JPH0675392A - 電子写真感光体の製造装置 - Google Patents

電子写真感光体の製造装置

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JPH0675392A
JPH0675392A JP25217092A JP25217092A JPH0675392A JP H0675392 A JPH0675392 A JP H0675392A JP 25217092 A JP25217092 A JP 25217092A JP 25217092 A JP25217092 A JP 25217092A JP H0675392 A JPH0675392 A JP H0675392A
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JP
Japan
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conductive substrate
photosensitive layer
dried
air
tank
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Application number
JP25217092A
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English (en)
Inventor
Mitsutoshi Sakamoto
光俊 坂本
Tomoaki Taniguchi
智昭 谷口
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電性基体を洗浄した後、この導電性基体を
乾燥させてその外表面に感光層を形成するにあたり、導
電性基体の乾燥が短時間で充分に行われ、導電性基体の
外表面に形成される感光層にむらや凝集等が生じたり、
また感光層に欠陥が生じたり、製造された電子写真感光
体における帯電性が低下したりするということがなく、
良好な画像形成が安定して行える電子写真感光体が効率
よく製造されるようにする。 【構成】 中空状になった導電性基体を洗浄し、このよ
うに洗浄された導電性基体を温水が収容された温水引上
槽中に浸漬させて引き上げ、この導電性基体を乾燥させ
た後、この導電性基体の外表面に感光層を形成するにあ
たり、上記温水引上槽から引き上げられた導電性基体の
内部にエアーを吹き付けて、導電性基体を乾燥させる乾
燥手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機やプリンター
等の電子写真装置に使用する電子写真感光体の製造装置
に係り、特に、中空状になった導電性基体を洗浄した
後、このように洗浄された導電性基体を温水が収容され
た温水引上槽中に浸漬させて引き上げ、この導電性基体
を乾燥させた後、この導電性基体の外表面に感光層を形
成するようになった電子写真感光体の製造装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の電子
写真装置に使用される電子写真感光体を製造するにあた
っては、一般にアルミニウムやアルミニウム合金等で構
成された円筒状になった導電性基体の外表面に感光層を
形成するようにしていた。
【0003】ここで、電子写真感光体を製造するのに使
用される導電性基体は、一般に機械的な工程を経て製造
されるため、この導電性基体の表面に埃,ごみ,金属微
片,錆,油等の異物が付着しており、これらを充分に除
去しないで、この導電性基体の外表面に感光層を形成す
ると、形成された感光層に欠陥が生じ、このように製造
された電子写真感光体を使用して画像形成を行なった場
合には形成される画像に画像欠損を生じたり、またこの
電子写真感光体にクリーニング不良が発生する等の問題
があった。
【0004】このため、従来においても、円筒状になっ
た導電性基体の外表面に感光層を形成して電子写真感光
体を製造するにあたっては、上記の導電性基体を洗浄し
て、この導電性基体の表面に付着した埃,ごみ,金属微
片,錆,油等の異物を除去するようにしていた。
【0005】また、近年においては、上記のように導電
