JPH0712241B2 - 水田の畦畔造成方法および水田の畦畔造成装置 - Google Patents

水田の畦畔造成方法および水田の畦畔造成装置

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JPH0712241B2
JPH0712241B2 JP63108589A JP10858988A JPH0712241B2 JP H0712241 B2 JPH0712241 B2 JP H0712241B2 JP 63108589 A JP63108589 A JP 63108589A JP 10858988 A JP10858988 A JP 10858988A JP H0712241 B2 JPH0712241 B2 JP H0712241B2
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久男 川辺
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川辺農研産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水田の畦畔を造成する畦畔造成方法と畦畔造
成装置についての改良に関する。
[従来の技術] 水田に水を張るために造成する畦畔は、通常、犂・耕耘
ローター等で所定の場所に盛土して、それを、こてを用
いて手作業で所定の形状の畦畔に成形して仕上げること
で造成している。この手作業による成形作業を合理化す
るための手段として第1図に示している如く、トラクタ
T等の車体に装架した機枠aに、油圧またはクランク機
構によりロッドbがトラクタTの車体の側方の斜め下向
に向けて出入するよう作動するシリンダcを設け、それ
のロッドbの突出端部に、断面がアングル状の整形器d
を取付けて、シリンダcの作動により、この整形器d
を、図1にあるように、トラクタTの側方に位置する盛
土wに対して斜め上方から往復動させることで、その盛
土wをつき固めながら畦畔Wに造成していく手段があ
る。
また、もう一つの手段として、特開昭63−56202号公報
にあるよう、トラクタのような走行車の後方に機枠を装
架し、その機枠の左右の一側に、後面視において、水平
な上面板とそれの一端から斜め外方下方に向う側板で、
鈍角に屈曲するアングル状をなす振動板を配設し、それ
の後面視における肩部の上面に、上面板と側板とで形成
する入隅部の角度の略2分の1の分割線に沿い斜めに突
出するよう起振体を組付けて、その起振体を前記機枠に
組付けたステーに、前記角度の分割線に沿う方向に伸縮
するコイルバネを介して振動自在に組付け、起振体内に
は、前記角度の分割線に沿う方向に振動を生ぜ占める分
動盤を軸架し、これをフレキシブルシャフトにより導く
回転動力により回動させて振動板を振動させて、畦畔を
形成しようとする盛土の一側を、斜め上方からつき固
め、畦畔の一側の法面と、それの上端に連続する肩部
と、その肩部に連続する上面の一半側を成形していく手
段がある。
[発明が解決しようとする課題] しかし、これら従前手段は、前者にあっては、盛土wに
対して、それの側方の斜め上方から整形器dを叩きつけ
て、成形しようとする畦畔Wの一側の法面と上面と、そ
れの交点となる一側の肩部とを成形するように盛土wを
つき固めていくことから、成形される畦畔Wが、隣の圃
場の側にずれ込むようになり勝ちで、所定の位置に畦畔
Wを成形することがむづかしく、また、成畦した畦畔W
の、整形器dでつき固めた側と反対側に崩れが生じてく
るようになる問題がある。
また、後者にあっては、畦畔の一側の法面とそれの上端
側の肩部とその肩部に連続する上面の一半側とを、上面
板と側板とからなる略へ字形の振動板の振動によりつき
固めて成形するときの、起振体により振動板に与える振
動が、成形する畦畔の一方の法面の肩部に対し斜め上方
から反対側の法面の基部に向う斜めの方向になること
で、前述の従前手段と同様に、成形する畦畔が隣の圃場
の側に崩れ込んだり、ずれ込んだりするようになる問題
がある。
また、この手段は、起振体と畦畔成形用の振動板とを、
