JPH0719150Y2 - ウェハ搬送ハンド - Google Patents

ウェハ搬送ハンド

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JPH0719150Y2
JPH0719150Y2 JP1986167515U JP16751586U JPH0719150Y2 JP H0719150 Y2 JPH0719150 Y2 JP H0719150Y2 JP 1986167515 U JP1986167515 U JP 1986167515U JP 16751586 U JP16751586 U JP 16751586U JP H0719150 Y2 JPH0719150 Y2 JP H0719150Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばクリーンルーム内あるいは真空槽内で
作動する半導体製造装置のウェハハンドリングに係るウ
ェハ搬送ハンドに関する。
(従来の技術) 従来のウェハ搬送ハンドの一例の正面図,側断面図を第
6図(a),(b)に表わす。
少なくとも下半部が円板状に形成されたウェハ1を搬送
するとハンドとしてのアルミ製座20には、ウェハ1の外
周の一部円弧に沿った支持形状をなし、ウェハ1を挟持
するように溝部30が配設され、この溝部30にウェハ1の
外周部を挿入し、アルミ製座20の移動によってウェハ1
の搬送を行なう。
つまり、従来例はウェハ1をつかまずに、ウェハ1の円
弧に合わせた溝30を設けたアルミ製座20を動作させるこ
とにより、ウェハ1面が極力その座20に触れないように
持ち上げ、搬送する手段が一般的に用いられている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の従来の方法では次のような欠点が
ある。
アルミ製の座20では硬いウェハ1を載せた場合に、
少しの振動で騒音が発生し、かつ振動の減衰性が悪く、
また振動の振幅が大きくなる。
ウェハ1が挿入される溝30とウェハ1の厚みには隙
間が必要である。それは、ウェハ1自体の厚みと溝30の
溝幅のバラッキの吸収だけでなく、ウェハ1を溝30に挿
入する際に溝30の内面にウェハ1を接触させてウェハ1
に傷を付かせないようにするためである。ウェハ1の厚
みと溝30の溝幅が正確に製作されても、ウェハ1は溝30
への挿入時に溝30の内面にどうしても接触するので、ウ
ェハ1は傷付きやすいのである。
このようにして、溝30とウェハ1の厚みには隙間が必要
であるが、これによりウェハ1は溝30方向に傾く。その
態様を第7図の側断面図で示し、ウェハ1の厚みd,座30
の幅l,溝幅l′とすると l′−dが隙間である。
このため、溝30方向が垂直である場合はウェハ1の傾き
はどちらになるか分からない。第7図(a)は左に傾
き、第7図(b)では右に傾斜する。
一方、溝30が傾いている場合〔第7図(c)〕ウェハ1
の溝30方向に対する傾きは、その自重Wにより一段と傾
く。その傾きLは幅lより大きい。したがって、ウェハ
1を支持する座30の幅lよりウェハ1の端部がはみ出し
てしまい、狭い経路の通過には好ましくない。また、ウ
ェハ1の傾きがばらつくと、受け渡し時にハンドリング
ミス、あるいはウェハ搬送ハンドの軌跡の一定化ができ
ないなどの不具合を生じる。
第8図に表わすように、ウェハ1の外周部を形成す
る円弧1aのばらつき、あるいは定位置にあるウェハ中心
1cとウェハ搬送ハンド20の中心20cが同一でないなどの
理由があるとき、すなわちウェハ1の円弧1aとウェハ搬
送ハンド20に設けた受座の円弧20aが合わない状態で、
ウェハ1を持ち上げた場合は〔第8図(a)〕、ウェハ
外周円弧1aに受け座20の円弧20aが片当りするので、ウ
ェハ1は回動する〔第8図(b)〕。これによりウェハ
1の向きが変わり、後工程に不都合を生じる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記不都合を除去し、ウェハを傷付けたりする
ことなく安定かつ円滑に搬送しうるウェハ搬送ハンドを
