JPH07226155A - カラー受像管における螢光面形成方法 - Google Patents
カラー受像管における螢光面形成方法Info
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- JPH07226155A JPH07226155A JP1551494A JP1551494A JPH07226155A JP H07226155 A JPH07226155 A JP H07226155A JP 1551494 A JP1551494 A JP 1551494A JP 1551494 A JP1551494 A JP 1551494A JP H07226155 A JPH07226155 A JP H07226155A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高い色素粒子充填度の螢光面4を形成する際
の作業工程数を削減させ、消費材料の節減を図ったカラ
ー受像管における螢光面形成方法を提供する。 【構成】 ポリビニルアルコール、重クロム酸塩、水及
び固体粒子の各組成からなる第1乃至第3色の第1の懸
濁液をそれぞれ形成し、また、前記ポリビニルアルコー
ルより重合度の高いポリビニルアルコール、重クロム酸
塩、水及び固体粒子の各組成からなる第1乃至第3色の
第2の懸濁液をそれぞれ形成し、カラー受像管のパネル
内面に、順次、各色毎に、第1の懸濁液を塗布、乾燥さ
せて第1層13G、13B、13Rを形成し、その上に
第2の懸濁液を塗布、乾燥させて第2層14G、14
B、14Rを形成した後、シャドウマスクを介して露光
し、次に温水による現像を行って露光部分のみを残留さ
せ、カラー受像管のパネル内面に、第1乃至第3の各絵
素15G、15B、15Rを形成する。
の作業工程数を削減させ、消費材料の節減を図ったカラ
ー受像管における螢光面形成方法を提供する。 【構成】 ポリビニルアルコール、重クロム酸塩、水及
び固体粒子の各組成からなる第1乃至第3色の第1の懸
濁液をそれぞれ形成し、また、前記ポリビニルアルコー
ルより重合度の高いポリビニルアルコール、重クロム酸
塩、水及び固体粒子の各組成からなる第1乃至第3色の
第2の懸濁液をそれぞれ形成し、カラー受像管のパネル
内面に、順次、各色毎に、第1の懸濁液を塗布、乾燥さ
せて第1層13G、13B、13Rを形成し、その上に
第2の懸濁液を塗布、乾燥させて第2層14G、14
B、14Rを形成した後、シャドウマスクを介して露光
し、次に温水による現像を行って露光部分のみを残留さ
せ、カラー受像管のパネル内面に、第1乃至第3の各絵
素15G、15B、15Rを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー受像管における
螢光面形成方法に係わり、特に、2層構成の各絵素を形
成させる場合に、最小限の露光工程及び現像工程を経る
だけで足りるようにしたカラー受像管における螢光面形
成方法に関する。
螢光面形成方法に係わり、特に、2層構成の各絵素を形
成させる場合に、最小限の露光工程及び現像工程を経る
だけで足りるようにしたカラー受像管における螢光面形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー受像管の螢光面にあって
は、その螢光膜の充填度を向上させ、ファインピッチ型
の螢光膜を得るために、各色毎にそれぞれ2回づつ懸濁
液塗布を行い、2層構造の画素を構成させることが知ら
れている。
は、その螢光膜の充填度を向上させ、ファインピッチ型
の螢光膜を得るために、各色毎にそれぞれ2回づつ懸濁
液塗布を行い、2層構造の画素を構成させることが知ら
れている。
【0003】このような構成の既知のカラー受像管にお
いて、パネル内面に螢光面を被着形成させる場合には、
予め、ポリビニルアルコール、重クロム酸塩、水及び第
1色の固体粒子の各組成からなる第1色の懸濁液、及
び、前記組成の中で固体粒子の色だけを異にした第2色
の懸濁液、第3色の懸濁液をそれぞれ各別に用意し、ま
ず、最初に、カラー受像管のパネル内面に、前記第1色
の懸濁液を塗布し、次いで、その塗布部分を乾燥させた
後、シャドウマスクを介して露光を行い、この露光部分
を不溶化させ、続いて、温水により現像して、前記不溶
化部分のみからなる第1層の絵素を形成させる。次に、
この第1層の絵素の上に、再び、前記第1色の懸濁液の
塗布、その塗布部分の乾燥、シャドウマスクを介する露
光、温水により現像を順次行えば、前記第1層の絵素上
に積層構成された第2層の絵素が形成されることにな
り、第1層の絵素上に第2の絵素が積層された構成の第
1色の絵素が得られる。
いて、パネル内面に螢光面を被着形成させる場合には、
予め、ポリビニルアルコール、重クロム酸塩、水及び第
1色の固体粒子の各組成からなる第1色の懸濁液、及
び、前記組成の中で固体粒子の色だけを異にした第2色
の懸濁液、第3色の懸濁液をそれぞれ各別に用意し、ま
ず、最初に、カラー受像管のパネル内面に、前記第1色
の懸濁液を塗布し、次いで、その塗布部分を乾燥させた
後、シャドウマスクを介して露光を行い、この露光部分
を不溶化させ、続いて、温水により現像して、前記不溶
化部分のみからなる第1層の絵素を形成させる。次に、
この第1層の絵素の上に、再び、前記第1色の懸濁液の
塗布、その塗布部分の乾燥、シャドウマスクを介する露
光、温水により現像を順次行えば、前記第1層の絵素上
に積層構成された第2層の絵素が形成されることにな
り、第1層の絵素上に第2の絵素が積層された構成の第
1色の絵素が得られる。
【0004】また、第2色の絵素を形成させる場合、及
び、第3色の絵素を形成させる場合も、前記第1色の絵
素を形成させる場合と全く同様の工程を経ることによっ
て行われるもので、例えば、始めに、前記第2色の懸濁
液を用いることにより、カラー受像管のパネル内面に、
第1層の絵素上に第2の絵素が積層された構成の第2色
の絵素を形成させ、その後、前記第3色の懸濁液を用い
ることにより、カラー受像管のパネル内面に、同じく第
1層の絵素上に第2の絵素が積層された構成の第3色の
絵素を形成させれば、各色別に、第1層の絵素上に第2
の絵素が積層させた構成の絵素を得ることができるもの
で、かかるカラー受像管における螢光面形成方法の一例
を挙げれば、特開昭58−212034号に開示のもの
がある。
び、第3色の絵素を形成させる場合も、前記第1色の絵
素を形成させる場合と全く同様の工程を経ることによっ
