JPH07204543A - 塗装ロボット - Google Patents

塗装ロボット

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Publication number
JPH07204543A
JPH07204543A JP6005209A JP520994A JPH07204543A JP H07204543 A JPH07204543 A JP H07204543A JP 6005209 A JP6005209 A JP 6005209A JP 520994 A JP520994 A JP 520994A JP H07204543 A JPH07204543 A JP H07204543A
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JP
Japan
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skirt
wall surface
painting
frame
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP6005209A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Suzuki
利昭 鈴木
Yasuhito Tanaka
康仁 田中
Tsutomu Naito
力 内藤
Hideo Hikichi
秀男 引地
Tadayuki Yamamoto
忠幸 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd filed Critical Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
Priority to JP6005209A priority Critical patent/JPH07204543A/ja
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源ケーブルなどが絡み付くのを防止して円
滑に走行できる塗装ロボットを提供する。 【構成】 塗料吹付ノズル6を搭載して走行する台車4
のボディ2の壁面7側にスカート8を取り付けると共に
ボディ2のスカート8で囲まれた部分に排気口22を形
成し、排気口22に設けた電動ブロワ9でスカート8の
中を排気することにより壁面7などに吸着して塗装作業
を行う。台車4上にボディ2の外周部を巡らせて且つ壁
面7の垂直軸回りに回転自在に枠体10を設け、枠体1
0に傾斜角センサ40を固定すると共に傾斜角センサ4
0が常に所定の値を示すように枠体10を回転させる。
この枠体10に塗料吹付ノズル6や電動ブロワ9などか
ら延びるホースやケーブルの途中を枠体に支持させてお
くことにより、台車4の姿勢がどのように変化しても塗
装ロボット1からのホースやケーブルの引き出し方向が
常に一定に保たれ、これらが台車4などに絡み付くのを
防止して円滑な走行を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁面等に吸着して塗装
作業を行う塗装ロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】原油貯蔵タンクや低温液貯蔵タンクなど
の大型建造物の壁面や屋根などの塗装作業は、仮足場等
の設置やその解体作業が大掛かりであるため、仮足場等
を設置することなく被塗装面上を自走して塗装作業を行
える塗装ロボットの開発が進められている。この種の塗
装ロボットは、被塗装面に摺接する布状体の吸着用スカ
ートと、スカート内の空気を排出する電動ブロワと、塗
料吹付ノズルと、走行用の車輪とを備えており、電動ブ
ロワを駆動してスカート内を負圧にすることで被塗装面
に吸着して自重を支え、その状態で塗料吹付ノズルを左
右に走査しながら移動して塗装を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の塗
装ロボットは、所々で旋回し、繰り返し向きを変えて移
動しなければならない。しかし、塗装ロボットの塗料供
給源や電源は塗装エリア外の所定の場所に設けられるた
め、これらと塗装ロボットとを結ぶ塗料供給ホースや電
源ケーブルなどがロボットのボディなどに絡み付いて移
動の邪魔になるという問題があった。
【0004】また、従来の塗装ロボットに装着された吸
着用スカートは、曲面や目地、段差等の不連続面での倣
