JPH0669983B2 - メタクリル酸の精製法 - Google Patents
メタクリル酸の精製法Info
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- JPH0669983B2 JPH0669983B2 JP60049248A JP4924885A JPH0669983B2 JP H0669983 B2 JPH0669983 B2 JP H0669983B2 JP 60049248 A JP60049248 A JP 60049248A JP 4924885 A JP4924885 A JP 4924885A JP H0669983 B2 JPH0669983 B2 JP H0669983B2
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- acid
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、メタクリル酸の新規な精製法に関するもの
である。さらに詳しくは、イソブチレン、第3級ブタノ
ール、メタクロレインまたはイソブチルアルデヒドを水
蒸気の存在下に分子状酸素含有ガスにより接触酸化して
得られるメタクリル酸に含まれるマレイン酸およびシト
ラコン酸などの2塩基酸の除去法に関する。
である。さらに詳しくは、イソブチレン、第3級ブタノ
ール、メタクロレインまたはイソブチルアルデヒドを水
蒸気の存在下に分子状酸素含有ガスにより接触酸化して
得られるメタクリル酸に含まれるマレイン酸およびシト
ラコン酸などの2塩基酸の除去法に関する。
[従来の技術と問題点] イソブチレン、第3級ブタノール、メタクロレインまた
はイソブチルアルデヒドを水蒸気の存在下に分子状酸素
で1段または2段の反応で接触酸化して得られるメタク
リル酸は、抽出および蒸留などの通常の精製手段により
高純度の製品とすることができる。しかし、微量に存在
する不純物類を完全に除去することは困難であった。
はイソブチルアルデヒドを水蒸気の存在下に分子状酸素
で1段または2段の反応で接触酸化して得られるメタク
リル酸は、抽出および蒸留などの通常の精製手段により
高純度の製品とすることができる。しかし、微量に存在
する不純物類を完全に除去することは困難であった。
これらの微量不純物としてはメタクリル酸合成時に副生
するプロトアネモニンや酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸
およびアクリル酸などの1塩基酸のほかに、マレイン酸
およびシトラコン酸などの2塩基酸などが混入している
ことが見出された。これら2塩基酸は蒸留時に昇華また
は気相会合等によりメタクリル酸に同伴し、メタクリル
酸を重合反応に使用した場合に架橋などを起こし重合特
性を悪化させることが知見された。これらと同じく重合
特性に悪影響を及ぼすと考えられるプロトアネモニンに
ついては、抽出工程前のメタクリル酸水溶液に重亜硫酸
塩を添加することにより除去する方法(特開昭59-44337
号)が提案されているが、2塩基酸の除去技術について
は開示されていない。
するプロトアネモニンや酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸
およびアクリル酸などの1塩基酸のほかに、マレイン酸
およびシトラコン酸などの2塩基酸などが混入している
ことが見出された。これら2塩基酸は蒸留時に昇華また
は気相会合等によりメタクリル酸に同伴し、メタクリル
酸を重合反応に使用した場合に架橋などを起こし重合特
性を悪化させることが知見された。これらと同じく重合
特性に悪影響を及ぼすと考えられるプロトアネモニンに
ついては、抽出工程前のメタクリル酸水溶液に重亜硫酸
塩を添加することにより除去する方法(特開昭59-44337
号)が提案されているが、2塩基酸の除去技術について
は開示されていない。
メタクリル酸中の微量の2塩基酸を蒸留操作によって分
離除去しようとすることは、還流比を極端に高めたり段
数を多くすることが必要になり、エネルギー的にも、設
備的にも不利であるばかりでなく、これらを完全に除去
することは困難である。
離除去しようとすることは、還流比を極端に高めたり段
数を多くすることが必要になり、エネルギー的にも、設
備的にも不利であるばかりでなく、これらを完全に除去
することは困難である。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、この点に着目し、2塩基酸の除去方法に
ついて鋭意研究した結果、炭素数4の化合物の説所酸化
反応で得られるメタクリル酸水溶液を塩基性陰イオン交
換樹脂で処理することにより、意外にもマレイン酸およ
びシトラコン酸などの2塩基酸が極めて選択的に完全に
除去できることを見出し、その知見に基づき本発明を完
成した。
ついて鋭意研究した結果、炭素数4の化合物の説所酸化
