JPH07201105A - テープテンション制御装置 - Google Patents
テープテンション制御装置Info
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- JPH07201105A JPH07201105A JP5352059A JP35205993A JPH07201105A JP H07201105 A JPH07201105 A JP H07201105A JP 5352059 A JP5352059 A JP 5352059A JP 35205993 A JP35205993 A JP 35205993A JP H07201105 A JPH07201105 A JP H07201105A
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- tape
- spring
- shape memory
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複雑な機構部品を設けることなく簡単な構成
によって、テープテンション値をテープ走行状態に応じ
て切り換えることができるようにする。 【構成】 テンションアーム11を回動付勢するテンシ
ョンバネ25を形状記憶合金製のものとし、テープ2の
走行状態、例えば通常録再時、高速巻戻し時、逆再生時
等に応じてテンションバネ25への通電量を切り換え
て、テンションバネ25のバネ力をテープ2の走行状態
に応じて変化させ、テープテンション値を最適に切り換
える。
によって、テープテンション値をテープ走行状態に応じ
て切り換えることができるようにする。 【構成】 テンションアーム11を回動付勢するテンシ
ョンバネ25を形状記憶合金製のものとし、テープ2の
走行状態、例えば通常録再時、高速巻戻し時、逆再生時
等に応じてテンションバネ25への通電量を切り換え
て、テンションバネ25のバネ力をテープ2の走行状態
に応じて変化させ、テープテンション値を最適に切り換
える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばVTR等の磁気
記録再生装置に用いられるテープテンション制御装置に
関し、特に、テープ走行状態に応じてテープテンション
値を切り換えるようにしたものである。
記録再生装置に用いられるテープテンション制御装置に
関し、特に、テープ走行状態に応じてテープテンション
値を切り換えるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】VTR等の磁気記録再生装置においてテ
ープテンションを機械的に制御するためのテープテンシ
ョン制御装置が知られている。この従来のテープテンシ
ョン制御装置について、図5を参照して説明する。
ープテンションを機械的に制御するためのテープテンシ
ョン制御装置が知られている。この従来のテープテンシ
ョン制御装置について、図5を参照して説明する。
【0003】図5は、従来のテープテンション制御装置
を備えた磁気記録再生装置のテープ供給側走行系の平面
図であり、1は走行系基台、2は磁気テープ、3は磁気
テープ2を収納するカセットハーフ、4は磁気テープ2
を巻回する供給側リールである。5,7,8、9はテー
プガイド、10は回転ヘッド(図示せず)を搭載したシ
リンダである。11は一端を回転軸12により基台1に
揺動可能に軸支されたテンションアームであり、他端に
はテープテンションを検出するためのテンション検出ガ
イド6が設けられている。13はテンションアーム11
上に植立された軸、14は基台1上に植立された軸であ
る。15はテンションアーム11を左回り方向に回動付
勢するテンションバネで、軸13及び軸14間に係止さ
れている。16はテンションアーム11上に植立された
軸、17は基台1上に植立された軸である。19は供給
側リール4に直結するリール台(図示せず)に設けられ
たブレーキドラムである。18はブレーキドラム19を
巻き締めてテンションアーム11の位置に応じた制動力
を供給側リール4に与えるブレーキバンドであり、軸1
6及び軸17間に係止されている。
を備えた磁気記録再生装置のテープ供給側走行系の平面
図であり、1は走行系基台、2は磁気テープ、3は磁気
テープ2を収納するカセットハーフ、4は磁気テープ2
を巻回する供給側リールである。5,7,8、9はテー
プガイド、10は回転ヘッド(図示せず)を搭載したシ
リンダである。11は一端を回転軸12により基台1に
揺動可能に軸支されたテンションアームであり、他端に
はテープテンションを検出するためのテンション検出ガ
イド6が設けられている。13はテンションアーム11
上に植立された軸、14は基台1上に植立された軸であ
