JPH0664100A - ゴム・pvc積層体及びその製造方法 - Google Patents

ゴム・pvc積層体及びその製造方法

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JPH0664100A
JPH0664100A JP4247294A JP24729492A JPH0664100A JP H0664100 A JPH0664100 A JP H0664100A JP 4247294 A JP4247294 A JP 4247294A JP 24729492 A JP24729492 A JP 24729492A JP H0664100 A JPH0664100 A JP H0664100A
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JP
Japan
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rubber
pvc
rubber material
laminate
triazine thiol
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JP4247294A
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Inventor
Kazuo Kondo
和夫 近藤
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Tokai Kogyo Co Ltd
Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
Kasei Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾力性及び生産性に優れ,ゴム・PVC積層
体及びその製造方法を提供すること。 【構成】 PVC材11とゴム材12とを接合してなる
ゴム・PVC積層体1であって,ゴム材12にはトリア
ジンチオール10を含有してなる。トリアジンチオール
10は,ゴム材100%(重量比)に対して0.5〜1
0%含有されている。PVC材11は,押出成形から加
硫用加熱の間にペースト状物をゴム材12の表面に積層
する。また,PVC材11は,加硫用加熱の間において
ゴム材12の表面に積層することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,弾力性及び生産性に優
れ,ゴム・PVC積層体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】ゴム・PVC積層体は,例えば自動車用の
ウェザーシール(ドアトリム),ウェザーストリップ等
に使用されている。上記ドアトリムは,スポンジ状のゴ
ム材からなる本体と,ソリッド状のゴム材からなる取付
け基部と,その上に形成された意匠項部を有する(図2
参照)。上記意匠項部は,自動車の意匠性向上の要請,
室内側より人目に付き易い部分であるため,見栄えが良
いことが要求される。
【0003】上記ゴム材は,一般に弾力性に優れ,圧縮
永久歪みを生じ難い特徴がある。PVC材は,一般に光
沢があり,加飾性に優れている。意匠項部は,一般に鮮
やかで深みや光沢のある,有彩色ないし黒色の加飾性を
有することが強く望まれている。しかしながら,上記意
匠項部は,ゴム材の表面にPVC材を接合して構成され
るため,ゴム材の押出成形後にPVC材を接合しなけれ
ばならない。
【0004】従来,ゴム材の表面にPVC材を接合する
方法としては,次の2つの方法が提案されている。第1
の方法は,ゴム材の押出成形後又はその加硫用加熱後に
おいて,プライマー処理を施し,更に接着剤を塗布した
後,ゴム材とPVC材と接合するものである。上記PV
C材としては,汎用のペースト状の粘着性を有する塩化
ビニル樹脂が用いられる。
【0005】第2の方法は,上記取付け基部の押出成形
表面に,中間ゴム系接着層を介して,ペースト状のPV
C材をコーティングするものである。その後,押出成形
