JPH0896338A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents
磁気ヘッド装置Info
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- JPH0896338A JPH0896338A JP22623194A JP22623194A JPH0896338A JP H0896338 A JPH0896338 A JP H0896338A JP 22623194 A JP22623194 A JP 22623194A JP 22623194 A JP22623194 A JP 22623194A JP H0896338 A JPH0896338 A JP H0896338A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- slider
- chip
- magnetic
- front core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スライダーと磁気ヘッドチップの相互位置精
度を良好なものとして磁気ギャップのデプス精度を向上
させ、記録再生特性やオーバーライト特性を安定なもの
となし、製造歩留まり及び生産性を良好なものとなす。 【構成】 記録再生用磁気ヘッドチップと消去用磁気ヘ
ッドチップより構成される磁気ヘッドチップの媒体摺動
面に、この媒体摺動面の一部を面取りした傾斜部23,
24を設ける。一方、これに対応してスライダー4の媒
体摺動面4aと反対側のスライダー裏面4dに、上記傾
斜部23,24と嵌合する凹部25を設ける。
度を良好なものとして磁気ギャップのデプス精度を向上
させ、記録再生特性やオーバーライト特性を安定なもの
となし、製造歩留まり及び生産性を良好なものとなす。 【構成】 記録再生用磁気ヘッドチップと消去用磁気ヘ
ッドチップより構成される磁気ヘッドチップの媒体摺動
面に、この媒体摺動面の一部を面取りした傾斜部23,
24を設ける。一方、これに対応してスライダー4の媒
体摺動面4aと反対側のスライダー裏面4dに、上記傾
斜部23,24と嵌合する凹部25を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフレキシブルデ
ィスク等の如き磁気記録媒体に対して情報の記録・再生
を行うのに好適な磁気ヘッド装置に関する。
ィスク等の如き磁気記録媒体に対して情報の記録・再生
を行うのに好適な磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばフロッピーディスク等の如きフレ
キシブルディスクに対して情報信号の記録または再生或
いはその両方を可能なものとするフロッピーディスク駆
動装置に搭載される磁気ヘッド装置としては、記録再生
用磁気ギャップを有する記録再生用磁気ヘッドチップ
と、消去用磁気ギャップを有する消去用磁気ヘッドチッ
プよりなる磁気ヘッドチップを非磁性セラミクス等より
なるスライダーにより保持したものが提案されている。
この磁気ヘッド装置では、磁気ヘッドチップをスライダ
ーによって保持していることから、当該磁気ヘッドチッ
プの媒体に対する耐摩耗性を向上させることができると
共に、該媒体に対する走行安定性を確保できる。
キシブルディスクに対して情報信号の記録または再生或
いはその両方を可能なものとするフロッピーディスク駆
動装置に搭載される磁気ヘッド装置としては、記録再生
用磁気ギャップを有する記録再生用磁気ヘッドチップ
と、消去用磁気ギャップを有する消去用磁気ヘッドチッ
プよりなる磁気ヘッドチップを非磁性セラミクス等より
なるスライダーにより保持したものが提案されている。
この磁気ヘッド装置では、磁気ヘッドチップをスライダ
ーによって保持していることから、当該磁気ヘッドチッ
プの媒体に対する耐摩耗性を向上させることができると
共に、該媒体に対する走行安定性を確保できる。
【0003】上記のような磁気ヘッド装置としては、図
6に示すようなものが挙げられる。かかる磁気ヘッド装
置は、媒体摺動面101aに臨む記録再生用磁気ギャッ
プg1 を有し閉磁路を構成する記録再生用磁気ヘッドチ
ップ101と、媒体摺動面102aに臨む消去用磁気ギ
ャップg2 を有し閉磁路を構成する消去用磁気ヘッドチ
ップ102よりなる磁気ヘッドチップ103と、やはり
媒体と摺接する媒体摺動面104aに臨み、該媒体摺動
面104a中央に設けられるチップ挿入用孔105を有
するスライダー104とにより構成されている。
6に示すようなものが挙げられる。かかる磁気ヘッド装
置は、媒体摺動面101aに臨む記録再生用磁気ギャッ
プg1 を有し閉磁路を構成する記録再生用磁気ヘッドチ
ップ101と、媒体摺動面102aに臨む消去用磁気ギ
ャップg2 を有し閉磁路を構成する消去用磁気ヘッドチ
ップ102よりなる磁気ヘッドチップ103と、やはり
媒体と摺接する媒体摺動面104aに臨み、該媒体摺動
面104a中央に設けられるチップ挿入用孔105を有
するスライダー104とにより構成されている。
【0004】この磁気ヘッド装置では、磁気ヘッドチッ
プ103がチップ挿入用孔105内に固定されることに
よって、スライダー104に保持されると共に、媒体に
対する耐摩耗性が向上され、且つ該媒体に対する走行安
定性が確保されるようになされている。なお、図6で
は、磁気ヘッド装置の構造を判り易くするために、記録
再生用磁気ヘッドチップ101と消去用磁気ヘッドチッ
プ102を構成するバックコアやコイルボビン等を省略
し、フロントコアのみを示す。
プ103がチップ挿入用孔105内に固定されることに
よって、スライダー104に保持されると共に、媒体に
対する耐摩耗性が向上され、且つ該媒体に対する走行安
定性が確保されるようになされている。なお、図6で
は、磁気ヘッド装置の構造を判り易くするために、記録
再生用磁気ヘッドチップ101と消去用磁気ヘッドチッ
プ102を構成するバックコアやコイルボビン等を省略
し、フロントコアのみを示す。
【0005】この他、図7に示すような構造の磁気ヘッ
ド装置も提案されている。この磁気ヘッド装置も基本的
には、図6に示した磁気ヘッド装置と同様の構成とされ
る。すなわち、媒体摺動面111aに臨む記録再生用磁
気ギャップg1 を有し閉磁路を構成する記録再生用磁気
ヘッドチップ111と、媒体摺動面112aに臨む消去
用磁気ギャップg2 を有し閉磁路を構成する消去用磁気
ヘッドチップ112よりなる磁気ヘッドチップ113
と、やはり媒体と摺接する媒体摺動面114aに臨むチ
ップ挿入用孔115を有するスライダー114により構
成されている。
ド装置も提案されている。この磁気ヘッド装置も基本的
には、図6に示した磁気ヘッド装置と同様の構成とされ
る。すなわち、媒体摺動面111aに臨む記録再生用磁
気ギャップg1 を有し閉磁路を構成する記録再生用磁気
ヘッドチップ111と、媒体摺動面112aに臨む消去
用磁気ギャップg2 を有し閉磁路を構成する消去用磁気
ヘッドチップ112よりなる磁気ヘッドチップ113
と、やはり媒体と摺接する媒体摺動面114aに臨むチ
ップ挿入用孔115を有するスライダー114により構
成されている。
【0006】この磁気ヘッド装置は、図6に示す磁気ヘ
ッド装置に比べて、磁気ヘッドチップ111、112の
媒体摺動面111a、112aが媒体摺動方向である前
後方向に長く、しかもその両端縁がスライダー114の
側面に露呈している。なお、図7では、図6と同様に記
録再生用磁気ヘッドチップ111と消去用磁気ヘッドチ
ップ112を構成するバックコアやコイルボビン等を省
略し、フロントコアのみを示す。
ッド装置に比べて、磁気ヘッドチップ111、112の
媒体摺動面111a、112aが媒体摺動方向である前
後方向に長く、しかもその両端縁がスライダー114の
側面に露呈している。なお、図7では、図6と同様に記
録再生用磁気ヘッドチップ111と消去用磁気ヘッドチ
ップ112を構成するバックコアやコイルボビン等を省
略し、フロントコアのみを示す。
【0007】ところで、図6に示す構造の磁気ヘッド装
置は、以下のようにして製造される。
置は、以下のようにして製造される。
【0008】先ず、図8に示すように、後行程の研磨加
工により、媒体摺動面となる面121a(以下、媒体摺
動面121aと称する。)に臨む記録再生用磁気ギャッ
プg1 及び消去用磁気ギャップg2 を有するフロントコ
アチップ121を用意する。
工により、媒体摺動面となる面121a(以下、媒体摺
動面121aと称する。)に臨む記録再生用磁気ギャッ
プg1 及び消去用磁気ギャップg2 を有するフロントコ
アチップ121を用意する。
【0009】フロントコアチップ121は、媒体摺動面
121aとは反対側でバックコアとの接続を行うと共
に、駆動用コイルの巻装されるコイルボビンをはめ込ん
で閉磁路を構成するための脚部121b、121c、1
21dを有している。そして、このフロントコアチップ
121は、図9に示すように、記録再生用磁気ギャップ
g1 を有する記録再生用フロントコア122と消去用磁
