JPH07258317A - 塩化ビニルの重合方法 - Google Patents

塩化ビニルの重合方法

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JPH07258317A
JPH07258317A JP7629494A JP7629494A JPH07258317A JP H07258317 A JPH07258317 A JP H07258317A JP 7629494 A JP7629494 A JP 7629494A JP 7629494 A JP7629494 A JP 7629494A JP H07258317 A JPH07258317 A JP H07258317A
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JP
Japan
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polymerization
vinyl chloride
polymerization initiator
methylcyclohexyl
weight
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JP7629494A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Nakamura
知之 中村
Shuji Suyama
修治 須山
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NOF Corp
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 臭気がなく、且つ初期着色性、熱安定性、フ
ィッシュアイ、可塑剤吸収性などの物性が良好なポリ塩
化ビニルを生産性良く得る。 【構成】 塩化ビニル単量体あるいは塩化ビニル単量体
及びこれと共重合可能な単量体を重合させる際に、重合
開始剤として(A)一般式 【化4】 で示される1−メチルシクロヘキシルペルオキシネオア
ルカノエートを単独で用いるか、あるいは(A)及び
(B)ベンゼン中0.1モル/Lにおける10時間半減
期温度が33〜65℃である重合開始剤を組み合わせて
用いることを特徴とする塩化ビニルの重合方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニル単量体ある
いは塩化ビニル単量体及びこれと共重合可能な単量体
(以下、塩化ビニル系単量体と略記する)より、臭気が
なく、且つ初期着色性、熱安定性、フィッシュアイ、可
塑剤吸収性などの物性が良好なポリ塩化ビニルを生産性
良く得ることができる塩化ビニルの重合方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ポリ塩化ビニルは物理的性質が優れた熱
可塑性樹脂であり、硬質及び軟質の材料として多くの分
野で使われている。近年、ポリ塩化ビニル製造メーカー
においえは、生産性向上を目的として重合時間の短縮化
が図られている。重合時間を短縮するには重合全体を通
して重合器の除熱能力の限界まで重合速度を大きくす
る、いわゆる高速重合をすることが必要であり、そのた
めに、多量の重合開始剤を用いるか、あるいは、より高
活性な重合開始剤を用いる方法などが取られている。し
かしながら、重合開始剤を多量に使用した場合、得られ
るポリ塩化ビニルの初期着色性や熱安定性が悪化し商品
価値が低下するため、この方法による重合時間の短縮に
は限界がある。一方、高活性重合開始剤を用いる方法は
比較的容易に重合時間を短縮できることが知られてお
り、従来から高活性重合開始剤に対する強い要望があ
り、これまでに幾つかの重合開始剤が開発されている。
【0003】そのような従来の高活性重合開始剤とし
て、例えばアセチルシクロヘキシルスルフォニルペルオ
キシド(以下、ACSPと略記する)及びジイソブチリ
ルペルオキシド(以下、IBPOと略記する)(特開昭
54−11190号公報)等が知られている。又、ネオ
デカン酸に代表される第三級カルボン酸から誘導される
ペルオキシエステルとして、クミルペルオキシネオデカ
ノエート(以下、CNDと略記する)(特開昭58−1
20611号公報)、t−オクチルペルオキシネオデカ
ノエート(以下、ONDと略記する)(特開昭58−1
20613号公報)及び1,1,2−トリメチルプロピ
ルペルオキシネオデカノエート(特開平5−10570
8号公報)(以下、TMPNDと略記する)なども知ら
れている。
【0004】しかしながら、これら従来の高活性重合開
始剤も、その活性及び得られるポリ塩化ビニルの物性の
点で、夫々次に述べるような問題を有している。即ち、
