JPH0663155B2 - ウ−ルとポリエステルの混紡紡毛服地及びその製造方法 - Google Patents
ウ−ルとポリエステルの混紡紡毛服地及びその製造方法Info
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- JPH0663155B2 JPH0663155B2 JP61168578A JP16857886A JPH0663155B2 JP H0663155 B2 JPH0663155 B2 JP H0663155B2 JP 61168578 A JP61168578 A JP 61168578A JP 16857886 A JP16857886 A JP 16857886A JP H0663155 B2 JPH0663155 B2 JP H0663155B2
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- Japan
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- polyester
- weight
- wool
- component
- parts
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、オール及びポリエステル繊維からなる混紡糸
を用いた抗ピリング性に優れた嵩高性ある紡毛服地及び
その製造方法に関する。
を用いた抗ピリング性に優れた嵩高性ある紡毛服地及び
その製造方法に関する。
(従来の技術) 毛織物へのポリエステル繊維の併用は、風合及び機能性
の両面から夏物服地には、早くから実用化されてきた
が、秋冬用の服地には、嵩高性ある毛織物特有の風合が
得られず、またピリング性の点で問題があり、実用化さ
れ難いとされてきた。
の両面から夏物服地には、早くから実用化されてきた
が、秋冬用の服地には、嵩高性ある毛織物特有の風合が
得られず、またピリング性の点で問題があり、実用化さ
れ難いとされてきた。
そこで、ポリエステル繊維の強度を極端に落してピリン
グの発生を防止する方法も試みられているが、この方法
では織物の風合が著しく悪くなり、肉厚感に欠けるもの
となっている。
グの発生を防止する方法も試みられているが、この方法
では織物の風合が著しく悪くなり、肉厚感に欠けるもの
となっている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は従来の服地に存在する上記問題点の解決を目的
とするもので、紡毛用ウールとポリエステル繊維を使用
して、紡毛における羊毛100%に近い風合を有し、しか
も物理的強度に優れ、抗ピリング性にも優れた秋冬用紡
毛混紡服地及びその製造に適した方法を提供せんとする
ものである。
とするもので、紡毛用ウールとポリエステル繊維を使用
して、紡毛における羊毛100%に近い風合を有し、しか
も物理的強度に優れ、抗ピリング性にも優れた秋冬用紡
毛混紡服地及びその製造に適した方法を提供せんとする
ものである。
(発明の構成) 本発明は上記目的を達成するために次の構成を備えてい
る。即ち第1番目の発明は、平均繊維長が30〜150mmで
ある紡毛用ウールと、平均繊維長が45〜75mm、繊度が2
〜5デニールであるポリエステル繊維とを、15:85〜85:
15の割合(重量比)で混紡し、これを調合・紡毛用カー
デイング・紡毛用精紡に経由せしめてなる紡毛糸を原糸
とする織布であって、前記ポリエステル繊維が高粘度ポ
リエステル成分(A成分)と低粘度ポリエステル成分
(B成分)を並列的又は偏心的に接合せしめた複合繊維
であることを特徴とするウールとポリエステルの混紡紡
毛服地であり、又第2番目の発明はそれを製造するに適
する方法であって、平均繊維長が30〜150mmである紡毛
用ウールと、平均繊維長が45〜75mm、繊度が2〜5デニ
ールであるポリエステル繊維とを15:85〜85:15の割合
(重量比)で混紡し、これを調合・紡毛用カーデイング
・紡毛用精紡に経由せしめてなる紡毛糸を織糸とし、織
成後、織布に起毛、洗絨、及び必要に応じての縮絨・剪
毛等の仕上工程を付与せしめてなり、且つ上記ポリエス
テル繊維として高粘度ポリエステル成分(A成分)と低
粘度ポリエステル成分(B成分)を並列的又は偏心的に
接合せしめた複合繊維を用いたことを特徴とするもので
ある。
る。即ち第1番目の発明は、平均繊維長が30〜150mmで
ある紡毛用ウールと、平均繊維長が45〜75mm、繊度が2
〜5デニールであるポリエステル繊維とを、15:85〜85:
15の割合(重量比)で混紡し、これを調合・紡毛用カー
デイング・紡毛用精紡に経由せしめてなる紡毛糸を原糸
