JPH0661610U - クランプ付リトラクター - Google Patents
クランプ付リトラクターInfo
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- JPH0661610U JPH0661610U JP058830U JP5883093U JPH0661610U JP H0661610 U JPH0661610 U JP H0661610U JP 058830 U JP058830 U JP 058830U JP 5883093 U JP5883093 U JP 5883093U JP H0661610 U JPH0661610 U JP H0661610U
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- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/36—Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
- B60R22/42—Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency having means for acting directly upon the belt, e.g. by clamping or friction
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 衝突等の緊急時に巻取り軸のウェビング引き
出し方向の回転をロックする緊急ロック機構を備えたリ
トラクターであって、該リトラクターに組付けられるウ
ェビングのクランプ機構が簡単な構造で、且つ速やかに
ウェビングの引出しを阻止することができる安価なクラ
ンプ付リトラクターを提供する。 【構成】 クランプ6をウェビングの引き出しを阻止し
得る第1の位置とウェビングの引き出しを可能とする第
2の位置とにそれぞれ移動させる制御手段を、ラッチプ
レート4aと同一の回転軸を中心に回動可能に配設されラ
ッチカップ13をウェビング巻取り方向へ付勢すると共に
ポール11を回動自在に軸支するテンションプレート9
と、当接部8cが前記テンションプレート9の係合部9dと
係合して切り欠き部7fが前記クランプ6の枢軸6aと係合
するように側板1aに軸支されたクランプレバー7及びア
ウタープレート8とからなるレバー部材とによって構成
する。
出し方向の回転をロックする緊急ロック機構を備えたリ
トラクターであって、該リトラクターに組付けられるウ
ェビングのクランプ機構が簡単な構造で、且つ速やかに
ウェビングの引出しを阻止することができる安価なクラ
ンプ付リトラクターを提供する。 【構成】 クランプ6をウェビングの引き出しを阻止し
得る第1の位置とウェビングの引き出しを可能とする第
2の位置とにそれぞれ移動させる制御手段を、ラッチプ
レート4aと同一の回転軸を中心に回動可能に配設されラ
ッチカップ13をウェビング巻取り方向へ付勢すると共に
ポール11を回動自在に軸支するテンションプレート9
と、当接部8cが前記テンションプレート9の係合部9dと
係合して切り欠き部7fが前記クランプ6の枢軸6aと係合
するように側板1aに軸支されたクランプレバー7及びア
ウタープレート8とからなるレバー部材とによって構成
する。
Description
【0001】
この考案は、シートベルトのリトラクター(巻取装置)に関し、特に緊急時に ウェビングを直接挟持してウェビング引き出し量を最少限にするクランプ機構を 備えたクランプ付リトラクターの改良に関するものである。
【0002】
従来、車両の乗員等を座席に安全に保持するためのシートベルト装置は、シー トベルトが使用されている状態でも、リトラクターの巻取り軸にはかなりの長さ のウェビングが巻きついたままになっている。このため、例えば急な加速、衝突 又は減速に反応する慣性感知手段によってリトラクターの巻取り軸のウェビング 引き出し方向の回転を物理的にロックする緊急ロック機構を備えた緊急ロック式 リトラクターにおいても、緊急時に巻取り軸のウェビング引き出し方向の回転が ロックされるにもかかわらず、ウェビングに作用する張力により巻取り軸に巻か れているウェビングが巻締まりを生じるので、該リトラクターがウェビングの伸 び出しを生じるといった問題がある。このようなウェビングの伸び出しは、乗員 の拘束性能を損なうことになるので、緊急時におけるリトラクターからのウェビ ング引き出し量を最少限に抑える必要がある。
