.005〜5重量部であるのが好ましく、さ
らに0.01〜3重量部がより好ましい。上記含有量が
0.005重量部未満の場合には、原稿と融着しやすく
なるばかりか、ベタ印刷感度や濃淡表現性も劣ることが
多い。また、5重量部を越えると、フィルム表面へのブ
リードアウトが激しくなり、多孔質支持体との接着性が
なくなるなどの問題点がある。
くとも一種の化合物(以下特定のワックスを言う)を添
加する場合、その含有量は、ポリエステル100重量部
に対して0.005〜5重量部であるのが好ましく、さ
らに0.01〜3重量部がより好ましい。上記含有量が
0.005重量部未満の場合には、原稿と融着しやすく
なるばかりか、ベタ印刷感度や濃淡表現性も劣ることが
多い。また、5重量部を越えると、フィルム表面へのブ
リードアウトが激しくなり、多孔質支持体との接着性が
なくなるなどの問題点がある。
本発明におけるポリオレフィンとは、エチレン−プロピ
レンコポリマーを主体とするものであり、さらにエチレ
ンが1.0〜7.0wt%共重合されたものである。エチ
レンが1.0wt%未満、7.0wt%を越えるものではA
層との共延伸性が悪くなり厚みムラを起しやすく製版、
印刷特性が悪化したり、破れを起すこともある。さら
に、エチレン−プロピレンコポリマーはランダムコポリ
マーであるのが共延伸性の面からもより好ましく厚みム
ラの小さいものが得られるのでより好ましい。
レンコポリマーを主体とするものであり、さらにエチレ
ンが1.0〜7.0wt%共重合されたものである。エチ
レンが1.0wt%未満、7.0wt%を越えるものではA
層との共延伸性が悪くなり厚みムラを起しやすく製版、
印刷特性が悪化したり、破れを起すこともある。さら
に、エチレン−プロピレンコポリマーはランダムコポリ
マーであるのが共延伸性の面からもより好ましく厚みム
ラの小さいものが得られるのでより好ましい。
本発明におけるB層のエチレン−プロピレンコポリマー
は、メルト・インデックスが0.5〜10g/10分で
ある必要があり0.5g/10分未満、10g/10分
を越えるものでは、共押出性、共延伸性、厚みムラに問
題を起こす。
は、メルト・インデックスが0.5〜10g/10分で
ある必要があり0.5g/10分未満、10g/10分
を越えるものでは、共押出性、共延伸性、厚みムラに問
題を起こす。
(B)層は、(A)層と剥離する時の剥離力が10g/
cm以下、好ましくは0.1〜2g/cm、さらに好ましく
は0.2〜0.8g/cmの範囲にある場合に本発明の効
果が著しい。剥離力が小さすぎると、延伸やフィルム搬
送時にフィルム層間の剥離が起り、均一な延伸ができな
かったり、延伸ロールにフィルムがまきついたり、フィ
ルム搬送時にフィルムが剥離してしわや、破れなどのト
ラブルが生じることがある。逆に剥離力が大きすぎる
と、高速で剥離できず、フィルムが破れたり、ピンホー
ルを生じたりするのである。従って、剥離力を上記範囲
内に保持するためには、ポリマー、特に(B)層中に
0.001〜1wt%、好ましくは0.005〜0.5wt
%の非粒子系滑剤が含有されているのがよい。
cm以下、好ましくは0.1〜2g/cm、さらに好ましく
は0.2〜0.8g/cmの範囲にある場合に本発明の効
果が著しい。剥離力が小さすぎると、延伸やフィルム搬
送時にフィルム層間の剥離が起り、均一な延伸ができな
かったり、延伸ロールにフィルムがまきついたり、フィ
ルム搬送時にフィルムが剥離してしわや、破れなどのト
ラブルが生じることがある。逆に剥離力が大きすぎる
と、高速で剥離できず、フィルムが破れたり、ピンホー
ルを生じたりするのである。従って、剥離力を上記範囲
内に保持するためには、ポリマー、特に(B)層中に
0.001〜1wt%、好ましくは0.005〜0.5wt
%の非粒子系滑剤が含有されているのがよい。
非粒子系滑剤とは、常温で液体あるいは常温で固体であ
っても、融点あるいは軟化温度が200℃以下の物質
で、フィルムに滑性を付与するものであればよく、具体
例を示せば、次のような物質である。なお、これらの物
質の2種類以上がフィルム中に含有されている場合は、
それらの合計量が上記含有量範囲内にあればよい。
っても、融点あるいは軟化温度が200℃以下の物質
で、フィルムに滑性を付与するものであればよく、具体
例を示せば、次のような物質である。なお、これらの物
質の2種類以上がフィルム中に含有されている場合は、
それらの合計量が上記含有量範囲内にあればよい。
非粒子系滑剤の具体的な例としては、 脂肪族炭化水素 流動パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、天然
パラフィン、合成パラフィン、ポリエチレンワックス、
ポリプロピレンワックスなど。
パラフィン、合成パラフィン、ポリエチレンワックス、
