JPH0736403U - 回転式電子部品 - Google Patents

回転式電子部品

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JPH0736403U
JPH0736403U JP7264393U JP7264393U JPH0736403U JP H0736403 U JPH0736403 U JP H0736403U JP 7264393 U JP7264393 U JP 7264393U JP 7264393 U JP7264393 U JP 7264393U JP H0736403 U JPH0736403 U JP H0736403U
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重正 高橋
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帝国通信工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で製造が容易で、コスト低減も図
れる回転式電子部品を提供すること。 【構成】 摺動子68を取り付けた摺動型物60と、金
属板製のカバー80と、合成樹脂フイルム上に各種パタ
ーンを形成し、各種パターンの端部に金属端子45を接
合した金属端子接続部46を設けたフイルム基板40
と、合成樹脂製の保持台10とを具備し、保持台10上
にフイルム基板40と摺動型物60とカバー80を取り
付けた回転式電子部品である。カバー80には下方に突
出する押圧突部89を設ける。保持台10の外周には金
属端子接続部46を載置する端子保持部17を突設す
る。カバー80と保持台10間を固定した際、カバー8
0の押圧突部89はフイルム基板40の金属端子接続部
46を押圧する。これによって金属端子接続部46は挟
持・固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転式可変抵抗器や回転式スイッチ等の回転式電子部品に関するも のである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
図5は従来の回転式可変抵抗器の一例を示す概略側断面図である。同図に示す ようにこの回転式可変抵抗器は、合成樹脂製の摺動型物201を金属製のカバー 203と硬質基板205の間に回転可能に保持し、摺動型物201の下面に取り 付けた金属製の摺動子207を前記硬質基板205の上面に形成した抵抗体パタ ーンと集電パターン(図示せず)に摺接せしめ、摺動型物201を回転させるこ とによって抵抗体パターンと集電パターン間の抵抗値を変化させるものである。
【0003】 なお硬質基板205の抵抗体パターンと集電パターンの端部には、それぞれ金 属端子209が鳩目によって取り付けられている。この金属端子209は図示し ない他のプリント配線基板に設けた孔に挿入され、半田付けされる。
【0004】 しかしながらこの回転式可変抵抗器においては、基板として硬質基板を用いて いるので、その材料費が高くてコストの低減化ができず、また薄型化も図れない 。
【0005】 コストを低減化するためには図6に示すように基板として安価なPET(ポリ エチレンテレフタレート)等の合成樹脂フイルム上に抵抗体パターン等を形成し たフイルム基板211を用いれば良い。この場合はその下に樹脂製の補強板21 3を取り付ける。なお215はフイルム基板211上に金属端子209を固定す るための端子固定用フイルムであり、フイルム基板211上に接着又は熱溶着さ れている。
【0006】 しかしながら、この場合は、フイルム基板211と補強板213が一体でない ため、力を加えると同図に点線で示すように金属端子209が動いてしまう。こ のため金属端子209を他のプリント配線基板に取り付けようとする際に取り付 け不良が生じ易くなってしまう。
【0007】 この問題点を解決するためには、図7に示すように、補強板213を成型する 際に、これにフイルム基板211をモールドし、フイルム基板211の端子固定 用フイルム215の上を補強板213と一体に成型した端子押え部217で押え るようにすれば良い。
【0008】 しかしながらフイルム基板211をモールドするためには特殊な金型が必要で あり、またその製造工程も複雑となるため、この点から製造コストが高くなって しまうという問題点があった。
