JPH0712106Y2 - 容量可変斜板式コンプレツサ - Google Patents
容量可変斜板式コンプレツサInfo
- Publication number
- JPH0712106Y2 JPH0712106Y2 JP1986052808U JP5280886U JPH0712106Y2 JP H0712106 Y2 JPH0712106 Y2 JP H0712106Y2 JP 1986052808 U JP1986052808 U JP 1986052808U JP 5280886 U JP5280886 U JP 5280886U JP H0712106 Y2 JPH0712106 Y2 JP H0712106Y2
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- temperature difference
- evaporator
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用冷房サイクルに使用され、圧縮室内
容積を変化させることが可能な容量可変斜板式コンプレ
ッサに関する。
容積を変化させることが可能な容量可変斜板式コンプレ
ッサに関する。
(従来の技術) 第4図は一般の自動車用空気調和装置に使用される冷房
サイクル1を示す図であり、図示しないエンジンにより
ベルト、プーリ2及びマグネットクラッチ2aを介してコ
ンプレッサ3が駆動されると、このコンプレッサ3で断
熱圧縮されて高温高圧になったガス状冷媒はコンデンサ
4に供給される。このコンデンサ4において冷媒は外部
の空気との熱交換により冷却されて、高圧の液状冷媒に
なる。この液状冷媒を一時貯溜して冷媒中の水分や塵埃
を取り除くリキッドタンク5を通過した冷媒は、膨張弁
6において絞り膨張され、低圧霧状の冷媒となってエバ
ポレータ7内に流入する。車室内に流入する空気は、こ
のエバポレータ7で冷却されて冷風となり、車室内の冷
房が行われる。
サイクル1を示す図であり、図示しないエンジンにより
ベルト、プーリ2及びマグネットクラッチ2aを介してコ
ンプレッサ3が駆動されると、このコンプレッサ3で断
熱圧縮されて高温高圧になったガス状冷媒はコンデンサ
4に供給される。このコンデンサ4において冷媒は外部
の空気との熱交換により冷却されて、高圧の液状冷媒に
なる。この液状冷媒を一時貯溜して冷媒中の水分や塵埃
を取り除くリキッドタンク5を通過した冷媒は、膨張弁
6において絞り膨張され、低圧霧状の冷媒となってエバ
ポレータ7内に流入する。車室内に流入する空気は、こ
のエバポレータ7で冷却されて冷風となり、車室内の冷
房が行われる。
第5図は自動車用空気調和装置の一例を示す図であり、
自動車用空気調和装置はインテークユニットAと、クー
ラユニットBと、ヒータユニットCとからなる。クーラ
ユニットB内には前記エバポレータ7が取り付けられて
おり、モータMにより駆動されるファンFを有するイン
テークユニットAからこのクーラユニットB内に流入し
た空気はエバポレータ7で冷却され、ヒータユニットC
内に流入する。ヒータユニットC内にはヒータコアHCが
取り付けられており、このヒータユニットC内に流入し
た空気のうちヒータコアHCに流入する空気の量と、これ
を通らずに迂回する空気の量との割合を制御するため
に、ヒータコアHCの上流側にはミックスドアMDが取り付
けられている。このようにして、適温となった空気が車
室内に吹き出されることになる。
自動車用空気調和装置はインテークユニットAと、クー
ラユニットBと、ヒータユニットCとからなる。クーラ
ユニットB内には前記エバポレータ7が取り付けられて
おり、モータMにより駆動されるファンFを有するイン
テークユニットAからこのクーラユニットB内に流入し
た空気はエバポレータ7で冷却され、ヒータユニットC
内に流入する。ヒータユニットC内にはヒータコアHCが
取り付けられており、このヒータユニットC内に流入し
た空気のうちヒータコアHCに流入する空気の量と、これ
を通らずに迂回する空気の量との割合を制御するため
に、ヒータコアHCの上流側にはミックスドアMDが取り付
けられている。このようにして、適温となった空気が車
室内に吹き出されることになる。
第9図は従来の自動車用空気調和装置におけるコンプレ
ッサ3及びミックスドアMDの制御状態を示す図であり、
この図において符号Tは車室内の実際の温度を示してい
る。乗員がテンプレバーで設定した設定温度と車室内温
度Tとの温度差が大きい場合(例えば真夏のような場
合)には、ミックスドアMDが第5図においてaで示す位
置、つまり全閉位置となる。これにより、エバポレータ
7で冷却された空気はヒータコアHCを通ることなく、ヒ
ータユニットCを通って車室内に吹き出されることにな
り、最大冷房運転が行われる。
ッサ3及びミックスドアMDの制御状態を示す図であり、
この図において符号Tは車室内の実際の温度を示してい
る。乗員がテンプレバーで設定した設定温度と車室内温
度Tとの温度差が大きい場合(例えば真夏のような場
合)には、ミックスドアMDが第5図においてaで示す位
置、つまり全閉位置となる。これにより、エバポレータ
7で冷却された空気はヒータコアHCを通ることなく、ヒ
ータユニットCを通って車室内に吹き出されることにな
り、最大冷房運転が行われる。
そして、実際の温度Tと設定温度との温度差が所定の温
度差となると、ミックスドアMDがaの位置からbの全開
位置に向かって移動し始め、エバポレータ7を通過した
冷風と、ヒータコアHCを通過した暖風とが混合して車室
内に流入するエアミックスの状態となる。
度差となると、ミックスドアMDがaの位置からbの全開
位置に向かって移動し始め、エバポレータ7を通過した
冷風と、ヒータコアHCを通過した暖風とが混合して車室
内に流入するエアミックスの状態となる。
ミックスドアMDが全閉となった領域p(以下この領域を
最大冷房領域という)では、従来、第9図に示すよう
に、エバポレータ7の温度に応じてコンプレッサ3がク
ラッチ2aによってオフするようにしており、設定温度と
の温度差が比較的大きい領域mではエバポレータ7の温
度が0℃(通常エバポレータ7内の冷媒圧力は2.1kg/cm
2程度)のときにコンプレッサ3がオフとなり、温度差
が比較的小さい領域nでは、コンプレッサ3がオフとな
る温度が徐々に高くなるようにし、ミックスドアMDが開
