JPH07262515A - 磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及びその製造方法

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JPH07262515A
JPH07262515A JP5360894A JP5360894A JPH07262515A JP H07262515 A JPH07262515 A JP H07262515A JP 5360894 A JP5360894 A JP 5360894A JP 5360894 A JP5360894 A JP 5360894A JP H07262515 A JPH07262515 A JP H07262515A
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JP5360894A
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Inventor
Isao Kogure
伊左夫 木暮
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ギャップのデプスの測定を精度良好かつ
容易に行い、磁気ギャップのデプスを精度良好に規制
し、磁気ヘッドの特性を安定化させ、生産性も良好とす
る。 【構成】 一対の磁気コア半体1,2の突き合わせ面に
形成されるトラック幅規制溝同士で挟まれる空隙部に充
填される融着ガラス7内に磁気ギャップgのデプスdを
検出するデプスマーカー12を埋め込み、その一部が媒
体対向面1b,2bに露出するようにする。このとき、
デプスマーカー12を直角二等辺三角形の形状をなすも
のとし、長さの等しい二辺のうち一辺12aを磁気ギャ
ップgのデプス方向と一致させ、かつその長さt1 をデ
プスdと一致させ、他方の一辺12bを媒体対向面1
b,2bに露出するように融着ガラス7内に埋め込んで
も良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダ等に搭載されて好適な磁気ヘッドおよびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダー(以下、VTR
と称する。)に搭載される磁気ヘッドとしては、例えば
図6及び図7に示すようなものが挙げられる。該磁気ヘ
ッドは、一対の磁気コア半体101,102が突き合わ
せ面101a,102a間に磁気ギャップgを有して接
合一体化されたものである。
【0003】そして、上記磁気コア半体101,102
の突き合わせ面101a,102a側には、磁気ギャッ
プgのトラック幅を規制するトラック幅規制溝103,
104がそれぞれ設けられている。さらに、上記トラッ
ク幅規制溝103,104同士で挟まれる空隙部には融
着ガラス105が溶融充填され、磁気コア半体101,
102を接合一体化している。また、上記融着ガラス1
05を配することにより、磁気ギャップg側面部がガー
ドされ、磁気ヘッドの媒体に対する当たり特性も確保さ
れる。
【0004】なお、上記磁気コア半体101,102の
突き合わせ面101a,102a側にはコイル巻装用の
巻線溝106,107が形成されている。そして、これ
に相対向するように、コイルの巻装を確実なものとし、
コイルの断線等を防止するための巻線補助溝108,1
09が形成されている。従って、これら巻線溝106,
107及び巻線補助溝108,109を通して磁気コア
半体101,102に図示しない駆動用コイルが巻装さ
れる。
【0005】さらに、上記磁気コア半体101,102
の媒体対向面101b,102b側には媒体への当たり
幅を規制するための段差部110,111が設けられて
いる。
【0006】ところで、このような磁気ヘッドの製造
は、以下のようにして行われる。先ず、磁気コア半体構
成材料よりなるブロックの突き合わせ面となる一主面に
巻線溝,トラック幅規制溝を形成し、一対の磁気コア半
体ブロックを形成する。
【0007】そして、これら一対の磁気コア半体ブロッ
クのトラック幅規制溝同士を相対向させて一対の磁気コ
ア半体ブロックのトラック位置合わせをし、また一対の
磁気コア半体ブロックの巻線溝同士を相対向させる。次
いで、各磁気コア半体ブロックに形成されたトラック幅
