JPH0730186B2 - 中空体の製造方法 - Google Patents
中空体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0730186B2 JPH0730186B2 JP63017391A JP1739188A JPH0730186B2 JP H0730186 B2 JPH0730186 B2 JP H0730186B2 JP 63017391 A JP63017391 A JP 63017391A JP 1739188 A JP1739188 A JP 1739188A JP H0730186 B2 JPH0730186 B2 JP H0730186B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow body
- paint
- coating
- resin
- spoiler
- Prior art date
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱可塑性の合成樹脂、特に、機械的強度の大
きい合成樹脂からなる中空体の表面に光沢塗装を施す中
空体の製造方法に関する。
きい合成樹脂からなる中空体の表面に光沢塗装を施す中
空体の製造方法に関する。
従来はブロー成形にて成形された中空体を、そのまま塗
装工程にて光沢塗装していた。
装工程にて光沢塗装していた。
ブロー成形により成形される合成樹脂製の中空体、特
に、機械的強度の大きい合成樹脂製の中空体の表面に
は、ブロー成形時にキャビティ面とパリスンとの間に発
生した空気や離型時の擦過傷により0.1〜1mm程度の凹凸
がある。このため、ブロー成形した中空体にそのまま光
沢塗装を施すと、この凹凸が鮮明に表われ、折角光沢塗
装したにもかかわらず外表面が見苦しくなるという欠点
があった。
に、機械的強度の大きい合成樹脂製の中空体の表面に
は、ブロー成形時にキャビティ面とパリスンとの間に発
生した空気や離型時の擦過傷により0.1〜1mm程度の凹凸
がある。このため、ブロー成形した中空体にそのまま光
沢塗装を施すと、この凹凸が鮮明に表われ、折角光沢塗
装したにもかかわらず外表面が見苦しくなるという欠点
があった。
本発明は上記のことにかんがみなされたもので、中空体
表面のブロー成形による凹凸を隠蔽してきれいな光沢表
面を得ることができる中空体の製造方法を提供すること
を目的とするものである。
表面のブロー成形による凹凸を隠蔽してきれいな光沢表
面を得ることができる中空体の製造方法を提供すること
を目的とするものである。
本発明に係る中空体の製造方法は、曲げ弾性率が10,000
kg/cm2以上の機械的強度の大きい合成樹脂にて中空体を
ブロー成形し、この中空体の表面に、粒径が0.1〜10μ
mの酸化チタン、カオリンクレー、けい酸カルシウム、
酸化鉄、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、タルク、二硫化モリブデンのなかから選択
される顔料を20〜60wt%含有する下塗り塗料を10〜100
μmの膜厚で塗布し、ついで、塗料当りの空気量を500
〜1500にて上塗り塗料を塗布したことを特徴とするもの
である。
kg/cm2以上の機械的強度の大きい合成樹脂にて中空体を
ブロー成形し、この中空体の表面に、粒径が0.1〜10μ
mの酸化チタン、カオリンクレー、けい酸カルシウム、
酸化鉄、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、タルク、二硫化モリブデンのなかから選択
される顔料を20〜60wt%含有する下塗り塗料を10〜100
μmの膜厚で塗布し、ついで、塗料当りの空気量を500
〜1500にて上塗り塗料を塗布したことを特徴とするもの
である。
下塗り塗料の塗布により、ブロー成形による凹凸が隠蔽
され、その後の上塗り塗料の塗布により、凹凸のない光
沢塗装面が得られる。
され、その後の上塗り塗料の塗布により、凹凸のない光
沢塗装面が得られる。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図は本発明方法にて製造しようする部材の一例であ
るスポイラ1を示す。このスポイラ1は乗用車の後部に
風切り用として取付けるものでブロー成形により中空に
形成されている。
るスポイラ1を示す。このスポイラ1は乗用車の後部に
風切り用として取付けるものでブロー成形により中空に
形成されている。
上記スポイラ1は第1図、第2図に示すように、押出ダ
イ2より押出し垂下したパリスン3を分割金型4,5にて
挾着し、ついでパリスン3内に圧力流体を吹き込み、両
金型4,5のそれぞれのキャビティ4a,5aに沿う形状、すな
わち、所定のスポイラ形状に成形し、ついで両金型4,5
を型開きすることにより中空成形される。
イ2より押出し垂下したパリスン3を分割金型4,5にて
挾着し、ついでパリスン3内に圧力流体を吹き込み、両
金型4,5のそれぞれのキャビティ4a,5aに沿う形状、すな
わち、所定のスポイラ形状に成形し、ついで両金型4,5
を型開きすることにより中空成形される。
このとき、スポイラ1の縁部の全周のパーティングライ
ン部分にピンチオフによる凹凸が発生するので、この凹
凸を400〜1000番のサンドペーパやバフにて削り取って