き始める状態のときには、エバポレータ7の温度が10℃
程度でコンプレッサ3をオフとするように制御してい
る。従来、このようなコンプレッサ3のオンオフの制御
は、エバポレータ7の温度を検知するサーモスイッチに
より行っていた。
最大冷房領域という)では、従来、第9図に示すよう
に、エバポレータ7の温度に応じてコンプレッサ3がク
ラッチ2aによってオフするようにしており、設定温度と
の温度差が比較的大きい領域mではエバポレータ7の温
度が0℃(通常エバポレータ7内の冷媒圧力は2.1kg/cm
2程度)のときにコンプレッサ3がオフとなり、温度差
が比較的小さい領域nでは、コンプレッサ3がオフとな
る温度が徐々に高くなるようにし、ミックスドアMDが開
き始める状態のときには、エバポレータ7の温度が10℃
程度でコンプレッサ3をオフとするように制御してい
る。従来、このようなコンプレッサ3のオンオフの制御
は、エバポレータ7の温度を検知するサーモスイッチに
より行っていた。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来のコンプレッサ3を有する自動車用空気
調和装置にあっては、コンプレッサ3を頻繁にオンオフ
することによって、車室内に流入する空気の温度を所定
の温度に制御しているため、コンプレッサ3がオフされ
ている時間があり、このオフの間はエバポレータ7内に
冷媒が流れないために、充分な除湿効果が得られない状
態が短時間であれ存在することがある。
調和装置にあっては、コンプレッサ3を頻繁にオンオフ
することによって、車室内に流入する空気の温度を所定
の温度に制御しているため、コンプレッサ3がオフされ
ている時間があり、このオフの間はエバポレータ7内に
冷媒が流れないために、充分な除湿効果が得られない状
態が短時間であれ存在することがある。
このような冷房サイクル1に使用されるコンプレッサ3
として、最近では、特開昭58-158382号公報に開示され
るような構造の斜板式コンプレッサが提案されている。
この斜板式コンプレッサでは、シリンダ内のピストンの
ストロークをコンプレッサの吸入圧に応じて変化させる
ことによって、コンプレッサの吐出量が変化するように
なっている。したがって、コンプレッサの吸入圧を一定
としつつ、エバポレータの熱負荷に応じた所望の量の冷
媒が循環することになる。
として、最近では、特開昭58-158382号公報に開示され
るような構造の斜板式コンプレッサが提案されている。
この斜板式コンプレッサでは、シリンダ内のピストンの
ストロークをコンプレッサの吸入圧に応じて変化させる
ことによって、コンプレッサの吐出量が変化するように
なっている。したがって、コンプレッサの吸入圧を一定
としつつ、エバポレータの熱負荷に応じた所望の量の冷
媒が循環することになる。
しかしながら、こうした容量可変式のコンプレッサにお
いても、コンプレッサ3の吸入圧、つまりエバポレータ
7内の圧力が所定の圧力(通常は前述した2.1kg/cm2)
となるように制御しているため、上記した場合と同様の
問題点がある。
いても、コンプレッサ3の吸入圧、つまりエバポレータ
7内の圧力が所定の圧力(通常は前述した2.1kg/cm2)
となるように制御しているため、上記した場合と同様の
問題点がある。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、容量可変コンプレッサを用いてその吐出
容量を制御すると共に、エバポレータ内の冷媒の圧力を
制御することによって、主としてミックスドアが全閉状
態にある領域(最大冷房領域)において、コンプレッサ
を停止させることなくエバポレータの温度を所望の温度
に制御しうるようにして、除湿効果の向上を図ることを
目的とする。エバポレータの温度は、この温度とエバポ
レータ内の冷媒の圧力とが一定の関係にあることから、
冷媒の圧力を制御することによって制御される。
たものであり、容量可変コンプレッサを用いてその吐出
容量を制御すると共に、エバポレータ内の冷媒の圧力を
制御することによって、主としてミックスドアが全閉状
態にある領域(最大冷房領域)において、コンプレッサ
を停止させることなくエバポレータの温度を所望の温度
に制御しうるようにして、除湿効果の向上を図ることを
目的とする。エバポレータの温度は、この温度とエバポ
レータ内の冷媒の圧力とが一定の関係にあることから、
冷媒の圧力を制御することによって制御される。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、シリンダブロック
内に軸方向に往復動自在に装着された複数のピストン
を、駆動軸と一体に回転すると共に傾斜角度が可変自在
に取り付けられた駆動斜板により往復動するようにし、
前記ピストンの前方に形成された圧縮室内の圧力と、前
記ピストンの後方に形成されたクランク室内の圧力との
差圧の変化により前記駆動斜板の傾斜角度を変化させて
前記ピストンのストロークを変化させるようにした容量
可変斜板式コンプレッサにおいて、吸入ポートと前記ク
ランク室とを連通させる吸入側連通路を開閉する第1電
磁弁及び吐出ポートと前記クランク室とを連通させる吐
出側連通路を開閉する第2電磁弁を有する圧力制御弁
と、当該圧力制御弁を作動させる作動手段と、車室内温
度検知手段により検知された車室内温度と温度設定手段
により設定された設定温度との温度差を演算する温度差
演算手段と、当該温度差演算手段により演算された温度
差の領域を判定する温度差領域判定手段と、圧力検知手
段により検知されたエバポレータ内の圧力と目標圧力演
算手段により前記温度差演算手段の結果に基づいて演算
された前記エバポレータ内の目標圧力とを比較する圧力
比較手段と、前記温度差領域判定手段により判定された
温度差領域がヒータユニット内のミックスドアが全開状
態に位置する最大冷房領域でかつ比較的温度差が大きい
領域であるときには、前記作動手段に最大冷房運転を行
うべき信号を出力し、判定された温度差領域が前記最大
冷房領域で比較的温度差が小さい領域であるときには、
前記圧力比較手段による比較結果に基づいて前記作動手
段に容量制御運転を行うべき信号を出力する制御手段と
を有することを特徴とする。
内に軸方向に往復動自在に装着された複数のピストン
を、駆動軸と一体に回転すると共に傾斜角度が可変自在
に取り付けられた駆動斜板により往復動するようにし、
前記ピストンの前方に形成された圧縮室内の圧力と、前