ポリプロピレンワックスなど。
高級脂肪酸又はその金属塩 ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシス
テアリン酸、硬化油、モンタン酸ナトリウムなど。
テアリン酸、硬化油、モンタン酸ナトリウムなど。
脂肪酸アミド ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミ
ド、リシノール酸アミド、ベヘンアミド、メチレンビス
ステアラミドなど。
ド、リシノール酸アミド、ベヘンアミド、メチレンビス
ステアラミドなど。
脂肪酸エステル n−ブチルステアレート、メチルヒドロキシステアレー
ト、ミリシルセロチネート、多価アルコール脂肪酸エス
テル、エステル系ワックスなど。
ト、ミリシルセロチネート、多価アルコール脂肪酸エス
テル、エステル系ワックスなど。
脂肪酸ケトン ケトンワックスなど。
脂肪酸アルコール ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、ミリスチ
ルアルコール、セチルアルコールなど。
ルアルコール、セチルアルコールなど。
脂肪酸と多価アルコールの部分エステル グリセリン脂肪酸エステル、ヒドロキシステアリン酸ト
リグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステルなど。
リグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステルなど。
非イオン系界面活性剤 ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
ミド、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルなど。
レンフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
ミド、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルなど。
シリコン油 直鎖状メチルシリコン油、メチフェニルシリコン油、変
性シリコン油など。
性シリコン油など。
フッ素系界面活性剤 フルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカ
ルボン酸、モノパーフルオロアルキルエチルリン酸エス
テル、パーフルオロアルキルスルホン酸塩など。
ルボン酸、モノパーフルオロアルキルエチルリン酸エス
テル、パーフルオロアルキルスルホン酸塩など。
なお、上記の非粒子系滑剤と併用して、平均粒系0.0
01〜1μmの無機微粒子、例えば乾式シリカ、湿式シ
リカ、ゼオライト、炭酸カルシウム、リン酸カルシウ
ム、カオリン、カオリナイト、クレイ、タルク、酸化チ
タン、アルミナ、ジルコニア、水酸化アルミニウムなど
を、(A)層及び/又は(B)層中に0.01〜0.5
重量%含有せしめておくと、非粒子系滑剤の効果を相乗
的に高め得る場合が多い。
01〜1μmの無機微粒子、例えば乾式シリカ、湿式シ
リカ、ゼオライト、炭酸カルシウム、リン酸カルシウ
ム、カオリン、カオリナイト、クレイ、タルク、酸化チ
タン、アルミナ、ジルコニア、水酸化アルミニウムなど
を、(A)層及び/又は(B)層中に0.01〜0.5
重量%含有せしめておくと、非粒子系滑剤の効果を相乗
的に高め得る場合が多い。
本発明の感熱フィルムは、二軸延伸フィルムである必要
があり、一軸や未延伸フィルムでは穿孔のムラを生じ、
印刷後も欠落部分を生じやすい。なお二軸延伸の程度は
特に限定されないが、面配向係数が0.09〜0.98
のものが本発明にとって好ましい。
があり、一軸や未延伸フィルムでは穿孔のムラを生じ、
印刷後も欠落部分を生じやすい。なお二軸延伸の程度は
特に限定されないが、面配向係数が0.09〜0.98
のものが本発明にとって好ましい。
本発明の積層フィルムの厚み構成は任意で良いが、本発
明の用途から、(A)層の厚みは、0.1〜5μmが良
く、より好ましくは、0.2〜3μmのものが製版、印
刷特性、(A)層に多孔質支持体を貼り合せたあとの
(A)層から(B)層の剥離のしやすさの面から好まし
い。
明の用途から、(A)層の厚みは、0.1〜5μmが良
く、より好ましくは、0.2〜3μmのものが製版、印
刷特性、(A)層に多孔質支持体を貼り合せたあとの
(A)層から(B)層の剥離のしやすさの面から好まし
い。
本発明における(B)層のフィルム厚みは、特に限定さ
れるものではないが、好ましくは0.5〜20μmより
好ましくは1.0〜10μmの範囲のものが多孔質支持
体との貼り合せ時のシワ、伸び防止、多孔質支持体との
接着力向上、多孔質支持体を貼り合せた後の(A)層か
ら(B)層の剥離のしやすさから好ましい。