る。15はテンションアーム11を左回り方向に回動付
勢するテンションバネで、軸13及び軸14間に係止さ
れている。16はテンションアーム11上に植立された
軸、17は基台1上に植立された軸である。19は供給
側リール4に直結するリール台(図示せず)に設けられ
たブレーキドラムである。18はブレーキドラム19を
巻き締めてテンションアーム11の位置に応じた制動力
を供給側リール4に与えるブレーキバンドであり、軸1
6及び軸17間に係止されている。
【0004】次に、上記テープテンション制御装置の動
作原理について説明する。あるテープテンションで供給
側リール4から引き出された磁気テープ2は、テープガ
イド5を介してテンション検出ガイド6に到り、さらに
テープガイド7,8,9へと導かれ、シリンダ10に巻
き付けられる。従って、テンションアーム11は、テン
ション検出ガイド6により、テープテンションに応じた
右回りの回転力を受ける。一方で、テンションアーム1
1は、テンションバネ15のバネ力による左回りの回転
力をも受ける。
作原理について説明する。あるテープテンションで供給
側リール4から引き出された磁気テープ2は、テープガ
イド5を介してテンション検出ガイド6に到り、さらに
テープガイド7,8,9へと導かれ、シリンダ10に巻
き付けられる。従って、テンションアーム11は、テン
ション検出ガイド6により、テープテンションに応じた
右回りの回転力を受ける。一方で、テンションアーム1
1は、テンションバネ15のバネ力による左回りの回転
力をも受ける。
【0005】その結果、テンションアーム11は、前記
テープテンションに応じた右回りの回転力とテンション
バネ15のバネ力による左回りの回転力との合力に応じ
た張力でブレーキバンド18を引っ張る。すると、ブレ
ーキバンド18は、その張力でブレーキドラム19を締
めつけ、供給側リール4に回転力を制動するバックトル
クを与える。即ち、ブレーキバンド18は、供給側リー
ル4から引き出されるテープ2にバックテンションを与
える。従って、テープテンションは、テンションアーム
11に回動力を付勢するテンションバネ15のバネ力に
よって、一義的に制御されることになる。
テープテンションに応じた右回りの回転力とテンション
バネ15のバネ力による左回りの回転力との合力に応じ
た張力でブレーキバンド18を引っ張る。すると、ブレ
ーキバンド18は、その張力でブレーキドラム19を締
めつけ、供給側リール4に回転力を制動するバックトル
クを与える。即ち、ブレーキバンド18は、供給側リー
ル4から引き出されるテープ2にバックテンションを与
える。従って、テープテンションは、テンションアーム
11に回動力を付勢するテンションバネ15のバネ力に
よって、一義的に制御されることになる。
【0006】以上に述べたような従来のテンション制御
装置において、テープテンション値をテープ走行状態、
例えば停止、通常録再、早送り、巻戻し、薄手/厚手テ
ープ走行等に応じて切り換える場合には、以下に述べる
ような手段を講じている。
装置において、テープテンション値をテープ走行状態、
例えば停止、通常録再、早送り、巻戻し、薄手/厚手テ
ープ走行等に応じて切り換える場合には、以下に述べる
ような手段を講じている。
【0007】まず、基台1上に植立された軸14や17
を可動部材上に設けるような構成とし、この可動部材を
移動させることにより、テンションアーム11に回動力
を付勢するテンションバネ15のバネ力を変化させた
り、ブレーキバンド18による制動力を変化させたりし
て、テープテンション値を切り換えている。
を可動部材上に設けるような構成とし、この可動部材を
移動させることにより、テンションアーム11に回動力
を付勢するテンションバネ15のバネ力を変化させた
り、ブレーキバンド18による制動力を変化させたりし
て、テープテンション値を切り換えている。
【0008】或いは、通常録再時以外はテンション検出
ガイド6を逃がしてリール台のバックトルクをサブブレ
ーキで制御するような構成とし、上述のテープテンショ
ン制御装置を作動させないようにして、テープテンショ
ン値を切り換えている。
ガイド6を逃がしてリール台のバックトルクをサブブレ
ーキで制御するような構成とし、上述のテープテンショ
ン制御装置を作動させないようにして、テープテンショ
ン値を切り換えている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のテープテンション制御装置においては、以下の
ような問題があった。まず、基台1上の軸14や17を
可動とする場合、これらを移動させるための動力や、ア
ーム、リンク及びカム等の伝達手段を新たに設けること
が必要になって、装置が機構的に複雑になるという問題
があった。また、通常録再時以外はテンション制御装置