規制溝同士で挟まれる空隙部内に融着ガラスを溶融充填
してギャップ接合し、一対の磁気コア半体ブロックを接
合一体化する。このとき、一対の磁気コア半体ブロック
の突き合わせ面間に磁気ギャップが形成されることとな
る。
【0008】次に、接合一体化された磁気コア半体ブロ
ックの媒体対向面となる面をある程度まで円筒研削す
る。
【0009】そして、接合一体化された磁気コア半体ブ
ロックをチップ切断して磁気ヘッドを形成する。続い
て、上記磁気ヘッドの媒体対向面を、磁気ギャップが所
定のデプスとなるまでラッピングテープ等により研磨
し、図6,7に示したような磁気ヘッドを完成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な磁気ヘッドにおいては、以下のような不都合が生じて
いる。
【0011】上記のような磁気ヘッドを製造するにあた
っては、上述のように、磁気ヘッドの媒体対向面をラッ
ピングテープ等により研磨し、磁気ギャップを所定のデ
プスとするが、このとき磁気ギャップのデプスを直接的
に観察することは不可能である。
【0012】すなわち、上記のような磁気ヘッドは、図
8に示すように、磁気コア半体101,102の突き合
わせ面101a,102a間に形成される磁気ギャップ
gの側面部が融着ガラス105によりガードされた構造
となされている。従って、媒体対向面101bから巻線
溝106の先端部106aまでの距離である図中dで示
す磁気ギャップgのデプス(以下、デプスdと称す
る。)を直接的に観察することは不可能である。
【0013】そこで、従来においては、光学顕微鏡を用
い、媒体対向面と直交する方向の側面側より融着ガラス
105を透過させた状態で、媒体対向面101bから巻
線溝106の先端部106aまでの距離である磁気ギャ
ップgのデプスdを測定しながら媒体対向面101b,
102bを研磨し、磁気ギャップgのデプスdを所定の
ものとしていた。しかしながら、上記のような方法によ
りデプスdを測定する場合、融着ガラス105を通して
確認することとなるため、融着ガラス105が曇ってい
たり、磁気ギャップgにアジマス角が付与されていたり
すると、その測定精度が低下する。従って、上記のよう
な磁気ヘッドにおいては、磁気ギャップgのデプスdの
寸法公差を高精度とすることは困難であり、その特性に
ばらつきが生じ易い。
【0014】また、上記のような方法で媒体対向面10
1b,102bを研磨し、磁気ギャップgを所定のデプ
スとすることは、非常に煩雑である上、時間がかかり、
磁気ヘッドの生産性を大きく損なうものである。
【0015】そこで本発明は、従来の実情に鑑みて提案
されたものであり、磁気ギャップのデプスの測定を精度
良好かつ容易に行うことができ、磁気ギャップのデプス
が精度良好に規制され、特性が安定し、生産性も良好な
磁気ヘッド及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、突き合わせ面にトラック幅規制溝を有す
る一対の磁気コア半体の上記トラック幅規制溝同士で挟
まれる空隙部に融着ガラスが充填され、突き合わせ面間
に磁気ギャップを形成して上記一対の磁気コア半体が接
合一体化されてなる磁気ヘッドにおいて、上記磁気ギャ
ップのデプスを検出するデプスマーカーが融着ガラス内
に埋め込まれ、その一部が媒体対向面に露出するように
なされていることを特徴とするものである。
【0017】また、上記のような磁気ヘッドにおいて
は、デプスマーカーを直角二等辺三角形の形状をなすも
のとし、上記デプスマーカーを、長さの等しい二辺のう
ち一辺が磁気ギャップのデプス方向と一致し、かつその
長さがデプスと一致し、他方の一辺が媒体対向面に露出
するように融着ガラス内に埋め込んでも良い。
【0018】さらに、本発明の磁気ヘッドを製造する方
法としては、一対の磁気コア半体ブロックの突き合わせ
面にトラック幅規制溝を形成する工程と、各磁気コア半
体ブロックに形成されたトラック幅規制溝同士を相対向
させて一対の磁気コア半体ブロックをトラック位置合わ
せする工程と、各磁気コア半体ブロックに形成されたト
ラック幅規制溝同士で挟まれる空隙部にデプスマーカー
を配する工程と、上記空隙部に融着ガラスを溶融充填し
てギャップ接合し、一対の磁気コア半体ブロックを接合
一体化する工程と、接合一体化された磁気コア半体ブロ
ックを磁気ヘッドの融着ガラス内にデプスマーカーが残