い性に難があり、シール性にも問題があった。
【0005】本発明は、このような事情の下に創案され
たものであり、その目的は、電源ケーブルなどが絡み付
くのを防止して円滑に走行できる塗装ロボットを提供す
ることにあり、また、被塗装面に対する倣い性、シール
性の良い吸着走行機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の塗装ロボットは、塗料吹き付け装置を搭載し
て走行する台車のボディの走行面側にスカートを取り付
けると共にボディのスカートで囲まれた部分に排気口を
形成し、この排気口に設けた電動ブロワでスカートの中
を排気することにより壁面などに吸着して塗装作業を行
う塗装ロボットを前提とし、上記台車上にボディの外周
部を巡らせて且つ走行面の垂直軸回りに回転自在に枠体
を設け、この枠体に傾斜角センサを固定すると共にこの
傾斜角センサが常に所定の値を示すように枠体を回転さ
せる駆動手段を設け、上記塗料吹き付け装置や上記電動
ブロワなどから延びるホースやケーブルの途中を枠体に
支持させて構成されるものである。
【0007】この塗装ロボットにおいて、塗装範囲の両
側に誘導マークを設置すると共に上記枠体に誘導マーク
との距離を検出する光学センサを固定し、この光学セン
サの検出値に基づいて上記台車及び上記塗料吹き付け装
置の駆動を制御することが望ましい。光学センサは近赤
外光を投光する光源と測定対象からの戻り光を検出する
受光器とで構成でき、光源と受光器とをケーシング内に
隔壁を隔てて並列に配置し、ケーシング内が清浄な空気
でパージされるようにしておくことが望ましい。
【0008】次に、本発明の吸着走行機構は、壁面を走
行するための台車のボディに壁面と接する丈のスカート
を取り付け、このスカートで囲まれた空間をボディ側か
ら排気して負圧にすることで壁面に吸着して走行する機
構を前提とし、上記スカートが、上記ボディの壁面側に
取り付けられた布状体からなる筒状のスカート部材と、
このスカート部材の裾部の外側にこれを縁取るようにし
て延出させて設けられたある程度可撓性を有する板材か
らなるつば部材と、スカート部材のつば部材寄りにスカ
ート部材の変形を規制すべく設けられた環状の骨部材
と、スカート部材の骨部材位置からつば部材の外周縁部
にかけての部分を中空の2重構造とすべく壁面側に重ね
て設けられた布状体からなるシール部材と、このシール
部材とつば部材との間に大気を導入すべくつば部材に形
成された開口部とを有して構成されることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】上記のように構成された本発明の塗装ロボット
によれば、台車上に回転可能に設けられた枠体の傾斜角
センサが常に一定の値を示すように枠体の姿勢が調節さ
れるので、この枠体に塗料吹き付け装置や電動ブロワな
どから延びるホースやケーブルの途中を枠体に支持させ
ておくことにより、台車の姿勢がどのように変化しても
塗装ロボットからのホースやケーブルの引き出し方向が
常に一定に保たれ、これらが台車に絡み付くのを防止し
て円滑な走行を確保できる。
【0010】次に、本発明の吸着走行装置によれば、電
動ブロワを駆動して排気を開始すると、スカート部材の
シール部材と壁面との隙間を通して空気の流れが形成さ
れ、隙間の静圧が下がりシール部材が壁面に引き寄せら
れる。この隙間が小さくなると、電動ブロワの能力に比
べて抵抗が大きくなり、隙間を通過する空気の流速が低
下し静圧が上昇する。一方、この静圧上昇により隙間が
大きくなると、空気の流速が上がり静圧が下がる。これ
ら2つの状態の平衡が保たれることにより、シール部材
と壁面との間に適当な微小隙間が維持され、シール性能
と低摺動抵抗が同時に実現される。シール部材は、その
外周縁部がつば部材に接続されて支持されているので、
吸着時に座屈することはない。布状体のスカート部材に
インナリングフレームを取り付けて半径方向の変形を防
止し、丈方向の変形は許容しているので、壁面に対する
つば部材及びシール部材の追従性が確保される。また、
つば部材に樹脂板などを使用してある程度可撓性をもた
せておくことにより、曲面やうねりに対してつば部材を
倣わせ、高い追従性を確保できる。さらに、つば部材と
シール部材との間に空気が出入りできる構造とすること
で、シール部材を自在に変形させ、つば部材で倣いきれ
ない目地や段差などへの追従性を確保できる。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。
【0012】図1(a)は本発明の塗装ロボットの平面
