JPH0738787Y2 - 戻し管の接続構造 - Google Patents

戻し管の接続構造

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JPH0738787Y2
JPH0738787Y2 JP1988117505U JP11750588U JPH0738787Y2 JP H0738787 Y2 JPH0738787 Y2 JP H0738787Y2 JP 1988117505 U JP1988117505 U JP 1988117505U JP 11750588 U JP11750588 U JP 11750588U JP H0738787 Y2 JPH0738787 Y2 JP H0738787Y2
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豐年 田所
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ニッコーメタル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、消化設備として用いられるスプリンクラーの
巻出し管や排水設備として用いられるトラップのような
戻し管の接続構造に関する。
〔従来の技術〕
第6図に概略的に示したように、給水本管1の分岐口2
とスプリンクラーヘッド3とを接続する巻出し管4はた
とえば二本のS字管5,5を接続してなる。このような巻
出し管4において、S字管5,5同士の接続部6の構造と
しては、従来、実開昭60−119451号公報に開示されてい
るものが知られていた。
このものは、一方のS字管、たとえば給水本管1の分岐
口2に接続されたS字管5の端部内面のテーパ雌ねじに
他方のS字管(スプリンクラーヘッド3に接続されるS
字管)5の端部のテーパ雄ねじをねじ込んだ構成になっ
ている。また、上記テーパ雄ねじとテーパ雌ねじとの螺
合個所の水密性をテーパ雄ねじとテーパ雌ねじとの隙間
に充填したシール剤によって保つ構成になっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、給水本管1の分岐口2とスプリンクラーヘッ
ド3との位置関係は不特定である。そのため、巻出し管
4の上端部4aと下端部4bを給水本管1の分岐口2とスプ
リンクラーヘッド3とに接続する場合には、巻出し管4
の上端部4aを上記分岐口2に接続し、かつ、巻出し管4
の下端部4bをスプリンクラーヘッド3に接続していない
状態で、他方のS字管5のテーパ雄ねじを一方のS字管
5のテーパ雌ねじにねじ込めるだけねじ込んで一旦締め
付けた後、他方のS字管5のテーパ雄ねじを少しだけ緩
めて巻出し管4の下端部4aをスプリンクラーヘッド3の
接続口に位置合せしてからそれらを接続することが要求
される。このようにS字管5を一旦締め付けた後に少し
だけ緩める動作は戻しと称され、接続作業においてその
ような戻しの行われる管(上記S字管に限らない。)は
戻し管と称されている。
しかし、S字管5,5のテーパ雄ねじとテーパ雌ねじとの
螺合個所に充填されるシール剤はそれらのねじを互いに
ねじ合わせる前にいずれか一方に塗着されるものであ
り、上記戻しを行うことにより上記螺合個所でのシール
剤の充填状態が乱され、特に十数kg/cm2の高い水圧が加
わるスプリンクラー用の巻出し管4にあっては、S字管
5,5の接続後の水密性保持に不安があるといった問題が
あった。
以上のほかに、巻出し管に用いる複数本のS字管を接続
する構成としてユニオン継手を用いたものも知られてい
るが、このものは高価なユニオン継手が必要になるとい
った問題があった。
本考案は以上の問題に鑑みてなされたもので、配管施工
時に戻しが行われても高圧下での水密性について十分な
信頼性が得られる安価な戻し管の接続構造を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による戻し管の接続構造は、互いに接続される二
本の管の少なくとも一方が戻し管である場合の戻し管の
接続構造であって、一方の管の端部に拡径されたパッキ
ン受座が設けられてこのパッキン受座の内面が外拡がり
テーパ状のパッキン受面となされ、このパッキン受面に
つづく一方の管の端部内面にテーパ雌ねじが形成されて
おり、他方の管の端部外周に形成されたテーパ雄ねじが
上記テーパ雌ねじにねじ込まれ、上記テーパ雄ねじに、
内周部に雌ねじが形成されたリング状のゴムパッキンに
おける上記雌ねじが螺合され、このゴムパッキンが上記
テーパ雄ねじに螺合した締付ナットを緩み方向に回転さ
せることにより締め付けられて上記パッキン受面と締付
ナットの端面とに密着していると共に、ゴムパッキンの
雌ねじが上記テーパ雄ねじに噛み合って密着しているも
のである。
〔作用〕
本考案の戻し管の接続構造は、一本の管の端部にただ単
に外拡がりテーパ状のパッキン受面を設けたものではな