れるものではないが、好ましくは0.5〜20μmより
好ましくは1.0〜10μmの範囲のものが多孔質支持
体との貼り合せ時のシワ、伸び防止、多孔質支持体との
接着力向上、多孔質支持体を貼り合せた後の(A)層か
ら(B)層の剥離のしやすさから好ましい。
本発明の多孔質支持体とは、特に限定されるものではな
いが、たとえば、テトロン紗、和紙、不織布等があげら
れる。本発明の骨子部分である層構成と感熱孔版印刷用
原紙の製造方法は、前述した特定の(A)層と(B)層
が、例えばA/BまたはA/B/Aの構成をとり、この
(A)層に多孔質支持体を貼り合せ、その後、(B)層
を剥離し、感熱孔版印刷用原紙の構成すなわちA/多孔
質支持体とする層構成と製造方法をとる必要がある。
いが、たとえば、テトロン紗、和紙、不織布等があげら
れる。本発明の骨子部分である層構成と感熱孔版印刷用
原紙の製造方法は、前述した特定の(A)層と(B)層
が、例えばA/BまたはA/B/Aの構成をとり、この
(A)層に多孔質支持体を貼り合せ、その後、(B)層
を剥離し、感熱孔版印刷用原紙の構成すなわちA/多孔
質支持体とする層構成と製造方法をとる必要がある。
特定の(A)層感熱フィルムのみでは、フィルムの巻取
時シワが発生し、巻取が困難、また多孔質支持体との連
続貼り合せ時、伸びが発生し、シワを生じたり、接着不
良を起したり、さらに貼り合せ後カールを起したりする
ため連続して安定に貼り合せることが困難となる。
時シワが発生し、巻取が困難、また多孔質支持体との連
続貼り合せ時、伸びが発生し、シワを生じたり、接着不
良を起したり、さらに貼り合せ後カールを起したりする
ため連続して安定に貼り合せることが困難となる。
[特性の測定方法並びに効果の評価方法] 本発明で用いる各特性は、次の方法により評価したもの
である。
である。
(1)結晶融解エネルギー[ΔHu(cal/g)]はPER
KIN ELMER社製、DSC−2型を用いて感熱フ
ィルムの融解時の面積から求めた。
KIN ELMER社製、DSC−2型を用いて感熱フ
ィルムの融解時の面積から求めた。
この面積は、昇温することによりベースラインから吸熱
側にずれ、さらに昇温を続けるとベースラインの位置ま
でもどるまでの面積であり、融解開始温度位置から終了
温度位置までを直線で結び、この面積(a)を求めた。同
じDSCの測定条件でIn(インジウム)を測定し、こ
の面積(b)を6.8cal/gとして次の式により求めた。
側にずれ、さらに昇温を続けるとベースラインの位置ま
でもどるまでの面積であり、融解開始温度位置から終了
温度位置までを直線で結び、この面積(a)を求めた。同
じDSCの測定条件でIn(インジウム)を測定し、こ
の面積(b)を6.8cal/gとして次の式により求めた。
a/b×6.8=ΔHu(cal/g) (2)熱収縮率 フィルムを1cm幅で30cm長さにサンプリングし、フィ
ルムの一方の端部より5cmの位置に印をつけ、さらにそ
こから20cmの位置に印をつける。
ルムの一方の端部より5cmの位置に印をつけ、さらにそ
こから20cmの位置に印をつける。
このフィルムの先端に3gの荷重をかけ、田葉井(株)
製“パーフェクト・オープン”中で150℃15分間処
理した後、フィルムに付けた印間長さを測定(処理後の
長さLcm)し、次の式より求めた。
製“パーフェクト・オープン”中で150℃15分間処
理した後、フィルムに付けた印間長さを測定(処理後の
長さLcm)し、次の式より求めた。
熱収縮率(%)={(20−L)/20}×100 (3)製版:印刷特性 (A)文字印刷の評価 文字の鮮明さの評価 JIS第1水準の文字を、文字
サイズ20mm口の原紙(原稿)とし、テトロン紗で出来
た多孔性支持体と本発明の感熱フィルム(実施例、比較
例も同様にして)とを貼り合せたものを“RISO名刺
ごっこ”製版、印刷器(理想科学工業(株)製)を用い
て製版し、印刷したものを次のようにして評価した。
サイズ20mm口の原紙(原稿)とし、テトロン紗で出来
た多孔性支持体と本発明の感熱フィルム(実施例、比較
例も同様にして)とを貼り合せたものを“RISO名刺
ごっこ”製版、印刷器(理想科学工業(株)製)を用い
て製版し、印刷したものを次のようにして評価した。
評価は肉眼判定で○、△、×の3段階とし、○は原紙と
同様に見えるもの、×は原紙と異なり線が部分的に切れ
たりくっついたりしており判読が出来ない状態まで切れ
たものを言う。その中間の、すなわち切れた部分がある
が判読可能なものを△印で示した。
同様に見えるもの、×は原紙と異なり線が部分的に切れ
たりくっついたりしており判読が出来ない状態まで切れ
たものを言う。その中間の、すなわち切れた部分がある
が判読可能なものを△印で示した。
文字の太さムラの評価 項と同様の製版、印刷機を用いて文字サイズ5.0mm