【0003】 従って、上記の如き緊急時におけるリトラクターからのウェビング引き出し量 を最少限に抑える為に、リトラクターの出口側にてウェビングを直接挟持するク ランプ機構を備えたクランプ付リトラクターが種々提案されている。 例えば、特開平3−99960号及び同3−112750号公報等に開示され ているクランプ機構は、ウェビングをリトラクターのベース背面との間で締め付 け係合するためのクランプと、該クランプを揺動回転自在に保持するクランプホ ルダーとからなるクランプ部材を有しており、緊急ロック機構を構成するラッチ 部材の回転動作に従動して揺動し、リトラクターの巻取り軸に取り付けられた爪 車に係合する係止部材が伝達部材に軸支されている。そして、前記ラッチ部材が 巻取り軸と共にウェビング引き出し方向に回転した際には、伝達部材が前記係止 部材を介して伝達された巻取り軸の回転力により揺動回転させられ、前記クラン プ部材をウェビング挟持方向に揺動回転させる。そこで、クランプ部材がウェビ ングをリトラクターのベース背面との間で締め付け係合し、緊急時におけるリト ラクターからのウェビングの引き出しを阻止している。
【0004】
しかしながら、上記の如きクランプ機構においては、緊急ロック機構が作動し て回転させられたラッチ部材が係止部材を揺動回転させ、該係止部材が巻取り軸 の爪車に係合してから、巻取り軸の回転力により揺動回転させられた伝達部材が クランプホルダーを揺動回転させることによって、クランプがウェビングを締め 付け係合している。
【0005】 このため、ラッチ部材の回転をクランプの挟持動作に伝達するのに多くの伝達 部材を介しており、各伝達部の取付けガタ等によるロスも多いので、慣性感知手 段が衝突を感知してからクランプがウェビングを挟持するまでの作動タイミング が遅いという問題がある。このようなクランプの作動タイミングの遅れは乗員の 拘束性能の低下につながり好ましくない。又、部品点数が多く構造も複雑になる ので製造コストが高くなり易い。
【0006】 即ち、本考案の目的は上記課題を解消することにあり、衝突等の緊急時に巻取 り軸のウェビング引き出し方向の回転をロックする緊急ロック機構を備えたリト ラクターであって、該リトラクターに組付けられるウェビングのクランプ機構が 簡単な構造で、且つ速やかにウェビングの引出しを阻止することができる安価な クランプ付リトラクターを提供することである。
【0007】
本考案の上記目的は、ウェビングを巻装するリトラクターの巻取り軸に取り付 けられた爪車と、前記巻取り軸に追従して回転する慣性部材と、巻取り軸と共に ウェビング引き出し方向に回転することにより爪部材を前記爪車に係合させて巻 取り軸のウェビング引き出し方向の回転をロックするラッチ部材と、前記慣性部 材が巻取り軸に対して回転遅れを生ずるとラッチ部材を巻取り軸に連結するロッ ク手段とからなる緊急ロック機構を有すると共に、移動可能なクランプ部材とリ トラクターのベース背面との間でウェビングを挟持することによってウェビング の引き出しを阻止することができるクランプ機構を有するクランプ付リトラクタ ーであって、前記クランプ部材をウェビング挟持方向に移動させてウェビングの 引き出しを阻止し得る第1の位置とウェビングの引き出しを可能とする第2の位 置とにそれぞれ位置させる制御手段が、前記爪車と同一の回転軸を中心に回動可 能に配設され、前記ラッチ部材をウェビング巻取り方向へ付勢すると共に前記爪 部材を回動自在に軸支するテンションプレートと、該テンションプレートの回動 に従動して前記クランプ部材を前記第1の位置又は前記第2の位置にもたらす連 動手段とによって構成されるクランプ付リトラクターにより達成される。
【0008】 尚、前記連動手段としては、一端部が前記テンションプレートと係合すると共 に他端部が前記クランプ部材と係合するようにリトラクターに回動可能に軸支さ れたレバー部材や、前記テンションプレートと前記クランプ部材との間に設けら れたカム面と係合突起とからなるカム機構等を用いることができる。
【0009】
本考案の上記構成によれば、緊急ロック機構のロック手段が作動し、ウェビン グ引き出し方向に回転させられたラッチ部材により爪部材が爪車に係合させられ て、前記テンションプレートがウェビング引き出し方向に回転させられると、そ の回転に従動して前記連動手段がクランプ部材をウェビングの引き出しを阻止し 得る第1の位置へ移動させて確実にウェビングの引出しを阻止することができ、 従来のクランプ機構における伝達部材のように、巻取り軸に取り付けられた爪車 に係合するための係止部材を爪部材と別に設ける必要がない。
【0010】 また、前記連動手段として前記テンションプレートと前記クランプ部材との間 に設けられたカム面と係合突起とからなるカム機構を用いれば、ラッチ部材の回 転をクランプ部材の挟持動作に伝達するのに必要な伝達部材の部品点数を更に減 らし、各伝達部の取付けガタ等によるロスを減少することができる。
【0011】
