JPH066489B2 - ペロブスカイト型チタン酸鉛微結晶の製造方法 - Google Patents

ペロブスカイト型チタン酸鉛微結晶の製造方法

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JPH066489B2 JP3731685A JP3731685A JPH066489B2 JP H066489 B2 JPH066489 B2 JP H066489B2 JP 3731685 A JP3731685 A JP 3731685A JP 3731685 A JP3731685 A JP 3731685A JP H066489 B2 JPH066489 B2 JP H066489B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧電材料、特に高密度焼成用原料として有用
な、ペロブスカイト型のチタン酸鉛微結晶の製造方法に
関するものである。
〔従来の技術〕
誘電体磁器の分野においては、電子部品の小型化や用途
の多様化等から、原料となる誘電体酸化物微粒子の新た
なる合成法の開発が進められている。
例えば、多層セラミックコンデンサにおいては、大容量
化とともに小型・軽量化を図るために、セラミック層の
厚みを薄くすることが必要で、原料である誘電体酸化物
の微粒子化が重要な課題となる。また、コンデンサの耐
圧の点からは、焼結段階での異常粒成長や不均一粒子の
生成は好ましくなく、均一微粒子の合成法の開発が急務
となっている。
一方、誘電体磁器の原料となる誘電体酸化物としては、
数々の優れた特性を有するチタン酸鉛が広く用いられて
いる。そして、このチタン酸鉛(PbTiO3)は、一
般に、酸化鉛(PbO)と酸化チタン(TiO2)とを
混合し、ボールミルで粉砕混合した後、800〜100
0℃で仮焼成し、さらに均一になるまで再度粉砕して、
本焼成を行うという固相反応法により合成されている。
ところで、このような固相反応法によりチタン酸鉛微粒
子を合成する際には、ボールミルを使用するので不純物
が混入し易く、またPbOの蒸発が大きな問題となる。
すなわち、上記仮焼成時の温度が高い程、PbOの蒸発
量が指数関数的に多くなり、得られるチタン酸鉛微粒子
の組成が変わってしまう虞れがある。したがって、これ
を回避するために、PbO雰囲気中で焼成を行う等、熱
処理時に相当な工夫をする必要がある。あるいは、Pb
Oの蒸発を抑えるために、仮焼成の温度を下げ、しかる
後に本焼成を行うことも考えられるが、この場合には、
上記仮焼成終了時に未反応のPbOが相当量残留してお
り、この未反応のPbOが上記本焼成の段階で気化して
しまう虞れもあり、ここでも雰囲気コントロールの必要
がある。このようなことから、上述のような熱処理を利
用した固相反応法によって得られるチタン酸鉛微粒子で
は、Pb1-8TiO3というように、ペロブスカイト型構
造におけるAサイト欠陥が生じ易く、この非化学量論性
が圧電特性や焦電特性等に悪影響を及ぼす虞れが高い。
また、仮に化学量論性の高いものが高温熱処理によって
得られると仮定しても、前述のような原料調製手順によ
る限り、焼結性は悪くなる。これは、チタン酸鉛はペロ
ブスカイト型構造を有するもののなかでも最も結晶異方
性が高い、すなわち正方歪が大きいので、特定方向での
熱膨張係数が著しく異なり、高温から温度を下げてくる
際に、クラックを生じたりするためである。さらに、こ
れを回避するために、種々の添加剤を加えて上記焼結性
の改善を図ることも考えられるが、この場合には圧電特
性上の問題が生じてくる。すなわち、チタン酸鉛は、縦
波の電気機械結合係数が横波のそれよりも大きいという
利点を生かし、他の圧電材料では達し得ない部分に有効
に利用されているが、上記添加剤の如き不純物を加える
ことにより、その特性が低下することが充分考えられ
る。さらにまた、上記固相反応では、均一な微粒子を製
造することは難しく、特に粒径が1μm以下の微粒子を
製造することは不可能である。
これに対し、透明セラミックの原料やコンデンサの添加
物、低温焼結用材料等の原料としての実用を図るため
に、固相反応法における粒子の不均一性、活性度の不
足、不純物の混入等を改善し、均一微粒子を得ようとす
る試みがなされている。
例えば、特公昭51−2080号公報には、合成しよう