コイルバネを介して振動自在にステーに支持せしめてお
くことから、起振体の駆動により発生させた振動により
振動板の動きが、コイルバネのバネ圧で相殺されたり拡
大したりすることで、振動板による畦畔の成形作用の効
率が悪い問題がある。
[目的] 本発明は従来手段に生じているこれらの問題を解消せし
めるためになされたものであって、畦畔に成形するよう
盛り上げた盛土に、トラクタ等の自走する車体に装架し
た畦畔成形用の整形器を当接し、その整形器を、起振装
置により発生させる振動により振動させることで、盛土
を自動的に連続して畦畔に成形していく作業が、起振装
置により発生させる振動を効果的に利用して、効率よく
行なえるようにする新たな手段を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] そして本発明は、この目的を達成するための手段とし
て、トラクタの機体の後方に、その機体の後部に装設せ
る三点リンクヒッチを介して組付機枠を昇降自在に連結
装架し、その組付機枠に、連結支点中心に上下に自在に
揺動する揺動機枠を、上部アームにより揺動を一定の範
囲に規制して支架し、その揺動機枠の上面側に、回転軸
の駆動により一対の重錘が対向回転して上下方向の振動
を発生する起振装置を組付け支架して、それの回転軸を
トラクタのPTO軸にユニバーサルジョイント軸を介して
伝導し、前記揺動機枠の下面側に、後面視における内周
面の断面形状が成形しようとする畦畔の外周面の断面形
状に適応する鞍状乃至半截した鞍状の整形器を、一体的
に組付け支架し、その整形器を、畦畔を造成すべく盛上
げておく盛土の上面側に被せた状態において、前記起振
装置の駆動により揺動機枠ごと上下に振動させながら、
トラクタの走行により盛土の長手方向に移動させていく
ことでその盛土を畦畔に成形していくことを特徴とする
水田の畦畔造成方法を提起するものである。
また該方法を実施するための装置として、トラクタの機
体の後方に、その機体の後部に装設せる三点リンクヒッ
チを介して組付機枠を昇降自在に連結装架し、その組付
機枠に、連結支点中心に上下に自在に揺動する揺動機枠
を、上部アームにより揺動を一定の範囲に規制して支架
し、その揺動機枠の上面側に、回転軸の駆動により一対
の重錘が対向回転して上下方向の振動を発生する起振装
置を組付け支架して、それの回転軸をトラクタのPTO軸
にユニバーサルジョイント軸を介して伝導し、前記揺動
機枠の下面側に、後面視における内周面の断面形状が成
形しようとする畦畔の外周面の断面形状に適応する鞍状
乃至半截した鞍状の整形器を、一体的に組付け支架し
て、前記起振装置の駆動により、整形器が起振装置を支
持する揺動機枠ごと支点軸中心に上下に揺動するように
した水田の畦畔造成装置を提起するものである。
[実施例] 次に実施例を図面に従い詳述する。
第2図は、本発明による水田の畦畔造成装置のトラクタ
の車体の後面側に装着した状態の側面図で、同図におい
てTはトラクタ、2はそのトラクタTの車体の後面側に
上下の揺動可能に装架した機枠、3はその機枠2に支架
した畦畔造成用の整形器、4は前記機枠2に組付けた振
動の運動方向が上下方向となる起振装置を示す。
トラクタTは、図面では前半側を省略して後半側だけを
示しているが、通常の四輪の乗用型のトラクタであり、
それの車体の後面側には、トップリンク10および左右の
ロアリンク11・11(第2図)ならびにリフトアーム12ら
からなる三点リンクヒッチと、PTO軸13とが装備せしめ
てある。
機枠2は、後面視においてゲート状乃至アーチ状に形成
して、前記トラクタTのトップリンク10およびロアリン
ク11・11ならびにリフトアーム12よりなる三点リンクヒ
ッチに、昇降自在に組付け装架せしめる組付機枠20と、
それの後面側に配位してその組付機枠20の下部の左右の
両側部にそれぞれ連結支点21中心に自在に上下に回動す
るよう設ける左右の揺動機枠22・22と、それら左右の揺
動機枠22の後端側をつなぐように渡架されるつなぎ部材
23…と、そのつなぎ部材23…に一体的に組付けられて該
機枠2の一部を構成する起振装置4の枠体40と、ショッ
