JPH064857A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH064857A JPH064857A JP18587392A JP18587392A JPH064857A JP H064857 A JPH064857 A JP H064857A JP 18587392 A JP18587392 A JP 18587392A JP 18587392 A JP18587392 A JP 18587392A JP H064857 A JPH064857 A JP H064857A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁性層上に、分子末端に極性基を有する潤滑
剤と分子末端に極性基を有しない潤滑剤とからなる潤滑
剤層を設け、分子末端に極性基を有する潤滑剤を分子末
端に極性基を有しない潤滑剤より潤滑剤層の厚さ方向で
磁性層側より表面側に多くして、得られる磁気記録媒体
の電磁変換特性を良好にし、走行耐久性を充分に向上さ
せる。 【構成】 磁性層上に、分子末端に極性基を有する潤滑
剤と分子末端に極性基を有しない潤滑剤とからなる潤滑
剤層を設け、分子末端に極性基を有する潤滑剤を分子末
端に極性基を有しない潤滑剤より潤滑剤層の厚さ方向で
磁性層側より表面側に多くした磁気記録媒体
剤と分子末端に極性基を有しない潤滑剤とからなる潤滑
剤層を設け、分子末端に極性基を有する潤滑剤を分子末
端に極性基を有しない潤滑剤より潤滑剤層の厚さ方向で
磁性層側より表面側に多くして、得られる磁気記録媒体
の電磁変換特性を良好にし、走行耐久性を充分に向上さ
せる。 【構成】 磁性層上に、分子末端に極性基を有する潤滑
剤と分子末端に極性基を有しない潤滑剤とからなる潤滑
剤層を設け、分子末端に極性基を有する潤滑剤を分子末
端に極性基を有しない潤滑剤より潤滑剤層の厚さ方向で
磁性層側より表面側に多くした磁気記録媒体
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気記録媒体に関し、
さらに詳しくは、電磁変換特性が良好で走行耐久性に優
れた磁気記録媒体に関する。
さらに詳しくは、電磁変換特性が良好で走行耐久性に優
れた磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、強磁性材を真空蒸着等によって
基体上に被着してつくられる磁気記録媒体は、磁気ヘッ
ド等と接触しながら走行するため、磁性層の摩擦係数が
小さくまた摩耗が少なくて走行耐久性に優れていること
が要求される。
基体上に被着してつくられる磁気記録媒体は、磁気ヘッ
ド等と接触しながら走行するため、磁性層の摩擦係数が
小さくまた摩耗が少なくて走行耐久性に優れていること
が要求される。
【0003】このため、従来から磁性層上に種々の潤滑
剤層を設けて、摩擦係数を低減し、走行耐久性を改善す
ることが行われており、たとえば、カルボン酸パ−フル
オロアルキルエステルおよびパ−フルオロポリエ−テル
よりなる潤滑剤層を磁性層上に設けることが行われてい
る。(特公昭62−236118号)
剤層を設けて、摩擦係数を低減し、走行耐久性を改善す
ることが行われており、たとえば、カルボン酸パ−フル
オロアルキルエステルおよびパ−フルオロポリエ−テル
よりなる潤滑剤層を磁性層上に設けることが行われてい
る。(特公昭62−236118号)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のカ
ルボン酸パ−フルオロアルキルエステルおよびパ−フル
オロポリエ−テルは、分子末端に極性基を有せず、これ
らからなる潤滑剤層を磁性層上に形成すると、摩擦係数
が低減されて走行耐久性が改善されるものの、磁性層表
面との相互作用が充分ではないため、磁気ヘッドと摺接
する際、潤滑剤が磁性層表面から離脱しやすく、離脱し
た潤滑剤で磁気ヘッドの摺接面が汚れて、記録再生時の