口の文字を印刷し、その印刷状態を肉眼で評価した。
口の文字を印刷し、その印刷状態を肉眼で評価した。
原紙(原稿)の文字に比べ明らかに文字の太さムラがあ
り判読が不可能なものを使えないものとして×印で示
し、太さムラはあるが判読が可能で使用可能なものとし
て△印、全く太さムラのないものを○印で示した。
り判読が不可能なものを使えないものとして×印で示
し、太さムラはあるが判読が可能で使用可能なものとし
て△印、全く太さムラのないものを○印で示した。
文字印刷の感度評価 鉛筆硬度7H、6H、5H、4H、3H、2H、Hの7
種類を用意し、おしつけ圧150gで文字を書いたもの
を原稿とし、この原稿を用いて、その文字が判読出来る
か、否かで評価した。7Hで書いた時が最も色のうすい
ものとなり、感度が最も良く、Hになるにしたがい黒色
が濃くなるため、感度が悪くなる。
種類を用意し、おしつけ圧150gで文字を書いたもの
を原稿とし、この原稿を用いて、その文字が判読出来る
か、否かで評価した。7Hで書いた時が最も色のうすい
ものとなり、感度が最も良く、Hになるにしたがい黒色
が濃くなるため、感度が悪くなる。
(B)ベタ印刷の評価 ベタ印刷の鮮明さの評価 ●(丸で中が黒くぬりつぶされたもの)で1〜5mmφの
原紙を用いて、前述と同様の製版、印刷したものを次の
ように評価した。
原紙を用いて、前述と同様の製版、印刷したものを次の
ように評価した。
原紙のサイズを基準として、その輪郭の凹凸(部分的
な)で判定した。原紙のサイズより200μm以上凹凸
の出来たものを外観悪く不鮮明なものとし×印で、50
μm以下の凹凸のものを鮮明なものとし○印で示した。
この中間のものを△印で示した。使い方によっては△印
のものでも使用可能である。
な)で判定した。原紙のサイズより200μm以上凹凸
の出来たものを外観悪く不鮮明なものとし×印で、50
μm以下の凹凸のものを鮮明なものとし○印で示した。
この中間のものを△印で示した。使い方によっては△印
のものでも使用可能である。
ベタ印刷の原紙サイズとの対応性 項と同様に印刷し、全方向(0と180°、45°と
225°、90°と270°、135°の位置で)のサ
イズを評価し、原紙のサイズとの大きさの対応性を評価
した。原紙サイズに比べ500μm以上異なるもの(大
きい時、小さい時も有る)を対応性が悪いものとし、×
印で示した。100μm以下のものを対応性が良いもの
として、○印で示した。その中間のものを△印で示した
が、用途によっては使用可能なものである。
225°、90°と270°、135°の位置で)のサ
イズを評価し、原紙のサイズとの大きさの対応性を評価
した。原紙サイズに比べ500μm以上異なるもの(大
きい時、小さい時も有る)を対応性が悪いものとし、×
印で示した。100μm以下のものを対応性が良いもの
として、○印で示した。その中間のものを△印で示した
が、用途によっては使用可能なものである。
ベタ印刷の感度および濃淡の表現性の評価 “マクベス”反射濃度計、RD−918(kollmorgen社
製・USA)で濃度を測定し、原稿のベタ印刷濃度と製
版、印刷後の濃度を比較した。
製・USA)で濃度を測定し、原稿のベタ印刷濃度と製
版、印刷後の濃度を比較した。
まず前述の濃度計で濃度が0.90、0.50、0.3
5、0.20となるよう15mm口のベタ印刷の原稿を作
成した。次いで、この原稿を用いて前述と同様に製版、
印刷した。
5、0.20となるよう15mm口のベタ印刷の原稿を作
成した。次いで、この原稿を用いて前述と同様に製版、
印刷した。
この印刷したものを前述の濃度計で測定し、次式を用い
て各濃度別感度を求めた。
て各濃度別感度を求めた。
各濃度別感度=各濃度別印刷後濃度/各濃度別原稿濃度 この各濃度別感度がすべて0.8以上のとき感度および
濃淡の表現性が良いとして◎印で示し、0.7以上〜
0.8未満を○印、0.6以上〜0.7未満を△印、
0.6未満のものを感度および濃淡の表現性が悪いとし
て×印で示した。この各濃度別感度はすべて満足してい
る時であり一つでも悪いものがある時はその下のランク
とした。
濃淡の表現性が良いとして◎印で示し、0.7以上〜
0.8未満を○印、0.6以上〜0.7未満を△印、
0.6未満のものを感度および濃淡の表現性が悪いとし
て×印で示した。この各濃度別感度はすべて満足してい
る時であり一つでも悪いものがある時はその下のランク
とした。
(c)原稿との離型性 製版後の原稿と感熱孔版印刷用原紙とのはがれ性を意味
し、全く抵抗なく引きはがし出来るものを良好しとて○
印、原稿と引っ付いているが製版部分に各種欠点が入ら
ない状態で引き剥がしが可能なものを作業性はおとるが
使用は可能として△印し、引き剥がしで製版部分に欠点
を生じたり、ひどい時には破れを生じるものを使用不能