て行われるもので、例えば、始めに、前記第2色の懸濁
液を用いることにより、カラー受像管のパネル内面に、
第1層の絵素上に第2の絵素が積層された構成の第2色
の絵素を形成させ、その後、前記第3色の懸濁液を用い
ることにより、カラー受像管のパネル内面に、同じく第
1層の絵素上に第2の絵素が積層された構成の第3色の
絵素を形成させれば、各色別に、第1層の絵素上に第2
の絵素が積層させた構成の絵素を得ることができるもの
で、かかるカラー受像管における螢光面形成方法の一例
を挙げれば、特開昭58−212034号に開示のもの
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭58−21
2034号に開示の螢光面形成方法によれば、各色毎
に、高い螢光体粒子充填度を有する絵素を得ることがで
きるものの、1つの色の絵素を構成する場合に、それぞ
れ、2回のシャドウマスクの位置合わせを伴う取付け、
2回の露光、2回のシャドウマスクの取外し、2回の現
像の各工程を経る必要があり、さらに、それら工程は、
他の2つの色の絵素を構成する場合も同じであるので、
前記シャドウマスクの位置合わせを伴う取付け、露光、
シャドウマスクの取外し、現像の各工程は、都合、6回
づつ繰返し行わねばならない。
2034号に開示の螢光面形成方法によれば、各色毎
に、高い螢光体粒子充填度を有する絵素を得ることがで
きるものの、1つの色の絵素を構成する場合に、それぞ
れ、2回のシャドウマスクの位置合わせを伴う取付け、
2回の露光、2回のシャドウマスクの取外し、2回の現
像の各工程を経る必要があり、さらに、それら工程は、
他の2つの色の絵素を構成する場合も同じであるので、
前記シャドウマスクの位置合わせを伴う取付け、露光、
シャドウマスクの取外し、現像の各工程は、都合、6回
づつ繰返し行わねばならない。
【0006】このように、既知の螢光面形成方法におい
ては、カラー受像管における螢光面形成時の作業工程数
が多くなり、現像液の消費量等が多くなって不経済であ
るという問題がある。
ては、カラー受像管における螢光面形成時の作業工程数
が多くなり、現像液の消費量等が多くなって不経済であ
るという問題がある。
【0007】本発明は、前記問題点を除去するものであ
って、その目的は、高い色素粒子充填度を有する螢光面
を形成する際の作業工程数を削減させ、消費材料の節減
を図ったカラー受像管における螢光面形成方法を提供す
ることにある。
って、その目的は、高い色素粒子充填度を有する螢光面
を形成する際の作業工程数を削減させ、消費材料の節減
を図ったカラー受像管における螢光面形成方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、以下の各工程を経てパネル内面に螢光面
を形成する手段を備える。
に、本発明は、以下の各工程を経てパネル内面に螢光面
を形成する手段を備える。
【0009】1.ポリビニルアルコール、重クロム酸
塩、水及び第1色の固体粒子の各組成からなる第1色の
第1の懸濁液、及び、前記組成の中で固体粒子の色だけ
を異にする第2色の第1の懸濁液、第3色の第1の懸濁
液をそれぞれ形成する工程、 2.前記ポリビニルアルコールより重合度の高いポリビ
ニルアルコール、重クロム酸塩、水及び前記第1色の固
体粒子の各組成からなる第1色の第2の懸濁液、及び、
前記組成の中で固体粒子の色だけを異にする第2色の第
2の懸濁液、第3色の第2の懸濁液をそれぞれ形成する
工程、 3.カラー受像管のパネル内面に、前記第1色の第1の
懸濁液を塗布して乾燥させ、第1色の第1層を形成する
工程、 4.前記第1色の第1層の上に、前記第1色の第2の懸
濁液を塗布して乾燥させ、第1色の第2層を積層形成す
る工程、 5.前記積層形成された第1色の第1層及び第2層をシ
ャドウマスクを介して露光し、露光部分を不溶化する工
程、 6.温水により現像を行い、前記不溶化部分のみを残留
させ、カラー受像管のパネル内面に、前記第1色の各絵
素を形成する工程、 7.続いて、カラー受像管のパネル内面に、前記第1色
について行ったものと同じ工程3乃至6を、前記第2色
について行い、カラー受像管のパネル内面に、前記第2
色の各絵素を形成する工程、 8.さらに、カラー受像管のパネル内面に、前記第1色
について行ったものと同じ工程3乃至6を、前記第3色
についても行い、カラー受像管のパネル内面に、前記第
3色の各絵素を形成する工程。
塩、水及び第1色の固体粒子の各組成からなる第1色の
第1の懸濁液、及び、前記組成の中で固体粒子の色だけ
を異にする第2色の第1の懸濁液、第3色の第1の懸濁
液をそれぞれ形成する工程、 2.前記ポリビニルアルコールより重合度の高いポリビ
ニルアルコール、重クロム酸塩、水及び前記第1色の固
体粒子の各組成からなる第1色の第2の懸濁液、及び、
前記組成の中で固体粒子の色だけを異にする第2色の第
2の懸濁液、第3色の第2の懸濁液をそれぞれ形成する
工程、 3.カラー受像管のパネル内面に、前記第1色の第1の
懸濁液を塗布して乾燥させ、第1色の第1層を形成する
工程、 4.前記第1色の第1層の上に、前記第1色の第2の懸
濁液を塗布して乾燥させ、第1色の第2層を積層形成す
る工程、 5.前記積層形成された第1色の第1層及び第2層をシ
ャドウマスクを介して露光し、露光部分を不溶化する工
程、 6.温水により現像を行い、前記不溶化部分のみを残留
させ、カラー受像管のパネル内面に、前記第1色の各絵
素を形成する工程、 7.続いて、カラー受像管のパネル内面に、前記第1色
について行ったものと同じ工程3乃至6を、前記第2色
について行い、カラー受像管のパネル内面に、前記第2
色の各絵素を形成する工程、 8.さらに、カラー受像管のパネル内面に、前記第1色
について行ったものと同じ工程3乃至6を、前記第3色
についても行い、カラー受像管のパネル内面に、前記第
3色の各絵素を形成する工程。
【0010】
【作用】前記手段によれば、ポリビニルアルコール、重
クロム酸塩、水及び第1色の固体粒子の各組成からなる
第1色の第1の懸濁液、及び、前記組成の中で固体粒子
の色だけを異にする第2色の第1の懸濁液、第3色の第
1の懸濁液をそれぞれ形成用意するとともに、前記ポリ
ビニルアルコールより重合度の高いポリビニルアルコー
ル、重クロム酸塩、水及び前記第1色の固体粒子の各組
成からなる第1色の第2の懸濁液、及び、前記組成の中
で固体粒子の色だけを異にする第2色の第2の懸濁液、
第3色の第2の懸濁液をそれぞれ形成用意し、続いて、
各色毎に、順次、カラー受像管のパネル内面に、前記第
