JPH068283B2 - ベンズイミダゾ−ル誘導体およびその製造法ならびにこれを含有する抗潰瘍剤 - Google Patents
ベンズイミダゾ−ル誘導体およびその製造法ならびにこれを含有する抗潰瘍剤Info
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- JPH068283B2 JPH068283B2 JP60061194A JP6119485A JPH068283B2 JP H068283 B2 JPH068283 B2 JP H068283B2 JP 60061194 A JP60061194 A JP 60061194A JP 6119485 A JP6119485 A JP 6119485A JP H068283 B2 JPH068283 B2 JP H068283B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なベンズイミダゾール誘導体、更に詳細に
は次の一般式(I) (式中、R1及びR2は水素原子又は低級アルキル基を示
し、R3及びR4は少なくとも一方がハロゲン原子、トリ
フルオロメチル基、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級アルコキシカルボニル基又はアミノ基を示し、
残余は水素原子を示す。但し、R3が低級アルコキシ基
で、R4が水素原子の場合を除く) で表わされるベンズイミダゾール誘導体及びその製造法
並びにこれを含有する抗潰瘍剤に関する。
は次の一般式(I) (式中、R1及びR2は水素原子又は低級アルキル基を示
し、R3及びR4は少なくとも一方がハロゲン原子、トリ
フルオロメチル基、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級アルコキシカルボニル基又はアミノ基を示し、
残余は水素原子を示す。但し、R3が低級アルコキシ基
で、R4が水素原子の場合を除く) で表わされるベンズイミダゾール誘導体及びその製造法
並びにこれを含有する抗潰瘍剤に関する。
従来、H++K+ATPアーゼは胃細胞における最終的な胃
酸分泌機構であることは当該分野において周知であり
〔スカンジナビアン・ジャーナル・オブ・ガストロエン
テロロジイ(Scand.J.Gastroenterol.)14,131〜135(197
9)〕、H++K+ATPアーゼ阻害作用を有する物質として
ノリニウムブロマイドが知られている〔プロシーディン
グ・オブ・ザ・ソサエティ・フォー・エキスペリメンタ
ル・バイオロジイ・アンド・メデシン(Proceeding of
the Society for Experimental Biology and Medicin
e),172,308〜315(1983)〕。
酸分泌機構であることは当該分野において周知であり
〔スカンジナビアン・ジャーナル・オブ・ガストロエン
テロロジイ(Scand.J.Gastroenterol.)14,131〜135(197
9)〕、H++K+ATPアーゼ阻害作用を有する物質として
ノリニウムブロマイドが知られている〔プロシーディン
グ・オブ・ザ・ソサエティ・フォー・エキスペリメンタ
ル・バイオロジイ・アンド・メデシン(Proceeding of
the Society for Experimental Biology and Medicin
e),172,308〜315(1983)〕。
一方、2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
−ピリジルメチルスルフィニル〕−(5−メトキシ)−
ベンズイミダゾール〔オメプラゾール〕はH++K+ATP
アーゼ阻害作用を有する抗潰瘍剤として開発されている
〔アメリカン・ジャーナル・オブ・フィジオロジイ(A
m.J.of Physiol.)245,G64-G71(1983)〕。
−ピリジルメチルスルフィニル〕−(5−メトキシ)−
ベンズイミダゾール〔オメプラゾール〕はH++K+ATP
アーゼ阻害作用を有する抗潰瘍剤として開発されている
〔アメリカン・ジャーナル・オブ・フィジオロジイ(A
m.J.of Physiol.)245,G64-G71(1983)〕。
〔発明が解決しようとする問題点〕 従って、優れたH++K+ATPアーゼ阻害作用を有する新
規な化合物の提供が望まれている。