平滑に仕上げ、その後全体の表面にトリクロロエチレン
で溶剤処理する。
ン部分にピンチオフによる凹凸が発生するので、この凹
凸を400〜1000番のサンドペーパやバフにて削り取って
平滑に仕上げ、その後全体の表面にトリクロロエチレン
で溶剤処理する。
ついでこのスポイラ1の表面に下塗り塗装6を施す。こ
のときの塗料は、顔料として5μmの粒径の酸化チタン
を33wt%、ウレタンを38wt%、シンナを19wt%、硬化剤
を10wt%含有する塗料を用い、30μmの膜厚で下塗り塗
布した。
のときの塗料は、顔料として5μmの粒径の酸化チタン
を33wt%、ウレタンを38wt%、シンナを19wt%、硬化剤
を10wt%含有する塗料を用い、30μmの膜厚で下塗り塗
布した。
その後、上塗り塗装7を施した。この上塗り塗装7は、
アクリル・ウレタン系の塗料当りの空気量(空気使用量
/塗料の噴出量)を500〜1500としてスプレーガンにて
膜厚が30μmになるように塗装した。
アクリル・ウレタン系の塗料当りの空気量(空気使用量
/塗料の噴出量)を500〜1500としてスプレーガンにて
膜厚が30μmになるように塗装した。
上記工程によりスポイラ1の表面にブロー成形時に生じ
た凹凸8はなくなり、凹凸のないきれいな光沢表面とな
った。
た凹凸8はなくなり、凹凸のないきれいな光沢表面とな
った。
なおこの実施例では上記上塗り塗装7の表面に厚みが20
μmのクリヤコート塗装9を施した。このクリヤコート
塗装9により中空体の表面の光沢はさらに増すと共に、
塗膜の耐久性が向上された。
μmのクリヤコート塗装9を施した。このクリヤコート
塗装9により中空体の表面の光沢はさらに増すと共に、
塗膜の耐久性が向上された。
上記下塗り塗装6の膜厚は一般に10〜100μmが好まし
い。10μm以下では中空体表面の凹凸8を隠蔽できな
い、またこのときの顔料の含有量は20〜60wt%が好まし
く、20wt%以下では隠蔽性が不充分であり、60wt%以上
では中空体表面に対する密着性が低下し剥離することが
ある。
い。10μm以下では中空体表面の凹凸8を隠蔽できな
い、またこのときの顔料の含有量は20〜60wt%が好まし
く、20wt%以下では隠蔽性が不充分であり、60wt%以上
では中空体表面に対する密着性が低下し剥離することが
ある。
また粒径が0.1〜10μmの顔料とは、酸化チタン、カオ
リンクレー、けい酸カルシウム、酸化鉄、水酸化アルミ
ニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、
二硫化モリブデンのなかから選択されるもので、その粒
径が0.1μm以下では凹凸の隠蔽効果が充分ではなく、1
0μm以上では上塗り塗装面に突出してしまう。
リンクレー、けい酸カルシウム、酸化鉄、水酸化アルミ
ニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、
二硫化モリブデンのなかから選択されるもので、その粒
径が0.1μm以下では凹凸の隠蔽効果が充分ではなく、1
0μm以上では上塗り塗装面に突出してしまう。
一方上塗り塗装時における塗料当りの空気量は500以下
では塗装表面が荒れて光沢表面が得られず、1500以上で
は塗料の付着が悪く、生産性が悪くなる。
では塗装表面が荒れて光沢表面が得られず、1500以上で
は塗料の付着が悪く、生産性が悪くなる。
本発明方法にて製造される中空体の構成材料は、ブロー
成形可能な合成樹脂であって、曲げ弾性率(ASTMD790)
が10,000kg/cm2以上の機械的強度の大きいものである。
成形可能な合成樹脂であって、曲げ弾性率(ASTMD790)
が10,000kg/cm2以上の機械的強度の大きいものである。
この種の合成樹脂としては、ポリフェニレンエーテル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリブチレンテレフタレー
ト樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルサルフォン
樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、芳香族ポリエ
ステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂が該当する。
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリブチレンテレフタレー
ト樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルサルフォン
樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、芳香族ポリエ
ステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂が該当する。
上記本発明方法の実施例で示したスポイラ1は、ポリフ
ェニレンエーテル樹脂からなる「ノリル9001」(エンジ
ニアリングプラスチック社製)を用いた。これの曲げ弾
性率は21,000kg/cm2である。
ェニレンエーテル樹脂からなる「ノリル9001」(エンジ
ニアリングプラスチック社製)を用いた。これの曲げ弾
性率は21,000kg/cm2である。
本発明によれば、曲げ弾性率が10,000kg/cm2以上の機械