性基体を洗浄するにあたり、環境問題等の点から、導電
性基体を水系下で洗浄することが行われるようになっ
た。
【0006】ここで、このように導電性基体を水系下で
洗浄した後、この導電性基体を充分に乾燥させずに、そ
の外表面に感光層用塗液を塗布して感光層を形成する
と、導電性基体の外表面に塗布される感光層用塗液に塗
布むらが生じ、形成される感光層にむらが発生するとい
う問題があった。
【0007】そこで、従来においては、上記のように水
系下で洗浄された導電性基体を乾燥させるため、上記の
導電性基体を温水が収容された温水引上槽中に浸漬さ
せ、その後、この導電性基体を温水引上槽から引き上げ
ながら乾燥させたり、また上記の導電性基体を温(熱)
風乾燥ゾーンに入れたり、その外表面にエアーを吹き付
けたりして、上記の導電性基体を乾燥させるようにして
いた。
【0008】ここで、上記のように導電性基体を温水引
上槽中に浸漬させた後、この導電性基体を温水引上槽か
ら引き上げながら乾燥させる場合、導電性基体を充分に
乾燥させるためには、上記湯水引上槽における液温を高
くしたり、この湯水引上槽から導電性基体を引き上げる
引き上げ速度を遅くする必要があった。
【0009】しかし、上記のように導電性基体を温水引
上槽から引き上げながら乾燥させるにあたり、湯水引上
槽における液温を高くした場合、このようにして乾燥さ
れた導電性基体の外表面に感光層用塗液を塗布して感光
層を形成した際に、形成された感光層に多数のピンホー
ル状のノイズが発生し、この電子写真感光体を使用して
画像形成を行なった場合、得られた画像に多数の白黒斑
点のノイズ等が生じるという問題があり、さらに、導電
性基体を温水引上槽から引き上げる速度を遅くした場合
には、導電性基体の乾燥に多くの時間を要し、電子写真
感光体の生産性が著しく低下するという問題があった。
【0010】一方、上記のように導電性基体を温(熱)
風乾燥ゾーンに入れたり、その外表面にエアーを吹き付
けたりして、導電性基体を乾燥させるようにした場合、
感光層が形成される導電性基体の外表面に温熱風やエア
ーが直接あたるため、導電性基体の外表面に異物やほこ
り等が付着して形成される感光層に欠陥が生じたり、ま
たこのようにして製造された電子写真感光体における帯
電性が低下する等の問題もあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、複写機や
プリンター等の電子写真装置に使用される電子写真感光
体の製造する場合における上記のような問題を解決する
ことを課題とするものである。
【0012】すなわち、この発明においては、中空状に
なった導電性基体を洗浄した後、このように洗浄された
導電性基体を乾燥させ、その後、この導電性基体の外表
面に感光層を形成して電子写真感光体を製造するにあた
り、洗浄された導電性基体の乾燥が短時間で効率よく行
われ、電子写真感光体の生産性が向上すると共に、その
乾燥も充分に行われ、乾燥むらによって導電性基体の外
表面に形成される感光層に塗布むらや凝集等が生じたり
するということがなく、さらに乾燥時に導電性基体の外
表面に異物やほこり等が付着して形成される感光層に欠
陥が生じたり、製造された電子写真感光体における帯電
性が低下したりするということもなく、良好な画像形成
が安定して行える電子写真感光体を効率よく製造できる
ようにすることを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、中空状になった導電性
基体を洗浄し、このように洗浄された導電性基体を温水
が収容された温水引上槽中に浸漬させて引き上げ、この
導電性基体を乾燥させた後、この導電性基体の外表面に
感光層を形成するようになった電子写真感光体の製造装
置において、上記温水引上槽から引き上げられた導電性
基体の内部にエアーを吹き付けて、導電性基体を乾燥さ
せる乾燥手段を設けるようにしたのである。
【0014】ここで、この発明における電子写真感光体
の製造装置において、導電性基体を洗浄するにあたって
は、環境問題等の点から導電性基体を水系下で洗浄させ
るようにし、その洗剤としては、例えば、純水、イオン
性,非イオン性の水溶性界面活性剤、炭化水素系溶剤,