【0009】 本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造が簡単で製 造が容易であり、コスト低減も図れる回転式電子部品を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため本考案は、合成樹脂製であってその所定位置に金属 製の摺動子を取り付けた摺動型物と、該摺動型物の上部を覆う金属板製のカバー と、合成樹脂フイルム上に各種パターンを形成し、該各種パターンの端部に金属 端子を接続したフイルム基板と、合成樹脂製の保持台とを具備し、前記保持台上 にフイルム基板と摺動型物とカバーを取り付けて、保持台とカバー間を固定する ことで前記摺動型物を回動自在に保持する構造の回転式電子部品において、前記 カバーの所定位置には下方に突出する押圧突部を設け、前記保持台の外周には前 記フイルム基板の金属端子接続部を載置する舌片状の端子保持部を突設し、前記 フイルム基板の金属端子接続部を、カバーの押圧突部と保持台の端子保持部間で 挟持・固定する。
【0011】 また本考案は、前記カバーの押圧突部が、前記フイルム基板の金属端子接続部 と前記保持台の端子保持部を押圧して所定位置まで撓ませる。
【0012】
【作用】
フイルム基板の金属端子接続部は、押圧突部と保持台の端子保持部によって確 実に挟持・固定される。従ってこの回転式電子部品を他のプリント配線基板に取 り付ける際に該金属端子接続部がふらつくことはない。このため金属端子を他の プリント配線基板に取り付けようとする際に取り付け不良が生じることはない。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図2は本考案の1実施例にかかる回転式可変抵抗器を示す分解斜視図である。 同図に示すようこの回転式可変抵抗器は、保持台10上に、フイルム基板40と 、摺動型物60と、クリック板70とカバー80を取り付け、保持台10とカバ ー80間を固定することで前記摺動型物60を回動自在に保持して構成されてい る。以下各構成部品を主として図2を用いて説明する。
【0014】 保持台10は合成樹脂を成型して構成され、略正方形状の保持台本体11の中 央に円形の収納穴13を設け、またその中央に小穴15を設け、さらに該保持台 本体11の一辺から外方に突出するように舌片板状の端子保持部17を突出して 構成されている。
【0015】 また保持台本体11の上面の2角には、それぞれ突起19,19が設けられて おり、また保持台本体11の下面には、下記するカバー80の係止爪85を係合 する凹部21(左右2か所ずつあるが同図には手前側の2か所のみ示している) が設けられている。
【0016】 また端子保持部17の根本には、この端子保持部17が撓み易いように、長溝 23が設けられており、またこの端子保持部17の先端には、下記するフイルム 基板40の金属端子45をガイドするガイド用突起25が4つ設けられている。
【0017】 次にフイルム基板40は、例えば安価なPETからなる合成樹脂フイルムを略 円板状とし、その中央に小穴41を設けるとともに、その上面に抵抗体パターン や集電パターン等の各種パターン(図示せず)を設けて構成されている。
【0018】 またフイルム基板40の各種パターンの端部上には、5本の金属端子45を取 り付けてなる金属端子接続部46が設けられている。この金属端子接続部46は 、フイルム基板40の各種パターンの各々の端部上に導電性接着剤層を介して金 属端子45の端部を接合してその上に合成樹脂製の端子固定用フイルム47を載 せ、フイルム基板40を構成する樹脂フイルムと端子固定用フイルム47を構成 する樹脂フイルム間を局部的に(金属端子45の両側部分)熱溶着して固定する ことによって構成される。同図に示す49部分が熱溶着した部分である。なお導 電性接着剤は必ずしも必要ではなく、省略しても良い。
【0019】 次に摺動型物60は合成樹脂を成型して構成され、前記保持台10の収納穴1 3に挿入できる径の円板状の型物本体61の中央から円柱状のつまみ63を突出 して構成されている。
【0020】 また型物本体61の上面外周近傍には、下記するクリック板70の係合部72 を係合する凹部63と、この摺動型物60の回転を規制する係合突起65が設け られている。また型物本体61の下面中央には、前記フイルム基板40の小穴4 1と保持台10の小穴15に係合する突起67(図1参照)が設けられ、また該 下面には、前記フイルム基板40の各種パターンに摺接する金属製の摺動子68 (図1参照)が取り付けられている。
