JPH0717355A - 加速度センサ用安全装置 - Google Patents
加速度センサ用安全装置Info
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- JPH0717355A JPH0717355A JP5168076A JP16807693A JPH0717355A JP H0717355 A JPH0717355 A JP H0717355A JP 5168076 A JP5168076 A JP 5168076A JP 16807693 A JP16807693 A JP 16807693A JP H0717355 A JPH0717355 A JP H0717355A
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- sensing mass
- shaft
- acceleration sensor
- safety device
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- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract 2
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Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 新たな部材を追加することなく衝撃力を吸収
し、車両への組付け前に加速度センサの誤作動を防止す
る構造が簡単で、かつ安価な加速度センサ用安全装置を
得る。 【構成】 感知マス52の反乗員側の端部のシャフト5
0と当接する部分に斜面54と、シャフト50の乗員側
の端部にこれに対応する斜面68を設ける。車両への組
付け前にはシャフト50を上昇して斜面68を感知マス
52の斜面54と当接状態とすると、感知マス52に不
用意な衝撃力F1が加わった場合に、シャフト50をロ
アボデー44の側壁へ押圧する分力Rが作用する。この
ためシャフト50とロアボデー44との間に摩擦抵抗F
2が、ロアボデー44と感知マス52との間に摩擦抵抗
F3が発生する。この摩擦抵抗F2及びF3は、感知マ
ス52の移動を阻止する方向に働くため、不用意な衝撃
でも作動しない。
し、車両への組付け前に加速度センサの誤作動を防止す
る構造が簡単で、かつ安価な加速度センサ用安全装置を
得る。 【構成】 感知マス52の反乗員側の端部のシャフト5
0と当接する部分に斜面54と、シャフト50の乗員側
の端部にこれに対応する斜面68を設ける。車両への組
付け前にはシャフト50を上昇して斜面68を感知マス
52の斜面54と当接状態とすると、感知マス52に不
用意な衝撃力F1が加わった場合に、シャフト50をロ
アボデー44の側壁へ押圧する分力Rが作用する。この
ためシャフト50とロアボデー44との間に摩擦抵抗F
2が、ロアボデー44と感知マス52との間に摩擦抵抗
F3が発生する。この摩擦抵抗F2及びF3は、感知マ
ス52の移動を阻止する方向に働くため、不用意な衝撃
でも作動しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の急減速を感知
してエアバッグ等のアクチュエータを作動させる感知マ
スを車体組付時等の必要時に移動阻止状態とし、車体へ
の組付が終了した後に移動阻止状態を解除する加速度セ
ンサ用安全装置に関する。
してエアバッグ等のアクチュエータを作動させる感知マ
スを車体組付時等の必要時に移動阻止状態とし、車体へ
の組付が終了した後に移動阻止状態を解除する加速度セ
ンサ用安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ装置では、車両の急減速時に
インフレータに封入されたガス発生物質を燃焼させ、エ
アバッグ袋体を膨張させる。このエアバッグ装置には、
車両急減速状態を感知する加速度センサが内蔵されてお
り、ステアリング等の車体への組付完了前に加わる衝撃
による誤作動を防止するため、感知マスの移動を阻止す
るように安全装置が取りつけられている。
インフレータに封入されたガス発生物質を燃焼させ、エ
アバッグ袋体を膨張させる。このエアバッグ装置には、
車両急減速状態を感知する加速度センサが内蔵されてお
り、ステアリング等の車体への組付完了前に加わる衝撃
による誤作動を防止するため、感知マスの移動を阻止す
るように安全装置が取りつけられている。