高級アルコール等を水中に乳化した洗剤を使用したエマ
ルジョン、化学エッチング洗浄等に用いる化学洗剤等を
用いるようにする。
【0015】また、上記のように導電性基体を水系下で
洗浄するにあたっては、例えば、ブラシを導電性基体に
押し付けて洗浄するブラシクラッピング、水を導電性基
体に向けて高圧で噴出させるジェットスプレー洗浄、超
音波を使用した超音波洗浄、メガソニックスクラッピン
グ等の物理洗浄を適宜組み合わせて行うようにする。な
お、上記ブラシクラッピングにおいては、ブラシとし
て、ナイロン、ポリエステル、アクリル等で構成された
ブラシを用いることができ、またブラシに代えてスポン
ジを用いるようにしてもよい。
【0016】また、上記のようにして導電性基体を水系
下で洗浄した後は、この導電性基体をすすぎ、そして、
この導電性基体を温水が収容された温水引上槽中に浸漬
させた後、この導電性基体を温水引上槽から引き上げる
ようにする。
【0017】ここで、温水引上槽中に収容させる温水と
しては、一般に50〜90℃前後の温度になった純水を
用いるようにする。
【0018】また、上記のように温水引上槽から引き上
げた導電性基体の内部に乾燥手段によりエアーを吹き付
けて導電性基体を乾燥させるにあたり、上記導電性基体
の軸方向両端部の内周側にフランジを取り付けるための
段部が形成されている場合には、この段部に液が残るこ
とがないようにするため、乾燥手段からこの段部にエア
ーを風速5〜30m/secで吹き付けるようにし、好
ましくは、10〜20m/secで吹き付けるようにす
る。
【0019】また、乾燥手段によって導電性基体の内部
にエアーを吹き付ける場合、エアーの吹き付けによる導
電性基体の乾燥が効率よく行われるようにするため、エ
アーの吹き付け角度は、一般に導電性基体の中心軸に対
して15〜75度、好ましくは30〜60度になるよう
にし、またエアーの吹き出し角度は30度以内になるよ
うにする。
【0020】そして、上記のように導電性基体の内部に
乾燥手段によりエアーを吹き付けて導電性基体を乾燥さ
せた後、この導電性基体の外表面に感光層を形成するに
あたっては、様々な感光性材料を用いることができ、ま
た感光層の形成方法も特に限定されず、公知の様々な方
法を用いることができ、例えば、上記導電性基体の外表
面に、バインダー樹脂と感光性材料とを溶剤に溶解或い
は分散させた感光層用塗液を浸漬コーティング法,スプ
レーコーティング法,ローラーコーティング法等の様々
なコーティング法により塗布して、この導電性基体の外
表面に感光層を形成することができる。
【0021】
【作用】この発明における電子写真感光体の製造装置に
おいては、中空状になった導電性基体を洗浄し、このよ
うに洗浄された導電性基体を温水が収容された温水引上
槽中に浸漬させて引き上げ、この導電性基体を乾燥させ
た後、この導電性基体の外表面に感光層を形成するにあ
たり、温水引上槽から引き上げられた導電性基体の内部
に乾燥手段によってエアーを吹き付けるようにしたた
め、吹き付けられたエアーによって導電性基体がむらな
く乾燥されるようになると共に、導電性基体を温水引上
槽から引き上げながら乾燥させる場合に比べて、導電性
基体の乾燥が効率よく行われるようになり、さらにこの
導電性基体の外表面に形成される感光層に多数のピンホ
ール状のノイズが発生するということもなくなる。
【0022】また、この発明における電子写真感光体の
製造装置においては、上記のように導電性基体の内部に
エアーを吹き付けて導電性基体を乾燥させるようにした
ため、感光層が形成される導電性基体の外表面に温熱風
やエアーが直接あたるということがなく、導電性基体の
外表面に異物やほこり等が付着して形成される感光層に
欠陥が生じたり、製造された電子写真感光体における帯
電性が低下するということがない。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る電子写真感光
体の製造装置を添付図面に基づいて具体的に説明すると
共に、比較例を挙げ、この実施例において製造された電
子写真感光体が、比較例において製造された電子写真感
光体に比べて優れていることを明らかにする。