以下、添付図面に基づいて本考案の一実施例を詳細に説明する。 図1及び図2に示すクランプ付きリトラクターの分解斜視図において、ベース 1はその大部分がコの字断面を有し、対向する各側板1aには対向してそれぞれ 貫通孔1cが穿設されており、該貫通孔1cにはウェビングが巻回されるボビン 2を固設した巻取り軸4が左右のプラスチックブッシュ3a,3bを介して回動 自在に軸架されている。該巻取り軸4の一端には、公知のテンションレデューサ ー5が配置されており、巻取り軸4はウェビングを巻取る方向に常時付勢されて いる。
【0012】 一方、巻取り軸4の他端には緊急時にウェビングの引き出しを阻止するための 緊急ロック機構が配置されている。この緊急ロック機構は、巻取り軸4の他端部 に固定された爪車であるラッチプレート4aを有し、その外方には巻取り軸4の 一部が突出され、そこには貫通孔9cを挿通されたテンションプレート9と、内 歯13aを有するラッチ部材であるラッチカップ13とが遊嵌されている。なお 、ラッチカップ13に形成されたスプリングハンガ13bとテンションプレート 9に形成されたスプリングハンガ9aとにはリターンスプリング12が装着され 、ラッチカップ13は矢印X2 方向に回動する付勢力が作用されている。そして 、前記ラッチカップ13の外側に位置する巻取り軸4には、図示しない公知のロ ック手段及び慣性部材が配置されており、衝突等の緊急時にウェビングにテンシ ョンがかかり、巻取り軸4に所定以上の衝撃的なウェビング引き出し方向(矢印 X1 方向)の回動力が作用されると、前記ラッチカップ13をリターンスプリン グ12の付勢力に抗して矢印X1 方向へ回動する。
【0013】 また、前記ラッチプレート4aに係合することによりラッチプレート4aのウ ェビング引き出し方向(矢印X1 方向)の回転を抑止する爪部材であるポール1 1が、ポールピン10を介してラッチプレート4aから係脱可能に側板1a外方 に軸支されている。該ポールピン10は、対向する各側板1aに穿設された貫通 孔27及び長穴21を挿通して橋架されており、貫通孔27との係合部を中心と して外方端側軸部10bが長穴21に沿って揺動可能となっている。更に、該ポ ールピンの外方端側軸部10bには、前記テンションプレート9の第1揺動端部 に形成された貫通孔9bが嵌挿される。そこで、前記ポール11は、長穴21に 沿って揺動回転中心を変位することができる。そして、ポール11にはポールガ イド突起11bが突設され、該ポールガイド突起11bはラッチカップ13の外 周部に突出形成されているポールガイド孔13cに挿入される。
【0014】 更に、前記側板1aの下部には車体加速度感知手段30を構成するセンサーケ ース31が固設され、この中空部内にはセンサーであるボールウエイト33が載 置されると共に、係止突起32aを有するセンサーアーム32が揺動可能に取り 付けられている。そして、これら緊急ロック機構を覆う側板1aの外側にはセン サーカバー14が配設されている。
【0015】 前記ベース1の内方には、ウェビングを直接挟持することによってウェビング の引き出しを阻止するクランプ機構が設けられている。 図3に示す部分破断側面図を併せ参照して説明すると、前記クランプ機構は、 平面部にウェビング26を締め付け係合するためのクランプ歯部6cが形成され た楔形状のクランプ部材であるクランプ6と、前記クランプ歯部6cが形成され た平面部と反対側の平面部6dと摺接する案内部材であるアッパープレート20 を保持しているアッパーステー19とを有している。
【0016】 前記アッパーステー19は、その取付け孔19bを側板1aの突起1dに嵌合 させ、その取付け板19aにアッパープレート20をビス固定することにより、 該アッパープレート20の長手方向の移動を規制する取付け部材である。 図7に示すように、アッパーステー19は、例えば所望の形状に打ち抜いた金 属薄板等の弾性を有する部材から成り、取付け板19aの両端部には側板1aの 縁部に掛止される掛止部19cが折り曲げ成形されている。そして、取付け孔1 9bを有する各掛止部19cの端部には、該アッパーステー19をベース1に固 定した際に側板1aの上端縁部を押圧付勢する押圧片19eと、側板1aの外側 面をベース内方へ押圧付勢する押圧部19dとが設けられている。更に、前記ア ッパーステー19は、図8(a),(b) に示すように、取付け板19aに対する掛止 部19cのベース組付け前の折り曲げ角度θ1 が、ベース組付け後の折り曲げ角 度θ2 より大きくなるように成形されている。
【0017】 そこで、側板1aに形成された貫通口24に両端部を嵌装されたアッパープレ ート20に取付け板19aをビス固定し、該アッパーステー19を側板1aに取 り付ける際には、前記掛止部19cの折り曲げ角度θ1 が折り曲げ角度θ2 に狭 まるように弾性変形するので、この弾性復帰力によりアッパープレート20は図 8(b) 中の矢印A方向へ付勢される。また同時に、前記押圧片19eが側板1a の上端縁部を押圧付勢することにより、アッパープレート20はほぼ上方へ付勢 される。従って、アッパープレート20は、図9に示すようにベース1に対して 図中矢印A方向及び矢印B方向へ付勢され、その両端部が貫通口24の上方隅に 圧接されて正確に位置決めされる。更に、前記アッパーステー19の各押圧部1 9dが側板1aの外側面をベース内方へそれぞれ押圧付勢することにより、アッ パープレート20は長手方向のガタつきを生じることなくベース1に組付けられ る。