ACSPは得られるポリ塩化ビニルの熱安定性、フィッ
シュアイ、可塑剤吸収性などの物性が悪く、又、IBP
Oは重合活性の持続性がないため結果として生産性の低
下をまねく上、得られる重合体の初期着色性をもたらす
という問題がある。CNDは分解生成物のために重合体
に特有の臭気があるという欠点を有している。更に構造
中に芳香環を有していることから、得られたポリ塩化ビ
ニルの抽出テストによりUV吸収ピークが現れるため、
医療用及び食品分野への用途が制限されてしまうという
問題がある。OND及びTMPNDはCNDとは異な
り、非芳香族系ペルオキシエステルであるので前述のC
NDの臭気問題などを解決でき、比較的良好な物性を持
つポリ塩化ビニルが得られる。しかしながら、その活性
は前記ACSP、IBPO、CNDに比べ劣るため高速
重合を達成するという点で、尚不満足なものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】装置技術の進歩に伴っ
て、最近では重合器の除熱能力が格段に向上しており、
今まで以上に重合速度を向上させることが可能になって
きており、従来品より高い活性を持ち、物性良好なポリ
塩化ビニルが得られる重合開始剤の要望が益々高くなっ
てきている。
【0006】本発明の目的は前記の要望に応ずるもので
あって、分子内に芳香環を有しない新規な重合開始剤を
用いることにより、臭気がなく、且つ初期着色性、熱安
定性、フィッシュアイ、可塑剤吸収性などの物性が良好
なポリ塩化ビニルを生産性良く得ることができる改良さ
れた塩化ビニルの重合方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の従
来法の課題について長期にわたって研究した結果、次に
示す重合開始剤を用いることによって、従来の開始剤の
もつ問題点を全て解決できることを確認して本発明を完
成した。
【0008】即ち、本発明は塩化ビニル系単量体を重合
させる際に、重合開始剤として(A)一般式
【化3】 で示される1−メチルシクロヘキシルペルオキシネオア
ルカノエートを単独で用いる、あるいは(A)及び
(B)ベンゼン中0.1モル/Lにおける10時間半減
期温度が33〜65℃である重合開始剤を組み合わせて
用いることを特徴とする塩化ビニルの重合方法である。
【0009】本発明で用いる(化1)で示される1−メ
チルシクロヘキシルペルオキシネオアルカノエートの具
体的な例としては、1−メチルシクロヘキシルペルオキ
シネオデカノエート、1−メチルシクロヘキシルペルオ
キシピバレート、1−メチルシクロヘキシルペルオキシ
ネオヘキサノエート、1−メチルシクロヘキシルペルオ
キシネオヘプタノエート、1−メチルシクロヘキシルペ
ルオキシネオオクタノエート、1−メチルシクロヘキシ
ルペルオキシネオノナノエート、1−メチルシクロヘキ
シルペルオキシネオトリデカノエート等を挙げることが
できる。
【0010】前述の(化1)で示される1−メチルシク
ロヘキシルペルオキシネオアルカノエートは、例えば次
に示すような慣用手段により得ることができる。即ち、
カルボン酸クロライドと、1−メチルシクロヘキシルヒ
ドロペルオキシドを水酸化ナトリウムか水酸化カリウム
又はピリジンのようなアミン類を触媒として、通常のペ
ルオキシエステルと同様の反応条件下で得られる。即
ち、溶媒として脂肪族炭化水素(例えばペンタン、ヘキ
サン、オクタン、石油ナフサ、ミネラルスピリット)ま
たはイソパラフィンを主成分とする脂肪族炭化水素(例
えば商品名「シェルゾール」;シェル化学社製)又は芳
香族炭化水素(例えばトルエン、エチルベンゼン)を用
いて合成するか又は合成後希釈して用いることができ
る。尚反応温度は、−10℃から30℃程度である。
【0011】前述のカルボン酸クロライドは例えば、ネ
オデカン酸、ピバリン酸、ネオヘキサン酸、ネオヘプタ
ン酸、ネオオクタン酸、ネオノナン酸、ネオトリデカン
酸等のカルボン酸に塩素化剤、例えばホスゲン、PCl
3 、POCl3 、SOCl2等を反応させることにより
得られる。
【0012】又前述の1−メチルシクロヘキシルヒドロ
ペルオキシドは、メチルシクロヘキサンの空気酸化によ
ってつくるか、又は強酸触媒、例えば硫酸、リン酸、過
塩素酸、イオン交換樹脂の酸体又はp−トルエンスルホ
ン酸の存在において、1−メチルシクロヘキサノールを
過剰の過酸化水素で処理してつくることができる。
【0013】本発明に使用される塩化ビニル単量体と共
重合可能な他の単量体としては、例えばエチレン、酢酸
ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、アクリル酸エステ
ル類等がある。
【0014】(化1)で示される1−メチルシクロヘキ
シルペルオキシネオアルカノエートを塩化ビニル系単量
体の重合開始剤として使用する場合、その添加量は一般
に、塩化ビニル系単量体の仕込量100重量部に対して
純品換算で0.001〜1重量部であり、好ましくは
0.005〜0.5重量部である。その量が0.001
重量部未満では重合速度が遅くなる傾向にある。又1重
量部を越えると重合反応の制御が困難となり、得られる
重合体の物性も低下する傾向にあるので好ましくない。
【0015】本発明において前記の1−メチルシクロヘ
キシルペルオキシネオアルカノエート(A)と共に使用
されるベンゼン中0.1モル/Lにおける10時間半減
期温度が33〜65℃である重合開始剤(B)として具
体的には、例えばt−ブチルペルオキシネオデカノエー
ト(10時間半減期温度(以下同様)47℃)、t−ヘ
キシルペルオキシネオデカノエート(45℃)、TMP
ND(42℃)、1−シクロヘキシル−1−メチルエチ
ルペルオキシネオデカノエート(41℃)、OND(4
1℃)、CND(37℃)、α,α’−ビス(ネオデカ
ノイルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン(36
℃)、t−ブチルペルオキシピバレート(55℃)、t
−ヘキシルペルオキシピバレート(53℃)などのペル
オキシエステル、更に、ビス(2−エチルヘキシル)ペ
ルオキシジカーボネート(43℃)、ジイソプロピルペ
ルオキシジカーボネート(41℃)などのジアルキルペ
ルオキシジカーボネート、更にはIBPO(33℃)、
3,5,5−トリメチルヘキサノイルペルオキシド(6
0℃)、ラウロイルペルオキシド(62℃)、オクタノ
イルペルオキシド(62℃)のジアシルペルオキシド等
が挙げられる。
【0016】これらのうちの1種又は2種以上が、重合
温度、重合時間といった重合条件、更には得られるポリ
塩化ビニルの用途に応じて適宜選択され、前述のように
1−メチルシクロヘキシルペルオキシネオアルカノエー
ト(A)と組み合わせて重合開始剤として用いられる。
【0017】組み合わせて用いられる場合の(A)、
(B)両成分の配合割合、使用量は反応条件に応じて適
宜決定されるが、通常、配合割合は(A):(B)=1
0:0〜1:9重量部である。
【0018】本発明において用いられる重合方法は、通
常の懸濁重合でも乳化重合でもよく、重合温度は一般に
20〜80℃であり、好ましくは30〜70℃の温度範
囲である。重合温度が20℃未満では重合時間が長くな
る傾向にあり、80℃を越えると重合開始剤の寿命が短
くなり、高重合転化率に到達させることが困難となるの
で好ましくない。
【0019】本発明は、以下に述べる特徴を有してい
る。即ち、(化1)で示される1−メチルシクロヘキシ
ルペルオキシネオアルカノエートは、非芳香族系ペルオ
キシエステルとして従来技術で知られているものに比べ
分解半減期が短いという特徴を有している。即ち、同じ
カルボン酸から誘導されるペルオキシエステルで比較し
た場合、他のtーアルキルヒドロペルオキシド、例えば
t−ブチルヒドロペルオキシド、t−アミルヒドロペル
オキシド、t−オクチルヒドロペルオキシド及び1,
1,2−トリメチルプロピルヒドロペルオキシド等から
誘導されるペルオキシエステルに比べ分解速度が速い。
そのため、本発明の方法は従来の重合開始剤を用いる方
法より重合速度が速い。更に、本発明の重合方法は従来
の重合開始剤を用いた方法に比べ、初期着色性、熱安定
性、フィッシュアイ、可塑剤吸収性などの物性が良好な
塩化ビニル重合体が生産性良く得られる。且つ得られた
重合体は過酸化物の分解物による臭気がないので、重合
体に可塑剤などを添加し、混練して軟質系製品を製造す
る際の作業環境上から好ましい。加えて、本発明で用い
られる1−メチルシクロヘキシルペルオキシネオアルカ
ノエートは高重合度の塩化ビニル重合体を得るために行
われる低温重合(重合温度が50℃以下)においても充
分な活性を示すので、本発明の重合方法は、高重合度体
製造における生産性をも著しく向上させることができ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0021】(1−メチルシクロヘキシルペルオキシネ
オアルカノエートの製造) 参考例 1 攪拌機を備えた200ml四つ口フラスコに30%水酸
化カリウム水溶液33.7gを入れ、攪拌下液温を10
℃に保ちながら、純度99%の1−メチルシクロヘキシ
ルヒドロペルオキシド14.5gとベンゼン30gの混
合物を添加した。更に攪拌下、液温を15℃に保ちつつ
ネオデカン酸クロライド19.1gを7分間で滴下し
た。液温を25℃まで上げ2時間攪拌を続けた後、冷水
40gを加え更に5分間攪拌した。水相を分離し、5%
水酸化ナトリウム水溶液40gで洗浄した後、水で3回
洗浄した。この溶液を無水硫酸マグネシウム上で乾燥
後、真空下ベンゼンを除去した結果、淡黄色液体22.
9gを得た。この液体は、IR及びNMRにより目的と
する1−メチルシクロヘキシルペルオキシネオデカノエ
ートであることを確認した。その活性酸素量は5.52
%であり、計算による純度は98%、収率は79モル%
であった。
【0022】参考例 2〜5 参考例1と同様にして夫々相当するカルボン酸クロライ
ドと1−メチルシクロヘキシルヒドロペルオキシドとを
反応させ、得られた反応生成物が、夫々、1−メチルシ
クロヘキシルペルオキシピバレート、1−メチルシクロ
ヘキシルペルオキシネオヘプタノエート、1−メチルシ
クロヘキシルペルオキシネオノナノエート、1−メチル
シクロヘキシルペルオキシネオトリデカノエートである
ことを確認した。
【0023】(10時間半減期温度(T10)の測定)ベ
ンゼンを溶媒として熱分解テストを行った(濃度:0.
1モル/L)。参考例1〜5で合成した本発明に用いら
れる1−メチルシクロヘキシルペルオキシネオアルカノ
エート及び公知のペルオキシエステルについて10時間
半減期温度(T10)を求めた。以上の結果を表1に示
す。
【0024】
【表1】
【0025】この結果から、本発明で用いる1−メチル
シクロヘキシルペルオキシネオアルカノエートは先行技
術のt−オクチルペルオキシエステル及び1,1,2−
トリメチルプロピルペルオキシエステルよりも分解速度
が速いということがわかる。
【0026】(塩化ビニルの重合)次に、本発明の方法
により塩化ビニル系単量体の重合を行った。尚、実施例
及び比較例で用いた重合開始剤の略号とその化学名及び
ベンゼン中0.1モル/Lにおける10時間半減期温度
を示す。
【0027】(1−メチルシクロヘキシルペルオキシネ
オアルカノエート) MCND:1−メチルシクロヘキシルペルオキシネオデ
カノエート(38℃) MCPV:1−メチルシクロヘキシルペルオキシピバレ
ート(47℃) MCHP:1−メチルシクロヘキシルペルオキシネオヘ
プタノエート(45℃) MCN :1−メチルシクロヘキシルペルオキシネオノ
ナエート(37℃) MCTD:1−メチルシクロヘキシルペルオキシネオト
リデカノエート(38℃) (1−メチルシクロヘキシルペルオキシアルカノエート
と共存させる(B)で示される重合開始剤) BND :t−ブチルペルオキシネオデカノエート(4
7℃) HPV :t−ヘキシルペルオキシピバレート(53
℃) OPP :ビス(2−エチルヘキシル)ペルオキシジカ
ーボネート(43℃) IBPO:ジイソブチリルペルオキシド(33℃) (比較例に使用される重合開始剤) ACSP:アセチルシクロヘキシルスルフォニルペルオ
キシド(27℃) IBPO:ジイソブチリルペルオキシド(33℃) CND :クミルペルオキシネオデカノエート(37
℃) OND :t−オクチルペルオキシネオデカノエート
(41℃) TMPND:1,1,2−トリメチルプロピルペルオキ
シネオデカノエート(42℃)
【0028】実施例 1 容量400mlのステンレス製オートクレイブに、イオ
ン交換水150mlとポリビニルアルコール0.1gと
を入れ溶解させた。次に、純品換算で0.040gのM
CNDを添加し、−80℃以下に冷却し、塩化ビニル単
量体100gを加えた。オートクレイブの空間部分を窒
素ガスで充分に置換した後密栓した。それを50℃に保
った恒温水槽中に6時間浸し重合させた。攪拌は、オー
トクレイブを水槽中で32r.p.m.で回転させるこ
とにより行った。重合を行った後、冷却し、未反応の塩
化ビニル単量体を除き、得られた白色粉末を100ml
の水で2回洗浄した後、真空下で乾燥した。3個のオー
トクレイブを用いて同一条件の実験を平行して行い、各
実験で得られた塩化ビニル重合体の乾燥重量の平均値か
ら重合転化率を求めた。その結果、転化率は84.9%
であり、平均重合度は1430であった。