規な化合物の提供が望まれている。
斯かる実情において、本発明者らは鋭意研究を行った結
果、(I)式で表わされる新規なベンズイミダゾール誘導
体が特異的なH++K+ATPアーゼ阻害作用に基く優れた
胃酸分泌抑制作用を有することを見出し、本発明を完成
した。
果、(I)式で表わされる新規なベンズイミダゾール誘導
体が特異的なH++K+ATPアーゼ阻害作用に基く優れた
胃酸分泌抑制作用を有することを見出し、本発明を完成
した。
従って、本発明は抗潰瘍剤として有用なベンズイミダゾ
ール誘導体(I)を提供するものである。
ール誘導体(I)を提供するものである。
また、本発明のベンズイミダゾール誘導体(I)を製造す
るための新規な方法を提供するものである。
るための新規な方法を提供するものである。
更にまた、本発明はベンズイミダゾール誘導体(I)を有
効成分として含有する抗潰瘍剤を提供するものである。
効成分として含有する抗潰瘍剤を提供するものである。
本発明のベンズイミダゾール誘導体(I)は、例えば、次
の反応式に従って、2−メルカプトベンズイミダゾール
類(II)に2−アミノベンジル化合物(III)を反応せしめ
て化合物(IV)となし、次いでこれを酸化することにより
製造される。
の反応式に従って、2−メルカプトベンズイミダゾール
類(II)に2−アミノベンジル化合物(III)を反応せしめ
て化合物(IV)となし、次いでこれを酸化することにより
製造される。
(式中、Xは反応性基を示し、R1〜R4は前記と同じ) 本発明方法の原料(II)はすでに公知の化合物であり、例
えばオーガニック・シンセシス(Org.Synth.)第30
巻、第56頁に記載の方法によって製造される。また原
料(III)のXで表わされる反応性基としては、塩素、臭
素等のハロゲン原子、メチルスルホニルオキシ、トルエ
ンスルホニルオキシ基等のスルホニルオキシ基を挙げる
ことができ、例えば、Xが塩素原子の化合物はジャーナ
ル・オブ・ザ・ケミカル・ソサエテイ(J.Chem.Soc.)98
〜102(1942)に記載の方法によって製造される。これら
は塩の形で反応に供することもできる。
えばオーガニック・シンセシス(Org.Synth.)第30
巻、第56頁に記載の方法によって製造される。また原
料(III)のXで表わされる反応性基としては、塩素、臭
素等のハロゲン原子、メチルスルホニルオキシ、トルエ
ンスルホニルオキシ基等のスルホニルオキシ基を挙げる
ことができ、例えば、Xが塩素原子の化合物はジャーナ
ル・オブ・ザ・ケミカル・ソサエテイ(J.Chem.Soc.)98
〜102(1942)に記載の方法によって製造される。これら
は塩の形で反応に供することもできる。
化合物(II)と化合物(III)又はその塩との反応は、トル
エン、ベンゼン、エタノール、アセトン等の不活性溶媒
中、室温ないし還流下の温度で、30分ないし24時間
攪拌することによって行われる。この際、NaOH、KOH、K2C
O3、NaHCO3等のアルカリ剤を存在せしめて、生成する酸
を受容するのが好ましい。
エン、ベンゼン、エタノール、アセトン等の不活性溶媒
中、室温ないし還流下の温度で、30分ないし24時間
攪拌することによって行われる。この際、NaOH、KOH、K2C
O3、NaHCO3等のアルカリ剤を存在せしめて、生成する酸
を受容するのが好ましい。
化合物(IV)のオキソ化は常法によって行うことができ、
例えば過酸化水素、m−クロル過安息香酸等の有機過
酸、メタ過ヨウ素酸ソーダ等の酸化剤を使用して、化合
物(IV)を酸化すればよい。反応は、クロロホルム、ジク
ロルメタン、メタノール、酢酸エチル等の不活性溶媒
中、−30℃〜50℃、好ましくは−15℃〜5℃の温
度で行われる。
例えば過酸化水素、m−クロル過安息香酸等の有機過
酸、メタ過ヨウ素酸ソーダ等の酸化剤を使用して、化合
物(IV)を酸化すればよい。反応は、クロロホルム、ジク
ロルメタン、メタノール、酢酸エチル等の不活性溶媒
中、−30℃〜50℃、好ましくは−15℃〜5℃の温
度で行われる。
斯くして得られる本発明化合物(I)の代表的化合物につ
いて薬理効果を試験した結果は次のとおりである。
いて薬理効果を試験した結果は次のとおりである。
(1) H++K+ATPアーゼ阻害作用 フォルト(Forte)らの方法〔ジャーナル・オブ・アプ