品の加硫用加熱工程において,ペースト状のPVC材を
加熱ゲル化させ塗膜層を多色に加飾する。上記中間ゴム
系接着層としては,例えばニトリルゴム(NBR)とエ
チレンプロピレンゴム(EPDM)とスチレン系ポリマ
ーからなるブレンドポリマーが用いられる。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来技術
には,次の問題点がある。即ち,上記第1の方法におい
ては,プライマー処理及び接着剤の塗布の2工程を必要
とする。また,これらの工程は余分の設備及び作業時間
に長時間を要し,煩雑である。そのため,生産性が悪
く,コスト高になる。一方,上記第2の方法は,上記中
間ゴム系接着層をゴム材の表面に塗布しなければならな
い。そのため,その塗布作業は,上記第1の方法と同様
に煩雑で,余分の設備を必要とする。
【0007】また,上記ペースト状のPVC材をコーテ
ィングする作業も煩雑である。そのため,生産性,加飾
性が低下してしまう場合がある。本発明は,かかる従来
の問題点に鑑みてなされたもので,弾力性及び生産性に
優れたゴム・PVC積層体及びその製造方法を提供しよ
うとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,ゴム材とPVC材とを接
合してなるゴム・PVC積層体であって,ゴム材にはト
リアジンチオールを含有していることを特徴とするゴム
・PVC積層体にある。
【0009】上記トリアジンチオールは,図4に示すご
とく,置換基(R)及びメルカプト基(−SH)及びメ
ルカプチド基(−SM)を有する。トリアジンチオール
は,一般に揮発性を有する液体で,弱酸性を示す。上記
メルカプチド基(SM)のうちMとしては,例えばナト
リウム(Na),カリウム(K)等のアルカリ金属類ま
たは水素(H)がある。上記置換基(R)としては,例
えばアルキル基,メルカプト基,ビニル基(−CH=C
H−),アルケン基(エチレン系炭化水素),モルホニ
ル基,ジエタノールアミン基等がある。
【0010】上記ゴム材としては,例えば天然ゴム(N
R),ブチルゴム(IIR),スチレン・ブタジエンゴ
ム(SBR),ニトリルゴム(NBR),クロロプレン
ゴム(CR),アクリルゴム(ACM),エチレン・プ
ロピレンゴム(EPDM)等を用いる。
【0011】上記PVC材としては,例えば軟質(可塑
剤入り),発泡質,硬質(無可塑剤)からなるポリ塩化
ビニル樹脂を用いる。また,上記PVC材としては,例
えばシート状,ペースト状,粉末状のものを用いる。上
記の中でシート状のポリ塩化ビニル樹脂は,例えば,圧
縮積層成形,カレンダー加工により成形する。
【0012】上記ゴム・PVC積層体の用途としては,
例えば自動車用のドアトリム,ウェザーストリップ等の
弾性シール材,家具又は建築用の装飾弾性部材,マット
材等がある。上記トリアジンチオールは,ゴム材100
%に対して0.5〜10%含有されていることが好まし
い。0.5%未満であると,PVC材とゴム材との間で
充分な架橋反応が行なわれず,両者間の充分な接合力が
得られない。一方,10%を越えても,それに見合う効
果は少ない。
【0013】上記ゴム・PVC積層体を製造する方法と
しては,ゴム材とPVC材とを接合してなるゴム・PV
C積層体を製造するに当り,トリアジンチオールを含有
するゴム材をゴム押出機により押出成形し,その後加硫
用加熱を行なうと共に,上記押出成形から加硫用加熱の
間においてゴム材の表面にPVC材を積層し,上記加硫
用加熱の熱を利用して上記トリアジンチオールによりゴ
ム材とPVC材及びゴム材とゴム材との間の架橋反応を
行なわせることを特徴とするゴム・PVC積層体の製造
方法がある。
【0014】また,上記押出成形から加硫用加熱の間の
積層に代えて,上記加硫用加熱の間にトリアジンチオー
ルを含有するゴム材の表面に,PVC材を積層すること
もできる。上記トリアジンチオールは,ゴム材に含有さ
せる。また,ゴム材においてPVC材との界面の近傍の
みに含有させることもできる。また,ゴム材とPVC材
ととの双方に含有させることもできる。上記加硫用加熱