反応で得られるメタクリル酸水溶液を塩基性陰イオン交
換樹脂で処理することにより、意外にもマレイン酸およ
びシトラコン酸などの2塩基酸が極めて選択的に完全に
除去できることを見出し、その知見に基づき本発明を完
成した。
本発明は、炭素4の化合物を水蒸気の存在下に分子状酸
素含有ガスにより接触酸化して得られるメタクリル酸水
溶液を精製するに際し、2塩基酸を含む該メタクリル酸
水溶液を有機溶剤で抽出した後、塩基性陰イオン交換樹
脂で処理し、該2塩基酸を除去することを特徴とするメ
タクリル酸の精製法を提供するものである。
素含有ガスにより接触酸化して得られるメタクリル酸水
溶液を精製するに際し、2塩基酸を含む該メタクリル酸
水溶液を有機溶剤で抽出した後、塩基性陰イオン交換樹
脂で処理し、該2塩基酸を除去することを特徴とするメ
タクリル酸の精製法を提供するものである。
次に本発明の態様をより具体的に説明する。
メタクリル酸は、通常、イソブチレン、第3級ブタノー
ル、メタクロレインまたはイソブチルアルデヒドを1段
ないしは2段の触媒層によって接触酸化して得られる。
本発明のこのような方法において、メタクリル酸は反応
生成ガスを冷却凝縮捕集したメタクリル酸を含む水溶液
から溶剤抽出した後イオン交換樹脂処理工程、抽出溶剤
分離工程、軽沸点物分離工程および重質物分離工程の蒸
留操作を経て精製される。
ル、メタクロレインまたはイソブチルアルデヒドを1段
ないしは2段の触媒層によって接触酸化して得られる。
本発明のこのような方法において、メタクリル酸は反応
生成ガスを冷却凝縮捕集したメタクリル酸を含む水溶液
から溶剤抽出した後イオン交換樹脂処理工程、抽出溶剤
分離工程、軽沸点物分離工程および重質物分離工程の蒸
留操作を経て精製される。
かかるメタクリル酸水溶液中には各々0.001〜0.5重量%
のマレイン酸およびシトラコン酸が混入している。
のマレイン酸およびシトラコン酸が混入している。
本発明においてメタクリル酸の抽出用有機溶剤として使
われるものは特に制限はないが、通常、該メタクリル酸
水溶液からメタクリル酸を回収するのに使われるもので
あればよく、例えば、イソブタン、ブテン−1、シスブ
テン−1、シスブテン−2、n−ペンタン、n−ヘプタ
ン、n−ヘキサン、n−オクタン、シクロヘキサン、エ
チルベンゼン、キシレン、トルエン、イソプロピルアセ
テート、メタクリル酸メチル、シクロヘキサン、アセト
フェノン、イソホロン、メチルエチルケトンあるいはジ
イソブチレンなどがあり、これらは単独または混合溶剤
として使用される。
われるものは特に制限はないが、通常、該メタクリル酸
水溶液からメタクリル酸を回収するのに使われるもので
あればよく、例えば、イソブタン、ブテン−1、シスブ
テン−1、シスブテン−2、n−ペンタン、n−ヘプタ
ン、n−ヘキサン、n−オクタン、シクロヘキサン、エ
チルベンゼン、キシレン、トルエン、イソプロピルアセ
テート、メタクリル酸メチル、シクロヘキサン、アセト
フェノン、イソホロン、メチルエチルケトンあるいはジ
イソブチレンなどがあり、これらは単独または混合溶剤
として使用される。
本発明で使用する塩基性陰イオン交換樹脂としては、 の交換基に代表される強塩基性のもの、−N(CH3)2
およびポリアミンに代表される弱塩基性のもの、および
−CONH(CH2)nN(CH3)2に代表される中塩基性のもの
でもよく、また樹脂の形状としても多孔質型およびゲル
型共に使用可能でありる。非水溶液用の樹脂が好まし
い。
およびポリアミンに代表される弱塩基性のもの、および
−CONH(CH2)nN(CH3)2に代表される中塩基性のもの
でもよく、また樹脂の形状としても多孔質型およびゲル
型共に使用可能でありる。非水溶液用の樹脂が好まし
い。
塩基性陰イオン交換樹脂による処理方法としては回分式
でも連続式でも差支えないが、工業的には連続式が有利
である。連続的に処理する場合には、塩基性陰イオン交
換樹脂を充填したカラムに所定の温度に保った前記メタ
クリル酸の液を一定の流速で通過させることにより、検
出限界の1ppm以下のマレイン酸およびシトラコン酸を実
質上含まないメタクリル酸を得ることができる。
でも連続式でも差支えないが、工業的には連続式が有利
である。連続的に処理する場合には、塩基性陰イオン交
換樹脂を充填したカラムに所定の温度に保った前記メタ
クリル酸の液を一定の流速で通過させることにより、検
出限界の1ppm以下のマレイン酸およびシトラコン酸を実
質上含まないメタクリル酸を得ることができる。
処理温度は10〜60℃、特に25〜40℃の範囲が好ましい。
温度が低すぎるとメタクリル酸が結晶として析出する恐
れがあり、また高すぎるとイオン交換樹脂の耐熱性の点
およびメタクリル酸などの重合の観点から好ましくな
い。また、空間速度は0.2〜20/hr、特に処理する
メタクリル酸中の2塩基酸の含有量が0.002〜0.01重量
%のときは5〜20/hr、また2塩基酸の含有量が0.