クアブソーバー状に弾性的に伸縮するよう形成して、前
記組付機枠20の上端部と前記起振装置4の枠体40の上面
との間に、連結軸24・25により渡架装着される上部アー
ム26とよりなる。そして、組付機枠20の上端部と起振装
置4の枠体40の上端部とを連繋する上部アーム26が、そ
れに所望に設定されるストロークの範囲内で伸縮するこ
とで、揺動機枠22・22が連結支点21・21中心に上下に揺
動するようにしてある。畦畔造成用の整形器3は、鋼
板、合成樹脂材等よりなる板部材30を、第4図に示して
いる如く、後面視における内周面の断面形状が造成しよ
うとする畦畔Wの外周面の断面形状に倣う台形で、第2
図および第3図に示している如く前後方向に連続する略
鞍状に成形することで形成してある。そして、その成形
の際、第2図および第3図にあるよう、前端側の開放口
には外周方向に漏斗状に拡がる案内壁31が形成してあ
り、また、該鞍状をなす整形器3の内周面の後面視にお
ける断面形状は、後方に向かい次第に縮径するように形
成してある。しかし、この整形器3の内周面は、同じ断
面形状をもって前後方向に連続するように形成する場合
がある。また、後面視において、左右に対称する台形に
する場合に限らず、第11図の如く、台形を左右に2分し
た形状として、全体として左右に半截した鞍状に形成す
る場合がある。
そして、該整形器3は、それの上面に連結した取付部材
32・32を、第4図に示している如く、前述の機枠2の左
右の揺動機枠22・22をつなぐつなぎ部材23・23から垂下
するように、そのつなぎ部材23・23に連結することで、
揺動機枠22・22の揺動により自在に上下に動くよう機枠
2に組付けてある。
起振装置4は、第5図に示している如く、回転軸41に重
錘42を偏心させて設けてアンバランサー式の起振機構4a
を、第6図乃至第8図に示す如く、それの回転軸41が平
行する姿勢として、左右(または上下)に2連に並列さ
せて枠体40に軸架し、それら2連のアンバランサー式の
起振機構4a・4aを、それらの各回転軸41に歯車Gを同軸
で回転するようにそれぞれ設けて互いに噛み合わせるこ
とで、同調して互いに逆回転するようにし、かつ、それ
ぞれの重錘42・42が、各回転軸41を中心とする左右方向
において互いに対称位置を占めて回転するように位置決
めして歯車Gと歯車Gとを噛み合わせて組合わせること
によって、発生する振動を左右方向においては互いに打
消し、上下方向だけの振動として発生してくるようにし
たアンバランサー式の起振装置であって、各起振機構4a
の回転軸41を軸線方向が上下方向となる状態に枠体40を
回動させることで、発生する振動が、前後方向または左
右方向となるものであり、この例においては、発生する
振動の方向が上下方向となるよう、各起振機構4aの回転
軸41の方向が水平な方向となるようにしてある。なお、
この場合、回転軸41…は、左右に並列する状態とする場
合に限らず前後に並列する状態としてもよい。
そして、該起振装置4は、それの枠体40の前面側に突出
する入力軸43を、ユニバーサルジョイント軸44を介して
トラクタTのPTO軸13に伝導せしめてあり、それの駆動
がトラクタT側の原動機により行なわれるようになって
いる。
このように構成する実施例装置は、水田の畦畔Wを造成
しようとする場所に、犂あるいは耕耘ローターにより盛
土しておき、その盛土wの長手方向の一端側において、
トラクタTのリフトアーム12の作動で機枠2を昇降させ
ることで、その盛土wの上に第4図に示している如く整
形器3が被さる状態にし、その状態で起振装置4を作動
させて、トラクタTを盛土wの長手方向の他端側に進行
させていくと、起振装置4の作動で連結22が連結支軸21
を中心に上下に往復回動して振動し、これに支持してあ
る整形器3が上下方向に振動する。そしてこれにより、
盛土wを細かく叩いて所定の畦畔Wの形状に形成してい
き、トラクタTの進行に伴ない、盛土wをそれの長手方
向の一端側から他端側に向けて順次畦畔Wに成形してい
く。
このとき、整形器3は、押し叩いていく盛土wが所定の
形状の畦畔Wに成形されて押し固められてくるに従い、
盛土w側より反力を受けるようになるが、整形器3の振
動のストロークは、起振装置4によりそれを組付けてい
る揺動機枠22が上下に揺動する揺動巾であり、その揺動
機枠22自体は伸縮する上部アーム26に規制された範囲に
おいて連結支軸21中心に自由に上下に回動するようにな
っていることから、盛土wが高く盛上っているところで
は、それに接する整形器3が揺動機枠22とともに上方に
押し上げられた位置において上下に振動し、それにより
盛土wが次第に押し固められて高さが低くなってくる
と、それに伴ない整形器3が揺動機枠22とともに下降し
てきて、その下降した位置において上下に振動するよう
になる。
このため、整形器3は、盛土wの盛り上げ高さの変化に
係わりなく、起振装置4で発生してくる上下方向の振動
による略一定の衝激圧で、上方から抱え込んでいる盛土
wを上から叩いて畦畔Wに成形していくようになって、
畦畔Wを所定の位置に正確に形成していくようになる。
次に第9図および第10図は別の実施例を示している。
この実施例は、前述の実施例が整形器3を後面視におい
てトラクタTの車体の左右の車輪hと車輪hの間に位置
するように車体に装架せしめているのに対し、整形器3
が車体の左右の車輪h・hの外側に位置するようにし
て、車体を盛土wの一側において走行させていくことに
より畦畔Wの造成作業が行なえるようにした例であり、
そのために、整形器3を組付け支持せしめる機枠2の構
成が前述の実施例の機枠2と変ってきている。
即ち、取付機枠20をトラクタTの車体の後面側に装設し
てあるトップリンク10・ロアリンク11・11ならびにリフ
トアーム12・12により、昇降自在にトラクタTの車体に
懸架装着し、その取付機枠20の左右の両側端の各下端部
に、連結支軸21中心に上下に自在に揺動する揺動機枠22
をそれぞれ連結し、それら揺動機枠22・22の間をつなぎ
部材23・23でつなぐことについては前述の実施例の機枠
2と同様であるが、そのつなぎ部材23・23でつないだ揺
動機枠22・22の後端側には、後面視において、第9図に
あるように車体の左右の車輪h・hの一方よりも外側に
張出していく張出機枠27を設けて、その張出機枠27の外
端部に、起振装置4をそれの枠体40を組付けることで装
架するとともに、その枠体40の下面側に整形器3を取付
部材32により止着連結することで、整形器3を装架せし
めてある。
そして、起振装置4の駆動は、前述の揺動機枠22・22を
つなぐつなぎ部材23・23の上面に、中間伝導機構(図示
省略)を収蔵したギヤボックスGBを装架して、それの入
力軸50をユニバーサルジョイント軸44を介してトラクタ
Tの車体後面に装設してあるPTO軸13に伝導し、そのギ
ヤボックスGBに設けた出力軸51をユニバーサルジョイン
ト軸52を介して該起振装置4の入力軸43に伝導すること
で、トラクタT側から行なうようにしてある。
そしてまた、起振装置4および整形器3を支持せしめた
張出機枠27は、それの内端部を、前述の揺動機枠22・22
をつなぐつなぎ部材23の後面側に設けた縦方向の連結軸
28に軸架して、その連結軸28中心に左右に首振り回動自
在にしてあって、第10図にあるよう右方に張出す姿勢と
した状態において、該張出機枠27に貫挿したセットボル
ト270を前記つなぎ部材23の後面に装設せる軸筒部230と
に挿通することで、同第10図に示す状態に保持され、ま
た、前記セットボルト270を抜き取って、張出機枠27を
連結軸28中心に左右に回動させて同第10図で鎖線に示し
ている状態とし、その状態において前記セットボルト27
0を該張出機枠27と、前述のつなぎ部材23の左端側に装
設してある軸筒部231とに挿通することで、前記鎖線に
示した左方に張出す状態に切換わるようにしてある。
なお、この実施例は、その余の構成については前述の実
施例装置と変わりがなく、その変わりない構成について
は同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
この実施例は、畦畔Wに対する車体の位置が変わるだけ
で前述の実施例と同様に作用する。
第11図は、整形器3の変形例を示す図である。同図に示
す整形器3は、造成する畦畔Wが、他人の水田との境界
となっている場合に用いる形態のものであって、鋼板等
の板部材30で左右に半截した鞍状に成形してある。
次に第12図および第13図はさらに別の実施例を示してい
る。
この実施例は、前述の第9図および第10図に示した実施
例における起振装置4に対する伝導手段を変えている変
形例である。
即ち、機枠2の揺動機枠22・22をつなぐつなぎ部材23・
23の上面には、中間伝導機構を収蔵せるギヤボックスGB
を組付けて、それの出力軸51を、機枠2に設けた張出機
枠27を外端側に装架せる起振装置4の入力軸43に伝導す
ることで、トラクタT側から起振装置4を駆動すること
については前述の第9図および第10図に示した実施例と
変わりないが、ギヤボックスGBの出力軸51は、そのギヤ
ボックスGBの後面側に突出させて設けて、それに伝導プ
ーリー60を設け、また、張出機枠27の外端側に装架する
起振装置4はそれの入力軸43が後方に突出する状態とし
て張出機枠27に装架し、それの入力軸43に伝導プーリー
61を設け、それと前記伝導プーリー60とに伝導ベルト62
をかけまわすことで、起振装置4に回転動力を伝導する
ようにしてある。
なお、この伝導手段を除いた他の構成については、前述
した各実施例のそれと変わりないので、同効の構成部材
について同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
しかして、本発明手段における機枠2およびそれに組付
け支架せしめる整形器3ならびに起振装置4は、自走す
る車体の後面側に装架する実施例だけを示しているが、
後面側に限られるものではない。
即ち、トラクタ等の自走する車体の前面側に、取付機枠
20を配位して車体に高さ位置の調節自在に装架し、それ
に、揺動機枠22・22を第2図および第3図に示している
状態と対称する状態に設けて、それに起振装置4および
整形器3を同様に組付けることで、車体の前面の左右の
中央部位に整形器3が位置するようになり、また、車体
の前面に設ける取付機枠20に前方に突出するよう支架せ
しめる揺動機枠22・22に、第9図ないし第12図で示して
いる側方に張出す張出機枠27を設けて、それに、起振装
置4および整形器3を組付けることで、車体の前面側の
左右の一側に整形器3が位置するようになる。また、機
枠2を、自走する車体の腹下に装設することで、整形器
3および起振装置4を車体の腹下に懸架せしめたり、機
枠2の車体の側面に装架することで、整形器3および起
振装置4が車体の側面に位置するようにする場合があ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明手段による水田の畦畔造成
手段は、畦畔成形用の整形器3を、起振装置4で発生さ
せる振動により、畦畔Wの盛土wに対して揺動させて、
その盛土wを押し固めていくようにするのに、トラクタ
Tの機体に三点リンクヒッチを介して昇降自在に装架し
た組付機枠20に、連結支点21中心に自在に上下に揺動す
る揺動機枠22を支架して、これに、起振装置4と整形器
3とを組付けて、起振装置4の駆動でその起振装置4と
共に整形器3が揺動機枠22ごと上下に動くようにしてい
ることから、その整形器3の振動のストロークが、起振
装置4により上下に揺動する揺動機枠22の揺動巾とな
る。
そして、この揺動機枠22が上部アーム26に規制された範
囲において連結支軸21中心に自由に上下に回動するよう
になっていることから、盛土wが高く盛上っているとこ
ろでは、それに接する整形器3が揺動機枠22とともに上
方に押し上げられた位置において上下に振動し、それに
より盛土wが次第に押し固められて高さが低くなってく
ると、それに伴ない整形器3が揺動機枠22とともに下降
してきて、その下降した位置において上下に振動するよ
うになる。
このため、整形器3は、盛土wの盛り上げ高さの変化に
係わりなく、起振装置4で発生してくる上下方向の振動
による略一定の衝激圧で、上方から抱え込んでいる盛土
wを上から叩いて畦畔Wに成形していくようになって、
畦畔Wを所定の位置に正確に形成していくようになる。
従って、起振装置4の駆動により生成する振動が、殆ん
どロスのない状態で揺動機枠22を上下に動かすようにな
り、その揺動機枠22の動きが整形器3を畦畔Wに対して
動かす作動となるので、起振装置4で発生させる振動を
効果的に利用して、効率よく畦畔Wの造成が行なえるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従前の畦畔造成装置の説明図、第2図は本発明
による畦畔造成装置のトラクタに装着した状態の一部破
断した側面図、第3図は同上の平面図、第4図は同上の
後面図、第5図は同上の起振装置の起振機構の斜視図、
第6図は同上の起振装置の横断平面図、第7図は同上起
振装置の一部破断した正面図、第8図は同上起振装置の
縦断側面図、第9図は別の実施例装置の後面図、第10図
は同上実施例装置の平面図、第11図は同上実施例の変形
例の要部の後面図、第12図はもう一つの実施例装置の平
面図、第13図は同上実施例装置の後面図である。 図面符号の説明 G……歯車、GB……ギヤボックス、T……トラクタ W……畦畔、w……盛土、a……機枠 b……ロッド、c……シリンダ、d……整形器 h……車輪、10……トップリンク、11……ロアリンク 12……リフトアーム、13……PTO軸、2……機枠 20……組付機枠、21……連結支点、22……揺動機枠 23……つなぎ部材、24・25……連結軸、26……上部アー
ム 27……張出機枠、28……連結軸、230・231……軸筒部 270……セットボルト、3……整形器、30……板部材 31……案内壁、32……取付部材、4……起振装置 4a……起振機構、40……枠体、41……回転軸 42……重錘、3……入力軸、44……ユニバーサルジョイ
ント軸 50……入力軸、51……出力軸 52……ユニバーサルジョイント軸 60・61……伝導プーリー、62……伝導ベルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタTの機体の後方に、その機体の後
    部に装設せる三点リンクヒッチを介して組付機枠20を昇
    降自在に連結装架し、その組付機枠20に、連結支点21中
    心に上下に自在に揺動する揺動機枠22を、上部アーム26
    により揺動を一定の範囲に規制して支架し、その揺動機
    枠22の上面側に、回転軸41の駆動により一対の重錘42…
    が対向回転して上下方向の振動を発生する起振装置4を
    組付け支架して、それの回転軸41をトラクタTのPTO軸1
    3にユニバーサルジョイント軸44を介して伝導し、前記
    揺動機枠22の下面側に、後面視における内周面の断面形
    状が成形しようとする畦畔Wの外周面の断面形状に適応
    する鞍状乃至半截した鞍状の整形器3を、一体的に組付
    け支架し、その整形器3を、畦畔Wを造成すべく盛上げ
    ておく盛土wの上面側に被せた状態において、前記起振
    装置4の駆動により揺動機枠22ごと上下に振動させなが
    ら、トラクタTの走行により盛土wの長手方向に移動さ
    せていくことでその盛土wを畦畔Wに成形していくこと
    を特徴とする水田の畦畔造成方法。
  2. 【請求項2】トラクタTの機体の後方に、その機体の後
    部に装設せる三点リンクヒッチを介して組付機枠20を昇
    降自在に連結装架し、その組付機枠20に、連結支点21中
    心に上下に自在に揺動する揺動機枠22を、上部アーム26
    により揺動を一定の範囲に規制して支架し、その揺動機
    枠22の上面側に、回転軸41の駆動により一対の重錘42…
    が対向回転して上下方向の振動を発生する起振装置4を
    組付け支架して、それの回転軸41をトラクタTのPTO軸1
    3にユニバーサルジョイント軸44を介して伝導し、前記
    揺動機枠22の下面側に、後面視における内周面の断面形
    状が成形しようとする畦畔Wの外周面の断面形状に適応
    する鞍状乃至半截した鞍状の整形器3を、一体的に組付
    け支架して、前記起振装置4の駆動により、整形器3が
    起振装置4を支持する揺動機枠22ごと支点軸21中心に上
    下に揺動するようにした水田の畦畔造成装置。
  3. 【請求項3】トラクタTの機体の後方に、その機体の後
    部に装設せる三点リンクヒッチを介して組付機枠20を昇
    降自在に連結装架し、その組付機枠20に、連結支点21中
    心に上下に自在に揺動する揺動機枠22を、上部アーム26
    により揺動を一定の範囲に規制して支架し、その揺動機
    枠22に、トラクタTのPTO軸13とユニバーサルジョイン
    ト軸44を介して伝導する伝導機構を収蔵せるギヤボック
    スGBを装架するとともに、トラクタTの機体の左右の一
    側に突出する張出機枠27を装架し、その張出機枠27の突
    出端部の上面側に、回転軸41の駆動により一対の重錘42
    …が対向回転して上下方向の振動を発生する起振装置4
    を組付け支架して、それの回転軸41を前記ギヤボックス
    GBの出力軸51とユニバーサルジョイント軸52を介して伝
    導し、前記張出機枠27の下面側に、後面視における内周
    面の断面形状が成形しようとする畦畔Wの外周面の断面
    形状に適応する鞍状乃至半截した鞍状の整形器3を、一
    体的に組付け支架して、前記起振装置4の駆動により、
    整形器3が起振装置4を支持する揺動機枠22ごと支点軸
    21中心に上下に揺動するようにした水田の畦畔造成装
    置。
  4. 【請求項4】トラクタTの機体の後方に、その機体の後
    部に装設せる三点リンクヒッチを介して組付機枠20を昇
    降自在に連結装架し、その組付機枠20に、連結支点21中
    心に上下に自在に揺動する揺動機枠22を、上部アーム26
    により揺動を一定の範囲に規制して支架し、その揺動機
    枠22に、トラクタTのPTO軸13とユニバーサルジョイン
    ト軸44を介して伝導する伝導機構を収蔵せるギヤボック
    スGBを装架するとともに、トラクタTの機体の左右の一
    側に突出する張出機枠27を装架し、その張出機枠27内に
    前記ギヤボックスGB内の伝導機構の出力軸51と伝導する
    伝導機構を収蔵し、かつ、張出機枠27の突出端部の上面
    側に、回転軸41の駆動により一対の重錘42…が対向回転
    して上下方向の振動を発生する起振装置4を組付け支架
    して、それの回転軸41を前記張出機枠27内の伝導機構に
    伝導し、前記張出機枠27の下面側に、後面視における内
    周面の断面形状が成形しようとする畦畔Wの外周面の断
    面形状に適応する鞍状乃至半截した鞍状の整形器3を、
    一体的に組付け支架して、前記起振装置4の駆動によ
    り、整形器3が起振装置4を支持する揺動機枠22ごとに
    支点軸21中心に上下に揺動するようにした水田の畦畔造
    成装置。
  5. 【請求項5】トラクタTの機体の前方に、その機体の前
    部に装設せる三点リンクヒッチを介して組付機枠20を昇
    降自在に連結装架し、その組付機枠20に、連結支点21中
    心に上下に自在に揺動する揺動機枠22を、上部アーム26
    により揺動を一定の範囲に規制して支架し、その揺動機
    枠22の上面側に、回転軸41の駆動により一対の重錘42…
    が対向回転して上下方向の振動を発生する起振装置4を
    組付け支架して、それの回転軸41をトラクタTのPTO軸
    にユニバーサルジョイント軸を介して伝導し、前記揺動
    機枠22の下面側に、後面視における内周面の断面形状が
    成形しようとする畦畔Wの外周面の断面形状に適応する
    鞍状乃至半截した鞍状の整形器3を、一体的に組付け支
    架して、前記起振装置4の駆動により、整形器3が起振
    装置4を支持する揺動機枠22ごと支点軸21中心に上下に
    揺動するようにした水田の畦畔造成装置。
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