気ギャップg2 を有する消去用フロントコア135が非
磁性材料である融着ガラス134により接合されたもの
である。
121aとは反対側でバックコアとの接続を行うと共
に、駆動用コイルの巻装されるコイルボビンをはめ込ん
で閉磁路を構成するための脚部121b、121c、1
21dを有している。そして、このフロントコアチップ
121は、図9に示すように、記録再生用磁気ギャップ
g1 を有する記録再生用フロントコア122と消去用磁
気ギャップg2 を有する消去用フロントコア135が非
磁性材料である融着ガラス134により接合されたもの
である。
【0010】記録再生用フロントコア122は、サイド
コア125とセンターコア126がその突き合わせ面1
25a、126a間に磁気ギャップg1 を有して接合一
体化されることにより構成されている。また、サイドコ
ア125の突き合わせ面125a側には、接合一体化の
ための融着ガラス128が充填されると共に、磁気ギャ
ップg1 のデプスを規制する巻線溝127が設けられて
いる。この巻線溝127の先端部127aは、上記磁気
ギャップg1 のデプス零位置を規制する役目をするよう
になっている。
コア125とセンターコア126がその突き合わせ面1
25a、126a間に磁気ギャップg1 を有して接合一
体化されることにより構成されている。また、サイドコ
ア125の突き合わせ面125a側には、接合一体化の
ための融着ガラス128が充填されると共に、磁気ギャ
ップg1 のデプスを規制する巻線溝127が設けられて
いる。この巻線溝127の先端部127aは、上記磁気
ギャップg1 のデプス零位置を規制する役目をするよう
になっている。
【0011】すなわち、サイドコア125の後行程の研
磨加工により媒体摺動面となる面125b(以下、媒体
摺動面125bと称する。)から巻線溝127の先端部
127aまでの図中dで示す距離が、サイドコア125
とセンターコア126の突き合わせ面125a、126
a間に形成される記録再生用磁気ギャップg1 のデプス
(以下、デプスdと称する。)となる。
磨加工により媒体摺動面となる面125b(以下、媒体
摺動面125bと称する。)から巻線溝127の先端部
127aまでの図中dで示す距離が、サイドコア125
とセンターコア126の突き合わせ面125a、126
a間に形成される記録再生用磁気ギャップg1 のデプス
(以下、デプスdと称する。)となる。
【0012】また、サイドコア125の一部が脚部12
1bとして機能し、センターコア126と後述の消去用
フロントコア135のセンターコア130が接合された
部分が脚部121cとして機能する。
1bとして機能し、センターコア126と後述の消去用
フロントコア135のセンターコア130が接合された
部分が脚部121cとして機能する。
【0013】他方、消去用フロントコア135について
も同様、サイドコア129とセンターコア130が磁気
ギャップg2 を有して接合一体化された構成とされてい
る。サイドコア129の突き合わせ面129a側には、
接合一体化のための融着ガラス131が充填されると共
に、磁気ギャップg2 のデプスを規制する巻線溝132
が設けられている。この巻線溝132の先端部132a
は、やはり磁気ギャップg2 のデプス零位置を規制する
役目をするようになっている。また、このサイドコア1
29の一部は、磁気ヘッドチップの脚部121dとして
機能する。
も同様、サイドコア129とセンターコア130が磁気
ギャップg2 を有して接合一体化された構成とされてい
る。サイドコア129の突き合わせ面129a側には、
接合一体化のための融着ガラス131が充填されると共
に、磁気ギャップg2 のデプスを規制する巻線溝132
が設けられている。この巻線溝132の先端部132a
は、やはり磁気ギャップg2 のデプス零位置を規制する
役目をするようになっている。また、このサイドコア1
29の一部は、磁気ヘッドチップの脚部121dとして
機能する。
【0014】そして、上記のようなフロントコアチップ
121の記録再生用フロントコア122のサイドコア1
25に設けられる巻線溝127の先端部127aからサ
イドコア125の底面125cまでの図中H1で示す垂
直距離であるバック高さ(以下、バック高さH1と称す
る。)を測定する。
121の記録再生用フロントコア122のサイドコア1
25に設けられる巻線溝127の先端部127aからサ
イドコア125の底面125cまでの図中H1で示す垂
直距離であるバック高さ(以下、バック高さH1と称す
る。)を測定する。
【0015】次に、図10に示すような後行程の研磨加
工により媒体摺動面となる面124a(以下、媒体摺動
面124aと称する。)からこれと反対側の裏面に貫通
し、上記フロントコアチップ121を挿入するに足る大
きさのチップ挿入用孔123を有するスライダー124
を用意する。
工により媒体摺動面となる面124a(以下、媒体摺動
面124aと称する。)からこれと反対側の裏面に貫通
し、上記フロントコアチップ121を挿入するに足る大
きさのチップ挿入用孔123を有するスライダー124
を用意する。
【0016】なお、スライダー124は、上記チップ挿
入用孔123の長手方向にあたる両側縁に沿って、上記
媒体摺動面124aと反対側に延びる脚部124b、1
24cを有する。
入用孔123の長手方向にあたる両側縁に沿って、上記
媒体摺動面124aと反対側に延びる脚部124b、1
24cを有する。
【0017】そして、上記媒体摺動面124aには、上
記チップ挿入用孔123と対応する位置に断面略コ字状
をなすガラスセット溝136が形成されている。言い換
えれば、ガラスセット溝136の底面に、平面長方形状
をなすチップ挿入用孔123が形成されていることにな
る。
記チップ挿入用孔123と対応する位置に断面略コ字状
をなすガラスセット溝136が形成されている。言い換
えれば、ガラスセット溝136の底面に、平面長方形状
をなすチップ挿入用孔123が形成されていることにな
る。
【0018】続いて、図11に示すように、フロントコ
アチップ121をスライダー124のチップ挿入用孔1
23に磁気ギャップg1 ,g2 が媒体摺動面124aに
臨むようにして脚部121b、121c、121d側か
ら挿入する。このとき、脚部121bとして機能するサ
イドコア125の底面125cと、スライダー124の
脚部124b、124cの底面124b1 、124c1
が面一となるようにフロントコアチップ121とスライ
ダー124の位置合わせを行う。
アチップ121をスライダー124のチップ挿入用孔1
23に磁気ギャップg1 ,g2 が媒体摺動面124aに
臨むようにして脚部121b、121c、121d側か
ら挿入する。このとき、脚部121bとして機能するサ
イドコア125の底面125cと、スライダー124の
脚部124b、124cの底面124b1 、124c1
が面一となるようにフロントコアチップ121とスライ
ダー124の位置合わせを行う。
【0019】そして、図12に示すように、スライダー
124のガラスセット溝136内に融着ガラス133を
配し、これを所定の温度で溶融させる。そして、チップ
挿入用孔123とフロントコアチップ121間に溶融し
た融着ガラス133を充填することで、チップ挿入用孔
123内にフロントコアチップ121を固定する。
124のガラスセット溝136内に融着ガラス133を
配し、これを所定の温度で溶融させる。そして、チップ
挿入用孔123とフロントコアチップ121間に溶融し
た融着ガラス133を充填することで、チップ挿入用孔
123内にフロントコアチップ121を固定する。
【0020】続いて、スライダー124の媒体摺動面1
24aを研磨してガラスセット溝136及びこのガラス
セット溝136内に充填されている融着ガラス133を
除去する。そして、さらに研磨を進め、スライダー12
4の媒体摺動面124aとガラスセット溝136の底面
に形成されるチップ挿入用孔123より露出するフロン
トコアチップ121の媒体摺動面121aを研磨し、磁
気ギャップg1 、g2を所定のデプスとする。
24aを研磨してガラスセット溝136及びこのガラス
セット溝136内に充填されている融着ガラス133を
除去する。そして、さらに研磨を進め、スライダー12
4の媒体摺動面124aとガラスセット溝136の底面
に形成されるチップ挿入用孔123より露出するフロン
トコアチップ121の媒体摺動面121aを研磨し、磁
気ギャップg1 、g2を所定のデプスとする。
【0021】このとき、上記フロントコアチップ121
は、スライダー124のチップ挿入用孔123に挿入さ
れているため、磁気ギャップg1 、g2 のデプスを直接
的に測定することは不可能である。
は、スライダー124のチップ挿入用孔123に挿入さ
れているため、磁気ギャップg1 、g2 のデプスを直接
的に測定することは不可能である。
【0022】そこで、以下のようにして磁気ギャップg
1 、g2 のデプスを測定しながら媒体摺動面121a、
124aの研磨を行う。図13に示すように、フロント
コアチップ121がチップ挿入用孔123から露出した
状態では、フロントコアチップ121の媒体摺動面12