として×印で示した。
し、全く抵抗なく引きはがし出来るものを良好しとて○
印、原稿と引っ付いているが製版部分に各種欠点が入ら
ない状態で引き剥がしが可能なものを作業性はおとるが
使用は可能として△印し、引き剥がしで製版部分に欠点
を生じたり、ひどい時には破れを生じるものを使用不能
として×印で示した。
(D)耐印枚数 耐久性を見るため、印刷機で感熱フィルムに微小な破れ
等が入り、1枚目と同じ文字およびベタ印刷性の得られ
なくなるまでの枚数で表わした。
等が入り、1枚目と同じ文字およびベタ印刷性の得られ
なくなるまでの枚数で表わした。
(4)カール性 感熱孔版印刷用原紙としたものを前述と同様の製版機で
製版し終った状態で以下のようにして評価した。
製版し終った状態で以下のようにして評価した。
製版後の感熱孔版印刷用原紙を5×8cmサイズに切り、
これをフラットな台上に感熱フィルム面を上にして置き
全くカールしないものを良好として○印で、10mm以上
浮き上がるものを不良として×印で、中間のものを△印
で示した。
これをフラットな台上に感熱フィルム面を上にして置き
全くカールしないものを良好として○印で、10mm以上
浮き上がるものを不良として×印で、中間のものを△印
で示した。
(5)面配向係数 本発明フィルムの厚み方向の屈折率(NZ)と本発明フ
ィルムを融点より50℃高い温度で5分間保ち(ただ
し、面が凹凸にならないようにガラス板にはさみ)、こ
のサンプルを取り出し、厚み方向の屈折率(NZO)を
求め、下記式により求めた。
ィルムを融点より50℃高い温度で5分間保ち(ただ
し、面が凹凸にならないようにガラス板にはさみ)、こ
のサンプルを取り出し、厚み方向の屈折率(NZO)を
求め、下記式により求めた。
面配向係数=ZZ/NZO 屈折率の測定は、アツベの屈折計を用いた。
(6)多孔質支持体との連続安定貼り合せ性 シワの防止性 多孔質支持体(テトロン紗)と本発明のフィルム又は従
来の使用されている感熱フィルムをドライラミネートす
る時に発生するシワの程度で現わした。全くシワの発生
しないものを良好として○印で、ラミネートしたあと折
れジワにならないがシワが認められるものを使用不能と
して×印で示した。
来の使用されている感熱フィルムをドライラミネートす
る時に発生するシワの程度で現わした。全くシワの発生
しないものを良好として○印で、ラミネートしたあと折
れジワにならないがシワが認められるものを使用不能と
して×印で示した。
この中間の、すなわちラミネート工程中ではシワが認め
られるが、ラミネート後の感熱孔版印刷用原紙にはシワ
が認められないものを△印で示した。
られるが、ラミネート後の感熱孔版印刷用原紙にはシワ
が認められないものを△印で示した。
接着性 多孔質支持体として使用するテトロン紗と感熱フィルム
の接着性を意味し、各々の面にセロテープを貼り、これ
を引きはがし評価した。
の接着性を意味し、各々の面にセロテープを貼り、これ
を引きはがし評価した。
完全にテトロン紗がはがれるものを接着力不足として×
印で示し、全くはがれないものを接着力が十分として○
印で示した。部分的にははがれるものを△印で示した。
印で示し、全くはがれないものを接着力が十分として○
印で示した。部分的にははがれるものを△印で示した。
(7)(A)層から(B)層の剥離性 幅2cm、長さ5cmにサンプリングレA、B層間で剥離し
ておき、このA層、B層のフィルムをそれぞれテンシロ
ンのクリップに取り付け200mm/分の速度で引張り、
この時の強さで剥離性を示した。(180°剥離) この強さが1.0g/cm以下を剥離性が良いとして○印
で示し2.0g/cm以上を剥離性が悪いとして×印で示
した。この中間を△印で示した。
ておき、このA層、B層のフィルムをそれぞれテンシロ
ンのクリップに取り付け200mm/分の速度で引張り、
この時の強さで剥離性を示した。(180°剥離) この強さが1.0g/cm以下を剥離性が良いとして○印
で示し2.0g/cm以上を剥離性が悪いとして×印で示
した。この中間を△印で示した。
(8)共押出性 AおよびB層のポリマーを共押出し、キャストフィルム
のA層の厚みムラで評価した。
のA層の厚みムラで評価した。
評価したフィルムの幅は全幅の中央部50%の範囲とし
た。
た。
厚みムラが10%以下のものを良好として○印で示し、
15%以上のものを共押出性不良として×印で示した。
この中間を△印で示した。
15%以上のものを共押出性不良として×印で示した。
この中間を△印で示した。
(9)共延伸性 二軸延伸後のA層のフィルム厚みムラで評価した。評価
したフィルム幅は、全幅の中央部50%の範囲とした。
したフィルム幅は、全幅の中央部50%の範囲とした。
厚みムラが20%以下のものを使用可能として○印で示
し、30%以上のものを使用不能として×印で示した。
