JPH0689611B2 - 立体駐車装置におけるパレット移送装置 - Google Patents

立体駐車装置におけるパレット移送装置

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JPH0689611B2
JPH0689611B2 JP924790A JP924790A JPH0689611B2 JP H0689611 B2 JPH0689611 B2 JP H0689611B2 JP 924790 A JP924790 A JP 924790A JP 924790 A JP924790 A JP 924790A JP H0689611 B2 JPH0689611 B2 JP H0689611B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、限られた敷地内で多数台の自動車を多段に収
容することのできる立体駐車装置におけるパレット移送
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、自動車の増加に伴い、市街地等の特に交通量が多
い地域では駐車場を確保する必要があり、そのため限ら
れた設置スペースで多数台の自動車を収容し得る立体駐
車装置が普及している。本出願人は、特願昭62-66654号
で立体駐車装置を提案しており、これを第10図乃至第17
図に示す。
第10図乃至第17図において、(1)(1′)は対向配置
された多段の収容ラックで、自動車(A)が載置される
パレット(2)を各段に収容し得る。上記収容ラック
(1)(1′)のパレット(2)の収容部位には、正面
及び背面側に、幅方向〔第10図の左右方向〕に沿うレー
ル(3)(3)…が配設されている。そして、前記各レ
ール(3)(3)…の内側の所定位置には、ストッパ部
材(4)(4)…が配置固定されている。
上記パレット(2)のレール(3)(3)に沿う位置、
即ち短手方向の両端両側には、パレット(2)を幅方向
に移動させるためのキャスタ(2a)(2a)…が配設され
ている。更に、パレット(2)の下面における幅方向両
側の各2個所には、フック部材(2b)(2b)が配設され
ている。
(5)は上記収容ラック(1)(1′)のうち、一方の
収容ラック(1)に配設された昇降装置で、駆動機構
(6)を介して上昇降下する昇降台(7)を有してい
る。前記昇降台(7)は、大小2種のガイドローラ
(8)(9)(8)(9)を介して常に水平状態を維持
した状態で、収容ラック(1)の側面を上昇降下可能と
なっている。
(10)は上記昇降台(7)に配設され、上記パレット
(2)は収容ラック(1)と昇降台(7)との間で移し
換える移送装置である。この移送装置(10)は、多段式
の伸縮式アーム(11)と、パレット(2)との係合装置
とで構成され、前記伸縮式アーム(11)は昇降台(7)
の前側並びに後側の計2個所に、昇降台(7)の幅方向
に取付けられている。上記伸縮式アーム(11)は第1〜
第3アーム(12)(13)(14)で構成され、第1アーム
(12)が昇降台(7)に固定されている。この第1アー
ム(12)には長手方向にチェーン(15)(15)が張設さ
れ、上面両端部にチェーンラック(16)(16)が固設さ
れている。第2アーム(13)は、上記第1アーム(12)
上に長手方向を一致させて移動可能に覆設されている。
この第2アーム(13)の長手方向にはチェーン(17)が
張設され、下面両端部には4個のチェーンラック(18)
(18)…が固設されており、このチェーンラック(18)
(18)…は、第1アーム(12)に配設したチェーン(1
5)(15)の上方側と噛合する。従って、第2アーム(1
3)は、第15図(a)に示すよゆに、第1アーム(12)
内を循環するチェーン(15)と、チェーンラック(18)
(18)との噛合により所定方向に移動する。第3アーム
(14)は、上記第2アーム(13)上に長手方向を一致さ
せて移動可能に覆設されている。この第3アーム(14)
の長手方向の下面両端部には前述同様のチェーンラック
(19)(19)が固設されており、このチェーンラック
(19)(19)は第2アーム(13)に配設したチェーン
(17)の上方側と噛合する。従って、第3アーム(14)
は、第15図(b)に示すように、第2アーム(13)の移
動に伴って第1アーム(12)のチェーンラック(16)と