とするペロブスカイト構造のABOにおけるAイオンと
Bイオンの塩をアルカリ水溶液中、沸騰下で反応させる
という湿式合成法が開示されている。しかしながら、こ
の方法では、[Aイオン]/[Bイオン]≧1.8なる
条件が必要とされ、合成のイオン濃度比が1でないので
組成変動を生じ易く、また合成後のものは非晶質で水和
物である。したがって、結晶性粒子を得るためには30
0〜400℃の熱処理が必要である。さらに、合成時に
不純物となる過剰のPbCl2を除去するためにデカン
テーションを行うが、このPbCl2を完全に除去する
ことは難しい。
あるいは、他の方法として、シュウ酸塩法やシュウ酸エ
タノール法が知られているが、前者においては、金属イ
オンの種類によってシュウ酸塩の溶解度が異なる場合
や、沈澱するpH領域が異なる場合があり、均一な組成
のものを得ることは難しい。また、シュウ酸塩という有
機化合物を使用するので、製造コストや生産性の点でも
問題が多い。さらに、後者においては、組成の均一性の
点ではある程度改善されるものの、製造コストや生産性
等の面で問題が残っている。
さらに、一般式M(OR)nで表される有機金属化合物
を合成し、これから一般式MIII(OR)で表され
る複合アルコキシドを合成した後、加水分解するとい
う、いわゆる金属アルコキシド法も提案されているが、
製造コストや生産性等の点で非常に問題が多い。また、
得られる沈澱は高純度のものであるが、非晶質であり4
00℃程度の熱処理を施す必要があるので、固相反応法
と同様にPbOの蒸発の虞れがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、従来の合成法では、熱処理なしに液相から
結晶性チタン酸鉛微粒子を合成することは困難であり、
均一性や純度の高いチタン酸鉛微結晶を得ることは困難
であった。また、従来の合成法では、粒径が1μm以下
の微粒子を製造することは難しく、高密度焼成用のチタ
ン酸鉛微結晶を供給することは難しかった。
そこで本発明は、前述の如き当該技術分野の実情に鑑み
て提案されたものであって、極めて微細で、例えば透明
セラミック等の原料等、用途の多様化に対応することが
可能で、かつ組成の均一性が高く、高純度なチタン酸鉛
微結晶の製造方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、高純度で、粒子径の小さなペロブスカイ
ト型チタン酸鉛微粒子を合成することが可能な合成方法
を開発せんものと長期に亘り鋭意研究の結果、pHおよ
び合成温度を所定の値に設定して湿式合成を行うことに
より、ペロブスカイト型チタン酸鉛微結晶、パイロクロ
ア型チタン酸鉛微結晶あるいは新規な結晶相を有する針
状チタン酸鉛微結晶を合成することが可能であり、特に
得られるパイロクロア型のチタン酸鉛微結晶は極めて微
細で、かつ熱処理により容易にペロブスカイト相に相変
化することを見出した。
可溶性チタン化合物もしくはその加水分解生成物と鉛化
合物とを水溶液中でpH12.1以上、温度100℃〜
190℃で、且つ添付第1図においてパイロクロア型の
チタン酸鉛微結晶PYが主に生成する領域内のpH及び
温度条件で反応させた後、得られる微結晶に対して52
0℃以上で熱処理することを特徴とするものである。
本発明において、ペロブスカイト型のチタン酸鉛微結晶
を合成するには、先ず、湿式合成によりパイロクロア型
のチタン酸鉛微結晶を作成する。このパイロクロア型の
チタン酸鉛微結晶を作成するには、例えば四塩化チタン
(TiCl4)のような可溶性のチタン化合物もしくは
その加水分解生成物と、鉛化合物の加水分解生成物もし
くはその水溶性塩とを混合し、アルカリ性の水溶液中で
100℃以上の高温で反応させ、生成した沈澱物を水あ
るいは温水で洗浄してK+,Na+等のアルカリ陽イオン
やCl-等の陰イオンを完全に除去し、濾過・乾燥すれ
ばよい。
ここで、上記反応時のpHや反応温度が重要であって、
これらpHや反応温度に応じて、パイロクロア相(以
下、PY相とする)のチタン酸鉛微結晶や、ペロブスカ
イト相(以下、PE相とする)あるいは針状の新規な結
晶相(以下、PX相とする)のチタン酸鉛微結晶が生成
する。本発明者等は、実験を重ね、上記反応時のpHと
反応温度を変えて得られるチタン酸鉛微結晶の相図の作