【0003】この安全装置としては、図10に示すよう
に、所定加速度に応じて矢印A方向に移動する感知マス
2と、この感知マス2と略平行に移動可能とされ前記移
動軌跡上に進出した状態から退避した状態まで移動可能
とされるストッパ部材4と、前記ストッパ部材4を感知
マス2の慣性移動方向(A方向)と反対の方向に付勢す
るスプリング6から成る構造のものが、最も簡単なもの
である。
に、所定加速度に応じて矢印A方向に移動する感知マス
2と、この感知マス2と略平行に移動可能とされ前記移
動軌跡上に進出した状態から退避した状態まで移動可能
とされるストッパ部材4と、前記ストッパ部材4を感知
マス2の慣性移動方向(A方向)と反対の方向に付勢す
るスプリング6から成る構造のものが、最も簡単なもの
である。
【0004】上記構造の安全装置は、ステアリング等の
車体への組付完了前は、前記ストッパ部材4で前記感知
マス2の移動を阻止すると共に、組付完了後はこのスト
ッパ部材4を図示しないストッパの移動部材で、矢印A
方向に移動することによって、感知マス2の移動阻止状
態を解除する。従って、この感知マス移動可能状態にお
いて、車急減速時に発生する加速度が感知マス2に加わ
ると、感知マス2はダンピング抵抗及びバイアススプリ
ング7の付勢力に打ち勝って、慣性移動方向(図中A方
向)に移動し、感知マス2の移動軌跡上に設けられた電
気接点8を閉じて、エアバッグ装置が作動する。
車体への組付完了前は、前記ストッパ部材4で前記感知
マス2の移動を阻止すると共に、組付完了後はこのスト
ッパ部材4を図示しないストッパの移動部材で、矢印A
方向に移動することによって、感知マス2の移動阻止状
態を解除する。従って、この感知マス移動可能状態にお
いて、車急減速時に発生する加速度が感知マス2に加わ
ると、感知マス2はダンピング抵抗及びバイアススプリ
ング7の付勢力に打ち勝って、慣性移動方向(図中A方
向)に移動し、感知マス2の移動軌跡上に設けられた電
気接点8を閉じて、エアバッグ装置が作動する。
【0005】しかし、上記の安全装置では前記感知マス
2の移動をストッパ部材4に取り付けられたスプリング
6の付勢力によってのみ阻止しているため、スプリング
6の付勢力を上回る衝撃力が感知マス2に加わると、感
知マス2の移動を阻止しきれずにエアバッグ装置の誤作
動が生ずる。従ってこれを防ぐには、大きな付勢力を有
するスプリング6を用いたり、図11に示すようにさら
に移動阻止部材9を追加する必要がある。この移動阻止
部材9は、板ばねで構成されて先端の環状屈曲部5がボ
デー3と感知マス2との間に介在して感知マス2の不用
意な移動を阻止している。又、エアバッグシステムの組
付け後は解除装置により、図12に示される如くスプリ
ング付勢されたストッパ部材4を引くことにより、環状
屈曲部5がボデー3と感知マス2との間から抜け出て感
知マス2の移動可能状態とすることができる。
2の移動をストッパ部材4に取り付けられたスプリング
6の付勢力によってのみ阻止しているため、スプリング
6の付勢力を上回る衝撃力が感知マス2に加わると、感
知マス2の移動を阻止しきれずにエアバッグ装置の誤作
動が生ずる。従ってこれを防ぐには、大きな付勢力を有
するスプリング6を用いたり、図11に示すようにさら
に移動阻止部材9を追加する必要がある。この移動阻止
部材9は、板ばねで構成されて先端の環状屈曲部5がボ
デー3と感知マス2との間に介在して感知マス2の不用
意な移動を阻止している。又、エアバッグシステムの組
付け後は解除装置により、図12に示される如くスプリ
ング付勢されたストッパ部材4を引くことにより、環状
屈曲部5がボデー3と感知マス2との間から抜け出て感
知マス2の移動可能状態とすることができる。
【0006】しかし、スプリング6の付勢力を増加する
と解除時の操作力が大きくなり、又図11、12の構成
では部材の追加により構造が複雑になる上、コストアッ
プの要因となる。
と解除時の操作力が大きくなり、又図11、12の構成
では部材の追加により構造が複雑になる上、コストアッ
プの要因となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の欠点を考慮し、解除時の付勢力を大きくすることな
く、又新たな部材を追加することなく衝撃力を吸収しエ
アバッグ装置等の誤作動を防止することのできる、構造
が簡単で、かつ安価な加速度センサ用安全装置を得るこ
とを目的とする。
の欠点を考慮し、解除時の付勢力を大きくすることな
く、又新たな部材を追加することなく衝撃力を吸収しエ
アバッグ装置等の誤作動を防止することのできる、構造
が簡単で、かつ安価な加速度センサ用安全装置を得るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定加速度に
応じて移動する感知マスと、この感知マスと略平行に移
動可能とされ感知マスの前記移動軌跡上へ進出した状態
から退避した状態まで移動可能とされるストッパ部材
と、前記進出した状態にあるストッパ部材と感知マスと
の当接部に設けられ前記感知マスの加速度による移動方
向力をこれと異なる方向への移動分力としてストッパ部
材へ伝える斜面とを有することを特徴とする。
応じて移動する感知マスと、この感知マスと略平行に移
動可能とされ感知マスの前記移動軌跡上へ進出した状態
から退避した状態まで移動可能とされるストッパ部材
と、前記進出した状態にあるストッパ部材と感知マスと
の当接部に設けられ前記感知マスの加速度による移動方
向力をこれと異なる方向への移動分力としてストッパ部
材へ伝える斜面とを有することを特徴とする。
【0009】
【作用】ストッパ部材の進出状態において感知マスに慣
性移動方向と同方向に衝撃力が加わり、感知マスが移動
しようとすると、この移動力は斜面を介してストッパ部
材へ伝わる。このため、ストッパ部材には解除のための
移動方向と異なる方向に分力が働き、その結果ボデーと
ストッパ部材との間に摩擦抵抗が発生する。この摩擦抵
抗は、感知マスの移動を阻止する方向に働くため、スト
ッパ部材は感知マスの大きな移動力に抗して感知マスの
不用意な移動を阻止できる。
性移動方向と同方向に衝撃力が加わり、感知マスが移動
しようとすると、この移動力は斜面を介してストッパ部
材へ伝わる。このため、ストッパ部材には解除のための
移動方向と異なる方向に分力が働き、その結果ボデーと
ストッパ部材との間に摩擦抵抗が発生する。この摩擦抵
抗は、感知マスの移動を阻止する方向に働くため、スト
ッパ部材は感知マスの大きな移動力に抗して感知マスの
不用意な移動を阻止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1実施例をエアバッグ装置
に適用した場合を例にとって説明する。図1には、本発
明に係る第1実施例が適用されたエアバッグ装置10が
示されている。なお、本図において、矢印FRは車両前
方を示している。
に適用した場合を例にとって説明する。図1には、本発
明に係る第1実施例が適用されたエアバッグ装置10が
示されている。なお、本図において、矢印FRは車両前
方を示している。
【0011】エアバッグ装置10は、インフレータ1
2、カバー14、エアバッグ袋体16(以下単に袋体1
6という)を備え、ステアリングホイール18のハブ2
0に支持されたベースプレート22に取付けられてい
る。インフレータ12は、ステアリングホイール18の
回転軸線と同軸的な円筒形状とされ、その回転軸線に沿
った片側がベースプレート22を貫通して乗員側に突出
した状態で、ベースプレート22に取付フランジ24を
介して固定されている。
2、カバー14、エアバッグ袋体16(以下単に袋体1
6という)を備え、ステアリングホイール18のハブ2
0に支持されたベースプレート22に取付けられてい
る。インフレータ12は、ステアリングホイール18の
回転軸線と同軸的な円筒形状とされ、その回転軸線に沿
った片側がベースプレート22を貫通して乗員側に突出
した状態で、ベースプレート22に取付フランジ24を
介して固定されている。
【0012】袋体16は、ベースプレート22の乗員側
に折り畳まれた状態で配置され、開口部26周縁が、取
付けリング28によってベースプレート22に固定され
ている。袋体16の内部には、インフレータ12の前記
片側が挿入され、インフレータ12のガス孔40が袋体
16の内側に面して開口している。カバー14は、碗状
に形成され、ベースプレート22との間に袋体16を格
納するように、開口縁がベースプレート22へ固定され
ている。カバー14の乗員と対向する底壁には、薄肉部
29が形成されており、袋体16が膨張すると、薄肉部
29が破断されてカバー14が中央部から一対のドア状
に開いて展開可能となっている。
に折り畳まれた状態で配置され、開口部26周縁が、取
付けリング28によってベースプレート22に固定され
ている。袋体16の内部には、インフレータ12の前記
片側が挿入され、インフレータ12のガス孔40が袋体
16の内側に面して開口している。カバー14は、碗状
に形成され、ベースプレート22との間に袋体16を格
納するように、開口縁がベースプレート22へ固定され
ている。カバー14の乗員と対向する底壁には、薄肉部
29が形成されており、袋体16が膨張すると、薄肉部
29が破断されてカバー14が中央部から一対のドア状
に開いて展開可能となっている。
【0013】またインフレータ12には、エンハンサ
(火薬)30、雷管32、ガス発生物質34、加速度セ
ンサ36が収容されている。インフレータ12内の略中
央部には、雷管32が配置され、その反乗員側には加速
度センサ36が配置されている。この雷管32は案内路
(図示省略)を介して加速度センサ36と連通してい
る。また、雷管32の乗員側に位置しているエンハンサ
30は連通路(図示省略)を介して雷管32と連通して
いる。インフレータ12内の左右対称位置にはガス発生
物質34が封入されており、このガス発生物質34は前
記連通路とは別の連通路(図示省略)を介してエンハン
サ30と連通されている。このため、車両急減速時にな
ると、加速度センサ36が作動して雷管32が着火さ
れ、その着火に基づきエンハンサ30、続いてガス発生
物質34に伝火されてガスが発生し、そのガスがガス孔
40を介して袋体16内に供給される。
(火薬)30、雷管32、ガス発生物質34、加速度セ
ンサ36が収容されている。インフレータ12内の略中
央部には、雷管32が配置され、その反乗員側には加速
度センサ36が配置されている。この雷管32は案内路
(図示省略)を介して加速度センサ36と連通してい
る。また、雷管32の乗員側に位置しているエンハンサ
30は連通路(図示省略)を介して雷管32と連通して
いる。インフレータ12内の左右対称位置にはガス発生
物質34が封入されており、このガス発生物質34は前
記連通路とは別の連通路(図示省略)を介してエンハン
サ30と連通されている。このため、車両急減速時にな
ると、加速度センサ36が作動して雷管32が着火さ
れ、その着火に基づきエンハンサ30、続いてガス発生
物質34に伝火されてガスが発生し、そのガスがガス孔
40を介して袋体16内に供給される。
【0014】電気着火式エアバッグ装置90に使用され
る加速度センサ36には、図3に示される如く、円筒形
状のアッパボデー42及びロアボデー44とを備えてい
る。ロアボデー44には軸芯を介して互いに反対側に一
対の短形突起46が形成され、またアッパボデー42に
はこれらの一対の短形突起46に対応する短形状の一対
の切欠き48が形成され、ロアボデー44の短形突起4
6と嵌合されて、アッパボデー42とロアボデー44と
が同軸的に結合されている。
る加速度センサ36には、図3に示される如く、円筒形
状のアッパボデー42及びロアボデー44とを備えてい
る。ロアボデー44には軸芯を介して互いに反対側に一
対の短形突起46が形成され、またアッパボデー42に
はこれらの一対の短形突起46に対応する短形状の一対
の切欠き48が形成され、ロアボデー44の短形突起4
6と嵌合されて、アッパボデー42とロアボデー44と
が同軸的に結合されている。
【0015】上記ボデー内部には、略円筒形状の感知マ
ス52が収容されている。感知マス52には、反乗員側
の端部でシャフト50と当接する部分に斜面54が形成
されている。この感知マス52の反乗員側の端面とロア
ボデー44の内側に同軸的に形成された溝45との間に
は圧縮コイルスプリング56が介在しており、感知マス
52は、この圧縮コイルスプリング56により通常の状
態でアッパボデー42と当接するよう付勢されている。
ス52が収容されている。感知マス52には、反乗員側
の端部でシャフト50と当接する部分に斜面54が形成
されている。この感知マス52の反乗員側の端面とロア
ボデー44の内側に同軸的に形成された溝45との間に
は圧縮コイルスプリング56が介在しており、感知マス
52は、この圧縮コイルスプリング56により通常の状
態でアッパボデー42と当接するよう付勢されている。
【0016】ロアボデー44の内部には、感知マス52
の移動軌跡上に一対の固定接点58が取付けられ、その
乗員側に板ばねで構成される移動接点62が位置してお
り、板ばねの付勢力で移動接点62が固定接点58から
離れている。固定接点58は、図2に示す如く配線80
を介して電気着火式のエアバッグ作動制御装置90を介
して雷管32(図1を参照)等に接続されている。
の移動軌跡上に一対の固定接点58が取付けられ、その
乗員側に板ばねで構成される移動接点62が位置してお
り、板ばねの付勢力で移動接点62が固定接点58から
離れている。固定接点58は、図2に示す如く配線80
を介して電気着火式のエアバッグ作動制御装置90を介
して雷管32(図1を参照)等に接続されている。
【0017】従って、加速度センサ36は、感知マス5
2の慣性移動により感知マス52とボデーとの間のクリ
アランスを通過する空気の粘性によってダンピング抵抗
を生じさせ、このダンピング抵抗により車両が悪路等を
走行する際の振動等によって生ずる小さな又は作用時間
の短い加速度が感知マス52に作用する場合には、感知
マス52の慣性移動を制限する。さらに乗員を保護する
ために真にエアバッグ装置90を作動する必要がある車
両急減速時に生ずる大きな又は作用時間の長い加速度が
感知マス52に作用する場合には、感知マス52の慣性
移動により移動接点62を押圧し、固定接点58と接触
させる。このため回路が閉じて、図1に示す雷管32を
加熱発火させ、インフレータ12内のガス発生物質34
を燃焼させて袋体16を膨張させるようになっている。
2の慣性移動により感知マス52とボデーとの間のクリ
アランスを通過する空気の粘性によってダンピング抵抗
を生じさせ、このダンピング抵抗により車両が悪路等を
走行する際の振動等によって生ずる小さな又は作用時間
の短い加速度が感知マス52に作用する場合には、感知
マス52の慣性移動を制限する。さらに乗員を保護する
ために真にエアバッグ装置90を作動する必要がある車
両急減速時に生ずる大きな又は作用時間の長い加速度が
感知マス52に作用する場合には、感知マス52の慣性
移動により移動接点62を押圧し、固定接点58と接触
させる。このため回路が閉じて、図1に示す雷管32を
加熱発火させ、インフレータ12内のガス発生物質34
を燃焼させて袋体16を膨張させるようになっている。
【0018】この加速度センサ36には、ステアリング
等の車両取付け完了前にエアバッグ装置が作動しないよ
うに、感知マス52の移動阻止状態と移動可能状態とを
選択的に制御する安全装置64が内蔵されている。この
安全装置64は、図3に示す如くコイルスプリング66
とシャフト50とを備えている。シャフト50は円柱形
状でロアボデー44の側壁へ感知マス52の移動方向と
略平行に穿設された溝49内へ収容され、感知マス52
の移動方向と平行に移動可能となっている。このシャフ
ト50は、乗員側の端部に感知マス52の斜面54に対
応する斜面68が形成され、又軸方向中間部には段部7
0が形成されて、斜面68が形成された一方を大径部7
0Aとし、他方を小径部70Bとしている。この小径部
70Bにはコイルスプリング66が挿入され、シャフト
50を乗員側の方向へ付勢するようになっている。コイ
ルスプリング66の他端は図4に示される如く、ロアボ
デー44ヘ固着されたストッパ72へ支持されると共
に、小径部70Bはこのストッパ72を貫通し、操作ア
ーム74と螺合している。この操作アーム74は作業者
の手動操作により、又は自動的に反乗員側の方向(矢印
B方向)へ駆動されてシャフト50を反乗員側の方向へ
移動させるようになっている。
等の車両取付け完了前にエアバッグ装置が作動しないよ
うに、感知マス52の移動阻止状態と移動可能状態とを
選択的に制御する安全装置64が内蔵されている。この
安全装置64は、図3に示す如くコイルスプリング66
とシャフト50とを備えている。シャフト50は円柱形
状でロアボデー44の側壁へ感知マス52の移動方向と
略平行に穿設された溝49内へ収容され、感知マス52
の移動方向と平行に移動可能となっている。このシャフ
ト50は、乗員側の端部に感知マス52の斜面54に対
応する斜面68が形成され、又軸方向中間部には段部7
0が形成されて、斜面68が形成された一方を大径部7
0Aとし、他方を小径部70Bとしている。この小径部
70Bにはコイルスプリング66が挿入され、シャフト
50を乗員側の方向へ付勢するようになっている。コイ
ルスプリング66の他端は図4に示される如く、ロアボ
デー44ヘ固着されたストッパ72へ支持されると共
に、小径部70Bはこのストッパ72を貫通し、操作ア
ーム74と螺合している。この操作アーム74は作業者
の手動操作により、又は自動的に反乗員側の方向(矢印
B方向)へ駆動されてシャフト50を反乗員側の方向へ
移動させるようになっている。
【0019】次に本実施例の作用を説明する。ステアリ
ングホイール18と共にエアバッグ装置90を車両へ搭
載する場合には、予めシャフト50を図2の状態として
おく。従ってこの状態でエアバッグ装置90を不用意に
床等へ当てて図5に示される如く感知マス52にロアボ
デー44方向に向かって衝撃力F1が加わると、感知マ
ス52は矢印B方向に移動しようとする。シャフト50
の斜面68に感知マス52の斜面54が当接すると、シ
ャフト50をロアボデー44の側壁へ押圧する分力Rが
作用する。このためシャフト50とロアボデー44の壁
面との間の摩擦抵抗F2(分力Rに摩擦係数を乗じたも
の)が生じる。又ロアボデー44と感知マス52との間
にも摩擦抵抗F3(同様)が発生する。これにより、コ
イルスプリング66自体の付勢力F4に加え摩擦抵抗F
2、F3が感知マス52の移動を阻止する方向に働くた
め、車体への着脱時における袋体16の不用意な膨張が
防止される。
ングホイール18と共にエアバッグ装置90を車両へ搭
載する場合には、予めシャフト50を図2の状態として
おく。従ってこの状態でエアバッグ装置90を不用意に
床等へ当てて図5に示される如く感知マス52にロアボ
デー44方向に向かって衝撃力F1が加わると、感知マ
ス52は矢印B方向に移動しようとする。シャフト50
の斜面68に感知マス52の斜面54が当接すると、シ
ャフト50をロアボデー44の側壁へ押圧する分力Rが
作用する。このためシャフト50とロアボデー44の壁
面との間の摩擦抵抗F2(分力Rに摩擦係数を乗じたも
の)が生じる。又ロアボデー44と感知マス52との間
にも摩擦抵抗F3(同様)が発生する。これにより、コ
イルスプリング66自体の付勢力F4に加え摩擦抵抗F
2、F3が感知マス52の移動を阻止する方向に働くた
め、車体への着脱時における袋体16の不用意な膨張が
防止される。
【0020】一方、ステアリングホイール18へのベー
スプレート22の取付け後は、図4に示される如くシャ
フト操作アーム74によりシャフト50を解除状態にま
で引き下げることにより、感知マス52の移動が可能に
なって、車両急減速時に感知マス52の慣性移動により
移動接点62と固定接点58とが接触する。そして、車
両走行時における急減速状態には慣性力で感知マス52
が車両前方(図4矢印B方向)に移動することにより車
両急減速を感知する。このときの感知マス52の移動で
移動接点62が押圧され、固定接点58と移動接点62
とが接触して回路を閉じ、雷管32を介してインフレー
タ12内のガス発生物質34を燃焼させる。ガス発生物
質34は燃焼によって分解して大量のガスを放出し、ガ
ス孔40からガスを袋体16に供給しこれを膨張させ
る。この膨張によってカバー14が内側から加圧され、
この圧力でカバー14の薄肉部29が破断して袋体16
を乗員とステアリングホイール18との間に介在させ
る。
スプレート22の取付け後は、図4に示される如くシャ
フト操作アーム74によりシャフト50を解除状態にま
で引き下げることにより、感知マス52の移動が可能に
なって、車両急減速時に感知マス52の慣性移動により
移動接点62と固定接点58とが接触する。そして、車
両走行時における急減速状態には慣性力で感知マス52
が車両前方(図4矢印B方向)に移動することにより車
両急減速を感知する。このときの感知マス52の移動で
移動接点62が押圧され、固定接点58と移動接点62
とが接触して回路を閉じ、雷管32を介してインフレー
タ12内のガス発生物質34を燃焼させる。ガス発生物
質34は燃焼によって分解して大量のガスを放出し、ガ
ス孔40からガスを袋体16に供給しこれを膨張させ
る。この膨張によってカバー14が内側から加圧され、
この圧力でカバー14の薄肉部29が破断して袋体16
を乗員とステアリングホイール18との間に介在させ
る。
【0021】図6には、本発明の第2実施例が示されて
いる。第1実施例と構造及び作用が同一の部分について
は説明を省略する。本実施例では、シャフト50の感知
マス52と当接する部分に高摩擦部材の一例であるゴム
76をコーティングしている。このため衝撃力F1によ
り発生する分力Rが、ゴム76によって大きくなるた
め、結果として摩擦抵抗F2、F3を大きくすることが
でき、さらに不用意な衝撃に対する吸収力を高めること
ができる。
いる。第1実施例と構造及び作用が同一の部分について
は説明を省略する。本実施例では、シャフト50の感知
マス52と当接する部分に高摩擦部材の一例であるゴム
76をコーティングしている。このため衝撃力F1によ
り発生する分力Rが、ゴム76によって大きくなるた
め、結果として摩擦抵抗F2、F3を大きくすることが
でき、さらに不用意な衝撃に対する吸収力を高めること
ができる。
【0022】なお、本実施例では大径部70Aの外周へ
ゴム76をコーティングしているが、特にゴムに限定す
るものではなく、高い摩擦力を有する材料であればよ
い。又、コーティングではなく、シャフト50の大径部
70Aを全てゴム76で形成してもよい。図7から図9
は、本発明の第3実施例が示されている。第1実施例と
構造及び作用が同一の部分については説明を省略する。
ゴム76をコーティングしているが、特にゴムに限定す
るものではなく、高い摩擦力を有する材料であればよ
い。又、コーティングではなく、シャフト50の大径部
70Aを全てゴム76で形成してもよい。図7から図9
は、本発明の第3実施例が示されている。第1実施例と
構造及び作用が同一の部分については説明を省略する。
【0023】本実施例では、図8に示される如くシャフ
ト50にはロアボデー44の壁面と当接する部分にシャ
フト50の移動方向と直交する方向に長手方向とされる
複数の溝77を設け、ロアボデー44に図7に示される
如くシャフト50の溝77と係合可能な凸条78を設け
ている。このため、衝撃力F1によりシャフト50の側
面がロアボデー44の壁面に接触する際に、図9に示す
如く溝77と凸条78とが係合する。これによりシャフ
ト50の移動を阻止し、その結果感知マス52の移動が
阻止されるため、さらに衝撃に対する吸収力を高めるこ
とができる。なお、上記構成とは逆にシャフト50に凸
条を設け、ボデーに溝を設けてもよい。
ト50にはロアボデー44の壁面と当接する部分にシャ
フト50の移動方向と直交する方向に長手方向とされる
複数の溝77を設け、ロアボデー44に図7に示される
如くシャフト50の溝77と係合可能な凸条78を設け
ている。このため、衝撃力F1によりシャフト50の側
面がロアボデー44の壁面に接触する際に、図9に示す
如く溝77と凸条78とが係合する。これによりシャフ
ト50の移動を阻止し、その結果感知マス52の移動が
阻止されるため、さらに衝撃に対する吸収力を高めるこ
とができる。なお、上記構成とは逆にシャフト50に凸
条を設け、ボデーに溝を設けてもよい。
【0024】第1から第3実施例では感知マス52とシ
ャフト50のいずれにも斜面を設けているが、シャフト
50又は感知マス52にのみ斜面を設けた場合であって
も、同様の効果を得ることができる。その他に本発明で
は、感知マス52やシャフト50をロアボデー44の側
壁と大きな摩擦力を発生させるための摩擦発生材料や凹
凸部分を必要に応じて設けることができる。
ャフト50のいずれにも斜面を設けているが、シャフト
50又は感知マス52にのみ斜面を設けた場合であって
も、同様の効果を得ることができる。その他に本発明で
は、感知マス52やシャフト50をロアボデー44の側
壁と大きな摩擦力を発生させるための摩擦発生材料や凹
凸部分を必要に応じて設けることができる。
【0025】なお、上記加速度センサ用安全装置は、感
知マス52の移動を電気的信号に変換してアクチュエー
タを作動させるものであるが、感知マス52の移動力を
電気的信号に変換することなくアクチュエータを作動さ
せるセンサにも適用できる。
知マス52の移動を電気的信号に変換してアクチュエー
タを作動させるものであるが、感知マス52の移動力を
電気的信号に変換することなくアクチュエータを作動さ
せるセンサにも適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上から明らかなように本発明は、新た
な部材を追加することなく不用意な衝撃力を吸収し、エ
アバッグ装置等の誤作動を防止することのできる、構造
が簡単で、かつ安価な加速度センサ用安全装置を得るこ
とができる。
な部材を追加することなく不用意な衝撃力を吸収し、エ
アバッグ装置等の誤作動を防止することのできる、構造
が簡単で、かつ安価な加速度センサ用安全装置を得るこ
とができる。
【図1】本発明の実施例に係る加速度センサ用安全装置
を適用したエアバッグ装置を車両前後方向に沿って切断
した断面図である。
を適用したエアバッグ装置を車両前後方向に沿って切断
した断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る加速度センサ用安全
装置の感知マス移動阻止状態を示し、これを車両前後方
向に沿って切断した断面図である。
装置の感知マス移動阻止状態を示し、これを車両前後方
向に沿って切断した断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る加速度センサ用安全
装置の分解斜視図である。
装置の分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る加速度センサ用安全
装置の感知マス移動可能状態を示し、これを車両前後方
向に沿って切断した断面図である。
装置の感知マス移動可能状態を示し、これを車両前後方
向に沿って切断した断面図である。
【図5】本発明に係る加速度センサ用安全装置の作用を
示す図2の作動図である。
示す図2の作動図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る加速度センサ用安全
装置の感知マス移動阻止状態を示し、これを車両前後方
向に沿って切断した断面図である。
装置の感知マス移動阻止状態を示し、これを車両前後方
向に沿って切断した断面図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る加速度センサ用安全
装置の感知マス移動阻止状態を示し、これを車両前後方
向に沿って切断した断面図である。
装置の感知マス移動阻止状態を示し、これを車両前後方
向に沿って切断した断面図である。
【図8】図7のシャフト50の部分拡大図である。
【図9】本発明の第3実施例に係る加速度センサ用安全
装置の作用を示す作動図である。
装置の作用を示す作動図である。
【図10】従来技術における感知マス移動阻止状態を示
し、これを車両前後方向に沿って切断した断面図であ
る。
し、これを車両前後方向に沿って切断した断面図であ
る。
【図11】図10の加速度センサ用安全装置に衝撃力吸
収部材を追加した場合における感知マス移動阻止状態を
示す断面図である。
収部材を追加した場合における感知マス移動阻止状態を
示す断面図である。
【図12】図10の加速度センサ用安全装置に衝撃力吸
収部材を追加した場合における感知マス移動可能状態を
示す作動図である。
収部材を追加した場合における感知マス移動可能状態を
示す作動図である。
【符号の説明】 36 加速度センサ 50 シャフト 52 感知マス 54 斜面 64 加速度センサ用安全装置 68 斜面
Claims (1)
- 【請求項1】 所定加速度に応じて移動する感知マス
と、 この感知マスと略平行に移動可能とされ感知マスの前記
移動軌跡上へ進出した状態から退避した状態まで移動可
能とされるストッパ部材と、 前記進出した状態にあるストッパ部材と感知マスとの当
接部に設けられ前記感知マスの加速度による移動方向力
をこれと異なる方向への移動分力としてストッパ部材へ
伝える斜面とを有することを特徴とした加速度センサ用
安全装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5168076A JPH0717355A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 加速度センサ用安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5168076A JPH0717355A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 加速度センサ用安全装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0717355A true JPH0717355A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15861402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5168076A Pending JPH0717355A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 加速度センサ用安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717355A (ja) |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP5168076A patent/JPH0717355A/ja active Pending
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