記ピストンの後方に形成されたクランク室内の圧力との
差圧の変化により前記駆動斜板の傾斜角度を変化させて
前記ピストンのストロークを変化させるようにした容量
可変斜板式コンプレッサにおいて、吸入ポートと前記ク
ランク室とを連通させる吸入側連通路を開閉する第1電
磁弁及び吐出ポートと前記クランク室とを連通させる吐
出側連通路を開閉する第2電磁弁を有する圧力制御弁
と、当該圧力制御弁を作動させる作動手段と、車室内温
度検知手段により検知された車室内温度と温度設定手段
により設定された設定温度との温度差を演算する温度差
演算手段と、当該温度差演算手段により演算された温度
差の領域を判定する温度差領域判定手段と、圧力検知手
段により検知されたエバポレータ内の圧力と目標圧力演
算手段により前記温度差演算手段の結果に基づいて演算
された前記エバポレータ内の目標圧力とを比較する圧力
比較手段と、前記温度差領域判定手段により判定された
温度差領域がヒータユニット内のミックスドアが全開状
態に位置する最大冷房領域でかつ比較的温度差が大きい
領域であるときには、前記作動手段に最大冷房運転を行
うべき信号を出力し、判定された温度差領域が前記最大
冷房領域で比較的温度差が小さい領域であるときには、
前記圧力比較手段による比較結果に基づいて前記作動手
段に容量制御運転を行うべき信号を出力する制御手段と
を有することを特徴とする。
(作用) このように構成されることにより、温度差演算手段は、
車室内温度検知手段により検知された車室内温度と温度
設定手段により設定された設定温度との温度差を演算
し、温度差領域判定手段は、この演算結果に基づいて温
度差領域を判定する。また、圧力比較手段は、圧力検知
手段により検知されたエバポレータ内の圧力と目標圧力
演算手段により温度差演算手段の結果に基づいて演算さ
れた前記エバポレータ内の目標圧力とを比較する。制御
手段は、温度差領域判定手段により判定された温度差領
域が最大冷房領域で比較的温度差が大きい領域であると
きには、作動手段に最大冷房運転を行うべき信号を出力
し、判定された温度差領域が最大冷房領域で比較的温度
差が小さい領域であるときには、圧力比較手段による比
較結果に基づいて作動手段に容量制御運転を行うべき信
号を出力する。すなわち、最大冷房時に比較的温度差が
小さい領域にあっても、コンプレッサを停止させること
なくコンプレッサからの吐出冷媒量を制御し、これによ
ってエバポレータ内の圧力、したがって温度が制御され
る。
車室内温度検知手段により検知された車室内温度と温度
設定手段により設定された設定温度との温度差を演算
し、温度差領域判定手段は、この演算結果に基づいて温
度差領域を判定する。また、圧力比較手段は、圧力検知
手段により検知されたエバポレータ内の圧力と目標圧力
演算手段により温度差演算手段の結果に基づいて演算さ
れた前記エバポレータ内の目標圧力とを比較する。制御
手段は、温度差領域判定手段により判定された温度差領
域が最大冷房領域で比較的温度差が大きい領域であると
きには、作動手段に最大冷房運転を行うべき信号を出力
し、判定された温度差領域が最大冷房領域で比較的温度
差が小さい領域であるときには、圧力比較手段による比
較結果に基づいて作動手段に容量制御運転を行うべき信
号を出力する。すなわち、最大冷房時に比較的温度差が
小さい領域にあっても、コンプレッサを停止させること
なくコンプレッサからの吐出冷媒量を制御し、これによ
ってエバポレータ内の圧力、したがって温度が制御され
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図(A)〜(C)は本考案の一実施例に係る容量可
変斜板式コンプレッサを示す概略断面図、第2図は同実
施例の制御装置の構成を示すブロック図である。
変斜板式コンプレッサを示す概略断面図、第2図は同実
施例の制御装置の構成を示すブロック図である。
本考案にあっては、容量可変斜板式コンプレッサ3を使
用し、このコンプレッサ3の吐出容量を自動的に変化さ
せるためのエバポレータ7内の圧力、つまりコンプレッ
サ3の吸入側圧力を電気的に任意に調節するようにして
いる。
用し、このコンプレッサ3の吐出容量を自動的に変化さ
せるためのエバポレータ7内の圧力、つまりコンプレッ
サ3の吸入側圧力を電気的に任意に調節するようにして
いる。
本考案の容量可変斜板式コンプレッサ3は、第1図
(A)〜(C)に示すように、シリンダブロック24と、
これの後端に取り付けられたクランクケース17と、シリ
ンダブロック24の先端に取り付けられたヘッド30とから
なるコンプレッサ本体10を有している。シリンダブロッ
ク24に形成されたシリンダ25内には、軸方向に往復動自
在に例えば5つのピストン23が装着されている。クラン
クケース17内にはクランク室12が形成されており、シリ
ンダブロック24とクランクケース17に回転自在に支持さ
れた駆動軸11には、駆動棒11aが固着され、この駆動棒1
1aにピン11bを中心に回動自在に駆動斜板13がクランク
ケース12内に位置して取り付けられている。したがっ
て、この駆動斜板13は駆動軸11によって、これと一体に
回転すると共に駆動軸11に対する傾斜角度が可変自在と
なっている。
(A)〜(C)に示すように、シリンダブロック24と、
これの後端に取り付けられたクランクケース17と、シリ
ンダブロック24の先端に取り付けられたヘッド30とから
なるコンプレッサ本体10を有している。シリンダブロッ
ク24に形成されたシリンダ25内には、軸方向に往復動自
在に例えば5つのピストン23が装着されている。クラン
クケース17内にはクランク室12が形成されており、シリ
ンダブロック24とクランクケース17に回転自在に支持さ
れた駆動軸11には、駆動棒11aが固着され、この駆動棒1
1aにピン11bを中心に回動自在に駆動斜板13がクランク
ケース12内に位置して取り付けられている。したがっ
て、この駆動斜板13は駆動軸11によって、これと一体に
回転すると共に駆動軸11に対する傾斜角度が可変自在と
なっている。
駆動斜板13には、非回転ウォブル板16がその径方向端面
はスラスト軸受14を介し、その内周面はラジアル軸受15
を介して接触しており、この非回転ウォブル板16は駆動
斜板13の傾斜角度が変化することによって角度が変化す
るようになっている。尚、非回転ウォブル板16のスラス