01〜1.0重量%のときは0.2〜5/hrで行なうのが好
ましい。空間速度が小さすぎると、樹脂の再生頻度が減
る利点はあるが、最初に準備する樹脂量が増えて設備的
にみて経済的でなく、一方空間速度が大きすぎると、目
的とするマレイン酸およびシトラコン酸などの2塩基酸
の除去率が低下すると共に、樹脂の再生頻度が増え、そ
れに伴なう再生薬剤や洗浄排水が増えるので好ましくな
い。
温度が低すぎるとメタクリル酸が結晶として析出する恐
れがあり、また高すぎるとイオン交換樹脂の耐熱性の点
およびメタクリル酸などの重合の観点から好ましくな
い。また、空間速度は0.2〜20/hr、特に処理する
メタクリル酸中の2塩基酸の含有量が0.002〜0.01重量
%のときは5〜20/hr、また2塩基酸の含有量が0.
01〜1.0重量%のときは0.2〜5/hrで行なうのが好
ましい。空間速度が小さすぎると、樹脂の再生頻度が減
る利点はあるが、最初に準備する樹脂量が増えて設備的
にみて経済的でなく、一方空間速度が大きすぎると、目
的とするマレイン酸およびシトラコン酸などの2塩基酸
の除去率が低下すると共に、樹脂の再生頻度が増え、そ
れに伴なう再生薬剤や洗浄排水が増えるので好ましくな
い。
また、樹脂の再生工程で出るメタクリル酸の希釈液は前
段の水溶液あるいは抽出工程あるいは蒸留工程にリサイ
クルすることにより実質上損失なく処理することができ
る。
段の水溶液あるいは抽出工程あるいは蒸留工程にリサイ
クルすることにより実質上損失なく処理することができ
る。
[作用と効果] こうして得られた処理液は常法により蒸留をすることに
より精製しメタクリル酸を得る。この処理液中には実質
上マレイン酸およびシトラコン酸などの2塩基酸を含ま
ないので、前工程の抽出に際しては、これらの2塩基酸
を選択的に除去することを考慮する必要がなくなり、抽
剤の選択に自由度がでてメタクリル酸の分配比の高い溶
剤を選択しやすくなり、「また、後工程の蒸留に際して
は、マレイン酸およびシトラコン酸などの2塩基酸を除
くために還流比を極端に高めたり、段数を多くする必要
がなくなる。なお、前記の処理および抽出、蒸留に際し
てはフェノチアジン、ベンゾフェノチアジン、ハイドロ
キノン、メトキシハイドロキノン、メチレンブルーおよ
び分子状酸素など従来公知の重合禁止剤存在下に通常遂
行される。
より精製しメタクリル酸を得る。この処理液中には実質
上マレイン酸およびシトラコン酸などの2塩基酸を含ま
ないので、前工程の抽出に際しては、これらの2塩基酸
を選択的に除去することを考慮する必要がなくなり、抽
剤の選択に自由度がでてメタクリル酸の分配比の高い溶
剤を選択しやすくなり、「また、後工程の蒸留に際して
は、マレイン酸およびシトラコン酸などの2塩基酸を除
くために還流比を極端に高めたり、段数を多くする必要
がなくなる。なお、前記の処理および抽出、蒸留に際し
てはフェノチアジン、ベンゾフェノチアジン、ハイドロ
キノン、メトキシハイドロキノン、メチレンブルーおよ
び分子状酸素など従来公知の重合禁止剤存在下に通常遂
行される。
すなわち、本発明の方法はエネルギー的にも、設備的に
も工業的に大きな利点を有し、マレイン酸およびシトラ
コン酸などの2塩基酸を実質上含まない高純度のメタク
リル酸を容易に得ることができる。
も工業的に大きな利点を有し、マレイン酸およびシトラ
コン酸などの2塩基酸を実質上含まない高純度のメタク
リル酸を容易に得ることができる。
本発明の方法によれば炭素数4の化合物の接触酸化反応
で得られるメタクリル酸特有の不純物であるマレイン酸
およびシトラコン酸などの2塩基酸を完全に除去するこ
とができ、アセトンシアンヒドリンにより製造されるメ
タクリル酸と同等またはそれ以上の高品質の製品を容易
にかつ高収率に得ることができる。
で得られるメタクリル酸特有の不純物であるマレイン酸
およびシトラコン酸などの2塩基酸を完全に除去するこ
とができ、アセトンシアンヒドリンにより製造されるメ
タクリル酸と同等またはそれ以上の高品質の製品を容易
にかつ高収率に得ることができる。
[実施例] 以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明す
る。
る。
〔参考例1〕 弱塩基性陰イオン交換樹脂アンバーリストA−21(交換