るようにトラック幅規制溝が形成される位置でチップ切
断する工程と、磁気ヘッドの媒体対向面を、媒体対向面
に露出するデプスマーカーにより磁気ギャップのデプス
を検出しながら磁気ギャップが所定のデプスとなるまで
研磨する工程を有することを特徴とするものが挙げられ
る。
【0019】さらにまた、上記磁気ヘッドを製造する場
合、デプスマーカーとして、支持部の長手方向の一主面
に、断面直角二等辺三角形の三角柱をなす複数のマーカ
ー部を、長さの等しい二辺のうちの一辺に相当する側面
を接続部分として磁気コア半体ブロックの各トラック幅
規制溝形成位置に一致するような所定の間隔で形成した
デプスマーカーブロックを用いても良く、上記デプスマ
ーカーブロックを、マーカー部の長さの等しい二辺のう
ちの一辺に相当する側面が磁気ギャップのデプス方向と
一致し、各磁気コア半体ブロックに形成されたトラック
幅規制溝同士で挟まれる各空隙部に各マーカー部が配さ
れるように挿入するとともに、マーカー部のデプス方向
の先端位置を磁気コア半体ブロックのデプス零位置と一
致させるようにしても良い。そして、一対の磁気コア半
体ブロックを接合一体化した後、媒体摺動面側をデプス
マーカーブロックの支持部がなくなり、磁気コア半体ブ
ロックとマーカー部が面一となるまで研削加工し、磁気
ヘッドの融着ガラス内にマーカー部が残るようにトラッ
ク幅規制溝が形成される位置でチップ切断しても良い。
その結果、上述の製造方法と同様、媒体対向面に露出す
るマーカー部により磁気ギャップのデプスを検出しなが
ら磁気ギャップが所定のデプスとなるまで媒体対向面を
研磨することができる。
【0020】
【作用】本発明の磁気ヘッドにおいては、一対の磁気コ
ア半体の突き合わせ面間に形成される磁気ギャップのデ
プスを検出するデプスマーカーが、その一部が媒体対向
面に露出するように融着ガラス内に埋め込まれているた
め、製造時に磁気ギャップのデプスが媒体対向面側から
精度良好かつ容易に測定される。
【0021】このとき、デプスマーカーを直角二等辺三
角形の形状をなすものとし、上記デプスマーカーを、長
さの等しい二辺のうち一辺が磁気ギャップのデプス方向
と一致し、かつその長さがデプスと一致し、他方の一辺
が媒体対向面に露出するように融着ガラス内に埋め込め
ば、媒体対向面側に露出する一辺の長さを測定すること
により磁気ギャップのデプスが測定され、製造時に磁気
ギャップのデプスが媒体対向面側から精度良好かつ容易
に測定される。
【0022】また、本発明の磁気ヘッドを製造する場
合、トラック幅規制溝同士で挟まれる空隙部にデプスマ
ーカーを配し、上記空隙部に融着ガラスを溶融充填して
接合一体化した一対の磁気コア半体ブロックを、磁気ヘ
ッドの融着ガラス内にデプスマーカーが残るようにトラ
ック幅規制溝が形成される位置でチップ切断し、該磁気
ヘッドの媒体対向面を、融着ガラス内に配され、媒体対
向面に露出するデプスマーカーにより磁気ギャップのデ
プスを検出しながら磁気ギャップが所定のデプスとなる
まで研磨するため、磁気ギャップのデプスを精度良好か
つ容易に測定しながら磁気ヘッドの媒体対向面が研磨さ
れ、磁気ギャップのデプスが精度良好に規制される。
【0023】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】本実施例の磁気ヘッドは、図1及び図2に
示すように、一対の磁気コア半体1,2が突き合わせ面
1a,2a間に媒体対向面1b,2bに臨む磁気ギャッ
プgを有して接合一体化されたものである。
【0025】そして、上記磁気コア半体1,2の突き合
わせ面1a,2a側には、磁気ギャップgのトラック幅
を規制して斜めに切り欠かれるトラック幅規制溝3,4
がそれぞれ設けられている。また、上記突き合わせ面1
a,2a側にはコイル巻装用の巻線溝5,6も設けられ
ている。
【0026】このとき、上記巻線溝5は、図3に示すよ
うに、媒体対向面1b側の先端部5aにより磁気ギャッ
プgのデプス零の位置を決定するものであり、該先端部
5aの突き合わせ面2aへの当接位置が突き合わせ面1
a,2a間に形成される磁気ギャップgのデプス零位置
d0 となる。すなわち、媒体対向面1bからデプス零位
置d0 までの距離dが磁気ギャップgのデプス(以下、
デプスdと称する。)となる。
【0027】さらに、上記トラック幅規制溝3,4同士
で挟まれる空隙部から巻線溝5,6によって挟まれる空