を作動させない場合でも、テンション検出ガイド6を逃
がす機構やサブブレーキを設けることが必要になって、
結局、この場合も装置が機構的に複雑になるという問題
があった。
た従来のテープテンション制御装置においては、以下の
ような問題があった。まず、基台1上の軸14や17を
可動とする場合、これらを移動させるための動力や、ア
ーム、リンク及びカム等の伝達手段を新たに設けること
が必要になって、装置が機構的に複雑になるという問題
があった。また、通常録再時以外はテンション制御装置
を作動させない場合でも、テンション検出ガイド6を逃
がす機構やサブブレーキを設けることが必要になって、
結局、この場合も装置が機構的に複雑になるという問題
があった。
【0010】そこで本発明は、複雑な機構部品を設ける
ことなく簡単な構成によって、テープテンション値をテ
ープ走行状態に応じて切り換えることのできるテープテ
ンション制御装置を提供することを目的とする。
ことなく簡単な構成によって、テープテンション値をテ
ープ走行状態に応じて切り換えることのできるテープテ
ンション制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、テンション検出ガイドを有する回動自在
のテンションアームと、このテンションアームを一方向
に回動付勢するバネ部材と、前記テンションアームの回
動変位に応じた制動力をリールに与えるバンド部材とを
有するテープテンション制御装置において、前記テンシ
ョンアームに回動力を与えるバネ力を変化させるための
形状記憶合金部材と、この形状記憶合金部材に通電する
手段と、その通電の量をテープの走行状態に応じて切り
換える手段とを備えているものである。
に、本発明は、テンション検出ガイドを有する回動自在
のテンションアームと、このテンションアームを一方向
に回動付勢するバネ部材と、前記テンションアームの回
動変位に応じた制動力をリールに与えるバンド部材とを
有するテープテンション制御装置において、前記テンシ
ョンアームに回動力を与えるバネ力を変化させるための
形状記憶合金部材と、この形状記憶合金部材に通電する
手段と、その通電の量をテープの走行状態に応じて切り
換える手段とを備えているものである。
【0012】なお、前記形状記憶合金部材を前記バネ部
材または前記バンド部材とするとよい。
材または前記バンド部材とするとよい。
【0013】
【作用】上記のように構成された本発明によると、形状
記憶合金部材、例えばバネ部材またはバンド部材への通
電量をテープの走行状態に応じて切り換えることによっ
て、テンションアームに回動力を与えるバネ力を変化さ
せることができる。これにより、テープの走行状態に応
じてテープテンションを最適に切り換えることができる
ようになる。
記憶合金部材、例えばバネ部材またはバンド部材への通
電量をテープの走行状態に応じて切り換えることによっ
て、テンションアームに回動力を与えるバネ力を変化さ
せることができる。これにより、テープの走行状態に応
じてテープテンションを最適に切り換えることができる
ようになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明によるテープテンション制御装
置の実施例について図面を参照して説明する。
置の実施例について図面を参照して説明する。
【0015】図1は、第1実施例のテープテンション制
御装置を備えた磁気記録再生装置のテープ供給側走行系
の平面図である。図1において、図5の従来例に示した
部材と同一部材は同一番号で示して説明を省略する。2
0はテンションアーム11の導電性の回転軸、21はテ
ンションアーム11上に植立された導電性の軸、22は
基台1上に植立された導電性の軸、23,24は配線パ
ターンである。25はテンションアーム11を左回りに
回動付勢する形状記憶合金製のテンションバネ、26は
回転軸20と接触してこれを接地するシャフトアースで
ある。これら配線パターン24、軸22、テンションバ
ネ25、軸21、配線パターン23、回転軸20及びシ
ャフトアース26によって、テンションバネ25に通電
するための通電回路が形成されている。
御装置を備えた磁気記録再生装置のテープ供給側走行系
の平面図である。図1において、図5の従来例に示した
部材と同一部材は同一番号で示して説明を省略する。2
0はテンションアーム11の導電性の回転軸、21はテ
ンションアーム11上に植立された導電性の軸、22は
基台1上に植立された導電性の軸、23,24は配線パ
ターンである。25はテンションアーム11を左回りに
回動付勢する形状記憶合金製のテンションバネ、26は
回転軸20と接触してこれを接地するシャフトアースで
ある。これら配線パターン24、軸22、テンションバ
ネ25、軸21、配線パターン23、回転軸20及びシ