基−N=(CH3)2)を50cc、カラム(20m/mφ×30cm)
に充填し、メタノールで希釈したメタクリル酸10重量%
の溶液を空間速度1/hrで通液し、一旦メタクリル
酸を樹脂に付けた後、第3級ブタノールを出発原料とし
て得られた、マレイン酸およびシトラコン酸を各々620p
pmおよび450ppm含む純度99.5重量%のメタクリル酸を空
間速度3/hrの流速で通液した。最初のメタノール
が置換された後、得られる処理液についてマレイン酸お
よびシトラコン酸の濃度を高速液体クロマトグラフィ
(HPLC)で追跡したところ、精製メタクリル酸中にはマ
レイン酸およびシトラコン酸ともに検出限界の1ppm以下
であった。
基−N=(CH3)2)を50cc、カラム(20m/mφ×30cm)
に充填し、メタノールで希釈したメタクリル酸10重量%
の溶液を空間速度1/hrで通液し、一旦メタクリル
酸を樹脂に付けた後、第3級ブタノールを出発原料とし
て得られた、マレイン酸およびシトラコン酸を各々620p
pmおよび450ppm含む純度99.5重量%のメタクリル酸を空
間速度3/hrの流速で通液した。最初のメタノール
が置換された後、得られる処理液についてマレイン酸お
よびシトラコン酸の濃度を高速液体クロマトグラフィ
(HPLC)で追跡したところ、精製メタクリル酸中にはマ
レイン酸およびシトラコン酸ともに検出限界の1ppm以下
であった。
〔参考例2〕 強塩基性陰イオン交換樹脂アンバーリストA−26 を用いて、参考例1と同様の方法で試験した結果、得ら
れた精製メタクリル酸中にはマレイン酸およびシトラコ
ン酸ともに検出されなかった。
れた精製メタクリル酸中にはマレイン酸およびシトラコ
ン酸ともに検出されなかった。
〔参考例3〕 第3級ブタノールを出発原料として得られたもので、参
考例1と同じくマレイン酸およびシトラコン酸を各々62
0ppmおよび450ppm含む純度99.5重量%のメタクリル酸に
重合禁止剤としてフェノチアジンを100ppm添加し、オル
ダーショー型ガラスカラム(30m/mφ×30cm、理論段7
段)にて還流比3でバッチ蒸留を行ない90%の回収率で
メタクリル酸を回収した。
考例1と同じくマレイン酸およびシトラコン酸を各々62
0ppmおよび450ppm含む純度99.5重量%のメタクリル酸に
重合禁止剤としてフェノチアジンを100ppm添加し、オル
ダーショー型ガラスカラム(30m/mφ×30cm、理論段7
段)にて還流比3でバッチ蒸留を行ない90%の回収率で
メタクリル酸を回収した。
得られたメタクリル酸中のマレイン酸およびシトラコン
酸の含有量は各々652ppmおよび486ppmであった。
酸の含有量は各々652ppmおよび486ppmであった。
〔参考例4〜7〕 種々の濃度でマレイン酸およびシトラコン酸を含む各種
メタクリル酸について、参考例1と同様の方法で、空間
速度は各濃度に応じて変えて行なった結果を表−1に示
した。
メタクリル酸について、参考例1と同様の方法で、空間
速度は各濃度に応じて変えて行なった結果を表−1に示
した。
〔参考例8〕 イソブチレンを出発原料として気相接触酸化し、冷却凝
集捕集して得られたメタクリル酸水溶液を沈降瀘過に掛
け副生する固型分を分離した後、強塩基性陰イオン交換
樹脂であるアンバーライトIRA−400 を50cc充填したカラム(20m/mφ×30cm)に、室温にて
空間速度3/hrの流速でポンプにて連続的に通液
し、 得られる処理中のマレイン酸およびシトラコン酸などの
2塩基酸の濃度を高速液体クロマトグラフィ(HPLC)
で、また他成分をガスクロマトグラフィ(GC)で追跡し
た。約2時間で定常になってからの入口と出口の各濃度
を表−2に示した。
集捕集して得られたメタクリル酸水溶液を沈降瀘過に掛
け副生する固型分を分離した後、強塩基性陰イオン交換
樹脂であるアンバーライトIRA−400 を50cc充填したカラム(20m/mφ×30cm)に、室温にて
空間速度3/hrの流速でポンプにて連続的に通液
し、 得られる処理中のマレイン酸およびシトラコン酸などの
2塩基酸の濃度を高速液体クロマトグラフィ(HPLC)
で、また他成分をガスクロマトグラフィ(GC)で追跡し
た。約2時間で定常になってからの入口と出口の各濃度
を表−2に示した。