【0021】 次にクリック板70は弾性金属板を略正方形状にカットして構成されており、 その中央のつまみ挿通孔74の周囲には半リング状であって下方向に傾けられた アーム部71が設けられている。このアーム部71の中央には下方向に突出する 係合部72が設けられている。またこのクリック板70の2つの角部近傍には前 記保持台10に設けた突起19,19に係合する孔73,73が設けられている 。
【0022】 次にカバー80は金属板を下面が開放した略箱型に変形して構成されており、 その中央には前記摺動型物60のつまみ63を挿入する孔81が設けられている 。また該孔81の側部には、前記摺動型物60に設けた係合突起65に当接して これを係止する舌片状の係止片83が下方向を向くように設けられている。
【0023】 またカバー80の対向する両側辺下端からは、それぞれ2本ずつの係止爪85 ,85と1本の固定片87が突出している(但し図2においては手前側のものの み示している)。なお88はこの回転式可変抵抗器を固定片87によって他のプ リント配線基板に取り付けた際に、その下端がプリント配線基板に当接してその 高さ方向の位置を規定するための高さ位置調整片である。
【0024】 またカバー80の一辺には、断面略L字状であって下方向に突出する押圧突部 89が設けられている。さらにカバー80の2角近傍には前記保持台10に設け た突起19,19に係合する孔91,91が設けられている。
【0025】 次にこの回転式可変抵抗器の組立て方法を主として図2を用いて説明する。 即ちまず保持台10の収納穴13内に、フイルム基板40を挿入・載置する。 このときフイルム基板40の金属端子接続部46は、保持台10の端子保持部1 7上に載置され、金属端子45は端子保持部17のガイド用突起25の間から突 出する。
【0026】 次にこの保持台10の収納穴13内に摺動型物60を挿入する。このとき摺動 型物60の突起67(図1参照)はフイルム基板40の小穴41と保持台10の 小穴15に挿入される。
【0027】 そして摺動型物60の上から保持台10上にクリック板70とカバー80を取 り付けるが、このとき摺動型物60のつまみ63がクリック板70のつまみ挿通 孔74とカバー80の孔81に挿入され、また保持台10の突起19,19がク リック板70の孔73,73とカバー80の孔91,91に挿入される。
【0028】 そしてカバー80に設けた左右2本ずつの係止爪85,85を折り曲げて保持 台10底面に設けた凹部21に係合することによって各部材を一体に固定する。
【0029】 図1は以上のようにして組み立てた回転式可変抵抗器の側断面図である。同図 に示すように、この回転式可変抵抗器は、保持台10上にフイルム基板40と摺 動型物60とクリック板70とカバー80を取り付けて、保持台10とカバー8 0間を固定することで前記摺動型物60を回動自在に保持する構造である。摺動 型物60を回動すれば、摺動子68がフイルム基板40上を摺動して金属端子4 5間の抵抗値を変化させる。なお摺動型物60の係合突起65がカバー80の係 止片83に当接することでその移動が規制される。
【0030】 なおカバー80と保持台10間を固定した際、カバー80の押圧突部89はフ イルム基板40の金属端子接続部46上面の端子固定用フイルム47を押圧する 。このとき保持台10の端子保持部17は所定位置まで下方に撓む。なお該端子 保持部17は比較的薄く、しかもその根本には長溝23が設けられているので、 適度に撓み易くなっている。
【0031】 このようにフイルム基板40の金属端子接続部46は押圧突部89によって保 持台10の端子保持部17に圧接されることで確実に挟持・固定される。従って この回転式可変抵抗器を他のプリント配線基板に取り付ける際に該金属端子接続 部46がふらつくことはなく、このため金属端子45を他のプリント配線基板に 取り付けようとする際に取り付け不良が生じることはない。
【0032】 なお端子保持部17を押圧突部89で押圧して撓ませることとしたのは、次の 理由による。即ち、もし押圧突部89を寸法上正確に端子保持部17上に載置し た金属端子接続部46上に当接するように設計すると、各部材の組立て誤差等に よって押圧突部89が金属端子接続部46に当接せず、該金属端子接続部46を 挟持・固定できなくなる恐れがある。このため予め所定位置まで押圧突部89が 端子保持部17を撓めるように設計しておけば、上記組立て誤差を十分吸収して 確実に金属端子接続部46を挟持・固定できるからである。
【0033】 ところで図3(a)はフイルム基板40の金属端子接続部46の部分を示す要 部側面図である。同図に示すように、金属端子45の先端の向きは、フイルム基 板40の面に対して90°でなく、90°+α°に構成されている。この角度α は、前記押圧突部89によって前記端子保持部17が撓められる角度と同一とな るように設定されている。