【0018】 即ち、前記アッパーステー19は、アッパープレート20を各方向へ付勢可能 な弾性変形部を有することにより、アッパープレート20の固定位置及び傾斜角 度等を貫通口24により確実に規定することができ、取付けガタも防止できる。 そこで、アッパーステー19とベース1との寸法誤差によりアッパープレート2 0の取付け位置が決まらずガタツキを生じたり、アッパーステー19とアッパー プレート20とが密着せずにビス固定が不完全となることがない。
【0019】 前記アッパープレート20は、対向する側板1aに形成された貫通口24に両 端部を嵌装された後、アッパーステー19の取付け板19aに固定されることに よって、前記クランプ6をウェビング締め付け係合位置へ案内するその摺接面2 0aがベース1のベース背板1bに固定されたロアプレート16に対して上方側 で近接する所定の傾斜角度を持つように配設される。
【0020】 そして、狭窄状先端部が上方側に位置し、その平面部6dがアッパープレート 20の摺接面20aに面接触状態で位置決めされるクランプ6のクランプ歯部6 cは、挟持するウェビング26の表面に対して常に平行に配設されるので、アッ パープレート20の摺接面20aに沿って摺動するクランプ6はウェビング26 を均等に締め付け係合することができる。又、クランプ6の後端側に突設された 係合部6bとアッパープレート20の後端面20bとの間にはリターンスプリン グ15が配設されており、該クランプ6をウェビング26と非係合な方向に付勢 している。
【0021】 前記クランプ6の下方には、前記リターンスプリング15により付勢されてい るクランプ6の移動を規制するクランプレバー7が配設されており、該クランプ レバー7は側板1aの内側に配設されて前記テンションプレート9に係合するア ウタープレート8と共に、緊急ロック機構に連動して前記クランプ6をウェビン グ締め付け方向に移動させる連動手段であるレバー部材を構成している。
【0022】 前記クランプレバー7は、クランプ6の側壁に突設された枢軸6aに係合する 切り欠き部7fを形成された一対の板状部材7a,7bと、これらに架け渡され てクランプ6の後端壁に当接する連結部7cとから成り、その孔7dが対向する 側板1aに形成した貫通孔23に挿通したレバーピン17により回動自在に軸支 される。前記アウタープレート8は、前記貫通孔23を貫通したレバーピン17 の一端部にその孔8bが貫通され、側板1aに沿って回動自在に軸支されている 。更に、該アウタープレート8は、内方へ突出することにより側板1aの長穴2 2を挿通して板状部材7aの係合穴7eに係合する内方側軸部8aと、前記テン ションプレート9の第2揺動端部に形成された係合部9dに係合する当接部8c とを有している。
【0023】 そして、クランプレバー7は、長孔22に係止される内方側軸部8aによって 下方への回転を阻止されることにより、リターンスプリング15の付勢力に抗し てクランプ6の移動を規制している。即ち、クランプ6は枢軸6aが板状部材7 a,7bの揺動端側に形成された切り欠き部7fに支持され、その後端壁が連結 部7cに支持されることにより、そのクランプ歯部6cがウェビング26と非係 合な位置に保持されている。従って、アウタープレート8が上方へ回転すると、 内方側軸部8aを介してクランプレバー7が上方へ回転させられる。上方へ回転 させられたクランプレバー7は、リターンスプリング15の付勢力に抗してクラ ンプ6の枢軸6aを押圧することによって、平面部6dをアッパープレート20 の摺接面20aに沿って摺動させながら該クランプ6をウェビング26と係合す る方向に移動させる。この時、前記長穴22が内方側軸部8aと干渉することは ない。
【0024】 更に、前記テンションプレート9は、前記リターンスプリング12の付勢力よ り大きなリターンスプリング15の付勢力が作用しているアウタープレート8に よって、前記第2揺動端部の係合部9dを図中の下方へ押圧され、矢印X2 方向 へ回転付勢されている。そこで、前記ポールピン10は長穴21の背板側端面2 1a側でウェビング巻取り方向に付勢されている。
【0025】 従って、クランプレバー7とアウタープレート8とからなる前記レバー部材と 、前記テンションプレート9とによって、前記クランプ6をウェビング挟持方向 に移動させてウェビング26の引き出しを阻止し得る第1の位置とウェビング2 6の引き出しを可能とする第2の位置とにそれぞれ位置させる制御手段が構成さ れている。