とする織布であって、前記ポリエステル繊維が高粘度ポ
リエステル成分(A成分)と低粘度ポリエステル成分
(B成分)を並列的又は偏心的に接合せしめた複合繊維
であることを特徴とするウールとポリエステルの混紡紡
毛服地であり、又第2番目の発明はそれを製造するに適
する方法であって、平均繊維長が30〜150mmである紡毛
用ウールと、平均繊維長が45〜75mm、繊度が2〜5デニ
ールであるポリエステル繊維とを15:85〜85:15の割合
(重量比)で混紡し、これを調合・紡毛用カーデイング
・紡毛用精紡に経由せしめてなる紡毛糸を織糸とし、織
成後、織布に起毛、洗絨、及び必要に応じての縮絨・剪
毛等の仕上工程を付与せしめてなり、且つ上記ポリエス
テル繊維として高粘度ポリエステル成分(A成分)と低
粘度ポリエステル成分(B成分)を並列的又は偏心的に
接合せしめた複合繊維を用いたことを特徴とするもので
ある。
本発明の混紡紡毛服地を得るためには、抗ピル性及び捲
縮性に優れたポリエステル複合繊維を紡毛用羊毛と混紡
させることが必要で、通常のポリエステル繊維を単に混
紡してみても本発明の服地は得られない。
縮性に優れたポリエステル複合繊維を紡毛用羊毛と混紡
させることが必要で、通常のポリエステル繊維を単に混
紡してみても本発明の服地は得られない。
本発明に適用するポリエステル複合繊維とは、固有粘度
が少なくとも0.40のA成分と、固有粘度がA成分よりも
0.005〜0.1大きく且つ0.50以下のB成分とを接合したも
ので、捲縮性及び抗ピル性を有するものである。A成分
及びB成分のポリエステルは少なくとも85重量%がポリ
エチレンテレフタレートよりなるものであり、テレフタ
ル酸以外のジカルボン酸としてイソフタル酸、ナフタリ
ンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸等の脂肪族ジカルボン酸、又エチレングリコール
以外のクリコールとしてジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラメチ
レングリコール、ペンタメチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、ヘキサメチレングリコール類等を1種
又は2種以上を共重合してもよいが、特にポリエチレン
テレフタレートが好適である。
が少なくとも0.40のA成分と、固有粘度がA成分よりも
0.005〜0.1大きく且つ0.50以下のB成分とを接合したも
ので、捲縮性及び抗ピル性を有するものである。A成分
及びB成分のポリエステルは少なくとも85重量%がポリ
エチレンテレフタレートよりなるものであり、テレフタ
ル酸以外のジカルボン酸としてイソフタル酸、ナフタリ
ンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸等の脂肪族ジカルボン酸、又エチレングリコール
以外のクリコールとしてジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラメチ
レングリコール、ペンタメチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、ヘキサメチレングリコール類等を1種
又は2種以上を共重合してもよいが、特にポリエチレン
テレフタレートが好適である。
A成分にはポリエチレンテレフタレートを主体とするポ
リエステル100重量部に対し、一般式 (但し、R1,R2は同一又は異なったアルキル基又はフ
ェニル基、R2は脂肪族又は芳香族化合物で残基で、n
は1以上の整数を示す) で示されるポリオールの少なくとも1種を0.02〜12重量
部、及びグリコール類を0.04〜12重量部、且つ該ポリオ
ールと該グリコール類とを総量として0.06〜15重量部配
合したものを使用するのが好ましい。又、B成分にはポ
リエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル10
0重量部に対し一般式(1)で示されるポリオールの少
なくとも1種とグリコール類とを総量としてA成分の総
量よりも0.04重量部以上少なく含有するものを使用する
のが好ましい。
リエステル100重量部に対し、一般式 (但し、R1,R2は同一又は異なったアルキル基又はフ
ェニル基、R2は脂肪族又は芳香族化合物で残基で、n
は1以上の整数を示す) で示されるポリオールの少なくとも1種を0.02〜12重量
部、及びグリコール類を0.04〜12重量部、且つ該ポリオ
ールと該グリコール類とを総量として0.06〜15重量部配
合したものを使用するのが好ましい。又、B成分にはポ
リエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル10