とは,生ゴムにイオウ(S)又はその化合物等の加硫剤
を加えて,200℃前後の温度で加熱を行い,ゴム分子
間に強固な結合を生じさせる加熱処理をいう。
【0015】本発明においては,上記加硫用加熱の際
に,ゴム材中のトリアジンチオールによりゴム材とPV
C材(図5参照),ゴム材とゴム材(図6参照)との間
の架橋反応を生じさせる。また,PVC材の中にもトリ
アジンチオールを含有させた場合においては,PVC材
とPVC材の架橋反応も生じる。上記加硫用加熱を行う
には,例えばマイクロ波加熱,熱風加熱等の手段を用い
る。これにより,加硫用加熱時間,温度,架橋反応を制
御する。
【0016】上記PVC材を積層する態様としては,実
施例1に示すごとく,例えばゴム押出機の押出成形口付
近において,ゴム材の表面に対してフィルム状,ペース
ト状,コンパウンド状のPVC材を積層する方法があ
る。上記コンパウンド状物の積層方法としては,例えば
ロール塗装法,吹き付け塗装法がある。また,上記PV
C材の積層方法としては,実施例2に示すごとく,例え
ば押出成形から加硫用加熱の間において,ペースト状の
PVC材をゴム材上に圧送装置により圧送して積層する
方法がある。また,上記PVC材の積層方法としては,
実施例3に示すごとく,例えば上記加硫用加熱の間にお
いて,ゴム材の表面に,PVC材を複合押出成形する方
法がある。なお,加硫用加熱の後において,上記ゴム材
上にPVC材を積層し,加硫用加熱の余熱を利用して上
記架橋反応を行うこともできる。
【0017】上記トリアジンチオールによるゴム材とP
VC材との架橋反応においては,PVC材の塩素基と,
PVC材側へ移行したトリアジンチオールの水素基とが
反応して,塩酸を解離する。そして,脱塩酸した部分に
トリアジンチオールが結合する(図5参照)。また,ゴ
ム材とトリアジンチオールの結合は,ゴム材の二重結合
が解離した部分と,トリアジンチオールのNaが解離し
た部分とが結合する。これにより,両者が架橋されて結
合する。
【0018】また,ゴム材とゴム材との架橋反応におい
ては,ゴム材の不飽和基(二重結合)が解離した部分
に,トリアジンチオールが結合して架橋する(図6参
照)。
【0019】なお,PVC材にもトリアジンチオールを
含有させた場合においては,PVC材同士が架橋する。
この場合には,PVC材がゴム材の加硫時において,熱
分解及び変色を生じず,耐熱性等の諸物性が向上する。
【0020】
【作用及び効果】本発明のゴム・PVC積層体において
は,ゴム材中にトリアジンチオールを含有してなる。そ
のため,ゴム材とPVC材との間にトリアジンチオール
を介して架橋反応を生じる。それ故,ゴム材とPVC材
とが強固に接合される。したがって,従来のゴム・PV
C積層体のごとく,新たに接着剤を介して接合する必要
がない。これにより,ゴム・PVC積層体の生産性が向
上する。また,上記トリアジンチオールを介して,上記
ゴム材の分子間にも架橋反応を生じる。その結果,ゴム
材同士が強固に接合される。そのため,ゴム材の分子間
結合力が強固になり,従来のゴム材よりも更に弾力性が
向上する。
【0021】一方,ゴム・PVC積層体の製造方法によ
れば,上記トリアジンチオール化合物を用いるので,ゴ
ム材とPVC材との結合は,上記架橋反応により短時間
で行われる。そのため,PVC材が接合時に長時間加熱
下に曝されることが少なくなる。したがって,本発明に
よれば,弾力性及び生産性に優れたゴム・PVC積層体
及びその製造方法を提供することができる。
【0022】
【実施例】
実施例1 本発明のゴム・PVC積層体及び製造方法につき,図1
〜図8を用いて説明する。本例のゴム・PVC積層体1
は,図1〜図3に示すごとく,PVC材11とゴム材1
2とを接合してなり,これを自動車用のドアトリム3と
して使用するものである。
【0023】図1に示すごとく,上記ゴム材12には,
トリアジンチオール10を含有している。また,PVC
材11には,着色材15を含有している。 上記トリア
ジンチオール10としては,図4に示すごとく,置換基
Rとしてジ・プロピール・アミン(DA)〔−N(CH
2 ・CH=CH2 )2 〕,金属基Mとしてナトリウム