ト方向の移動は、スラストワッシャ20及びスナップリン
グ21によって規制されている。そして、非回転ウォブル
板16は、ケーシング17に固着された案内ピン18に対して
滑動自在に連結されたシュー19に連結されており、シュ
ー19により回転が防止されると共に駆動軸11方向の移動
が案内されるようになっている。
はスラスト軸受14を介し、その内周面はラジアル軸受15
を介して接触しており、この非回転ウォブル板16は駆動
斜板13の傾斜角度が変化することによって角度が変化す
るようになっている。尚、非回転ウォブル板16のスラス
ト方向の移動は、スラストワッシャ20及びスナップリン
グ21によって規制されている。そして、非回転ウォブル
板16は、ケーシング17に固着された案内ピン18に対して
滑動自在に連結されたシュー19に連結されており、シュ
ー19により回転が防止されると共に駆動軸11方向の移動
が案内されるようになっている。
ピストン23と非回転ウォブル板16はロッド22により連結
されており、駆動斜板13の傾斜角度が変化することによ
って、非回転ウォブル板16を介してそれぞれのピストン
23の往復動ストロークが変化するようになっている。
されており、駆動斜板13の傾斜角度が変化することによ
って、非回転ウォブル板16を介してそれぞれのピストン
23の往復動ストロークが変化するようになっている。
シリンダブロック24とヘッド30との間には、弁板27が取
り付けられており、この弁板27とピストン23の前面に圧
縮室26が形成されることになり、ピストン23の後面はク
ランク室12と連通している。この弁板27には、図示する
ように、ヘッド30に形成された吸入ポート29と連通する
吸入口28aと、ヘッド30に形成された吐出ポート33と連
通する吐出口28bとがそれぞれ形成されている。また、
この弁板27には、ピストン23が後退移動する吸入工程時
に吸入口28aを開き逆工程の時に吸入口28aを閉じる吸入
弁34aと、ピストン23が前進移動する吐出工程時に吐出
口28bを開き逆工程時に吐出口28bを閉じる吐出弁34bと
がそれぞれ取り付けられている。
り付けられており、この弁板27とピストン23の前面に圧
縮室26が形成されることになり、ピストン23の後面はク
ランク室12と連通している。この弁板27には、図示する
ように、ヘッド30に形成された吸入ポート29と連通する
吸入口28aと、ヘッド30に形成された吐出ポート33と連
通する吐出口28bとがそれぞれ形成されている。また、
この弁板27には、ピストン23が後退移動する吸入工程時
に吸入口28aを開き逆工程の時に吸入口28aを閉じる吸入
弁34aと、ピストン23が前進移動する吐出工程時に吐出
口28bを開き逆工程時に吐出口28bを閉じる吐出弁34bと
がそれぞれ取り付けられている。
駆動斜板13の傾斜角度は、クランク室12内の圧力を変化
させることによって変化することになる。この圧力を制
御するためヘッド30には圧力制御弁51が取り付けられて
おり、ヘッド30に埋め込まれた弁本体52には、吸入ポー
ト29に対して連通路31を介して連通される吸入側圧力室
32が形成されている。この弁本体52には、シリンダブロ
ック24及びヘッド30に形成された供給路53と吸入ポート
29とを、吸入側圧力室32及び連通路31を介して連通させ
る吸入側連通路54が形成されている。また弁本体52に
は、ヘッド30に形成され吐出側圧力室35を介して吐出ポ
ート33と前記供給路53とを連通させる吐出側連通路55が
形成されている。尚、この供給路53としては吸入側連通
路54とクランク室12とを結ぶ供給路と、吐出側連通路55
とクランク室12とを結ぶ供給路を互いに独立して設ける
ようにしても良い。
させることによって変化することになる。この圧力を制
御するためヘッド30には圧力制御弁51が取り付けられて
おり、ヘッド30に埋め込まれた弁本体52には、吸入ポー
ト29に対して連通路31を介して連通される吸入側圧力室
32が形成されている。この弁本体52には、シリンダブロ
ック24及びヘッド30に形成された供給路53と吸入ポート
29とを、吸入側圧力室32及び連通路31を介して連通させ
る吸入側連通路54が形成されている。また弁本体52に
は、ヘッド30に形成され吐出側圧力室35を介して吐出ポ
ート33と前記供給路53とを連通させる吐出側連通路55が
形成されている。尚、この供給路53としては吸入側連通
路54とクランク室12とを結ぶ供給路と、吐出側連通路55
とクランク室12とを結ぶ供給路を互いに独立して設ける
ようにしても良い。
弁本体52内に設けられた筒体56内には、吸入側連通路54
を開閉するための第1電磁弁57と、吐出側連通路55を開
閉するための第2電磁弁58とがそれぞれ設けられてい
る。これらの電磁弁57、58には、コイルばね59によって
それぞれの連通路54、55を閉じる方向の弾発力が付与さ
れている。弁本体52には、第2図に示すように、第1電
磁弁57及び第2電磁弁58の開閉を制御するためにそれぞ
れ電磁コイル60及び電磁コイル61が設けられている。
を開閉するための第1電磁弁57と、吐出側連通路55を開
閉するための第2電磁弁58とがそれぞれ設けられてい
る。これらの電磁弁57、58には、コイルばね59によって
それぞれの連通路54、55を閉じる方向の弾発力が付与さ
れている。弁本体52には、第2図に示すように、第1電
磁弁57及び第2電磁弁58の開閉を制御するためにそれぞ
れ電磁コイル60及び電磁コイル61が設けられている。
上述した容量可変斜板式コンプレッサ3の作動を制御す
る制御装置の構成は第2図に示す通りである。
る制御装置の構成は第2図に示す通りである。
この考案にあっては、第6〜8図に示すように、ミック
スドアMDが全閉となる領域(最大冷房領域)pのうち、
温度差が比較的大きい領域mでは、エバポレータ7内の
冷媒の蒸発圧力を例えば2.1kg/cm2程度の基準圧力、つ
まり冷媒の蒸発温度を0℃に制御し、温度差が比較的小
さい領域nでは、設定温度と実際の室温との温度差に応
じて蒸発圧力を変化させるように制御し、ミックスドア
MDが開閉する領域r及びミックスドアMDが全開となる領
域sでは、蒸発圧力を高圧、例えば3.3kg/cm2程度に制
御するようにしている。この蒸発圧力のときにはエバポ
レータ7の温度は10℃程度になる。
スドアMDが全閉となる領域(最大冷房領域)pのうち、