0重量部に対し一般式(1)で示されるポリオールの少
なくとも1種とグリコール類とを総量としてA成分の総
量よりも0.04重量部以上少なく含有するものを使用する
のが好ましい。
前記一般式(1)で示されるポリオールの中でR1,R3
はアルキル基又はフェニル基で、アルキル基は直鎖又は
側鎖を有する通常炭素数1〜10のものが適用され、又フ
ェニル基は炭素数1〜10のアルキル置換基を有するもの
も含まれ、特にブチルフェニル基が好適である。又、R
1,R2は同一のものが特に好ましい。R2は脂肪族又は
芳香族化合物の残基で、特に のものが好ましい。更にnは1〜8のもので特に1〜6
が好適である。
はアルキル基又はフェニル基で、アルキル基は直鎖又は
側鎖を有する通常炭素数1〜10のものが適用され、又フ
ェニル基は炭素数1〜10のアルキル置換基を有するもの
も含まれ、特にブチルフェニル基が好適である。又、R
1,R2は同一のものが特に好ましい。R2は脂肪族又は
芳香族化合物の残基で、特に のものが好ましい。更にnは1〜8のもので特に1〜6
が好適である。
前記ポリオールは具体的には少なくとも1種の脂肪族ジ
オール又は芳香族ビスヒドロキシ誘導体のジグリシジル
エーテルを少なくとも1種のモノ官能性化合物で開環さ
せるとにより製造される。
オール又は芳香族ビスヒドロキシ誘導体のジグリシジル
エーテルを少なくとも1種のモノ官能性化合物で開環さ
せるとにより製造される。
ポリオールと共にポリエステルに配合するグリコール類
としてはエチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ペン
タメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキ
サメチレングリコール、デカメチレングリコール、ビス
(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート、ビス(β−
ヒドロキシエチル)イソフタレート、ビスフェノールA
のエチレンオキサイド或いはプロピレンオキシサイドの
付加体等が挙げられるが特にビス(β−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートが好ましい。
としてはエチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ペン
タメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキ
サメチレングリコール、デカメチレングリコール、ビス
(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート、ビス(β−
ヒドロキシエチル)イソフタレート、ビスフェノールA
のエチレンオキサイド或いはプロピレンオキシサイドの
付加体等が挙げられるが特にビス(β−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートが好ましい。
ポリエステルA成分中でポリオールはポリエステル100
重量部に対し通常0.02〜12重量部、好ましくは0.1〜8
重量部、特に0.2〜6重量部配合し、グリコールはポリ
エステル100重量部に対し通常0.04〜12重量部、好まし
くは0.1〜8重量部、特に0.2〜6重量部配合するが、ポ
リオールとグリコールとの総量はポリエステル100重量
部に対し通常0.06〜15重量部、好ましくは0.5〜10重量
部、特に1〜8重量部である。
重量部に対し通常0.02〜12重量部、好ましくは0.1〜8
重量部、特に0.2〜6重量部配合し、グリコールはポリ
エステル100重量部に対し通常0.04〜12重量部、好まし
くは0.1〜8重量部、特に0.2〜6重量部配合するが、ポ
リオールとグリコールとの総量はポリエステル100重量
部に対し通常0.06〜15重量部、好ましくは0.5〜10重量
部、特に1〜8重量部である。
A成分とB成分とは重量比で2/8〜8/2、好ましく
は3/7〜7/3、特に好ましくは4/6〜6/4の割
合で接合されるが、5/5のものが最も好適である。
は3/7〜7/3、特に好ましくは4/6〜6/4の割
合で接合されるが、5/5のものが最も好適である。
ポリエステル複合繊維と紡毛用ウールとは重量比で15/
85〜85/15、好ましくは30/70〜70/30、特に好ましく
は35/65〜65/35の重量比率で混紡する。
85〜85/15、好ましくは30/70〜70/30、特に好ましく
は35/65〜65/35の重量比率で混紡する。
ポリエステル複合繊維の量が15重量%未満となり、紡毛