隙部内にわたって融着ガラス7を溶融充填することによ
り、磁気コア半体1,2は接合一体化されている。ま
た、上記融着ガラス5を配することにより、磁気ギャッ
プg側面部がガードされ、磁気ヘッドの媒体に対する当
たり特性も確保されている。
【0028】なお、上記磁気コア半体1,2には、コイ
ルの巻装を確実なものとし、コイルの断線等を防止する
ための巻線補助溝8,9が、巻線溝5,6に相対向する
ようにして形成されている。そして、これら巻線溝5,
6及び巻線補助溝8,9を通して磁気コア半体1,2に
図示しない駆動用コイルが巻装されている。
【0029】さらに、上記磁気コア半体1,2の媒体対
向面1b,2bは媒体への当たりを良くするために円弧
状となされ、媒体対向面1b,2b側には媒体への当た
り幅を規制するための段差部10,11が設けられてい
る。
【0030】そして、本実施例の磁気ヘッドにおいては
特に、上記磁気ギャップgのデプスdを検出するデプス
マーカー12,13が、磁気ギャップgの両側に形成さ
れるトラック幅規制溝3,4同士で挟まれる空隙部に充
填されている融着ガラス7内に埋め込まれ、その一部が
媒体対向面1b,2b側に露出するようになされてい
る。
【0031】すなわち、本実施例の磁気ヘッドにおいて
は、図3に示すように、直角二等辺三角形の形状をなす
デプスマーカー12,13が(図中には一方のデプスマ
ーカー12のみを示す。)、その長さの等しい二辺のう
ちの一辺12aが磁気ギャップgのデプス方向と一致
し、かつその長さt1 がデプスdと一致するように融着
ガラス7内に埋め込まれている。そして、デプスマーカ
ー12の長さの等しい二辺のうちの他方の一辺12bは
円弧状の媒体対向面1b,2bの接線方向と一致し、そ
の長さt2 は一辺12aの長さt1 と同一となり、磁気
ギャップgのデプスdを示すこととなる。
【0032】従って、本実施例の磁気ヘッドにおいて
は、デプスマーカー12の媒体対向面1b,2b側に露
出している一辺12bの長さt2 を測定することによ
り、磁気ギャップgのデプスdを精度良好かつ容易に測
定することができる。デプスマーカー13を用いた場合
においても同様であり、媒体対向面1b,2b側に露出
している一辺13bの長さt3 を測定することにより、
磁気ギャップのデプスdを精度良好かつ容易に測定する
ことができる。
【0033】次に、本実施例の磁気ヘッドを製造する製
造方法について述べる。本実施例の磁気ヘッドを製造す
るには、先ず、磁気コア半体構成材料よりなるブロック
の突き合わせ面となる一主面に巻線溝を形成し、該巻線
溝と直交する方向に複数のトラック幅規制溝を所定の間
隔で形成する。続いて、上記巻線溝と相対向する位置に
巻線補助溝を形成し、一対の磁気コア半体ブロックを形
成する。なお、上記巻線補助溝は、後工程において一対
の磁気コア半体ブロックを接合一体化した後に形成して
も良い。
【0034】そして、図4に示すように、上記一対の磁
気コア半体ブロック21,22のトラック幅規制溝2
3,24同士を相対向させてこれら一対の磁気コア半体
ブロック21,22のトラック位置合わせをし、また一
対の磁気コア半体ブロック21,22の巻線溝5,6同
士を相対向させて位置合わせを行う。なお、図4中にお
いては、磁気コア半体ブロック21,22にそれぞれ4
箇所のトラック幅規制溝23a,23b,23c,23
d、トラック幅規制溝24a,24b,24c,24d
が形成されるものとする。
【0035】次に、デプスマーカーブロック27を上記
一対の磁気コア半体ブロック21,22のトラック幅規
制溝23,24間の所定の位置に配する。上記デプスマ
ーカーブロック27は、四角柱をなす支持部28の長手
方向の一主面28aに断面直角二等辺三角形の三角柱を
なす複数のマーカー部29(図4中においては29a,
29b,29c,29dの4個とする。)が所定間隔に
形成されたものである。上記複数のマーカー部29(こ
こでは、マーカー部29aとする。)は直角二等辺三角
形の長さの等しい二辺のうちの一辺に相当する側面29
a1 が支持部28との接続部分とされ、各マーカー部2
9は複数のトラック幅規制溝23,24の各形成位置に
一致するような所定の間隔で形成されている。なお、デ
プスマーカーブロック27を構成する材料としては、非
磁性で、後工程の融着ガラスの溶融充填に耐え得る耐熱
性を有し、後工程の円筒研削,研磨の際の摩耗の度合い