成を試みた。結果を第1図に示す。この第1図から、P
Y相は低アルカリ高温域から高アルカリ低温域で安定で
あり、PE相は高アルカリ高温域のみ安定で、さらに、
PX相は特定の範囲内でのみ生成することが判明した。
なお、この第1図において、( )内は副生成物的に若
干生成するものを表し、AMは非晶質(アモルファス)
状態のチタン酸鉛を表す。
すなわち、pH12.1以上、反応温度100〜190
℃、好ましくはpH13.0以上、反応温度110〜1
75℃に設定することにより、PY相が選択的に生成す
る。反応時間は、1時間以内でも充分であるが、長い程
得られるPY相の結晶性が良くなる。ここで得られるP
Y相のチタン酸鉛微結晶は極めて化学量論性の高いもの
であって、また、その粒径が0.2μ以下と従来の固相
反応法で得られるものより1桁小さい。
上記チタン酸鉛微結晶を合成する上で、出発原料となる
Ti化合物もしくはその加水分解生成物を得るには、T
iCl4,Ti(SO42のような塩を水に溶解させる
か、もしくは、その水溶液を、KOH,NaOH,NH
4OH,LiOHのようなアルカリ水溶液で加水分解さ
せればよい。ただし、Ti(SO42を用いるときは、
これらアルカリ溶液で加水分解してTiO2・nH2
(酸化チタン水和物)を作成し、デカンテーションや濾
過を繰り返して、▲SO2- 4▼を除去すればよい。
また、鉛化合物としては、酢酸鉛Pb(CH3COO)2
・3H2O,硝酸鉛Pb(NO32,塩化鉛PbCl2
が使用できる。ただし、塩化鉛を使用する場合には、あ
らかじめアルカリ性の熱水で処理しておくことが好まし
い。
これら出発原料のモル比は特に問わないが、1:1の割
合で合成することできる。また、このとき、Pbが過剰
の場合には簡単に洗浄できるが、Tiが過剰の場合には
除去操作が必要である。
上述のように、100℃以上の高温で反応させる場合に
使用される装置としては、いわゆるオートクレーブと称
される装置が使用され、その内容器には、高アルカリ,
高温な耐え得る材料、例えばポリテトラフルオルエチレ
ン(いわゆるテフロン)等を使用することが好ましい。
次に、上記PY相のチタン酸鉛微結晶に対して熱処理を
施す。
上記熱処理温度としては、所定の熱処理温度での保持時
間が10時間以上程度の長時間熱処理の場合には520
℃以上であればよく、550℃であることが好ましい。
また、最終到達温度での保持時間がない場合には、上記
最終到達温度が57℃以上であればPE相(ペロブスカ
イト相)への相変化が始まる。ここで、完全にペロブス
カイト相の強誘電相を用いるときには、650℃以上の
温度とすることが好ましい。また、特に活性度が要求さ
れる場合には、熱処理温度を低くする方が望ましく、例
えば570〜610℃で熱処理すれば、粒子の活性度を
ある程度保ち、高密度材料の原料として有望なチタン酸
鉛微結晶が得られる。
上記熱処理時の昇温速度は特に制限する必要はないが、
低温で熱処理を行う場合には遅く、高温で熱処理を行う
場合には速くすればよく、この選択は生産性等に依存す
る。
また、上記熱処理時に成形する場合には、仮焼なしに一
段階でペロブスカイト型に焼成することができ、この目
的としても本発明は有効である。
〔作用〕
このように、pH12.1以上、温度100℃〜190
℃に設定して湿式合成を行いパイロクロア相のチタン酸
鉛微結晶を選択的に合成した後、このパイロクロア相の
チタン酸鉛微結晶に対して520℃以上の熱処理を施す
ことにより、粒径が0.2μm程度と非常に微細で均一
なペロブスカイト型チタン酸鉛微結晶が作成される。
〔実施例〕
以下、本発明を具体的な実験例から説明する。なお、本
発明がこれら実験例に限定されるものでないことは言う
までもない。
実験例1. ビーカに氷水を用意し、これに四塩化チタン液を静かに
少しずつ滴下した。このとき、初期においては白濁した
が、数時間撹拌を続けると、完全に透明な四塩化チタン
水溶液が得られた。これを250mlのメスフラスコに
移し、標準溶液とした。この標準溶液から10mlを正
確に分取し、過剰アンモニア水で加水分解し、TiO2
・nH2Oを濾別した後、1000℃で熱処理して重量
法から濃度を決定した。ここで、四塩化チタンの濃度は
1.010mol/であった。
一方、酢酸鉛Pb(CH3COO)2・3H2Oの22.