の噛合により循環する第2アーム(13)側のチェーン
(17)と、第3アーム(14)のチェーンラック(19)と
の噛合により、第1アーム(12)に対する第2アーム
(13)の移動速度と同一速度で、第2アーム(13)に対
して移動する。また、第15図(a)に示す符号(20)は
上記伸縮式アーム(11)の伸長時における第3のアーム
(14)が垂れ下がるのを防止するための支持レールで、
この支持レール(20)は、上記収容ラック(1)の各段
のパレット収容部位に伸縮式アーム(11)に対応させて
配設してあり、この支持レール(20)で第3のアーム
(14)の先端に回転自在に装着された車輪(21)を転動
可能に支持するようにしてある。
更に上記第3アーム(14)の外側一側面における長手方
向のやや中央寄りの2個所には、上記パレット(2)と
係合装置(22)(22)が配設されている。
上記係合装置(22)は、第16図及び第17図に示すよう
に、第3アーム(14)の外側壁に固着されるベース板
(23)と、ベース板(23)に互いに平行に垂設された一
対のフレーム板(24)(24)と、フレーム板(24)(2
4)に保持された係止板(25)と、係止板(25)に配設
された直線運動−回転運動の変換機構(26)とで構成さ
れている。
上記係止板(25)は、第16図および第17図に示すように
直径方向に突出する係止爪(25a)および軸線方向に突
出するボス部(25b)(25c)を有し、かつ、該ボス部
(25b)(25c)に第1および第2の切欠き部(25d)(2
5e)を形成したもので、フレーム板(24)(24)に軸受
を介して回転自在に保持してある。
また、上記変換機構(26)は、係止板(25)に同軸的
に、かつ、軸方向に摺動自在に嵌装された主軸(27)を
利用したもので、主軸(27)の先端には、収容ラック
(1)(1′)のストッパ部材(4)に当接する受圧部
材(28)を固着すると共に、該主軸(27)の両端部分に
は、係止板(25)の第1および第2の切欠き部(25d)
(25e)に嵌脱可能に嵌入係止する第1および第2の位
置決め用ピン(29)(30)を設けてある。そして、上記
伸縮式アーム(11)の第3アーム(14)が所定位置まで
移動した時点で上記ストッパ部材(4)に、主軸(27)
の先端の受圧部材(28)が当接し、第3アーム(14)の
最大位置までの移動に伴って所定ストローク押圧され
る。この押圧に伴って主軸(27)は、回転することなく
軸線方向に移動し、かつ、第1の位置決め用ピン(29)
が係止板(25)の第1の切欠き部(25d)に嵌入して、
該係止板(25)を所定角度回転させる。このように係止
板(25)は、主軸(27)の所定ストロークの退入動作毎
に所定角度回転し、上記パレット(2)のフック状部材
(2b)との係合離脱を繰返す。
さて、以下に、上記立体駐車装置における自動車の収容
並びに取出し要領を説明する。
自動車(A)を収容するに当っては、先ず上記昇降台
(7)上のパレット(2)上に自動車(A)を移動さ
せ、停車させる。
次に昇降装置(5)を作動さて、自動車(A)を停車さ
せた上記のパレット(2)が元来収容されていた段
(I)の高さとなるまで上記昇降台(7)を上昇させ
る。この状態では、上記の段(I)のレール(3)
(3)と昇降台(7)のレール(7a)(7a)とが同一水
平面上に直線状に位置している。
次に移送装置(10)(10)を作動させる。すると前述の
ように、第2アーム(13)は、循環するチェーン(15)
(15)と第2アーム(13)のチェーンラック(18)(1
8)との噛合により所定方向、即ち、図中右側の収容ラ
ック(1)に向けて第1アーム(12)から突出する。同
時にこの第2アーム(13)の移動に伴って、第2アーム
(13)に配設したチェーン(17)は、第1アーム(12)
のチェーンラック(16)との噛合により循環し、このチ
ェーン(17)の循環動作は、このチェーン(17)と噛合
する第3アーム(14)のチェーンラック(19)により第
3アーム(14)に伝達され、上記第3アーム(14)は、
第2アーム(13)と同一方向に同一速度で、第2アーム
(13)に対して突出する。
そして、第3アーム(14)の長手方向右側に配設した係
合装置(22)により、上記第3アーム(14)と同一速度
で、昇降台(7)のレール(7a)(7a)上から段(II
I)のレール(3)(3)に向けて移動し、上記第3ア
ーム(14)が所定位置まで突出すると、上記係合装置