用ウールの量が85重量%を越えるとプリーツ性、防皺性
が低下し寸法安定性(ハイグラルエクンパンジョンによ
る)も悪くなる。一方ポリエステル複合繊維の量が85重
量%を越え、紡毛用ウールの量が15重量%未満となると
羊毛の有するヌメリ、フクラミ及びコシ感等の風合が急
速に悪くなる。
用ウールの量が85重量%を越えるとプリーツ性、防皺性
が低下し寸法安定性(ハイグラルエクンパンジョンによ
る)も悪くなる。一方ポリエステル複合繊維の量が85重
量%を越え、紡毛用ウールの量が15重量%未満となると
羊毛の有するヌメリ、フクラミ及びコシ感等の風合が急
速に悪くなる。
本発明では、このようなポリエステル複合繊維からなる
綿と紡毛用ウールを適度の割合で組合わせて使用するこ
とにより、各々のクリンプ形態に基く嵩高性を有効に保
ちながら、しかも互いの絡み合いによる抗ピリング性の
向上を図り、肉厚感ある風合のよい混紡服地を提供しう
るものである。
綿と紡毛用ウールを適度の割合で組合わせて使用するこ
とにより、各々のクリンプ形態に基く嵩高性を有効に保
ちながら、しかも互いの絡み合いによる抗ピリング性の
向上を図り、肉厚感ある風合のよい混紡服地を提供しう
るものである。
紡毛用ウールとしては従来のメリノ種の短繊維のものは
当然のこと、比較的長繊維である英国種羊毛も使用し得
る。これらの平均繊維長としては、30〜150mmの範囲の
ものが考えられる。
当然のこと、比較的長繊維である英国種羊毛も使用し得
る。これらの平均繊維長としては、30〜150mmの範囲の
ものが考えられる。
これに組合わすポリエステル繊維としては平均繊維長が
45〜75mmの範囲のものが適切であり、この範囲を外れる
と紡毛用ウールとの均斉度に欠け得られる糸条のU%が
低下し、又紡出不能の場合もある。
45〜75mmの範囲のものが適切であり、この範囲を外れる
と紡毛用ウールとの均斉度に欠け得られる糸条のU%が
低下し、又紡出不能の場合もある。
次いで具体的な紡績方法等について説明すると、本発明
に係る服地は次の過程を経由する。即ち紡毛用ウールは
通常の如く、洗毛→(化炭)→調合→カーディング→精
紡を経由して紡毛糸となり、更に織成→仕上の過程を経
て服地に形成される。
に係る服地は次の過程を経由する。即ち紡毛用ウールは
通常の如く、洗毛→(化炭)→調合→カーディング→精
紡を経由して紡毛糸となり、更に織成→仕上の過程を経
て服地に形成される。
この過程において霜降り調の服地を目的とする時は、原
綿段階において紡毛用ウールとポリエステル繊維を夫々
バラ毛染色し、調合段階で所定の比率で原綿混合した
後、紡毛即ちカード、精紡を経由し以後通常の過程を経
由する。
綿段階において紡毛用ウールとポリエステル繊維を夫々
バラ毛染色し、調合段階で所定の比率で原綿混合した
後、紡毛即ちカード、精紡を経由し以後通常の過程を経
由する。
一方、糸染、反染の場合は、未染色の原毛及びポリエス
テル繊維を原料調合し、以後通常の過程で布帛とする
が、この過程の糸又は反物の段階で通常の染色を実施す
る。尚、前述の過程における精紡はミュール精紡でもリ
ング精紡機でも良い。
テル繊維を原料調合し、以後通常の過程で布帛とする
が、この過程の糸又は反物の段階で通常の染色を実施す
る。尚、前述の過程における精紡はミュール精紡でもリ
ング精紡機でも良い。
又、本発明の服地は、特に織組織を限定されるものでは
なく、平2/2綾を中心に通常の紡毛素材全般に適用さ
れる。
なく、平2/2綾を中心に通常の紡毛素材全般に適用さ
れる。
また、織物加工に当っては、特にクリンプの効果的な発
現を考慮した洗絨工程と蒸絨工程をとるのが好ましく、
仕上工程は織物を充分リラックスさせるために洗絨を充
分に行い絨種によって起毛、縮絨を組合せて実施するの
がよく、該工程では織物を揉みほぐし、比較的高温の洗
い(約30〜50℃)をすることでクリンプの発現を容易に
できる。次に蒸絨工程では、織物を巻き取るラッパーテ
ンションを少し弱くし、従来より低い温度(約105〜115
℃)で熱処理し、クリンプの発現を容易にすると同時に
繊維の損傷を抑えるのがよい。
現を考慮した洗絨工程と蒸絨工程をとるのが好ましく、
仕上工程は織物を充分リラックスさせるために洗絨を充
分に行い絨種によって起毛、縮絨を組合せて実施するの
がよく、該工程では織物を揉みほぐし、比較的高温の洗
い(約30〜50℃)をすることでクリンプの発現を容易に
できる。次に蒸絨工程では、織物を巻き取るラッパーテ
ンションを少し弱くし、従来より低い温度(約105〜115
℃)で熱処理し、クリンプの発現を容易にすると同時に
繊維の損傷を抑えるのがよい。
本発明服地の代表的なフラノ仕上工程を記載すると次の
通りである。即ち前記紡績工程で得られたフラノ又はサ