図、(b)は側面図である。この塗装ロボット1は、ボ
ディ2の3箇所に走行輪3a,3b,3cを設けてなる
台車4と、ボディ2の後部に設けられた塗装アーム5
と、これに取り付けられた塗料吹付ノズル6と、ボディ
2の下部すなわち壁面7側にボディ2の周縁部を巡って
設けられたスカート8と、ボディ2の上部中央部に取り
付けられた電動ブロワ9と、ボディ2の上部にその外周
部を巡らせて設けられた環状の枠体10と、これを駆動
する駆動手段11とでその主要部が構成されている。
【0013】台車4のボディ2は略円板形状に形成さ
れ、その周縁部3箇所に形成された張出部12の壁面側
に走行輪3a,3b,3cが取り付けられている。その
うち2つの走行輪は駆動輪であり、残りの1つは従動輪
3cである。駆動輪3a,3bの車輪支持枠13の外側
には車輪駆動用のモータ14が各々設けられている。台
車4は、これらのモータ14を制御して左右の駆動輪3
a,3bを同じ回転数で駆動することにより直進し、ま
た一方の駆動輪を停止し或いは互いに回転数を違えて駆
動することにより左右に旋回する。この台車4のボディ
2にはハニカム構造のアルミ板等が使用され、軽量化が
図られている。
【0014】塗装アーム5は、走行輪3a,3bの設け
られた左右の張出部12a,12bに各々固定されこれ
より台車4の後方に延びる一対の支持フレーム15と、
両支持フレーム15の先端部に掛け渡されて支持された
空気圧シリンダ(ロッドレスシリンダ)16と、このシ
リンダ16の後部側面16aに設けられた摺動ブロック
17とで構成されている。摺動ブロック17は、シリン
ダチューブ18にほぼ全長に亙って形成されたスリット
(図示省略)を通してシリンダチューブ18内のピスト
ンヘッド19に取り付けられており、シリンダ16内の
左右のシリンダ室へエアを給排することにより、ピスト
ンヘッド19と共にシリンダ16の両端部間を往復移動
する。この塗装アーム15の支持フレーム15やシリン
ダチューブ18などの部品にはアルミ製のものが使用さ
れている。
【0015】塗料吹付ノズル6は、その吐出口6aを壁
面7に臨ませて摺動ブロック17に取り付けられてお
り、上記シリンダの駆動によりシリンダ16の両端部間
を往復移動できるようになっている。この塗料吹付ノズ
ル6は、シリンダ16によるノズル移動方向と直交する
方向に拡散させて塗料を噴射する。図1には、その噴射
範囲が2点鎖線で示されている。この場合、台車4の幅
よりも長いシリンダ16を用いることで、広い塗装幅を
確保している。
【0016】スカート8は、ボディ2の壁面7側にボデ
ィ2の周縁寄りの部分を巡らせて取り付けられた筒状の
スカート部材20と、このスカート部材20の裾部の外
側にこれを縁取るようにして取り付けられたつば部材2
1とで概ね構成されている。ボディ2のスカート部材2
0で囲まれた部分の中央部には排気口22が形成されて
おり、この排気口22に電動ブロワ9が取り付けられて
いる。
【0017】スカート部材20は、ナイロン等の樹脂シ
ートや樹脂コーティングを施した布など、通気性のない
布状体で作られており、その裾が壁面7に接する程度の
丈に形成されている。このスカート部材20の上部周縁
部はボディ2に気密に接続されている。つば部材21
は、樹脂製の板材を円環状に加工したものであり、その
内周縁部が接着等の方法によってスカート部材20の裾
部に気密に接続されている。このつば部材21は、スカ
ート部材20よりも遥かに強い剛性を有しており、且つ
凹凸壁面にある程度倣える可とう性を有している。
【0018】スカート部材20のつば部材21寄りに
は、図2に示すように、スカート部材20の内周に沿っ
て環状の骨部材(インナリングフレーム)23が取り付
けられている。この骨部材23はアルミ製のロッドを環
状に成形してその両端部を継ぎ合わせたものであり、電
動ブロワ9の吸引力をスカート部材20に作用させた程
度では変形しない剛性を有している。また、スカート部
材20及びつば部材21の壁面7側には、骨部材23の
位置からつば部材21の外周縁部にかけての部分を覆う
シール部材24が設けれている。このシール部材24
は、スカート部材20と同じ材質の布状体をスカート部
材20の下部とつば部材21に合せて図2(c)に示す
形状に形成したものであり、その内周縁部をスカート部
材21の骨部材23取り付け位置に、外周縁部をつば部
材21の外周縁部に、それぞれ接着等の方法で気密に接
続することで、このスカート8の骨部材23の位置から
つば部材21の外周縁部にかけての部分を中空の2重構