【0026】 次に、上記クランプ付リトラクターの作動について説明する。 先ず、通常使用時においては、図3に示す如く、クランプレバー7の係合穴7 eに係合するアウタープレート8の内方側軸部8aがリターンスプリング15の 付勢力により前記長穴22内の下側端に位置しており、クランプ6はリターンス プリング15の付勢力によってウェビング26と非係合な方向に付勢されている 。又、図6に示すように、ラッチカップ13はスプリングハンガ13bとテンシ ョンプレート9のスプリングハンガ9aとに装着されたリターンスプリング12 の付勢力によって、矢印X2 方向に付勢されており、ポールガイド孔13cにポ ールガイド突起11bが係合するポール11は、ラッチプレート4aと非係合な 方向に付勢されているので、ウェビング26の引き出しは自在である。更に、ウ ェビング26は側板1aの上方に穿設された貫通孔25に挿通されたウェビング ガイドピン18と前記連結部7cとにより、クランプ歯部6cとの非接触状態を 保障されている。
【0027】 しかして、衝突等の緊急時にウェビング26にテンションがかかり、巻取り軸 4に所定以上の衝撃的なウェビング引き出し方向(矢印X1 方向)の回動力が作 用されると、図示しない慣性部材が慣性力を受けて巻取り軸4のウェビング引き 出し方向の回転に対し回転遅れを生じる。すると、ロック手段が作動し、ロック 部材28の係合部28aがラッチカップ13の内歯13aに係合するので、フラ ンジ27の回動力がラッチカップ13に伝達され、図4に示すように該ラッチカ ップ13をリターンスプリング12の付勢力に抗して矢印X1 方向へ回動する。 そして、ポールガイド突起11bに係合するポールガイド孔13cがこのポール ガイド突起11bを介してポール11を矢印Z方向へ回動してラッチプレート4 aに係合部11aを係合させる。
【0028】 ポール11の係合部11aがラッチプレート4aに係合した状態で、巻取り軸 4が更に矢印X1 方向へ回動すると、図5に示すように、ポール11を軸支して いるポールピン10がテンションプレート9を介して作用しているリターンスプ リング15の付勢力に抗して前記長穴21内の背板側端面21aから正面側端面 21b方向に移動するので、テンションプレート9は矢印X1 方向へ回動させら れる。すると、テンションプレート9の係合部9dがアウタープレート8の当接 部8cを介して該アウタープレート8を矢印Y方向へ回動するので、長穴22を 挿通した内方側軸部8aを介してクランプレバー7も矢印Y方向へ回動させられ る。
【0029】 そこで、クランプレバー7の揺動端側に形成された切り欠き部7fに支持され たクランプ6は、アッパープレート20の摺接面20aに沿って上方へ直ちに揺 動させられる。該摺接面20aは、前記ロアプレート16に対して上方側が近接 するように傾斜しているので、リターンスプリング15の付勢力に抗して上方へ 揺動させられた楔形状のクランプ6はウェビング挟持方向(矢印W方向)へ移動 し、摺接面20aとロアプレート16との間に食い込むようにしてウェビング2 6を挟持する。従って、ウェビング26はクランプ6とロアプレート16に挟持 されて引き出しが阻止される。
【0030】 尚、ポール11を軸支しているポールピン10は、前記長穴21内の正面側端 面21bに当接した時点で移動が停止し、巻取り軸4の矢印X1 方向への回動を 阻止するが、このポールピン10が正面側端面21bに当接するタイミングは、 前記クランプ歯部6cがウェビング26に完全に食い込んだ直後に当接するタイ ミングに合わせられる。このクランプ6とポール11の作動タイミングは、前記 当接部8c及び長穴21の形状をそれぞれ適宜変更することにより、任意に変え ることができる。
【0031】 また、車両が緊急時、所定以上の速度変化を受けた場合にも、前記車体加速度 感知手段30がロック手段を作動させて上述の如くクランプ機構及び緊急ロック 機構が作動する。 そして、ウェビング26に作用されたテンションが解除された時には、クラン プ6を挟持方向に保持する力がなくなり、クランプ6はリターンスプリング15 の付勢力によってウェビング26と非係合な方向に付勢され、クランプ機構が解 除される。それと同時にテンションプレート9も解除方向(矢印X2 方向)に回 転し、クランプ6とテンションプレート9は初期位置へ戻る。更にウェビング2 6を巻き込ませると、ポール11が矢印Z方向と反対方向に回動され、ラッチプ レート4aと係合部11aとのロックが解除される。更にウェビング26を巻き 込ませると、ロック部材28の係合部28aとラッチカップ13の内歯13aと の係合が解除され、ラッチカップ13はリターンスプリング12の付勢力によっ て矢印X2 方向に回動されて初期位置に戻され、ウェビング26の引き出しが自 在となる。