この中間のものを△印で示した。
し、30%以上のものを使用不能として×印で示した。
この中間のものを△印で示した。
(10)メルト.インデックス(MI) ASTM−1238、B法に準じて230℃で実施し
た。
た。
(11)エチレン含有量(B層ポリマー特性)は、赤外線吸
収スペクトルの731cm-1の吸収および基準バンドとし
て973cm-1の吸収を用いることにより測定することが
できる。
収スペクトルの731cm-1の吸収および基準バンドとし
て973cm-1の吸収を用いることにより測定することが
できる。
ランダム性の程度は赤外線吸収スペクトルにおいて、7
20cm-1と731cm-1の吸光度の比であらわされる。こ
の比(A720/A731)をランダム性指数と命名す
る [実施例] 実施例1、比較例1〜3 本発明を実施例に基づいて説明する。
20cm-1と731cm-1の吸光度の比であらわされる。こ
の比(A720/A731)をランダム性指数と命名す
る [実施例] 実施例1、比較例1〜3 本発明を実施例に基づいて説明する。
比較例1は、ポリエチレンテレフタレート(以下PET
と表示)を、比較例3はイソフタレート20mol%を共
重合したエチレンテレフタレートイソフタレート コポ
リマー(以下PET/Iと表示)100重量部に対して
カルナウバワックスを0.51重量部添加したものを原
料として(いずれもIV=0.6)押出機に供給し、2
80℃で単層Tダイより溶融押出し、回転する冷却ロー
ル(温度50℃)に巻き付けてキャストし、このフィル
ムを80℃に加熱し、長手方向に3.0倍延伸し、引続
き80℃の熱風で加熱されているステンターへ送り込
み、幅方向に3.0倍延伸し、引続きステンター中で1
50℃、5秒間熱処理し、2.0μmの二軸延伸フィル
ムを得た。
と表示)を、比較例3はイソフタレート20mol%を共
重合したエチレンテレフタレートイソフタレート コポ
リマー(以下PET/Iと表示)100重量部に対して
カルナウバワックスを0.51重量部添加したものを原
料として(いずれもIV=0.6)押出機に供給し、2
80℃で単層Tダイより溶融押出し、回転する冷却ロー
ル(温度50℃)に巻き付けてキャストし、このフィル
ムを80℃に加熱し、長手方向に3.0倍延伸し、引続
き80℃の熱風で加熱されているステンターへ送り込
み、幅方向に3.0倍延伸し、引続きステンター中で1
50℃、5秒間熱処理し、2.0μmの二軸延伸フィル
ムを得た。
比較例2、実施例1はB層としてエチレン含有量5wt
%、M16g/10分のエチレン、プロピレン共重合体
(以下、EPCと表示することがある)を用い、A層と
しては比較例1、3と順に同じポリマーを用いて二層T
ダイより共押出し、A/Bの二層フィルムとし、前述し
た単層時と同様の延伸、熱処理条件として第1表に記載
のフィルムを得た。
%、M16g/10分のエチレン、プロピレン共重合体
(以下、EPCと表示することがある)を用い、A層と
しては比較例1、3と順に同じポリマーを用いて二層T
ダイより共押出し、A/Bの二層フィルムとし、前述し
た単層時と同様の延伸、熱処理条件として第1表に記載
のフィルムを得た。
この各々のフィルム(二層フィルムの場合はA層面に)
をドライラミネート用接着剤“バイロン300”(東洋
紡(株)製)を用い、テトロン紗とドライラミネーター
で貼り合せ、その後A層、B層を剥離し、感熱孔版印刷
用原紙を得た。
をドライラミネート用接着剤“バイロン300”(東洋
紡(株)製)を用い、テトロン紗とドライラミネーター
で貼り合せ、その後A層、B層を剥離し、感熱孔版印刷
用原紙を得た。
比較例1、2、実施例1では、フィルム張力を広範囲に
自由に変えてもシワの発生がなく接着力も十分なものが
得られるが、比較例3では連続安定し、シワの発生のな
い、しかも、接着力も十分なものが得られない。すなわ
ち、この結果より製版、印刷特性に優れた感熱フィルム
は、複合フィルムとし、貼り合せた後、剥離しないとシ
ワがなく、接着力の十分なものが得られない。
自由に変えてもシワの発生がなく接着力も十分なものが
得られるが、比較例3では連続安定し、シワの発生のな
い、しかも、接着力も十分なものが得られない。すなわ
ち、この結果より製版、印刷特性に優れた感熱フィルム
は、複合フィルムとし、貼り合せた後、剥離しないとシ
ワがなく、接着力の十分なものが得られない。
また、比較例3の単層フィルムでは二軸延伸化の工程で
フィルム破れが多発(10〜20回/8hr)するが、複
合化することにより全く破れを起さない。
フィルム破れが多発(10〜20回/8hr)するが、複
合化することにより全く破れを起さない。
さらに、単層フィルムでは巻取中タテジワが発生する
が、複合化することにより全にタテジワを起さないもの
が得られた。
