JPH073096A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性樹脂組成物Info
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- JPH073096A JPH073096A JP16871393A JP16871393A JPH073096A JP H073096 A JPH073096 A JP H073096A JP 16871393 A JP16871393 A JP 16871393A JP 16871393 A JP16871393 A JP 16871393A JP H073096 A JPH073096 A JP H073096A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 α−メチルスチレン高含量で低分子量の共重
合体と、α−メチルスチレン低含量で高分子量のグラフ
ト共重合体と、低分子量の塩化ビニル系樹脂とからなる
難燃性樹脂組成物。 【効果】 耐熱性が高く、成形時の流動性、熱安定性が
良好である。
合体と、α−メチルスチレン低含量で高分子量のグラフ
ト共重合体と、低分子量の塩化ビニル系樹脂とからなる
難燃性樹脂組成物。 【効果】 耐熱性が高く、成形時の流動性、熱安定性が
良好である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、流動性、熱安
定性、難燃性に優れた難燃性樹脂組成物に関するもので
あり、更に詳しくは、成形品の耐熱性と加工時の流動
性、熱安定性が極めて優れ、かつ難燃性の良好な難燃性
樹脂組成物に関するものである。スチレン系難燃樹脂は
耐熱性、耐衝撃性、加工性のバランスが優れていること
から各分野で使用が増している。スチレン系樹脂の中で
も、塩化ビニル系樹脂をブレンドしてなるABS系難燃
樹脂は、ブロム系難燃剤を使用する通常のABS系難燃
樹脂に対し、特に耐衝撃性、難燃性及び成形品の外観性
が優れるという特徴を有しており、最近、OA機器分野
を中心に、この特徴が認められ需要が著しく増加してい
る。
定性、難燃性に優れた難燃性樹脂組成物に関するもので
あり、更に詳しくは、成形品の耐熱性と加工時の流動
性、熱安定性が極めて優れ、かつ難燃性の良好な難燃性
樹脂組成物に関するものである。スチレン系難燃樹脂は
耐熱性、耐衝撃性、加工性のバランスが優れていること
から各分野で使用が増している。スチレン系樹脂の中で
も、塩化ビニル系樹脂をブレンドしてなるABS系難燃
樹脂は、ブロム系難燃剤を使用する通常のABS系難燃
樹脂に対し、特に耐衝撃性、難燃性及び成形品の外観性
が優れるという特徴を有しており、最近、OA機器分野
を中心に、この特徴が認められ需要が著しく増加してい
る。
【0002】
【従来の技術】しかしながら、OA機器分野においては
耐熱性に対する要求が年々厳しくなってきており、この
点において難燃化手段として塩化ビニル系樹脂を使用す
るABS系難燃性樹脂は、耐熱性が低いという問題点が
ある。また、耐熱性を上げるためにα−メチルスチレン
等を共重合したABS樹脂を使用すると、溶融粘度が高
くなり成形時の流動性、熱安定性が著しく低下し、ヤ
ケ、異物による不良が多くなるという問題点がある。従
来、この様な流動性、熱安定性の問題点を解決するため
に、スズ安定剤、滑剤、抗酸化剤等を多量に添加するこ
とが行われている。しかし、これらの手段では樹脂の耐
熱性が低下し、かつ樹脂の経済性が悪くなることが多か
った。
耐熱性に対する要求が年々厳しくなってきており、この
点において難燃化手段として塩化ビニル系樹脂を使用す
るABS系難燃性樹脂は、耐熱性が低いという問題点が
ある。また、耐熱性を上げるためにα−メチルスチレン
等を共重合したABS樹脂を使用すると、溶融粘度が高
くなり成形時の流動性、熱安定性が著しく低下し、ヤ
ケ、異物による不良が多くなるという問題点がある。従
来、この様な流動性、熱安定性の問題点を解決するため
に、スズ安定剤、滑剤、抗酸化剤等を多量に添加するこ
とが行われている。しかし、これらの手段では樹脂の耐
熱性が低下し、かつ樹脂の経済性が悪くなることが多か
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決し、耐熱性が高く、かつ成形時の流動性、熱安定性
に優れた難燃性樹脂組成物を提供するものである。
解決し、耐熱性が高く、かつ成形時の流動性、熱安定性
に優れた難燃性樹脂組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、安定剤、
滑剤等を多量に添加せず、これらの課題を解決できる方
法を鋭意検討した結果、驚くべきことに、α−メチルス
チレン高含量で低分子量の共重合体と、α−メチルスチ
レン低含量で高分子量の共重合体、及び低分子量の塩化
ビニル系樹脂を併用した場合に、耐熱性が高く、流動
性、熱安定性が改良されることを見出し本発明を完成し
た。即ち、本発明は、下記の共重合体(A)25〜85
重量部と、グラフト共重合体(B)5〜40重量部と、
塩化ビニル系樹脂(C)10〜70重量部〔但し、
(A)+(B)+(C)=100重量部〕とからなる難
燃性樹脂組成物を内容とするものである。 共重合体(A):α−メチルスチレン(a)60〜85
重量%、アクリロニトリル(b)15〜40重量%、及
びα−メチルスチレン(a)又はアクリロニトリル
(b)と共重合可能な他のビニル化合物(c)0〜20
重量%からなる共重合体でかつメチルエチルケトン可溶
分の還元粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、30℃
で0.20〜0.45dl/gの範囲である共重合体(A
1)と、スチレン(d)25〜85重量%、アクリロニ
トリル(e)15〜40重量%α−メチルスチレン