温度差が比較的大きい領域mでは、エバポレータ7内の
冷媒の蒸発圧力を例えば2.1kg/cm2程度の基準圧力、つ
まり冷媒の蒸発温度を0℃に制御し、温度差が比較的小
さい領域nでは、設定温度と実際の室温との温度差に応
じて蒸発圧力を変化させるように制御し、ミックスドア
MDが開閉する領域r及びミックスドアMDが全開となる領
域sでは、蒸発圧力を高圧、例えば3.3kg/cm2程度に制
御するようにしている。この蒸発圧力のときにはエバポ
レータ7の温度は10℃程度になる。
車室内の実際の温度Tを検知するため、車体内には第2
図に示す車室内温度検知手段70が設けられており、この
車室内温度検知手段70としては車室内の温度を検知する
ために車室内に設けられた内気センサ等を利用する。
図に示す車室内温度検知手段70が設けられており、この
車室内温度検知手段70としては車室内の温度を検知する
ために車室内に設けられた内気センサ等を利用する。
また、車室内の温度を検知するためには、第7図に示す
ように、インテークユニットA内のファンFを駆動する
ためのモータMの電圧を利用するようにしても良い。第
7図に示すように、自動車用空気調和装置においては、
設定温度と実際の車室内温度Tとの温度差に基いてモー
タMへの印加電圧を制御し、ファンFの回転数を変化さ
せるようにしている。したがって、このファンFを回転
させるモータMに供給される電圧を検知することによっ
ても、実際の車室内の温度Tと設定温度との温度差を検
知することができる。
ように、インテークユニットA内のファンFを駆動する
ためのモータMの電圧を利用するようにしても良い。第
7図に示すように、自動車用空気調和装置においては、
設定温度と実際の車室内温度Tとの温度差に基いてモー
タMへの印加電圧を制御し、ファンFの回転数を変化さ
せるようにしている。したがって、このファンFを回転
させるモータMに供給される電圧を検知することによっ
ても、実際の車室内の温度Tと設定温度との温度差を検
知することができる。
温度設定手段としては、車両のインストルメントパネル
に取り付けられたコントロール板に設けられた温度スイ
ッチでも、あるいは第8図に示すようにコントロール板
65のテンプレバー66でも良い。
に取り付けられたコントロール板に設けられた温度スイ
ッチでも、あるいは第8図に示すようにコントロール板
65のテンプレバー66でも良い。
尚、車室内に吹き出される空気の温度は、前記内気セン
サ70や車外の気温を検知する外気センサ(図示せず)、
日射量を検知する日射センサ(図示せず)等からの信号
に基いて演算されるが、車室内を冷房する場合には乗員
が要求した温度よりも低い温度になっている。
サ70や車外の気温を検知する外気センサ(図示せず)、
日射量を検知する日射センサ(図示せず)等からの信号
に基いて演算されるが、車室内を冷房する場合には乗員
が要求した温度よりも低い温度になっている。
車室内温度検知手段70及び温度設定手段71はそれぞれ温
度差演算手段72に接続されており、ここで実際の車室内
温度と設定温度との温度差が演算される。このデータは
温度差領域判定手段73に送られ、ここで、前述したよう
に、温度差がミックスドアMDを開閉させる領域r又は全
開させる領域sにあるのか、あるいは、ミックスドアMD
を全閉させる領域(最大冷房領域)pで、なおかつ最大
冷房とすべき温度差が比較的大きい領域mにあるのか、
あるいは、ミックスドアMDを全閉させる領域(最大冷房
領域)pで、なおかつ温度差が比較的小さい領域nにあ
るのかが判定される。そして、温度差が領域r又はsに
ある場合、エバポレータ7内の冷媒は高圧状態(例えば
3.3kg/cm2)に制御される。このときのエバポレータ7
の温度は約10℃になる。領域mにある場合には、エバポ
レータ7内の冷媒の圧力は基準圧(例えば2.1kg/cm2)
の状態に制御される。このときのエバポレータ7の温度
は約0℃に制御される。そして領域nにある場合には、
前記冷媒の圧力は前記温度差に応じて所望の値に制御さ
れる。
度差演算手段72に接続されており、ここで実際の車室内
温度と設定温度との温度差が演算される。このデータは
温度差領域判定手段73に送られ、ここで、前述したよう
に、温度差がミックスドアMDを開閉させる領域r又は全
開させる領域sにあるのか、あるいは、ミックスドアMD
を全閉させる領域(最大冷房領域)pで、なおかつ最大
冷房とすべき温度差が比較的大きい領域mにあるのか、
あるいは、ミックスドアMDを全閉させる領域(最大冷房
領域)pで、なおかつ温度差が比較的小さい領域nにあ
るのかが判定される。そして、温度差が領域r又はsに
ある場合、エバポレータ7内の冷媒は高圧状態(例えば
3.3kg/cm2)に制御される。このときのエバポレータ7
の温度は約10℃になる。領域mにある場合には、エバポ
レータ7内の冷媒の圧力は基準圧(例えば2.1kg/cm2)
の状態に制御される。このときのエバポレータ7の温度
は約0℃に制御される。そして領域nにある場合には、
前記冷媒の圧力は前記温度差に応じて所望の値に制御さ
れる。
温度差領域判定手段73によって、冷媒圧力が高圧制御の
状態(つまり領域rないしs)あるいは基準圧制御の状
態(つまり領域m)と判断された場合には、その信号は
制御手段74に送られ、作動手段75を介して圧力制御弁51
が制御される。
状態(つまり領域rないしs)あるいは基準圧制御の状
態(つまり領域m)と判断された場合には、その信号は
制御手段74に送られ、作動手段75を介して圧力制御弁51
が制御される。
また、温度差領域判定手段73によって、領域nであると
判断された場合には、設定温度と実際の車室内温度との
温度差に応じてエバポレータ7が所望の温度となるよう
エバポレータ7内の冷媒の圧力が制御される。このた
め、温度差領域判定手段73は圧力比較手段76に接続され
ている。この圧力比較手段76には、圧力検知手段77及び
目標圧力演算手段78からの信号が入力され、ここでエバ
ポレータ内の実際の圧力と目標圧力とが比較されるよう
になっている。この比較データは制御手段74に送られ、
作動手段75を介して圧力制御弁51が作動され、必要とさ
れるエバポレータ7の温度、つまり冷媒の蒸発圧力に制
御される。
判断された場合には、設定温度と実際の車室内温度との
温度差に応じてエバポレータ7が所望の温度となるよう
エバポレータ7内の冷媒の圧力が制御される。このた
め、温度差領域判定手段73は圧力比較手段76に接続され