(Na)を有するものを用いる。
【0024】上記トリアジンチオール10は,ゴム材1
00%に対して,2%含有されている。上記PVC材1
1としては,例えばドアトリムの意匠項部を構成するソ
リッド(軟質)のもので,難燃性に優れ,透明で強靱な
ポリ塩化ビニル樹脂のペースト状物を用いる。PVC材
11により,ドアトリム3の意匠項部34を構成する。
【0025】上記ソリッドのポリ塩化ビニル樹脂の押出
成形品には,可塑剤を含有している。これにより,ゴム
・PVC積層体の弾力性が向上する。また,上記PVC
材11には,イエローグリーン系の顔料等の着色材15
を含有している。そのため,PVC材11は,鮮かで深
みや光沢のある有彩色を呈し,加飾性が向上する。
【0026】上記ゴム材12としては,エチレン・プロ
ピレンゴムの押出成形品を用いる。また,ゴム材12に
は,ソフト(軟質)でスポンジ(発泡質)状ののもの
と,ソリッド(硬質)状の2種類のものがある。上記P
VC材11とゴム材12との界面13は,図1に示すご
とく,トリアジンチオール10の架橋反応により,強固
に接合されている。
【0027】上記ドアトリム3としては,図2,図3に
示すごとく,トリム本体31と,取付け基部32と,芯
金33と,意匠項部34とよりなる。上記取付け基部3
2は,ウェルト部321とシールリップ部322とを有
する。また,取付け基部32はソリッドゴムよりなる。
上記トリム本体31は,スポンジ状ゴムよりなる。上記
意匠項部34は,着色材15を含有している。また,意
匠項部34,トリム本体31,取付け基部32は,トリ
アジンチオール10を含有している。なお,取付け基部
32は,取付けパネル35に装着する。
【0028】上記ドアトリム3を作製するに当っては,
まず,図2,図7に示すごとく,上記トリム本体31,
取付け基部32をクロスヘッド押出機を用いて,芯金3
3をインサートして押出成形する。なお,図7(図9,
図11)に示すごとく,上記芯金33は,ゴム押出機4
1の前方において,芯金送りローラ40により,ゴム押
出機41内に送りこまれる。そして,上記ドアトリム3
とPVC材11との共押出成形により一体的に接合す
る。即ち,図7,図8に示すごとく,上記PVC材11
のペースト状物を,上記取付け基部32(図2)の表面
上に積層する。これにより,上記意匠項部34(図2)
を形成する。なお,その後,加硫工程において,上記ト
リアジンチオール10により,図5,図6に示すごと
く,ゴム材12同士,PVC材11とゴム材12とが,
架橋反応によって結合する。その後,図3に示すごと
く,上記意匠頂部34は所定の形状に折り曲げる。
【0029】ここで,ゴム・PVC積層体1の製造工程
は,図7に示すごとく,ゴム押出機41を用いてゴム材
12を押出成形する工程と,マイクロ波加熱装置42を
用いてゴム・PVC積層体1を加硫する第1加硫工程
と,熱風加熱装置43を用いてゴム・PVC積層体1を
加硫する第2加硫工程と,水冷装置44を用いてゴム・
PVC積層体1を水冷する冷却工程と,成形機45を用
いてドアトリム3に成形する成形工程とよりなる。
【0030】ここで,注目すべきことは上記ゴム材12
の押出成形品の表面には,図7,図8に示すごとく,ゴ
ム材12の押出成形直後において,ペースト状のPVC
材11を,圧送装置5により圧送して積層することであ
る。図7,図8に示すごとく,ゴム押出機41の押出成
形口410より連続的に押出成形されるゴム材12と,
押出成形金口411の開口部に連続的に圧送されるペー
スト状のPVC材11とが,上記押出成形の直後に一体
的に積層される。これにより,図1に示すごとく,PV
C材1とゴム材とからなるゴム・PVC積層体1を製造
することができる。
【0031】上記ゴム材12には,上記トリアジンチオ
ール10が含有してある。そして,図7に示すごとく,
マイクロ波加熱装置42及び熱風加熱装置43により,
加硫用加熱の熱を利用して前記のごとく架橋反応を行
う。ここで,架橋反応としては,前記図5,図6に示す
ごとく,PVC材11とゴム材12との結合及びゴム材
12同士の結合とが同時に生ずる。
【0032】そして,図1に示すごとく,界面13の近