〔参考例9〕 参考例8で得られた処理液をノルマルヘキサンで抽出処
理を行ない、その抽出液をオルダーショーカラム(30m/
mφ×30cm、理論段7段)にて蒸留精製し、製品のメタ
クリル酸を得た。製品の純度を表−3に示した。
理を行ない、その抽出液をオルダーショーカラム(30m/
mφ×30cm、理論段7段)にて蒸留精製し、製品のメタ
クリル酸を得た。製品の純度を表−3に示した。
〔参考例10〕 イソブチレンを出発原料として気相接触酸化し、冷却凝
集捕集して得られたメタクリル酸水溶液を参考例8と同
様に沈降瀘過により固型分を分離した後、参考例9と同
様の方法で製品のメタクリル酸を得た。製品の純度を表
−3に示した。
集捕集して得られたメタクリル酸水溶液を参考例8と同
様に沈降瀘過により固型分を分離した後、参考例9と同
様の方法で製品のメタクリル酸を得た。製品の純度を表
−3に示した。
〔参考例11〕 参考例8と同様の方法で、樹脂を弱塩基性陰イオン交換
樹脂であるレバチットMP−62(交換基−NR2)に変え、
室温にて空間速度4/hrの流速で連続的に通液し、
入口と出口でのマレイン酸およびシトラコン酸の濃度を
追跡した。定常になってからのHPLCおよびGCによる分析
結果を表−4に示した。
樹脂であるレバチットMP−62(交換基−NR2)に変え、
室温にて空間速度4/hrの流速で連続的に通液し、
入口と出口でのマレイン酸およびシトラコン酸の濃度を
追跡した。定常になってからのHPLCおよびGCによる分析
結果を表−4に示した。
〔参考例12〜16〕 参考例11と同じくレバチットMP−62を用い種々の空間速
度で処理を行なった結果を表−5に示した。
度で処理を行なった結果を表−5に示した。
〔参考例17〜20〕 塩基性陰イオン交換樹脂の種類を変えた他は参考例8と
同じ条件で処理した結果を表−6に示した。
同じ条件で処理した結果を表−6に示した。
〔実施例1〕 イソブチレンを出発原料として気相接触酸化して、その
反応生成ガスを冷却凝縮して得られるメタクリル酸の水
溶液から、キシレンを抽剤として得られたメタクリル酸
含有抽出液を、弱塩基性陰イオン交換樹脂アンバーリス
トA−21(交換基−N=(CH3)2)を50ccを充填した
カラム(20m/mφ×30cmに空間速度4/hrの流速で
通液し、得られる処理液中のマレイン酸およびシトラコ
ン酸の濃度を高速液体クロマトグラフィ(HPLC)で、ま
た他の成分についてはガスクロマトグラフィーで分析し
た。結果は表−7の通りで、マレイン酸およびシトラコ
ン酸は検出されなかった。
反応生成ガスを冷却凝縮して得られるメタクリル酸の水
溶液から、キシレンを抽剤として得られたメタクリル酸
含有抽出液を、弱塩基性陰イオン交換樹脂アンバーリス
トA−21(交換基−N=(CH3)2)を50ccを充填した
カラム(20m/mφ×30cmに空間速度4/hrの流速で
通液し、得られる処理液中のマレイン酸およびシトラコ
ン酸の濃度を高速液体クロマトグラフィ(HPLC)で、ま
た他の成分についてはガスクロマトグラフィーで分析し
た。結果は表−7の通りで、マレイン酸およびシトラコ
ン酸は検出されなかった。
〔実施例2〕 抽出溶剤にメタクリル酸メチルを用いた他は実施例1と
同様の方法で実験した結果を表−8に示す。
同様の方法で実験した結果を表−8に示す。
〔実施例3〕 実施例1と同様の方法で、樹脂を強塩基性陰イオン交換
樹脂アンバーリストA−26 に変えて室温にて空間速度4/hrで通液し、得られ
る処理液中のマレイン酸およびシトラコン酸を追跡し
た。定常になってからのHPLCの分析ではマレイン酸およ
びシトラコン酸は検出されなかった。
樹脂アンバーリストA−26 に変えて室温にて空間速度4/hrで通液し、得られ
る処理液中のマレイン酸およびシトラコン酸を追跡し
た。定常になってからのHPLCの分析ではマレイン酸およ
びシトラコン酸は検出されなかった。
〔実施例4〕 抽出溶剤にn−ペンタンを用いた他は実施例1と同様の
方法で実験した結果を表−9に示す。