く、一方の管の端部に拡径されたパッキン受座を設けそ
のパッキン受座の内面を外拡がりテーパ状のパッキン受
面としたので、一本の管の管壁の肉厚を不必要に厚くし
なくてもパッキン受座が拡径して形成されている分だけ
パッキン受面の面積を大きくすることが可能になり、そ
れだけゴムパッキンとして軸長および直径の長い大きな
ものを用いることができるようになる。そして、そのよ
うに面積の大きなパッキン受面に対応させて大きなゴム
パッキンを用いることにより、ゴムパッキンを締付ナッ
トで締め付けたときの上記パッキン受面に対するゴムパ
ッキンの密着面積が大きくなる。また、大きなゴムパッ
キンを用い得ることによりゴムパッキンの内周部に形成
される雌ねじの山数を多くすることが可能になり、その
ことがゴムパッキンを締付ナットで締め付けたときのゴ
ムパッキンの雌ねじと他方の管のテーパ雄ねじとの山の
噛合い数を増加させて雌ねじとテーパ雄ねじとの噛合い
個所での密着面積を増大させることに役立つ。
〔実施例〕
第1図は二本のS字管5,5を接続したスプリンクラー用
の巻出し管4を示し、一方のS字管5と他方のS字管5
との接続部6に本考案の実施例による接続構造を採用し
てある。この巻出し管4において、二本のS字管5,5は
いずれも戻し管となり得る。第2図はスプリンクラーヘ
ッドに接続されるS字管5を示している。このS字管5
は両端部に小半径の曲げ部8,9を有し、一方の曲げ部8
の端部外周にテーパ雄ねじ10が形成され、他方の曲げ部
9の端部に拡径処理により形成されたパッキン受座11が
設けられていると共に、このパッキン受座11につづく端
部内面、すなわちパッキン受座11に形成された外拡がり
テーパ状のパッキン受面12につづく端部内面にテーパ雌
ねじ13が形成されている。14はリング状のゴムパッキン
である。第3図に詳細に示すように、ゴムパッキン14は
非圧縮状態で砲弾形の断面形状を有するパッキン本体15
の内周部に雌ねじ16を形成したもので、表面には螺合時
の摺動性向上のためにフッ化樹脂をコーティングしてあ
り、雌ねじ16を上記テーパ雄ねじ10にねじ込むことによ
ってそのテーパ雄ねじ10に嵌め込まれている。パッキン
本体15の最大外周直径は上記パッキン受面12の最大直径
と同等の寸法に設定され、また、雌ねじ16の山数は2〜
3(図例では2山)に設定されている。さらに、雌ねじ
16の谷部は鋭いV字形に切り込まれた形状を有してい
る。17は締付ナットで、上記テーパ雄ねじ10に螺合され
ている。他方のS字管5、すなわち給水本管の分岐口に
接続されるS字管5は第2図のS字管と同一の構成であ
る。
一方のS字管5と他方のS字管との接続部6は、第4b図
のように、ゴムパッキン14がパッキン受面12と締付ナッ
ト17の端面18とにより挾圧されてそれらに密着してお
り、しかもゴムパッキン14はパッキン受面12と締付ナッ
ト17の端面18とに面接触する状態に圧縮変形されてい
る。また、ゴムパッキン14の雌ねじ16がテーパ雄ねじ10
に噛み合ってその内周部がテーパ雄ねじ10の外面に密着
している。
接続部6を第4b図で説明した構成にしておくと、ゴムパ
ッキン14がその弾発的な復元力によってパッキン受面12
と締付ナット17の端面18とテーパ雄ねじ10の外面とに面
接触状態で確実に密着するため信頼性の高い水密性を確
保でき、巻出し管4の内部通路に高圧水が供給されても
その接続部6からの漏水が起こることはない。特に、上
記パッキン受面12には一方の管5の端部に拡径して形成
されたパッキン受座の内面が使われているので、そのパ
ッキン受面12が管5の肉厚の割には大きくなってゴムパ
ッキン14との密着面積が広くなり、しかも、ゴムパッキ
ン14の雌ねじ16がテーパ雄ねじ10と2〜3山に亘る範囲
で噛み合って広い範囲で密着しているため、巻出し管4
の内部通路に高圧水が供給されても接続部6からの漏水
が確実に防止される。
給水本管の分岐口を巻出し管4によってスプリンクラー
ヘッドに接続する配管手順としては、上記分岐口に一方
のS字管5を接続した後、そのS字管5に他方のS字管
5を接続し、最後に他方のS字管をスプリンクラーヘッ
ドに接続する方法、あるいは二本のS字管5,5をあらか
じめ接続して巻出し管4を形成し、その巻出し管4の両
端部を上記分岐口とスプリンクラーヘッドとにそれぞれ
接続する方法などがある。
前者の方法を採用する場合は、一方のS字管5のテーパ
雄ねじ10を上記分岐口側に設けられているテーパ雌ねじ
(不図示)にねじ込んで接続した後、そのS字管5に他
方のS字管5を接続する。他方のS字管5にはあらかじ
め第4a図に仮想線で示すようにテーパ雄ねじ10にゴムパ
ッキン14を浅目に嵌め込む一方、締付ナット17を深目に
螺合しておく。そして、たとえば他方のS字管5を回し
てテーパ雄ねじ10を一方のS字管5のテーパ雌ねじ13に
ねじ込んでいくと、一方のS字管5のパッキン受面12が