造とし、空気室25を形成している。つば部材21に
は、小径の開口部26が所々に形成されており、空気室
25に空気が出入りできるようになっている。
【0019】枠体10は、大径のリング部材27と小径
のリング部材28とをスポーク部材29で連結してな
り、この場合、台車4のボディ2に取り付けられた円環
形状のベースプレート30上に複数の支持ブロック31
を介して回転可能に支持されている。リング部材27,
28、スポーク部材29及びベースプレート30には全
てアルミ製の部品が使用されている。支持ブロック31
は、大径のリング部材27を所々支持すべくベースプレ
ート30の外周部にほぼ等間隔に配設されている。各支
持ブロック31は、図3に示すように、大径のリング部
材27の外周部を受け入れるための凹部31aを形成し
たブロック本体の内部に、凹部31a内に若干突出して
大径のリング部材27と接する一対の球軸受32を上下
に設けて構成されている。球軸受32の表面には摺動抵
抗を小さくするための樹脂コーティングが施されてい
る。大径のリング部材27は、これら支持ブロック31
の球軸受32によって円滑に回転可能に支持されてい
る。このように回転可能に設けられた枠体10の小径の
リング部材28には、塗料吹付ノズル6へ塗料を供給す
るためのホース33、シリンダ16へエアを送るための
ホース34および電動ブロワ9や車輪駆動モータ14へ
電力を供給するための電源ケーブル35の途中を一括し
て支持するためのケーブル類支持具36が固定されてい
る。
【0020】枠体10を駆動するための駆動手段11
は、大径のリング部材27に取り付けられたチェーン3
7と、ベースプレート30の後部に設けられたスプロケ
ット38と、スプロケット38を回転させる防曝構造の
電動モータ39とからなる。チェーン37は、大径のリ
ング部材27の外周に全体を取り巻いて固定されてい
る。スプロケット38は、チェーン37と歯合していわ
ゆるピンギアドライブ機構を構成しており、電動モータ
39でスプロケット38を回転させることによりチェー
ン37に送りを与え、枠体10を回転させることができ
る。
【0021】枠体10のスポーク部材29には傾斜角セ
ンサ40が取り付けられている。この傾斜角センサ40
の検出可能な角度は±10度の範囲であり、その検出信
号が図示省略の信号線を介して電動モータ39内のサー
ボ回路に送られ、傾斜角センサ40が常に0度を示すよ
うに電動モータ39が駆動して枠体10の姿勢を調節す
るようになっている。すなわち、この塗装ロボット1
は、台車4がどのような姿勢で走行しても枠体10の姿
勢は変化しないようになっており、この場合上記ケーブ
ル類支持具36が常に枠体10の最上部に位置するよう
に枠体10の姿勢が調節される。ホース33,34やケ
ーブル35は、台車4に対する枠体10の相対的回転を
許容するために、図4に示すように台車4上に一旦立ち
上げるようにしてゆとりを持たせてケーブル類支持具3
6に固定されている。これらホース33,34やケーブ
ル35は、塗装エリア外の所定の場所に設けられた図示
省略の塗料タンクや電源などに各々接続されている。
【0022】枠体10の大径のリング部材27には、傾
斜角センサ40との対称位置に光学センサ41が設けら
れている。この光学センサ41は、後述する誘導マーク
53a,53bとの距離を検出するためセンサであり、
その検出部側をケーブル類支持具36側に配置してリン
グ部材28の接線に対して平行に取り付けられている。
この光学センサ41は、近赤外光を投光する光源42と
測定対象からの戻り光を検出する受光器43とからな
り、投光して戻ってくるまでに減衰した光量に基づいて
距離を計測する。光学センサ41の検出値は、台車4、
塗装アーム5及び塗料吹付ノズル6の駆動を制御する図
示しない塗装動作制御装置へ送られるようになってい
る。
【0023】光学センサ41の光源42と受光器43
は、図5に示すようにケーシング44内に並列に配置さ
れている。光源42の収容部45と受光器43の収容部
46は隔壁47で仕切られている。また、光源42及び
受光器43を各収容部45,46の奥に配置して出射部
42a及び受光部43aをケーシング44前面の開口部
44a,44bから十分離しておくことにより、外乱光
の入射を極力減らすようになっている。また、隔壁47
の内部にはケーシング44の後部端面44cと各収容部
45,46とを結ぶ空気通路48が形成されており、ケ
ーシング44の後部端面44cに接続された配管49か
ら空気通路48を通して各収容部45,46へ清浄な空