ライド・フィジオロジイ(J.Applied Physiol.)32,714〜
717(1972)〕に従い、ウサギ胃粘膜の胃酸分泌細胞を分
離し、H++K+ATPアーゼを含ベシクルはフイコールの
不連続密度勾配中で遠心分離することにより調製した。
5mMイミダゾール緩衝液(pH 6.0)、試験物質2×1
0-4Mを含む溶液0.5m中で酵素を室温で25分間イ
ンキュベートしたのち、37℃に移しさらに5分間放置
した。4mM塩化マグネシウム、80mMイミダゾール
緩衝液(pH7.4)、2mM塩化カリウム及び4mMAT
Pを含む溶液0.5mを加えて、37℃で15分間反応
させたのち、24%トリクロル酢酸1mを加えて反応
を止め、遊離した無機リンをトスキー(Taussky)およ
びショール(Shorr)の方法〔ジャーナル・オブ・バイ
オロジカル・ケミストリー(J.Biol.Chem.)202,675-685
(1953)〕に従って定量した。K+依存性ATPアーゼ活性
は、塩化カリウムを含まない時の活性を差し引いて求め
た。その結果を第1表に示す。
ライド・フィジオロジイ(J.Applied Physiol.)32,714〜
717(1972)〕に従い、ウサギ胃粘膜の胃酸分泌細胞を分
離し、H++K+ATPアーゼを含ベシクルはフイコールの
不連続密度勾配中で遠心分離することにより調製した。
5mMイミダゾール緩衝液(pH 6.0)、試験物質2×1
0-4Mを含む溶液0.5m中で酵素を室温で25分間イ
ンキュベートしたのち、37℃に移しさらに5分間放置
した。4mM塩化マグネシウム、80mMイミダゾール
緩衝液(pH7.4)、2mM塩化カリウム及び4mMAT
Pを含む溶液0.5mを加えて、37℃で15分間反応
させたのち、24%トリクロル酢酸1mを加えて反応
を止め、遊離した無機リンをトスキー(Taussky)およ
びショール(Shorr)の方法〔ジャーナル・オブ・バイ
オロジカル・ケミストリー(J.Biol.Chem.)202,675-685
(1953)〕に従って定量した。K+依存性ATPアーゼ活性
は、塩化カリウムを含まない時の活性を差し引いて求め
た。その結果を第1表に示す。
(2) 胃酸分泌抑制作用 常法〔シェイ・エツチら,ガストロエンテロロジイ(Sh
ay,H.et al.,Gastroenterology),5,43-61(1945)〕に従
い体重200〜250gのドンリュウ(Donryu)系雄性
ラットを24時間絶食後(水の摂取は自由)、エーテル
麻酔下で開腹し、幽門部を結紮し、被検化合物を十二指
腸内に投与した。4時間後に動物を殺し、胃を取り出し
胃液を採取した。酸度(Acid out-put)は、自動滴定装
置を用い、0.1NNaOHでpH7.0まで滴定し得られた値を、
同様に処置したが但し被検化合物を与えていない対照動
物の値と比較した。その結果を第2表に示す。
ay,H.et al.,Gastroenterology),5,43-61(1945)〕に従
い体重200〜250gのドンリュウ(Donryu)系雄性
ラットを24時間絶食後(水の摂取は自由)、エーテル
麻酔下で開腹し、幽門部を結紮し、被検化合物を十二指
腸内に投与した。4時間後に動物を殺し、胃を取り出し
胃液を採取した。酸度(Acid out-put)は、自動滴定装
置を用い、0.1NNaOHでpH7.0まで滴定し得られた値を、
同様に処置したが但し被検化合物を与えていない対照動
物の値と比較した。その結果を第2表に示す。
(3) 急性毒性試験 体重80gから90gのウィスター(Wistar)系雄ラット
に、本発明化合物を0.2%CMC生理食塩水に懸濁した
ものを、腹腔内投与し、7日間観察した。
に、本発明化合物を0.2%CMC生理食塩水に懸濁した
ものを、腹腔内投与し、7日間観察した。
結果を第3表に示す。
(4) 熱安定性試験 本発明に従う下記化合物(A)と(B): (A) (B) 比較用の下記化合物(C): (C) について、大気中60℃に加熱してそれぞれの熱安定性
を評価した。
を評価した。
それぞれの評価結果を第4表に示す。なお、表中の数値
は、被加熱化合物の残存率を表わす。
は、被加熱化合物の残存率を表わす。
以上の結果から、本発明のアミノ基以外の置換基を有ル
キルを有するベンズイミダゾール化合物は、置換基がア
ミノ基のみであるベンズイミダゾール化合物に比べて、
熱安定性が優れていることがわかる。