が、複合化することにより全にタテジワを起さないもの
が得られた。
実施例2〜4、比較例4〜6 比較例4、5、実施例2、3、4、比較例6の順にB層
のエチレン・プロピレン・コポリマーのMIを20、1
3、10、5、0.5、0.1g/10分と順に変更し
た原料を用いた。
のエチレン・プロピレン・コポリマーのMIを20、1
3、10、5、0.5、0.1g/10分と順に変更し
た原料を用いた。
フィルムの層構成がA/B/Aの三層構成となるよう三
層Tダイを用いて共押出し、実施例1と同じ製造条件を
とり二軸延伸フィルムとした。
層Tダイを用いて共押出し、実施例1と同じ製造条件を
とり二軸延伸フィルムとした。
このフィルムを実施例1と同様にテトロン紗と貼り合せ
た。この時の貼り合せはA層が二層あるので二回に分け
て実施した。各特性等の評価結果は第1表に示したよう
になった。
た。この時の貼り合せはA層が二層あるので二回に分け
て実施した。各特性等の評価結果は第1表に示したよう
になった。
この結果より製版、印刷特性に優れたA層にB層を用い
て複合フィルム化しても、このB層が特定の範囲内のも
のを用いないと、共押出性、共延伸性、多孔質支持体と
の貼り合せ性、製版・印刷特性に優れたものが得られな
いことが判る。
て複合フィルム化しても、このB層が特定の範囲内のも
のを用いないと、共押出性、共延伸性、多孔質支持体と
の貼り合せ性、製版・印刷特性に優れたものが得られな
いことが判る。
実施例5〜9、比較例7〜8 A層の原料として、エチレンテレフタレート、イソフタ
レート、コポリマーを用いた。比較例7、実施例5〜9
の順にイソフタレートの割合が30mol%、22.5mol
%、20mol%、17.5mol%、15mol%、12.5m
ol%となるよう共重合したものを用い、これを100重
量部としてカルナウバワックスを0.51重量部添加し
た(IV=0.6)。B層用原料としてエチレン含有量
5wt%、MI6g/10分のエチレンプロピレンコポリマ
ーを用い押出機に供給し、280℃で二層Tダイより溶
解押出し、回転する冷却ロール(温度50℃)に巻きつ
けてキャストし、A/Bの二層フィルムとした。このフ
ィルムを80℃に加熱し、長手方向に3.0倍延伸し、
引続き80℃の熱風で加熱されているステンターへ送り
込み、幅方向に3.0倍延伸し、引続きステンター中で
150℃、5秒間熱処理し、2.0μmの二軸延伸フィ
ルムを得た。
レート、コポリマーを用いた。比較例7、実施例5〜9
の順にイソフタレートの割合が30mol%、22.5mol
%、20mol%、17.5mol%、15mol%、12.5m
ol%となるよう共重合したものを用い、これを100重
量部としてカルナウバワックスを0.51重量部添加し
た(IV=0.6)。B層用原料としてエチレン含有量
5wt%、MI6g/10分のエチレンプロピレンコポリマ
ーを用い押出機に供給し、280℃で二層Tダイより溶
解押出し、回転する冷却ロール(温度50℃)に巻きつ
けてキャストし、A/Bの二層フィルムとした。このフ
ィルムを80℃に加熱し、長手方向に3.0倍延伸し、
引続き80℃の熱風で加熱されているステンターへ送り
込み、幅方向に3.0倍延伸し、引続きステンター中で
150℃、5秒間熱処理し、2.0μmの二軸延伸フィ
ルムを得た。
比較例8はA層の原料としてポリエチレンテレフタレー
トホモポリマーを用い、各温度条件はそれぞれ10℃高
い温度とした以外は、同一条件とした。
トホモポリマーを用い、各温度条件はそれぞれ10℃高
い温度とした以外は、同一条件とした。
得られた感熱フィルム中のカルナウバワックスの含有量
は、コポリマー100重量部に対して0.5重量部であ
った。
は、コポリマー100重量部に対して0.5重量部であ
った。
この二層フィルムを実施例1と同様に貼り合せ、剥離、
製版、印刷テストをおこなった。
製版、印刷テストをおこなった。
実施例10〜15 A層の原料として、イソフタレートの割合が20mol%
のエチレンテレフタレート、イソフタレート、コポリマ
ー90重量%にポリエチレンテレフタレートホモポリマ
ーを10重量%ブレンドし、これを100重量部とし
て、カルナウバワックスの含有量が第2表のようになる
よう添加した。その他の条件は、実施例1と同様にし
た。
のエチレンテレフタレート、イソフタレート、コポリマ
ー90重量%にポリエチレンテレフタレートホモポリマ
ーを10重量%ブレンドし、これを100重量部とし
て、カルナウバワックスの含有量が第2表のようになる
よう添加した。その他の条件は、実施例1と同様にし
た。
実施例16 特定のワックスとして第2表に示したように、主成分の
炭素原子数の変ったものを用い、添加量としては0.2
1重量部添加した。その他の条件は、実施例1と同様に
し、フィルム厚みは0.5μmとなるよう調整した。