1aとスライダー124の媒体摺動面124aが面一と
なされ、フロントコアチップ121のサイドコア125
の底面125cとスライダー124の脚部124b、1
24cの底面124b1 、124c1 とが面一となる。
1 、g2 のデプスを測定しながら媒体摺動面121a、
124aの研磨を行う。図13に示すように、フロント
コアチップ121がチップ挿入用孔123から露出した
状態では、フロントコアチップ121の媒体摺動面12
1aとスライダー124の媒体摺動面124aが面一と
なされ、フロントコアチップ121のサイドコア125
の底面125cとスライダー124の脚部124b、1
24cの底面124b1 、124c1 とが面一となる。
【0023】すなわち、スライダー124の媒体摺動面
124aから底面124b1 までの図中H2で示す距離
とされるスライダー高さ(以下、スライダー高さH2と
称する。)と、図14に示すフロントコアチップ121
の媒体摺動面121aからサイドコア125の底面12
5cまでの図中H3で示す垂直距離であるフロントコア
高さ(以下、フロントコア高さH3と称する。)は同一
になると考えられる。
124aから底面124b1 までの図中H2で示す距離
とされるスライダー高さ(以下、スライダー高さH2と
称する。)と、図14に示すフロントコアチップ121
の媒体摺動面121aからサイドコア125の底面12
5cまでの図中H3で示す垂直距離であるフロントコア
高さ(以下、フロントコア高さH3と称する。)は同一
になると考えられる。
【0024】磁気ギャップg1 、g2 のデプスdは、フ
ロントコア高さH3から予め測定したバック高さH1を
差し引いたものである。従って、予めバック高さH1を
測定しておき、フロントコア高さH3と同一であるスラ
イダー高さH2を測定し、該スライダー高さH2からバ
ック高さH1を差し引けば、磁気ギャップg1 、g2の
デプスdが算出されることとなる。
ロントコア高さH3から予め測定したバック高さH1を
差し引いたものである。従って、予めバック高さH1を
測定しておき、フロントコア高さH3と同一であるスラ
イダー高さH2を測定し、該スライダー高さH2からバ
ック高さH1を差し引けば、磁気ギャップg1 、g2の
デプスdが算出されることとなる。
【0025】そこで、スライダー高さH2を測定して磁
気ギャップg1 、g2 のデプスdを算出しながら媒体摺
動面121a、124aの研磨を行う。次に、スライダ
ー124の媒体摺動面124aに媒体との摺動を安定に
行わせるための所定の溝加工や面取り加工を行い、フロ
ントチップコア121に駆動用コイルの巻装されるコイ
ルボビンやバックコア等を組み込み、図6に示したよう
な磁気ヘッド装置を完成する。
気ギャップg1 、g2 のデプスdを算出しながら媒体摺
動面121a、124aの研磨を行う。次に、スライダ
ー124の媒体摺動面124aに媒体との摺動を安定に
行わせるための所定の溝加工や面取り加工を行い、フロ
ントチップコア121に駆動用コイルの巻装されるコイ
ルボビンやバックコア等を組み込み、図6に示したよう
な磁気ヘッド装置を完成する。
【0026】また、図7に示した磁気ヘッド装置を製造
する場合も同様である。先ず、図15に示すように、媒
体摺動面141aに臨む記録再生用磁気ギャップg1 と
消去用磁気ギャップg2 を有し、媒体摺動面141aと
反対側に脚部141b、141c、141dを有するフ
ロントコアチップ141を用意する。上記フロントコア
チップ141においても、磁気ギャップg1 、g2 のデ
プスを規制する巻線溝が形成されている。
する場合も同様である。先ず、図15に示すように、媒
体摺動面141aに臨む記録再生用磁気ギャップg1 と
消去用磁気ギャップg2 を有し、媒体摺動面141aと
反対側に脚部141b、141c、141dを有するフ
ロントコアチップ141を用意する。上記フロントコア
チップ141においても、磁気ギャップg1 、g2 のデ
プスを規制する巻線溝が形成されている。
【0027】そして、上記フロントコアチップ141の
バック高さを測定する。但し、上記フロントコアチップ
141においては、先の磁気ヘッドに対して媒体摺動面
141aが磁気ギャップg1 、g2 のギャップ長方向に
幅広となされている。
バック高さを測定する。但し、上記フロントコアチップ
141においては、先の磁気ヘッドに対して媒体摺動面
141aが磁気ギャップg1 、g2 のギャップ長方向に
幅広となされている。
【0028】次に、媒体摺動面144aからこれと反対
の裏面側へと貫通し、且つ上記フロントコアチップ14
1を挿入するに足る大きさのチップ挿入用孔143を有
したスライダー144を用意する。なお、上記スライダ
ー144もチップ挿入用孔143の長手方向にあたる両
側縁部にそれぞれ脚部144b,144cを有する。
の裏面側へと貫通し、且つ上記フロントコアチップ14
1を挿入するに足る大きさのチップ挿入用孔143を有
したスライダー144を用意する。なお、上記スライダ
ー144もチップ挿入用孔143の長手方向にあたる両
側縁部にそれぞれ脚部144b,144cを有する。
【0029】そして、上記媒体摺動面144aには、上
記チップ挿入用孔143と対応する位置に断面略コ字状
をなすガラスセット溝146が形成されている。言い換
えれば、ガラスセット溝146の底面に、長方形状をな
すチップ挿入用孔143が形成されていることになる。
記チップ挿入用孔143と対応する位置に断面略コ字状
をなすガラスセット溝146が形成されている。言い換
えれば、ガラスセット溝146の底面に、長方形状をな
すチップ挿入用孔143が形成されていることになる。
【0030】次に、フロントコアチップ141をスライ
ダー144のチップ挿入用孔143に磁気ギャップ
g1 ,g2 が媒体摺動面144aに臨むようにして脚部
141b、141c,141d側から挿入する。このと
き、脚部141bとして機能するサイドコア145の底
面145cとスライダー144の脚部144b,144
cの底面144b1 ,144c1 が面一となるようにフ
ロントコアチップ141とスライダー144の位置合わ
せを行う。
ダー144のチップ挿入用孔143に磁気ギャップ
g1 ,g2 が媒体摺動面144aに臨むようにして脚部
141b、141c,141d側から挿入する。このと
き、脚部141bとして機能するサイドコア145の底
面145cとスライダー144の脚部144b,144
cの底面144b1 ,144c1 が面一となるようにフ
ロントコアチップ141とスライダー144の位置合わ
せを行う。
【0031】そして、フロントコアチップ141をスラ
イダー144のチップ挿入用孔143内に融着ガラスに
より固定して、スライダー144の媒体摺動面144a
をフロントコアチップ141が露出するまで研磨する。
さらに、研磨を続けて所定のギャップデプスとする。
イダー144のチップ挿入用孔143内に融着ガラスに
より固定して、スライダー144の媒体摺動面144a
をフロントコアチップ141が露出するまで研磨する。
さらに、研磨を続けて所定のギャップデプスとする。
【0032】このとき、先に述べた磁気ヘッド装置と同
様に、フロントコアチップ高さと同一であるスライダー
高さを測定して磁気ギャップg1 ,g2 のデプスを算出
しながら研磨を行う。そして、スライダー144の媒体
摺動面144aの溝加工等を行い、図7に示すように磁
気ヘッド装置を完成する。
様に、フロントコアチップ高さと同一であるスライダー
高さを測定して磁気ギャップg1 ,g2 のデプスを算出
しながら研磨を行う。そして、スライダー144の媒体
摺動面144aの溝加工等を行い、図7に示すように磁
気ヘッド装置を完成する。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
磁気ヘッド装置においては、記録再生特性やオーバーラ
イト特性に大きく左右することから、磁気ギャップ
g1 ,g2 のデプスdは極めて重要なファクターとされ
ている。例えば、この種の磁気ヘッド装置では、磁気ギ
ャップg1 ,g2 のデプスdは±5μm以下とされる。
磁気ヘッド装置においては、記録再生特性やオーバーラ
イト特性に大きく左右することから、磁気ギャップ
g1 ,g2 のデプスdは極めて重要なファクターとされ
ている。例えば、この種の磁気ヘッド装置では、磁気ギ
ャップg1 ,g2 のデプスdは±5μm以下とされる。
【0034】ところが、上記のような磁気ヘッド装置に
おいては、磁気ギャップg1 ,g2のデプス精度があま
り良好ではなく、記録再生特性やオーバーライト特性が
安定しないという不都合が生じている。以下に、その理
由について説明する。
おいては、磁気ギャップg1 ,g2のデプス精度があま
り良好ではなく、記録再生特性やオーバーライト特性が
安定しないという不都合が生じている。以下に、その理
由について説明する。
【0035】上記のような磁気ヘッド装置を製造するに
当たっては、上述のようにフロントコアチップ121の
バック高さH1を予め測定しておく。そして、フロント
コアチップ121の脚部121bとして機能するサイド