1の懸濁液を塗布、乾燥させて第1層の螢光膜を形成し
た後、この第1層について露光及び現像を行うことな
く、前記第1層の螢光膜上に前記第2の懸濁液を塗布、
乾燥させて第2層の螢光膜を積層形成させ、この積層形
成させた第1層及び第2層の螢光膜に対して、シャドウ
マスクを用いた露光及びそれに続く現像を行い、各色の
絵素を順次構成するようにしている。
クロム酸塩、水及び第1色の固体粒子の各組成からなる
第1色の第1の懸濁液、及び、前記組成の中で固体粒子
の色だけを異にする第2色の第1の懸濁液、第3色の第
1の懸濁液をそれぞれ形成用意するとともに、前記ポリ
ビニルアルコールより重合度の高いポリビニルアルコー
ル、重クロム酸塩、水及び前記第1色の固体粒子の各組
成からなる第1色の第2の懸濁液、及び、前記組成の中
で固体粒子の色だけを異にする第2色の第2の懸濁液、
第3色の第2の懸濁液をそれぞれ形成用意し、続いて、
各色毎に、順次、カラー受像管のパネル内面に、前記第
1の懸濁液を塗布、乾燥させて第1層の螢光膜を形成し
た後、この第1層について露光及び現像を行うことな
く、前記第1層の螢光膜上に前記第2の懸濁液を塗布、
乾燥させて第2層の螢光膜を積層形成させ、この積層形
成させた第1層及び第2層の螢光膜に対して、シャドウ
マスクを用いた露光及びそれに続く現像を行い、各色の
絵素を順次構成するようにしている。
【0011】この場合、第1層の螢光膜を形成する第1
の懸濁液のポリビニルアルコールの重合度に比べて、第
2層の螢光膜を形成するポリビニルアルコールの重合度
を高く選定しているので、第2層の螢光膜を形成する際
の熱かぶりによって、その下にある第1層の螢光膜が溶
解することはなく、また、前記積層形成させた第1層及
び第2層の螢光膜に対する現像を行う際にも、露光によ
り不溶化された第2層の螢光膜がその下にある第1層の
螢光膜の保護層として働き、前記第1層の螢光膜が現像
液によって溶解することがない。
の懸濁液のポリビニルアルコールの重合度に比べて、第
2層の螢光膜を形成するポリビニルアルコールの重合度
を高く選定しているので、第2層の螢光膜を形成する際
の熱かぶりによって、その下にある第1層の螢光膜が溶
解することはなく、また、前記積層形成させた第1層及
び第2層の螢光膜に対する現像を行う際にも、露光によ
り不溶化された第2層の螢光膜がその下にある第1層の
螢光膜の保護層として働き、前記第1層の螢光膜が現像
液によって溶解することがない。
【0012】このように、前記手段によれば、既知のカ
ラー受像機における螢光面形成方法に比べて、各色毎
に、シャドウマスクを用いた露光と、それに続く現像の
工程をそれぞれ1回だけにしても、既知の高い螢光体粒
子充填度を有する螢光面とほぼ同じ螢光面を形成するこ
とが可能になるので、その分だけ作業工程の数を削減さ
せることができ、かつ、現像等に伴う消費材料の節減を
図ることができる。
ラー受像機における螢光面形成方法に比べて、各色毎
に、シャドウマスクを用いた露光と、それに続く現像の
工程をそれぞれ1回だけにしても、既知の高い螢光体粒
子充填度を有する螢光面とほぼ同じ螢光面を形成するこ
とが可能になるので、その分だけ作業工程の数を削減さ
せることができ、かつ、現像等に伴う消費材料の節減を
図ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
【0014】図1は、本発明に係わる螢光面形成方法に
より形成した螢光面を有するカラー受像管の一実施例の
構成の概要を示す断面構成図である。
より形成した螢光面を有するカラー受像管の一実施例の
構成の概要を示す断面構成図である。
【0015】図1において、1はパネル部、2はファン
ネル部、3はネック部、4は螢光面、5はシャドウマス
ク、6は磁気シールド、7は偏向ヨーク、8はピュリテ
イ調整マグネット、9はセンタービームスタティックコ
ンバーゼンス調整用マグネット、10はサイドビームス
タティックコンバーゼンス調整用マグネット、11は電
子銃、12は電子ビームである。
ネル部、3はネック部、4は螢光面、5はシャドウマス
ク、6は磁気シールド、7は偏向ヨーク、8はピュリテ
イ調整マグネット、9はセンタービームスタティックコ
ンバーゼンス調整用マグネット、10はサイドビームス
タティックコンバーゼンス調整用マグネット、11は電
子銃、12は電子ビームである。
【0016】そして、カラー受像管を構成する管体は、
前側に配置されたパネル部1と、電子銃11を収納して
いるネック部3と、パネル部1及びネック部3の中間に
配置されたファンネル部2からなっている。パネル部1
は、その内面に螢光面4が配置形成され、この螢光面4
に対向してシャドウマスク5が配置される。パネル部1
とファンネル部2の結合部分の内側に磁気シールド6が
配置され、ファンネル部2とネック部3の結合部分の外
側に偏向ヨーク7が設けられる。ネック部3の外側に、
ピュリテイ調整マグネット8、センタービームスタティ
ックコンバーゼンス調整用マグネット9、サイドビーム
スタティックコンバーゼンス調整用マグネット10が並
設配置され、電子銃11から投射された3本の電子ビー
ム12は、偏向ヨーク7で所定方向に偏向された後、シ
ャドウマスク5を通して螢光面4における対応する色の
絵素に到達するように構成されている。
前側に配置されたパネル部1と、電子銃11を収納して
いるネック部3と、パネル部1及びネック部3の中間に
配置されたファンネル部2からなっている。パネル部1
は、その内面に螢光面4が配置形成され、この螢光面4
に対向してシャドウマスク5が配置される。パネル部1
とファンネル部2の結合部分の内側に磁気シールド6が
配置され、ファンネル部2とネック部3の結合部分の外
側に偏向ヨーク7が設けられる。ネック部3の外側に、
ピュリテイ調整マグネット8、センタービームスタティ
ックコンバーゼンス調整用マグネット9、サイドビーム
スタティックコンバーゼンス調整用マグネット10が並
設配置され、電子銃11から投射された3本の電子ビー
ム12は、偏向ヨーク7で所定方向に偏向された後、シ
ャドウマスク5を通して螢光面4における対応する色の
絵素に到達するように構成されている。
【0017】この場合、前記構成によるカラー受像管に
おける画像表示動作は、既知のカラー受像管における画
像表示動作と同じであるので、このカラー受像管におけ
る画像表示動作についての説明は、省略する。
おける画像表示動作は、既知のカラー受像管における画
像表示動作と同じであるので、このカラー受像管におけ