炭素原子数の変ったものを用い、添加量としては0.2
1重量部添加した。その他の条件は、実施例1と同様に
し、フィルム厚みは0.5μmとなるよう調整した。
以上、実施例5〜16、比較例7,8のA/Bからなる
二層フィルムを実施例1と同様にしてテトロン紗と貼り
合せ、B層剥離後、製版、印刷テストを実施したところ
第2表のような結果を得た。
二層フィルムを実施例1と同様にしてテトロン紗と貼り
合せ、B層剥離後、製版、印刷テストを実施したところ
第2表のような結果を得た。
この結果より、A層が、特定の融解エネルギーをもった
ポリエステルからなる二軸延伸フィルムとすることによ
り、文字印刷での太さムラのない、鮮明で、かつ感度の
良いものが得られ、さらにベタ印刷においても鮮明で、
サイズの対応性が良く、かつ感度の良い感熱フィルムが
得られた。
ポリエステルからなる二軸延伸フィルムとすることによ
り、文字印刷での太さムラのない、鮮明で、かつ感度の
良いものが得られ、さらにベタ印刷においても鮮明で、
サイズの対応性が良く、かつ感度の良い感熱フィルムが
得られた。
[発明の効果] 本発明は、特定のポリエステルからなるA層と特定のエ
チレン・プロピレン共重合体からなるB層をA/Bまた
はB/A/Bの二軸延伸積層フィルムとし、A層面に多
孔質支持体を貼り合せた後、B層を剥離する製造方法と
することにより、次のような優れた効果を得ることがで
きたものである。すなわち、 (1)印刷後の文字、ベタ印刷が鮮明なものが得られる。
チレン・プロピレン共重合体からなるB層をA/Bまた
はB/A/Bの二軸延伸積層フィルムとし、A層面に多
孔質支持体を貼り合せた後、B層を剥離する製造方法と
することにより、次のような優れた効果を得ることがで
きたものである。すなわち、 (1)印刷後の文字、ベタ印刷が鮮明なものが得られる。
(2)製膜が安定し破れがなく収率が大幅に向上する。
(3)巻取性が向上する。
(4)多孔質支持体との貼り合せ時、伸び、シワ、破れ等
が発生しなくなり、連続安定して貼り合せが可能とな
り、感熱孔版印刷用原紙のカールを防止し、シワによる
製版、印刷後の印刷ムラがなくなる。
が発生しなくなり、連続安定して貼り合せが可能とな
り、感熱孔版印刷用原紙のカールを防止し、シワによる
製版、印刷後の印刷ムラがなくなる。
(5)孔版感度が良くなり、濃淡の表現が可能となる。
(6)共延伸性に優れ、厚みムラが良く印刷ムラがなくな
る。
る。
(7)多孔質支持体との貼り合せ後(A)、(B)層のは
くり性が向上し、シワ等の発生がなくなる。
くり性が向上し、シワ等の発生がなくなる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−69461(JP,A) 特開 昭53−69709(JP,A) 特開 昭51−2513(JP,A) 特公 昭48−1009(JP,B1) 特公 昭48−1532(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】主としてポリエステルからなり融解エネル
ギー(ΔHu)が3〜11cal/gである。(A)層及
びメルトインデックスが0.5〜10g/10分である
ポリオレフィンからなる(B)層より構成された二軸延
伸積層フィルムの(A)層面に、多孔質支持体を貼り合
せた後、(B)層を剥離除去することを特徴とする感熱
孔版印刷用原紙の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8987686 | 1986-04-21 | ||
| JP61-89876 | 1986-04-21 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25022489A Division JPH02131994A (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 感熱孔版印刷用原紙の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6353097A JPS6353097A (ja) | 1988-03-07 |
| JPH0645268B2 true JPH0645268B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=13982966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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-
1986
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