32gを精秤し、100mlの水に溶解した。
次いで、この酢酸鉛溶液にPb/Ti=1.000とな
るように上記四塩化チタン標準溶液を58.26mlを
徐々に加えた。このとき、PbCl2の白色沈澱が生じ
るが、これは後の反応において何等支障とならない。
さらに、あらかじめKOH溶液を作成しておき、これを
加えてpHを調整し、pH=13.1とした。また、こ
のとき全溶液量は400mlとなるようにした。
これを均一に4等分して100mlずつの試料溶液と
し、各試料溶液をテフロン製のオートクレーブ用容器に
移し、オートクレーブを用い、電気炉により100〜2
30℃,反応時間1時間の条件で合成を行った。
得られた沈澱を温水で充分洗浄し、上澄のpHが7付近
になるまでデカンテーションを繰り返し、不純物を除去
した後、これを濾別し、一昼夜乾燥してチタン酸鉛微結
晶を得た。
得られたチタン酸鉛微結晶をX線回折により解析し、含
まれる結晶相の割合を調べた。結果を第2図に示す。な
お、ここでPE相のものは、(101)の、またPY相
のものは(222)の回折X線ピークの高さでそれぞれ
の合成量を表した。
この第2図より、175℃付近を境に、合成相がPY相
からPE相に急激に変わることがわかる。
特に、反応温度を110℃〜160℃に設定することに
より、PY相のチタン酸鉛微結晶がほぼ単相として生成
する。得られたチタン酸鉛微結晶のX線回折スペクトル
を測定したところ、JCPDSカード〔26−142〕
と一致し、パイロクロア相であることが確認された。ま
た、格子定数は10.37Åの立方晶であることが確認
された。
また、このPY相のチタン酸鉛微結晶の走査電子顕微鏡
写真(SEM)を第3図に示す。この第3図より、ここ
で得られたPY相のチタン酸鉛微結晶は、粒径約0.2
μの球状粒子であることが観察された。なお、本実験例
で合成されたPY相のチタン酸鉛微結晶の組成分析を行
ったところ、Pb/Ti=0.99と非常に化学量論性
が高く、またK+は0.01重量%程度、Na+やCl-
は測定限界以下であった。
次に、上記PY相のチタン酸鉛微結晶の原料粉体を、成
形することなしに、粉体のまま電気炉中で焼成を行っ
た。熱処理条件は、1時間当たり100℃の昇温速度
で、それぞれ所定の温度まで加熱し、保持時間なしで急
冷した。なお、このとき通常の固相反応で行われている
ようなPbOの雰囲気を外側に設けるようなことは、特
に行わなかった。
このようにして得られた粉体の各熱処理温度における相
変化の様子を第4図に示す。なお、ここでは、PY相の
チタン酸鉛微結晶の相対量を(222)の回折X線ピー
ク高さとして表し、また、PE相のチタン酸鉛微結晶の
相対量を(110)の回折X線ピーク高さとして表し
て、その熱処理温度によってPY相からPE相へ変化す
る様子をグラフ化した。
この結果、550℃付近からPE相への転移が始まり、
650℃でほぼ完全にPY相からPE相へ相転移するこ
とが判明した。
また、得られたPE相のチタン酸鉛微結晶の走査電子顕
微鏡写真を第5図に示す。なお、このPE相のチタン酸
鉛微結晶は、ASTMカード〔6−0452〕に示され
るPbTiO3と一致することから確認した。
この第5図より、熱処理を施すことにより粒子形状が僅
かに球形になるが、粒径等の変化はほとんど認められ
ず、非常に微細なペロブスカイト型チタン酸鉛微結晶が
得られることがわかる。
実験例2. 先の実験例1と同様の手法によりPY相のチタン酸鉛微
結晶を合成した。
次いで、このPY相のチタン酸鉛微結晶に対して、温度
を変えて10〜13時間の長時間熱処理を行った。
得られたチタン酸鉛微結晶の各熱処理温度における相変
化の様子を調べたところ、520℃以上でPE相への相
転移が始まり、550℃以上でほぼ完全にPE相へ相転
移することが判明した。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、均
一で二次凝集のない微細なペロブスカイト型チタン酸鉛
微結晶を製造することができる。特に、得られるチタン
酸鉛微結晶は、その粒径が0.2μm程度と極めて微細
であり、したがって電子部品の母体材料としてだけでな
く、他の物質への添加材としても有効であり、高密度焼
結材料として最適であると考えられる。
また、本発明においては、あらかじめPb/Ti≒1.
0のPY相を湿式合成し、このPY相に対して熱処理を
施しているが、PbOの蒸発温度域で熱処理する必要が
ないので、得られるチタン酸鉛微結晶の組成変動は非常
に少なく、化学量論性が高い。
さらに、本発明によれば、熱処理温度を制御することに
より、得られるチタン酸鉛微結晶の活性度を上げること
もでき、高密度焼結材料の原料として使用可能なチタン
酸鉛微結晶を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は湿式合成法におけるpH−温度による相図であ
る。 第2図はpH14.0におけるPY相,PE相,PX相
の温度依存性を示す特性図である。 第3図はPY相のチタン酸鉛微結晶の走査電子顕微鏡写
真、第4図はPY相からPE相への相転移状態を示す特
性図である。 第5図は得られるPE相のチタン酸鉛微結晶の走査電子
顕微鏡写真である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可溶性チタン化合物もしくはその加水分解
    生成物と鉛化合物とを水溶液中でpH12.1以上、温
    度100℃〜190℃で、且つ添付第1図においてパイ
    ロクロア型のチタン酸鉛微結晶PYが主に生成する領域
    内のpH及び温度条件で反応させた後、得られる微結晶
    に対して520℃以上で熱処理することを特徴とするペ
    ロブスカイト型チタン酸鉛微結晶の製造方法。
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