ている。この圧力比較手段76には、圧力検知手段77及び
目標圧力演算手段78からの信号が入力され、ここでエバ
ポレータ内の実際の圧力と目標圧力とが比較されるよう
になっている。この比較データは制御手段74に送られ、
作動手段75を介して圧力制御弁51が作動され、必要とさ
れるエバポレータ7の温度、つまり冷媒の蒸発圧力に制
御される。
次に、本考案のコンプレッサ3の制御内容について、第
3図(A)に示すフローチャートに従って説明する。
3図(A)に示すフローチャートに従って説明する。
乗員がエアコンスイッチをオンして冷房サイクル1が作
動している状態において、車室内温度や設定温度といっ
た温度情報が車室内温度検知手段70及び温度設定手段71
から温度差演算手段72に入力され(S1)、温度差演算手
段72はこれらのデータに基づいて実際の車室内温度と設
定温度との温度差ΔTを演算する(S2)。この演算結果
は温度差領域判定手段73に入力され、温度差領域判定手
段73はこの温度差データΔTに基づいて、まずミックス
ドアMDが全閉となる領域(最大冷房領域)pであるか否
かを判断する(S3)。
動している状態において、車室内温度や設定温度といっ
た温度情報が車室内温度検知手段70及び温度設定手段71
から温度差演算手段72に入力され(S1)、温度差演算手
段72はこれらのデータに基づいて実際の車室内温度と設
定温度との温度差ΔTを演算する(S2)。この演算結果
は温度差領域判定手段73に入力され、温度差領域判定手
段73はこの温度差データΔTに基づいて、まずミックス
ドアMDが全閉となる領域(最大冷房領域)pであるか否
かを判断する(S3)。
この判断の結果として全閉領域(最大冷房領域)pでな
ければ、ミックスドアMDは領域rかsであり、制御手段
74は、作動手段75を介してコンプレッサ3を高圧制御
し、エバポレータ7が高圧状態、例えば3.3kg/cm2程度
となるように制御する(S4)。この高圧制御の状態にお
いて、エバポレータ7の温度は約10℃になる。
ければ、ミックスドアMDは領域rかsであり、制御手段
74は、作動手段75を介してコンプレッサ3を高圧制御
し、エバポレータ7が高圧状態、例えば3.3kg/cm2程度
となるように制御する(S4)。この高圧制御の状態にお
いて、エバポレータ7の温度は約10℃になる。
これに対し、全閉状態(最大冷房領域)pであれば、引
き続き温度差領域判定手段73は、温度差ΔTが全閉状態
(最大冷房領域)pのうち、比較的温度差が大きい領域
つまり基準圧制御領域mにあるか、あるいは温度差が比
較的小さい領域つまり圧力を変化させる領域nにあるか
を判断する(S5)。
き続き温度差領域判定手段73は、温度差ΔTが全閉状態
(最大冷房領域)pのうち、比較的温度差が大きい領域
つまり基準圧制御領域mにあるか、あるいは温度差が比
較的小さい領域つまり圧力を変化させる領域nにあるか
を判断する(S5)。
この判断の結果として基準圧制御領域mであると判断さ
れた場合には、制御手段74は、作動手段75を介してコン
プレッサ3を基準圧制御し、エバポレータ7が基準圧、
例えば2.1kg/cm2程度となるように制御する(S6)。こ
の基準圧制御の状態において、エバポレータ7の温度は
約0℃になる。
れた場合には、制御手段74は、作動手段75を介してコン
プレッサ3を基準圧制御し、エバポレータ7が基準圧、
例えば2.1kg/cm2程度となるように制御する(S6)。こ
の基準圧制御の状態において、エバポレータ7の温度は
約0℃になる。
このような所定の圧力制御は、エバポレータ7からの吐
出容量を変化させることによってなされる。すなわち、
吐出ポート33から多量の冷媒を吐出させてエバポレータ
7内の冷媒の圧力を下げるには、第2図に示すように、
圧力制御弁51の第1電磁弁57を開けると共に第2電磁弁
58を閉じるといった制御がなされる。第1電磁弁57を開
けることによって、クランク室12内には吐出圧力Pdより
も低い圧力の吸入圧力Psが吸入側連通路54及び供給路53
を介して案内されることから、図示しない吸入工程にあ
るピストンの後面(クランク室12内)に作用する圧力
が、前面(圧縮室26内)に作用する圧力よりも小さくな
り、第1図(A)(B)に示すように駆動斜板13、つま
り非回転ウォブル板16の駆動軸11に対する傾斜角度が大
きくなる。これにより、エバポレータ7内の圧力が基準
圧力(例えば2.1kg/cm2)に設定される。尚、第1図
(A)はピストン23が上死点にまで前進した状態を示
し、第1図(B)はピストン23が下死点にまで後退した
状態を示している。
出容量を変化させることによってなされる。すなわち、
吐出ポート33から多量の冷媒を吐出させてエバポレータ
7内の冷媒の圧力を下げるには、第2図に示すように、
圧力制御弁51の第1電磁弁57を開けると共に第2電磁弁
58を閉じるといった制御がなされる。第1電磁弁57を開
けることによって、クランク室12内には吐出圧力Pdより
も低い圧力の吸入圧力Psが吸入側連通路54及び供給路53
を介して案内されることから、図示しない吸入工程にあ
るピストンの後面(クランク室12内)に作用する圧力
が、前面(圧縮室26内)に作用する圧力よりも小さくな
り、第1図(A)(B)に示すように駆動斜板13、つま
り非回転ウォブル板16の駆動軸11に対する傾斜角度が大
きくなる。これにより、エバポレータ7内の圧力が基準
圧力(例えば2.1kg/cm2)に設定される。尚、第1図
(A)はピストン23が上死点にまで前進した状態を示
し、第1図(B)はピストン23が下死点にまで後退した
状態を示している。
吐出ポート33から吐出される冷媒の量を少なくするに
は、第1図(C)に示すように、圧力制御弁51の第2電
磁弁58を開いて、比較的高い圧力である吐出ポート33か
らの圧力Pdを供給路53を介してクランク室12内に供給す
る。これにより、非回転ウォブル板16の傾斜角度は駆動
軸11に対して直角に近い角度となり、コンプレッサ3か
らの吐出冷媒の量が少なくなり、エバポレータ7内の冷
媒の圧力は、3.3kg/cm2程度に高くなる。
は、第1図(C)に示すように、圧力制御弁51の第2電
磁弁58を開いて、比較的高い圧力である吐出ポート33か
らの圧力Pdを供給路53を介してクランク室12内に供給す
る。これにより、非回転ウォブル板16の傾斜角度は駆動