的強度の大きい合成樹脂にて中空体をブロー成形し、こ
の中空体の表面に、粒径が0.1〜10μmの酸化チタン、
カオリンクレー、けい酸カルシウム、酸化鉄、水酸化ア
ルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タル
ク、二硫化モリブデンのなかから選択される顔料を20〜
60wt%含有する下塗り塗料を10〜100μmの膜厚で塗布
し、ついで、塗料当りの空気量を500〜1500にて上塗り
塗料を塗布したことにより、ブロー成形により中空体の
表面に生じた0.1〜1mm程度の凹凸を充分に隠蔽すること
ができ、きれいな光沢表面を得ることができ、また、塗
料の中空体表面に対する密着性も極めて良好であった。
的強度の大きい合成樹脂にて中空体をブロー成形し、こ
の中空体の表面に、粒径が0.1〜10μmの酸化チタン、
カオリンクレー、けい酸カルシウム、酸化鉄、水酸化ア
ルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タル
ク、二硫化モリブデンのなかから選択される顔料を20〜
60wt%含有する下塗り塗料を10〜100μmの膜厚で塗布
し、ついで、塗料当りの空気量を500〜1500にて上塗り
塗料を塗布したことにより、ブロー成形により中空体の
表面に生じた0.1〜1mm程度の凹凸を充分に隠蔽すること
ができ、きれいな光沢表面を得ることができ、また、塗
料の中空体表面に対する密着性も極めて良好であった。
第1図、第2図はブロー成形工程を示す断面図、第3図
は中空体の一例であるスポイラを示す斜視図、第4図は
塗装前の中空体の拡大断面図、第5図は塗装後の中空体
の拡大断面図である。 1はスポイラ、4,5は分割金型、4a,5aはキャビティ、6
は下塗り塗装、7は上塗り塗装。
は中空体の一例であるスポイラを示す斜視図、第4図は
塗装前の中空体の拡大断面図、第5図は塗装後の中空体
の拡大断面図である。 1はスポイラ、4,5は分割金型、4a,5aはキャビティ、6
は下塗り塗装、7は上塗り塗装。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−150465(JP,A) 特開 昭61−90773(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】曲げ弾性率が10,000kg/cm2以上の機械的強
度の大きい合成樹脂にて中空体をブロー成形し、この中
空体の表面に、粒径が0.1〜10μmの酸化チタン、カオ
リンクレー、けい酸カルシウム、酸化鉄、水酸化アルミ
ニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、
二硫化モリブデンのなかから選択される顔料を20〜60wt
%含有する下塗り塗料を10〜100μmの膜厚で塗布し、
ついで、塗料当りの空気量を500〜1500にて上塗り塗料
を塗布したことを特徴とする中空体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63017391A JPH0730186B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 中空体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63017391A JPH0730186B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 中空体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01194977A JPH01194977A (ja) | 1989-08-04 |
| JPH0730186B2 true JPH0730186B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=11942698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63017391A Expired - Lifetime JPH0730186B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 中空体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730186B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS602194B2 (ja) * | 1980-04-23 | 1985-01-19 | 一 岡崎 | 化粧板 |
| JPH0239952B2 (ja) * | 1984-10-09 | 1990-09-07 | Koatsu Kako | Goseijushiseikeihinnososhokushiageho |
-
1988
- 1988-01-29 JP JP63017391A patent/JPH0730186B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01194977A (ja) | 1989-08-04 |
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