が融着ガラスと同程度である材料が好ましい。
【0036】上記のようなデプスマーカーブロック27
をトラック幅規制溝23,24間に配する場合、マーカ
ー部29の長さの等しい二辺のうちの一辺に相当する側
面をデプス方向に一致させ、マーカー部29aがトラッ
ク幅規制溝23a,24a同士で挟まれる空隙部に配さ
れ、マーカー部29bがトラック幅規制溝23b,24
b同士で挟まれる空隙部に配され、マーカー部29cが
トラック幅規制溝23c,24c同士で挟まれる空隙部
に配され、マーカー部29dがトラック幅規制溝23
d,24d同士で挟まれる空隙部に配されるように挿入
するとともに、デプスマーカーブロック27の各マーカ
ー部29(ここではマーカー部29aのみについて示
す。)のデプス方向の先端部30と磁気コア半体ブロッ
ク21のデプス零位置を示す巻線溝5の先端部5aのデ
プス方向の位置が一致するように配する。その結果、上
述のようにマーカー部29の長さの等しい二辺のうちの
一辺がデプス方向と一致するとともに、他の一辺はこれ
に直交する方向と一致する。
【0037】そして、上記のようにトラック幅規制溝2
3,24間にデプスマーカーブロック27を配した状態
で、トラック幅規制溝23,24同士で挟まれる空隙部
に融着ガラスを溶融充填してギャップ接合し、一対の磁
気コア半体ブロック21,22を接合一体化する。この
とき、一対の磁気コア半体ブロック21,22の突き合
わせ面間に磁気ギャップが形成されることとなる。
【0038】次に、図5に示すように、接合一体化され
た磁気コア半体ブロック21,22の媒体対向面21
a,22a側を、デプスマーカーブロック27の支持部
28がなくなり、磁気コア半体ブロック21,22の媒
体対向面21a,22aとマーカー部29の主面29a
1 が面一となるまで円筒研削する。その結果、接合一体
化された磁気コア半体ブロック21,22の各トラック
幅規制溝23,24間に充填されている融着ガラス7内
に各マーカー部29が残存することとなる。
【0039】続いて、図5中に示すように、接合一体化
された磁気コア半体ブロック21,22を図中X−
X’,Y−Y’で示すトラック幅規制溝が形成される位
置の切断線によりチップ切断し、個々の磁気ヘッド32
a,32b,32cを形成する。このとき、切断された
磁気ヘッド32a,32b,32cの磁気ギャップgの
両側のトラック幅規制溝23,24間に充填される融着
ガラス7内にマーカー部29の一部が残るようにチップ
切断する。
【0040】そして、磁気ヘッド32の磁気ギャップg
が所定のデプスとなるまで媒体対向面をラッピングテー
プ等により研磨し、媒体への当たり幅を規制する段差加
工を行って本実施例の磁気ヘッドを完成する。
【0041】このとき、磁気ヘッド32においては、図
2,3に示すように、融着ガラス7内にマーカー部29
の一部であり、直角二等辺三角形の形状をなすデプスマ
ーカー12,13が埋め込まれていることとなる。
【0042】そして、図3に示すように、デプスマーカ
ー12の長さの等しい二辺のうちの一辺12aは磁気ギ
ャップgのデプス方向と一致している。さらに、前工程
でマーカー部29の先端部30と巻線溝5の先端部5a
のデプス方向の位置を一致させ、かつ磁気コア半体ブロ
ック21,22の媒体対向面21a,22aとマーカー
部29の主面29a1 を面一としていることから、上記
一辺12aの長さt1は磁気ギャップgのデプスdと一
致する。
【0043】一方、デプスマーカー12の長さの等しい
二辺のうちの他方の一辺12bは円弧状の媒体対向面1
b,2bの接線方向と一致し、その長さt2 は一辺12
aの長さt1 と同一である。すなわち、上記一辺12b
の長さt2 と磁気ギャップgのデプスdは同一となる。
【0044】従って、磁気ヘッド32の磁気ギャップg
が所定のデプスとなるまで媒体対向面をラッピングテー
プ等により研磨する場合、デプスマーカー12の媒体対
向面1b,2b側に露出している一辺12bの長さt2
を測定することにより、磁気ギャップのデプスdを測定
しながら研磨することができる。
【0045】そして、このようにして磁気ギャップgの
デプスdを測定すれば、精度良好かつ容易にデプスdを
測定することができる。さらに、融着ガラスが曇ってい
たり、磁気ギャップにアジマス角が付与されていても、
測定精度が低下するということはない。その結果、製造