ャフトアース26によって、テンションバネ25に通電
するための通電回路が形成されている。
【0016】以上のように構成されたテープテンション
制御装置の動作原理は、上記従来例と同様であるので、
ここではその説明を省略する。また、テープテンション
が、テンションアーム11に回転力を付勢するテンショ
ンバネ25のバネ力によって一義的に制御されるという
点も上記従来例と同様である。大きく異なるのは、テン
ションバネ25が形状記憶合金製であることと、このテ
ンションバネ25に通電する上記通電回路が設けられて
いることである。
制御装置の動作原理は、上記従来例と同様であるので、
ここではその説明を省略する。また、テープテンション
が、テンションアーム11に回転力を付勢するテンショ
ンバネ25のバネ力によって一義的に制御されるという
点も上記従来例と同様である。大きく異なるのは、テン
ションバネ25が形状記憶合金製であることと、このテ
ンションバネ25に通電する上記通電回路が設けられて
いることである。
【0017】ここで、形状記憶合金製のテンションバネ
25の特性について、図3を参照して説明する。
25の特性について、図3を参照して説明する。
【0018】形状記憶合金は、力を加えて変形させると
ある一定の変形範囲までは内部構造の変化(内部変形)
で吸収してしまい、通常の弾性変形とは異なる変形を起
こす。そして、加えられる力が大きくなり内部変形で吸
収できなくなると、通常の弾性変形を起こす。そして、
その状態から加えられる力を小さくしても弾性変形を起
こす前の内部変形をした形状にしか戻らない。このよう
な状態の形状記憶合金を元の内部変形を起こす前の形状
に戻すためにはエネルギー即ち熱を与えて、内部変形分
の歪みを解放する必要があるという特徴を有している。
ある一定の変形範囲までは内部構造の変化(内部変形)
で吸収してしまい、通常の弾性変形とは異なる変形を起
こす。そして、加えられる力が大きくなり内部変形で吸
収できなくなると、通常の弾性変形を起こす。そして、
その状態から加えられる力を小さくしても弾性変形を起
こす前の内部変形をした形状にしか戻らない。このよう
な状態の形状記憶合金を元の内部変形を起こす前の形状
に戻すためにはエネルギー即ち熱を与えて、内部変形分
の歪みを解放する必要があるという特徴を有している。
【0019】図3は、一定荷重が負荷された状態での形
状記憶合金の伸び(変位)の温度特性を示すグラフであ
る。この図から明らかなように、形状記憶合金は温度t0
以下の低温状態では一定荷重で引っ張られると、内部変
形分に弾性変形分を加えただけの伸びを示す(図3の領
域A)。温度を上げつまりエネルギーを与えて内部変形
分の歪みを解放するようにすると、温度t0から温度t1ま
での遷移領域(図3の領域B)を経て、形状記憶合金は
温度t1以上で弾性変形分だけの伸びを示す(即ち相対的
に縮む)ようになる(図3の領域C)。この状態から温
度を下げると、再び内部変形が起こり、温度t1から温度
t0までの遷移領域(図3の領域D)を経て、飛躍的に大
きな伸びを示すようになる(図3の領域A)。
状記憶合金の伸び(変位)の温度特性を示すグラフであ
る。この図から明らかなように、形状記憶合金は温度t0
以下の低温状態では一定荷重で引っ張られると、内部変
形分に弾性変形分を加えただけの伸びを示す(図3の領
域A)。温度を上げつまりエネルギーを与えて内部変形
分の歪みを解放するようにすると、温度t0から温度t1ま
での遷移領域(図3の領域B)を経て、形状記憶合金は
温度t1以上で弾性変形分だけの伸びを示す(即ち相対的
に縮む)ようになる(図3の領域C)。この状態から温
度を下げると、再び内部変形が起こり、温度t1から温度
t0までの遷移領域(図3の領域D)を経て、飛躍的に大
きな伸びを示すようになる(図3の領域A)。
【0020】このように、温度の上げ下げによって、図
に示すような多少のヒステリシスが存在するものの、形
状記憶合金は、温度t1から温度t0までの遷移領域におい
ては、荷重に依存しない許容できるだけの内部変形を起
こし、それ以上に変形するときは荷重に依存する通常の
弾性変形を起こす。
に示すような多少のヒステリシスが存在するものの、形
状記憶合金は、温度t1から温度t0までの遷移領域におい
ては、荷重に依存しない許容できるだけの内部変形を起
こし、それ以上に変形するときは荷重に依存する通常の
弾性変形を起こす。
【0021】以上のような特性を持つ形状記憶合金をバ
ネとして用いた場合には、図3は、バネの自然長の温度
特性、及び、バネ力の温度特性を示すグラフである。さ
らに、形状記憶合金をテンションバネ25として用いた
場合には、テープテンションがテンションバネのバネ力
によって一義的に制御されるということから、図3は、