(22)の受圧部材(28)が収容ラック(1)側のストッ
パ部材(4)と当接して相対的に押圧されるため主軸
(27)が混入する。すると、第1の位置決め用ピン(2
9)が係止板(25)の第1の切欠部(25d)に嵌入して、
該係止板(25)は所定角度回転し、パレット(2)のフ
ック部材(2b)と係止板(25)との係合状態が解除さ
れ、上記パレット(2)は、自動車(A)を搭載した状
態で収容ラック(1)の最上段(I)のレール(3)
(3)上に載置された状態となる。この状態では上記パ
レット(2)は上記レール(3)(3)上に確実に載置
された状態で、レール(3)(3)上で移動しないよう
にロックされている。
次に上記移送装置(10)を逆方向に作動させ、前述と逆
の要領で第2、第3のアーム(13)(14)を第1アーム
(12)上に復帰させる。そして収容ラック(1)
(1′)の他の段(II)(III)、(I′)(II′)(I
II′)のレール(3)(3)上の空のパレット(2)の
うち1つを昇降台(7)上に収納すべく、上記昇降装置
(5)並びに移送装置(10)を作動させる。例えば、図
中左側の収容ラック(1)の最上段(I′)のパレット
(2)を収容する場合、上記昇降台(7)を前述の最上
位置で停止させた状態で、移送装置(10)を逆方向に作
動させ、前述要領で第2アーム(13)、第3アーム(1
4)を図中左方向に向けて突出させる。そして第3アー
ム(14)が所定位置まで移動すると、第3アーム(14)
の長手方向左側に配設した係合装置(22)の受圧部材
(28)が収容ラック(1)側のストッパ部材(4)と当
接して相対的に押圧されることにより、係止板(25)が
所定角度回転してパレット(2)のフック部材(2b)と
係合する。
この状態で、移送装置(10)を逆方向に作動させ、第
2、第3アーム(13)(14)を第1アーム(12)上に復
帰させると、この第3アーム(14)の退入動作によっ
て、係合状態にあるパレット(2)は、収容ラック
(1)の最上段(I′)のレール(3)(3)から昇降
台(7)のレール(7a)(7a)上に移動させられる。そ
してこの状態で、昇降装置(5)を作動させ、上記の昇
降台(7)を最下位置まで降下させた後、上記昇降装置
(5)を停止させる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の立体駐車装置における移送装置は、第15図に示す
ように、伸縮式アーム(11)の第2および第3のアーム
(13)(14)を収容ラック(1)(1′)の各段の収容
部位に向けて大きく伸長させ、かつ、その伸長端位置で
パレット(2)に係合装置(22)を係合させる構造であ
るので、構造が複雑となる。しかも、伸縮式アーム(1
1)の伸長時、アームの伸長寸法が大きく、かつ、アー
ムが片持状となるので、アームの先端部側が垂れ下が
り、このため伸縮式アームの伸長時におけるアーム先端
の垂れ下がりを防止するため、アームの垂れ下がり防止
用の支持レール(20)、収容ラック(1)(1′)の各
段の収容部位に伸縮式アーム(11)に対応させて配設す
ると共に、アーム先端に車輪(21)を装着することが必
要となり、支持レール(20)の取付作業が煩雑であると
共に、製作コストが高くつくという問題があった。
更に係合装置(22)とパレット(2)の位置調整作業が
煩雑である。
本発明は、上記問題点に鑑み提案されたもので、構造が
簡単で、製作コストの低減化を図り得る立体駐車装置に
おけるパレット移送装置を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、車庫を多段に形成
した構築物にそってリフタを垂直移動可能に配設し、上
記リフタに、自動車が載置されるパレットをリフタと構
築物の車庫との間で移し換える移送装置を具備させた立
体駐車装置において、上記移送装置は、リフタ上に上記
車庫に対して直線往復移動可能に配設された移動台と、
移動台上の両側対称位置に枢軸を介して回動可能に、か
つ、略平行に車庫に向けて枢支し、常時相互に内側方向
へ付勢力を作用させた対をなす支持アームと、各支持ア
ームの先端に枢軸を介して回動可能に、かつ、支持アー
ムに作用する内側方向への付勢力を利用して、上記パレ
ット下面に固設された帯板状のガイド板を両側より挾持
可能に水平姿勢で枢支した対をなす摩擦車と、上記移動
台上に装備され、かつ、摩擦車を正逆回転させる第1の