される本実施例の磁気ヘッドにおいては、磁気ギャップ
gのデプスdが精度良好に規制され、特性が安定する。
【0046】また、このような製造方法により、本実施
例の磁気ヘッドを製造すれば、磁気ギャップgのデプス
dの規制が容易に行われるため、製造に要する時間を短
縮することもでき、磁気ヘッドの生産性が大きく向上す
る。
【0047】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は、突き合わせ面にトラック幅規制溝を有する一対の
磁気コア半体の上記トラック幅規制溝同士で挟まれる空
隙部に融着ガラスが充填され、突き合わせ面間に磁気ギ
ャップを形成して上記一対の磁気コア半体が接合一体化
されてなる磁気ヘッドにおいて、上記磁気ギャップのデ
プスを検出するデプスマーカーが、融着ガラス内に埋め
込まれ、その一部が媒体対向面に露出するようになされ
ているため、製造時に磁気ギャップのデプスを媒体対向
面側から精度良好かつ容易に測定することができ、磁気
ギャップのデプスを精度良好に規定することができ、磁
気ヘッドの特性を安定化させることができる。
【0048】また、上記のような磁気ヘッドにおいて、
デプスマーカーを直角二等辺三角形の形状をなすものと
し、上記デプスマーカーを、長さの等しい二辺のうち一
辺が磁気ギャップのデプス方向と一致し、かつその長さ
がデプスと一致し、他方の一辺が媒体対向面に露出する
ように融着ガラス内に埋め込めば、媒体対向面側に露出
する一辺の長さを測定することにより磁気ギャップのデ
プスが測定され、製造時に磁気ギャップのデプスが媒体
対向面側から精度良好かつ容易に測定される。従って、
磁気ギャップのデプスを精度良好に規定することがで
き、磁気ヘッドの特性を安定化させることができる。
【0049】また、本発明の磁気ヘッドを製造する方法
としては、一対の磁気コア半体ブロックの突き合わせ面
にトラック幅規制溝を形成する工程と、各磁気コア半体
ブロックに形成されたトラック幅規制溝同士を相対向さ
せて一対の磁気コア半体ブロックをトラック位置合わせ
する工程と、各磁気コア半体ブロックに形成されたトラ
ック幅規制溝同士で挟まれる空隙部にデプスマーカーを
配する工程と、上記空隙部に融着ガラスを溶融充填して
ギャップ接合し、一対の磁気コア半体ブロックを接合一
体化する工程と、接合一体化された磁気コア半体ブロッ
クを磁気ヘッドの融着ガラス内にデプスマーカーが残る
ようにトラック幅規制溝が形成される位置でチップ切断
する工程と、磁気ヘッドの媒体対向面を、媒体対向面に
露出するデプスマーカーにより磁気ギャップのデプスを
検出しながら磁気ギャップが所定のデプスとなるまで研
磨する工程を有する方法が挙げられ、磁気ギャップのデ
プスを精度良好かつ容易に測定しながら磁気ヘッドの媒
体対向面を研磨することができ、磁気ギャップのデプス
が精度良好に規制される。従って、製造される磁気ヘッ
ドは、特性の安定化されたものとなる。
【0050】また、このような製造方法により、本発明
の磁気ヘッドを製造すれば、磁気ギャップのデプスの規
制が容易に行われるため、製造に要する時間を短縮する
こともでき、磁気ヘッドの生産性が大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気ヘッドを示す側面図であ
る。
【図2】本発明を適用した磁気ヘッドを示す平面図であ
る。
【図3】本発明を適用した磁気ヘッドの磁気ギャップ近
傍を示す側面図である。
【図4】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法を工程
順に示すものであり、接合一体化した一対の磁気コア半
体ブロックのトラック幅規制溝内にデプスマーカーブロ
ックを配する工程を示す斜視図である。
【図5】接合一体化された一対の磁気コア半体ブロック
に円筒研削を行い、チップ切断する工程を示す平面図で
ある。
【図6】従来の磁気ヘッドを示す側面図である。
【図7】従来の磁気ヘッドを示す平面図である。
【図8】従来の磁気ヘッドの磁気ギャップ近傍を示す側
面図である。
【符号の説明】
1,2 磁気コア半体 1a,2a 突き合わせ面 1b,2b 媒体対向面 3,4,23,24 トラック幅規制溝 7 融着ガラス 12,13 デプスマーカー 21,22 磁気コア半体ブロック 27 デプスマーカーブロック 28 支持部 29 マーカー部 32 磁気ヘッド g 磁気ギャップ d デプス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突き合わせ面にトラック幅規制溝を有す