キソニー用原糸を用いて常法に従って織成し、得られた
織物を煮絨、乾燥、起毛、洗絨、縮絨、洗絨(反染)乾
燥、起毛、剪毛、プレス、釜蒸絨の順序で処理する。勿
論この工程中に一般の反染工程を入れて、洗絨、縮絨、
洗絨、反染、乾燥を行うことも出来る。
通りである。即ち前記紡績工程で得られたフラノ又はサ
キソニー用原糸を用いて常法に従って織成し、得られた
織物を煮絨、乾燥、起毛、洗絨、縮絨、洗絨(反染)乾
燥、起毛、剪毛、プレス、釜蒸絨の順序で処理する。勿
論この工程中に一般の反染工程を入れて、洗絨、縮絨、
洗絨、反染、乾燥を行うことも出来る。
(実施例) 以下実施例により本発明を説明する。
実施例1 ビスフェノールAグリシジルエーテルをp−secブチル
フェノールで開環したポリオール(数平均分子量1500、
n=5、水酸基当量0.298g当量/100g resin)とビス
(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートとを30/70の
比率で混合し、ポリエステルに対して2.4重量%配合し
たA成分(〔ε〕=0.45)と同じく1.5重量%配合した
B成分(〔ε〕=0.48)とを5/5の比率で並列型に接
合した3デニール、64mmカットのポリエステル複合繊維
と、通常の洗化炭の方法で得られた紡毛用ウール22.5μ
×42mm(何れも平均)を重量比65:35の割合でミックス
し、リング精紡で12番単糸の白生地糸を得た。この糸を
通常の方法でチーズ染色を行い所定の色糸を得た。
フェノールで開環したポリオール(数平均分子量1500、
n=5、水酸基当量0.298g当量/100g resin)とビス
(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートとを30/70の
比率で混合し、ポリエステルに対して2.4重量%配合し
たA成分(〔ε〕=0.45)と同じく1.5重量%配合した
B成分(〔ε〕=0.48)とを5/5の比率で並列型に接
合した3デニール、64mmカットのポリエステル複合繊維
と、通常の洗化炭の方法で得られた紡毛用ウール22.5μ
×42mm(何れも平均)を重量比65:35の割合でミックス
し、リング精紡で12番単糸の白生地糸を得た。この糸を
通常の方法でチーズ染色を行い所定の色糸を得た。
経、緯にこの色糸を用い2/2綾組織で通常の方法で製
織し織物を得、次の加工工程で整理仕上する。
織し織物を得、次の加工工程で整理仕上する。
煮絨−乾燥−起毛−洗絨−縮絨−洗絨−乾燥−起毛−剪
毛−プレス−釜蒸絨 こうして得られたポリエステルウール紡毛混紡フラノ
は、次のデータのように風合いがよくピリング等すぐれ
た紡毛服地である。
毛−プレス−釜蒸絨 こうして得られたポリエステルウール紡毛混紡フラノ
は、次のデータのように風合いがよくピリング等すぐれ
た紡毛服地である。
実施例2 実施例1と同様なポリエステル複合繊維で、4デニール
64mmの繊維と英国種羊毛であるシロップシャー(26〜32
μ、90〜120mm)を準備し、通常の原料染を行い、所定
の色相になるべく又混率を当該ポリエステル55%、当該
シロップシャーを45%になるべく調合し、ミュール法で
10番単糸の霜降り糸を得た。この糸を経、緯に用い2/
2綾組織の織物とし、前記フラノ用の各加工工程を次の
ような方法、順序で整理仕上する。
64mmの繊維と英国種羊毛であるシロップシャー(26〜32
μ、90〜120mm)を準備し、通常の原料染を行い、所定
の色相になるべく又混率を当該ポリエステル55%、当該
シロップシャーを45%になるべく調合し、ミュール法で
10番単糸の霜降り糸を得た。この糸を経、緯に用い2/
2綾組織の織物とし、前記フラノ用の各加工工程を次の
ような方法、順序で整理仕上する。
洗絨−煮絨−乾燥−剪毛−釜蒸絨 かくして得られた織物は非常に風合いがよく、(KES法
では算出できない)、物性的に次のような、紡毛品より
以上のものが得られた。
では算出できない)、物性的に次のような、紡毛品より
以上のものが得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審判の合議体 審判長 産形 和央 審判官 佐藤 雪枝 審判官 津野 孝 (56)参考文献 特開 昭56−107020(JP,A) 特開 昭58−13743(JP,A) 特開 昭61−194248(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】平均繊維長が30〜150mmである紡毛用ウー
ルと、平均繊維長が45〜75mm、繊度が2〜5デニールで
あるポリエステル繊維とを、15:85〜85:15の割合(重量