キルを有するベンズイミダゾール化合物は、置換基がア
ミノ基のみであるベンズイミダゾール化合物に比べて、
熱安定性が優れていることがわかる。
(5) 膀胱障害作用試験 上記の本発明化合物A、Bと、比較用の化合物Cとをそ
れぞれビーグル犬に135mg/kg(体重)の投与量にて
14日間連続的に経口投与し、膀胱障害の発生の可能性
を試験した。その結果、本発明化合物A、Bの連続投与
では何ら膀胱障害の発生は見られなかったが、比較用の
化合物Cの連続投与では膀胱障害の発生(びらんの発
生)が観察された。
れぞれビーグル犬に135mg/kg(体重)の投与量にて
14日間連続的に経口投与し、膀胱障害の発生の可能性
を試験した。その結果、本発明化合物A、Bの連続投与
では何ら膀胱障害の発生は見られなかったが、比較用の
化合物Cの連続投与では膀胱障害の発生(びらんの発
生)が観察された。
本発明化合物(I)は経口、非経口のいずれにおいても投
与できる。経口投与剤の剤型としては、例えば錠剤、カ
プセル剤、散剤、顆粒剤およびシロップ剤等があげら
れ、非経口投与剤の剤型としては、注射剤等があげられ
る。これらの調製には、通常の賦形剤、崩壊剤、結合
剤、滑沢剤、色素、希釈剤などが用いられる。賦形剤と
しては、ブドウ糖、乳糖などが、崩壊剤としてはデンプ
ン、カルボキシメチルセルロースカルシウムなどが、滑
沢剤としてはステアリン酸マグネシウム、タルクなど
が、結合剤としてはヒドロキシプロピルセルロース、ゼ
ラチン、ポリビニルピロリドンなどが用いられる。
与できる。経口投与剤の剤型としては、例えば錠剤、カ
プセル剤、散剤、顆粒剤およびシロップ剤等があげら
れ、非経口投与剤の剤型としては、注射剤等があげられ
る。これらの調製には、通常の賦形剤、崩壊剤、結合
剤、滑沢剤、色素、希釈剤などが用いられる。賦形剤と
しては、ブドウ糖、乳糖などが、崩壊剤としてはデンプ
ン、カルボキシメチルセルロースカルシウムなどが、滑
沢剤としてはステアリン酸マグネシウム、タルクなど
が、結合剤としてはヒドロキシプロピルセルロース、ゼ
ラチン、ポリビニルピロリドンなどが用いられる。
投与量は、通常成人において、注射剤で1日約1mg〜5
0mg、経口投与で1日約10mg〜500mgであるが、年
令、症状等により増減することができる。
0mg、経口投与で1日約10mg〜500mgであるが、年
令、症状等により増減することができる。
次に参考例及び実施例を挙げて本発明を説明する。
参考例1 (i)2−ベンジルチオベンズイミダゾール: 2−メルカプトベンズイミダゾール5g、ベンジルクロ
ライド4.2gをNaOH1.47gの水5m−エタノール50
m溶液中に加え、1時間加熱還流した。反応混合物を
氷水中に注ぎ、析出した結晶を取し、7.7g(96
%)の粗結晶を得た。エタノールより再結晶し、5.9g
の無色針状晶を得た。m.p.184℃。
ライド4.2gをNaOH1.47gの水5m−エタノール50
m溶液中に加え、1時間加熱還流した。反応混合物を
氷水中に注ぎ、析出した結晶を取し、7.7g(96
%)の粗結晶を得た。エタノールより再結晶し、5.9g
の無色針状晶を得た。m.p.184℃。
(ii)2−ベンジルスルフィニルベンズイミダゾール: 2−ベンジルチオベンズイミダゾール4.5gをクロロホ
ルム30mに溶解し、m−クロロ過安息香酸(純度7
0%)4.6gを0℃以下で少しずつ加えた。さらに20
分攪拌後、析出した結晶を別し、液を飽和NaHCO3溶
液、チオ硫酸ナトリウム溶液及び飽和食塩水で洗浄し、
芒硝で乾燥した。溶媒を減圧留去し、4.3gの粗結晶を
得た。エタノールより再結晶し、2.0gの2−ベンジル
スルフィニルベンズイミダゾールを無色結晶として得
た。m.p.169-170℃ 実施例1 (i)2−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)−4−
メチルベンズイミダゾール: 2−メルカプト−4−メチルベンズイミダゾール1.0g
のエタノール10m懸濁液に2−ジメチルアミノベン
ジルクロライド塩酸塩1.26gを加え、2時間室温で攪拌
した。析出した結晶を取し、エタノール、エーテルで
洗浄後、クロロホルムに溶解し、飽和NaHCO3溶液で中和
した。クロロホルム溶液を飽和食塩水で洗浄し、芒硝で
乾燥後溶媒を減圧留去し、残渣にエーテルを加え、析出