コア125の底面125cとスライダー124の脚部1
24bの底面124b1 を位置合わせをした上で、これ
らを融着ガラス133により固定する。続いて、フロン
トコアチップ121の媒体摺動面121aとスライダー
124の媒体摺動面124aが面一になるまで研磨を行
い、その後フロントコア高さH3と同一であるスライダ
ー高さH2を測定して磁気ギャップg1 ,g2 のデプス
dを算出しながら所定のデプスとなるまで研磨を続け
る。
当たっては、上述のようにフロントコアチップ121の
バック高さH1を予め測定しておく。そして、フロント
コアチップ121の脚部121bとして機能するサイド
コア125の底面125cとスライダー124の脚部1
24bの底面124b1 を位置合わせをした上で、これ
らを融着ガラス133により固定する。続いて、フロン
トコアチップ121の媒体摺動面121aとスライダー
124の媒体摺動面124aが面一になるまで研磨を行
い、その後フロントコア高さH3と同一であるスライダ
ー高さH2を測定して磁気ギャップg1 ,g2 のデプス
dを算出しながら所定のデプスとなるまで研磨を続け
る。
【0036】このような加工方法では、磁気ギャップg
1 ,g2 のデプス精度はフロントコア高さH3とスライ
ダー高さH2がどの程度一致しているか、すなわちフロ
ントコアチップ121とスライダー124の各脚部の底
面125c、125b1 との相互位置精度に依存する。
1 ,g2 のデプス精度はフロントコア高さH3とスライ
ダー高さH2がどの程度一致しているか、すなわちフロ
ントコアチップ121とスライダー124の各脚部の底
面125c、125b1 との相互位置精度に依存する。
【0037】上記のようにスライダー124とフロント
コアチップ121を融着ガラス133により固定する
と、フロントコアチップ121とスライダー124の各
脚部の底面125c,121b1 との相互位置精度が低
下し易くなり、フロントコア高さH3とスライダー高さ
H2間にずれが生じて磁気ギャップg1 ,g2 のデプス
精度が低下する。
コアチップ121を融着ガラス133により固定する
と、フロントコアチップ121とスライダー124の各
脚部の底面125c,121b1 との相互位置精度が低
下し易くなり、フロントコア高さH3とスライダー高さ
H2間にずれが生じて磁気ギャップg1 ,g2 のデプス
精度が低下する。
【0038】フロントコアチップ121をスライダー1
24に固定するには、先ず、図16に示すように、フロ
ントコアチップ121をスライダー124のチップ挿入
用孔123に挿入して脚部121bとして機能するサイ
ドコア125の底面125cとスライダー124の脚部
124b,124cの底面124b1,124c1 とを
面一となるように位置合わせを行う。そして、ガラスセ
ット溝136内に融着ガラス133を配し、所定の温度
で溶融する。すると、チップ挿入用孔123とフロント
コアチップ121間に上記融着ガラス133が充填さ
れ、チップ挿入用孔123内にフロントコアチップ12
1が固定される。
24に固定するには、先ず、図16に示すように、フロ
ントコアチップ121をスライダー124のチップ挿入
用孔123に挿入して脚部121bとして機能するサイ
ドコア125の底面125cとスライダー124の脚部
124b,124cの底面124b1,124c1 とを
面一となるように位置合わせを行う。そして、ガラスセ
ット溝136内に融着ガラス133を配し、所定の温度
で溶融する。すると、チップ挿入用孔123とフロント
コアチップ121間に上記融着ガラス133が充填さ
れ、チップ挿入用孔123内にフロントコアチップ12
1が固定される。
【0039】ところが、上記接合工程において、融着ガ
ラス133の表面張力や固化時の収縮により、図17に
示すようにフロントコアチップ121が媒体摺動面12
4a側に引き上げられ、スライダー124の底面124
c1 とサイドコア125の底面125c間に図中t1で
示すデプス方向の差が生じてしまう。このため、フロン
トコアチップ121とスライダー124の各脚部の底面
125c、121c1の相互位置精度が低下し、磁気ギ
ャップg1 ,g2 のデプス精度が低下する。
ラス133の表面張力や固化時の収縮により、図17に
示すようにフロントコアチップ121が媒体摺動面12
4a側に引き上げられ、スライダー124の底面124
c1 とサイドコア125の底面125c間に図中t1で
示すデプス方向の差が生じてしまう。このため、フロン
トコアチップ121とスライダー124の各脚部の底面
125c、121c1の相互位置精度が低下し、磁気ギ
ャップg1 ,g2 のデプス精度が低下する。
【0040】また、図18に示すように、フロントコア
チップ121がスライダー124に対して傾いた状態で
固定されることもあり、各脚部の底面124c1 ,12
5cの図中t2で示すデプス方向に差が生じる。このた
め、フロントコアチップ121とスライダー124の各
脚部の底面125c、121c1 の相互位置精度が低下
し、磁気ギャップg1 ,g2 のデプス精度が低下する。
チップ121がスライダー124に対して傾いた状態で
固定されることもあり、各脚部の底面124c1 ,12
5cの図中t2で示すデプス方向に差が生じる。このた
め、フロントコアチップ121とスライダー124の各
脚部の底面125c、121c1 の相互位置精度が低下
し、磁気ギャップg1 ,g2 のデプス精度が低下する。
【0041】このようなフロントコアチップ121とス
ライダー124の各脚部の底面125c、121c1 に
おける位置の差は、大きいときには十数μmにも及び、
磁気ギャップg1 ,g2 のデプスdの寸法公差を±5μ
m以下に抑えることは非常に困難である。また、このよ
うな磁気ヘッドにおいては、記録再生特性やオーバーラ
イト特性が安定しない。また、このことから製造歩留ま
りも良好ではなく、生産性も良好ではない。
ライダー124の各脚部の底面125c、121c1 に
おける位置の差は、大きいときには十数μmにも及び、
磁気ギャップg1 ,g2 のデプスdの寸法公差を±5μ
m以下に抑えることは非常に困難である。また、このよ
うな磁気ヘッドにおいては、記録再生特性やオーバーラ
イト特性が安定しない。また、このことから製造歩留ま
りも良好ではなく、生産性も良好ではない。
【0042】そこで、図19に示すように、フロントコ
アチップ151の中央の脚部151cに対応する位置
に、該脚部151cと当接する突起部152をスライダ
ー154の脚部154cに設けておき、フロントコアチ
ップ151とスライダー154の位置合わせを行い、上
記突起部152に脚部151cを接着剤153により固
定した上で、融着ガラス155によりフロントコアチッ
プ151をスライダー154に対して固定する方法が提
案されている。
アチップ151の中央の脚部151cに対応する位置
に、該脚部151cと当接する突起部152をスライダ
ー154の脚部154cに設けておき、フロントコアチ
ップ151とスライダー154の位置合わせを行い、上
記突起部152に脚部151cを接着剤153により固
定した上で、融着ガラス155によりフロントコアチッ
プ151をスライダー154に対して固定する方法が提
案されている。
【0043】しかしながら、接着剤153として有機系
の接着剤を使用した場合には、作業性は良好であるが、
融着ガラス155の融着温度下では上記有機系の接着剤
は燃焼し、フロントコアチップ151はスライダー15
4に対して固定されなくなってしまい、スライダー15
4とフロントコアチップ151の各脚部の底面の相対位
置にずれが生じる。また、接着剤153として無機系の
接着剤を使用した場合には、耐熱性が良好であるので上
記のような不都合は生じない。
の接着剤を使用した場合には、作業性は良好であるが、
融着ガラス155の融着温度下では上記有機系の接着剤
は燃焼し、フロントコアチップ151はスライダー15
4に対して固定されなくなってしまい、スライダー15
4とフロントコアチップ151の各脚部の底面の相対位
置にずれが生じる。また、接着剤153として無機系の
接着剤を使用した場合には、耐熱性が良好であるので上
記のような不都合は生じない。
【0044】しかしながら、無機系の接着剤は硬化後に
除去する方法がなく、粉状になってしまうものが多い。
従って、製造された磁気ヘッドをフロッピーディスク駆
動装置等に搭載した場合、使用中、装置内に接着剤の粉
が落下する虞れがあり、ヘッドクラッシュ等の事故を誘
発しやすい。
除去する方法がなく、粉状になってしまうものが多い。
従って、製造された磁気ヘッドをフロッピーディスク駆
動装置等に搭載した場合、使用中、装置内に接着剤の粉
が落下する虞れがあり、ヘッドクラッシュ等の事故を誘
発しやすい。
【0045】また、図20に示すように、フロントコア
チップ161の中央の脚部161cに対応する位置に該
脚部161cに当接する突起部162をスライダー16
4の脚部164cに設けておき、フロントコアチップ1
61とスライダー164の位置合わせを行い、上記突起
