JPH0661486U - 自動工具交換装置 - Google Patents

自動工具交換装置

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Publication number
JPH0661486U
JPH0661486U JP303793U JP303793U JPH0661486U JP H0661486 U JPH0661486 U JP H0661486U JP 303793 U JP303793 U JP 303793U JP 303793 U JP303793 U JP 303793U JP H0661486 U JPH0661486 U JP H0661486U
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JP
Japan
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actuator
tool
plate
lock
coupling member
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JP303793U
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一郎 浅田
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Mishima Kosan Co Ltd
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Mishima Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アクチュエータとロックピンの連動関係によ
って固定側及び工具側のプレートを着脱可能とした自動
工具交換装置において、ロック時に作動流体の抜けや圧
力低下が生じても工具側のプレートの脱落を完全に防止
すること。 【構成】 固定プレート1にアクチュエータ3をその軸
線方向に移動可能とし、この移動に連動して作動する結
合部材4を工具プレート2に着脱可能とし、アクチュエ
ータ3には結合部材4が突き当たる部分に段差状のスト
ッパを設け、アクチュエータ3がその定常スラストで作
動するときにはアクチュエータ3は結合部材4の当接負
荷による軸線方向の抵抗を振り切って移動可能とし、作
動流体の抜けや圧力低下の際のスラスト低下時には結合
部材4とストッパとの係合関係によって、工具プレート
2の固定プレート1からの脱落を防止可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロボットハンド等に利用され工具を自動的に交換可能とした自動工 具交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工業用ロボットのアームには、機械加工用の工具を交換するための自動工具交 換装置が取り付けられる。この自動工具交換装置は、ロボットのアームに連結さ れる固定プレートに対して工具を一体化した工具プレートとを位置合わせして連 結可能としたものである。
【0003】 本願出願人は、従来の自動工具交換装置では、工具側と交換装置の結合前の位 置合わせの良否が重要な問題であったことから、工具側との位置合わせのずれを 吸収して結合できしかも精度の高い位置決めができるようにした自動工具交換装 置を既に提案した。
【0004】 これは、特開平3−43174号公報に開示されたものであり、固定プレート にその半径方向に進退可能なロックピンを設け、固定プレートを受け入れる形状 を持つ工具プレートにロックピンが嵌まり込むロック孔を設けた構成である。そ して、固定プレートには空気を作動流体とするシリンダを組み込んでそのアクチ ュエータをロックピンの進退軸線と直交する向きに配置し、このアクチュエータ の周面をその先端側が先細りするテーパ形状としたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
アクチュエータが進退動作するとき、そのテーパ形状によって進出時にはロッ クピンが押し出されて工具プレートのロック孔の中に嵌まり込み、後退時にはロ ック孔から抜かれる方向へと移動し、アクチュエータの動作に連動してロック及 びその解除が行われる。
【0006】 テーパ部はアクチュエータの先端側に向けて形成され、その収束端から先端ま でには等径部と尖頭部が位置している。このため、シリンダから空気の抜けが発 生したとき、ロックピンの先端は等径部に突き当たって移動を阻止しようとし、 工具プレートの固定プレート側からの抜けを防止するフェイルセーフ機能を持た せている。