出力を劣化させるという難点がある。
ルボン酸パ−フルオロアルキルエステルおよびパ−フル
オロポリエ−テルは、分子末端に極性基を有せず、これ
らからなる潤滑剤層を磁性層上に形成すると、摩擦係数
が低減されて走行耐久性が改善されるものの、磁性層表
面との相互作用が充分ではないため、磁気ヘッドと摺接
する際、潤滑剤が磁性層表面から離脱しやすく、離脱し
た潤滑剤で磁気ヘッドの摺接面が汚れて、記録再生時の
出力を劣化させるという難点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる現状に
鑑み種々検討を行った結果なされたもので、磁性層上
に、分子末端に極性基を有する潤滑剤と分子末端に極性
基を有しない潤滑剤とからなる潤滑剤層を設け、分子末
端に極性基を有する潤滑剤を分子末端に極性基を有しな
い潤滑剤より潤滑剤層の厚さ方向で磁性層側より表面側
に多くすることによって、潤滑剤の磁性層表面からの離
脱を抑制し、離脱した潤滑剤による磁気ヘッド摺接面の
汚れを防止すると同時に、潤滑剤の優れた潤滑効果を充
分に発揮させ、記録再生時の出力を劣化させることな
く、走行耐久性を充分に向上させたものである。
鑑み種々検討を行った結果なされたもので、磁性層上
に、分子末端に極性基を有する潤滑剤と分子末端に極性
基を有しない潤滑剤とからなる潤滑剤層を設け、分子末
端に極性基を有する潤滑剤を分子末端に極性基を有しな
い潤滑剤より潤滑剤層の厚さ方向で磁性層側より表面側
に多くすることによって、潤滑剤の磁性層表面からの離
脱を抑制し、離脱した潤滑剤による磁気ヘッド摺接面の
汚れを防止すると同時に、潤滑剤の優れた潤滑効果を充
分に発揮させ、記録再生時の出力を劣化させることな
く、走行耐久性を充分に向上させたものである。
【0006】この発明によれば、磁性層上に設けられた
潤滑剤層が、分子末端に極性基を有する潤滑剤と分子末
端に極性基を有しない潤滑剤とで構成されているため、
分子末端に極性基を有しこの極性基で磁性層表面へ吸着
している潤滑剤への外部からの負荷応力が、分子末端に
極性基を有せずに自由に動く潤滑剤によって緩和され
る。また、分子末端に極性基を有する潤滑剤を分子末端
に極性基を有しない潤滑剤より潤滑剤層の厚さ方向で磁
性層側より表面側に多くしているため、分子末端に極性
基を有する潤滑剤がお互いに多量体を形成しやすくな
り、分子末端に極性基を有しない潤滑剤が脱離するのを
防止する障壁の役割をする。
潤滑剤層が、分子末端に極性基を有する潤滑剤と分子末
端に極性基を有しない潤滑剤とで構成されているため、
分子末端に極性基を有しこの極性基で磁性層表面へ吸着
している潤滑剤への外部からの負荷応力が、分子末端に
極性基を有せずに自由に動く潤滑剤によって緩和され
る。また、分子末端に極性基を有する潤滑剤を分子末端
に極性基を有しない潤滑剤より潤滑剤層の厚さ方向で磁
性層側より表面側に多くしているため、分子末端に極性
基を有する潤滑剤がお互いに多量体を形成しやすくな
り、分子末端に極性基を有しない潤滑剤が脱離するのを
防止する障壁の役割をする。
【0007】しかして、分子末端に極性基を有する潤滑
剤による障壁効果と、分子末端に極性基を有しない潤滑
剤による応力緩和効果が同時に発生し、潤滑剤の磁性層
表面からの離脱が効果的に抑制されて、磁気ヘッドの摺
接面の汚れも充分に抑制され、記録再生時の出力が劣化
することなく、併用する潤滑剤の優れた潤滑効果が充分
に発揮されて、走行耐久性が充分に向上される。
剤による障壁効果と、分子末端に極性基を有しない潤滑
剤による応力緩和効果が同時に発生し、潤滑剤の磁性層
表面からの離脱が効果的に抑制されて、磁気ヘッドの摺
接面の汚れも充分に抑制され、記録再生時の出力が劣化
することなく、併用する潤滑剤の優れた潤滑効果が充分
に発揮されて、走行耐久性が充分に向上される。
【0008】このように、分子末端に極性基を有する潤
滑剤を分子末端に極性基を有しない潤滑剤より潤滑剤層