傍において,PVC材11とゴム材12との強固な結合
を生じる。また,ゴム材12内においては,ゴム材12
同士の架橋反応を生じる。図7に示すごとく,その後,
ゴム・PVC積層体1を冷却し,ドアトリム3の所定の
形状(図3)に折り曲げ加工する。これにより,強固な
結合力を有するゴム・PVC積層体1を容易に製造する
ことができる。その他は,従来と同様である。
【0033】次に,作用効果につき説明する。本例のゴ
ム・PVC積層体1においては,ゴム材12中にトリア
ジンチオール10を含有してなる。そのため,ゴム材1
2とPVC材とが強固に接合される。それ故,従来のご
とく,新たに接着剤を介して接合する必要がない。これ
により,ゴム・PVC積層体1の生産性が向上する。
【0034】また,上記トリアジンチオール10を介し
て,ゴム材12の分子間にも架橋反応を生じる。その結
果,ゴム材12同士が強固に接合される。そのため,ゴ
ム材12の分子間結合力が強固になり,弾力性が向上す
る。また,ゴム材12とPVCとの結合は,上記架橋反
応により短時間で行われる。そのため,PVC材11が
接合時に長時間加熱下に曝されることが少なくなる。
【0035】なお,PVC材11にもトリアジンチオー
ルを含有させた場合においては,PVC材11同士の架
橋反応で,ポリエンを生成しない。その理由は,PVC
材11中の重合不整による不安定な異種構造に起因する
ジッパー反応を生じないからである。これにより,PV
C材11がゴム材12の加硫加熱中に熱分解及び変色を
生じない。
【0036】実施例2 本例は,図9,図10に示すごとく,上記実施例1にお
けるゴム材12の押出成形直後に,ペースト状のPVC
材11を積層したことに代えて,第1加硫工程の高周波
加熱装置42と第2加硫工程の熱風加熱装置43との間
で,ペースト状のPVC材11をゴム材12上に積層す
るものである。また,トリアジンチオール10は,図1
0に示すごとく,ゴム材100%に対して,5%含有し
てある。
【0037】ゴム・PVC積層体1Aは,図10に示す
ごとく,押出成形されたゴム材12と,その表面上に積
層されたPVC材11とよりなる。上記PVC材11
は,図9,図10に示すごとく,マイクロ波加熱装置4
2より送り出されたゴム材12の表面上に積層され,接
合される。上記ゴム材12は,出口開口部420より,
送り出しロール46上へ成形機45により送り出されて
くる。
【0038】上記PVC材11は,図9,図10に示す
ごとく,ペースト状物よりなり比較的低粘度であるた
め,吹付けノズル60によりゴム材12上に吹付けられ
る。なお,吹付けノズル60は,圧送装置6(図9)に
連結された圧送パイプ61を有する。その他は,実施例
1と同様である。上記のごとく,本例によれば,高周波
加熱装置42より送り出されたゴム材12の表面にPV
C材11を積層するため,PVC材11が長時間加熱下
に曝されない。そのため,PVCの熱分解及び変色が少
なくなる。それ故,生産性及び弾力性に優れ,PVCの
熱分解及び変色が少ない,ゴム・PVC積層体1Aを容
易に得ることができる。また,実施例1と同様の効果を
得ることができる。
【0039】実施例3 本例は,図11,図12に示すごとく,上記実施例2に
おけるPVC材11に代えて,第2押出機7よりPVC
材11のシート状物を押出成形し,ゴム材12にPVC
材11を複合押出成形するものである。
【0040】また,トリアジンチオール10は,ゴム材
100%に対して4%含有してある。そのため,実施例
1と同様に,PVC材11とゴム材12の架橋反応を生
じる(図5参照)。ゴム・PVC積層体1Bの製造に当
たっては,図12に示すごとく,実施例2と同様にマイ
クロ波加熱装置42により送り出されたゴム材12に,
第2押出機7の押出成形口70より押し出されたPVC
材11を積層する。PVC材11は,着色材15を含有
してなる。
【0041】その後,図11に示すごとく,熱風加熱装
置43により加熱されてトリアジンチオール10により
架橋反応を生じて,PVC材11とゴム材12とが接合
される。その他は,実施例2と同様である。それ故,実