方法で実験した結果を表−9に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越部 実 大阪府堺市▲桧▼尾台1―3―16 (72)発明者 瀬崎 義広 大阪府和泉市弥生町3−2 (72)発明者 與口 勝治 新潟県北蒲原郡中条町協和町2―3 (72)発明者 小山 義夫 大阪府高石市西取石3−9 (56)参考文献 特開 昭50−52021(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】炭素数4の化合物を水蒸気の存在下に分子
状酸素含有ガスにより接触酸化して得られるメタクリル
酸水溶液を精製するに際し、2塩基酸を含む該メタクリ
ル酸水溶液を有機溶剤で抽出した後、塩基性陰イオン交
換樹脂で処理し、該2塩基酸を除去することを特徴とす
るメタクリル酸の精製法。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60049248A JPH0669983B2 (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 | メタクリル酸の精製法 |
| US06/835,737 US4879412A (en) | 1985-03-14 | 1986-03-03 | Purification process of methacrylic acid |
| IN160/CAL/86A IN163288B (ja) | 1985-03-14 | 1986-03-04 | |
| DE8686301763T DE3661909D1 (en) | 1985-03-14 | 1986-03-12 | Process for purifying methacrylic acid |
| EP86301763A EP0194867B1 (en) | 1985-03-14 | 1986-03-12 | Process for purifying methacrylic acid |
| CA000503986A CA1274541A (en) | 1985-03-14 | 1986-03-13 | Purification process of methacrylic acid |
| KR1019860001812A KR880000112B1 (ko) | 1985-03-14 | 1986-03-13 | 메타크릴산의 정제법 |
| CN86102590A CN86102590B (zh) | 1985-03-14 | 1986-03-14 | 甲基丙烯酸的提纯方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60049248A JPH0669983B2 (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 | メタクリル酸の精製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61210047A JPS61210047A (ja) | 1986-09-18 |
| JPH0669983B2 true JPH0669983B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=12825546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60049248A Expired - Fee Related JPH0669983B2 (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 | メタクリル酸の精製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0669983B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5726253B2 (ja) * | 1973-09-13 | 1982-06-03 |
-
1985
- 1985-03-14 JP JP60049248A patent/JPH0669983B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPS61210047A (ja) | 1986-09-18 |
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