【0007】 ところが、アクチュエータの先端側は等径部と尖頭部が位置しているだけなの で、これが後退するときにロックピンの接合端とこのアクチュエータの周面との 間にその移動を抑える係合関係はない。このため、空気の抜けが発生すると、ア クチュエータは後退を続けてロックピンがロック孔から抜ける方向に移動しやす くなり、固定プレートと工具プレートとの間の結合関係が緩むことになる。
【0008】 このように、従来構造では、空気の抜けに対するフェイルセーフ機能を持たせ ているものの、アクチュエータの後退に対してロックピンはその周面に突き当た るだけなので、アクチュエータの後退を充分に抑えることができない。
【0009】 本考案において解決すべき課題は、アクチュエータとロックピンの連動関係に よって固定側及び工具側のプレートを着脱可能とした自動工具交換装置において 、ロック時に作動流体の抜けが生じても工具側のプレートの脱落を完全に防止す ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ロボットハンドのアーム等に連結される固定プレートと、工具を備 えた工具プレートとの組合せからなり、前記固定プレートには、作動流体によっ て前記工具プレートに対して軸線方向に進退可能なアクチュエータを設けると共 に、前記アクチュエータの動作に連動して前記工具プレートに着脱可能な結合部 材を備えた自動工具交換装置であって、前記アクチュエータは、その外周又は内 周に前記結合部材が突き当たるテーパ面を形成すると共に、軸線方向の進出によ って該結合部材を前記工具プレートとの連接側に強制移動可能とし、前記テーパ 面の先端側に、前記結合部材からの前記アクチュエータの抜けを規制するストッ パを段差状に形成し、前記ストッパへの前記結合部材の当接負荷による前記アク チュエータの軸線方向への抵抗を、前記アクチュエータの定常スラストよりも小 さくしてなることを特徴とする。
【0011】
【作用】
アクチュエータに設ける段差状のストッパに対し、結合部材による当接負荷が 作用しても、その負荷による軸線方向の移動の抵抗は、アクチュエータの定常ス ラストよりも小さいので、ストッパがあっても結合部材による負荷を振り切って アクチュエータはその軸線方向に移動可能である。このため、作動流体による適 正圧力でのアクチュエータの作動を続ける限りであれば、アクチュエータによる 結合部材の駆動が可能であり、固定プレートと工具プレートとの着脱操作が行わ れる。
【0012】 また、アクチュエータの作動スラストが低下した場合であって、結合部材によ る抵抗がこれを超える場合では、結合部材の当接負荷によってストッパが拘束さ れる。このため、アクチュエータが結合部材から抜け出ることがなくなり、作業 時に作動流体の抜けや圧力の低下があっても、固定プレート側に工具プレートが 拘束され、工具プレートの脱落が防止される。
【0013】
【実施例】
図1は本考案の自動工具交換装置の一実施例を示す概略縦断面図である。
【0014】 図において、ロボットハンドのアーム(図示せず)の先端に連結される固定プ レート1に対して、工具(図示せず)を一体化した工具プレート2が着脱自在に 装着されている。
【0015】 固定プレート1は円形の横断面を持ち、その内部にはシリンダボア1aを形成 すると共に作動流体としての空気をこのシリンダボア1aに供給する給排ポート 1b,1cを設けている。固定プレート1にはアクチュエータ3を同軸上に連接 し、そのピストン3aをシリンダボア1aの中に摺動自在に組み込んでいる。そ して、固定プレート1の工具プレート2との接合端側には、半径方向に移動可能 なロックピン4を設ける。
【0016】 工具プレート2は、固定プレート1の接合端側を挿入可能な内径を持つ環状体 をその周壁として備え、図において下端面を工具(図示せず)の取付座2aとし たものである。そして、環状体の内周壁には、ロックピン4が半径方向に突き出 るときにその先端が嵌まり込むロック孔2bを設ける。
【0017】 ロックピン4は、アクチュエータ3の周面に対抗する側をその先端が鈍頭とし たほぼ円錐台状の摺動ヘッド4aとすると共に、ロック孔2bに嵌まり込む側に はほぼ半球面状とした嵌合ヘッド4bを形成したものである。