【0034】 また図3(b)は保持台10の端子保持部17の部分を示す要部側断面図であ る。同図に示すように、端子保持部17の下面17aは、水平よりも角度αだけ テーパー状となるように形成されている。
【0035】 そして図4に示すように、押圧突部89によって端子保持部17は角度αだけ 撓められるので、金属端子45の先端の向きが真に下方を向き、且つ端子保持部 17の下面17aが真に水平となる。
【0036】 本願考案は上記実施例に限定されず、以下のような変形が可能である。 (1) 金属端子接続部の構造は上記実施例の構造のものに限定されず、例えば以 下のように構成しても良い。 金属端子と各種パターンの端部を直接かしめて接続する。 金属端子と各種パターンの端部を導電性接着剤(場合によっては半田)に て接続する。 上記,のように構成した場合は、カバーが金属製なので、金属端子接続 部と押圧突部の間に何らかの絶縁材を介在する必要があるが、例えば以下のよう にすれば良い。 金属端子接続部の上又は押圧突部の下面に絶縁性接着剤を塗布する。 金属端子接続部の上又は押圧突部の下面に絶縁性フイルムを貼り付ける。 押圧突部をカバーと一体ではなく、合成樹脂材の別部材で構成し、これを カバーに取り付ける。 要は押圧突部と金属端子接続部の間に絶縁材を介在させれば良いのである。
【0037】 (2) 上記実施例は本願考案を回転式可変抵抗器に用いた例を示したが、本願考 案はこれに限定されず、例えば回転式スイッチなどの他の回転式電子部品に用い ても良いことは言うまでもない。
【0038】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる回転式電子部品によれば、基板と して薄くて安価なフイルム基板を用いているにもかかわらず、フイルム基板の金 属端子接続部が確実に固定され、しかもその製造が容易でコストの低減化が図れ るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例にかかる回転式可変抵抗器の
側断面図である。
【図2】本考案の1実施例にかかる回転式可変抵抗器の
分解斜視図である。
【図3】図3(a)はフイルム基板40の金属端子接続
部46の部分を示す要部側面図であり、図3(b)は保
持台10の端子保持部17の部分を示す要部側断面図で
ある。
【図4】金属端子接続部46と押圧突部89と端子保持
部17の関係を示す要部側断面図である。
【図5】従来の回転式可変抵抗器の一例を示す概略側断
面図である。
【図6】従来の他の回転式可変抵抗器の一例を示す概略
側断面図である。
【図7】従来のさらに他の回転式可変抵抗器に用いる基
板を示す図である。
【符号の説明】
10 保持台 17 端子保持部 40 フイルム基板 45 金属端子 46 金属端子接続部 47 端子固定用フイルム 60 摺動型物 68 摺動子 80 カバー 89 押圧突部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製であってその所定位置に金属
    製の摺動子を取り付けた摺動型物と、 該摺動型物の上部を覆う金属板製のカバーと、 合成樹脂フイルム上に各種パターンを形成し、該各種パ
    ターンの端部に金属端子を接続したフイルム基板と、 合成樹脂製の保持台とを具備し、 前記保持台上にフイルム基板と摺動型物とカバーを取り
    付けて、保持台とカバー間を固定することで前記摺動型
    物を回動自在に保持する構造の回転式電子部品におい
    て、 前記カバーの所定位置には下方に突出する押圧突部を設
    け、前記保持台の外周には前記フイルム基板の金属端子
    接続部を載置する舌片状の端子保持部を突設し、前記フ
    イルム基板の金属端子接続部は、カバーの押圧突部と、
    保持台の端子保持部間で挟持・固定されることを特徴と
    する回転式電子部品。
  2. 【請求項2】 前記カバーの押圧突部は、前記フイルム
    基板の金属端子接続部と前記保持台の端子保持部を押圧
    して所定位置まで撓ませることを特徴とする請求項1記
    載の回転式電子部品。
JP1993072643U 1993-12-16 1993-12-16 回転式電子部品 Expired - Lifetime JP2520360Y2 (ja)

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