軸11に対して直角に近い角度となり、コンプレッサ3か
らの吐出冷媒の量が少なくなり、エバポレータ7内の冷
媒の圧力は、3.3kg/cm2程度に高くなる。
ステップ5の判断の結果として基準圧領域mでないと判
断されると、目標圧力演算手段78は、後述のようにして
目標となる冷媒の圧力Peを演算して(S7)圧力比較手段
76に出力し、この圧力比較手段76は、さらに圧力検知手
段77で検知されたエバポレータ7内における現実の冷媒
の圧力値Pを入力する(S8)。それから圧力比較手段76
は、これらの圧力データに基づいて実際の冷媒圧力Pが
目標冷媒圧力Peよりも小さいか否かを判断する(S9)。
尚、エバポレータ7の目標圧力Peを演算するには、第3
図(B)に示すような所定の特性データに基づき、設定
温度と実際の室温との差ΔTに対応するところのエバポ
レータ7の目標圧力Peを算出する。
断されると、目標圧力演算手段78は、後述のようにして
目標となる冷媒の圧力Peを演算して(S7)圧力比較手段
76に出力し、この圧力比較手段76は、さらに圧力検知手
段77で検知されたエバポレータ7内における現実の冷媒
の圧力値Pを入力する(S8)。それから圧力比較手段76
は、これらの圧力データに基づいて実際の冷媒圧力Pが
目標冷媒圧力Peよりも小さいか否かを判断する(S9)。
尚、エバポレータ7の目標圧力Peを演算するには、第3
図(B)に示すような所定の特性データに基づき、設定
温度と実際の室温との差ΔTに対応するところのエバポ
レータ7の目標圧力Peを算出する。
ステップ9の判断の結果としてP<Peであれば、制御手
段74は、圧力Pを高めるべく、作動手段75を介して第2
電磁弁58を開けて、吐出側連通路55を開く(S10)。こ
れにより、吐出ポート33側からの冷媒がコンプレッサ3
に流入し、駆動斜板13が駆動軸11に対して直角に近付く
方向に立ち上るように作動し、コンプレッサ3の吐出ポ
ート33から吐出される冷媒の量が少なくなるので、エバ
ポレータ7内の冷媒の圧力は上昇する。つまりエバポレ
ータ7の温度も上昇する。
段74は、圧力Pを高めるべく、作動手段75を介して第2
電磁弁58を開けて、吐出側連通路55を開く(S10)。こ
れにより、吐出ポート33側からの冷媒がコンプレッサ3
に流入し、駆動斜板13が駆動軸11に対して直角に近付く
方向に立ち上るように作動し、コンプレッサ3の吐出ポ
ート33から吐出される冷媒の量が少なくなるので、エバ
ポレータ7内の冷媒の圧力は上昇する。つまりエバポレ
ータ7の温度も上昇する。
これに対し、P>Peであればステップ11を経て、制御手
段74は、圧力Pを下げるべく、作動手段75を介して第1
電磁弁57を開けて、吸入側連通路54を開く(S12)。こ
れにより、吸入ポート29からの冷媒がコンプレッサ3内
に流入し、駆動斜板13が駆動軸11に対して大きく傾斜す
る方向に作動し、コンプレッサ3の吐出ポート33から吐
出される冷媒の量が多くなるので、エバポレータ7内の
冷媒の圧力は低下する。つまりエバポレータ7の温度が
低下する。このようなステップを経てエバポレータ7内
の冷媒の圧力は、目標圧力Peに近付くことになる。
段74は、圧力Pを下げるべく、作動手段75を介して第1
電磁弁57を開けて、吸入側連通路54を開く(S12)。こ
れにより、吸入ポート29からの冷媒がコンプレッサ3内
に流入し、駆動斜板13が駆動軸11に対して大きく傾斜す
る方向に作動し、コンプレッサ3の吐出ポート33から吐
出される冷媒の量が多くなるので、エバポレータ7内の
冷媒の圧力は低下する。つまりエバポレータ7の温度が
低下する。このようなステップを経てエバポレータ7内
の冷媒の圧力は、目標圧力Peに近付くことになる。
更に、P=Peであると判断された場合には、制御手段74
は、作動手段75を介して圧力制御弁51を全閉にする(S1
3)。
は、作動手段75を介して圧力制御弁51を全閉にする(S1
3)。
このように、主として最大冷房時に温度差が比較的小さ
い領域nにあっては、コンプレッサ3を連続的に作動さ
せた状態で、コンプレッサ3からの冷媒の量を変化させ
ることによって、エバポレータ7内の冷媒の圧力つまり
温度を調節することができる。したがって、この領域n
にあっても、エバポレータ7による除湿作用を維持させ
つつ車室内を所望の温度に制御することができる。
い領域nにあっては、コンプレッサ3を連続的に作動さ
せた状態で、コンプレッサ3からの冷媒の量を変化させ
ることによって、エバポレータ7内の冷媒の圧力つまり
温度を調節することができる。したがって、この領域n
にあっても、エバポレータ7による除湿作用を維持させ
つつ車室内を所望の温度に制御することができる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案によれば、最大冷房時
に温度差が比較的小さい領域にあっても、コンプレッサ
を停止させることなく、コンプレッサから吐出される冷
媒の量を制御することによってエバポレータの温度を変
化させることができるので、エバポレータによる除湿作
用を維持しつつ車室内を所望の温度とすることができ
る。
に温度差が比較的小さい領域にあっても、コンプレッサ
を停止させることなく、コンプレッサから吐出される冷
媒の量を制御することによってエバポレータの温度を変
化させることができるので、エバポレータによる除湿作
用を維持しつつ車室内を所望の温度とすることができ
る。
第1図(A)〜(C)は本考案の一実施例に係る容量可
変斜板式コンプレッサを示す概略断面図、第2図は同実
施例の制御装置の構成を示すブロック図、第3図(A)
は第2図に示す制御装置の動作を示すフローチャート、
第3図(B)は設定温度と室温との差に対するエバポレ
ータの目標圧力を示すグラフ、第4図は冷房サイクルを
示す概略図、第5図は自動車用空気調和装置の一例を示
す概略図、第6図〜8図はミックスドアと冷媒の圧力と
の関係を示すグラフ、第9図は従来の自動車用空気調和
装置におけるコンプレッサ及びミックスドアの制御状態
の関係を示すグラフである。 11……駆動軸、12……クランク室、13……駆動斜板、16
……ウォブル板、23……ピストン、26……圧縮室、29…
…吸入ポート、33……吐出ポート、54……吸入側連通
路、55……吐出側連通路、57……第1電磁弁、58……第
2電磁弁、70……車室内温度検知手段、71……温度設定
手段、72……温度差演算手段、73……温度差領域判定手