駆動機構と、前記リフタ上の定位置に配設され、かつ、
移動台を車庫に対して直線往復移動させる第2の駆動機
構とを具備し、上記パレット下面のガイド板を挾持した
摩擦車を第1および第2の駆動機構により回動させなが
ら前後移動させるようにしたものである。
〔作用〕
リフタが構築物にそって昇降動作して所望の車庫に停止
すると、第2の駆動手段が作動して移動台が外側方へ向
かって移動し、対をなす摩擦車が前進端位置に突出保持
され、所望の車庫に収容されたパレットの下面のガイド
レールの内端部が、上記の対をなす摩擦車で挾持され
る。上記ガイドレールの内端部が対をなす摩擦車で教示
されると、摩擦車は第1および第2の駆動機構の駆動に
より回転しながら後退する。そして、上記摩擦車の回転
によって発生する摩擦力によりパレットのガイド板が内
側方へ送られ、パレットがリフタ上に移動保持される。
〔実施例〕
以下本考案の実施例第1図乃至第9図を参照しながら説
明すると次の通りである。
第1図乃至第9図において、(31)は複数台の自動車
(A)が収容される構築物で、この構築物(31)は、車
庫(32)を多段に形成して車庫列(33a)(33b)(33
c)と(33a)(33b)(33c)とを対向させて、かつ、夫
々縦列に配設してある。上記構築物(31)の各車庫(3
2)の長手方向両端には、短手方向に延びる固定レール
(34)(34)を配設してある。(35)は上記構築物(3
1)の自動車出入口(36)の前方に回転自在に設置され
たターンテーブルで、自動車の出入れを行う場合、この
ターンテーブル(35)により自動車(A)を方向転換さ
せる。(37)は上面に自動車(A)が載置されるパレッ
トで、このパレット(37)は、第4図および第6図に示
すように、長手方向両端に複数の脚輪(38)が装着さ
れ、かつ、第8図に示すように下面の一側に帯板状のガ
イド板(39)をブラケット(40)を介して後述のリフタ
に具備されるパレット移送装置に対応させて短手方向に
固設してある。上記パレット(37)は、各車庫(32)の
固定レール(34)(34)上に脚輪(38)を転動可能に載
置することにより各車庫(32)に取出自在に収容され
る。第4図に示す符号(41)は上記構築物(31)の対向
する車庫列(33a)〜(33c)との間に水平姿勢で昇降可
能に配設されたリフタで、このリフタ(41)は、適宜の
駆動機構により昇降動作される。(42)は上記リフタ
(41)を構成する矩形状の昇降体で、この昇降体(42)
は、チェーン、ワイヤロープ等の吊下部材(図示小略)
によって吊下保持され、上面の両側縁に第1のガイドレ
ール(43)(43)を夫々設置してある。(44)は前後端
の両側コーナ部に脚輪(45)が装着された台車で、この
台車(44)は、昇降体(42)の第1のガイドレール(4
3)(43)に脚輪(45)を転動可能に載置することによ
り、昇降体(42)上に車庫列(33a)〜(33c)と(33
a)〜(33c)との間で水平移動可能に、かつ、所望の車
庫(32)と対向可能に設置してある。また、上記台車
(44)の前後端縁には、パレット(37)の脚輪(38)が
転動可能に載置される第2のガイドレール(46)(46)
が台車(44)の移動方向と直交させて設けてある。(4
7)は台車(44)を移動させるための移送手段で、この
移送手段(47)は、例えば、第4図に示すように、昇降
体(42)の両側に複数のチェーンホイール(48a)およ
び駆動チェーンホイール(48b)を支持ブラケット(4
9)を介して回転自在に支承し、このチェーンホイール
(48a)〜(48b)に纏い掛けたチェーン(50)の両端を
台車(44)の前後端面に取付固定したものである。
(51a)(51b)は上記リフタ(41)に具備させたパレッ
ト移送装置で、この移送装置(51a)(51b)は、台車
(44)の長手方向両端に設置された取付板(52)(52)
に配置してある。説明の便宜上、一方の移送装置(51
a)について第1図および第7図乃至第9図を参照しな
がら説明する。同図において、(53)(53′)は上記取
付板(52)上の外側縁に短手方向に平行させて設置した
ガイドレール、(54)はガイドレール(53)(53′)に
水平移動可能に装着された移動台で、この移動台(54)
は、両側縁部の下面に、上記ガイドレール(53)(53)
に摺動可能に嵌合する凹溝を形成したガイド部材(54
a)を固設してあると共に、中間部分の前縁には断面矩