【0018】 一方、工具プレート2の内周壁に設けるロック孔2bは、ロックピン4の嵌合 ヘッド4bの球体面部のほぼ全体を受容可能な開口径と深さを持ち、図示のよう に外側へ向けて先細りする開口断面のテーパ形状である。このようなテーパ形状 を備えることによって、ロックピン4とロック孔2bの軸心がずれていても、嵌 合ヘッド4bの先端がロック孔2bの開口内に含まれていれば、ロックピン4は ロック孔2bのテーパに倣いながら嵌まり込む。また、工具プレート2を外すと きには、アクチュエータ3を上昇させてロックピン4に対する押圧が解かれる一 方、ロック孔2bのテーパ形状と球体面状の嵌合ヘッド4bとによって、工具プ レート2はその自重によって下に移動し始める。これにより、ロックピン4はロ ック孔2bのテーパ面を滑りながら中心側へ次第に移動していき、ロック孔2b との係合が解かれて固定プレート1から工具プレート2が分離される。
【0019】 なお、ロック孔2bを複数箇所に設けるのに代えて、工具プレート2の内部の 全周に溝状に形成するようにし、この中にロックピン4を嵌め込む構成としても よい。
【0020】 図2はアクチュエータ3の先端部とロックピン4の摺動ヘッド4a部分の形状 の詳細を示す図である。
【0021】 アクチュエータ3は、その先端部からガイド用テーパ面3b及び結合用テーパ 面3cを順に形成し、これらのテーパ面3b,3cの境界部分にストッパ3dを 半径方向に隆起させた形状を持つ。ストッパ3dの外径rは結合用テーパ3cの 始端部の外径より僅かに大きく、このストッパ3dと始端部との間を逆向きのテ ーパ傾斜面を持つ倣いテーパ面3eとしている。
【0022】 図1の結合状態では、アクチュエータ3の固定プレート1への進入によって、 ロックピン4の摺動ヘッド4aの先端は結合用テーパ面3cに突き当たっている 。このとき、ロックピン4はロック孔2bの中に最大量入り込み、嵌合ヘッド4 bの球体面形状とロック孔2bのテーパ形状とによって、ロックピン4は固定プ レート1と工具プレート2をその半径方向及び軸線方向に拘束して一体に結合す る。
【0023】 この結合時における摺動ヘッド4aの先端は、図2において示した点Pに相当 する位置の結合用テーパ面3cに突き当たる。そして、この点Pの外径Rは、ス トッパ3dの外径rに等しいか僅かに大きなものとする。このような外径r,R の関係によって、図2の状態からアクチュエータ3を上に移動させていき、スト ッパ3dを超えるときには、ロックピン4が左に移動する。この場合、ロックピ ン4の移動量は点Pに突き当たるときのそれに等しいか又は僅かに小さいので、 ロックピン4をロック孔2bの中に最大量入り込む位置まで移動させることがで きる。このため、アクチュエータ3を引き抜くように操作すれば、ストッパ3d がロックピン4を超えて離脱することができ、着脱動作が可能となる。
【0024】 以上の構成において、固定プレート1と工具プレート2の着脱操作を、図3及 び図4も含めて説明する。
【0025】 図3は結合前の状態を示す縦断面図であり、アクチュエータ3の先端はロック ピン4の摺動ヘッド4aの先端部に当たる位置まで上昇している。このとき、ロ ックピン4は中心側に位置してその嵌合ヘッド4bを固定プレート1の周面から 少し突き出している。そして、この突き出したときの嵌合ヘッド4bが描く仮想 円の外径は工具プレート2の接合座の内径よりも小さく、図示のように工具プレ ート2の中に挿入することができる。
【0026】 次いで、図1のようにロックピン4の軸線がロック孔2bの開口域に含まれる ように位置決めした後、給排ポート1bから圧縮空気をシリンダボア1aに供給 する。これにより、アクチュエータ3は図3の状態から下降していき、ロックピ ン4の摺動ヘッド4aはガイド用テーパ面3b,ストッパ3d,倣いテーパ面3 e及び結合用テーパ面3cの順に相対的に滑るように移動する。そして、図2で 示した点Pの位置において摺動ヘッド4aの先端が結合用テーパ面3cに突き当 たったとき、ロックピン4は最大量外側に移動し、ロック孔2bとの結合が行わ れる。
【0027】 また、固定プレート1から工具プレート2を外すときは、図1において給排ポ ート1cから圧縮空気をシリンダボア1aに供給する。これにより、アクチュエ ータ3は図において上昇し、図2に示すように点Pの位置からストッパ3d側に 向けて摺動ヘッド4aが相対的に移動する。そして、先に述べた点Pの外径R及 びストッパ3dの外径rの関係によって、ストッパ3dが抜けるときにロックピ ン4は一旦ロック孔2bの中に最大量入り込む。その後、ガイド用テーパ面3b に達すると、ロックピン4を外側に押す力が次第に減って行くと同時に、工具プ レート2がその自重によって下がろうとするので、嵌合ヘッド4bとロック孔2 bによってロックピン4は中心側へ押され、最終的にロックピン4とロック孔2 bとの係合が解かれる。
【0028】 このようにストッパ3dを設けていても、アクチュエータ3を所定の空気圧に よって機械的に動作させることで、アクチュエータ3とロックピン4との結合及 び解離が可能である。