【0029】得られた塩化ビニル重合体の物性として下
記に示す項目について試験を行った。夫々の結果を表2
に示す。 [初期着色性]塩化ビニル重合体100重量部、ジブチ
ルスズマレート2.5重量部、可塑剤としてジオクチル
フタレート80重量部を混合し、160℃のロール上で
10分間混練し、1mm厚みのシートを取り出した。目
視によるそのシートの着色度合から夫々次のように示し
た。 ○…着色していない △…わずかに黄色に着色している ×…明らかに黄色に着色している [熱安定性試験]塩化ビニル重合体50重量部、ジオク
チルフタレート20重量部、Ba−Zn系安定剤1部、
エポキシ系安定剤1部を混合し、160℃のロール上で
5分間混練し、0.5mm厚みのシートを取り出した。
成形したシートを190℃のギヤーオーブン中で加熱
し、シートの着色を経時的に観察しシートが黒化し始め
た時間から次のように示した。 ○…黒化時間100分以上 △… 〃 80〜100分 ×… 〃 80分以下 [臭気]上記初期着色性試験及び熱安定性試験におい
て、ロールからのシート取り出し時のシートの臭気を調
べた。臭気の強さに従って夫々次のように示した。 ○…無臭 △…弱い臭気 ×…強い臭気 [フィッシュアイ]塩化ビニル重合体50重量部にジオ
クチルフタレート25重量部と安定剤2重量部を加えて
混合した後、140℃のロールで夫々5分間混練して得
られた厚さ0.3mmのシート100cm2 中に認めら
れるフィッシュアイの数で示した。 [可塑剤吸収性]塩化ビニル重合体10重量部に可塑剤
としてジオクチルフタレート20重量部を加え、1時間
放置後、遠心分離機で未吸収の可塑剤を分離除去し、重
合体に吸収された可塑剤の重量%で示した。
【0030】実施例 2〜10 表2に示す重合開始剤を用い、表2に示す重合温度によ
り実施例1に準じて塩化ビニル単量体の重合を行った。
これらの結果を夫々表2に示す。
【0031】実施例 11 塩化ビニル単量体を塩化ビニル単量体90重量部及び酢
酸ビニル単量体10重量部に変え、MCNDの添加量を
0.045gとした以外は、実施例1に準じて重合を行
った。これらの結果を夫々表2に示す。
【0032】比較例 1〜6 重合開始剤として、ACSP、IBPO、CND、ON
D、TMPNDを夫々単独で用いた以外は、表2に示さ
れる条件で実施例1に準じて塩化ビニル単量体の重合を
行った。これらの結果を夫々表2に示す。
【0033】比較例 7,8 重合開始剤として、IBPOあるいはCNDとOPPを
組み合わせて用いた以外は、表2に示される条件で実施
例1に準じて塩化ビニル単量体の重合を行った。これら
の結果を夫々表2に示す。
【0034】
【表2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系単量体を重合させる際に、
    重合開始剤として一般式 【化1】 で示される1−メチルシクロヘキシルペルオキシネオア
    ルカノエートを用いることを特徴とする塩化ビニルの重
    合方法。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル系単量体を重合させる際に、
    重合開始剤として(A)一般式 【化2】 で示される1−メチルシクロヘキシルペルオキシネオア
    ルカノエート及び(B)ベンゼン中0.1モル/Lにお
    ける10時間半減期温度が33〜65℃である重合開始
    剤を用いることを特徴とする塩化ビニルの重合方法。
JP7629494A 1994-03-24 1994-03-24 塩化ビニルの重合方法 Pending JPH07258317A (ja)

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