気が導入されるようになっている。これにより、各収容
部45,46内からケーシング44前面の開口部44
a,44bを通して外部へ流れる空気流が形成され、塗
料などのミストが各収容部45,46へ侵入するのを防
止し、出射部42a及び受光部43aの汚損を防止でき
る。この場合、上記シリンダ16を駆動するために送ら
れるエアの一部がパージ用の空気として用いられる。
【0024】なお、枠体10が取り付けられたベースプ
レート30は、その外周縁部3箇所に台車4のボディ2
のそれに合わせて出張部30a,30b,30cが形成
され、各出張部30a,30b,30cには、ボディ2
側の孔と連通させて固定用ねじ50が挿通される孔が形
成されている。そして、この塗装ロボット1は、3本の
固定用ねじ50を用い、そのうちの2本で塗装アーム5
の支持部材51とベースプレート30とボディ2と駆動
輪3a,3bの支持部材52a,52bとを共締めし、
残りの1本でベースプレート30とボディ2とを締め込
むことにより組み立てられている。
【0025】次に、本実施例の塗装ロボット1の塗装動
作について図6を用いて説明する。同図は円筒型タンク
などの垂直壁面の塗装を行う場合であり、ここでは図示
されていないが塗装ロボット1に接続されたホースやケ
ーブル類は壁面7に沿って上方へ延びており、上方には
ホースやケーブル類の巻上げを行うウインチ等が設置さ
れている。
【0026】このような場合、塗装エリアAの上方の左
右両側に誘導マーク53a,53bを設置しておき、塗
装エリアAの下端の左右一方の端、この例では右端から
塗装を開始する。具体的には、電動ブロワ9を駆動させ
てスカート8を壁面7に吸着させ、塗料吹付ノズル6を
塗装開始位置A1に臨ませるようにして塗装ロボット1
を水平走行姿勢に配置した後、塗装動作を開始させる。
以後の塗装ロボット1の動作は、塗装動作制御装置によ
って制御される。
【0027】すなわち塗装ロボット1は、塗装動作制御
装置の制御の下で、左右の駆動輪3a,3bを制御して
台車4を水平方向に走行させ、塗装アーム5を駆動して
ノズル6を進行方向に対して左右に往復移動させつつ、
塗料を壁面7に吹付けて塗装を行う。このとき光学セン
サ41は常時近赤外光を投光しその戻り光を検出してい
る。塗装動作制御装置は、誘導マーク53a,53bか
らの反射光が検出される度に、塗装ロボット1が塗装エ
リアの左右いずれの端にいるかを判断し、またそこから
誘導マーク53a,53bまでの距離を計算し、塗装エ
リアの端で塗料の吹き付けを停止させた後、塗装済み部
分に次の塗装範囲が少しラップするように台車4を上方
に180度旋回移動させ、そこから再び台車4の走行と
塗料の吹き付けを開始させる。塗装ロボット1は、この
動作を繰り返して、壁面7の下側から順次上側へ塗装を
行っていき所定のエリアの塗装を行う。塗装完了後、塗
装ロボット1は未塗装の部分を走行して次の塗装開始地
点などへ移動する。
【0028】以上のように本実施例の塗装ロボット1
は、塗装エリアAの左右両側に設置された誘導マーク5
3a,53bを基準にして、自分で行ったり来たりして
塗装を行う。その際台車4は所々で旋回し、繰り返し向
きを変えるが、台車4上に設けられた枠体10は、その
スポーク部材29に取り付けられた傾斜角センサ40が
常に0度を示すように駆動手段11によって駆動され、
台車4がどのような姿勢で走行しても常に一定の姿勢に
保たれる。この場合、枠体10に取り付けられたケーブ
ル類支持具36が常に最上部に位置するように枠体10
の姿勢が保たれている。したがって、塗装ロボット1か
らのホースやケーブル類の引き出し方向が常に一定(上
方)に保たれ、ホースやケーブル類が塗装ロボット1に
絡み付いて移動の邪魔になるという問題は生じない。
【0029】また、本実施例の塗装ロボットは、電動ブ
ロワ9でスカート8の内部を負圧にすることにより壁面
7に吸着するいわゆる空気吸着方式を採用しているが、
これは壁面7にスカート8を密着させるものではなく、
スカート8と壁面7との間に若干隙間を形成することで
摺動抵抗の低下を図っている。つまり、電動ブロワ9を
駆動して排気を開始すると、スカート部材20の内側の
圧力が下がり、スカート部材20が図2(b)に点線で
示すように変形し、シール部材24と壁面7との隙間d
を通して空気の流れが形成される。この隙間dが小さく
なると、電動ブロワ9の能力に比べて抵抗が大きくな
り、隙間dを通過する空気の流速が低下し静圧が上昇す
る。この静圧上昇により隙間dが大きくなると、空気の
流速が上がり静圧が下がる。これら2つの状態の平衡が