した結晶を取し、2−(2−ジメチルアミノベンジル
チオ)−4−メチルベンズイミダゾールを白色結晶性粉
末として1.38gを得た。1 HNMR(CDC3)δ:2.52(s,3H),2.84(s,6H),4.36(s,2H),
6.8-7.6(m,7H) (ii)2−(2−ジメチルアミノベンジルスルフィニル)
−4−メチルベンズイミダゾール: 2−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)−4−メチル
ベンズイミダゾール1.1gをクロロホルム15mに溶解し、氷冷下
m-CPBA0.8g(純度80%)を少量ずつ加えた。同温度
で10分間攪拌後、飽和NaHCO3溶液及び飽和食塩水で洗
浄後、芒硝で乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をアセ
トニトリルより再結晶して0.81gの2−(2−ジメチル
アミノベンジルスルフィニル)−4−メチルベンズイミ
ダゾールを黄色結晶として得た。
ルム30mに溶解し、m−クロロ過安息香酸(純度7
0%)4.6gを0℃以下で少しずつ加えた。さらに20
分攪拌後、析出した結晶を別し、液を飽和NaHCO3溶
液、チオ硫酸ナトリウム溶液及び飽和食塩水で洗浄し、
芒硝で乾燥した。溶媒を減圧留去し、4.3gの粗結晶を
得た。エタノールより再結晶し、2.0gの2−ベンジル
スルフィニルベンズイミダゾールを無色結晶として得
た。m.p.169-170℃ 実施例1 (i)2−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)−4−
メチルベンズイミダゾール: 2−メルカプト−4−メチルベンズイミダゾール1.0g
のエタノール10m懸濁液に2−ジメチルアミノベン
ジルクロライド塩酸塩1.26gを加え、2時間室温で攪拌
した。析出した結晶を取し、エタノール、エーテルで
洗浄後、クロロホルムに溶解し、飽和NaHCO3溶液で中和
した。クロロホルム溶液を飽和食塩水で洗浄し、芒硝で
乾燥後溶媒を減圧留去し、残渣にエーテルを加え、析出
した結晶を取し、2−(2−ジメチルアミノベンジル
チオ)−4−メチルベンズイミダゾールを白色結晶性粉
末として1.38gを得た。1 HNMR(CDC3)δ:2.52(s,3H),2.84(s,6H),4.36(s,2H),
6.8-7.6(m,7H) (ii)2−(2−ジメチルアミノベンジルスルフィニル)
−4−メチルベンズイミダゾール: 2−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)−4−メチル
ベンズイミダゾール1.1gをクロロホルム15mに溶解し、氷冷下
m-CPBA0.8g(純度80%)を少量ずつ加えた。同温度
で10分間攪拌後、飽和NaHCO3溶液及び飽和食塩水で洗
浄後、芒硝で乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をアセ
トニトリルより再結晶して0.81gの2−(2−ジメチル
アミノベンジルスルフィニル)−4−メチルベンズイミ
ダゾールを黄色結晶として得た。
mp 112-114℃(分解)1 HNMR(CDC3)δ:2.2-2.8(br,3H),2.60(s,6H),4.52 an
d 4.84(each d,J=13Hz,2H),6.7-7.6(m,7H) IR:3200,1480,1440,1420,1290,1040,750 実施例2 (i)2−(2−ジメチルアミノ−6−メチルベンジル
チオ)ベンズイミダゾール: 2−ジメチルアミノ−6−メチルベンジルクロライド塩
酸塩4.41gをアセトン40mに溶解し、2−メルカプ
トベンズイミダゾール3.64g、K2CO310g及び水4m
を加えて1時間室温で攪拌した。クロロホルム及び水
を加え、クロロホルム層を分取し、飽和食塩水で洗浄
し、芒硝で乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をエタノ
ール、ヘキサンより結晶化させ、結晶を取し、2−
(2−ジメチルアミノ−6−メチルベンジルチオ)ベン
ズイミダゾールを淡褐色粉末として4.68gを得た。1 HNMR(CDC3)δ:2.42(s,3H),2.84(s,6H),4.42(s,2H),
6.8-7.6(m,7H) (ii)2−(2−ジメチルアミノ−6−メチルベンジルス