【0032】 即ち、上記の如き構成によれば、緊急ロック機構のロック手段が作動して前記 ラッチカップ13がウェビング引き出し方向に回転すると、該ラッチカップ13 によりポール11がラッチプレート4aに係合させられ、巻取り軸4の回転力に より前記テンションプレート9をウェビング引き出し方向に回転すると共に、ク ランプレバー7とアウタープレート8とから成るレバー部材が、テンションプレ ート9により回動させられて、クランプ6をウェビング挟持方向に移動させるの で、確実にウェビング26の引出しを阻止することができる。また、従来のクラ ンプ機構における伝達部材のように、巻取り軸4に取り付けられたラッチプレー ト4aに係合する係止部材をポール11と別に設ける必要がなく、部品点数を減 らすことができるので、構造が簡単になり製造コストを下げることができる。
【0033】 更に、本考案の他の実施例によれば、側板1aに設けた長穴を挿通可能な係合 突起を前記クランプ6に突設すると共に、テンションプレート9の回動に従動し てクランプ6をウェビング26の引き出しを阻止し得る第1の位置又はウェビン グ26の引き出しを可能とする第2の位置にもたらすように前記係合突起と係合 するカム面を前記テンションプレート9に形成することにより、テンションプレ ート9とクランプ6との間に連動手段としてカム機構を構成することもできる。
【0034】 この場合、ラッチカップ13の回転をクランプ6の挟持動作に伝達するのに必 要な伝達部材の部品点数を更に減らすことができ、各伝達部の取付けガタ等によ るロスを減少することができるので、速やかにウェビング26の引出しを阻止す ることができ、慣性感知手段が衝突を感知してからクランプ6がウェビング26 を挟持するまでの作動タイミングの遅れを防止することができる。
【0035】 尚、本考案における制御手段を構成する連動手段であるクランプレバー及びア ウタープレートや、テンションプレート等は、上記実施例の形状に限定されるも のではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。 例えば、図10は他の実施例に基づくアッパーステー40の取付け状態を示す 部分断面図である。該アッパーステー40における取付け板40aの両端部には 側板1aの縁部に掛止される掛止部40cが折り曲げ成形されている。そして、 取付け孔40bを有する各掛止部40cの端部には、該アッパーステー40をベ ース1に固定した際に側板1aの上端縁部を押圧付勢する押圧片40eと、側板 1aの外側面をベース内方へ押圧付勢する押圧部40dとが設けられている。更 に、前記取付け板40aと各掛止部40cとの連結部には、それぞれ弾性屈曲部 41が形成されており、両端部が貫通口24に嵌装されたベース取付け後のアッ パープレート20に対して図中矢印A方向の付勢力を付与するべく、取付け板4 0aがベース背板1b側へ平行移動可能とされている。 そこで、アッパーステー40は前記弾性屈曲部41の弾性復帰力によりアッパ ープレート20を図中の矢印A方向へ付勢すると共に、その押圧片40eが側板 1aの上端縁部を押圧付勢するので、アッパープレート20は両端部が貫通口2 4の上方隅に圧接されて正確に位置決めされる。
【0036】 図11に示した他の実施例に基づくアッパーステー42における取付け板42 aの両端部には、側板1aの縁部に掛止される掛止部42cが折り曲げ成形され ている。そして、取付け孔42bを有する各掛止部42cの端部には、該アッパ ーステー42をベース1に固定した際に側板1aの上端縁部を押圧付勢する押圧 片42eと、側板1aの外側面をベース内方へ押圧付勢する押圧部42dとが設 けられている。更に、掛止部42cの内側には、側板1aの内側面に対向する内 壁面と前記取付け孔42bの内壁面とを段差なく連絡するためのビード43が設 けられている。 そこで、アッパーステー42を側板1aに取り付ける際には、該側板1aの突 起1dが掛止部42cの内側壁面に沿って摺接し、該掛止部42cを内側に弾性 変形させるが、この時、該突起1dは前記ビード43に案内されて取付け孔42 bにスムースに嵌合することができるので、組立て作業性が向上する。
【0037】 図12に示した他の実施例に基づくアッパーステー44における取付け板44 aの両端部には、側板1aの縁部に掛止される掛止部44cが折り曲げ成形され ている。そして、取付け孔44bを有する各掛止部44cの端部には、該アッパ ーステー44をベース1に固定した際に側板1aの上端縁部を押圧付勢する押圧 片44eと、側板1aの外側面をベース内方へ押圧付勢する押圧部44dとが設 けられている。更に、前記掛止部44cは、側板1aの内側面に対向する内壁面 と前記取付け孔44bの内壁面とが殆ど段差を生じない位置に屈曲部を有するよ うに折り曲げ形成されている。 そこで、アッパーステー44を側板1aに取り付ける際には、該側板1aの突 起1dが掛止部44cの内側壁面に沿って摺接し、該掛止部44cを内側に弾性 変形させると共に、取付け孔44bにスムースに嵌合することができるので、組 立て作業性が向上する。