る画像表示動作についての説明は、省略する。
【0018】続いて、図2は、図1に図示のカラー受像
管における螢光面4の極く一部を拡大して示した断面構
成図であって、(a)は螢光面4の形成途中のものの断
面構成図であり、(b)は螢光面4の形成が完了したも
のの断面構成図である。
管における螢光面4の極く一部を拡大して示した断面構
成図であって、(a)は螢光面4の形成途中のものの断
面構成図であり、(b)は螢光面4の形成が完了したも
のの断面構成図である。
【0019】図2(a)、(b)において、13Gは第
1色(緑)の第1層、13Bは第2色(青)の第1層、
13Rは第3色(赤)の第1層、14Gは第1色(緑)
の第2層、14Bは第2色(青)の第2層、14Rは第
3色(赤)の第2層、15Gは第1色(緑)の絵素、1
5Bは第2色(青)の絵素、15Rは第3色(赤)の絵
素であり、その他、図1に示された構成要素と同じ構成
要素には同じ符号を付けている。
1色(緑)の第1層、13Bは第2色(青)の第1層、
13Rは第3色(赤)の第1層、14Gは第1色(緑)
の第2層、14Bは第2色(青)の第2層、14Rは第
3色(赤)の第2層、15Gは第1色(緑)の絵素、1
5Bは第2色(青)の絵素、15Rは第3色(赤)の絵
素であり、その他、図1に示された構成要素と同じ構成
要素には同じ符号を付けている。
【0020】そして、図2(b)に示されるように、カ
ラー受像管の前面パネルの内面には、第1色(緑)の第
1層13Gの上に第1色(緑)の第2層14Gが積層形
成されて第1色(緑)の絵素15Gが構成され、第2色
(青)の第1層13Bの上に第2色(青)の第2層14
Bが積層形成されて第2色(青)の絵素15Bが構成さ
れ、第3色(赤)の第1層13Rの上に第3色(赤)の
第2層14Rが積層形成されて第3色(赤)の絵素15
Rが構成される。この場合、第1色(緑)の絵素15
G、第2色(青)の絵素15B、第3色(赤)の絵素1
5Rは、既知のカラー受像管の螢光面と同様に、ストラ
イプ状または円形状をなしており、既知の配置形態と同
様な形態で配置されるものである。
ラー受像管の前面パネルの内面には、第1色(緑)の第
1層13Gの上に第1色(緑)の第2層14Gが積層形
成されて第1色(緑)の絵素15Gが構成され、第2色
(青)の第1層13Bの上に第2色(青)の第2層14
Bが積層形成されて第2色(青)の絵素15Bが構成さ
れ、第3色(赤)の第1層13Rの上に第3色(赤)の
第2層14Rが積層形成されて第3色(赤)の絵素15
Rが構成される。この場合、第1色(緑)の絵素15
G、第2色(青)の絵素15B、第3色(赤)の絵素1
5Rは、既知のカラー受像管の螢光面と同様に、ストラ
イプ状または円形状をなしており、既知の配置形態と同
様な形態で配置されるものである。
【0021】ここで、前記構成による螢光面4を形成す
る手段について述べる。
る手段について述べる。
【0022】始めに、第1色(緑)の第1層13Gを形
成させるために、以下の組成からなっている第1色
(緑)の第1の懸濁液を作成する。
成させるために、以下の組成からなっている第1色
(緑)の第1の懸濁液を作成する。
【0023】 緑色発光螢光体粒子 10.0重量% ポリスチレンエマルジョン(固形分) 0.7重量% クラレポバール205 2.3重量% 重クロム酸アンモニウム 0.23重量% 界面活性剤 0.02重量% 水 残余 次いで、この第1の懸濁液の温度を25℃に調整設定
し、カラー受像管の前面パネル内面に、このパネルを回
転させながら第1の懸濁液の塗布を行う。そして、第1
の懸濁液を塗布した部分を48℃の温度で乾燥させ、第
1色(緑)の第1層13Gを形成させる。
し、カラー受像管の前面パネル内面に、このパネルを回
転させながら第1の懸濁液の塗布を行う。そして、第1
の懸濁液を塗布した部分を48℃の温度で乾燥させ、第
1色(緑)の第1層13Gを形成させる。
【0024】また、第1色(緑)の第2層14Gを形成
させるために、以下の組成からなっている第1色(緑)
の第2の懸濁液を作成する。
させるために、以下の組成からなっている第1色(緑)
の第2の懸濁液を作成する。
【0025】 緑色発光螢光体粒子 25.0重量% ポリスチレンエマルジョン(固形分) 0.7重量% クラレポバール224 2.3重量% 重クロム酸アンモニウム 0.23重量% 界面活性剤 0.02重量% 水 残余 続いて、この第2の懸濁液の温度を25℃に調整設定
し、前記形成させた第1色(緑)の第1層13Gの上
に、パネルを回転させながら第2の懸濁液の塗布を行
う。そして、第2の懸濁液を塗布した部分を48℃の温
度で乾燥させ、図2(a)に示されるように、第1色
(緑)の第1層13Gの上に第1色(緑)の第2層14
Gが積層された第1色(緑)の螢光膜を形成させる。
し、前記形成させた第1色(緑)の第1層13Gの上
に、パネルを回転させながら第2の懸濁液の塗布を行
う。そして、第2の懸濁液を塗布した部分を48℃の温
度で乾燥させ、図2(a)に示されるように、第1色
(緑)の第1層13Gの上に第1色(緑)の第2層14
Gが積層された第1色(緑)の螢光膜を形成させる。
【0026】次いで、この第1色(緑)の螢光膜を有す
るカラー受像管の前面パネル内面に、シャドウマスク
を、前記第1色(緑)の螢光膜に対する位置合わせをし
て取付けを行い、そのシャドウマスクを通して紫外線を
照射し、前記第1色(緑)の螢光膜を部分的に露光さ
せ、露光部を不溶化させる。次に、温度40℃の温純水
を用いて前記露光させた第1色(緑)の螢光膜の現像を
行い、不溶化部分だけを残留させ、残りを溶解除去す
る。このとき、残留した不溶化部分が、第1色(緑)の
第1層13Gの上に第1色(緑)の第2層14Gが積層
されている第1色(緑)の絵素15Gが形成されるもの
である。
るカラー受像管の前面パネル内面に、シャドウマスク
を、前記第1色(緑)の螢光膜に対する位置合わせをし
て取付けを行い、そのシャドウマスクを通して紫外線を
照射し、前記第1色(緑)の螢光膜を部分的に露光さ
せ、露光部を不溶化させる。次に、温度40℃の温純水
を用いて前記露光させた第1色(緑)の螢光膜の現像を
行い、不溶化部分だけを残留させ、残りを溶解除去す
る。このとき、残留した不溶化部分が、第1色(緑)の
第1層13Gの上に第1色(緑)の第2層14Gが積層
されている第1色(緑)の絵素15Gが形成されるもの
である。
【0027】引き続いて、第2色(青)の第1層13B
を形成させるために、以下の組成からなっている第2色