の厚さ方向で磁性層側より表面側に多くした潤滑剤層を
形成するには、これらの潤滑剤をそれぞれメチルエチル
ケトン、n−ヘキサン、イソプロピルアルコ−ル、フレ
オンなどの有機溶剤に溶解し、まず分子末端に極性基を
有しない潤滑剤を溶解した溶液を基体表面に形成された
磁性層上に塗布または噴霧し、この上にさらに分子末端
に極性基を有する潤滑剤を溶解した溶液を塗布または噴
霧するなどの方法で行われる。
滑剤を分子末端に極性基を有しない潤滑剤より潤滑剤層
の厚さ方向で磁性層側より表面側に多くした潤滑剤層を
形成するには、これらの潤滑剤をそれぞれメチルエチル
ケトン、n−ヘキサン、イソプロピルアルコ−ル、フレ
オンなどの有機溶剤に溶解し、まず分子末端に極性基を
有しない潤滑剤を溶解した溶液を基体表面に形成された
磁性層上に塗布または噴霧し、この上にさらに分子末端
に極性基を有する潤滑剤を溶解した溶液を塗布または噴
霧するなどの方法で行われる。
【0009】また、この他、分子末端に極性基を有しな
い潤滑剤を溶解した溶液を基体表面に形成された磁性層
上に塗布または噴霧し、一方、分子末端に極性基を有す
る潤滑剤を溶解した溶液を基体の裏面に塗布または噴霧
した後、この磁気記録媒体原反を巻き取った状態でキュ
アリングして、分子末端に極性基を有しない潤滑剤を被
着した磁性層上に、基体裏面に被着した分子末端に極性
基を有する潤滑剤を転移させるなどの方法でも行われ、
方法は特に限定されない。
い潤滑剤を溶解した溶液を基体表面に形成された磁性層
上に塗布または噴霧し、一方、分子末端に極性基を有す
る潤滑剤を溶解した溶液を基体の裏面に塗布または噴霧
した後、この磁気記録媒体原反を巻き取った状態でキュ
アリングして、分子末端に極性基を有しない潤滑剤を被
着した磁性層上に、基体裏面に被着した分子末端に極性
基を有する潤滑剤を転移させるなどの方法でも行われ、
方法は特に限定されない。
【0010】このようにして形成される潤滑剤層は、磁
性層上に、分子末端に極性基を有する潤滑剤を0.01〜1
0mg/m2 の範囲内で被着させ、分子末端に極性基を
有しない潤滑剤を0.01〜10mg/m2 の範囲内で被着
させたものであることが好ましく、分子末端に極性基を
有する潤滑剤が0.01mg/m2 より少なくては走行耐久
性が充分でなく、10mg/m2 より多いと磁気テ−プ
としたとき磁気テ−プが張りつき現象を起こす。また、
分子末端に極性基を有しない潤滑剤が0.01mg/m2 よ
り少なくては走行耐久性が充分でなく、10mg/m2
より多いと磁気ヘッドの摺接面が汚れて出力の劣化を生
じる。
性層上に、分子末端に極性基を有する潤滑剤を0.01〜1
0mg/m2 の範囲内で被着させ、分子末端に極性基を
有しない潤滑剤を0.01〜10mg/m2 の範囲内で被着
させたものであることが好ましく、分子末端に極性基を
有する潤滑剤が0.01mg/m2 より少なくては走行耐久
性が充分でなく、10mg/m2 より多いと磁気テ−プ
としたとき磁気テ−プが張りつき現象を起こす。また、
分子末端に極性基を有しない潤滑剤が0.01mg/m2 よ
り少なくては走行耐久性が充分でなく、10mg/m2
より多いと磁気ヘッドの摺接面が汚れて出力の劣化を生
じる。
【0011】分子末端に極性基を有する潤滑剤として
は、フッ素系潤滑剤として、たとえば、市販品のデュポ
ン社製;クライトックス、モンテカチ−ニ社製;フォン
ブリンZ−DEAL,フォンブリンZ−DOL,フォン
ブリンZ−DIAC,フォンブリンZ−DISOC,フ
ォンブリンZ−AM2001などが好適なものとして挙
げられ、炭化水素系潤滑剤としては、ステアリン酸、パ
ルミチン酸などの脂肪酸およびこれら脂肪酸のアミド,
エステル,アルコ−ルなどが好適なものとして挙げられ
る。
は、フッ素系潤滑剤として、たとえば、市販品のデュポ
ン社製;クライトックス、モンテカチ−ニ社製;フォン
ブリンZ−DEAL,フォンブリンZ−DOL,フォン