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案のウェハ搬送ハンド
は、少なくとも下半部が円板状に形成されたウェハを受
ける中央部の受け座とその両サイドの受け座を柔軟性に
富む低摩擦材で一体構成し、両サイドの受け座はウェハ
の外周と同じ円弧の溝底をなし、ウェハの厚みより僅か
に広い幅の溝を形成して、ウェハをその水平な直径線よ
り下部の外周円弧の両サイドで支持し、中央部の受け座
はウェハの外周より外側に溝底部を有すると共に、溝幅
調整可能な溝部として構成され、両サイドの受け座と中
央部の受け座との間に、ウェハとハンド相互間に隙間を
形成する空間を持たせる切り欠き部を有し、両サイドの
受け座および中央部の受け座に形成された溝部は外側に
向かって溝幅が広がる溝傾斜部として構成され、ウェハ
を垂直より僅かに傾斜させて搬送するときに、ウェハの
荷重がかかる中央部の受け座の側壁に補強材を備え、中
央部の受け座の溝底部の近くの位置で補強材にネジ穴を
形成し、このネジ穴に中央部の受け座の両側壁を貫通し
て頭付ネジを螺合し、中央部の受け座の溝部の溝幅を調
整しうることを特徴とするものである。
本考案は上記要旨構成に対応し、第1図に示すように、 ウェハ1を支える受け座2a,2b,2aを、弾性があり低
摩擦材でもあるポリテトラフルオロエチレン、例えばテ
フロン(商品名)で構成する。
ウェハ1の円弧の中央部付近に位置する受け座2bの
溝部3の溝幅を調整可能に形成する[第3図示]。
ウェハ1をハンド2により持ち上げた際、ウェハ1
厚み方向の端面とサイド溝底部5[第2図示]との接触
点を、ハンドの両端2箇所のみ〔第4図に図示するB,B
である〕とし、中央部の受け座2bに設けるセンタ溝底部
9[第3図示]はウェハ1厚み方向端面とは接触しない
ようにする。
ウェハ1を、第4図に図示するウェハ1の水平な直
径1bより下部の、外周円弧の両サイドB,Bで支持し、 両サイドおよび中央部の受け座2a,2b,2aに形成した
溝部3に外側に向かって溝幅が広がっている溝傾斜部4
を設ける。
(作用) したがって本考案はつぎのように作用する。
ウェハ1を持ち上げる際、硬いウェハ1に対し、受
け座2a,2b,2aは自己潤滑性があるので、ウェハ1と受け
座2a,2b,2aが接触しても、ウェハ1に傷をつけず微小損
失もない。またウェハ1を完全に持ち上げて搬送する
際、ハンド2の動くことによる振動に対して受け座2a,2
b,2aに適当な弾力があるので、ウェハ1と溝部3とのぶ
つかり騒音、反発力は低減できる。
前記のようなハンド2で第5図(a)に示すように
ウェハ1を垂直方向に立てて搬送する場合、第5図
(b)の支点A二個所でウェハ1の荷重を支える。な
お、この場合、ウェハ1の倒れを少なくするためには、
ウェハ1の外周円弧中心付近を押えればよい。さらに、
ウェハ1を傾斜して搬送する場合も、重力方向とは反対
側のウェハ1の外周円弧中心を押えれば、ウェハ1の傾
き程度を修正できる。第5図(c)の側断面図,第5図
(d)の平面図で表わすように、ウェハ1の荷重Wによ
って生ずる支点Bを中心とする回転モーメントを、支点
A′で押えることで打ち消している。これにより、その
ウェハ1の持ち上げ角度に応じた傾き補正,がた調整は
簡単にできる。
定位置にあるウェハ1を持ち上げようとする場合
は、持ち上げ方向に対して、例えばウェハ1の中心とハ
ンド2の中心が少し狂っていても、ウェハ1の回転量は
2点B,Bの支えであるため少ない。これが全面接触であ
ると、持ち上げる際だけでなく、搬送中の僅かな振動で
も接点箇所が変わり、だんだん回転していく[第8図
(b)図示]。
(実施例) 本考案の一実施例における構成を第1図の全体図に表わ
す。
第1図(a)はウェハ1挿入前の平面図、第1図(b)
は側面図である。また、第1図(c)はウェハ1挿入後
の平面図、第1図(d)は側面図である。
第2図はハンド受け座2aの側断面図、第3図はハンド中
央部のハンド受け座2bの溝幅調整機構を示す要部の側断
面図である。
第1図において、ウェハ1は何らかの手段で例えば15°
傾けて固定され、自動搬送機の先端(図示せず)に取り
付けたハンド2により、下から掬い上げることが可能に
なっている。
第2図は第1図(c)のA−A断面を示している。
ハンド2の材料は、比重と摩擦係数が小さく柔軟性に富
んだポリテトラフルオロエチレン、例えばテフロン(商
品名)材から成っている。
このハンド2の両サイドの受け座2a,2aの溝の形状は、
持ち上げ搬送するウェハ1の厚みより僅かに広い幅の溝
部3と、外側に向かって溝幅が広がっている溝傾斜部
4、およびウェハ1の外周円弧と同一円弧に加工してあ
るサイド溝底部5から構成される。
このA−A断面が支点となり、ウェハ1を支える。
ところで、これら2つの支点[第4図示B,B]はウェハ
1の水平な直径線1b[第4図示]より下部の外周円弧の
両サイドB,Bで支持し、ウェハ1のハンド2への挿入・
取出しの自由度を増加させるようにしている。
補強板6はハンド2の形状に合わせた形でハンド2に接
着され、テフロン材の薄肉部が、ウェハ1の重量Wがか
かったとき、撓まないようにしてある。
第3図は第1図(c)のB−B断面を表わしており、両
サイドの受け座2a,2aと中央部の受け座2bの間には切り
欠き部7が設けてある。切り欠き部7とウェハ1の外周
円弧とはウェハ1を載せた状態で、接触しない程度の隙
間8を有している。
また、中央部の受け座2bのセンタ溝底部9も同様に、ウ
ェハ1の外周円弧に触れない深さとなっており、ウェハ
1を載せた状態で外周円弧とセンタ溝底部9に触れない
位置に、サラネジ10が取り付けられるようにしてある。
受け座部2a,2bはいずれもバカ穴で、補強板6にネジ穴1
1が設けてあり、頭付ネジ例えばサラネジ10を締め付け
ることにより、補強板6のない受け座の枠12は撓み、溝
3の溝幅は狭くなる。また、サラネジ10は補強板6側に
設けた回り止めバネ16により、調整後のゆるみを防止し
てある。
また、中央部の受け座枠12は別ピースで製作しても、同
じ機能をすることができる。
そこでこのハンド2の搬送動作を説明する。
第1図(a),(b)に示すような位置関係にウェハ1
とハンド2があり、自動搬送機先端のハンド2が第1図
(b)の矢印で示すように上の方向に向かって動作し
て、ウェハ1を掬い上げる作業において、ハンド2の両
サイドとセンタ部の受け座2a,2b,2aの溝の間口は広くな
っており、かつ受け座2a,2bの材料は柔軟性に富んだ摩
擦係数の小さいポリテトラフルオロエチレン材であるの
で、少しのウェハ支持角度とハンド2の動作角度にばら
つきがあっても、溝傾斜部4の間口の幅以内の振れなら
ば、ウェハ1を確実かつスムーズに溝3の溝内に案内す
ることは可能である。
ハンド2が上の方向に動作する動きにしたがって、ウェ
ハ1の外周部は溝傾斜部4を滑って、溝部3まで入る。
両サイドの受け座2a,2aの溝底部5はウェハ1の外周の
円弧と同じ円弧形状としているので、このサイド溝底部
5にウェハ1の外周が触れたときに、ウェハ1は持ち上
げられる。持ち上げられると、ウェハ1が傾いている方
向にモーメントが働き、溝部3の幅がウェハ1より少し
広いため設定傾斜角度(例えば15°)よりさらに傾く。
中央部の受け座2bのセンタ溝底部9はウェハ1の外周に
対して深くしてあり、かつその溝部3にサラネジ10を渡
しているので、補強材6のない受け座枠12はネジ10の締
め付けにより内側に撓ませることができる。
両サイドの受け座2aにおける13で示すモーメント支点I
はウェハ1の重量W支え14を基準として、サラネジ10の
締め付けを調整することにより、僅かに押え点15の位置
を変えれば、ウェハ1の傾斜は必要とする角度にするこ
とができる。
両サイド受け座2a,2aと中央部受け座2bとの間2a〜2b〜2
aには切り欠き部7を設けてあるので、この調整による
撓みの影響は両サイドの受け座2a,2aにはでてこない。
以上の調整を一回だけ行えば、後は連続的にそのままの
状態で作業を続行することができる。
ウェハ搬送時は、重力W支えは両サイド受け座2a,2aの
二点間距離2a〜2aを広く配設してあるので、ウェハ1は
横方向に触れ難い。
〔考案の効果〕
かくして本考案によれば、次に掲げる数多くの格段の効
果が得られ、工業的に益するところ著しい。
1)弾性があり、低摩擦材で受け座を構成しているの
で、ウェハを傷付けず、ゴミを発生しにくく、また振動
しても騒音が発生しないし、振動は直ぐ収斂する。
2)ウェハ搬送時のウェハの傾きを自在に補正できるの
で、狭い場所での自動搬送機の経路上におけるウェハの
受け渡し時に、作業がスムーズに全く支障なく行える。
3)ウェハの支え点が二ケ所で、かつその距離を比較的
長くとってあるので、ウェハ搬送中の微振動でウェハが
回転することはなくなる。すなわち、受け座上での回転
はなくなりウェハの位置決めになる。また、ウェハ中心
とハンド中心が合致していない場合の掬い上げ時は、回
転量を最少限に抑えることができる。
4)受け座とウェハの接触部は僅かで、かつ接触場所は
ウェハ外周付近に限られ、ウェハの摩耗損失が妨げ、ウ
ェハの品質の信頼性が向上する。
5)両サイドおよび中央部の受け座に形成した溝部に外
側に向かって溝幅が広がっている溝傾斜部を設けている
から、ウェハの搬送時のウェハの安定がすこぶるよい。
6)ウェハをウェハの水平な直径線より下部の外周円弧
の両サイドで支持し、ウェハ搬送ハンドへのウェハの挿
入・取出しが極めて自由となり、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における平面図と側面図、第
2図はハンド受け座の側断面図、第3図はハンド中央部
の溝幅調整機構を示す側断面図、第4図,第5図は本考
案の特長を表わす説明図、第6図ないし第8図は従来例
の説明図である。 1……ウェハ、2……ハンドで2aは両サイドの受け座,2
bは中央部の受け座、3……溝部、4……溝傾斜部、5
……サイド溝底部、6……補強板、7……切り欠き部、
8……隙間、9……センタ溝底部、10……サラネジ、11
……ネジ穴、12……受け座枠、13……支点I、14……重
量支え、15……押え点、16……回り止めバネ。
フロントページの続き (72)考案者 湯山 純平 神奈川県茅ケ崎市萩園2500番地 日本真空 技術株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−133630(JP,U) 実開 昭54−59262(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも下半部が円板状に形成されたウ
    ェハ(1)を立姿勢で受ける中央部の受け座(2b)とそ
    の両サイドの受け座(2a,2a)を柔軟性に富む低摩擦材
    で一体構成し、 両サイドの受け座(2a,2a)はウェハ(1)の外周と同
    じ円弧の溝底をなし、ウェハ(1)の厚みより僅かに広
    い幅の溝を形成して、ウェハ(1)をその水平な直径線
    (1b)より下部の外周円弧の両サイド(B,B)で支持
    し、 中央部の受け座(2b)はウェハ(1)の外周より外側に
    溝底部(9)を有すると共に、溝幅調整可能な溝部
    (3)として構成され、 両サイドの受け座(2a,2a)と中央部の受け座(2b)と
    の間に、ウェハ(1)とハンド(2)相互間に隙間
    (8)を形成する空間を持たせる切り欠き部(7)を有
    し、 両サイドの受け座(2a,2a)および中央部の受け座(2
    b)に形成された溝部(3)は外側に向かって溝幅が広
    がる溝傾斜部(4)として構成され、 ウェハ(1)を垂直より僅かに傾斜させて搬送するとき
    に、ウェハ(1)の荷重がかかる中央部の受け座(2b)
    の側壁に補強材(6)を備え、 中央部の受け座(2b)の溝底部(9)の近くの位置で補
    強材(6)にネジ穴(11)を形成し、このネジ穴(11)
    に中央部の受け座(2b)の両側壁を貫通して頭付ネジ
    (10)を螺合し、中央部の受け座(2b)の溝部(3)の
    溝幅を調整しうる ことを特徴とするウェハ搬送ハンド。
  2. 【請求項2】ウェハ(1)の受け座(2a,2b,2a)をポリ
    テトラフルオロエチレン材で形成した実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のウェハ搬送ハンド。
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