(青)の第1の懸濁液を作成する。
を形成させるために、以下の組成からなっている第2色
(青)の第1の懸濁液を作成する。
【0028】 青色発光螢光体粒子 10.0重量% ポリスチレンエマルジョン(固形分) 0.7重量% クラレポバール205 2.3重量% 重クロム酸アンモニウム 0.23重量% 界面活性剤 0.02重量% 水 残余 次いで、この第2色(青)の第1の懸濁液の温度を25
℃に調整設定し、第1色(緑)の絵素15Gを形成させ
たものの上から、パネルを回転させながら第2色(青)
の第2の懸濁液の塗布を行い、次いで、この第2色
(青)の第2の懸濁液を塗布した部分を48℃の温度で
乾燥させ、第2色(青)の第1層13Bを形成させる。
℃に調整設定し、第1色(緑)の絵素15Gを形成させ
たものの上から、パネルを回転させながら第2色(青)
の第2の懸濁液の塗布を行い、次いで、この第2色
(青)の第2の懸濁液を塗布した部分を48℃の温度で
乾燥させ、第2色(青)の第1層13Bを形成させる。
【0029】同様に、第2色(青)の第2層14Bを形
成させるために、以下の組成からなっている第2色
(青)の第2の懸濁液を作成する。
成させるために、以下の組成からなっている第2色
(青)の第2の懸濁液を作成する。
【0030】 青色発光螢光体粒子 25.0重量% ポリスチレンエマルジョン(固形分) 0.7重量% クラレポバール224 2.3重量% 重クロム酸アンモニウム 0.23重量% 界面活性剤 0.02重量% 水 残余 続いて、この第2色(青)の第2の懸濁液の温度を25
℃に調整設定し、前記形成させた第2色(青)の第1層
13Bの上に、パネルを回転させながら第2色(青)の
第2の懸濁液の塗布を行う。そして、この第2色(青)
の第2の懸濁液を塗布した部分を48℃の温度で乾燥さ
せ、第2色(青)の第1層13Bの上に第2色(青)の
第2層14Bが積層された第2色(青)の螢光膜を形成
させる。
℃に調整設定し、前記形成させた第2色(青)の第1層
13Bの上に、パネルを回転させながら第2色(青)の
第2の懸濁液の塗布を行う。そして、この第2色(青)
の第2の懸濁液を塗布した部分を48℃の温度で乾燥さ
せ、第2色(青)の第1層13Bの上に第2色(青)の
第2層14Bが積層された第2色(青)の螢光膜を形成
させる。
【0031】次いで、前と同様に、この第2色(青)の
螢光膜を有するカラー受像管の前面パネル内面に、シャ
ドウマスクを、前記第2色(青)の螢光膜に対する位置
合わせをして取付けを行い、そのシャドウマスクを通し
て紫外線を照射し、前記第2色(青)の螢光膜を部分的
に露光させ、露光部を不溶化させる。次に、温度40℃
の温純水を用いて前記露光させた第2色(青)の螢光膜
の現像を行い、不溶化部分だけを残留させ、残りを溶解
除去する。このとき、残留した不溶化部分が、第2色
(青)の第1層13Bの上に第2色(青)の第2層14
Bが積層されている第2色(青)の絵素15Bが形成さ
れるものである。なお、この第2色(青)の螢光膜の露
光時においては、既にカラー受像管の前面パネル内面に
形成されている第1色(緑)の絵素15Gの形成部分は
露光されないが、前記第1色(緑)の絵素15Gは、前
述の第1色(緑)の露光時に不溶化されているので、第
2色(青)の螢光膜の現像時に、溶解除去されることは
ない。
螢光膜を有するカラー受像管の前面パネル内面に、シャ
ドウマスクを、前記第2色(青)の螢光膜に対する位置
合わせをして取付けを行い、そのシャドウマスクを通し
て紫外線を照射し、前記第2色(青)の螢光膜を部分的
に露光させ、露光部を不溶化させる。次に、温度40℃
の温純水を用いて前記露光させた第2色(青)の螢光膜
の現像を行い、不溶化部分だけを残留させ、残りを溶解
除去する。このとき、残留した不溶化部分が、第2色
(青)の第1層13Bの上に第2色(青)の第2層14
Bが積層されている第2色(青)の絵素15Bが形成さ
れるものである。なお、この第2色(青)の螢光膜の露
光時においては、既にカラー受像管の前面パネル内面に
形成されている第1色(緑)の絵素15Gの形成部分は
露光されないが、前記第1色(緑)の絵素15Gは、前
述の第1色(緑)の露光時に不溶化されているので、第
2色(青)の螢光膜の現像時に、溶解除去されることは
ない。
【0032】さらに、引き続き、カラー受像管の前面パ
ネル内面に、第3色(赤)の絵素15Rの形成が行われ
るが、この第3色(赤)の絵素15Rの形成工程は、第
3色(赤)の第1の懸濁液及び第3色(赤)の第2の懸
濁液を形成させる際に、緑色発光螢光体粒子または青色
発光螢光体粒子を用いる代わりに、赤色発光螢光体粒子
を用いている点を除けば、前述の第1色(緑)の絵素1
5G及び第2色(青)の絵素15Bの形成工程と全く同
じであるので、この第3色(赤)の絵素15Rの形成工
程についての詳しい説明は、省略する。
ネル内面に、第3色(赤)の絵素15Rの形成が行われ
るが、この第3色(赤)の絵素15Rの形成工程は、第
3色(赤)の第1の懸濁液及び第3色(赤)の第2の懸
濁液を形成させる際に、緑色発光螢光体粒子または青色
発光螢光体粒子を用いる代わりに、赤色発光螢光体粒子
を用いている点を除けば、前述の第1色(緑)の絵素1
5G及び第2色(青)の絵素15Bの形成工程と全く同
じであるので、この第3色(赤)の絵素15Rの形成工
程についての詳しい説明は、省略する。
【0033】ところで、前記第1色(緑)の絵素15
G、第2色(青)の絵素15B及び第3色(赤)の絵素
15Rを形成する過程において、第1乃至第3色の第1
の懸濁液に用いられている重合度500のクラレポバー
ル205は、第1乃至第3色の第1の懸濁液の設定温度
25℃においては大きな水溶性を呈しているが、その第
1の懸濁液を塗布した後の温度48℃の乾燥時に、この
クラレポバール205と重クロム酸アンモニウムとの光
架橋反応が生じ、水溶性が低下するようになる。
G、第2色(青)の絵素15B及び第3色(赤)の絵素
15Rを形成する過程において、第1乃至第3色の第1
の懸濁液に用いられている重合度500のクラレポバー
ル205は、第1乃至第3色の第1の懸濁液の設定温度
25℃においては大きな水溶性を呈しているが、その第
1の懸濁液を塗布した後の温度48℃の乾燥時に、この
クラレポバール205と重クロム酸アンモニウムとの光
架橋反応が生じ、水溶性が低下するようになる。
【0034】一方、第1乃至第3色の第2の懸濁液に用
いられている重合度2400のクラレポバール224
は、現像水の設定温度40℃において、大きな水溶性を