ルフィニル)ベンズイミダゾール: 2−(2−ジメチルアミノ−6−メチルベンジルチオ)
ベンズイミダゾール2.97gをクロロホルム30m及び
メタノール3mの混合溶媒に溶解し、氷冷下m−CPBA
2.18g(純度80%)を少量ずつ加えた。同温度で10
分間攪拌後、飽和NaHCO3溶液及び飽和食塩水で洗浄後、
芒硝で乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をクロロホル
ム−エタノールより再結晶して0.75gの2−(2−ジメ
チルアミノ−6−メチルベンジルスルフィニル)ベンズ
イミダゾールを白色結晶粉末として得た。
d 4.84(each d,J=13Hz,2H),6.7-7.6(m,7H) IR:3200,1480,1440,1420,1290,1040,750 実施例2 (i)2−(2−ジメチルアミノ−6−メチルベンジル
チオ)ベンズイミダゾール: 2−ジメチルアミノ−6−メチルベンジルクロライド塩
酸塩4.41gをアセトン40mに溶解し、2−メルカプ
トベンズイミダゾール3.64g、K2CO310g及び水4m
を加えて1時間室温で攪拌した。クロロホルム及び水
を加え、クロロホルム層を分取し、飽和食塩水で洗浄
し、芒硝で乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をエタノ
ール、ヘキサンより結晶化させ、結晶を取し、2−
(2−ジメチルアミノ−6−メチルベンジルチオ)ベン
ズイミダゾールを淡褐色粉末として4.68gを得た。1 HNMR(CDC3)δ:2.42(s,3H),2.84(s,6H),4.42(s,2H),
6.8-7.6(m,7H) (ii)2−(2−ジメチルアミノ−6−メチルベンジルス
ルフィニル)ベンズイミダゾール: 2−(2−ジメチルアミノ−6−メチルベンジルチオ)
ベンズイミダゾール2.97gをクロロホルム30m及び
メタノール3mの混合溶媒に溶解し、氷冷下m−CPBA
2.18g(純度80%)を少量ずつ加えた。同温度で10
分間攪拌後、飽和NaHCO3溶液及び飽和食塩水で洗浄後、
芒硝で乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をクロロホル
ム−エタノールより再結晶して0.75gの2−(2−ジメ
チルアミノ−6−メチルベンジルスルフィニル)ベンズ
イミダゾールを白色結晶粉末として得た。
mp 141-142℃(分解)1 HNMR(CDC3)δ:2.31(s,3H),2.61(s,6H),4.68 and 4.
92(each d,J=13Hz,2H),6.8-7.8(m,7H) IR ν▲KBr max▼cm-1:3230,1435,1400,1270,1040,7
40 実施例3〜14 実施例1又は2と同様にして次の化合物を製造した。
92(each d,J=13Hz,2H),6.8-7.8(m,7H) IR ν▲KBr max▼cm-1:3230,1435,1400,1270,1040,7
40 実施例3〜14 実施例1又は2と同様にして次の化合物を製造した。
フロントページの続き (72)発明者 林 正敏 東京都新宿区市谷台町6
Claims (3)
- 【請求項1】次の一般式(I)、 (式中、R1及びR2は水素原子又は低級アルキル基を示
し、R3及びR4は少なくとも一方がハロゲン原子、トリ
フルオロメチル基、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級アルコキシカルボニル基又はアミノ基を示し、
残余は水素原子を示す。但し、R3が低級アルコキシ基
で、R4が水素原子の場合を除く)で表わされるベンズ
イミダゾール誘導体。 - 【請求項2】一般式(II)、 で表わされる2−メルカプトベンズイミダゾール類に一
般式(III)、 (式中、Xは反応性基を示す) で表わされる2−アミノベンジル化合物を反応せしめて
一般式(IV)、 で表わされる化合物となし、次いでこれを酸化すること
を特徴とする一般式(I) (式中、R1及びR2は水素原子又は低級アルキル基を示
し、R3及びR4は少なくとも一方がハロゲン原子、トリ
フルオロメチル基、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級アルコキシカルボニル基又はアミノ基を示し、