部162に脚部161cをバネ163により固定した上
で、融着ガラス165によりフロントコアチップ161
をスライダー164に対して、固定する方法も提案され
ている。
チップ161の中央の脚部161cに対応する位置に該
脚部161cに当接する突起部162をスライダー16
4の脚部164cに設けておき、フロントコアチップ1
61とスライダー164の位置合わせを行い、上記突起
部162に脚部161cをバネ163により固定した上
で、融着ガラス165によりフロントコアチップ161
をスライダー164に対して、固定する方法も提案され
ている。
【0046】しかしながら、上記のような方法において
は、フロントコアチップ161とスライダー164の固
定は良好になされるものの、磁気ヘッド装置毎にバネ1
63を組み込む必要があり、多大な工数を必要とするた
め生産性が悪い。
は、フロントコアチップ161とスライダー164の固
定は良好になされるものの、磁気ヘッド装置毎にバネ1
63を組み込む必要があり、多大な工数を必要とするた
め生産性が悪い。
【0047】そこで本発明は、従来の実状に鑑みて提案
されたものであり、スライダーと磁気ヘッドチップ間の
相互位置精度が良好で、磁気ギャップのデプス精度が良
好とされると共に、記録再生特性やオーバーライト特性
が安定しており、また製造歩留まり及び生産性も良好な
磁気ヘッド装置を提供することを目的とする。
されたものであり、スライダーと磁気ヘッドチップ間の
相互位置精度が良好で、磁気ギャップのデプス精度が良
好とされると共に、記録再生特性やオーバーライト特性
が安定しており、また製造歩留まり及び生産性も良好な
磁気ヘッド装置を提供することを目的とする。
【0048】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気ヘッド
装置は、閉磁路を構成し、磁気記録媒体と摺接する媒体
摺動面に磁気ギャップを有した磁気ヘッドチップをスラ
イダーに設けたチップ挿入用孔に挿入し、これら磁気ヘ
ッドチップとスライダーを融着ガラスによって接合一体
化したものである。そして、この磁気ヘッド装置では、
スライダーと磁気ヘッドチップ間の相互位置精度を良好
なものとし、磁気ギャップのデプス精度を良好なものと
するために、磁気ヘッドチップの媒体摺動面の一部に傾
斜部を設けると共に、この傾斜部と嵌合する凹部を磁気
ヘッドチップの媒体摺動面が臨むスライダー表面とは反
対側のスライダー裏面に設ける。
装置は、閉磁路を構成し、磁気記録媒体と摺接する媒体
摺動面に磁気ギャップを有した磁気ヘッドチップをスラ
イダーに設けたチップ挿入用孔に挿入し、これら磁気ヘ
ッドチップとスライダーを融着ガラスによって接合一体
化したものである。そして、この磁気ヘッド装置では、
スライダーと磁気ヘッドチップ間の相互位置精度を良好
なものとし、磁気ギャップのデプス精度を良好なものと
するために、磁気ヘッドチップの媒体摺動面の一部に傾
斜部を設けると共に、この傾斜部と嵌合する凹部を磁気
ヘッドチップの媒体摺動面が臨むスライダー表面とは反
対側のスライダー裏面に設ける。
【0049】磁気ヘッドチップに設ける傾斜部は、媒体
走行方向における磁気ヘッドチップの両端縁部にそれぞ
れ設けることが望ましい。また、この磁気ヘッド装置で
は、磁気ヘッドチップの磁気ギャップを記録再生用磁気
ギャップと消去用磁気ギャップとを有したものとする。
走行方向における磁気ヘッドチップの両端縁部にそれぞ
れ設けることが望ましい。また、この磁気ヘッド装置で
は、磁気ヘッドチップの磁気ギャップを記録再生用磁気
ギャップと消去用磁気ギャップとを有したものとする。
【0050】
【作用】本発明に係る磁気ヘッド装置においては、磁気
ヘッドチップの媒体摺動面に傾斜部を設けると共に、磁
気ヘッドチップの媒体摺動面が臨むスライダー表面とは
反対側のスライダー裏面に上記傾斜部と嵌合する凹部を
設け、該磁気ヘッドチップをスライダーのチップ挿入用
孔に挿入し、上記傾斜部と凹部を嵌合させた状態で、こ
れらを融着ガラスにより固定するため、該融着ガラスの
表面張力や収縮により磁気ヘッドチップが媒体摺動面側
に引き上げられても、上記傾斜部と凹部が嵌合する位置
以上に引き上げられることはない。従って、スライダー
と磁気ヘッドチップの相互位置が大きくずれることがな
く、これらの相互位置精度が向上し、磁気ギャップのデ
プス精度が高まる。
ヘッドチップの媒体摺動面に傾斜部を設けると共に、磁
気ヘッドチップの媒体摺動面が臨むスライダー表面とは
反対側のスライダー裏面に上記傾斜部と嵌合する凹部を
設け、該磁気ヘッドチップをスライダーのチップ挿入用
孔に挿入し、上記傾斜部と凹部を嵌合させた状態で、こ
れらを融着ガラスにより固定するため、該融着ガラスの
表面張力や収縮により磁気ヘッドチップが媒体摺動面側
に引き上げられても、上記傾斜部と凹部が嵌合する位置
以上に引き上げられることはない。従って、スライダー
と磁気ヘッドチップの相互位置が大きくずれることがな
く、これらの相互位置精度が向上し、磁気ギャップのデ
プス精度が高まる。
【0051】また、上記傾斜部と凹部間の隙間の精度を
高めれば、磁気ヘッドチップが媒体摺動面側に引き上げ
られる距離の精度が高まり、スライダーと磁気ヘッドチ
ップの相互位置精度がさらに高まる。
高めれば、磁気ヘッドチップが媒体摺動面側に引き上げ
られる距離の精度が高まり、スライダーと磁気ヘッドチ
ップの相互位置精度がさらに高まる。
【0052】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0053】本実施例の磁気ヘッド装置は、図1に示す
ように、媒体摺動面1aに臨む記録再生用磁気ギャップ
g1 を有し閉磁路を構成する記録再生用磁気ヘッドチッ
プ1と、媒体摺動面2aに臨む消去用磁気ギャップg2
を有し閉磁路を構成する消去用磁気ヘッドチップ2より
なる磁気ヘッドチップ3と、媒体摺動面4aに臨むチッ
プ挿入用孔5を有するスライダー4とにより構成されて
いる。
ように、媒体摺動面1aに臨む記録再生用磁気ギャップ
g1 を有し閉磁路を構成する記録再生用磁気ヘッドチッ
プ1と、媒体摺動面2aに臨む消去用磁気ギャップg2
を有し閉磁路を構成する消去用磁気ヘッドチップ2より
なる磁気ヘッドチップ3と、媒体摺動面4aに臨むチッ
プ挿入用孔5を有するスライダー4とにより構成されて
いる。
【0054】上記磁気ヘッドチップ3は、スライダー4
に設けられたチップ挿入用孔5に挿入され、図示しない
融着ガラスによって固定されている。そして、この磁気
ヘッドチップ3は、スライダー4に保持されることによ
り、媒体に対する耐摩耗性が向上し、且つ媒体に対する
走行安定性が良好なものとなされている。
に設けられたチップ挿入用孔5に挿入され、図示しない
融着ガラスによって固定されている。そして、この磁気
ヘッドチップ3は、スライダー4に保持されることによ
り、媒体に対する耐摩耗性が向上し、且つ媒体に対する
走行安定性が良好なものとなされている。
【0055】なお、図1では、磁気ヘッド装置の構造を
判り易くするために、記録再生用磁気ヘッドチップ1と
消去用磁気ヘッドチップ2に組み込まれるバックコアや
コイルボビンについては図示を省略している。
判り易くするために、記録再生用磁気ヘッドチップ1と
消去用磁気ヘッドチップ2に組み込まれるバックコアや
コイルボビンについては図示を省略している。
【0056】上記磁気ヘッドチップ3は、図2に示すよ
うに、フロントコアチップ11と図示しないバックコア
及びコイルボビンとから構成される。上記フロントコア
チップ11は、媒体摺動面11aに臨む記録再生用磁気
ギャップg1 と消去用磁気ギャップg2 を有し、磁気回
路部を構成するための脚部11b,11c,11dを有
した断面略E字形状として形成されている。そして、こ
のフロントコアチップ11は、媒体摺動面11aとは反
対側でバックコアとの接続を行い、駆動用コイルの巻装
されるコイルボビンをはめ込んで閉磁路を構成するよう
になっている。
うに、フロントコアチップ11と図示しないバックコア
及びコイルボビンとから構成される。上記フロントコア
チップ11は、媒体摺動面11aに臨む記録再生用磁気
ギャップg1 と消去用磁気ギャップg2 を有し、磁気回
路部を構成するための脚部11b,11c,11dを有
した断面略E字形状として形成されている。そして、こ
のフロントコアチップ11は、媒体摺動面11aとは反
対側でバックコアとの接続を行い、駆動用コイルの巻装
されるコイルボビンをはめ込んで閉磁路を構成するよう
になっている。
【0057】なお、上記フロントコアチップ11は、記
録再生用磁気ギャップg1 を有する記録再生用フロント
コア12と消去用磁気ギャップg2 を有する消去用フロ
ントコア13が、非磁性材料である融着ガラス14によ
り接合されたものである。
録再生用磁気ギャップg1 を有する記録再生用フロント
コア12と消去用磁気ギャップg2 を有する消去用フロ
ントコア13が、非磁性材料である融着ガラス14によ
り接合されたものである。
【0058】上記記録再生用フロントコア12は、断面
略L字状をなすサイドコア15と断面I字状をなすセン