テープテンション(設定テンション)の温度特性を示す
グラフでもある。尚、形状記憶合金に電流が流れると内
部抵抗により電流の大きさに応じた発熱動作を起こし、
形状記憶合金の温度は上昇する。従って、図3は、バネ
の伸び、バネの自然長、バネ力又はテープテンションの
テンションバネへの通電電圧特性を示すグラフでもあ
る。
ネとして用いた場合には、図3は、バネの自然長の温度
特性、及び、バネ力の温度特性を示すグラフである。さ
らに、形状記憶合金をテンションバネ25として用いた
場合には、テープテンションがテンションバネのバネ力
によって一義的に制御されるということから、図3は、
テープテンション(設定テンション)の温度特性を示す
グラフでもある。尚、形状記憶合金に電流が流れると内
部抵抗により電流の大きさに応じた発熱動作を起こし、
形状記憶合金の温度は上昇する。従って、図3は、バネ
の伸び、バネの自然長、バネ力又はテープテンションの
テンションバネへの通電電圧特性を示すグラフでもあ
る。
【0022】本実施例では、図3に示すような形状記憶
合金の特徴を利用して、テンションバネを形状記憶合金
製のものとし、このテンションバネを弾性変形分は通常
のテンションバネとして機能させるとともに、内部変形
分は温度に依存して自然長が変化するように機能させる
ようにしたものである。
合金の特徴を利用して、テンションバネを形状記憶合金
製のものとし、このテンションバネを弾性変形分は通常
のテンションバネとして機能させるとともに、内部変形
分は温度に依存して自然長が変化するように機能させる
ようにしたものである。
【0023】次に、本実施例におけるテープテンション
制御装置の動作について、図2を参照して説明する。図
2は、本実施例のテープテンション制御装置における電
気系のブロック図であり、図1に示した部材と同一部材
は同一番号で示している。図2において、28は通電オ
フ用の接地部であり、先端には端子aが接続されてい
る。29、30は設定電圧がそれぞれ異なる直流電圧発
生部であり、それぞれの先端に端子b、cが接続されて
いる。31は直流電圧発生部29、30からなる供電用
電源部である。ここで、端子a、b、cでの電圧Va 、
Vb 、Vc の値は、図3に示すように、Va が温度t0以
下に対応する電圧、Vb が温度t0から温度t1までに対応
する電圧、Vc が温度t1以上に対応する電圧となるよう
に定められている。即ち、これら電圧Va 、Vb 、Vc
の関係は、Vc >Vb >Va =0となっている。27は
端子a、b、cのいずれかを選択可能な切り換えスイッ
チであり、図1に示す配線パターン24及び軸22を介
してテンションバネ25に接続されている。
制御装置の動作について、図2を参照して説明する。図
2は、本実施例のテープテンション制御装置における電
気系のブロック図であり、図1に示した部材と同一部材
は同一番号で示している。図2において、28は通電オ
フ用の接地部であり、先端には端子aが接続されてい
る。29、30は設定電圧がそれぞれ異なる直流電圧発
生部であり、それぞれの先端に端子b、cが接続されて
いる。31は直流電圧発生部29、30からなる供電用
電源部である。ここで、端子a、b、cでの電圧Va 、
Vb 、Vc の値は、図3に示すように、Va が温度t0以
下に対応する電圧、Vb が温度t0から温度t1までに対応
する電圧、Vc が温度t1以上に対応する電圧となるよう
に定められている。即ち、これら電圧Va 、Vb 、Vc
の関係は、Vc >Vb >Va =0となっている。27は
端子a、b、cのいずれかを選択可能な切り換えスイッ
チであり、図1に示す配線パターン24及び軸22を介
してテンションバネ25に接続されている。
【0024】まず、通常録再時には、スイッチ27を端
子aに接続する。すると、テンションバネ25に電圧V
a が印加されるので、図3から明らかなように、テンシ
ョンバネ25は内部変形が最大の状態で且つその自然長
は最長になる。従って、発生するバネ力が小さく(弾性
変形分が相対的に小さい)、設定テンションは小さい値
(図3のTa )となる。本実施例では、このように通常
録再時に設定テンションの値がTa となるようにテンシ
ョンバネを設計する。ここで、形状記憶合金の遷移領域
温度を常温よりもある程度高い温度、例えば70〜80
℃前後に設定しておけば、通常録再時に安定したテンシ
ョン制御が実現できる。
子aに接続する。すると、テンションバネ25に電圧V
a が印加されるので、図3から明らかなように、テンシ
ョンバネ25は内部変形が最大の状態で且つその自然長
は最長になる。従って、発生するバネ力が小さく(弾性
変形分が相対的に小さい)、設定テンションは小さい値
(図3のTa )となる。本実施例では、このように通常
録再時に設定テンションの値がTa となるようにテンシ