段、74……制御手段、75……作動手段、76……圧力比較
手段、77……圧力検知手段、78……目標圧力演算手段。
変斜板式コンプレッサを示す概略断面図、第2図は同実
施例の制御装置の構成を示すブロック図、第3図(A)
は第2図に示す制御装置の動作を示すフローチャート、
第3図(B)は設定温度と室温との差に対するエバポレ
ータの目標圧力を示すグラフ、第4図は冷房サイクルを
示す概略図、第5図は自動車用空気調和装置の一例を示
す概略図、第6図〜8図はミックスドアと冷媒の圧力と
の関係を示すグラフ、第9図は従来の自動車用空気調和
装置におけるコンプレッサ及びミックスドアの制御状態
の関係を示すグラフである。 11……駆動軸、12……クランク室、13……駆動斜板、16
……ウォブル板、23……ピストン、26……圧縮室、29…
…吸入ポート、33……吐出ポート、54……吸入側連通
路、55……吐出側連通路、57……第1電磁弁、58……第
2電磁弁、70……車室内温度検知手段、71……温度設定
手段、72……温度差演算手段、73……温度差領域判定手
段、74……制御手段、75……作動手段、76……圧力比較
手段、77……圧力検知手段、78……目標圧力演算手段。
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダブロック(24)内に軸方向に往復
動自在に装着された複数のピストン(23)を、駆動軸
(11)と一体に回転すると共に傾斜角度が可変自在に取
り付けられた駆動斜板(13)により往復動するように
し、前記ピストン(23)の前方に形成された圧縮室(2
6)内の圧力と、前記ピストン(23)の後方に形成され
たクランク室(12)内の圧力との差圧の変化により前記
駆動斜板(13)の傾斜角度を変化させて前記ピストン
(23)のストロークを変化させるようにした容量可変斜
板式コンプレッサにおいて、 吸入ポート(29)と前記クランク室(12)とを連通させ
る吸入側連通路(54)を開閉する第1電磁弁(57)及び
吐出ポート(33)と前記クランク室(12)とを連通させ
る吐出側連通路(55)を開閉する第2電磁弁(58)を有
する圧力制御弁(51)と、 当該圧力制御弁(51)を作動させる作動手段(75)と、 車室内温度検知手段(70)により検知された車室内温度
と温度設定手段(71)により設定された設定温度との温
度差を演算する温度差演算手段(72)と、 当該温度差演算手段(72)により演算された温度差の領
域を判定する温度差領域判定手段(73)と、 圧力検知手段(77)により検知されたエバポレータ
(7)内の圧力と目標圧力演算手段(78)により前記温
度差演算手段(72)の結果に基づいて演算された前記エ
バポレータ(7)内の目標圧力とを比較する圧力比較手
段(76)と、 前記温度差領域判定手段(73)により判定された温度差
領域がヒータユニット(C)内のミックスドア(MD)が
全閉状態に位置する最大冷房領域でかつ比較的温度差が
大きい領域であるときには、前記作動手段(75)に最大
冷房運転を行うべき信号を出力し、判定された温度差領
域が前記最大冷房領域でかつ比較的温度差が小さい領域
であるときには、前記圧力比較手段(76)による比較結
果に基づいて前記作動手段(75)に容量制御運転を行う
べき信号を出力する制御手段(74)と、 を有することを特徴とする容量可変斜板式コンプレッ
サ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986052808U JPH0712106Y2 (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 | 容量可変斜板式コンプレツサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986052808U JPH0712106Y2 (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 | 容量可変斜板式コンプレツサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62165112U JPS62165112U (ja) | 1987-10-20 |
| JPH0712106Y2 true JPH0712106Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=30878306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986052808U Expired - Lifetime JPH0712106Y2 (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 | 容量可変斜板式コンプレツサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0712106Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2928517B2 (ja) * | 1988-03-31 | 1999-08-03 | 日産自動車株式会社 | 車両用空調装置 |
| JP2661166B2 (ja) * | 1988-08-05 | 1997-10-08 | 日産自動車株式会社 | 車両用空調装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5975309U (ja) * | 1982-11-15 | 1984-05-22 | 三菱電機株式会社 | 自動車用空気調和装置の制御装置 |
| JPS6155380A (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-19 | Diesel Kiki Co Ltd | 可変容量型揺動板式圧縮機 |
-
1986
- 1986-04-10 JP JP1986052808U patent/JPH0712106Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62165112U (ja) | 1987-10-20 |
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