ターコア16がその突き合わせ面15a,16a間に磁
気ギャップg1 を有して接合一体化されたものである。
サイドコア15の突き合わせ面15a側には、接合一体
化のための融着ガラス18が充填されると共に、磁気ギ
ャップg1 のデプスを規制する巻線溝17が設けられて
いる。この巻線溝17の先端部17aは、上記磁気ギャ
ップg1 のデプス零位置を規制する役目をするようにな
っている。
略L字状をなすサイドコア15と断面I字状をなすセン
ターコア16がその突き合わせ面15a,16a間に磁
気ギャップg1 を有して接合一体化されたものである。
サイドコア15の突き合わせ面15a側には、接合一体
化のための融着ガラス18が充填されると共に、磁気ギ
ャップg1 のデプスを規制する巻線溝17が設けられて
いる。この巻線溝17の先端部17aは、上記磁気ギャ
ップg1 のデプス零位置を規制する役目をするようにな
っている。
【0059】すなわち、サイドコア15の媒体摺動面1
5bから巻線溝17の先端部17aまでのギャップデプ
ス方向における図中Dで示す垂直距離が、サイドコア1
5とセンターコア16の突き合わせ面15a、16a間
に形成される記録再生用磁気ギャップg1 のデプス(以
下、デプスDと称する。)となる。
5bから巻線溝17の先端部17aまでのギャップデプ
ス方向における図中Dで示す垂直距離が、サイドコア1
5とセンターコア16の突き合わせ面15a、16a間
に形成される記録再生用磁気ギャップg1 のデプス(以
下、デプスDと称する。)となる。
【0060】また、サイドコア15の一部が脚部11b
として機能し、センターコア16と後述の消去用フロン
トコア13のセンターコア20が接合された部分が脚部
11cとして機能する。
として機能し、センターコア16と後述の消去用フロン
トコア13のセンターコア20が接合された部分が脚部
11cとして機能する。
【0061】他方の消去用フロントコア13についても
同様、サイドコア19とセンターコア20が磁気ギャッ
プg2 を有して接合一体化された構成とされている。サ
イドコア19の突き合わせ面19a側には、接合一体化
のための融着ガラス21が充填されると共に、磁気ギャ
ップg2 のデプスを規制する巻線溝22が設けられてい
る。この巻線溝22の先端部22aは、やはり磁気ギャ
ップg2 のデプス零位置を規制する役目をするようにな
っている。また、サイドコア19の一部が脚部11dと
して機能する。
同様、サイドコア19とセンターコア20が磁気ギャッ
プg2 を有して接合一体化された構成とされている。サ
イドコア19の突き合わせ面19a側には、接合一体化
のための融着ガラス21が充填されると共に、磁気ギャ
ップg2 のデプスを規制する巻線溝22が設けられてい
る。この巻線溝22の先端部22aは、やはり磁気ギャ
ップg2 のデプス零位置を規制する役目をするようにな
っている。また、サイドコア19の一部が脚部11dと
して機能する。
【0062】そして特に、この本実施例では、フロント
コアチップ11の媒体摺動面11aの媒体走行方向にお
ける両端縁部に、該媒体摺動面11aの一部を切り欠く
傾斜部23,24がそれぞれ設けられている。かかる傾
斜部23,24は、センターコア16を挟んでその両側
に設けられるサイドコア15,19のエッジ部分を斜め
に切り欠くことにより形成された傾斜面とされている。
コアチップ11の媒体摺動面11aの媒体走行方向にお
ける両端縁部に、該媒体摺動面11aの一部を切り欠く
傾斜部23,24がそれぞれ設けられている。かかる傾
斜部23,24は、センターコア16を挟んでその両側
に設けられるサイドコア15,19のエッジ部分を斜め
に切り欠くことにより形成された傾斜面とされている。
【0063】一方、スライダー4は、スライダー表面で
ある媒体摺動面4aからこれと反対側のスライダー裏面
に貫通し、上記フロントコアチップ11を挿入するに足
る大きさのチップ挿入用孔5を有している。そして、こ
のスライダー4は、上記チップ挿入用孔5の長手方向に
あたる両側縁部分に、媒体摺動面4aとは反対側へ延び
る脚部4b,4cを有している。
ある媒体摺動面4aからこれと反対側のスライダー裏面
に貫通し、上記フロントコアチップ11を挿入するに足
る大きさのチップ挿入用孔5を有している。そして、こ
のスライダー4は、上記チップ挿入用孔5の長手方向に
あたる両側縁部分に、媒体摺動面4aとは反対側へ延び
る脚部4b,4cを有している。
【0064】また、このスライダー4には、図1及び図
3に示すように、スライダー4のチップ挿入用孔5より
臨む磁気ヘッドチップ3の媒体摺動面1aとは反対側、
つまりスライダー裏面4dに上記フロントコアチップ1
1の傾斜部23,24とそれぞれ嵌合する凹部25が設
けられている。
3に示すように、スライダー4のチップ挿入用孔5より
臨む磁気ヘッドチップ3の媒体摺動面1aとは反対側、
つまりスライダー裏面4dに上記フロントコアチップ1
1の傾斜部23,24とそれぞれ嵌合する凹部25が設
けられている。
【0065】これら凹部25は、スライダー4のチップ
挿入用孔5にフロントコア11を挿入した場合に、傾斜
部23,24と凹部25間に図中aで示す微小隙間(以
下、サイドコア15側の隙間を隙間a1 、サイドコア1
9側の隙間を隙間a2 と称する。)を有して嵌合するよ
うに形成されており、フロントコアチップ11の傾きや
デプス方向の位置を規制する役目を有する。従って、磁
気ギャップのデプス方向には、隙間aと傾斜部分の角度
で決定される図中bで示す隙間(以下、サイドコア15
側の隙間を隙間b1 、サイドコア19側の隙間を隙間b
2 と称する。)が設けられる。
挿入用孔5にフロントコア11を挿入した場合に、傾斜
部23,24と凹部25間に図中aで示す微小隙間(以
下、サイドコア15側の隙間を隙間a1 、サイドコア1
9側の隙間を隙間a2 と称する。)を有して嵌合するよ
うに形成されており、フロントコアチップ11の傾きや
デプス方向の位置を規制する役目を有する。従って、磁
気ギャップのデプス方向には、隙間aと傾斜部分の角度
で決定される図中bで示す隙間(以下、サイドコア15
側の隙間を隙間b1 、サイドコア19側の隙間を隙間b
2 と称する。)が設けられる。
【0066】このように磁気ヘッドチップ3に傾斜部2
3,24を設け、これに対応するスライダー裏面4dに
該傾斜部23,24と嵌合する凹部25を設ければ、ス
ライダー4のチップ挿入用孔5にフロントコアチップ1
1を挿入し、これらを図示しない融着ガラスにより固定
した場合、融着ガラスの表面張力或いは収縮によりフロ
ントコアチップ11がずれても、上記傾斜部23,24
と凹部25が接触する位置以上にずれることはなく、そ
のずれ量は隙間a,bの範囲内に納まることとなる。
3,24を設け、これに対応するスライダー裏面4dに
該傾斜部23,24と嵌合する凹部25を設ければ、ス
ライダー4のチップ挿入用孔5にフロントコアチップ1
1を挿入し、これらを図示しない融着ガラスにより固定
した場合、融着ガラスの表面張力或いは収縮によりフロ
ントコアチップ11がずれても、上記傾斜部23,24
と凹部25が接触する位置以上にずれることはなく、そ
のずれ量は隙間a,bの範囲内に納まることとなる。
【0067】従って、本実施例の磁気ヘッド装置では、
スライダー4とフロントコアチップ11の相互位置が大
きくずれることがなく、これらの相互位置精度、言い換
えればスライダー4と磁気ヘッドチップ3の相互位置精
度が向上し、磁気ギャップg1 ,g2 のデプス精度が高
まり、記録特性やオーバーライト特性が安定する。
スライダー4とフロントコアチップ11の相互位置が大
きくずれることがなく、これらの相互位置精度、言い換
えればスライダー4と磁気ヘッドチップ3の相互位置精
度が向上し、磁気ギャップg1 ,g2 のデプス精度が高
まり、記録特性やオーバーライト特性が安定する。
【0068】さらに、本実施例においては、特に傾斜部
23,24の面取り方向における隙間aが5μmとなさ
れ、フロントコアチップ11の媒体摺面側へのずれが±
5μm以下に納まるようになされている。すなわち、本
実施例の磁気ヘッド装置においては、デプス精度を±5
μm以下とすることが可能である。射出成形などで製作
されるスライダー4にあわせて、ヘッドチップの面取り
を機械加工にて行えば、上記精度を十分達成することが
できる。
23,24の面取り方向における隙間aが5μmとなさ
れ、フロントコアチップ11の媒体摺面側へのずれが±
5μm以下に納まるようになされている。すなわち、本
実施例の磁気ヘッド装置においては、デプス精度を±5
μm以下とすることが可能である。射出成形などで製作
されるスライダー4にあわせて、ヘッドチップの面取り
を機械加工にて行えば、上記精度を十分達成することが
できる。
【0069】そして、機械加工精度をより向上させて、
上記傾斜部23,24と凹部25間の隙間aの精度を高
めれば、スライダー4とフロントコアチップ11の相互
位置精度がさらに高まり、磁気ギャップg1 ,g2 のデ
プス精度がより一層高まって、記録特性やオーバーライ
ト特性が安定する。