【0024】(実施例)この実施例においては、JIS
A 6063のアルミニウム合金で構成され、直径が
80mm,長さが340mm,厚みが2mmの円筒状に
形成された導電性基体1を用い、この導電性基体1の外
表面を切削加工すると共に、この導電性基体1の軸方向
両端において、それぞれその端部から5mmの所までそ
の内周面を切削加工して、フランジを取り付けるための
段部1aを形成した。
【0025】そして、図1に示すように、この導電性基
体1を搬送手段20に保持させ、この搬送手段20によ
って導電性基体1を搬送させるようにし、先ず、上記導
電性基体1を第1洗浄槽11と第2洗浄槽12の順に導
き、導電性基体1を各洗浄槽11,12においてそれぞ
れ洗浄した。
【0026】ここで、第1洗浄槽11において導電性基
体1を洗浄するにあたっては、導電性基体1を洗剤(第
一工業製薬社製、DKビークリヤ CW−5520)1
0wt%,60℃の溶液中に20秒間浸漬させながら、
超音波振動子11aにより40KHzの超音波を与えて
洗浄を行うようにした。
【0027】また、第2洗浄槽12において導電性基体
1を洗浄するにあたっては、導電性基体1を洗剤(第一
工業製薬社製、DKビークリヤ CW−5520)10
wt%,60℃の溶液中に30秒間浸漬させながら、こ
の導電性基体1の外表面にナイロンブラシ12aを押し
付け、このナイロンブラシ12a及び導電性基体1を回
転させながら、ナイロンブラシ12aを上下動させて、
導電性基体1の外表面全体を洗浄するようにした。
【0028】次に、上記のようにして洗浄した導電性基
体1を上記搬送手段20によって第1すすぎ槽14、第
2すすぎ槽15及び第3すすぎ槽16の順に導き、導電
性基体1を各すすぎ槽14,15,16においてそれぞ
れ30秒間、常温の溶液中ですすぐようにした。
【0029】ここで、上記の各すすぎ槽14,15,1
6においては、図1に示すように、第3すすぎ槽16の
次に位置する温水引上槽17からオーバーフローした純
水を第3すすぎ槽16に供給すると共に、この第3すす
ぎ槽16にも温水引上槽17と同じ1μSの純水を供給
するようにし、また第3すすぎ槽16からオーバーフロ
ーした液を第2すすぎ槽15に、さらに第2すすぎ槽1
5からオーバーフローした液を第1すすぎ槽14に供給
するようにした。
【0030】次に、上記のようにしてすすぎ処理された
導電性基体1を、上記の搬送手段20により50℃,1
μSの純水が収容された温水引上槽17に導き、この温
水引上槽17中に導電性基体1を30秒間浸漬させた
後、この導電性基体1を温水引上槽17から5mm/s
ecの速度で引き上げるようにした。
【0031】このようにして温水引上槽17から引き上
げた導電性基体1においては、その上端側における内周
面に形成された段部1aに水分が残っており、またその
下端側は乾燥されておらず、その内周面及び外表面に水
が残っていた。
【0032】そして、この実施例においては、上記のよ
うに温水引上槽17から引き上げられ、充分に乾燥され
ていない状態にある導電性基体1を搬送手段20によっ
て乾燥槽18に導き、この乾燥槽18内に設けられた台
座18aの外周側に導電性基体1を嵌め合わせて固定さ
せた後、この導電性基体1から上記搬送手段20を取り
外し、その後、乾燥手段30によりこの導電性基体1の
内部にエアーを吹き付けて、導電性基体1を乾燥させる
ようにした。
【0033】ここで、乾燥手段30により導電性基体1
の内部にエアーを吹き付けて、導電性基体1を乾燥させ
るにあたっては、図2に示すように、底部に多数のノズ
ル孔32が設けられれたエアー吹出部材31を用い、図
3に示すように、このエアー吹出部材31を10mm/
secの速度で下降させて導電性基体1の内側に挿入
し、このように導電性基体1の内側に挿入されたエアー
吹出部材31をさらに下降させながら、図4に示すよう
に、エアー吹出部材31に設けられた各ノズル孔32か
ら導電性基体1の中心軸に対して45度の角度になるよ
うにして、70℃の温風を1.5kg/cm2 のエアー
圧で、導電性基体1の内周面に吹き付けるようにした。
【0034】そして、このようにエアー吹出部材31を
下降させながら温風を導電性基体1の内周面上端から下