残余は水素原子を示す。但し、R3が低級アルコキシ基
で、R4が水素原子の場合を除く) で表わされるベンズイミダゾール誘導体の製造法。 - 【請求項3】次の一般式(I)、 (式中、R1及びR2は水素原子又は低級アルキル基を示
し、R3及びR4は少なくとも一方がハロゲン原子、トリ
フルオロメチル基、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級アルコキシカルボニル基又はアミノ基を示し、
残余は水素原子を示す。但し、R3が低級アルコキシ基
で、R4が水素原子の場合を除く) で表わされるベンズイミダゾール誘導体を有効成分とし
て含有する抗潰瘍剤。
Priority Applications (17)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60061194A JPH068283B2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | ベンズイミダゾ−ル誘導体およびその製造法ならびにこれを含有する抗潰瘍剤 |
| AU46409/85A AU4640985A (en) | 1984-08-31 | 1985-08-19 | Benzimidazole derivatives |
| BE0/215506A BE903128A (fr) | 1984-08-31 | 1985-08-27 | Derives de benzimidazole procede pour leur preparation et agents anti-ulceres en contenant |
| ES546445A ES8703142A1 (es) | 1984-08-31 | 1985-08-27 | Proceso para preparar un derivado del bencimidazol. |
| GB08521493A GB2163747B (en) | 1984-08-31 | 1985-08-29 | Benzimidazole derivatives, and antiulcer agents containing the same |
| CH3709/85A CH665417A5 (fr) | 1984-08-31 | 1985-08-29 | Derives du benzimidazole, procede pour leur preparation et agents anti-ulceres contenant ces derives. |
| KR1019850006307A KR920004936B1 (ko) | 1984-08-31 | 1985-08-30 | 벤즈이미다졸 유도체의 제조방법. |
| SE8504048A SE500669C2 (sv) | 1984-08-31 | 1985-08-30 | Bensimidazolderivat |
| FR858512961A FR2569691B1 (fr) | 1984-08-31 | 1985-08-30 | Derives de benzimidazole, procede pour les preparer et agents anti-ulcereux les contenant |
| NL8502384A NL8502384A (nl) | 1984-08-31 | 1985-08-30 | Benzimidazoolderivaten, farmaceutische preparaten met een werking tegen zweren die ze bevatten en werkwijzen voor het bereiden van deze derivaten. |
| DE3531487A DE3531487C2 (de) | 1984-08-31 | 1985-08-30 | Benzimidazolderivate |
| AR85301474A AR242195A1 (es) | 1984-08-31 | 1985-08-30 | Un procedimiento para la preparacion de derivados de benzimidazol y sus sales. |