    る一対の磁気コア半体の上記トラック幅規制溝同士で挟
    まれる空隙部に融着ガラスが充填され、突き合わせ面間
    に磁気ギャップを形成して上記一対の磁気コア半体が接
    合一体化されてなる磁気ヘッドにおいて、 上記磁気ギャップのデプスを検出するデプスマーカーが
    融着ガラス内に埋め込まれ、その一部が媒体対向面に露
    出するようになされていることを特徴とする磁気ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 デプスマーカーが直角二等辺三角形の形
    状をなし、上記デプスマーカーは、長さの等しい二辺の
    うち一辺が磁気ギャップのデプス方向と一致し、かつそ
    の長さがデプスと一致し、他方の一辺が媒体対向面に露
    出するように融着ガラス内に埋め込まれていることを特
    徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 一対の磁気コア半体ブロックの突き合わ
    せ面にトラック幅規制溝を形成する工程と、 各磁気コア半体ブロックに形成されたトラック幅規制溝
    同士を相対向させて一対の磁気コア半体ブロックをトラ
    ック位置合わせする工程と、 各磁気コア半体ブロックに形成されたトラック幅規制溝
    同士で挟まれる空隙部にデプスマーカーを配する工程
    と、 上記空隙部に融着ガラスを溶融充填してギャップ接合
    し、一対の磁気コア半体ブロックを接合一体化する工程
    と、 接合一体化された磁気コア半体ブロックを磁気ヘッドの
    融着ガラス内にデプスマーカーが残るようにトラック幅
    規制溝が形成される位置でチップ切断する工程と、 磁気ヘッドの媒体対向面を、媒体対向面に露出するデプ
    スマーカーにより磁気ギャップのデプスを検出しながら
    磁気ギャップが所定のデプスとなるまで研磨する工程を
    有することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 一対の磁気コア半体ブロックの突き合わ
    せ面にトラック幅規制溝を形成する工程と、 各磁気コア半体ブロックに形成されたトラック幅規制溝
    同士を相対向させて一対の磁気コア半体ブロックをトラ
    ック位置合わせする工程と、 支持部の長手方向の一主面に、断面直角二等辺三角形の
    三角柱をなす複数のマーカー部を、長さの等しい二辺の
    うちの一辺に相当する側面を接続部分として磁気コア半
    体ブロックの各トラック幅規制溝形成位置に一致するよ
    うな所定の間隔で形成してデプスマーカーブロックを形
    成する工程と、 上記デプスマーカーブロックを、マーカー部の長さの等
    しい二辺のうちの一辺に相当する側面が磁気ギャップの
    デプス方向と一致し、各磁気コア半体ブロックに形成さ
    れたトラック幅規制溝同士で挟まれる各空隙部に各マー
    カー部が配されるように挿入するとともに、マーカー部
    のデプス方向の先端位置を磁気コア半体ブロックのデプ
    ス零位置と一致させる工程と、 上記空隙部に融着ガラスを溶融充填してギャップ接合
    し、一対の磁気コア半体ブロックを接合一体化する工程
    と、 接合一体化された磁気コア半体ブロックの媒体摺動面側
    を、デプスマーカーブロックの支持部がなくなり、磁気
    コア半体ブロックとマーカー部が面一となるまで研削加
    工する工程と、 接合一体化された磁気コア半体ブロックを磁気ヘッドの
    融着ガラス内にマーカー部が残るようにトラック幅規制
    溝が形成される位置でチップ切断する工程と、 磁気ヘッドの媒体対向面を、媒体対向面に露出するマー
    カー部により磁気ギャップのデプスを検出しながら磁気
    ギャップが所定のデプスとなるまで研磨する工程を有す
    ることを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
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