呈しているが、第1乃至第3色の第2の懸濁液を塗布乾
燥した螢光膜をシャドウマスクを通して紫外線を照射す
ると、照射部ではクラレポバール224と重クロム酸ア
ンモニウムとの光架橋反応が生じ、同じく水溶性が低下
するようになる。
いられている重合度2400のクラレポバール224
は、現像水の設定温度40℃において、大きな水溶性を
呈しているが、第1乃至第3色の第2の懸濁液を塗布乾
燥した螢光膜をシャドウマスクを通して紫外線を照射す
ると、照射部ではクラレポバール224と重クロム酸ア
ンモニウムとの光架橋反応が生じ、同じく水溶性が低下
するようになる。
【0035】即ち、クラレポバール205は、その熱か
ぶりによって、前記第1乃至第3色の第2層14G、1
4B、14Rの形成時に、設定温度25℃の第1乃至第
3色の第2の懸濁液が、第1乃至第3色の第1層13
G、13B、13Rの上に塗布されたとしても、前記第
1乃至第3色の第1層13G、13B、13Rは、その
塗布時の温度で溶解することがない。
ぶりによって、前記第1乃至第3色の第2層14G、1
4B、14Rの形成時に、設定温度25℃の第1乃至第
3色の第2の懸濁液が、第1乃至第3色の第1層13
G、13B、13Rの上に塗布されたとしても、前記第
1乃至第3色の第1層13G、13B、13Rは、その
塗布時の温度で溶解することがない。
【0036】また、前記第1乃至第3色の第2層14
G、14B、14Rの露光部分は、これら露光部分の現
像を行う際に、現像水に対する保護層になるので、前記
第1乃至第3色の第1層13G、13B、13Rは、設
定温度40℃の現像水によって溶解することがなくな
り、カラー受像管のパネル内面に、そのままの形で残留
するものである。
G、14B、14Rの露光部分は、これら露光部分の現
像を行う際に、現像水に対する保護層になるので、前記
第1乃至第3色の第1層13G、13B、13Rは、設
定温度40℃の現像水によって溶解することがなくな
り、カラー受像管のパネル内面に、そのままの形で残留
するものである。
【0037】一方、前記第1乃至第3色の第2層14
G、14B、14Rの未露光部分は、前述の不溶化処理
が行われないので、その下側にある前記第1乃至第3色
の第2層13G、13B、13Rとともに、設定温度4
0℃の現像水によって溶解除去され、図2(b)に示さ
れるように、第1乃至第3色の絵素15G、15B、1
5Rが形成されるものである。
G、14B、14Rの未露光部分は、前述の不溶化処理
が行われないので、その下側にある前記第1乃至第3色
の第2層13G、13B、13Rとともに、設定温度4
0℃の現像水によって溶解除去され、図2(b)に示さ
れるように、第1乃至第3色の絵素15G、15B、1
5Rが形成されるものである。
【0038】なお、前述の実施例においては、第1乃至
第3色の第1の懸濁液に、重合度500のクラレポバー
ル205を用い、第1乃至第3色の第2の懸濁液に、重
合度2400のクラレポバール224を用いる例を示し
ているが、本発明におけるクラレポバールの重合度は、
前述のものに限定されるものではなく、各工程における
設定温度を変更させることにより、適宜変更することが
できる。そして、第1乃至第3色の第1の懸濁液に用い
られるクラレポバールの重合度に対する、第1乃至第3
色の第2の懸濁液に用いられるクラレポバールの重合度
の大きさは、各工程における温度設定を容易にするため
に、2倍以上であることが好ましい。
第3色の第1の懸濁液に、重合度500のクラレポバー
ル205を用い、第1乃至第3色の第2の懸濁液に、重
合度2400のクラレポバール224を用いる例を示し
ているが、本発明におけるクラレポバールの重合度は、
前述のものに限定されるものではなく、各工程における
設定温度を変更させることにより、適宜変更することが
できる。そして、第1乃至第3色の第1の懸濁液に用い
られるクラレポバールの重合度に対する、第1乃至第3
色の第2の懸濁液に用いられるクラレポバールの重合度
の大きさは、各工程における温度設定を容易にするため
に、2倍以上であることが好ましい。
【0039】また、前述の実施例においては、第1乃至
第3色の第1の懸濁液及び第1乃至第3色の第2の懸濁
液に、それぞれポリビニールアルコールを用いる例を示
しているが、本発明は、ポリビニールアルコールを用い
るものに限定されることはなく、重クロム酸塩と光架橋
性のある変性ポリビニールアルコール、例えば、アクロ
レイン、クロトンアルデヒド、フルフラールで変性した
ポリビニールアルコールを用いるようにしてもよい。
第3色の第1の懸濁液及び第1乃至第3色の第2の懸濁
液に、それぞれポリビニールアルコールを用いる例を示
しているが、本発明は、ポリビニールアルコールを用い
るものに限定されることはなく、重クロム酸塩と光架橋
性のある変性ポリビニールアルコール、例えば、アクロ
レイン、クロトンアルデヒド、フルフラールで変性した
ポリビニールアルコールを用いるようにしてもよい。
【0040】さらに、前述の実施例においては、第1乃
至第3色の第1の懸濁液及び第1乃至第3色の第2の懸
濁液に、それぞれ第1乃至第3色の発光螢光体粒子を用
いる例を示しているが、本発明は、前記第1乃至第3色
の発光螢光体粒子を用いるものに限定されることはな
く、第1色(緑)顔料粒子(Cr2 O3 )、第2色
(青)顔料粒子(CoAl2 O4 )、第3色(赤)顔料
粒子(Fe2 O3 )をそれぞれ用いてもよく、前記第1
乃至第3色の発光螢光体粒子と前記第1色(緑)顔料粒
子(Cr2 O3 )、第2色(青)顔料粒子(CoAl2
O4 )、第3色(赤)顔料粒子(Fe2 O3 )を併用す
るものであってもよい。
至第3色の第1の懸濁液及び第1乃至第3色の第2の懸
濁液に、それぞれ第1乃至第3色の発光螢光体粒子を用
いる例を示しているが、本発明は、前記第1乃至第3色
の発光螢光体粒子を用いるものに限定されることはな
く、第1色(緑)顔料粒子(Cr2 O3 )、第2色
(青)顔料粒子(CoAl2 O4 )、第3色(赤)顔料
粒子(Fe2 O3 )をそれぞれ用いてもよく、前記第1
乃至第3色の発光螢光体粒子と前記第1色(緑)顔料粒
子(Cr2 O3 )、第2色(青)顔料粒子(CoAl2
O4 )、第3色(赤)顔料粒子(Fe2 O3 )を併用す
るものであってもよい。
【0041】また、前述の実施例においては、第1乃至
第3色の第1の懸濁液及び第1乃至第3色の第2の懸濁
液に、それぞれ同じ第1乃至第3色の発光螢光体粒子を