施例2と同様に生産性及び弾力性に優れ,PVCの熱分
解及び変色が少ない,ゴム・PVC積層体1Bを得るこ
とができる。また,実施例2と同様の効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかるゴム・PVC積層体の斜視
図。
【図2】実施例1における,ゴム・PVC積層体を用い
たドアトリムの成形前の状態を示す斜視図。
【図3】実施例1における,ドアトリムの使用状態を示
す斜視図。
【図4】実施例1における,トリアジンチオールの化学
式を示す説明図。
【図5】実施例1における,PVC材とゴム材との共架
橋反応を示す説明図。
【図6】実施例1における,ゴム材同士の架橋反応を示
す説明図。
【図7】実施例1にかかるゴム・PVC積層体の製造工
程図。
【図8】実施例1における,ゴム押出機の押出成形口の
近傍の一部切欠斜視図。
【図9】実施例2における,ゴム・PVC積層体の製造
工程図。
【図10】実施例2における,ゴム材の表面上にPVC
材を積層する状態を示す斜視図。
【図11】実施例3にかかるゴム・PVC積層体の製造
工程図。
【図12】実施例3における,PVC材とゴム材との複
合押出成形を示す斜視図。
【符号の説明】
1,1A,1B...ゴム・PVC積層体, 10...トリアジンチオール, 11...PVC材, 12...ゴム材, 3...ドアトリム, 41...ゴム押出機, 42...マイクロ波加熱装置, 43...熱風加熱装置, 44...水冷装置, 45...成形機, 6...圧送機,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B60R 13/06 B29K 21:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム材とPVC材とを接合してなるゴム
    ・PVC積層体であって,ゴム材にはトリアジンチオー
    ルを含有していることを特徴とするゴム・PVC積層
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1において,トリアジンチオール
    は,ゴム材100%(重量比,以下同じ)に対して0.
    5〜10%含有されていることを特徴とするゴム・PV
    C積層体。
  3. 【請求項3】 ゴム材とPVC材とを接合してなるゴム
    ・PVC積層体を製造するに当り,トリアジンチオール
    を含有するゴム材をゴム押出機により押出成形し,その
    後加硫用加熱を行なうと共に,上記押出成形から加硫用
    加熱の間においてゴム材の表面にPVC材を積層し,上
    記加硫用加熱の熱を利用して上記トリアジンチオールに
    よりゴム材とPVC材及びゴム材とゴム材との間の架橋
    反応を行なわせることを特徴とするゴム・PVC積層体
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 ゴム材とPVC材とを接合してなるゴム
    ・PVC積層体を製造するに当り,トリアジンチオール
    を含有するゴム材をゴム押出機により押出成形し,その
    後加硫用加熱を行なうと共に,上記加硫用加熱の間にお
    いてゴム材の表面にPVC材を積層し,上記加硫用加熱
    の熱を利用して,上記トリアジンチオールによりゴム材
    とPVC材及びゴム材とゴム材との間の架橋反応を行な
    わせることを特徴とするゴム・PVC積層体の製造方
    法。
JP4247294A 1992-08-24 1992-08-24 ゴム・pvc積層体及びその製造方法 Pending JPH0664100A (ja)

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US11150072B2 (en) 2019-10-07 2021-10-19 Mitutoyo Corporation Displacement measuring device

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