上記傾斜部23,24と凹部25間の隙間aの精度を高
めれば、スライダー4とフロントコアチップ11の相互
位置精度がさらに高まり、磁気ギャップg1 ,g2 のデ
プス精度がより一層高まって、記録特性やオーバーライ
ト特性が安定する。
【0070】以下、本実施例の磁気ヘッド装置を製造す
る方法について説明する。
る方法について説明する。
【0071】先ず、図4に示すように、後工程の研磨加
工により媒体摺動面となる面11aに臨む記録再生用磁
気ギャップg1 及び消去用磁気ギャップg2 を有するフ
ロントコアチップ11を用意する。
工により媒体摺動面となる面11aに臨む記録再生用磁
気ギャップg1 及び消去用磁気ギャップg2 を有するフ
ロントコアチップ11を用意する。
【0072】次に、このフロントコアチップ11の図中
H1で示す距離、すなわち記録再生用フロントコア12
のサイドコア15に設けられる巻線溝17の先端部17
aからサイドコア15の底面15cまでの垂直距離であ
るバック高さ(以下、バック高さH1と称する。)を測
定する。
H1で示す距離、すなわち記録再生用フロントコア12
のサイドコア15に設けられる巻線溝17の先端部17
aからサイドコア15の底面15cまでの垂直距離であ
るバック高さ(以下、バック高さH1と称する。)を測
定する。
【0073】次に、図4に示すように、後工程の研磨加
工により媒体摺動面となる面4aよりスライダー裏面4
dに貫通し、上記フロントコアチップ11を挿入するに
足る大きさのチップ挿入用孔5を有するスライダー4を
用意する。このスライダー4には、上記チップ挿入用孔
5に対応する位置に断面略コ字状をなすガラスセット溝
26が形成されている。
工により媒体摺動面となる面4aよりスライダー裏面4
dに貫通し、上記フロントコアチップ11を挿入するに
足る大きさのチップ挿入用孔5を有するスライダー4を
用意する。このスライダー4には、上記チップ挿入用孔
5に対応する位置に断面略コ字状をなすガラスセット溝
26が形成されている。
【0074】次いで、スライダー4のチップ挿入用孔5
よりフロントコアチップ11の磁気ギャップg1 ,g2
が媒体摺動面4aに臨むように、このフロントコアチッ
プ11にスライダー4を被せ、該スライダー4に設けら
れた凹部25にフロントコアチップ11の傾斜部23,
24を嵌合せしめる。また、このとき、脚部11bとし
て機能するサイドコア15の底面15cとスライダー4
の脚部4b,4cの底面4b1 ,4c1 とが面一となる
ように、フロントコアチップ11とスライダー4の位置
合わせを行う。
よりフロントコアチップ11の磁気ギャップg1 ,g2
が媒体摺動面4aに臨むように、このフロントコアチッ
プ11にスライダー4を被せ、該スライダー4に設けら
れた凹部25にフロントコアチップ11の傾斜部23,
24を嵌合せしめる。また、このとき、脚部11bとし
て機能するサイドコア15の底面15cとスライダー4
の脚部4b,4cの底面4b1 ,4c1 とが面一となる
ように、フロントコアチップ11とスライダー4の位置
合わせを行う。
【0075】次に、図5に示すように、スライダー4の
ガラスセット溝26内に融着ガラス27を配し、これを
所定の温度で溶融させる。すると、チップ挿入用孔5と
フロントコアチップ11間に溶融した融着ガラス27が
充填され、チップ挿入用孔5内にフロントコアチップ1
1が固定される。
ガラスセット溝26内に融着ガラス27を配し、これを
所定の温度で溶融させる。すると、チップ挿入用孔5と
フロントコアチップ11間に溶融した融着ガラス27が
充填され、チップ挿入用孔5内にフロントコアチップ1
1が固定される。
【0076】このとき、融着ガラス27の表面張力或い
は収縮により、フロントコアチップ11が媒体摺動面4
a側に引き上げられることがあるが、上記傾斜部23,
24と凹部25が完全に嵌合する位置以上に引き上げら
れることはなく、デプス方向のずれ量は隙間bの範囲内
に納まることとなる。従って、スライダー4とフロント
コアチップ11の相互位置が大きくずれることがなく、
これらの相互位置精度、言い換えればスライダー4と磁
気ヘッドチップ3の相互位置精度が向上する。
は収縮により、フロントコアチップ11が媒体摺動面4
a側に引き上げられることがあるが、上記傾斜部23,
24と凹部25が完全に嵌合する位置以上に引き上げら
れることはなく、デプス方向のずれ量は隙間bの範囲内
に納まることとなる。従って、スライダー4とフロント
コアチップ11の相互位置が大きくずれることがなく、
これらの相互位置精度、言い換えればスライダー4と磁
気ヘッドチップ3の相互位置精度が向上する。
【0077】続いて、スライダー4の媒体摺動面4aを
研磨してガラスセット溝26及びこのガラスセット溝2
6内に充填されている融着ガラス27を除去する。そし
て、さらに研磨を進め、スライダー4の媒体摺動面4a
とガラスセット溝26の底面に形成されるチップ挿入用
孔5より臨むフロントコアチップ11の媒体摺動面11
aを研磨して、磁気ギャップg1 ,g2 を所定のデプス
に規制する。
研磨してガラスセット溝26及びこのガラスセット溝2
6内に充填されている融着ガラス27を除去する。そし
て、さらに研磨を進め、スライダー4の媒体摺動面4a
とガラスセット溝26の底面に形成されるチップ挿入用
孔5より臨むフロントコアチップ11の媒体摺動面11
aを研磨して、磁気ギャップg1 ,g2 を所定のデプス
に規制する。
【0078】このとき、磁気ギャップg1 ,g2 のデプ
スDの測定は前述の方法と同様にして行われる。スライ
ダー4の媒体摺動面4aから底面4b1 までのスライダ
ー高さと、図4中に示すようなフロントコアチップ11
の媒体摺動面11aからサイドコア15の底面15cま
での図中H3で示す距離であるフロントコア高さ(以
下、フロントコア高さH3と称する。)は略同等であ
る。
スDの測定は前述の方法と同様にして行われる。スライ
ダー4の媒体摺動面4aから底面4b1 までのスライダ
ー高さと、図4中に示すようなフロントコアチップ11
の媒体摺動面11aからサイドコア15の底面15cま
での図中H3で示す距離であるフロントコア高さ(以
下、フロントコア高さH3と称する。)は略同等であ
る。
【0079】特に、本実施例の磁気ヘッド装置を製造す
るに当たっては、スライダー4とフロントコアチップ1
1の相互位置精度が良好なものとされている。従って、
上記スライダー高さとフロントコア高さH3はほぼ同一
と言える。そして、図4に示すように、磁気ギャップg
1 ,g2 のデプスDは、フロントコア高さH3から先に
測定したバック高さH1を差し引いたものである。
るに当たっては、スライダー4とフロントコアチップ1
1の相互位置精度が良好なものとされている。従って、
上記スライダー高さとフロントコア高さH3はほぼ同一
と言える。そして、図4に示すように、磁気ギャップg
1 ,g2 のデプスDは、フロントコア高さH3から先に
測定したバック高さH1を差し引いたものである。
【0080】従って、フロントコア高さH3と同等のス
ライダー高さを測定し、該スライダー高さからバック高
さH1を差し引けば、磁気ギャップg1 ,g2 のデプス
Dが算出されることとなり、このスライダー高さを測定
して磁気ギャップg1 ,g2のデプスDを算出する。こ
のとき、上記のようにスライダー高さとフロントコア高
さH3はほぼ同一であることから、デプスDは精度良好
に算出される。
ライダー高さを測定し、該スライダー高さからバック高
さH1を差し引けば、磁気ギャップg1 ,g2 のデプス
Dが算出されることとなり、このスライダー高さを測定
して磁気ギャップg1 ,g2のデプスDを算出する。こ
のとき、上記のようにスライダー高さとフロントコア高
さH3はほぼ同一であることから、デプスDは精度良好
に算出される。
【0081】次に、スライダー4の媒体摺動面4aに媒
体との摺動を安定に行わせるための所定の溝加工や面取
り加工を行い、フロントチップコア11に駆動用コイル
の巻装されたコイルボビンやバックコア等を組み込み、
図1に示したような磁気ヘッド装置を完成する。
体との摺動を安定に行わせるための所定の溝加工や面取
り加工を行い、フロントチップコア11に駆動用コイル
の巻装されたコイルボビンやバックコア等を組み込み、
図1に示したような磁気ヘッド装置を完成する。
【0082】このようにして製造される本実施例の磁気
ヘッド装置においては、磁気ギャップg1 ,g2 のデプ
スDが精度良好に測定されながら規制されるため、当該
磁気ギャップg1 ,g2 のデプス精度が高まり、記録特
性やオーバーライト特性が安定する。さらには、製造歩
留まりが良好となり、生産性も良好となる。また、本実
施例の磁気ヘッド装置を上述のような製造方法により製
造すれば、スライダーとフロントコアチップの位置合わ
せが簡便に行われ、かつ従来の製造方法を大きく変更す
ることなく、簡便に製造することができ、生産性の向上
が期待できる。
ヘッド装置においては、磁気ギャップg1 ,g2 のデプ
スDが精度良好に測定されながら規制されるため、当該
磁気ギャップg1 ,g2 のデプス精度が高まり、記録特