端まで吹き付けた後は、このエアー吹出部材31を10
mm/secの速度で上昇させながら、再度上記の各ノ
ズル孔32から70℃の温風を導電性基体1の内周面下
端から上端まで吹き付けて、導電性基体1を乾燥させる
ようにした。なお、上記のように各ノズル孔32から導
電性基体1の内周面に温風を吹き付けるようにした場
合、導電性基体1の内周面に形成された段部1aにおけ
る風速は19.5m/secであった。
【0035】このようにエアー吹出部材31に設けられ
た各ノズル孔32から70℃の温風を導電性基体1の内
周面に吹き付けて導電性基体1を乾燥させると、導電性
基体1の外表面及び内周面が充分に乾燥されると共に、
内周面に形成された段部1aに水が残るということもな
かった。
【0036】次に、上記のようにして乾燥された導電性
基体1の外表面に感光層を形成するにあたっては、先
ず、電荷発生材料として、下記の構造式(化1)に示す
ビスアゾ顔料を用い、このビスアゾ顔料1重量部とバイ
ンダー樹脂としてポリエステル樹脂(東洋紡績社製、バ
イロン−200)1重量部とをシクロヘキサン98重量
部に加えて電荷発生層用塗液を調製し、このように調製
した電荷発生層用塗液中に上記のように乾燥させた導電
性基体1を浸漬させ、浸漬塗布法によってこの導電性基
体1の外表面に膜厚が約0.5μmになった電荷発生層
を形成した。
【0037】
【化1】
【0038】次いで、電荷輸送材料として、下記の構造
式(化2)に示すヒドラゾン化合物を用い、このヒドラ
ゾン化合物13重量部と、バインダー樹脂としてポリカ
ーボネイト樹脂(帝人化成社製、K−1300)13重
量部とをジクロルメタン87重量部に溶解させて電荷輸
送層用塗液を調製し、このように調製した電荷輸送層用
塗液中に上記のように電荷発生層が形成された導電性基
体1を浸漬させ、浸漬塗布法によって、上記の電荷発生
層上に乾燥後の膜厚が約20μmとなるようにして電荷
輸送層を形成し、この実施例の電子写真感光体を製造し
た。
【0039】
【化2】
【0040】(比較例1〜3)これらの比較例1〜3に
おいても、上記実施例の場合と同じ導電性基体1を用
い、この導電性基体1を温水引上槽17より引き上げる
までは、上記実施例の場合と同様にして処理した。
【0041】そして、これらの比較例1〜3において
は、温水引上槽17より引き上げた導電性基体1を乾燥
させるにあたり、それぞれ導電性基体1に対してHEP
Aフィルターを通した温風を上方から吹き付けて乾燥さ
せるようにし、比較例1においては40℃の温風を、比
較例2において60℃の温風を、比較例3においては8
0℃の温風をそれぞれ10分間吹き付けて乾燥させるよ
うにした。
【0042】また、このようにして導電性基体1を乾燥
させた後、各導電性基体1の外表面に感光層を形成する
にあたっては、上記実施例の場合と同様にして、各導電
性基体1の外表面に電荷発生層と電荷輸送層とを形成し
て、比較例1〜3の各電子写真感光体を製造した。
【0043】次に、上記のようにして製造した実施例の
電子写真感光体と、比較例1〜3の各電子写真感光体
を、市販の複写機(ミノルタカメラ社製、EP−470
Z)を改造した評価機に搭載して、各電子写真感光体に
おける静電特性の評価を行うようにした。なお、上記の
各電子写真感光体における静電特性の評価を行うにあた
っては、各電子写真感光体における初期帯電電位Vo、
初期帯電電位Voを1/2にするために必要な露光量E
1/2 (lux・s)及び5秒間暗中に放置した場合にお
ける初期帯電電位Voの減衰率DDR5 (%)を測定
し、その結果を下記の表1に示した。
【0044】
【表1】
【0045】この結果から明らかなように、この実施例
のようにして製造した電子写真感光体は、比較例1〜3
において製造された各電子写真感光体に比べて、初期帯
電電位Voの値が高い一方、減衰率DDR5 の値が低く
なっており、電子写真感光体における帯電性が、比較例
1〜3によって製造された各電子写真感光体に比べて優
れていた。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係る電
子写真感光体の製造装置においては、中空状になった導
電性基体を洗浄し、このように洗浄された導電性基体を