【0029】 ここで、工具プレート2を固定プレート1に装着して作業しているときに、シ リンダボア1a内の空気の抜けや圧力低下を生じた場合を考える。
【0030】 このときには、給排ポート1b側から空気が抜ける場合に相当し、図4に示す ようにアクチュエータ3は図1の状態から上に移動しようとする。これに対し、 図2に示したように点Pからストッパ3d側に摺動ヘッド4aが移動し、一気に アクチュエータ3の先端から外れることなくこのストッパ3d部分によって抜け が防止される。したがって、図4に示すように、点Pから最大でもストッパ3d まで摺動ヘッド4aが移動するまでは、抜き方向に強制的な大きな作用力を働か せない限り、ロックピン4からアクチュエータ3が抜けることが防止される。す なわち、アクチュエータ3にストッパ3dを設けたことによって、ロックピン4 がこのストッパ3dより上側に突き当たっている限り、アクチュエータ3が上下 に動かないように拘束することができ、工具プレート2の脱落を防止できる。
【0031】 このように、空気の抜けが発生しても、工具プレート2が固定プレート1側か ら外れてしまうことがなく、フェイルセーフの機能を充分に果たすことができ、 安全な機械加工の作業が行えるようになる。
【0032】 なお、ロックピン4をロック孔2bのテーパ形状と工具プレート2の自重によ る移動によって動作させる構成の他に、弾性手段を利用して機械的にその進退動 作を行わせることができ、図5にその例を示す。
【0033】 図において、摺動ヘッド4a側の外周面にはフランジ4cを設け、このフラン ジ4cと固定プレート1に備えたロックピン4用のチャンバ1dの内壁との間に 圧縮のコイルスプリング4dを組み込む。これにより、ロックピン4はアクチュ エータ3側へ付勢され、締結解除時にはその嵌合ヘッド4bの固定プレート1か らの突き出し量を小さくし工具プレート2への挿入を可能とすることができる。 そして、この例でも、工具プレート2の着脱及び抜けの防止は先の例と全く同様 に行われる。
【0034】 図6は別の実施例であって固定プレート1と工具プレート2との結合時を示す 縦断面図、図7は要部の詳細を示すための拡大縦断面図である。なお、先の例と 同じ部材については共通の符号で指示し、その詳細な説明は省略する。
【0035】 固定プレート1は、工具プレート2に対向する面に環状の横断面を持つ接合座 1fを形成し、この接合座1fの中でアクチュエータ3を進退可能に組み込む。 そして、接合座1fには複数のロックボール5を転動可能に組み込み、このロッ クボール5を支持している接合座1fの開口の外側縁には、ロックボール5が外 側に抜けないように小さな突起を設ける。
【0036】 アクチュエータ3は先の例と同様の外郭形状を持ち、図7に示すように先端側 から、ガイド用テーパ面3b,ストッパ3d,倣いテーパ面3e及び結合用テー パ3cを形成したものである。そして、結合時には図中の点Pの位置にロックボ ール5の周面が点接触するようにアクチュエータ3のストロークを決め、先の例 と同様にストッパ3dの外径rはこの点Pの外径Rにほぼ等しいか僅かに小さい ものとする。
【0037】 一方、工具プレート2には、接合座1fの外径よりも少し大きな内径を持つ装 着孔2cを開けると共に、この装着孔2cと同軸上に結合座2dを備える。この 結合座2dは、装着孔2cとの境界部分から内径を次第に大きくしたテーパ形状 を持ち、図7に示すように、外側に突き出るロックボール5の周面に接合してア クチュエータ3の上昇方向への移動を拘束可能とする。
【0038】 図8は固定プレート1及び工具プレート2の結合前の状態を示す縦断面図であ る。
【0039】 ロックボール5は、アクチュエータ3のガイド用テーパ面3bに当たって接合 座1fの内側に落下しないように保持されている。したがって、結合開始のとき には、図示のように、接合座1fを装着孔2cに挿入することができ、ロックボ ール5を結合座2dに臨む面に位置させることができる。
【0040】 次いで、給排ポート1bから圧縮空気をシリンダボア1aに供給するとアクチ ュエータ3が図6のように下降し、アクチュエータ3の外郭形状によってロック ボール5が結合座2d側に押し出される。そして、図7において結合用テーパ面 3cの点Pがロックボール5の中心を含む面に到達すると、ロックボール5は最 大量外側に移動し、結合座2dの内面に点接触によって係合する。そして、結合 座2dは軸線方向にテーパ状となっているので、ロックボール5によって軸線方 向の拘束力を受けるようになり、固定プレート1と工具プレート2とが一体に連 結される。
【0041】 なお、ロックボール5は転動可能であって結合座2dはテーパ面であることか ら、結合時には固定プレート1と工具プレート2との調心も同時に行うことがで きる。