ゴムパッキン14に当接した時点以降においてはゴムパッ
キン14がパッキン受面12に保持されてテーパ雄ねじ10が
ゴムパッキン14の雌ねじ16にねじ込まれる。こうして、
テーパ雄ねじ10をテーパ雌ねじ13に第5図の矢印Yのよ
うにねじ込めるだけねじ込んで一旦締め付ける。次に、
同図の矢印Xのように他方のS字管5を逆方向に回して
そのテーパ雄ねじ10を少しだけ緩めるという戻しを行
い、そのS字管5の下端部をスプリンクラーヘッドの接
続口3aに位置合せしてからそれらを接続する。この後、
締付ナット17をテーパ雄ねじ10に対する緩み方向に回転
させることによりゴムパッキン14を締め付けて第4b図の
状態にする。
後者の方法を採用する場合についても上述したところと
同様の戻しを行って巻出し管4の下端部をスプリンクラ
ーヘッドの接続口3aに位置合せして両者を接続した後、
締付ナット17をテーパ雄ねじ10に対する緩み方向に回転
させることいよりゴムパッキン14を締め付けて第4b図の
状態にする。
なお、一方のS字管5のテーパ雄ねじ10(巻出し管4の
上端部)と上記分岐口との接続構造および他方のS字管
5のテーパ雌ねじ13(巻出し管4の下端部)とスプリン
クラーヘッドの接続口3aとの接続構造は、上記接続部6
と同一の構成であっても異なる構成であってもよい。
本考案による戻し管の接続構造は、上述したスプリンク
ラー用の巻出し管の接続部6に限定されず、たとえば一
般家庭における洗面所などの水回り個所の排水トラップ
と排水管との接続部などにも同様に適用できるものであ
る。
〔考案の効果〕
以上のように本考案による戻し管の接続構造によると、
一方の管の端部に拡径されたパッキン受座が設けられて
このパッキン受座の内面が外拡がりテーパ状のパッキン
受面となされているという構成により、一方の管の管壁
の肉厚を不必要に厚くすることなく、大きなゴムパッキ
ンを用いてゴムパッキンと上記パッキン受面との密着面
積を増大させたり、ゴムパッキンの雌ねじの山数を増加
させてその雌ねじと他方の管のテーパ雄ねじとの噛合い
個所における密着面積を増大させることができるように
なり、そのことによって戻し管の接続部の水密性保持機
能が確実に発揮されることになる。したがって、十数kg
/cm2の高い水圧が加わるスプリンクラー用巻出し管とし
て用いられる戻し管の接続構造として信頼性の高いもの
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による接続構造を採用した巻出
し管の側面図、第2図はS字管の一部切欠側面図、第3
図はテーパ雄ねじに螺合された非圧縮状態のゴムパッキ
ンの断面形状を示す拡大断面図、第4a図は戻しを行う前
の接続部の状態を示す部分断面図、第4b図は上記接続構
造の部分断面図、第5図は戻しを行うときの平面図、第
6図はスプリンクラー用巻出し管の配管図である。 5…管、6…接続部、10…テーパ雄ねじ、11…パッキン
受座、12…パッキン受面、13…テーパ雌ねじ、14…ゴム
パッキン、16…雌ねじ、17…締付ナット、18…締付ナッ
トの端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに接続される二本の管(5,5)の少な
    くとも一方が戻し管である場合の戻し管の接続構造であ
    って、 一方の管(5)の端部に拡径されたパッキン受座(11)
    が設けられてこのパッキン受座(11)の内面が外拡がり
    テーパ状のパッキン受面(12)となされ、このパッキン
    受面(12)につづく一方の管(5)の端部内面にテーパ
    雌ねじ(13)が形成されており、他方の管(5)の端部
    外周に形成されたテーパ雄ねじ(10)が上記テーパ雌ね
    じ(13)にねじ込まれ、上記テーパ雄ねじ(10)に、内
    周部に雌ねじ(16)が形成されたリング状のゴムパッキ
    ン(14)における上記雌ねじ(16)が螺合され、このゴ
    ムパッキン(14)が上記テーパ雄ねじ(10)に螺合した
    締付ナット(17)を緩み方向に回転させることにより締
    め付けられて上記パッキン受面(12)と締付ナット(1
    7)の端面(18)とに密着していると共に、ゴムパッキ
    ン(14)の雌ねじ(16)が上記テーパ雄ねじ(10)に噛
    み合って密着していることを特徴とする戻し管の接続構
    造。
JP1988117505U 1988-09-07 1988-09-07 戻し管の接続構造 Expired - Lifetime JPH0738787Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS607481U (ja) * 1983-06-27 1985-01-19 鶴巻 康平 管継手

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