| MX206462A MX159807A (es) | 1984-08-31 | 1985-08-30 | Procedimiento para preparar derivados de bencimidazol |
| IT67743/85A IT1189601B (it) | 1984-08-31 | 1985-08-30 | Derivati di benzimidazolo procedimento per la loro preparazione e agenti antiulcera che li contengono |
| BR8504252A BR8504252A (pt) | 1984-08-31 | 1985-08-30 | Derivado de benzimidazol,processo para a preparacao de um derivado de benzimidazol e um agente anti ulceroso |
| AU41271/89A AU4127189A (en) | 1984-08-31 | 1989-09-11 | Benzimidazole derivatives, process for preparing the same and antiulcer agents containing the same |
| AU29750/92A AU647978B2 (en) | 1984-08-31 | 1992-11-27 | Benzimidazole derivatives |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60061194A JPH068283B2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | ベンズイミダゾ−ル誘導体およびその製造法ならびにこれを含有する抗潰瘍剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61221175A JPS61221175A (ja) | 1986-10-01 |
| JPH068283B2 true JPH068283B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=13164114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60061194A Expired - Lifetime JPH068283B2 (ja) | 1984-08-31 | 1985-03-26 | ベンズイミダゾ−ル誘導体およびその製造法ならびにこれを含有する抗潰瘍剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068283B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8417271D0 (en) * | 1984-07-06 | 1984-08-08 | Fisons Plc | Biologically active nitrogen heterocycles |
| JPS63230633A (ja) * | 1987-03-19 | 1988-09-27 | Nippon Chemiphar Co Ltd | 胃腸の細胞保護剤 |
| JPH01121273A (ja) * | 1987-11-05 | 1989-05-12 | Nippon Chemiphar Co Ltd | ベンズイミダゾール誘導体の多形体 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8417271D0 (en) * | 1984-07-06 | 1984-08-08 | Fisons Plc | Biologically active nitrogen heterocycles |
-
1985
- 1985-03-26 JP JP60061194A patent/JPH068283B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61221175A (ja) | 1986-10-01 |
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