ョンバネを設計する。ここで、形状記憶合金の遷移領域
温度を常温よりもある程度高い温度、例えば70〜80
℃前後に設定しておけば、通常録再時に安定したテンシ
ョン制御が実現できる。
【0025】次に、高速巻戻し時(早巻戻し時)には、
スイッチ27を端子bに接続する。すると、テンション
バネ25に電圧Vb が印加されるので、図3から明らか
なように、テンションバネ25はある程度の伸びまで内
部変形を吸収するがその内部変形量が温度t0以下の低温
時よりも小さくなる。従って、テンションバネ25の自
然長が通常録再時よりもやや小さくなり、発生するバネ
力が通常録再時よりも大きくなり、設定テンションは通
常録再時よりも大きい値(図3のTb )となる。
スイッチ27を端子bに接続する。すると、テンション
バネ25に電圧Vb が印加されるので、図3から明らか
なように、テンションバネ25はある程度の伸びまで内
部変形を吸収するがその内部変形量が温度t0以下の低温
時よりも小さくなる。従って、テンションバネ25の自
然長が通常録再時よりもやや小さくなり、発生するバネ
力が通常録再時よりも大きくなり、設定テンションは通
常録再時よりも大きい値(図3のTb )となる。
【0026】一般に、高速走行時には、巻付け角の小さ
いガイド等においてテープが浮上したりして、テープ走
行負荷が小さくなる傾向がある。また、テープ巻戻し時
(高速巻戻し時或いは逆再生時)には、テープを巻き取
る方向になるので、通常録再時よりもテープテンション
は大きくなる。つまり、 TREC <TFR<TREV TREC :通常録再時のテープテンション TFR :高速巻戻し時のテープテンション TREV :逆再生時のテープテンション の関係がある。
いガイド等においてテープが浮上したりして、テープ走
行負荷が小さくなる傾向がある。また、テープ巻戻し時
(高速巻戻し時或いは逆再生時)には、テープを巻き取
る方向になるので、通常録再時よりもテープテンション
は大きくなる。つまり、 TREC <TFR<TREV TREC :通常録再時のテープテンション TFR :高速巻戻し時のテープテンション TREV :逆再生時のテープテンション の関係がある。
【0027】従って、本実施例では、スイッチ27を端
子bに接続して得られるテープテンションTb が高速巻
戻し時のテープテンションTFRと等しくなるようにテン
ションバネ25を設計する。
子bに接続して得られるテープテンションTb が高速巻
戻し時のテープテンションTFRと等しくなるようにテン
ションバネ25を設計する。
【0028】次に、逆再生時には、スイッチ27を端子
cに接続する。すると、テンションバネ25に電圧Vc
が印加されるので、図3から明らかなように、テンショ
ンバネ25は内部変形を起こさない。従って、テンショ
ンバネ25の自然長が最短になり、発生するバネ力が高
速巻戻し時よりも大きくなり、設定テンションは高速巻
戻し時よりも大きい値(図3のTc )となる。本実施例
では、スイッチ27を端子cに接続して得られるテープ
テンションTc が逆再生時のテープテンションTREV と
等しくなるようにテンションバネ25を設計する。
cに接続する。すると、テンションバネ25に電圧Vc
が印加されるので、図3から明らかなように、テンショ
ンバネ25は内部変形を起こさない。従って、テンショ
ンバネ25の自然長が最短になり、発生するバネ力が高
速巻戻し時よりも大きくなり、設定テンションは高速巻
戻し時よりも大きい値(図3のTc )となる。本実施例
では、スイッチ27を端子cに接続して得られるテープ
テンションTc が逆再生時のテープテンションTREV と
等しくなるようにテンションバネ25を設計する。
【0029】以上のような構成とすることにより、異な
るテープ走行状態に応じた最適な値にテープテンション
を制御することが可能となる。
るテープ走行状態に応じた最適な値にテープテンション
を制御することが可能となる。
【0030】本実施例の場合、磁気記録再生装置のテー
プテンション管理が録再でのエンベ確保の観点から厳し
い低速テープ走行時(通常録再時或いは逆再生時)に
は、形状記憶合金の特性が安定している図3の領域A、
Cでの使用を行っている。また、テープダメージが起き
ない程度のテンション管理の立場から高速巻戻し時に
は、ヒステリシスがある図3の遷移領域B、Dでの使用
を行っている。従って、効率よく安定した特性でテンシ
ョン制御を実現できる。また、最も使用時間の長い通常
録再時にはテンションバネ25への通電をオフするた
め、省エネルギーなシステムを実現することができる。
プテンション管理が録再でのエンベ確保の観点から厳し
い低速テープ走行時(通常録再時或いは逆再生時)に
は、形状記憶合金の特性が安定している図3の領域A、