温水が収容された温水引上槽中に浸漬させて引き上げ、
この導電性基体を乾燥させた後、この導電性基体の外表
面に感光層を形成するにあたり、温水引上槽から引き上
げられた導電性基体の内部に乾燥手段によってエアーを
吹き付けるようにしたため、吹き付けられたエアーによ
って導電性基体がむらなく乾燥されるようになると共
に、導電性基体を温水引上槽から引き上げながら乾燥さ
せる場合に比べて、導電性基体の乾燥が効率よく行われ
るようになり、さらにこの導電性基体の外表面に形成さ
れる感光層に多数のピンホール状のノイズが発生すると
いうこともなくなった。
【0047】また、この発明における電子写真感光体の
製造装置においては、導電性基体の内部にエアーを吹き
付けて導電性基体を乾燥させるようにしたため、感光層
が形成される導電性基体の外表面に温熱風やエアーが直
接あたるということがなく、導電性基体の外表面に異物
やほこり等が付着して形成される感光層に欠陥が生じた
り、製造された電子写真感光体における帯電性が低下す
るということもなかった。
【0048】この結果、この発明における電子写真感光
体の製造装置を用いて電子写真感光体を製造すると、画
像形成を行なった場合に、形成される画像に白黒斑点ノ
イズ等が発生したりするということがなく、良好な画像
形成が安定して行える電子写真感光体を効率よく製造で
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例において、導電性基体を洗
浄し、すすぎ、温水引上槽に浸漬させる工程を示した概
略説明図である。
【図2】この発明の一実施例において、乾燥手段として
使用したエアー吹出部材の底面図である。
【図3】この発明の一実施例において、温水引上槽から
引き上げられた導電性基体を乾燥槽において乾燥させる
状態を示す概略説明図である。
【図4】この発明の一実施例において、エアー吹出部材
に設けられた各ノズル孔から温風を導電性基体の内周面
に吹き付けて、導電性基体を乾燥させる状態を示した断
面説明図である。
【符号の説明】
1 導電性基体 1a 段部 11,12 洗浄槽 14,15,16 すすぎ槽 17 温水引上槽 18 乾燥槽 20 搬送手段 30 乾燥手段 31 エアー吹出部材 32 ノズル孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状になった導電性基体を洗浄し、こ
    のように洗浄された導電性基体を温水が収容された温水
    引上槽中に浸漬させて引き上げ、この導電性基体を乾燥
    させた後、この導電性基体の外表面に感光層を形成する
    ようになった電子写真感光体の製造装置において、上記
    温水引上槽から引き上げられた導電性基体の内部にエア
    ーを吹き付けて、導電性基体を乾燥させる乾燥手段を設
    けたことを特徴とする電子写真感光体の製造装置。
JP25217092A 1992-08-26 1992-08-26 電子写真感光体の製造装置 Pending JPH0675392A (ja)

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JP25217092A JPH0675392A (ja) 1992-08-26 1992-08-26 電子写真感光体の製造装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011123161A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Mitsubishi Chemicals Corp 電子写真感光体の製造方法、及び製造装置

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JP2011123161A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Mitsubishi Chemicals Corp 電子写真感光体の製造方法、及び製造装置

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