ブリンZ−DIAC,フォンブリンZ−DISOC,フ
ォンブリンZ−AM2001などが好適なものとして挙
げられ、炭化水素系潤滑剤としては、ステアリン酸、パ
ルミチン酸などの脂肪酸およびこれら脂肪酸のアミド,
エステル,アルコ−ルなどが好適なものとして挙げられ
る。
【0012】また、分子末端に極性基を有しない潤滑剤
としては、カルボン酸パ−フルオロアルキルエステル、
ステアリン酸パ−フルオロオクチルなどのフッ素化合物
と炭化水素化合物の変性物、ステアリン酸ノルマルブチ
ル、オレイン酸オレイルなどの炭化水素化合物、シリコ
ンオイルなどが好適なものとして挙げられる。
としては、カルボン酸パ−フルオロアルキルエステル、
ステアリン酸パ−フルオロオクチルなどのフッ素化合物
と炭化水素化合物の変性物、ステアリン酸ノルマルブチ
ル、オレイン酸オレイルなどの炭化水素化合物、シリコ
ンオイルなどが好適なものとして挙げられる。
【0013】磁性層の形成は、Fe、Co、Ni、Co
−Ni、Co−Cr、Fe−Ni、Fe−Co、Co−
P、Co−Pt、Fe−Co−B、Co−Ni−Fe−
B、Fe−Co−Ni、Co−Ni−Pt、Co−Ni
−Pなどの強磁性材、さらにこれらに微量の希土類金属
を含ませた強磁性材を、真空蒸着、イオンプレ−ティン
グ、スパッタリング、メッキ等の手段によって基体上に
被着するなどの方法で形成される。
−Ni、Co−Cr、Fe−Ni、Fe−Co、Co−
P、Co−Pt、Fe−Co−B、Co−Ni−Fe−
B、Fe−Co−Ni、Co−Ni−Pt、Co−Ni
−Pなどの強磁性材、さらにこれらに微量の希土類金属
を含ませた強磁性材を、真空蒸着、イオンプレ−ティン
グ、スパッタリング、メッキ等の手段によって基体上に
被着するなどの方法で形成される。
【0014】このようにして形成される磁性層上に前記
の潤滑剤を形成する場合、磁性層は、表面に微量の水分
が付着していてもよく、さらに、ベンゾトリアゾ−ル系
等の防錆剤を塗布したものや、真空蒸着、スパッタリン
グ、プラズマ等で有機化合物や炭素や酸化珪素などから
なる保護膜層を設けたものであってもよい。また、極圧
剤などを保護膜層中に添加してもよい。
の潤滑剤を形成する場合、磁性層は、表面に微量の水分
が付着していてもよく、さらに、ベンゾトリアゾ−ル系
等の防錆剤を塗布したものや、真空蒸着、スパッタリン
グ、プラズマ等で有機化合物や炭素や酸化珪素などから
なる保護膜層を設けたものであってもよい。また、極圧
剤などを保護膜層中に添加してもよい。
【0015】また、表面に磁性層を形成した基体の裏面
にバックコ−ト層を設けてもよく、このバックコ−ト層
は、カ−ボンブラック、炭酸カルシウムなどの非磁性粉
末を、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ウレタン系
樹脂、繊維素系樹脂等の結合剤樹脂および有機溶剤等と
ともに混合分散してバックコ−ト層用塗料を調製し、こ
のバックコ−ト層用塗料を表面に磁性層を形成した基体
の裏面に、塗布、乾燥して形成される。このバックコ−
ト層中には極圧剤などを添加してもよい。
にバックコ−ト層を設けてもよく、このバックコ−ト層
は、カ−ボンブラック、炭酸カルシウムなどの非磁性粉
末を、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ウレタン系
樹脂、繊維素系樹脂等の結合剤樹脂および有機溶剤等と
ともに混合分散してバックコ−ト層用塗料を調製し、こ
のバックコ−ト層用塗料を表面に磁性層を形成した基体
の裏面に、塗布、乾燥して形成される。このバックコ−
ト層中には極圧剤などを添加してもよい。
【0016】磁気記録媒体としては、ポリエチレンテレ
フタレ−トフィルムなどの合成樹脂フィルムを基体とす
る磁気テ−プ、円盤やドラムを基体とする磁気ディスク
や磁気ドラムなど、磁気ヘッドと摺接する構造の種々の
形態を包含する。
フタレ−トフィルムなどの合成樹脂フィルムを基体とす