【0038】 また、前記実施例におけるクランプ機構では、楔形状に形成されたクランプ部 材であるクランプ6をアッパープレート20に沿って移動させることにより、ウ ェビング26をロアプレート16との間で挟持しているが、例えば揺動自在に軸 支されたクランプホルダーの揺動側端にクランプを保持させたクランプ部材を用 いることも可能である。この場合、テンションプレートの第2揺動端部に形成さ れた係合部に当接する当接部を有するレバー部材の揺動端部をクランプホルダー に係合させ、テンションプレートの回転によりクランプホルダーがウェビング挟 持方向に揺動されるように構成したり、或いは、テンションプレートの第2揺動 端部に形成されたカム面に係合する係合突起をクランプホルダーに突設し、テン ションプレートの回転によりクランプホルダーがウェビング挟持方向に直接揺動 されるように構成すれば良い。
【0039】 更に本考案は上記実施例の如き緊急ロック機構の構成に限らず、他の慣性感知 手段やロック手段を備えた緊急ロック機構を有するクランプ付リトラクターに応 用することも可能である。
【0040】
即ち、クランプ部材をウェビング挟持方向に移動させてウェビングの引き出し を阻止し得る第1の位置とウェビングの引き出しを可能とする第2の位置とにそ れぞれ位置させる本考案の制御手段は、爪車と同一の回転軸を中心に回動可能に 配設され、ラッチ部材をウェビング巻取り方向へ付勢すると共に爪部材を回動自 在に軸支するテンションプレートと、該テンションプレートの回動に従動して前 記クランプ部材を前記第1の位置又は前記第2の位置にもたらす連動手段とによ って構成されるので、従来のクランプ機構における伝達部材のように、巻取り軸 に取り付けられた爪車に係合するための係止部材を爪部材と別に設ける必要がな く、部品点数を減らすことができるので、構造が簡単になり製造コストを下げる ことができる。
【0041】 また、前記連動手段としてテンションプレートとクランプ部材との間に設けら れたカム面と係合突起とからなるカム機構を用いれば、ラッチ部材の回転をクラ ンプ部材の挟持動作に伝達するのに必要な伝達部材の部品点数を更に減らし、各 伝達部の取付けガタ等によるロスを減少することができるので、速やかにウェビ ングの引出しを阻止することができ、慣性感知手段が衝突を感知してからクラン プ部材がウェビングを挟持するまでの作動タイミングの遅れを防止することがで きる。
【0042】 従って、衝突等の緊急時に巻取り軸のウェビング引き出し方向の回転をロック する緊急ロック機構を備えたリトラクターであって、該リトラクターに組付けら れるウェビングのクランプ機構が簡単な構造で、且つ速やかにウェビングの引出 しを阻止することができる安価なクランプ付リトラクターを提供できる。
【図1】本考案の一実施例に基づくクランプ付リトラク
ターの分解斜視図の一部である。
ターの分解斜視図の一部である。
【図2】図1に示したクランプ付リトラクターの残り部
分の分解斜視図である。
分の分解斜視図である。
【図3】図1に示したクランプ付リトラクターのクラン
プ機構の作動説明用の部分破断側面図である。
プ機構の作動説明用の部分破断側面図である。
【図4】図1に示したクランプ付リトラクターのクラン
プ機構の作動説明用の部分破断側面図である。
プ機構の作動説明用の部分破断側面図である。
【図5】図1に示したクランプ付リトラクターのクラン
プ機構の作動説明用の部分破断側面図である。
プ機構の作動説明用の部分破断側面図である。
【図6】図1に示したクランプ付リトラクターの緊急ロ
ック機構の作動説明用の要部拡大図である。
ック機構の作動説明用の要部拡大図である。
【図7】図1に示したアッパーステーの拡大斜視図であ
る。
る。
【図8】(a) は図7に示したアッパーステーのベース取
付け前の状態を示す部分断面図であり、(b) はベース取
付け後の状態を示す部分断面図である。
付け前の状態を示す部分断面図であり、(b) はベース取
付け後の状態を示す部分断面図である。
【図9】図1に示したアッパーステーのベース取付け状
態を説明するための要部拡大側面である。
態を説明するための要部拡大側面である。
【図10】他の実施例によるアッパーステーのベース取
付け後の状態を示す部分断面図である。
付け後の状態を示す部分断面図である。
【図11】他の実施例によるアッパーステーのベース取
付け前の状態を示す部分断面図である。
付け前の状態を示す部分断面図である。
【図12】他の実施例によるアッパーステーのベース取
付け前の状態を示す部分断面図である。
付け前の状態を示す部分断面図である。
1 ベース 1a 側板 1b ベース背板 4 巻取り軸 4a ラッチプレート 6 クランプ 6a 枢軸 6b 係合部 6c クランプ歯部 6d 平面部 7 クランプレバー 8 アウタープレート 8a 内方側軸部 8c 当接部 9 テンションプレート 9a スプリングハンガ 9b 貫通孔 9c 貫通孔 9d 係合部 10 ポールピン 11 ポール 12 リターンスプリング 13 ラッチカップ 13a 内歯 13b スプリングハンガ 13c ポールガイド孔 14 センサーカバー 15 リターンスプリング 16 ロアプレート 17 レバーピン 18 ウェビングガイドピン 19 アッパーステー 20 アッパープレート 21 長穴 22 長穴 23 貫通孔 24 貫通口 25 貫通孔 26 ウェビング 30 車体加速度感知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小山田 文樹 神奈川県藤沢市鵠沼神明3−6−10
Claims (1)
- 【請求項1】 ウェビングを巻装するリトラクターの巻
取り軸に取り付けられた爪車と、前記巻取り軸に追従し
て回転する慣性部材と、巻取り軸と共にウェビング引き
出し方向に回転することにより爪部材を前記爪車に係合
させて巻取り軸のウェビング引き出し方向の回転をロッ
クするラッチ部材と、前記慣性部材が巻取り軸に対して
回転遅れを生ずるとラッチ部材を巻取り軸に連結するロ
ック手段とからなる緊急ロック機構を有すると共に、移
動可能なクランプ部材とリトラクターのベース背面との
間でウェビングを挟持することによってウェビングの引
き出しを阻止することができるクランプ機構を有するク
ランプ付リトラクターであって、前記クランプ部材をウ
ェビング挟持方向に移動させてウェビングの引き出しを
阻止し得る第1の位置とウェビングの引き出しを可能と
する第2の位置とにそれぞれ位置させる制御手段が、前
記爪車と同一の回転軸を中心に回動可能に配設され、前
記ラッチ部材をウェビング巻取り方向へ付勢すると共に
前記爪部材を回動自在に軸支するテンションプレート
と、該テンションプレートの回動に従動して前記クラン
プ部材を前記第1の位置又は前記第2の位置にもたらす
連動手段とによって構成されるクランプ付リトラクタ
ー。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP1993058830U JP2599175Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1993-10-05 | クランプ付リトラクター |
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Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-93220 | 1992-12-25 | ||
| JP9322092 | 1992-12-25 | ||
| JP1993058830U JP2599175Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1993-10-05 | クランプ付リトラクター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0661610U true JPH0661610U (ja) | 1994-08-30 |
| JP2599175Y2 JP2599175Y2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=26399842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993058830U Expired - Fee Related JP2599175Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1993-10-05 | クランプ付リトラクター |
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|---|---|
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-
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- 1993-10-05 JP JP1993058830U patent/JP2599175Y2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-23 US US08/172,249 patent/US5460338A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JP2599175Y2 (ja) | 1999-08-30 |
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|---|---|---|---|
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