用いる例を示しているが、本発明は、前記第1乃至第3
色の第1及び第2の懸濁液に、同じ第1乃至第3色の発
光螢光体粒子を用いるものに限定されることはなく、前
記第1乃至第3色の第1の懸濁液に第1乃至第3色の顔
料を用い、かつ、前記第1乃至第3色の第2の懸濁液に
第1乃至第3色の発光螢光体粒子を用いることにより、
特開平3−261044号に開示のもののように、カラ
ー受像管の前面パネル内面に、顔料粒子を含んだ第1乃
至第3色の第1層(顔料層)を内側に形成し、その上に
第1乃至第3色の発光螢光体粒子を含んだ第1乃至第3
色の第2層(螢光膜)を形成させて、高いコントラスト
を持ったカラー受像管を構成させるようにすることもで
きる。この場合、第1色(緑)顔料としては、酸化クロ
ム、コバルトグリーン、第2色(青)顔料としては、ア
ルミン酸コバルト、群青、セリアンブルー、第3色
(赤)顔料としては、酸化鉄、酸化鉛、クロムバーミリ
オン等が用いられる。
第3色の第1の懸濁液及び第1乃至第3色の第2の懸濁
液に、それぞれ同じ第1乃至第3色の発光螢光体粒子を
用いる例を示しているが、本発明は、前記第1乃至第3
色の第1及び第2の懸濁液に、同じ第1乃至第3色の発
光螢光体粒子を用いるものに限定されることはなく、前
記第1乃至第3色の第1の懸濁液に第1乃至第3色の顔
料を用い、かつ、前記第1乃至第3色の第2の懸濁液に
第1乃至第3色の発光螢光体粒子を用いることにより、
特開平3−261044号に開示のもののように、カラ
ー受像管の前面パネル内面に、顔料粒子を含んだ第1乃
至第3色の第1層(顔料層)を内側に形成し、その上に
第1乃至第3色の発光螢光体粒子を含んだ第1乃至第3
色の第2層(螢光膜)を形成させて、高いコントラスト
を持ったカラー受像管を構成させるようにすることもで
きる。この場合、第1色(緑)顔料としては、酸化クロ
ム、コバルトグリーン、第2色(青)顔料としては、ア
ルミン酸コバルト、群青、セリアンブルー、第3色
(赤)顔料としては、酸化鉄、酸化鉛、クロムバーミリ
オン等が用いられる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明による螢光面形成
方法によれば、ポリビニルアルコール、重クロム酸塩、
水及び第1色の固体粒子の各組成からなる第1乃至第3
色の3種の第1の懸濁液をそれぞれ形成用意するととも
に、前記ポリビニルアルコールより重合度の高いポリビ
ニルアルコール、重クロム酸塩、水及び前記第1色の固
体粒子の各組成からなる第1乃至第3色の3種の第2の
懸濁液をそれぞれ形成用意し、各色毎に、順次、カラー
受像管のパネル内面に、前記第1の懸濁液を塗布、乾燥
させて第1層の螢光膜を形成し、次に、前記第1層の螢
光膜上に前記第2の懸濁液を塗布、乾燥させて第2層の
螢光膜を積層形成させ、この積層形成させた各色の第1
層及び第2層の螢光膜に対してシャドウマスクを用いた
露光及びそれに続く現像を行い第1乃至第3色の絵素を
順次構成するようにしている。
方法によれば、ポリビニルアルコール、重クロム酸塩、
水及び第1色の固体粒子の各組成からなる第1乃至第3
色の3種の第1の懸濁液をそれぞれ形成用意するととも
に、前記ポリビニルアルコールより重合度の高いポリビ
ニルアルコール、重クロム酸塩、水及び前記第1色の固
体粒子の各組成からなる第1乃至第3色の3種の第2の
懸濁液をそれぞれ形成用意し、各色毎に、順次、カラー
受像管のパネル内面に、前記第1の懸濁液を塗布、乾燥
させて第1層の螢光膜を形成し、次に、前記第1層の螢
光膜上に前記第2の懸濁液を塗布、乾燥させて第2層の
螢光膜を積層形成させ、この積層形成させた各色の第1
層及び第2層の螢光膜に対してシャドウマスクを用いた
露光及びそれに続く現像を行い第1乃至第3色の絵素を
順次構成するようにしている。
【0043】この場合、第1層の螢光膜を形成する第1
の懸濁液のポリビニルアルコールの重合度に比べ、第2
層の螢光膜を形成するポリビニルアルコールの重合度が
高いものを選定しているので、第2層の螢光膜を形成す
る際の熱かぶりによって、その下にある第1層の螢光膜
が溶解することはなくなり、また、前記積層形成させた
各色の第1層及び第2層の螢光膜に対する現像を行う際
にも、露光により不溶化された第2層の螢光膜がその下
にある第1層の螢光膜の保護層として働き、前記第1層
の螢光膜が現像液によって溶解することがない。
の懸濁液のポリビニルアルコールの重合度に比べ、第2
層の螢光膜を形成するポリビニルアルコールの重合度が
高いものを選定しているので、第2層の螢光膜を形成す
る際の熱かぶりによって、その下にある第1層の螢光膜
が溶解することはなくなり、また、前記積層形成させた
各色の第1層及び第2層の螢光膜に対する現像を行う際
にも、露光により不溶化された第2層の螢光膜がその下
にある第1層の螢光膜の保護層として働き、前記第1層
の螢光膜が現像液によって溶解することがない。
【0044】このように、本発明による螢光面形成方法
によれば、既知のカラー受像機における螢光面形成方法
に比べ、各色毎に、シャドウマスクを用いた露光と、そ
れに続く現像の工程をそれぞれ1回だけにしても、既知
の高い螢光体粒子充填度を有する螢光面とほぼ同等の螢
光面を形成することが可能になり、その分、作業工程の
数を削減させることができ、かつ、現像等に伴う消費材
料の節減を図ることができるという効果がある。
によれば、既知のカラー受像機における螢光面形成方法
に比べ、各色毎に、シャドウマスクを用いた露光と、そ
れに続く現像の工程をそれぞれ1回だけにしても、既知
の高い螢光体粒子充填度を有する螢光面とほぼ同等の螢
光面を形成することが可能になり、その分、作業工程の
数を削減させることができ、かつ、現像等に伴う消費材
料の節減を図ることができるという効果がある。
【図1】本発明に係わる螢光面形成方法により形成した
螢光面を有するカラー受像管の一実施例の構成の概要を
示す断面構成図である。
螢光面を有するカラー受像管の一実施例の構成の概要を
示す断面構成図である。
【図2】図1に図示のカラー受像管における螢光面の極
く一部を拡大して示した断面構成図である。
く一部を拡大して示した断面構成図である。