比)で混紡し、これを調合・紡毛用カーデイング・紡毛
用精紡に経由せしめてなる紡毛糸を原糸とする織布であ
って、前記ポリエステル繊維が高粘度ポリエステル成分
(A成分)と低粘度ポリエステル成分(B成分)を並列
的又は偏心的に接合せしめた複合繊維であることを特徴
とするウールとポリエステルの混紡紡毛服地。 - 【請求項2】A成分がポリエチレンテレフタレートを主
体とするポリエステル100重量部に対し、 一般式(1) (但し、R1,R3は同一又は異なったアルキル基又はフ
ェニル基、R2は脂肪族又は芳香族化合物の残基で、n
は1以上の整数を示す)で示されるポリオールの少なく
とも1種を0.02〜12重量部、及びグリコール類を0.04〜
12重量部、且つ該ポリオールと該グリコール類とを総量
として0.06〜15重量部配合したものである特許請求の範
囲第1項記載のウールとポリエステルの混紡紡毛服地。 - 【請求項3】平均繊維長が30〜150mmである紡毛用ウー
ルと、平均繊維長が45〜75mm、繊度が2〜5デニールで
あるポリエステル繊維とを15:85〜85:15の割合(重量
比)で混紡しこれを調合・紡毛用カーデイング・紡毛用
精紡に経由せしめてなる紡毛糸を織糸とし、織成後、織
布に起毛、洗絨、及び必要に応じての縮絨・剪毛等の仕
上工程を付与せしめてなり、且つ上記ポリエステル繊維
として高粘度ポリエステル成分(A成分)と低粘度ポリ
エステル成分(B成分)を並列的又は偏心的に接合せし
めた複合繊維を用いたことを特徴とするウールとポリエ
ステルの混紡紡毛服地の製造方法。 - 【請求項4】A成分がポリエチレンテレフタレートを主
体とするポリエステル100重量部に対し、 一般式(1) (但し、R1,R3は同一又は異なったアルキル基又はフ
ェニル基、R2は脂肪族又は芳香族化合物の残基で、n
は1以上の整数を示す)で示されるポリオールの少なく
とも1種を0.02〜12重量部、及びグリコール類を0.04〜
12重量部、且つ該ポリオールと該グリコール類とを総量
として0.06〜15重量部配合したものである特許請求の範
囲第3項記載のウールとポリエステルの混紡紡毛服地の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61168578A JPH0663155B2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | ウ−ルとポリエステルの混紡紡毛服地及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61168578A JPH0663155B2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | ウ−ルとポリエステルの混紡紡毛服地及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6328935A JPS6328935A (ja) | 1988-02-06 |
| JPH0663155B2 true JPH0663155B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=15870647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61168578A Expired - Lifetime JPH0663155B2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | ウ−ルとポリエステルの混紡紡毛服地及びその製造方法 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JPH0663155B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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|---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (3)
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-
1986
- 1986-07-16 JP JP61168578A patent/JPH0663155B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6328935A (ja) | 1988-02-06 |
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