形状のボックス部(54b)を設け、かつ、中間部分の後
縁には平板部(54c)を設けてある。(55)(55′)は
上記移動台(54)のボックス部(54b)の両側対称部位
に貫通して起立固定した対をなす第1の枢軸で、この第
1の枢軸(55)(55′)の上部を上記ボックス部(54
b)より上方へ突出させてある。(56)(56′)は第1
の枢軸(55)(55′)の上方突出部に複数の軸受を介し
て回動自在に枢支した対をなす支持アームで、この支持
アーム(56)(56′)は、台車(44)の短手方向の外側
に向けて略平行に、かつ、水平姿勢に保持してある。上
記支持アーム(56)(56′)は、内部に空間を形成した
偏平な直方体形状であって、対向する内側面および後端
面は開放してある。(57)(57′)は支持アーム(56)
(56′)の先端の対称位置に貫通固定した第2の枢軸
(58)(58′)に複数の軸支を介して支持アーム(56)
(56′)内に回転自在に支承した対をなす摩擦車で、こ
の摩擦車(57)(57′)は、対向する内側部分を支持ア
ーム(56)(56′)の内側開放面より突出させて当接可
能に設けてある。(59)は上記支持アーム(56)(5
6′)の先端下部コーナ部に水平に貫通させて配設した
取付棒で、この取付棒(59)の基端は、支持アーム(5
6)の外側面前端縁に固設された取付ブラケット(60)
に支持部材を介して摺動自在に取付けてあり、先端は、
支持アーム(56′)の外側前端縁より側方へ摺動可能に
突出させてある。(61)は取付棒(59)の先端に嵌装さ
れた環状板で、この環状板(61)は、取付棒(59)の先
端に形成された螺子部(59a)に螺合させたナット(6
2)で固定してある。(63)は上記取付棒(59)の先端
部分に巻装された圧縮スプリングで、この圧縮スプリン
グ(63)は、上記環状板(61)と支持アーム(56′)の
外側前端縁との間に圧縮間在させてあり、そのバネ力に
より、支持アーム(56)(56′)を第1の枢軸(55)
(55′)を中心に内側方向へ常時付勢し、平行リンク機
構を形成してある。
(64)は上記摩擦車(57)(57′)を回転させるための
第1の駆動機構である。上記第1の駆動機構(64)にお
いて、(65)は移動台(54)の平板部(54c)の一側に
設置された駆動モータで、この駆動モータ(65)の上方
に向いて突出した駆動軸(66)に駆動ギヤ(67)を取付
固定してある。(68)(68′)は上記第1の枢軸(55)
(55′)に複数の軸受により回転自在に支承して支持ア
ーム(56)(56′)内の基端部に配設した伝達ギヤで、
この伝達ギヤ(68)(68′)は、その周縁を支持アーム
(56)(56′)の内側開放面および後端開放面より外部
に突出させた状態で相互に噛合させてあると共に、一方
の伝達ギヤ(68)を上記駆動ギヤ(67)に噛合させてあ
る。(69)(69′)および(70)(70′)は伝達ギヤ
(68)(68′)および摩擦車(57)(57′)に夫々一体
に付設されたチェーンホイール、(71)(71′)は各支
持アーム(56)(56′)内に配設してチェーンホイール
(69)と(70)および(69′)と(70′)に夫々纏い掛
けた無端状チェーン、(72)(72′)は上記支持アーム
(56)(56′)の頂壁部の対称位置に幅方向に位置調整
可能に、かつ、回転可能に装着されたテンションホイー
ルで、このテンションホイール(72)(72′)は上記無
端状チェーン(71)(71′)に夫々噛合させてあり、幅
方向に適宜位置調整をすることにより無端状チェーン
(71)(71′)の張力を調整する。
(73)は上記摩擦車(57)(57′)を台車(44)の短手
方向に前後移動させるための第2の駆動機構である。上
記第2の駆動機構(73)において、(74)は台車(44)
の取付板(52)の所定部位に設置されたモータシリンダ
等の駆動源、(75)はこの駆動源(74)に連結させて設
置された所定形状のケース、(76)は上記ケース(75)
の筒状部(75a)の先端面(75b)より退入可能に突出さ
せた押圧ロッドで、この押圧ロッド(76)の先端は、移
動台(54)のボックス部(54b)の後壁面に固設された
ブラケット(77)に枢軸(78)を介して連結してある。
上記ケース(75)内には、駆動源(74)の駆動力を直線
運動に変換するボール螺子機構を内蔵してあり、このボ
ール螺子機構により上記押圧ロッド(76)を直線的に突
出退入動作させて、移動台(54)をガイドレール(53)
(53′)にそって前後移動させる。
(79)は第2の駆動機構(73)により前後移動された摩
擦車(57)(57′)の前進端位置および後退端位置を位
置検出するための第1の位置検出機構である。上記第1
の位置検出機構(79)において、(80a)(80b)は上記
ケース(75)の筒状部(75a)の両端上面部に側方に向
けて水平に突設した取付ブラケット、(81)はこの取付
ブラケット(80a)(80b)の基端部間に押圧ロッド(7
6)の移動方向と同一方向に橋設されたガイド棒、(8
2)は上記取付ブラケット(80a)(80b)の先端部間に
ガイド棒(81)と平行させて橋設された取付棒、(83
a)(83b)は取付棒(82)の両端に所定の間隔をおいて
装着された第1および第2のリミットスイッチ、(84)
は上記押圧ロッド(76)の先端に取付固定した取付ブラ
ケット、(85)は上記ガイド棒(81)に摺動自在に、か
つ、リミットスイッチ(83a)(83b)と衝合可能に嵌挿
した押圧体、(86)は上記押圧ロッド(76)と平行させ
て配設された伝達ロッドで、この伝達ロッド(86)の両
端は、押圧ロッド(76)の先端の取付ブラケット(84)
およびガイド棒(81)の押圧体(85)に夫々連結固定し
てある。そして、押圧ロッド(76)の突出退入動作を上
記伝達ロッド(86)を介して押圧体(85)に伝達して、
押圧体(85)をガイド棒(81)にそって前後移動させ、
この押圧体(85)と上記リミットスイッチ(83a)(83
b)との衝合により、摩擦輪(57)(57′)の前進端位
置および後退端位置を位置検出するようにしてある。
(87)は摩擦輪(57)(57′)の略中間位置を検出する
ための第2の位置検出機構である。この第2の位置検出
機構(87)は、リフタ(41)の下降端において台車(4
4)上の空パレット(37)に自動車(A)を載置する場
合に作動するもので、例えば、上記移動台(54)の外側
端面に衝合突起(88)を突設すると共に、台車(44)の
取付板(52)上の所定部位に第3のリミットスイッチ
(83c)を配設し、後退端位置に位置する移動台(54)
の前方への移動時に、上記衝合突起(88)が第3のリミ
ットスイッチ(83c)に衝合して、摩擦輪(57)(5
7′)が、後退端位置と前進端位置との間の略中間位置
に停止保持させるようにしてある。
次に本発明装置の動作要領について説明すると次の通り
である。
台車(44)上にパレット(37)が載置されていないリフ
タ(41)を所望の車庫(32)の高さとなるまで上昇させ
る。そして、上記リフタ(41)の上昇中に、駆動チェー
ンホイール(48b)が回転駆動されてチェーン(50)が
所定方向へ移動し、この移動により昇降体(42)上の台
車(44)が第1のガイドレール(43)(43)にそって所
定方向へ移動し、上記台車(44)は自動車(A)の出入
れを行う所望の車庫(32)に対向保持され、この車庫
(32)の固定レール(34)(34)と台車(44)の第2の
ガイドレール(46)(46)とが同一水平面の直線上に位
置する。
しかる後、上記リフタ(41)に具備させたパレット移送
装置(51a)の第2の駆動機構(73)の駆動源(74)が
作動し、この駆動源(74)の駆動力により退入していた
押圧ロッド(76)が突出する。上記押圧ロッド(76)の
突出により、移動台(54)がガイドレール(53)(53)
にそって前方へ移動すると同時に、押圧体(85)がガイ
ド棒(81)にそって摺動して第1のリミットスイッチ
(83a)に衝合する。すると第2の駆動機構(73)が作
動を停止し、対をなす摩擦車(57)(57′)が前進端位
置に突出保持され、所望の車庫(32)に収容されたパレ
ット(37)の下面のガイド板(39)の内端部が、圧縮ス
プリング(63)のバネ力で常時内側方へ付勢された上記
摩擦車(57)(57′)で挾持される。上記支持アーム
(56)(56′)は、平行リンク機構の作用によって枢軸
(55)(55′)を中心に揺動するので、パレット(37)
の下面のガイド板(39)の取付位置に誤差等があって
も、ガイド板(39)の内端部が摩擦車(57)(57′)の
いずれか一方に当たると、支持アーム(56)(56′)が
揺動し、上記ガイド板(39)の内端部は摩擦車(57)
(57′)で確実に挾持される。こうしてガイド板(39)
の内端部が摩擦車(57)(57′)で挾持されると、これ
と略同時に第1の駆動機構(64)の駆動ギヤ(67)が回
転し、かつ、第2の駆動機構(73)の押圧ロッド(76)
が退入する。上記駆動ギヤ(67)は、噛合する伝達ギヤ
(68)(68′)の一方の伝達ギヤ(68)に噛合している
ので、駆動ギヤ(67)の回転は、伝達ギヤ(68)(6
8′)および無端状チェーン(71)(71′)およびチェ
ーンホイール(69)〜(70′)を介して対をなす摩擦車
(57)(57)に伝達される。他方、上記押圧ロッド(7
6)の退入により移動台(54)が後退する。したがっ
て、上記摩擦車(57)(57′)は、夫々回転しながら後
退し、この摩擦車(57)(57′)の後退により、摩擦車
(57)(57′)間に挾持されたパレット下面のガイド板
(39)が摩擦車(57)(57′)の回転によって発生する
摩擦力により内側方へ送られ、その結果、パレット(3
7)の脚輪(38)が車庫(32)の固定レール(34)(3
4)から台車(44)の第2のガイドレール(46)(46)
に乗り移って、パレット(37)はリフタ(41)上に移送
される。そして、上記押圧ロッド(76)の退入により、
押圧体(85)がガイド棒(81)によって後方へ摺動して
第2のリミットスイッチ(83b)に衝合すると、第1お
よび第2の駆動機構(64)(73)が作動を停止し、パレ
ット(37)はリフタ(41)の台車(44)上の定位置に位
置決め保持され、対をなす摩擦車(57)(57′)は、パ
レット下面のガイド板(39)の外端部を挾持する。こう
してリフタ(41)上に空のパレット(37)が移送載置さ
れると、リフタ(41)は下降して下降端に保持される。
上記リフタ(41)が下降端に保持されると、第2の駆動
手段(73)の退入していた押圧ロッド(76)が突出し、
この押圧ロッド(76)の突出により、移動台(54)がガ
イドレール(53)(53′)にそって前方へ移動すると同
時に、押圧体(85)がガイド棒(81)にそって摺動して
第3のリミットスイッチ(83c)に衝合する、すると第
2の駆動機構(73)が作動を停止し、対をなす摩擦車
(57)(57′)が、第9図に示すように、上記パレット
(37)のガイド板(39)の外端部から外れて、前進端位
置と後退端位置との略中間位置、すなわち、台車(44)
上のパレット(37)と最下段の車庫(32)に収容されて
いるパレット(37)のガイド板(39)との間の中間位置
に保持される。この状態でターンテーブル(35)上の自
動車(A)を構築物(31)内に侵入させ、台車(44)上
のパレット(37)上に移動停止させる。このパレット
(37)への自動車(A)の乗り入れ時、パレット(37)
はたわむ。そして、台車(44)上のパレット(37)上に
自動車(A)が載置されると、第2の駆動手段(73)の
押圧ロッド(76)が退入する。この押圧ロッド(76)の
退入により、押圧体(85)がガイド棒(81)にそって後
方へ摺動して第2のリミットスイッチ(83b)に衝合す
ると、第2の駆動機構(73)が作動を停止し、摩擦車
(57)(57′)は後退端位置に位置して再びパレット下
面のガイド板(39)の外端部を挾持する。こうして摩擦
車(57)(57′)が元の後退端位置に保持されると、上
記リフタ(41)を、自動車(A)を載置したパレート
(37)が元来収容されていた車庫(32)の高さとなるま
で上昇させる。そして、リフタ(41)の台車(44)が所
望の車庫(32)と対向し、この車庫(32)の固定レール
(34)(34)と台車(44)の第2のガイドレール(34)
(34)とが同一水平面の直線上に保持されると、第1お
よび第2の駆動機構(64)(73)が作動する。すると駆
動モータ(65)の駆動ギヤ(67)が回転し、かつ、押圧
ロッド(76)が突出して、対をなす摩擦車(57)(5
7′)パレット搬出方向に回転しながら前進し、この摩
擦車(57)(57′)の前進により、摩擦車(57)(5
7′)間に挾持されたパレット下面のガイド板(39)
が、摩擦車(57)(57′)の回転によって発生する摩擦
力により外側方へ送られ、その結果、パレット(37)の
脚輪(38)が台車(44)の第2のガイドレール(46)
(46)から車庫(32)の固定レール(34)(34)に乗り
移って、パレット(37)は車庫(32)へ移送される。そ
して、上記押圧ロッツド(76)の突出により、押圧体
(85)がガイド棒(81)にそって前方へ摺動して第1の
リミットスイッチ(83a)に衝合すると、第1および第
2の駆動機構(64)(73)が作動を停止し、パレット
(37)は車庫(32)の定位置に位置決め保持され、対を
なす摩擦車(57)(57′)は、パレット下面のガイド板
(39)の内端部を挾持する。こうして所望の車庫(32)
に自動車(A)が収容されると、第2の駆動手段(73)
の押圧ロッド(76)が退入し、この押圧ロッド(76)の
退入により、摩擦車(57)(57′)がパレット下面のガ
イド板(39)から外れると同時に、押圧体(85)が第2
のリミットスイッチ(83b)に衝合し、摩擦車(57)(5
7′)は後退端の元の定位置に待機保持される。以下同
じ要領で自動車(A)の出入れを行う。
尚、上記実施例は、パーキングタワー等の建築物に設置
されたリフタに適用した場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるわけではなく、収容ラックに設置
されたリフタにも適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、対をなす摩擦車の前後移動におけるス
トローク寸法がきわめて短く、構造が簡単で、小型化が
可能であると共に、パレットの出入れの高速化および低
騒音化を図り得る。しかも従来のように各車庫に移送装
置を支持するための支持レールを取付ける必要がなく、
製作が容易であって、製作コストの大幅な低減化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の実施例を示す一部断面平面図、第
2図は本発明装置を適用した立体駐車装置の概略平断面
図、第3図はその正断面図、第4図はリフタの概略正面
図、第5図は本発明装置を具備させた台車の平面図、第
6図はパレットを載置した台車の正面図、第7図は本発
明装置の部分断面正面図、第8図は本発明装置の右側面
図、第9図は摩擦車を前進端位置と後退端位置との間の
中間位置に保持した状態を示す説明図である。 第10図乃至第17図は本出願人の提案に係る先の出願の立
体駐車装置を示し、第10図および第11図は立体駐車装置
の正面図および側面図、第12図はパレットの平面図、第
13図および第14図は従来のパレット移送装置を具備した
昇降台の要部拡大正面図および平面図、第15図(a)
(b)は伸縮式アームの動作を説明するための概略図、
第16図は係合装置の拡大側面図、第17図は第16図の横断
面図である。 (A)……自動車、(31)……構築物、 (32)……車庫、(37)……パレット、 (39)……ガイド板、(41)……リフタ、 (51a)(51b)……移送装置、 (54)……移動台、 (55)(55′)(58)(58′)……枢軸、 (56)(56′)……支持アーム、 (57)(57′)……摩擦車、 (64)……第1の駆動機構、 (73)……第2の駆動機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車庫を多段に形成した構築物にそってリフ
    タを垂直移動可能に配設し、上記リフタに、自動車が載
    置されるパレットをリフタと構築物の車庫との間で移し
    換える移送装置を具備させた立体駐車装置において、 上記移送装置は、リフタ上に上記車庫に対して直線往復
    移動可能に配設された移動台と、移動台上の両側対称位
    置に枢軸を介して回動可能に、かつ、略平行に車庫に向
    けて枢支し、常時相互に内側方向へ付勢力を作用させた
    対をなす支持アームと、各支持アームの先端に枢軸を介
    して回動可能に、かつ、支持アームに作用する内側方向
    への付勢力を利用して、上記パレット下面に固設された
    帯板状のガイド板を両側より挾持可能に水平姿勢で枢支
    した対をなす摩擦車と、上記移動台上に装備され、か
    つ、摩擦車を正逆回転させる第1の駆動機構と、前記リ
    フタ上の定位置に配設され、かつ、移動台を車庫に対し
    て直線往復移動させる第2の駆動機構とを具備し、上記
    パレット下面のガイド板を挾持した摩擦車を第1および
    第2の駆動機構により回動させながら前後移動させるよ
    うにしたことを特徴とする立体駐車装置におけるパレッ
    ト移送装置。
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