Cでの使用を行っている。また、テープダメージが起き
ない程度のテンション管理の立場から高速巻戻し時に
は、ヒステリシスがある図3の遷移領域B、Dでの使用
を行っている。従って、効率よく安定した特性でテンシ
ョン制御を実現できる。また、最も使用時間の長い通常
録再時にはテンションバネ25への通電をオフするた
め、省エネルギーなシステムを実現することができる。
【0031】尚、本実施例の変形例として、薄手テープ
走行時には、温度特性でのヒステリシスが小さい形状記
憶合金材料の遷移領域においてテープ走行状態を切り換
える場合も考えられる。また、遷移温度の異なる形状記
憶合金のバネを直列或いは並列につないで、図3におけ
る領域A、Cのような安定領域を増やして、その部分を
利用するような変形例も考えられる。
走行時には、温度特性でのヒステリシスが小さい形状記
憶合金材料の遷移領域においてテープ走行状態を切り換
える場合も考えられる。また、遷移温度の異なる形状記
憶合金のバネを直列或いは並列につないで、図3におけ
る領域A、Cのような安定領域を増やして、その部分を
利用するような変形例も考えられる。
【0032】次に、本発明の第2実施例を図4を参照し
て説明する。尚、図4においては、図1又は図5に示し
た部材と同一部材は同一番号で示している。
て説明する。尚、図4においては、図1又は図5に示し
た部材と同一部材は同一番号で示している。
【0033】図4において、32はテンションアーム1
1上に植立された導電性の軸、33は基台1上に植立さ
れた導電性の軸、34及び35は配線パターンである。
36はテンションアーム11の位置に応じた制動力を供
給側リール4に与える形状記憶合金製のブレーキバンド
である。これら配線パターン35、軸33、ブレーキバ
ンド36、軸32、配線パターン34、回転軸20及び
シャフトアース26によって、ブレーキバンド36に通
電するための通電回路が形成されている。
1上に植立された導電性の軸、33は基台1上に植立さ
れた導電性の軸、34及び35は配線パターンである。
36はテンションアーム11の位置に応じた制動力を供
給側リール4に与える形状記憶合金製のブレーキバンド
である。これら配線パターン35、軸33、ブレーキバ
ンド36、軸32、配線パターン34、回転軸20及び
シャフトアース26によって、ブレーキバンド36に通
電するための通電回路が形成されている。
【0034】本実施例において、ブレーキバンド36に
通電したときの通電動作は、基本的に上記第1実施例と
同様であり、図2においてテンションバネ25をブレー
キバンド36に置き換えたものである。但し、本実施例
ではブレーキバンド36が形状記憶合金製であるので、
通電によってブレーキバンド36が伸び縮みする。これ
により、テンションアーム11は回転軸20を中心にし
て揺動運動を起こし、これに伴ってテンションバネ15
も伸び縮みする。従って、テンションバネ15のバネ定
数に比例した大きさでテンション設定値が変化する。な
お、テンション切り換えは上記第1実施例と同様であ
る。
通電したときの通電動作は、基本的に上記第1実施例と
同様であり、図2においてテンションバネ25をブレー
キバンド36に置き換えたものである。但し、本実施例
ではブレーキバンド36が形状記憶合金製であるので、
通電によってブレーキバンド36が伸び縮みする。これ
により、テンションアーム11は回転軸20を中心にし
て揺動運動を起こし、これに伴ってテンションバネ15
も伸び縮みする。従って、テンションバネ15のバネ定
数に比例した大きさでテンション設定値が変化する。な
お、テンション切り換えは上記第1実施例と同様であ
る。
【0035】本実施例ではブレーキバンド36に形状記
憶合金を利用しているため、テンションバネのように繰
り返し限界が厳しくない。つまり、本実施例のテープテ
ンション制御装置は、耐久性に優れた構成となってい
る。
憶合金を利用しているため、テンションバネのように繰
り返し限界が厳しくない。つまり、本実施例のテープテ
ンション制御装置は、耐久性に優れた構成となってい
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
形状記憶合金部材、例えばバネ部材またはバンド部材へ
の通電量をテープの走行状態に応じて切り換えることに
よって、テンションアームに回動力を与えるバネ力を変
化させることができるので、テープの走行状態に応じて
テープテンションを切り換えることができるようにな
る。従って、複雑な機構部品を設けることなく簡単な構
成によって、制御するテープテンション値を最適に切り
換えることができ、装置の小型化及び低コスト化を図る
ことが可能となる。
形状記憶合金部材、例えばバネ部材またはバンド部材へ
の通電量をテープの走行状態に応じて切り換えることに