(f)60重量%以下、及びスチレン(d)、アクリロ
ニトリル(e)又はα−メチルスチレン(f)と共重合
可能な他のビニル化合物(g)0〜20重量%からなる
共重合体でかつメチルエチルケトン可溶分の還元粘度が
ジメチルフォルムアミド溶液中、30℃で0.45〜
0.90dl/gの範囲である共重合体(A2)とからな
り、共重合体(A1)と(A2)の重量比率が、(A
1):(A2)=20/80〜80/20である共重合
体、 グラフト共重合体(B):ゴム状重合体(B1)40〜
95重量部に、シアン化ビニル化合物(h)及び/又は
アルキル(メタ)アクリレート(i)10〜90重量
%、芳香族系ビニル化合物(j)10〜90重量%及び
シアン化ビニル化合物(h)、アルキル(メタ)アクリ
レート(i)又は芳香族系ビニル化合物(j)と共重合
可能な他のビニル化合物(k)0〜20重量%からなる
単量体混合物(B2)5〜60重量部を重合してなるグ
ラフト共重合体、及び 塩化ビニル系樹脂(C):平均重合度が400〜100
0である塩化ビニル系樹脂。以下、本発明を詳細に説明
する。
滑剤等を多量に添加せず、これらの課題を解決できる方
法を鋭意検討した結果、驚くべきことに、α−メチルス
チレン高含量で低分子量の共重合体と、α−メチルスチ
レン低含量で高分子量の共重合体、及び低分子量の塩化
ビニル系樹脂を併用した場合に、耐熱性が高く、流動
性、熱安定性が改良されることを見出し本発明を完成し
た。即ち、本発明は、下記の共重合体(A)25〜85
重量部と、グラフト共重合体(B)5〜40重量部と、
塩化ビニル系樹脂(C)10〜70重量部〔但し、
(A)+(B)+(C)=100重量部〕とからなる難
燃性樹脂組成物を内容とするものである。 共重合体(A):α−メチルスチレン(a)60〜85
重量%、アクリロニトリル(b)15〜40重量%、及
びα−メチルスチレン(a)又はアクリロニトリル
(b)と共重合可能な他のビニル化合物(c)0〜20
重量%からなる共重合体でかつメチルエチルケトン可溶
分の還元粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、30℃
で0.20〜0.45dl/gの範囲である共重合体(A
1)と、スチレン(d)25〜85重量%、アクリロニ
トリル(e)15〜40重量%α−メチルスチレン
(f)60重量%以下、及びスチレン(d)、アクリロ
ニトリル(e)又はα−メチルスチレン(f)と共重合
可能な他のビニル化合物(g)0〜20重量%からなる
共重合体でかつメチルエチルケトン可溶分の還元粘度が
ジメチルフォルムアミド溶液中、30℃で0.45〜
0.90dl/gの範囲である共重合体(A2)とからな
り、共重合体(A1)と(A2)の重量比率が、(A
1):(A2)=20/80〜80/20である共重合
体、 グラフト共重合体(B):ゴム状重合体(B1)40〜
95重量部に、シアン化ビニル化合物(h)及び/又は
アルキル(メタ)アクリレート(i)10〜90重量
%、芳香族系ビニル化合物(j)10〜90重量%及び
シアン化ビニル化合物(h)、アルキル(メタ)アクリ
レート(i)又は芳香族系ビニル化合物(j)と共重合
可能な他のビニル化合物(k)0〜20重量%からなる
単量体混合物(B2)5〜60重量部を重合してなるグ
ラフト共重合体、及び 塩化ビニル系樹脂(C):平均重合度が400〜100
0である塩化ビニル系樹脂。以下、本発明を詳細に説明
する。
【0005】本発明に用いられる共重合体(A)は、α
−メチルスチレン(a)60〜85重量%、アクリロニ
トリル(b)15〜40重量%、及びこれら(a)、
(b)と共重合可能な他のビニル化合物(c)0〜20
重量%からなる共重合体でかつメチルエチルケトン可溶
分の還元粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、30℃
で0.20〜0.45dl/gの範囲である共重合体(A
1)と、スチレン(d)25〜85重量%、アクリロニ
トリル(e)15〜40重量%α−メチルスチレン
(f)60重量%以下、及びこれら(d)、(e)、
(f)と共重合可能な他のビニル化合物(g)0〜20
重量%からなる共重合体でかつメチルエチルケトン可溶
分の還元粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、30℃
で0.45〜0.90dl/gの範囲である共重合体(A
2)とからなり、共重合体(A1)と(A2)の重量比
率が、(A1):(A2)=20/80〜80/20で
ある共重合体である。
−メチルスチレン(a)60〜85重量%、アクリロニ
トリル(b)15〜40重量%、及びこれら(a)、
(b)と共重合可能な他のビニル化合物(c)0〜20
重量%からなる共重合体でかつメチルエチルケトン可溶
分の還元粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、30℃
で0.20〜0.45dl/gの範囲である共重合体(A
1)と、スチレン(d)25〜85重量%、アクリロニ
トリル(e)15〜40重量%α−メチルスチレン
(f)60重量%以下、及びこれら(d)、(e)、
(f)と共重合可能な他のビニル化合物(g)0〜20
重量%からなる共重合体でかつメチルエチルケトン可溶
分の還元粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、30℃
で0.45〜0.90dl/gの範囲である共重合体(A
2)とからなり、共重合体(A1)と(A2)の重量比
率が、(A1):(A2)=20/80〜80/20で
ある共重合体である。
【0006】本発明の共重合体(A1)は、α−メチル
スチレン(a)60〜85重量%、アクリロニトリル
(b)15〜40重量%、及びこれら(a)、(b)と
共重合可能な他のビニル化合物(c)0〜20重量%か
らなる共重合体でかつメチルエチルケトン可溶分の還元
粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、30℃で0.2
0〜0.45dl/gの範囲のものである、共重合可能なビ
ニル化合物(c)としては、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、エチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、スチレン、p−
メチルスチレン、クロルスチレン、フェニルマレイミド
等が例示され、これらは単独又は2種以上組み合わせて
用いられる。
スチレン(a)60〜85重量%、アクリロニトリル
(b)15〜40重量%、及びこれら(a)、(b)と
共重合可能な他のビニル化合物(c)0〜20重量%か
らなる共重合体でかつメチルエチルケトン可溶分の還元
粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、30℃で0.2
0〜0.45dl/gの範囲のものである、共重合可能なビ
ニル化合物(c)としては、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、エチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、スチレン、p−
メチルスチレン、クロルスチレン、フェニルマレイミド
等が例示され、これらは単独又は2種以上組み合わせて
用いられる。
【0007】共重合体(A1)において、特に好ましい
組成は、α−メチルスチレン(a)65〜80重量%、
アクリロニトリル(b)20〜35重量%、及びこれら
(a)、(b)と共重合可能な他のビニル化合物(c)
0〜10重量%からなる共重合体でかつメチルエチルト
ン可溶分の還元粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、
30℃で0.25〜0.40dl/gの範囲である。α−メ
チルスチレン(a)が60重量%未満、アクリロニトリ
ル(b)が40重量%を越えると耐熱性、流動性が低下
し、α−メチルスチレン(a)が85重量%を越え、ア
クリロニトリル(b)が15重量%未満になると、重合
特性が著しく低下する。共重合体(A1)のジメチルホ
ルムアミド溶液での可溶分の還元粘度が0.20dl/g未
満では衝撃強度が低下し、0.45dl/gを越えると流動
性が低下し、成形時の熱安定性が悪くなる。
組成は、α−メチルスチレン(a)65〜80重量%、
アクリロニトリル(b)20〜35重量%、及びこれら
(a)、(b)と共重合可能な他のビニル化合物(c)
0〜10重量%からなる共重合体でかつメチルエチルト
ン可溶分の還元粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、
30℃で0.25〜0.40dl/gの範囲である。α−メ
チルスチレン(a)が60重量%未満、アクリロニトリ
ル(b)が40重量%を越えると耐熱性、流動性が低下
し、α−メチルスチレン(a)が85重量%を越え、ア
クリロニトリル(b)が15重量%未満になると、重合
特性が著しく低下する。共重合体(A1)のジメチルホ
ルムアミド溶液での可溶分の還元粘度が0.20dl/g未
満では衝撃強度が低下し、0.45dl/gを越えると流動
性が低下し、成形時の熱安定性が悪くなる。
【0008】本発明の共重合体(A2)は、スチレン
(d)25〜85重量%、アクリロニトリル(e)15
〜40重量%、α−メチルスチレン(f)60重量%以
下、及びこれら(d)、(e)、(f)と共重合可能な
他のビニル化合物(g)0〜20重量%からなる共重合
体でかつメチルエチルケトン可溶分の還元粘度がジメチ
ルフォルムアミド溶液中、30℃で0.45〜0.90
dl/gの範囲である。共重合可能なビニル化合物(g)と
しては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、アクリル酸、メタクリル酸、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート、p−メチルスチレン、クロルスチ
レン、フェニルマレイミド等が例示され、これらは単独
又は2種以上組み合わせて用いられる。
(d)25〜85重量%、アクリロニトリル(e)15
〜40重量%、α−メチルスチレン(f)60重量%以
下、及びこれら(d)、(e)、(f)と共重合可能な
他のビニル化合物(g)0〜20重量%からなる共重合
体でかつメチルエチルケトン可溶分の還元粘度がジメチ
ルフォルムアミド溶液中、30℃で0.45〜0.90
dl/gの範囲である。共重合可能なビニル化合物(g)と
しては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、アクリル酸、メタクリル酸、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート、p−メチルスチレン、クロルスチ
レン、フェニルマレイミド等が例示され、これらは単独
又は2種以上組み合わせて用いられる。
【0009】共重合体(A2)において、特に好ましい
組成は、スチレン(d)40〜80重量%、アクリロニ
トリル(e)20〜35重量%、α−メチルスチレン
(f)45重量%以下、及びこれら(d)、(e)、
(f)と共重合可能な他のビニル化合物(g)0〜10
重量%からなる共重合体でかつメチルエチルケトン可溶
分の還元粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、30℃
で0.50〜0.80dl/gの範囲である。共重合体(A
2)の組成が、上述の範囲外であると耐熱性、流動性、
熱安定性が低下する。本発明の難燃性樹脂において、共
重合体(A)中の共重合体(A1)と共重合体(A2)
の重量比率は、(A1):(A2)=20/80〜80
/20であり、好ましくは、25/75〜75/25で
ある。この範囲外では、耐熱性、流動性、熱安定性のバ
ランスが低下する。
組成は、スチレン(d)40〜80重量%、アクリロニ
トリル(e)20〜35重量%、α−メチルスチレン
(f)45重量%以下、及びこれら(d)、(e)、
(f)と共重合可能な他のビニル化合物(g)0〜10
重量%からなる共重合体でかつメチルエチルケトン可溶
分の還元粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、30℃
で0.50〜0.80dl/gの範囲である。共重合体(A
2)の組成が、上述の範囲外であると耐熱性、流動性、
熱安定性が低下する。本発明の難燃性樹脂において、共
重合体(A)中の共重合体(A1)と共重合体(A2)
の重量比率は、(A1):(A2)=20/80〜80
/20であり、好ましくは、25/75〜75/25で
ある。この範囲外では、耐熱性、流動性、熱安定性のバ
ランスが低下する。
【0010】本発明のグラフト共重合体(B)は、ゴム
状重合体(B1)40〜95重量部に、シアン化ビニル
化合物(h)及び/又はアルキル(メタ)アクリレート
(i)10〜90重量%、芳香族系ビニル化合物(j)
10〜90重量%及びこれら(h)、(i)、(j)と
共重合可能な他のビニル化合物(k)0〜20重量%か
らなる単量体混合物(B2)5〜60重量部を重合して
なるグラフト共重合体である。グラフト共重合体(B)
において、ゴム状重合体(B1)は40〜95重量部
で、40重量部未満では耐衝撃性が低下し、95重量部
を越えると流動性が低下する。単量体混合物中のシアン
化ビニル化合物(h)及び/又はアルキル(メタ)アク
リレート(i)は10〜90重量%で、10重量%未満
では耐衝撃性が低下し、90重量%を越えると流動性が
低下する。芳香族ビニル化合物(j)は、10重量%未
満では流動性が低下し、90重量%を越えると耐衝撃性
が低下する。
状重合体(B1)40〜95重量部に、シアン化ビニル
化合物(h)及び/又はアルキル(メタ)アクリレート
(i)10〜90重量%、芳香族系ビニル化合物(j)
10〜90重量%及びこれら(h)、(i)、(j)と
共重合可能な他のビニル化合物(k)0〜20重量%か
らなる単量体混合物(B2)5〜60重量部を重合して
なるグラフト共重合体である。グラフト共重合体(B)
において、ゴム状重合体(B1)は40〜95重量部
で、40重量部未満では耐衝撃性が低下し、95重量部
を越えると流動性が低下する。単量体混合物中のシアン
化ビニル化合物(h)及び/又はアルキル(メタ)アク
リレート(i)は10〜90重量%で、10重量%未満
では耐衝撃性が低下し、90重量%を越えると流動性が
低下する。芳香族ビニル化合物(j)は、10重量%未
満では流動性が低下し、90重量%を越えると耐衝撃性
が低下する。
【0011】グラフト共重合体(B)におけるゴム状重
合体(B1)としては、例えば、ポリブタジエンゴム、
スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、アクリ
ルニトリル−ブタジエンゴム(NBR)等のジエン系ゴ
ム、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系ゴム、及びエ
チレン−プロビレン−ジエン三元共重合体ゴム(EPD
M)等のポリオレフィン系ゴムが例示され、これらは単
独又は2種以上組み合わせて用いられる。単量体混合物
(B2)のシアン化ビニル化合物(h)としては、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル等が、アルキル(メ
タ)アルリレート(i)としては、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチ
ルアクリレート等が、芳香族ビニル化合物(j)として
はスチレン、α−メチルスチレン、メチルスチレン、ク
ロルスチレン等が例示され、これらはいずれも単独又は
2種以上組み合わせて用いられる。更にこれらと共重合
可能なビニル化合物(k)としては、アクリル酸、メタ
クリル酸、フェニルマレイミド等が例示され、これらは
単独又は2種以上組み合わせて用いられる。
合体(B1)としては、例えば、ポリブタジエンゴム、
スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、アクリ
ルニトリル−ブタジエンゴム(NBR)等のジエン系ゴ
ム、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系ゴム、及びエ
チレン−プロビレン−ジエン三元共重合体ゴム(EPD
M)等のポリオレフィン系ゴムが例示され、これらは単
独又は2種以上組み合わせて用いられる。単量体混合物
(B2)のシアン化ビニル化合物(h)としては、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル等が、アルキル(メ
タ)アルリレート(i)としては、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチ
ルアクリレート等が、芳香族ビニル化合物(j)として
はスチレン、α−メチルスチレン、メチルスチレン、ク
ロルスチレン等が例示され、これらはいずれも単独又は
2種以上組み合わせて用いられる。更にこれらと共重合
可能なビニル化合物(k)としては、アクリル酸、メタ
クリル酸、フェニルマレイミド等が例示され、これらは
単独又は2種以上組み合わせて用いられる。
【0012】グラフト共重合体(B)のグラフト重合時
に単量体混合物100重量部に対し、連鎖移動剤を0.
01〜8重量%、好ましくは0.05〜6重量%使用す
ると本発明の難燃性樹脂組成物の流動性、熱安定性は、
著しく増加する。連鎖移動剤としては、n−ドデシルメ
ルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、α−メチルス
チレンダイマー等が挙げられ、これらは単独又は2種以
上組み合わせて用いられる。グラフト重合時に連鎖移動
剤を使用するときは、衝撃強度の点からグラフト効率1
5%以上、特に20%以上が好ましい。
に単量体混合物100重量部に対し、連鎖移動剤を0.
01〜8重量%、好ましくは0.05〜6重量%使用す
ると本発明の難燃性樹脂組成物の流動性、熱安定性は、
著しく増加する。連鎖移動剤としては、n−ドデシルメ
ルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、α−メチルス
チレンダイマー等が挙げられ、これらは単独又は2種以
上組み合わせて用いられる。グラフト重合時に連鎖移動
剤を使用するときは、衝撃強度の点からグラフト効率1
5%以上、特に20%以上が好ましい。
【0013】本発明の塩化ビニル系樹脂(C)は、重合
度が400〜1000であり、更に500〜800が好
ましい。重合度が400未満になると衝撃強度が低下
し、1000を越えると熱安定性が著しく低下する。塩
化ビニル系樹脂(C)は、80重量%以上が塩化ビニル
である単独重合体及び又は共重合体、後塩素化ポリ塩化
ビニルが含まれる。共重合体にはエチレン、酢酸ビニ
ル、メチルメタアクリレート、ブチルアクリレート等の
少なくとも1種のモノビニリデン化合物が共重合成分と
して20重量%以下の範囲で含まれる。
度が400〜1000であり、更に500〜800が好
ましい。重合度が400未満になると衝撃強度が低下
し、1000を越えると熱安定性が著しく低下する。塩
化ビニル系樹脂(C)は、80重量%以上が塩化ビニル
である単独重合体及び又は共重合体、後塩素化ポリ塩化
ビニルが含まれる。共重合体にはエチレン、酢酸ビニ
ル、メチルメタアクリレート、ブチルアクリレート等の
少なくとも1種のモノビニリデン化合物が共重合成分と
して20重量%以下の範囲で含まれる。
【0014】本発明の難燃性樹脂において、共重合体
(A)は25〜85重量部で、25重量部未満では耐熱
性が低下し、85重量部を越えると難燃性が低下する。
グラフト共重合体(B)は5〜40重量部で、5重量部
未満では耐衝撃性が低下し、40重量部を越えると流動
性が低下する。塩化ビニル系樹脂(C)は10〜70重
量部で、10重量部未満では難燃性が低下し、70重量
部を越えると熱安定性が低下する。
(A)は25〜85重量部で、25重量部未満では耐熱
性が低下し、85重量部を越えると難燃性が低下する。
グラフト共重合体(B)は5〜40重量部で、5重量部
未満では耐衝撃性が低下し、40重量部を越えると流動
性が低下する。塩化ビニル系樹脂(C)は10〜70重
量部で、10重量部未満では難燃性が低下し、70重量
部を越えると熱安定性が低下する。
【0015】更に、本発明の難燃性樹脂において、共重
合体(A)40〜85重量部、グラフト共重合体(B)
5〜40重量部、塩化ビニル系樹脂(C)10〜50重
量部の範囲の組成では、熱安定性、難燃性の点から、
(A)、(B)、(C)の合計100重量部に対し、ア
ルキルスズマレエートポリマー1〜6重量部及び三酸化
アンチモン0.5〜10重量部を使用すると著しい効果
がある。特に共重合体(A)、グラフト共重合体(B)
にイオウ系の連鎖移動剤を多く使用した場合には、その
効果は著しい。アルキルスズマレエートポリマーとして
は、ジブチルスズマレエートポリマー、ジオクチルスズ
マレエートポリマー等が挙げられ、これらは単独又は2
種以上組み合わせて用いられる。
合体(A)40〜85重量部、グラフト共重合体(B)
5〜40重量部、塩化ビニル系樹脂(C)10〜50重
量部の範囲の組成では、熱安定性、難燃性の点から、
(A)、(B)、(C)の合計100重量部に対し、ア
ルキルスズマレエートポリマー1〜6重量部及び三酸化
アンチモン0.5〜10重量部を使用すると著しい効果
がある。特に共重合体(A)、グラフト共重合体(B)
にイオウ系の連鎖移動剤を多く使用した場合には、その
効果は著しい。アルキルスズマレエートポリマーとして
は、ジブチルスズマレエートポリマー、ジオクチルスズ
マレエートポリマー等が挙げられ、これらは単独又は2
種以上組み合わせて用いられる。
【0016】共重合体(A)とグラフト共重合体(B)
の重合は、公知の重合開始剤、重合度調整剤を使用する
ことができ、その種類、使用量については特に制限はな
い。重合終了後は、既知の方法により凝固し、目的のパ
ウダーを得ることが出来る。共重合体(A)とグラフト
共重合体(B)はラテックス状態でブレンドしてもよい
し、それぞれ凝固した後、パウダー状態で難燃性樹脂を
製造するときに塩化ビニル系樹脂、配合剤等とともにブ
レンドしてもよい。
の重合は、公知の重合開始剤、重合度調整剤を使用する
ことができ、その種類、使用量については特に制限はな
い。重合終了後は、既知の方法により凝固し、目的のパ
ウダーを得ることが出来る。共重合体(A)とグラフト
共重合体(B)はラテックス状態でブレンドしてもよい
し、それぞれ凝固した後、パウダー状態で難燃性樹脂を
製造するときに塩化ビニル系樹脂、配合剤等とともにブ
レンドしてもよい。
【0017】以上の様に、本発明は特殊な共重合体
(A)とグラフト共重合体(B)及び塩化ビニル系樹脂
(C)との混合からなる難燃性樹脂において、特殊な共
重合体(A)として特定組成の共重合体(A1)と(A
2)の併用系を使用することを特徴とする難燃性樹脂組
成物である。本発明の難燃性樹脂組成物は、通常よく知
られた酸化防止剤、熱安定剤、滑剤はもとより、必要に
応じて適宜UV吸収剤、顔料、帯電防止剤、及び難燃
剤、難燃助剤を1種又は2種以上併せて使用することも
できる。特にスチレン系樹脂に用いられるフェノール系
抗酸化剤、ホスファイト系安定剤、塩化ビニル系樹脂に
配合される錫系安定剤、鉛系安定剤、及び各種脂肪酸エ
ステル、金属石鹸、ワックス類等の内外滑剤等は本発明
の難燃性樹脂を成形用樹脂として、より高性能なものと
するために用いることができる。また、本発明の難燃性
樹脂は、塩化ビニル樹脂が有効に働いて良好な難燃性を
示すが、所望の難燃性によりハロゲン系難燃剤等の難燃
助剤を配合して使用することもできる。
(A)とグラフト共重合体(B)及び塩化ビニル系樹脂
(C)との混合からなる難燃性樹脂において、特殊な共
重合体(A)として特定組成の共重合体(A1)と(A
2)の併用系を使用することを特徴とする難燃性樹脂組
成物である。本発明の難燃性樹脂組成物は、通常よく知
られた酸化防止剤、熱安定剤、滑剤はもとより、必要に
応じて適宜UV吸収剤、顔料、帯電防止剤、及び難燃
剤、難燃助剤を1種又は2種以上併せて使用することも
できる。特にスチレン系樹脂に用いられるフェノール系
抗酸化剤、ホスファイト系安定剤、塩化ビニル系樹脂に
配合される錫系安定剤、鉛系安定剤、及び各種脂肪酸エ
ステル、金属石鹸、ワックス類等の内外滑剤等は本発明
の難燃性樹脂を成形用樹脂として、より高性能なものと
するために用いることができる。また、本発明の難燃性
樹脂は、塩化ビニル樹脂が有効に働いて良好な難燃性を
示すが、所望の難燃性によりハロゲン系難燃剤等の難燃
助剤を配合して使用することもできる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて更
に詳細に説明するが、これら実施例は本発明を限定する
ものではない。以下の記載において、「部」は重量部
を、「%」は重量%を示す。 実施例1〜4、比較例1〜6 (イ)共重合体(A1−1)〜(A1−3)の合成 攪拌機及び冷却機付きの反応容器に次の物質を仕込ん
だ。 水 250 部 ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.4 部 硫酸第一鉄 0.0025部 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.01 部 パリミチン酸ソーダ 3 部 脱酸素後、窒素気流中で60℃に加熱攪拌後、表1に示
す割合いの単量体混合物と開始剤キュメンハイドロパー
オキサイド及び重合度調整剤ターシャリードデシルメル
カプタンを5時間かけて連続的に滴下添加した。滴下終
了後、更に60℃で1時間攪拌を続け、重合を終了させ
た。
に詳細に説明するが、これら実施例は本発明を限定する
ものではない。以下の記載において、「部」は重量部
を、「%」は重量%を示す。 実施例1〜4、比較例1〜6 (イ)共重合体(A1−1)〜(A1−3)の合成 攪拌機及び冷却機付きの反応容器に次の物質を仕込ん
だ。 水 250 部 ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.4 部 硫酸第一鉄 0.0025部 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.01 部 パリミチン酸ソーダ 3 部 脱酸素後、窒素気流中で60℃に加熱攪拌後、表1に示
す割合いの単量体混合物と開始剤キュメンハイドロパー
オキサイド及び重合度調整剤ターシャリードデシルメル
カプタンを5時間かけて連続的に滴下添加した。滴下終
了後、更に60℃で1時間攪拌を続け、重合を終了させ
た。
【0019】(ロ)共重合体(A2−1)〜(A2−
4)の製造 攪拌機及び冷却機付きの反応容器に次の物質を仕込ん
だ。 水 250 部 ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.4 部 硫酸第一鉄 0.0025部 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.01 部 パリミチン酸ソーダ 3 部 脱酸素後、窒素気流中で60℃に加熱攪拌後、表1に示
す割合いの単量体混合物と開始剤キュメンハイドロパー
オキサイド及び重合度調整剤ターシャリードデシルメル
カプタンを5時間かけて連続的に滴下添加した。滴下終
了後、更に60℃で1時間攪拌を続け、重合を終了させ
た。
4)の製造 攪拌機及び冷却機付きの反応容器に次の物質を仕込ん
だ。 水 250 部 ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.4 部 硫酸第一鉄 0.0025部 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.01 部 パリミチン酸ソーダ 3 部 脱酸素後、窒素気流中で60℃に加熱攪拌後、表1に示
す割合いの単量体混合物と開始剤キュメンハイドロパー
オキサイド及び重合度調整剤ターシャリードデシルメル
カプタンを5時間かけて連続的に滴下添加した。滴下終
了後、更に60℃で1時間攪拌を続け、重合を終了させ
た。
【0020】
【表1】
【0021】(ハ)グラフト共重合体(B1)〜(B
3)の製造 攪拌機及び冷却機付きの反応容器に次の物質と表2に示
すゴム状重合体を仕込んだ。 水 250 部 ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.2 部 硫酸第一鉄 0.0025部 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.01 部 ゴム状重合体 表2に示す所定量 脱酸素後、窒素気流中で60℃に加熱攪拌後、表2に示
す割合いの単量体混合物と開始剤キュメンハイドロパー
オキサイド、連鎖移動剤ターシャリードデシルメルカプ
タンを5時間かけて連続的に滴下添加した。滴下終了
後、更に60℃で1時間攪拌を続け、重合を終了させ
た。
3)の製造 攪拌機及び冷却機付きの反応容器に次の物質と表2に示
すゴム状重合体を仕込んだ。 水 250 部 ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.2 部 硫酸第一鉄 0.0025部 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.01 部 ゴム状重合体 表2に示す所定量 脱酸素後、窒素気流中で60℃に加熱攪拌後、表2に示
す割合いの単量体混合物と開始剤キュメンハイドロパー
オキサイド、連鎖移動剤ターシャリードデシルメルカプ
タンを5時間かけて連続的に滴下添加した。滴下終了
後、更に60℃で1時間攪拌を続け、重合を終了させ
た。
【0022】
【表2】
【0023】得られた共重合体(A1−1)〜(A1−
3)、共重合体(A2−1)〜(A2−4)、グラフト
共重合体(B1)〜(B3)のラテックスを表3の割合
いで混合し、フェノール系の抗酸化剤を加え、塩化カル
シウム水溶液で凝固した後、水洗、脱水、乾燥し、共重
合体(A1)、(A2)、及びグラフト共重合体(B)
の混合パウダーを得た。
3)、共重合体(A2−1)〜(A2−4)、グラフト
共重合体(B1)〜(B3)のラテックスを表3の割合
いで混合し、フェノール系の抗酸化剤を加え、塩化カル
シウム水溶液で凝固した後、水洗、脱水、乾燥し、共重
合体(A1)、(A2)、及びグラフト共重合体(B)
の混合パウダーを得た。
【0024】(ニ)難燃性樹脂の製造方法 前記(イ)、(ロ)、(ハ)の如く製造した共重合体
(A1−1)〜(A1−3)、(A2−1)〜(A2−
4)、グラフト共重合体(B1)〜(B3)と、塩化ビ
ニル系樹脂(C1)、(C2)、及びジブチルスズマレ
エートポリマー4部、三酸化アンチモン3部、ポリエチ
レンワックス1部、グリセリントリステアレート1部を
スーパーミキサーにてブレンドし、40m/m押出し機
にてペレットを作製した。このペレットから5オンス射
出成形機にて、スクリュー回転数80rpm、ノズル設
定温度200℃の条件で試験片を成形した。
(A1−1)〜(A1−3)、(A2−1)〜(A2−
4)、グラフト共重合体(B1)〜(B3)と、塩化ビ
ニル系樹脂(C1)、(C2)、及びジブチルスズマレ
エートポリマー4部、三酸化アンチモン3部、ポリエチ
レンワックス1部、グリセリントリステアレート1部を
スーパーミキサーにてブレンドし、40m/m押出し機
にてペレットを作製した。このペレットから5オンス射
出成形機にて、スクリュー回転数80rpm、ノズル設
定温度200℃の条件で試験片を成形した。
【0025】上記実施例1〜4、比較例1〜6で得られ
た試験片を用いて各種物性を評価した。結果を表3に示
す。尚、物性の測定、評価方法は下記のとおりである。
耐熱性はASTM(D−256)規格に基づき、18.
6Kg/cm2 荷重の熱変形温度で評価した。流動性は、設
定温度190℃、射出圧力1100Kg/cm2 における蚊
取線香状の金型(厚み3mm)での流動長で評価した。熱
安定性は、5オンス射出成形機における設定温度200
℃で20分間滞留後のヤケを目視観察で5段階で評価し
た。数字が小さいほどヤケが著しいことを示す。難燃性
はUL−94規格に基づいて1/16インチ厚みで評価
した。
た試験片を用いて各種物性を評価した。結果を表3に示
す。尚、物性の測定、評価方法は下記のとおりである。
耐熱性はASTM(D−256)規格に基づき、18.
6Kg/cm2 荷重の熱変形温度で評価した。流動性は、設
定温度190℃、射出圧力1100Kg/cm2 における蚊
取線香状の金型(厚み3mm)での流動長で評価した。熱
安定性は、5オンス射出成形機における設定温度200
℃で20分間滞留後のヤケを目視観察で5段階で評価し
た。数字が小さいほどヤケが著しいことを示す。難燃性
はUL−94規格に基づいて1/16インチ厚みで評価
した。
【0026】また、表1〜3中の略号及び記号は、それ
ぞれ下記を示す。 (塩化ビニル系樹脂) C1:ポリ塩化ビニル、重合度600 C2:ポリ塩化ビニル、重合度1200 (ゴム状重合体)・・・ラテックス状態で使用 PBD:ポリブタジエンゴム、平均粒径2500Å (単量体等) AN:アクリロニトリル BA:ブチルアクリレート MMA:メチルメタクリレート St:スチレン αSt:α−メチルスチレン tDM:ターシャリードデシルメルカプタン CHP:キュメンハイドロパーオキサイド
ぞれ下記を示す。 (塩化ビニル系樹脂) C1:ポリ塩化ビニル、重合度600 C2:ポリ塩化ビニル、重合度1200 (ゴム状重合体)・・・ラテックス状態で使用 PBD:ポリブタジエンゴム、平均粒径2500Å (単量体等) AN:アクリロニトリル BA:ブチルアクリレート MMA:メチルメタクリレート St:スチレン αSt:α−メチルスチレン tDM:ターシャリードデシルメルカプタン CHP:キュメンハイドロパーオキサイド
【0027】
【表3】
【0028】
【発明の効果】叙上のとおり、本発明の難燃性樹脂組成
物は耐熱性が高く、かつ成形時の流動性及び熱安定性に
優れている。
物は耐熱性が高く、かつ成形時の流動性及び熱安定性に
優れている。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記の共重合体(A)25〜85重量部
と、グラフト共重合体(B)5〜40重量部と、塩化ビ
ニル系樹脂(C)10〜70重量部〔但し、(A)+
(B)+(C)=100重量部〕とからなる難燃性樹脂
組成物: 共重合体(A):α−メチルスチレン(a)60〜85
重量%、アクリロニトリル(b)15〜40重量%、及
びα−メチルスチレン(a)又はアクリロニトリル
(b)と共重合可能な他のビニル化合物(c)0〜20
重量%からなる共重合体でかつメチルエチルケトン可溶
分の還元粘度がジメチルフォルムアミド溶液中、30℃
で0.20〜0.45dl/gの範囲である共重合体(A
1)と、 スチレン(d)25〜85重量%、アクリロニトリル
(e)15〜40重量%、α−メチルスチレン(f)6
0重量%以下、及びスチレン(d)、アクリロニトリル
(e)又はα−メチルスチレン(f)と共重合可能な他
のビニル化合物(g)0〜20重量%からなる共重合体
でかつメチルエチルケトン可溶分の還元粘度がジメチル
フォルムアミド溶液中、30℃で0.45〜0.90dl
/gの範囲である共重合体(A2)とからなり、共重合体
(A1)と(A2)の重量比率が、(A1):(A2)
=20/80〜80/20である共重合体、 グラフト共重合体(B):ゴム状重合体(B1)40〜
95重量部に、シアン化ビニル化合物(h)及び/又は
アルキル(メタ)アクリレート(i)10〜90重量
%、芳香族系ビニル化合物(j)10〜90重量%及び
シアン化ビニル化合物(h)、アルキル(メタ)アクリ
レート(i)又は芳香族系ビニル化合物(j)と共重合
可能な他のビニル化合物(k)0〜20重量%からなる
単量体混合物(B2)5〜60重量部を重合してなるグ
ラフト共重合体、及び 塩化ビニル系樹脂(C):平均重合度が400〜100
0である塩化ビニル系樹脂。 - 【請求項2】 グラフト共重合体(B)のグラフト重合
時に、連鎖移動剤を単量体混合物(B2)100重量部
に対し0.01〜8重量部使用してなる請求項1記載の
難燃性樹脂組成物。 - 【請求項3】 グラフト共重合体(B)のグラフト重合
時のグラフト効率が15重量%以上である請求項1記載
の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項4】 共重合体(A)40〜85重量部、グラ
フト共重合体(B)5〜40重量部、塩化ビニル系樹脂
(C)10〜70重量部の合計100重量部に対し、ア
ルキルスズマレエートポリマー1〜6重量部及び三酸化
アンチモン0.5〜10重量部配合してなる請求項1記
載の難燃性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16871393A JPH073096A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 難燃性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16871393A JPH073096A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 難燃性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073096A true JPH073096A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15873074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16871393A Pending JPH073096A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 難燃性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073096A (ja) |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP16871393A patent/JPH073096A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011016 |