1 パネル部 2 ファンネル部 3 ネック部 4 螢光面 5 シャドウマスク 6 磁気シールド 7 偏向ヨーク 8 ピュリテイ調整マグネット 9 センタービームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 10 サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 11 電子銃 12 電子ビーム 13G 第1色(緑)の第1層 13B 第2色(青)の第1層 13R 第3色(赤)の第1層 14G 第1色(緑)の第2層 14B 第2色(青)の第2層 14R 第3色(赤)の第2層 15G 第1色(緑)の絵素 15B 第2色(青)の絵素 15R 第3色(赤)の絵素
マグネット 10 サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 11 電子銃 12 電子ビーム 13G 第1色(緑)の第1層 13B 第2色(青)の第1層 13R 第3色(赤)の第1層 14G 第1色(緑)の第2層 14B 第2色(青)の第2層 14R 第3色(赤)の第2層 15G 第1色(緑)の絵素 15B 第2色(青)の絵素 15R 第3色(赤)の絵素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 ▲はじめ▼ 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 パネル内面に3色の螢光体絵素からなる
螢光面が配置形成され、この螢光面に対向してシャドウ
マスクが配置されてならカラー受像管における螢光面形
成方法において、前記螢光面の螢光体絵素のうち少なく
とも1色を以下の各工程を経てパネル内面に形成するこ
とを特徴とするカラー受像管における螢光面形成方法。 1.ポリビニルアルコール、重クロム酸塩、水及び第1
色の固体粒子の各組成からなる第1の懸濁液を形成する
工程、 2.前記ポリビニルアルコールより重合度の高いポリビ
ニルアルコール、重クロム酸塩、水及び前記第1色の固
体粒子の各組成からなる第2の懸濁液を形成する工程、 3.カラー受像管のパネル内面に、前記第1の懸濁液を
塗布して乾燥させ、第1層を形成する工程、 4.前記第1層の上に、前記第2の懸濁液を塗布して乾
燥させ、第2層を積層形成する工程、 5.前記積層形成された第1層及び第2層をシャドウマ
スクを介して露光し、露光部分を不溶化する工程、 6.温水により現像を行い、前記不溶化部分のみを残留
させ、カラー受像管のパネル内面に各絵素を形成する工
程。 - 【請求項2】 パネル内面に3色の螢光体絵素からなる
螢光面が配置形成され、この螢光面に対向してシャドウ
マスクが配置されてならカラー受像管における螢光面形
成方法において、以下の各工程を経てパネル内面に螢光
面を形成することを特徴とするカラー受像管における螢
光面形成方法。 1.ポリビニルアルコール、重クロム酸塩、水及び第1
色の固体粒子の各組成からなる第1色の第1の懸濁液、
及び、前記組成の中で固体粒子の色だけを異にする第2
色の第1の懸濁液、第3色の第1の懸濁液をそれぞれ形
成する工程、 2.前記ポリビニルアルコールより重合度の高いポリビ
ニルアルコール、重クロム酸塩、水及び前記第1色の固
体粒子の各組成からなる第1色の第2の懸濁液、及び、
前記組成の中で固体粒子の色だけを異にする第2色の第
2の懸濁液、第3色の第2の懸濁液をそれぞれ形成する
工程、 3.カラー受像管のパネル内面に、前記第1色の第1の
懸濁液を塗布して乾燥させ、第1色の第1層を形成する
工程、 4.前記第1色の第1層の上に、前記第1色の第2の懸
濁液を塗布して乾燥させ、第1色の第2層を積層形成す
る工程、 5.前記積層形成された第1色の第1層及び第2層をシ
ャドウマスクを介して露光し、露光部分を不溶化する工
程、 6.温水により現像を行い、前記不溶化部分のみを残留
させ、カラー受像管のパネル内面に、前記第1色の各絵
素を形成する工程、 7.続いて、カラー受像管のパネル内面に、前記第1色
について行ったものと同じ工程3乃至6を、前記第2色
について行い、カラー受像管のパネル内面に、前記第2
色の各絵素を形成する工程、 8.さらに、カラー受像管のパネル内面に、前記第1色
について行ったものと同じ工程3乃至6を、前記第3色
についても行い、カラー受像管のパネル内面に、前記第
3色の各絵素を形成する工程。 - 【請求項3】 前記ポリビニルアルコールは、アクロレ
イン、クロトンアルデヒド、フルフラールの1つによっ
て変性した変性ポリビニルアルコールからなることを特
徴とする請求項1または2記載のカラー受像管における
螢光面形成方法。 - 【請求項4】 前記固体粒子は、螢光体粒子及び/また
は顔料粒子であることを特徴とする請求項1または2記
載のカラー受像管における螢光面形成方法。 - 【請求項5】 前記ポリビニルアルコール及びそれより
も重合度の高いポリビニルアルコールの各重合度は、少
なくとも2倍以上の差を有するものであることを特徴と
する請求項1または2記載のカラー受像管における螢光
面形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1551494A JPH07226155A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | カラー受像管における螢光面形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1551494A JPH07226155A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | カラー受像管における螢光面形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07226155A true JPH07226155A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11890935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1551494A Pending JPH07226155A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | カラー受像管における螢光面形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07226155A (ja) |
-
1994
- 1994-02-09 JP JP1551494A patent/JPH07226155A/ja active Pending
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