る磁気テ−プ、円盤やドラムを基体とする磁気ディスク
や磁気ドラムなど、磁気ヘッドと摺接する構造の種々の
形態を包含する。
【0017】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。 実施例1 厚さ10μmのポリエチレンテレフタレ−トフィルムを
真空蒸着装置に装填し、酸素ガス圧5×10-5ト−ルの
残留ガス圧の下で、Co−Ni合金を加熱蒸発させ、連
続的に斜め入射蒸着して、ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルムの表面に、Co−Ni−O(Co:Ni=8
0:20)からなる厚さ 0.2μmの磁性層を形成した。
真空蒸着装置に装填し、酸素ガス圧5×10-5ト−ルの
残留ガス圧の下で、Co−Ni合金を加熱蒸発させ、連
続的に斜め入射蒸着して、ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルムの表面に、Co−Ni−O(Co:Ni=8
0:20)からなる厚さ 0.2μmの磁性層を形成した。
【0018】次いで、ポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルムの表面に形成された磁性層上に、カルボン酸パ−フ
ルオロアルキルエステルの 0.5重量%フレオン溶液を、
被着量が 0.5mg/m2 となるように塗布した後、さら
にポリエチレンテレフタレ−トフィルムの裏面に、フォ
ンブリンZ−DOLの 0.5重量%フレオン溶液を、被着
量が 1.5mg/m2 となるように塗布して潤滑剤層を形
成した。次ぎに、この磁気記録媒体原反を巻き取った状
態で、60℃で、24時間キュヲリング処理した後、8
mm幅にスリットして磁気テ−プを作製した。
ルムの表面に形成された磁性層上に、カルボン酸パ−フ
ルオロアルキルエステルの 0.5重量%フレオン溶液を、
被着量が 0.5mg/m2 となるように塗布した後、さら
にポリエチレンテレフタレ−トフィルムの裏面に、フォ
ンブリンZ−DOLの 0.5重量%フレオン溶液を、被着
量が 1.5mg/m2 となるように塗布して潤滑剤層を形
成した。次ぎに、この磁気記録媒体原反を巻き取った状
態で、60℃で、24時間キュヲリング処理した後、8
mm幅にスリットして磁気テ−プを作製した。
【0019】得られた磁気テ−プの表面を角度分解法に
よって、20°と80°でESCA分析した結果、潤滑
剤層の表面側において、フォンブリンZ−DOL(a)
とカルボン酸パ−フルオロアルキルエステル(b)との
比率a/bは、20°の分析で12、80°の分析で3
4であり、潤滑層の表面側でフォンブリンZ−DOLの
割合が多かった。
よって、20°と80°でESCA分析した結果、潤滑
剤層の表面側において、フォンブリンZ−DOL(a)
とカルボン酸パ−フルオロアルキルエステル(b)との
比率a/bは、20°の分析で12、80°の分析で3
4であり、潤滑層の表面側でフォンブリンZ−DOLの
割合が多かった。
【0020】実施例2 実施例1における潤滑剤層の形成において、カルボン酸
パ−フルオロアルキルエステルの 0.5重量%フレオン溶
液に代えて、ステアリン酸ノルマルブチルの 0.5重量%
イソプロピルアルコ−ル溶液を被着量が 0.5mg/m2
となるように塗布し、フォンブリンZ−DOLの 0.5重
量%フレオン溶液に代えて、フォンブリンZ−DEAL
の 0.5重量%フレオン溶液を被着量が 1.5mg/m2 と
なるように塗布した以外は、実施例1と同様にして潤滑
剤層を形成し、磁気テ−プを作製した。
パ−フルオロアルキルエステルの 0.5重量%フレオン溶
液に代えて、ステアリン酸ノルマルブチルの 0.5重量%
イソプロピルアルコ−ル溶液を被着量が 0.5mg/m2
となるように塗布し、フォンブリンZ−DOLの 0.5重
量%フレオン溶液に代えて、フォンブリンZ−DEAL
の 0.5重量%フレオン溶液を被着量が 1.5mg/m2 と
なるように塗布した以外は、実施例1と同様にして潤滑
剤層を形成し、磁気テ−プを作製した。
【0021】得られた磁気テ−プの表面を角度分解法に
よって、20°と80°でESCA分析した結果、潤滑
剤層の表面側において、フォンブリンZ−DEAL
(a)とステアリン酸ノルマルブチル(b)との比率a
/bは、20°の分析で7、80°の分析で18であ
り、潤滑層の表面側でフォンブリンZ−DEALの割合
が多かった。
よって、20°と80°でESCA分析した結果、潤滑
剤層の表面側において、フォンブリンZ−DEAL
(a)とステアリン酸ノルマルブチル(b)との比率a
/bは、20°の分析で7、80°の分析で18であ
り、潤滑層の表面側でフォンブリンZ−DEALの割合
が多かった。
【0022】実施例3 実施例1における潤滑剤層の形成において、カルボン酸
パ−フルオロアルキルエステルの被着量を 0.5mg/m
2 から 1.0mg/m2 に変更した以外は、実施例1と同
様にして磁気テ−プを作製した。
パ−フルオロアルキルエステルの被着量を 0.5mg/m
2 から 1.0mg/m2 に変更した以外は、実施例1と同
様にして磁気テ−プを作製した。
【0023】得られた磁気テ−プの表面を角度分解法に
よって、20°と80°でESCA分析した結果、潤滑
剤層の表面側において、フォンブリンZ−DOL(a)
とカルボン酸パ−フルオロアルキルエステル(b)との
比率a/bは、20°の分析で9、80°の分析で17
であり、潤滑層の表面側でフォンブリンZ−DOLの割
合が多かった。
よって、20°と80°でESCA分析した結果、潤滑
剤層の表面側において、フォンブリンZ−DOL(a)
とカルボン酸パ−フルオロアルキルエステル(b)との
比率a/bは、20°の分析で9、80°の分析で17
であり、潤滑層の表面側でフォンブリンZ−DOLの割
合が多かった。
【0024】比較例1 実施例1と同様にしてポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルムの表面に磁性層を形成した。次いで、ポリエチレン
テレフタレ−トフィルムの表面に形成された磁性層上
に、フォンブリンZ−DOLの 0.5重量%フレオン溶液
を被着量が 1.5mg/m2となるように塗布した後、さ
らにポリエチレンテレフタレ−トフィルムの裏面に、カ
ルボン酸パ−フルオロアルキルエステルの 0.5重量%フ
レオン溶液を被着量が 0.5mg/m2 となるように塗布
して潤滑剤層を形成した。次ぎに、この磁気記録媒体原
反を巻き取った状態で、60℃で、24時間キュヲリン
グ処理した後、8mm幅にスリットして磁気テ−プを作
製した。
ルムの表面に磁性層を形成した。次いで、ポリエチレン
テレフタレ−トフィルムの表面に形成された磁性層上
に、フォンブリンZ−DOLの 0.5重量%フレオン溶液
を被着量が 1.5mg/m2となるように塗布した後、さ
らにポリエチレンテレフタレ−トフィルムの裏面に、カ
ルボン酸パ−フルオロアルキルエステルの 0.5重量%フ
レオン溶液を被着量が 0.5mg/m2 となるように塗布
して潤滑剤層を形成した。次ぎに、この磁気記録媒体原
反を巻き取った状態で、60℃で、24時間キュヲリン
グ処理した後、8mm幅にスリットして磁気テ−プを作
製した。
【0025】得られた磁気テ−プの表面を角度分解法に
よって、20°と80°でESCA分析した結果、潤滑
剤層の表面側において、フォンブリンZ−DOL(a)
とカルボン酸パ−フルオロアルキルエステル(b)との
比率a/bは、20°の分析で1/38、80°の分析
で1/26であり、潤滑層の表面側でフォンブリンZ−
DOLの割合が少なかった。
よって、20°と80°でESCA分析した結果、潤滑
剤層の表面側において、フォンブリンZ−DOL(a)
とカルボン酸パ−フルオロアルキルエステル(b)との
比率a/bは、20°の分析で1/38、80°の分析
で1/26であり、潤滑層の表面側でフォンブリンZ−
DOLの割合が少なかった。
【0026】比較例2 実施例1と同様にしてポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルムの表面に磁性層を形成した。次いで、ポリエチレン
テレフタレ−トフィルムの表面に形成された磁性層上
に、フォンブリンZ−DEALの 0.5重量%フレオン溶
液を、被着量が 1.5mg/m2 となるように塗布した
後、さらに、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの裏
面に、ステアリン酸ノルマルブチルの 0.5重量%イソプ
ロピルアルコ−ル溶液を、被着量が 0.5mg/m2 とな
るように塗布して潤滑剤層を形成した。次ぎに、この磁
気記録媒体原反を巻き取った状態で、60℃で、24時
間キュヲリング処理した後、8mm幅にスリットして磁
気テ−プを作製した。
ルムの表面に磁性層を形成した。次いで、ポリエチレン
テレフタレ−トフィルムの表面に形成された磁性層上
に、フォンブリンZ−DEALの 0.5重量%フレオン溶
液を、被着量が 1.5mg/m2 となるように塗布した
後、さらに、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの裏
面に、ステアリン酸ノルマルブチルの 0.5重量%イソプ
ロピルアルコ−ル溶液を、被着量が 0.5mg/m2 とな
るように塗布して潤滑剤層を形成した。次ぎに、この磁
気記録媒体原反を巻き取った状態で、60℃で、24時
間キュヲリング処理した後、8mm幅にスリットして磁
気テ−プを作製した。
【0027】得られた磁気テ−プの表面を角度分解法に
よって、20°と80°でESCA分析した結果、潤滑
剤層の表面側において、フォンブリンZ−DEAL
(a)とステアリン酸ノルマルブチル(b)との比率a
/bは、20°の分析で1/20、80°の分析で1/
16であり、潤滑層の表面側でフォンブリンZ−DEA
Lの割合が少なかった。
よって、20°と80°でESCA分析した結果、潤滑
剤層の表面側において、フォンブリンZ−DEAL
(a)とステアリン酸ノルマルブチル(b)との比率a
/bは、20°の分析で1/20、80°の分析で1/
16であり、潤滑層の表面側でフォンブリンZ−DEA
Lの割合が少なかった。
【0028】各実施例および比較例で得られた磁気テ−
プについて、下記の要領でスチル寿命、磁気ヘッド汚れ
および出力劣化を調べた。
プについて、下記の要領でスチル寿命、磁気ヘッド汚れ
および出力劣化を調べた。
【0029】<スチル寿命>市販のVTRデッキを改造
したスチル試験機を用い、常温、常湿下で磁気テ−プを
スチルモ−ドで再生し、再生出力レベルが初期出力レベ
ルの1/2に低下するまでに要した時間を測定した。
したスチル試験機を用い、常温、常湿下で磁気テ−プを
スチルモ−ドで再生し、再生出力レベルが初期出力レベ
ルの1/2に低下するまでに要した時間を測定した。
【0030】<磁気ヘッド汚れ>得られた120分長の
磁気テ−プを、VTRで100回走行させた後のヘッド
汚れを観察して、汚れが全く認められない場合を
(5)、汚れが僅かに認められる場合を(4)、汚れが
認められる場合を(3)、汚れがやや多く認められる場
合を(2)、汚れがひどい場合を(1)として5段階で
評価した。
磁気テ−プを、VTRで100回走行させた後のヘッド
汚れを観察して、汚れが全く認められない場合を
(5)、汚れが僅かに認められる場合を(4)、汚れが
認められる場合を(3)、汚れがやや多く認められる場
合を(2)、汚れがひどい場合を(1)として5段階で
評価した。
【0031】<出力劣化>得られた磁気テ−プを、VT
Rで100回走行させた後の再生出力を測定し、初期出
力に対する出力低下値を測定した。下記表1はその結果
である。
Rで100回走行させた後の再生出力を測定し、初期出
力に対する出力低下値を測定した。下記表1はその結果
である。
【0032】
【0033】
【発明の効果】上記表1から明らかなように、この発明
で得られた磁気テ−プ(実施例1〜3)は、従来の磁気
テ−プ(比較例1〜2)に比し、スチル寿命が長く、ま
た磁気ヘッド汚れが少なくて、出力劣化が小さく、この
ことからこの発明で得られる磁気記録媒体は、電磁変換
特性が良好で走行耐久性に優れていることがわかる。
で得られた磁気テ−プ(実施例1〜3)は、従来の磁気
テ−プ(比較例1〜2)に比し、スチル寿命が長く、ま
た磁気ヘッド汚れが少なくて、出力劣化が小さく、この
ことからこの発明で得られる磁気記録媒体は、電磁変換
特性が良好で走行耐久性に優れていることがわかる。
Claims (1)
- 【請求項1】 磁性層上に、分子末端に極性基を有する
潤滑剤と分子末端に極性基を有しない潤滑剤とからなる
潤滑剤層を設け、分子末端に極性基を有する潤滑剤を分
子末端に極性基を有しない潤滑剤より潤滑剤層の厚さ方
向で磁性層側より表面側に多くしたことを特徴とする磁
気記録媒体
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18587392A JPH064857A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18587392A JPH064857A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH064857A true JPH064857A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=16178375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18587392A Withdrawn JPH064857A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064857A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009123037A1 (ja) * | 2008-03-30 | 2009-10-08 | Hoya株式会社 | 磁気ディスク及びその製造方法 |
| JP2009245492A (ja) * | 2008-03-30 | 2009-10-22 | Hoya Corp | 磁気ディスク及びその製造方法 |
| US9123581B2 (en) | 2006-10-02 | 2015-09-01 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP18587392A patent/JPH064857A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9123581B2 (en) | 2006-10-02 | 2015-09-01 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
| WO2009123037A1 (ja) * | 2008-03-30 | 2009-10-08 | Hoya株式会社 | 磁気ディスク及びその製造方法 |
| JP2009245492A (ja) * | 2008-03-30 | 2009-10-22 | Hoya Corp | 磁気ディスク及びその製造方法 |
| US9005782B2 (en) | 2008-03-30 | 2015-04-14 | WD Media, LLC | Magnetic disk and method of manufacturing the same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |