JPH0647276B2 - レトルト用包装容器 - Google Patents

レトルト用包装容器

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JPH0647276B2
JPH0647276B2 JP12276489A JP12276489A JPH0647276B2 JP H0647276 B2 JPH0647276 B2 JP H0647276B2 JP 12276489 A JP12276489 A JP 12276489A JP 12276489 A JP12276489 A JP 12276489A JP H0647276 B2 JPH0647276 B2 JP H0647276B2
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acid
olefin
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喜久夫 松岡
和夫 三宅
和雄 平
芳樹 渡辺
博 上野
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D23/00Details of bottles or jars not otherwise provided for
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レトルト(殺菌)用包装容器に関するもの
で、より詳細には、レトルト殺菌に耐える耐圧性能と易
開封性能との組合せを有するヒートシール容器に関す
る。
(従来の技術) 従来、金属箔シートの絞り成形で形成されたフランジ付
容器本体と蓋体とをフランジ部でヒートシールして成る
容器は、食品包装等の多くの分野で広く使用されてい
る。
フランジ付容器本体には、金属と内容物との直接の接触
を防止し且つ金属を保護するために、塗料等の内面被覆
層を設けており、一方蓋体の内面にはヒートシールの目
的でオレフィン系樹脂内面材を設けている。
一般に塗膜とオレフィン系樹脂との接着性を高めるため
に、塗膜中に酸変性オレフィン系樹脂を添加し、塗膜表
面に酸変性オレフィン系樹脂を優先的に分布させること
により、両の熱接着性を向上させることは、既に特公昭
58−2825号公報により知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記先行技術によると、塗膜とオレフィン系樹脂層との
間に強固な接着結合を導入し得るという利点が得られる
が、蓋体とフランジとのヒートシール界面で手により剥
離を行って開封を行う、所謂ピーラブールシール容器と
しての用途にはシール強度が強すぎるという問題があ
る。
この問題を解消するものとして、特公昭58−385号
公報には、複数の塗膜構成として塗膜間で剥離を行うも
のや、特公昭56−22699号公報には、塗膜中にお
ける酸変性オレフィン系樹脂の分布をその下層の分布制
御剤層により制御して易剥離性を付与することが知られ
ている。しかしながら、これらの手段は塗装を二段にわ
たって行わなければならないという煩わしさがある。
従って、本発明の目的は、レトルト殺菌に耐える密封性
能乃至耐圧性能と易開封性能とを備え且つ酸変性オレフ
ィン系樹脂含有塗膜とオレフィン系樹脂内面材とのヒー
トシール面で易剥離性能が得られるようにしたレトルト
用包装容器を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、金属箔シートの絞り成形で形成された
フランジ付容器本体と、蓋体とを前記フランジ部でヒー
トシールして成る容器であって、前記容器本体は、酸変
性オレフィン系樹脂を塗膜当り0.8乃至50重量%含有
するエポキシ−硬化剤樹脂系塗膜を内面被覆層として備
えたものであり、且つ前記蓋体は内面材として酸変性オ
レフィン系樹脂を構成するオレフィン単位を50乃至9
5重量%含有するオレフィン共重合体乃至オレフィン系
樹脂ブレンド物層を備えたものであることを特徴とする
レトルト用包装容器が提供される。
(作 用) 本発明は、酸変性オレフィン系樹脂を塗膜当り0.8乃至
50重量%含有するエポキシ−硬化剤樹脂素塗膜を内面
被覆層として備えた容器本体を使用し且つ酸変性オレフ
ィン系樹脂を構成するオレフィン単位を50乃至95重
量%含有するオレフィン共重合体乃至オレフィン系樹脂
ブレンド物層を内面材として備えた蓋体を使用し、両の
間にヒートシールを行うと、レトルト殺菌に耐えなが
ら、しかも手による開封が容易なヒートシール結合が形
成されるという知見に基づくものである。
本発明において、金属箔に対する内面被覆材として用い
る酸変性オレフィン系樹脂含有エポキシ−硬化剤樹脂系
塗膜は、フランジにおけるヒートシール面の形成と、金
属箔の保護との両方の作用を有するものである。エポキ
シ−硬化剤樹脂系塗膜は、種々の塗膜の内でも、金属箔
への密着性と、腐食成分に対するバリヤー性に最も優れ
たものの一つであると共に、酸変性オレフィン系樹脂と
の親和性にも優れている点で、必須不可欠の成分であ
る。このエポキシ−硬化剤樹脂系塗膜には、酸変性オレ
フィン系樹脂を含有させることが、オレフィン系樹脂内
面材との間にヒートシール性を与えるために重要であ
る。即ち、オレフィン系樹脂を塗膜中に含有させただけ
では、オレフィン系樹脂と塗膜を構成するエポキシ−硬
化剤樹脂との間に何等の結合も形成されないことから、
塗膜中に含有させるオレフィン系樹脂を予じめ酸変性し
ておくことの重要性が理解されよう。
本発明においては、酸変性オレフィン系樹脂を、塗膜当
り0.8乃至50重量%、特に1.5乃至20重量%の量で配
合することも重要であり、この変性オレフィン系樹脂の
配合量が上記範囲よりも少ないと、オレフィン系樹脂内
面材とのヒートシール強度がレトルト殺菌に耐えられな
いように弱くなる傾向があり、一方上記範囲よりも多い
と、塗膜の金属箔への密着力や耐腐食性が低下するだけ
ではなく、過マンガン酸カリ消費量が増大する等耐抽出
性が低下し、且つ内容品に対するフレーバー保持性も低
下する傾向がある。
一方、上記塗膜に対してヒートシールされるオレフィン
系樹脂内面材として、上記酸変性オレフィン系樹脂を構
成するオレフィン単位を50乃至95重量%、特に65
乃至85重量%含有するオレフィン共重合体乃至オレフ
ィン系樹脂ブレンド物を用いることも、レトルトに耐え
る密封性能乃至耐圧性能と易開封性能との組合せ性質の
点で重要である。即ち、酸変性オレフィン系樹脂を構成
するオレフィン単位と同種のオレフィン単位の含有量
が、オレフィン共重合体乃至オレフィン系樹脂ブレンド
物基準で上記範囲よりも少ない場合には、レトルトに耐
えるような密封性能乃至耐圧性能が得られず、一方上記
範囲よりも多い場合には、ヒートシール強度が高過ぎて
手による開封が困難となる傾向がある。
本発明によれば、酸変性オレフィン系樹脂含有エポキシ
−硬化剤樹脂系塗膜に対してヒートシールされるオレフ
ィン系樹脂内面材として、酸変性オレフィン系樹脂と同
じオレフィン単位を含み、しかもこのオレフィン単位の
含有量が一定の範囲にあるオレフィン共重合体乃至オレ
フィン系樹脂ブレンド物層を内面材とすることにより、
耐レトルト性と易開封性とを備えたヒートシール部の形
成に成功したものである。
(発明の好適態様) 包装容器 本発明の包装容器の一例を示す第1図において、この包
装容器は、容器本体1と蓋体2とから成る。容器本体1
は、以下に述べる積層乃至被覆シートの絞り成形で形成
されテーパー状乃至筒状の胴壁部、3A胴壁部の下端に
連なる底部3B及び胴壁部の上端に連なるフランジ部4
から成っている。容器本体シートの断面構造を示す第2
図において、このシート5は金属箔6、金属箔の容器内
面側となる面に施された内面被覆層7及び容器外面側と
なる面に施された外面被覆保護層8から成っている。
本発明においては、既に述べた通り、内面被覆層7が酸
変性オレフィン系樹脂を配合したエポキシ−硬化剤樹脂
系塗膜から構成されている。
一方、蓋体2は、以下に説明するような積層体から構成
されていると共に、容器本体フランジ部の外周とほぼ同
じ寸法及び形状を有しており、フランジ部4との間にヒ
ートシール部9を形成している。この蓋体2を構成する
積層体の断面構造を示す第3図において、この積層体1
0は金属箔等から成る基体層11と、該基体11の容器
最内面となる側に設けられた内面材層12と、該基体層
11の外面に設けられた外面保護層13とから成る。
内面材層12は、既に述べた通り、容器内面被覆層7中
に存在する酸変性オレフィン系樹脂の構成オレフィン単
位と同じオレフィン単位を一定の量比で含有するオレフ
ィン共重合体乃至オレフィン系樹脂ブレンド物から成っ
ている。
内面材層12は上記オレフィン共重合体乃至オレフィン
系樹脂ブレンド物の単層から成ることもできるが、一般
には前記共重合体乃至ブレンド物の層12aとこの共重
合体乃至ブレンド物の主たるオレフィン単位とオレフィ
ン単位を共通にするオレフィンホモポリマー層12bと
の積層体から成っていることが、易開封性の点及びフェ
ザーリング防止の点で望ましい。
容器本体 容器本体を構成する金属箔としては、アルミ箔等の軽金
属箔や、鋼箔乃至鉄箔、或いはブリキ箔、クロム酸処理
鋼箔、電解クロム酸処理鋼箔、ニッケルメッキ鋼箔、ニ
ッケル・錫メッキ鋼箔等の表面処理鋼箔が使用される。
これらの金属箔は、一般に0.3乃至0.02mm、特に0.2乃至
0.05mmの厚みを有することが好ましい。
内面保護塗膜を構成するエポキシ−硬化剤樹脂系塗料と
しては、エポキシ樹脂とこれに対する硬化剤樹脂とを含
有するものが最もよい。エポキシ樹脂としては、ビスフ
ェノールA等のビスフェノール類とエピハロヒドリンと
の重縮合により得られたビスフェノール型エポキシ樹脂
が好適であり、そのエポキシ当量は一般に400乃至2
0000、特に1000乃至5000の範囲にあるのが
好ましい。エポキシ樹脂に対して反応性のある樹脂硬化
剤としては、エポキシ樹脂の水酸基やオキシラン環に対
して反応性を有する官能基、例えば水酸基、アミノ基、
カルボキシル基等を有する樹脂;例えばレゾール型及び
/又はノボラック型のフェノール・ホルムアルデヒド樹
脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン・ホルムア
ルデヒド樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、アク
リル樹脂、ポリウレタン樹脂、キシレン樹脂、エポキシ
エステル樹脂、ブチラール樹脂等の1種又は2種以上の
組合せが使用される。これらの内でもメチロール基含有
熱硬化性樹脂、特にレゾール型フェノール樹脂やアミノ
樹脂が好適である。
エポキシ樹脂と硬化剤樹脂との割合は、95:5乃至4
0:60の重量比、特に90:10乃至50:50の重
量比の範囲内にあるのが好ましい。
酸変性オレフィン系樹脂としては、オレフィン系樹脂を
エチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水物でグラフト
変性した樹脂が使用される。オレフィン系樹脂幹ポリマ
ーとしては、低−中−又は高−密度ポリエチレン、リニ
ア低密度ポリエチレン、ホモポリプロピレン、結晶性プ
ロピレン−エチレン共重合体、ポリブテン−1、ポリペ
ンテン−1、ブテン−1/プロピレン共重合体、ブテン
−1/プロピレン/エチレン三元共重合体等を挙げるこ
とができる。耐レトルト性の点では、ホモポリプロピレ
ンが好適である。エチレン系不飽和カルボン酸乃至その
無水物としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン
酸、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸、無水マ
レイン酸、無水シトラコン酸、5−ノルボルネン−2,
3−ジカルボン酸無水物、テトラヒドロ無水フタル酸等
を挙げることができるが、ヒートシール性の点で無水マ
レイン酸が最も適当である。用いる酸変性オレフィン系
樹脂は、酸基をカルボニル基(=CO)として0.01乃至
600ミリ当量/100g樹脂、特に1.0乃至200ミ
リ当量/100g樹脂の濃度で含有するのがよい。
内面塗膜は、前述したエポキシ−硬化剤樹脂系塗料溶液
に酸変性オレフィン系樹脂を分散させ、この塗料を金属
箔上に塗布し、これを焼付けることにより形成される。
塗膜の厚みは、一般に2乃至30μm、特に5乃至20
μmの範囲にあることが望ましい。塗膜の焼付は180
乃至250℃で30秒乃至10分間で行うことができ
る。
金属箔の外面に設ける保護塗膜は、例えばフェノール・
ホルムアルデヒド樹脂、尿素・ホルムアルデヒド樹脂、
メラミン・ホルムアルデヒド樹脂、キシレン・ホルムア
ルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、ポリエス
テル樹脂、熱硬化型アクリル樹脂、ウレタン樹脂の単独
又は2種以上の組合せから成る熱硬化性樹脂:或いはア
クリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニルマレイン酸共重合体、ビニルブチラー
ル樹脂等のビニル樹脂、スチレン−ブタジエン−アクリ
ル酸エステル共重合体、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹
脂の塗膜であってよい。
容器本体への成形は、上述した被覆金属箔シートをそれ
自体公知の絞り成形に賦し、必要によりフランジ部外周
にカール加工を施こすことにより得られる。絞り加工は
任意の雄型とダイス(雌型)との組合せを用いて行うこ
とができるが、特公昭56−50645号公報記載の工
具を使用し、特公昭57−4408号公報記載の方法に
より成形を行えば胴壁部のフランジ付根附近にシワが発
生するのを防止できるので好ましい。
蓋 体 蓋体の基体としては、前述した金属箔;二軸延伸ポリエ
チレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ナイロンフィ
ルム、ポリカーボネートフィルム等の熱可塑性樹脂フィ
ルム;各種紙;或いはこれらの二種以上のラミネートが
使用され、これに内面材を施して蓋体とする。
本発明に用いる内面材は、既に指摘した通り、酸変性オ
レフィン樹脂のオレフィン単位と同じオレフィン単位を
含有し且つこのオレフィン単位を50乃至95重量%、
特に65乃至85重量%で含有するものである。即ち、
本発明に用いる内面材は、酸変性オレフィン系重合体に
含まれるオレフィン単位以外のオレフィン単位を、共重
合体乃至はポリマーブレンドの形で5乃至50重量%含
有する。
例えば、酸変性オレフィン樹脂が無水マレイン酸変性ポ
リプロピレンである場合、内面材はプロピレン単位を5
0乃至95重量%の量で含有し且つプロピレン以外のオ
レフィン単位、例えばエチレン又はブテン−1を共重合
体又はブレンドの形で5乃至50重量%含有する。これ
は酸変性オレフィン樹脂が酸変性ポリエチレンである場
合にも同様に当てはまる。
一般に、耐レトルト性の見地からは、内面材はホモポリ
プロピレン又はプロピレン単位を主体とするプロピレン
−エチレン共重合体を含有することが好ましく、一方酸
変性オレフィン系樹脂とは異なるオレフィン単位はポリ
マーブレンドの形で内面材に含有されることが好まし
い。かくして、酸変性プロピレン樹脂に対しては、内面
材として、ホモポリプロピレン又はプロピレン−エチレ
ン共重合体とポリエチレンとを50:50乃至95:
5、特に60:40乃至80:20の重量比でブレンド
したものを用いることが推奨される。
内面材層の厚みは、一般に3乃至100μm、特に5乃
至40μmの範囲にあることが望ましい。ポリマーブレ
ンド層を内面材として使用する場合、開封に際して、フ
ェザーリングの発生を防止するためには、ポリマーブレ
ンド層をヒートシール可能な範囲で可及的に薄くするこ
とが好ましい。これを可能にするために、本発明の好適
な態様では、内面材を、前述したポリマーブレンド層を
表面層とし且つ該ポリマーブレンド層の主たるオレフィ
ン単位を構成オレフィン単位としたホモポリオレフィン
を支持層とした積層構成とする。この構成とすることに
より、ポリマーブレンド層の厚みを3乃至10μm、ホ
モポリオレフィン支持層の厚みを20乃至50μmとし
て、確実なヒートシールを行いながら、フェザーリング
の発生を防止できる。このような積層内面材は、それ自
体公知の共押出法により容易に製造される。尚、基体と
内面材との接合乃至貼合せは、前述した酸変性オレフィ
ン樹脂やウレタン系接着剤を用いることにより容易に行
われる。
蓋体の外面保護被覆としては、容器本体について前述し
た塗料や、各種樹脂フィルム等が使用される。
用 途 本発明の包装容器は、内容物の保存性を高めるために、
レトルト殺菌等の殺菌操作を必要とする容器に広く適用
される。即ち、容器本体に内容物を充填し、必要により
窒素置換、水蒸気置換等の操作を行った後、容器フラン
ジ部に蓋体を施こし、ヒートシールバー、高周波誘導加
熱、超音波照射等のヒートシール手段を用いて、170
乃至250℃の温度でヒートシールし、密封を行う。密
封後の包装容器を100乃至135℃の温度で10乃至
60分間殺菌し、保存に耐える包装体とする。また、こ
の包装体を開封してからオーブントースターに入れるこ
とにより、内容物を加熱して食することも可能となる。
(発明の効果) 本発明によれば、酸変性オレフィン系樹脂含有エポキシ
−硬化剤樹脂系塗膜に対してヒートシールされるオレフ
ィン系樹脂内面材として、酸変性オレフィン系樹脂と同
じオレフィン単位を含み、しかもこのオレフィン単位の
含有量が一定の範囲にあるオレフィン共重合体乃至オレ
フィン系樹脂ブレンド物層を内面材とすることにより、
耐レトルト性と易開封性とを備えたヒートシール部を安
定に形成させることができた。
(実施例) 本発明を次の例で説明する。
実施例1 両面にクロメート表面処理層を有する厚さ75μmの圧
延鋼箔の一方の面に黄色に着色されたエポキシフェノー
ル系塗料を塗布量65mg/dm2で塗布した。次にもう一方
の面にエポキシフェノール系塗料100重量部に対して
アイソタクチック、ホモポリプロピレンに無水マレイン
酸がグラフトされた平均カルボニル基濃度が150m・eq
/100g重合体の変性ポリプロピレンに水酸化アルミ
ニウムが添加されたパウダー6重量部(5.66wt%)を分
散させた塗料をダブルコートし、230℃で40秒間焼
付けた。ダブルコート後の塗布量は160mg/dm2であっ
た。
かくして得られた材料をブランク径φ135mmのブラン
クに打抜き、弾性体パンチを用いた絞り成形法により、
高さ25mm、外径83mm、内径70mm、コーナーR25
mmで、フランジ部が外側にカールされた角型容器を成形
した。
また、蓋材として12μmPET/15μm2軸延伸ナ
イロン/20μmアルミ箔のラミネート基材と厚さ30
μmのエチレン−プロピレン共重合体サポート層と厚さ
5μmのポリプロピレン70wt%と低密度ポリエチレ
ン30wt%のブレンド層からなる共押出フィルムとの
間に10μmエチレン−プロピレン共重合体15μm無
水マレイン酸変性ポリプロピレン(変性PPがアルミ箔
側)の樹脂を2層共押出することによりサンドラミネー
ションを行った後、オーブンで熱処理を行うことによ
り、PP−LDPEブレンド層をシール層とする積層体
を得た。この積層体からコーナー部に開封用つまみ部を
有する85mm×85mmの大きさの蓋材を打抜いた。
次に前記角型成形容器の中にマカロニグラタンを充填し
前記蓋材をヒートシールした。この密封容器を120℃
で30分間レトルト殺菌処理を行った。レトルト殺菌処
理後の容器本体と蓋体とのヒートシール強度を測定した
ところ2.5Kg/15mmであった。また、開封用つまみ部
から蓋材を開封したところ容易にピール剥離が可能であ
った。
一方、開封して蓋を取り去り、マカロニグラタン入り容
器本体を890Wのオーブントースターで7分間加熱し
た。オーブントースターより容器を取出したところ、適
度に焦目がつき、外観は良好であった。また、マカロニ
グラタンを試食したころ中心まで加熱されており非常に
美味であった。
また、マカロニグラタンをオーブントースターで加熱中
容器本体から異臭は全く発生しなかった。また、加熱後
のマカロニグラタンにも異味、異臭は全く認められなか
った。
実施例2〜8、比較例1〜3 実施例1において容器本体内面コーティングに用いる変
性ポリプロピレン添加エポキシフェノール系塗料の無水
マレイン酸変性PPの添加量のみを第1表に示すように
変化させたサンプルを各々作製し、120℃、30分の
レトルト処理後のヒートシール強度を測定したところ第
1表に示すとおりであった。
また、内容品のフレーバー特性と非常に関係のある容器
内面材のKMnO消費量(厚生省告示20号の操作に
準じた測定法)を測定した。
比較例1および2のように、エポキシフェノール系途料
に添加する変性PPが非常に少い場合、蓋材とのヒート
シール強度が非常に弱く、レトルト処理により密封性が
確保できなかった。
また、比較例3のように、エポキシフェノール系塗料に
添加する変性PPの量が多い場合、KMnO消費量が
多くなり、内容品のフレーバーを悪くする傾向にあっ
た。
一方、実施例2〜8のような変性PPの添加量であれ
ば、蓋材とのヒートシール強度は2.5Kg/15mm程度で、
耐レトルト性は十分であり、かつピール剥離が可能であ
った。また、フレーバー特性も良好であった。
なお、内面コーティングはすべてダブルコートである
が、実施例8については、変性PPを添加していないエ
ポキシフェノール系塗料を第1回目のコートに用い、第
2回目のコートには第1表に示す量の変性PPを添加し
た塗料を用いた。
実施例9〜12 実施例1と同じような方法により第2表に示すような容
器本体を作製した。
また、実施例1と同じような方法により第3表に示すよ
うな蓋材を作製し、第3表に示す内容品を充填後、第3
表に示す条件でレトルト処理を行った。いずれの場合も
レトルト処理により容器の変化は全くなく、密封性も完
全であった。レトルト処理後のヒートシール強度を測定
したところ第3表に示すように2.5Kg/15mm程度であ
り、ピール剥離による開封が可能であった。
なお、内面塗料の塗布は塗膜のピンホールが生じないよ
うに、ダブルコートを行った。塗膜量はすべて160mg
/dm2±5mg/dm2である。
比較例4 実施例1において蓋材のシール材として30μmのエチ
レン−プロピレン共重合体サポート層/5μm低密度ポ
リエチレン70wt%とポリプロピレン30wt%のブ
レンド層からなるLDPEの含有量の多いシール層を有
する共押出フィルムを用いたところ、レトルト前のヒー
トシール強度が0.6Kg/15mmと非常に弱く、120℃3
0分のレトルト処理を行ったところ、シール部が剥離す
るサンプルが見られた。
実施例13 両面にクロメート表面処理層を有する厚さ75μmの圧
延鋼箔の一方の面にブラウン色に着色されたエポキシフ
ェノール系塗料を塗布量65mg/dm2で塗布した。
次にもう一方の面にビスフェノールA型エポキシ樹脂と
2核体成分から成るレゾール型フェノール・ホルムアル
デヒド樹脂とを95:5の重量比で含有するエポキシフ
ェノール系塗料をベースコートとして塗布乾燥させた。
ベースコートの塗布量は120mg/dm2であった。次にこ
のベースコートの面にトップコートとして、エポキシ・
ベンゾグアナミン系塗料(比重d=1.20g/cm3)10
0重量部に対してアイソタクティック・ホモポリプロピ
レンに無水マレイン酸がグラフトされた平均カルボニル
基濃度が150meq/100gの重合体の変性ポリプロ
ピレンに水酸化アルミニウムが添加されたパウダー(比
重d=0.90g/cm3)6重量部(5.66wt%)を分散させた
塗料を塗布し250℃で40秒間焼き付けた。トップコ
ート層の塗布量は70mg/dm2であった。
得られた内面塗布膜の熱軟化温度を熱機械分析装置(T
MA)のベネトレーション法により測定したところ、1
10℃であった。
かくして得られた材料を、ブランク系φ135mmのブラ
ンクに打抜き、弾性材パンチを用いた絞り成形法によ
り、高さ25mm、外径83mm、内径70mm、コーナーR
25mmで、フランジ部が外側にカールされた角型容器を
成形した。
また、蓋材として、12μmPET/15μm2軸延伸
ナイロン/20μmアルミ箔のラミネート基材と厚さ3
0μmのエチレン−プロピレン共重合体サポート層と厚
さ5μmのポリプロピレン70wt%を低密度ポリエチレ
ン30wt%のブレンド層から成る共押出フィルムとの間
に10μmエチレン−プロピレン共重合体15μm無水
マレイン酸変性ポリプロピレン(変性PPがアルミ箔
側)の樹脂を2層共押出することによりサンドラミネー
ションを行った後、オーブンで熱処理を行うことによ
り、PP−LDPEブレンド層をシール層とする積層体
を得た。この積層体からコーナー部に開封用つまみ部を
有する85mm×85mmの大きさの蓋材を打抜いた。
次に前記角型成形容器の中にマカロニグラタンを充填
し、前記蓋材をヒートシールした。この密封容器を12
0℃で30分間レトルト殺菌処理を行った。レトルト殺
菌処理後の容器本体と蓋体とのヒートシール強度を測定
したところ2.5Kg/15mmであった。また開封用つまみ
部から蓋材を開封したところ容易にピール剥離が可能で
あった。
また、開封して蓋を取り去り、マカロニグラタン入り容
器本体を890Wのオーブントースターで7分間加熱し
た。オーブントースターより容器を取り出したところ、
マカロニグラタンに適度な焦目が付いていた。このマカ
ロニグラタンを試食したところ、中心まで加熱されてお
り、非常に美味であった。一方、オーブントースターで
の加熱時に一番温度が上昇する容器本体のフランジ部に
は、変色などの変化は認められなかった。また、容器本
体の内面へのマカロニグラタンの焦付きなどを調べたと
ころ、焦付きは認められなかった。
またマカロニグラタンをオーブントースターで加熱中容
器本体から異臭が全く発生しなかった。また、加熱後の
マカロニグラタンにも異味、異臭は全く認められなかっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の包装容器の一例を示す斜視図であり、 第2図は本発明の容器本体シートの一例を示す断面図で
あり、 第3図は本発明の蓋体の一例を構成する積層体の断面図
であって、 引照数字1は容器本体、2は蓋体、3Aは胴壁部、3B
は底部、4はフランジ部、5は容器本体シート、6は金
属箔、7は内面被覆層、8は外面被覆保護層、9はヒー
トシール部、10は蓋体を構成する積層体、11は基
体、12は内面材層、13は外面保護層を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属箔シートの絞り成形で形成されたフラ
    ンジ付容器本体と、蓋体とを前記フランジ部でヒートシ
    ールして成る容器であって、 前記容器本体は、酸変性オレフィン系樹脂を塗膜当り0.
    8乃至50重量%含有するエポキシ−硬化剤樹脂系塗膜
    を内面被覆層として備えたものであり、且つ前記蓋体は
    内面材として酸変性オレフィン系樹脂を構成するオレフ
    ィン単位を50乃至95重量%含有するオレフィン共重
    合体乃至オレフィン系樹脂ブレンド物層を備えたもので
    あることを特徴とするレトルト用包装容器。
  2. 【請求項2】酸変性オレフィン系樹脂が酸変性ポリプロ
    ピレン樹脂であり、内面材がポリプロピレン又はプロピ
    レン−エチレン共重合体とポリエチレンとを含有し且つ
    プロピレン単位の含有量が50乃至95重量%であるポ
    リマーブレンドである請求項1記載の包装容器。
  3. 【請求項3】内面材が上記ブレンド層を表面に2乃至1
    0μmの厚みで備えた厚さ15乃至100μmのポリプ
    ロピレンフィルムから成る請求項2記載の包装容器。
JP12276489A 1988-05-19 1989-05-18 レトルト用包装容器 Expired - Lifetime JPH0647276B2 (ja)

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JP63-120667 1988-05-19

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JPH0257338A JPH0257338A (ja) 1990-02-27
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