【0042】 シリンダボア1aからの空気の抜けや圧力の低下等が発生すると、図6の状態 から図9のようにアクチュエータ3が上昇する。これ対しても、先の例と同様に ロックボール5の周面がストッパ3dに当たるようになり、余程強く引かない限 り、これらのロックボール5とストッパ3dとの係合は解かれない。このため、 作業中に工具プレート2が固定プレート1から外れることが防止される。
【0043】 図10は更に別の実施例であって固定プレート1と工具プレート2との結合時 を示す縦断面図、図11は要部の詳細を示すための拡大縦断面図である。この例 においても、先の例と同じ部材については共通の符号で指示し、その詳細な説明 は省略する。
【0044】 図において、固定プレート1のシリンダボア1aには、同軸上に円柱状のブロ ック1eを工具プレート2との接合側の端面よりも突き出して設ける。そして、 このブロック1eの下端には図5の例と同様に中空状とした接合座1fを設け、 この接合座1fには図6〜図9の例と同じ要領でロックボール6を組み込む。
【0045】 工具プレート2には、アクチュエータ3の外径よりも大きな結合チャンバ2e を凹ませて設ける。そして、この結合チャンバ2eの内部には、同軸上に結合ブ ロック2fを立ち上げると共にその上端部に結合座2gを備える。この結合座2 gは、固定プレート1の結合方向に向けて先細りするテーパ面を形成したもので ある。
【0046】 アクチュエータ3は、シリンダボア1aの内周面とブロック1eの外周面とを ガイドとして進退可能に組み込まれた環状の横断面形状を持つ。そして、図11 に示すように、下端の内周には先端から順にガイド用テーパ面3b,ストッパ3 d,倣いテーパ面3e及び結合用テーパ面3cをそれぞれ設ける。
【0047】 図10の結合状態のときには、アクチュエータ3はその結合用テーパ面3cが 図11に示す点Pの位置でロックボール6に突き当たる。このとき、ロックボー ル6は接合座1fの中心側に最大量移動し、図10のようにこのロックボール6 が工具プレート2の結合座2gに突き当たる。そして、結合座2gはテーパ面形 状であることから、ロックボール6を介して固定プレート1及び工具プレート2 はその軸線方向及び半径方向を拘束されて一体化される。
【0048】 なお、図11に示すように、点Pを通るアクチュエータ3の内周面の内径Rに 対して、ストッパ3dの内周面の内径rはこれに等しいか僅かに大きなものとす る。
【0049】 図12は結合前の状態であり、ロックボール6は接合座1fの外側に突き出て アクチュエータ3のガイド用テーパ面3bによって保持されている。このとき、 給排ポート1bから圧縮空気をシリンダボア1aに供給すると、図10に示すよ うにアクチュエータ3の内部にロックボール6が抱き込まれ、図11で示した点 Pの位置でロックボール6が結合用テーパ面3cに突き当たったときに結合が完 了する。
【0050】 また、結合を解除するときには、図10においてアクチュエータ3を上昇させ る。このとき、ロックボール6はストッパ3dを通り抜けるが、このときでもロ ックボール6の中心側への移動は点Pの結合時のときのそれに等しいか少し短い ので、ロックボール6を中心側へ移動させながら、アクチュエータ3を抜き取る ことができる。
【0051】 また、シリンダボア1a内の空気の抜けや圧力低下を生じた場合では、図13 に示すようにアクチュエータ3は図10の状態から上に移動しようとする。これ に対し、図11に示したように点Pからストッパ3d側にロックボール6が移動 し、一気にアクチュエータ3の先端から外れることなくこのストッパ3d部分に よって抜けが防止される。したがって、先の2例と同様に、点Pから最大でもス トッパ3dまでロックボール6が移動するまでは、抜き方向に強制的な大きな作 用力を働かせない限り、ロックボール6からアクチュエータ3が抜けることが防 止される。
【0052】 なお、以上の各例では、アクチュエータ3の外周又は内周に設けるストッパ3 dは比較的起伏の小さいものとし、倣いテーパ面3eからストッパ3dにかけて の傾斜を利用して、アクチュエータ3からのロックピン4又はロックボール5, 6の抜けを防止している。
【0053】 これに代えて、図14に示すように、アクチュエータ3の外周面に補助溝3f を刻み、ロックピン4の先端にこの補助溝3fに対して比較的容易に離脱可能な 突起4eを設け、ロックピン4を図5で示したようにコイルスプリングによって 弾性付勢する構成としてもよい。
【0054】 この場合では、固定プレート1と工具プレート2とが結合されているときには 、同図の(a)のように突起4eはアクチュエータ3の外周面の結合用テーパ面 3cに突き当たって保持される。そして、空気の抜けの発生時にアクチュエータ 3が上昇すると、同図(b)のように突起4eが補助溝3fの中に嵌まり込む。 これによって、アクチュエータ3の動きを拘束し、固定プレート1から工具プレ ート2が外れることが防止される。
【0055】 また、突起4eと補助溝3fの形状を適切にしておき、アクチュエータ3がそ の正規のスラストで移動するときのみ離脱可能なものとしておけば、着脱操作も 先の例と同様に可能である。
【0056】
【考案の効果】
本考案では、アクチュエータの外周又は内周面の形状を利用して結合部材を工 具プレートに着脱するものであっても、ストッパを設けたことによって、アクチ ュエータの定常スラストが作用しない限り、工具プレートを固定プレートから取 り外すことができない。このため、作業時に作動流体の抜けや圧力の低下を生じ ても、工具プレートの脱落がなく、ロボットによる加工が安全に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動工具交換装置の一実施例を示す概
略縦断面図である。
【図2】空気抜け又は圧力低下時のアクチュエータに対
するロックピンの位置関係を示す要部の拡大縦断面図で
ある。
【図3】図1の例における結合前の状態を示す概略縦断
面図である。
【図4】図1の例において空気抜け又は圧力低下時のア
クチュエータの移動及びロックピンの動作を示す概略縦
断面図である。
【図5】ロックピンをコイルスプリングによって付勢す
る構成とした要部の縦断面図である。
【図6】ロックボールを用いた例であって、その結合時
を示す要部の概略縦断面図である。
【図7】空気抜け又は圧力低下時のアクチュエータに対
するロックボールの位置関係を示す要部の拡大縦断面図
である。
【図8】図6の例における結合前の状態を示す概略縦断
面図である。
【図9】図6の例において空気抜け又は圧力低下時のア
クチュエータの移動及びロックボールの動作を示す概略
縦断面図である。
【図10】ロックボールを用いてアクチュエータの内周
側でこれを拘束可能とした例であってその結合時を示す
要部の概略縦断面図である。
【図11】図10の例における空気抜け又は圧力低下時
のアクチュエータに対するロックボールの位置関係を示
す要部の拡大縦断面図である。
【図12】図10の例における結合前の状態を示す概略
縦断面図である。
【図13】図10の例において空気抜け又は圧力低下時
のアクチュエータの移動及びロックボールの動作を示す
概略縦断面図である。
【図14】アクチュエータの外周に補助溝を設けロック
ピンの先端にはこれに嵌まり込む突起を備えた例であっ
て、同図の(a)は結合時の概略縦断面図、同図の
(b)は突起が補助溝に嵌まり込んだ状態を示す概略縦
断面図である。
【符号の説明】
1 固定プレート 3f 補助溝 1a シリンダボア 4 ロック
ピン 2 工具プレート 4a 摺動ヘ
ッド 2b ロック孔 4b 嵌合ヘ
ッド 3 アクチュエータ 5 ロック
ボール 3a ピストン 6 ロック
ボール 3b ガイド用テーパ面 3c 結合用テーパ面 3d ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットハンドのアーム等に連結される
    固定プレートと、工具を備えた工具プレートとの組合せ
    からなり、前記固定プレートには、作動流体によって前
    記工具プレートに対して軸線方向に進退可能なアクチュ
    エータを設けると共に、前記アクチュエータの動作に連
    動して前記工具プレートに着脱可能な結合部材を備えた
    自動工具交換装置であって、 前記アクチュエータは、その外周又は内周に前記結合部
    材が突き当たるテーパ面を形成すると共に、軸線方向の
    進出によって該結合部材を前記工具プレートとの連接側
    に強制移動可能とし、 前記テーパ面の先端側に、前記結合部材からの前記アク
    チュエータの抜けを規制するストッパを段差状に形成
    し、 前記ストッパへの前記結合部材の当接負荷による前記ア
    クチュエータの軸線方向への抵抗を、前記アクチュエー
    タの定常スラストよりも小さくしてなる自動工具交換装
    置。
JP303793U 1993-02-05 1993-02-05 自動工具交換装置 Pending JPH0661486U (ja)

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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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