保たれることにより、シール部材24と被吸着面である
壁面7との間に適当な微小隙間が維持され、シール性能
と低摺動抵抗が同時に実現される。シール部材24は、
その外周縁部がつば部材21に接続されて支持されてい
るので、吸着時にスカート内に引き込まれることはな
い。布状体のスカート部材20にインナリングフレーム
23を取り付けて半径方向の変形を防止し、丈方向の変
形は許容しているので、壁面7の目地や段差等の不連続
部に対するつば部材21及びシール部材24の追従性が
確保される。また、つば部材21とシール部材24との
間に形成された空気室25につば部材21の開口部26
を通して空気が出入りできる構造とすることで、シール
部材24を自在に変形させ、図7に示すように段差など
を乗り越す場合の追従性を確保している。
【0030】なお、図8はスカート部材20にインナリ
ングフレーム23を取り付けた場合と、取り付けなかっ
た場合とにおける壁面7に対するシール部材24の追従
性を比較したものである。同図から解るように、インナ
リングフレーム23が有る場合スカート部材20の変形
によりシール部材24の追従性が良くなり、インナリン
グフレーム23が無い場合には逆にスカート部材20の
変形によってシール部材24の追従性が悪くなる。
【0031】このようにスカート8と壁面7との間に若
干隙間を形成しつつ且つ壁面7に対するシール部材24
の追従性を確保できるようにしたことにより、摺動抵抗
の低下と吸着力の向上とを同時に実現できる。したがっ
て、電動ブロワ9及び車輪駆動モータ14として能力の
小さいものが使用でき、ロボット重量の軽量化を図るこ
とができる。
【0032】また、本実施例の塗装ロボットは、前述し
たように3本の固定用ねじ50によって連結されている
ので、これらのねじ50を取り外すことにより、塗装ア
ーム5と塗料吹付ノズル6とからなるブロック、ベース
プレート30と枠体10と駆動手段11とからなるブロ
ック、ボディ2とスカート8と電動ブロワ9と従動輪3
cとからなるブロック及び2つの走行輪3a,3b,3
cのブロックの計5つのブロックに容易に分解できる。
したがって、この塗装ロボット1の全重量が例えば80
kg程度である場合、これを20kg程度のブロックに
別けることができ、搬送に便利である。
【0033】なお、本実施例では塗装エリアSの上方の
左右両側に誘導マーク53a,53bを設置して塗装ロ
ボット1に塗装作業を行わせる場合について説明した
が、誘導マーク53a,53bの設置場所はこれに限定
されるものではなく、例えば塗装エリアの下方の左右両
側あるいは3箇所以上に設けてもよい。要は、塗装ロボ
ット1の動作を制御する塗装動作制御装置に誘導マーク
に基いて塗装ロボット1の位置を検出する演算回路ある
いはプログラムなどを組み込んでおき、塗装ロボット1
が誘導マークに基いて自動的に所定のエリア内を移動し
て塗装作業を行えるようにしておけばよい。
【0034】また、本実施例では円筒型タンクなどの垂
直壁面の塗装を行う場合について説明したが、本発明の
塗装ロボットは、タンクの屋根や天井などの塗装にも適
用できる。この塗装ロボットは空気吸着方式を採用して
いるので、磁気吸着方式のものと異なり、被吸着面の材
質を選ばず極めて広範な使用が可能である。
【0035】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば以下のご
とき優れた効果を発揮できる。
【0036】(1) 本発明の塗装ロボットによれば、
台車上に回転可能に設けられた枠体の傾斜角センサが常
に一定の値を示すように枠体の姿勢が調節されるので、
この枠体に塗料吹き付け装置や電動ブロワなどから延び
るホースやケーブルの途中を支持させておくことによ
り、台車の姿勢がどのように変化しても塗装ロボットか
らのホースやケーブルの引き出し方向が常に一定に保た
れ、これらが台車に絡み付くのを防止して円滑な走行を
確保できる。
【0037】(2) 本発明の吸着走行装置によれば、
シール部材と壁面との間に適当な微小隙間が維持され、
高シール性と低摺動抵抗とを同時に実現でき、また段差
部での高シール性も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗装ロボットの一実施例を示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】図1の塗装ロボットに装着された吸着用のスカ
ートを示す図であり、(a)は斜視図、(b)はA−A
断面図である。
【図3】図1の塗装ロボットの要部拡大側面図である。
【図4】図1の塗装ロボットの部分側面図である。
【図5】図1の塗装ロボットに装着された光学センサを
示す断面図である。
【図6】図1の塗装ロボットの塗装動作の一例を示す平
面図である。
【図7】図2のスカートの被吸着面に対する吸着形態を
示す概念図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)の
部分断面図である。
【図8】図7のA−A断面図であり、(a)はインナリ
ングフレームが有る場合、(b)はインナリングフレー
ムが無い場合におけるシール部材の壁面に対する追従状
態を示している。
【符号の説明】
1 塗装ロボット 2 ボディ 3 走行輪 4 台車 5 塗装アーム 6 塗料吹付ノズル 7 壁面 8 スカート 9 電動ブロワ 10 枠体 11 駆動手段 20 スカート部材 21 つば部材 22 排気口 23 骨部材(インナリングフレーム) 24 シール部材 25 空気室 26 開口部
フロントページの続き (72)発明者 内藤 力 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内 (72)発明者 引地 秀男 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内 (72)発明者 山本 忠幸 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料吹き付け装置を搭載して走行する台
    車のボディの走行面側にスカートを取り付けると共にボ
    ディのスカートで囲まれた部分に排気口を形成し、この
    排気口に設けた電動ブロワでスカートの中を排気するこ
    とにより壁面などに吸着して塗装作業を行う塗装ロボッ
    トにおいて、上記台車上にボディの外周部を巡らせて且
    つ走行面の垂直軸回りに回転自在に枠体を設け、この枠
    体に傾斜角センサを固定すると共にこの傾斜角センサが
    常に所定の値を示すように枠体を回転させる駆動手段を
    設け、上記塗料吹き付け装置や上記電動ブロワなどから
    延びるホースやケーブルの途中を枠体に支持させたこと
    を特徴とする塗装ロボット。
  2. 【請求項2】 塗装範囲の両側に設けられた誘導マーク
    と、上記枠体に固定され誘導マークとの距離を検出する
    光学センサと、この光学センサの検出値に基づいて上記
    台車及び上記塗料吹き付け装置の駆動を制御する塗装動
    作制御装置とを備えてなる請求項1記載の塗装ロボッ
    ト。
  3. 【請求項3】 上記光学センサが近赤外光を投光する光
    源と測定対象からの戻り光を検出する受光器とを備えて
    なる請求項2記載の塗装ロボット。
  4. 【請求項4】 上記光源と上記受光器とをケーシング内
    に隔壁を隔てて並列に配置すると共にケーシング内を清
    浄な空気でパージするようにした請求項3記載の塗装ロ
    ボット。
  5. 【請求項5】 壁面を走行するための台車のボディに壁
    面と接するスカートを取り付け、このスカートで囲まれ
    た空間をボディ側から排気して負圧にすることで壁面に
    吸着して走行する吸着走行機構において、上記スカート
    は、上記ボディの壁面側に取り付けられた布状体からな
    る筒状のスカート部材と、このスカート部材の裾部の外
    側にこれを縁取るようにして延出させて設けられた板材
    からなるつば部材と、スカート部材のつば部材寄りにス
    カート部材の変形を規制すべく設けられた環状の骨部材
    と、スカート部材の骨部材位置からつば部材の外周縁部
    にかけての部分を中空の2重構造とすべく壁面側に重ね
    て設けられた布状体からなるシール部材と、このシール
    部材とつば部材との間に大気を導入すべくつば部材に設
    けられた開口部とを有してなることを特徴とする吸着走
    行機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015025400A1 (ja) * 2013-08-22 2015-02-26 株式会社アシックス 塗布装置、塗布剤塗布方法および塗布システム
CN108940676A (zh) * 2018-08-02 2018-12-07 李彦利 一种多工位汽车喷涂机构

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