性やオーバーライト特性が安定する。さらには、製造歩
留まりが良好となり、生産性も良好となる。また、本実
施例の磁気ヘッド装置を上述のような製造方法により製
造すれば、スライダーとフロントコアチップの位置合わ
せが簡便に行われ、かつ従来の製造方法を大きく変更す
ることなく、簡便に製造することができ、生産性の向上
が期待できる。
【0083】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の磁気ヘッド装置においては、上記磁気ヘッドチップ
の媒体摺動面にこの媒体摺動面の一部を切り欠く傾斜部
が設けられると共に、磁気ヘッドチップの媒体摺動面が
臨むスライダー表面とは反対側のスライダー裏面に上記
傾斜部と嵌合する凹部が設けられていることから、融着
ガラスによる固定時に、該融着ガラスの表面張力や収縮
により磁気ヘッドチップが媒体摺動面側に引き上げられ
ても、上記傾斜部と凹部が嵌合する位置以上に引き上げ
られることはない。
明の磁気ヘッド装置においては、上記磁気ヘッドチップ
の媒体摺動面にこの媒体摺動面の一部を切り欠く傾斜部
が設けられると共に、磁気ヘッドチップの媒体摺動面が
臨むスライダー表面とは反対側のスライダー裏面に上記
傾斜部と嵌合する凹部が設けられていることから、融着
ガラスによる固定時に、該融着ガラスの表面張力や収縮
により磁気ヘッドチップが媒体摺動面側に引き上げられ
ても、上記傾斜部と凹部が嵌合する位置以上に引き上げ
られることはない。
【0084】従って、スライダーと磁気ヘッドチップの
相互位置が大きくずれることがなく、これらの相互位置
精度が向上し、磁気ギャップのデプス精度が高まり、記
録再生特性やオーバーライト特性が安定する。また、上
記傾斜部と凹部間の隙間の精度を高めれば、磁気ヘッド
チップが媒体摺動面側に引き上げられる距離の精度が高
まり、スライダーと磁気ヘッドチップの相互位置精度が
さらに高まり、磁気ギャップのデプス精度のより一層の
高まりにより、記録再生特性やオーバーライト特性を安
定なものとすることができる。
相互位置が大きくずれることがなく、これらの相互位置
精度が向上し、磁気ギャップのデプス精度が高まり、記
録再生特性やオーバーライト特性が安定する。また、上
記傾斜部と凹部間の隙間の精度を高めれば、磁気ヘッド
チップが媒体摺動面側に引き上げられる距離の精度が高
まり、スライダーと磁気ヘッドチップの相互位置精度が
さらに高まり、磁気ギャップのデプス精度のより一層の
高まりにより、記録再生特性やオーバーライト特性を安
定なものとすることができる。
【図1】本発明を適用した磁気ヘッド装置を示す斜視図
である。
である。
【図2】本発明を適用した磁気ヘッド装置のフロントコ
アチップの一例を示す側面図である。
アチップの一例を示す側面図である。
【図3】本発明を適用した磁気ヘッド装置を示す断面図
である。
である。
【図4】本発明を適用した磁気ヘッド装置の製造工程を
順に示すもので、フロントコアチップにスライダーを被
せる工程を示す斜視図である。
順に示すもので、フロントコアチップにスライダーを被
せる工程を示す斜視図である。
【図5】本発明を適用した磁気ヘッド装置の製造工程を
順に示すもので、ガラスセット溝内に融着ガラスを配す
る工程を示す側面図である。
順に示すもので、ガラスセット溝内に融着ガラスを配す
る工程を示す側面図である。
【図6】従来の磁気ヘッド装置の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】従来の磁気ヘッド装置の他の例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】図6に示す磁気ヘッド装置の製造工程を順に示
すもので、フロントコアチップ形成工程を示す斜視図で
ある。
すもので、フロントコアチップ形成工程を示す斜視図で
ある。
【図9】図6に示す磁気ヘッド装置の製造工程を順に示
すもので、フロントコアチップ形成工程を示す側面図で
ある。
すもので、フロントコアチップ形成工程を示す側面図で
ある。
【図10】図6に示す磁気ヘッド装置の製造工程を順に
示すもので、スライダー形成工程を示す斜視図である。
示すもので、スライダー形成工程を示す斜視図である。
【図11】図6に示す磁気ヘッド装置の製造工程を順に
示すもので、フロントコアチップをスライダーのチップ
挿入用孔に挿入する工程を示す斜視図である。
示すもので、フロントコアチップをスライダーのチップ
挿入用孔に挿入する工程を示す斜視図である。
【図12】図6に示す磁気ヘッド装置の製造工程を順に
示すもので、ガラスセット溝内に融着ガラスを配する工
程を示す斜視図である。
示すもので、ガラスセット溝内に融着ガラスを配する工
程を示す斜視図である。
【図13】図6に示す磁気ヘッド装置の製造工程を順に
示すもので、研磨工程を示す斜視図である。
示すもので、研磨工程を示す斜視図である。
【図14】図6に示す磁気ヘッド装置の製造工程を順に
示すもので、デプス、フロントコア高さ、バック高さの
関係を示す側面図である。
示すもので、デプス、フロントコア高さ、バック高さの
関係を示す側面図である。
【図15】図7に示す磁気ヘッド装置の製造工程を順に
示すもので、フロントコアチップをスライダーのチップ
挿入用孔に挿入する工程を示す斜視図である。
示すもので、フロントコアチップをスライダーのチップ
挿入用孔に挿入する工程を示す斜視図である。
【図16】スライダーのガラスセット溝内に融着ガラス
を配する工程を示す断面図である。
を配する工程を示す断面図である。
【図17】フロントコアチップがスライダーの媒体摺動
面側に引き上げられた状態を示す断面図である。
面側に引き上げられた状態を示す断面図である。
【図18】フロントコアチップがスライダーに対して傾
いた状態で固定された状態を示す断面図である。
いた状態で固定された状態を示す断面図である。
【図19】スライダーの突起部にフロントコアチップの
脚部を固定する方法の一例を示す断面図である。
脚部を固定する方法の一例を示す断面図である。
【図20】スライダーの突起部にフロントコアチップの
脚部を固定する方法の他の例を示す断面図である。
脚部を固定する方法の他の例を示す断面図である。
1 記録再生用磁気ヘッドチップ 2 消去用磁気ヘッドチップ 3 磁気ヘッドチップ 4 スライダー 5 チップ挿入用孔 11 フロントコアチップ 12 記録再生用フロントコア 13 消去用フロントコア 23,24 傾斜部 25 凹部
Claims (3)
- 【請求項1】 閉磁路を構成し、磁気記録媒体と摺接す
る媒体摺動面に磁気ギャップを有した磁気ヘッドチップ
を、スライダーに設けたチップ挿入用孔に挿入し、これ
ら磁気ヘッドチップとスライダーを融着ガラスによって
接合一体化してなる磁気ヘッド装置において、 上記磁気ヘッドチップの媒体摺動面の一部に傾斜部が設
けられると共に、この傾斜部と嵌合する凹部が磁気ヘッ
ドチップの媒体摺動面が臨むスライダー表面とは反対側
のスライダー裏面に設けられていることを特徴とする磁
気ヘッド装置。 - 【請求項2】 傾斜部は、媒体走行方向における磁気ヘ
ッドチップの両端縁部にそれぞれ設けられていることを
特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド装置。 - 【請求項3】 磁気ヘッドチップの磁気ギャップが記録
再生用磁気ギャップと消去用磁気ギャップであることを
特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22623194A JPH0896338A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 磁気ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22623194A JPH0896338A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 磁気ヘッド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0896338A true JPH0896338A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16841955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22623194A Withdrawn JPH0896338A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 磁気ヘッド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0896338A (ja) |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP22623194A patent/JPH0896338A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |