JPH069310B2 - フレキシブル基板用スルーホールの製造方法 - Google Patents

フレキシブル基板用スルーホールの製造方法

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JPH069310B2
JPH069310B2 JP1239370A JP23937089A JPH069310B2 JP H069310 B2 JPH069310 B2 JP H069310B2 JP 1239370 A JP1239370 A JP 1239370A JP 23937089 A JP23937089 A JP 23937089A JP H069310 B2 JPH069310 B2 JP H069310B2
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Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フレキシブル基板の両面に設けた回路パター
ンを接続するフレキスブル基板用スルーホールの製造方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、基板の両面に設けた回路パターンを容易に接続す
る方法としてスルーホールの技術が開発され、実用化さ
れている。
第4図はこの種従来のスルーホールの構造を示す側断面
図である。
同図に示すように従来のスルーホールは、基板100の
両面に回路パターン101,103を形成するととも
に、貫通穴107を形成し、該貫通穴107内部に銀ペ
ーストからなる導体塗料105を充填し、この導体塗料
105によって上下の回路パターン101,103を導
通する構造となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
とこでこの種の従来のスルーホールには、第5図(第4
図に示すA部分の拡大図)に示すように、貫通穴107
の端部のエツジ部100aと外部との間に、導体塗料1
05が構成する層が介在している。
しかしながらこの層は1層のみであるため、強度が弱
く、熱や圧力等で導体塗料105にクラック105a等
が生じ易い。このため、スルーホール部分の抵抗値が増
大したり導電不良が生じたりする問題点があった。
特に、この基盤100を可撓性のある薄い合成樹脂フイ
ルム(フレキシブル基板)で構成した場合は、この基板
100が容易に撓むため、このクラック105aは非常
に生じ易くなる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、たとえ
基板をフレキブル基板で構成したとしても、スルーホー
ル部分で抵抗値の増大や導電不良が生じにくいフレキシ
ブル基板用スルーホールの製造方法を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本発明はフレキシブル基板用
スルーホールの製造方法を、可撓性を有する合成樹脂フ
イルムからなるフレキシブル基板の一方の面上のみに導
電薄膜からなるパットを形成する第1の工程と、該フレ
キシブル基板のパットを形成した面側から該パット上に
ポンチを突入して該パットとフレキシブル基板を貫通す
る貫通穴を形成する第2の工程と、フレキシブル基板の
ポンチを突入した側の面とは反対の面側から前記貫通穴
の内部に、貫通穴の両端部のエッジ部分を越える位置ま
で導電塗料を充填する第3の工程と、前記フレキシブル
基板の両面に露出した導電塗料の上からそれぞれの全表
面を覆うように、回路パターンを印刷する第4の工程と
を具備することによって構成した。
〔作用〕
上記の如く構成することにより、フレキシブル基板に形
成した貫通穴の両端のエッジ部分と外部との間にそれぞ
れ2層の導電材料が介在することとなるので、該部分の
強化が図れ、クラック等が生じにくくなる。
また導電塗料を充填するのと反対側のエッジ部分上に盛
られる導電塗料はその盛られる量が少なめとなるが、導
電塗料は予めこの面側な設けたパットに接続されるの
で、全体としてこのエッジ部分上に盛られる導電塗料の
層は厚くなり、この点からもクラック等は生じにくくな
る。
またパットを設けた側からポンチを突入させたので、貫
通穴のポンチを突入させる側のエッジ部分及びパットの
端部は内側に向かってなだらかに傾斜して傾斜面とな
り、たとえこの部分に盛られる導電塗料の量が少なくて
めクラック等は生じにくくなる。
さらにフレキシブル基板のパットを形成しない側の貫通
穴のエッジ部分は、若干鋭角に突出することとなるが、
このエッジ部分は可撓性を有する合成樹脂性であるため
低く且つ鋭角でもなく、しかも樹脂であるため柔らか
い。しかもこの側に盛られた導電塗料は、該導電塗料を
充填する側なのでその層が厚く、両者あいまってこの面
側にもクラックなどが生じにくくなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明にかかるフレキシブル基板用スルーホー
ルの製造方法を用いて製造したスルーホールの製造を示
す側断面図である。
同図に示すようにこのスルーホールは、フレキシブル基
板1に貫通穴2を設け、またフレキシブル基盤1の一方
の面上には導電材料からなるパット6を形成し、さらに
貫通穴2の内部に導電塗料3を充填し、該導電塗料3の
上からそれぞれの全表面を覆うように、回路パターン
4,5を印刷して構成されている。
ここでフレキシブル基板1は可撓性を有する例えばポリ
エステルフイルムで構成されている。
導電塗料3は銀ペースト等の材料で構成されている。こ
の導電塗料3は貫通穴2の内部に充填され、さらにフレ
キシブル基板1の両表面上に至るまで、即ち貫通穴2の
両端部のエッジ部分1a,1aを越える位置まで盛られ
ている。このとき貫通穴2の下側のエッジ部分1aを越
えた導電塗料はパット6に接続する位置まで充填されて
いる。
回路パターン4,5は例えば銀ペーストで構成され、そ
れぞれ基板1の両面に露出した導電塗料3の上から導電
塗料3から全表面を覆うように、スクリーン印刷されて
いる。
パット6はフレキシブル基板1の一方の面上であって貫
通穴2の周囲を囲むように形成されている。このパッド
6は銀ペースト等の導電塗料で構成される。
第2図はこのスルーホールの製造方法を示す図である。
同図(a)に示すように、まずフレキシブル基板1の所
定位置にパット6を形成する。このパット6は例えば銀
ペーストを円形にスクリーン印刷して焼成される。
次に同図(b)に示すように、フレキシブル基板1のパ
ット6を形成した側からポンチ50を突入させて、この
フレキシブル基板1に貫通穴2を形成する。
第3図はこのフレキシブル基盤1にポンチ50を突入さ
せたときの第2図(b)のC部分を拡大して示す図であ
る。
同図(a)に示すように、パット6側からポンチ50を
突入させると、パット6の貫通穴2側の端部6a及びフ
レキシブル基盤1のエッジ部分1aはポンチ50に引き
ずり込まれて貫通穴2の内部に若干入り込もうとする。
そして、同図(b)に示すように、ポンチ50を引き抜
けば、パット6の端部6a及びエッジ部分1aは引き抜
き方向に復帰しようとするが、完全には復帰しない。こ
の結果、最終的にはパット6の貫通穴2に面する内周側
端部6a及びエッジ部分1aは鋭角とならず、若干貫通
穴2の内部側になだらかに傾斜した傾斜面となる。
次に第2図(c)に示すように、ポンチ50を引き抜い
た貫通穴2内部に矢印D方向から(即ちフレキシブル基
板1のポンチ50を突入する側の面とは反対の面側か
ら)導電塗料3を充填する。この導電塗料3は貫通穴2
の両エッジ部分1a,1aを越える位置まで充填され
る。
そして同図(d)に示すように、このフレキシブル基盤
1の両面に、導電塗料3の全表面を覆うように、それぞ
れ回路パターン4,5をスクリーン印刷する。
これによってこのスルーホールが完成する。
第1図に示すように、本発明にかかるスルーホールによ
れば、フレキシブル基板1の両面のエッジ部分1a,1
aと外部との間に、導電塗料3が成す層と導体パターン
4(又は5)が成す層な2つの層が設けられるので、こ
れらの部分が強化されることとなる。このためたとえフ
レキシブル基板1が撓んでも、この部分にクラック等は
生じにくい。
ところで本発明の場合、第2図(c)に示すように、矢
印D方向から導電塗料3を充填したので、充填した側の
エッジ部分1a上に盛られる導電塗料3に比べて、充填
するのと反対側のエッジ部分1a上に盛られる導電塗料
3はその盛られる量が少なめとする。
しかしながら本発明のように、予めこの部分にパット6
を設けておけば、導電塗料3がこのパット6に接続され
ることとなるので、全体としてこのエッジ部分1a上に
盛られる導電塗料3の層は厚くなり、この点からもクラ
ック等は生じにくくなる。
さらに第3図(b)に示すように、パット6側からポン
チ50を突入させたので、端部6a及びエッジ部分1a
は内側に向かってなだらかに傾斜した傾斜面となるの
で、たとえこの部分に盛られる導電塗料3の量が少なく
てもクラック等は生じにくい。
一方第1図に示すように、フレキシブル基盤1のパット
6を形成しない側のエッジ部分1aは、若干鋭角に突出
することとなるが、このエッジ部分1aは可撓性を有す
る合成樹脂性であるためたとえ突出したとしても鋭角と
ならず、またポンチ50突入時に該突起の高さが一旦高
くなっても、樹脂性であるため元の形状に戻ろうとして
低くなってしまう。つまりこのエッジ部分1aの突起は
低く且つ鋭角でもなく、しかも樹脂であるため柔らか
い。しかもこの側に盛られた導電塗料3は、該導電塗料
3を充填する側なのでその層が厚く、両者あいまってク
ラックなどが生じにくくなる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明にかかるフレキシブ
ル基板用スルーホールの製造方法によれば、フレキシブ
ル基盤に形成した貫通穴の両端のエッジ部分と外部との
間にそれぞれ2層の導電材料が介在することとなるの
で、該部分の強化が図れ、クラック等が生にくく、この
ため該スルーホール部分で抵抗値の増大や導電不良が生
じにくいという優れた効果を有する。
また貫通穴の一方の面側のみに予めパットを設け、該パ
ットを設けた面側から該パット上にポンチを突入して貫
通穴を形成し、その後フレキシブル基盤のポンチを突入
する側の面とは反対の面側(即ちパットを形成していな
い面側)から前記貫通穴の内部に貫通穴の両端部のエッ
ジ部分を越える位置まで導電塗料を充填するようにした
ので、以下に説明するようにさらにクラック等が生じに
くくなり、可撓性を有するフレキシブル基板用のスルー
ホールとして用いて好適となる。
導電塗料を充填するのと反対側のエッジ部分上に盛ら
れる導電塗料はその盛られる量が少なめとなるが、導電
塗料は予めこの面側に設けたパット6に接続されるの
で、全体としてこのエッジ部分上に盛られる導電塗料の
層は厚くなり、この点からもクラック等は生じにくくな
る。
パットを設けた側からポンチを突入させたので、貫通
穴のポンチを突入させる側のエッジ部分及びパットの端
部は内側に向かってなだらかに傾斜した傾斜面となり、
たとえこの部分に盛られる導電塗料の量が少なくてもク
ラック等は生じにくくなる。
フレキシブル基板のパットを形成しない側の貫通穴の
エッジ部分は、若干鋭角に突出することとなるが、この
エッジ部分は可撓性を有する合成樹脂性であるため低く
且つ鋭角でもなく、しかも樹脂であるため柔かい。しか
もこの側に盛られた導電塗料は、該導電塗料を充填する
側なのでその層が厚く、両者あいまってこの面側にもク
ラックなどが生じにくくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるフレキシブル基板用スルーホー
ルの製造方法を用いて製造したスルーホールの構造を示
す側断面図、第2図はこのスルーホールの製造方法を示
す図、第3図はフレキシブル基板1にポンチ50を突入
させたときの第2図(b)のC部分を拡大して示す図、
第4図は従来のスルーホールの構造を示す側断面図、第
5図は第4図に示すA部分の拡大図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する合成樹脂フイルムからなる
    フレキシブル基板の一方の面上のみに導電薄膜からなる
    パットを形成する第1の工程と、 該フレキシブル基板のパットを形成した面側から該パッ
    ト上にポンチを突入して該パットとフレキシブル基板を
    貫通する貫通穴を形成する第2の工程と、 フレキシブル基板のポンチを突入した側の面とは反対の
    面側から前記貫通穴の内部に、貫通穴の両端部のエッジ
    部分を越える位置まで導電塗料を充填する第3の工程
    と、 前記フレキシブル基板の両面に露出した導電塗料の上か
    らそれぞれの全表面を覆うように、回路パターンを印刷
    する第4の工程とを具備することを特徴とするフレキシ
    ブル基板用スルーホールの製造方法。
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