よって、テンションアームに回動力を与えるバネ力を変
化させることができるので、テープの走行状態に応じて
テープテンションを切り換えることができるようにな
る。従って、複雑な機構部品を設けることなく簡単な構
成によって、制御するテープテンション値を最適に切り
換えることができ、装置の小型化及び低コスト化を図る
ことが可能となる。
【図1】本発明の第1実施例のテープテンション制御装
置を備えた磁気記録再生装置のテープ供給側走行系の平
面図である。
置を備えた磁気記録再生装置のテープ供給側走行系の平
面図である。
【図2】上記第1実施例のテープテンション制御装置の
電気系のブロック図である。
電気系のブロック図である。
【図3】形状記憶合金の温度特性図である。
【図4】本発明の第2実施例のテープテンション制御装
置を備えた磁気記録再生装置のテープ供給側走行系の平
面図である。
置を備えた磁気記録再生装置のテープ供給側走行系の平
面図である。
【図5】従来のテープテンション制御装置を備えた磁気
記録再生装置のテープ供給側走行系の平面図である。
記録再生装置のテープ供給側走行系の平面図である。
1 基台 2 磁気テープ 4 供給側リール 6 テンション検出ガイド 10 シリンダ 11 テンションアーム 18 ブレーキバンド 19 ブレーキドラム 20 テンションアームの導電性の回転軸 21、22 導電性の軸 23、24 配線パターン 25 形状記憶合金製のテンションバネ 26 シャフトアース 27 切り換えスイッチ 28 接地部 29、30 直流電圧発生部 31 供電用電源部 32、33 導電性の軸 34、35 配線パターン 36 形状記憶合金製のブレーキバンド
Claims (3)
- 【請求項1】 テンション検出ガイドを有する回動自在
のテンションアームと、このテンションアームを一方向
に回動付勢するバネ部材と、前記テンションアームの回
動変位に応じた制動力をリールに与えるバンド部材とを
有するテープテンション制御装置において、 前記テンションアームに回動力を与えるバネ力を変化さ
せるための形状記憶合金部材と、この形状記憶合金部材
に通電する手段と、その通電の量をテープの走行状態に
応じて切り換える手段とを備えていることを特徴とする
テープテンション制御装置。 - 【請求項2】 前記形状記憶合金部材を前記バネ部材と
することを特徴とする請求項1記載のテープテンション
制御装置。 - 【請求項3】 前記形状記憶合金部材を前記バンド部材
とすることを特徴とする請求項1記載のテープテンショ
ン制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5352059A JPH07201105A (ja) | 1993-12-31 | 1993-12-31 | テープテンション制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5352059A JPH07201105A (ja) | 1993-12-31 | 1993-12-31 | テープテンション制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07201105A true JPH07201105A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18421511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5352059A Pending JPH07201105A (ja) | 1993-12-31 | 1993-12-31 | テープテンション制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07201105A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020063682A (ja) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | 株式会社青電舎 | アクチュエータおよびアクチュエータ駆動回路 |
-
1993
- 1993-12-31 JP JP5352059A patent/JPH07201105A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020063682A (ja) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | 株式会社青電舎 | アクチュエータおよびアクチュエータ駆動回路 |
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