JPH0748783B2 - シ−ト体搬送機構およびその制御方法 - Google Patents

シ−ト体搬送機構およびその制御方法

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JPH0748783B2
JPH0748783B2 JP61212914A JP21291486A JPH0748783B2 JP H0748783 B2 JPH0748783 B2 JP H0748783B2 JP 61212914 A JP61212914 A JP 61212914A JP 21291486 A JP21291486 A JP 21291486A JP H0748783 B2 JPH0748783 B2 JP H0748783B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシート体搬送機構およびその制御方法に関し、
一層詳細には、一対のローラ間に挟持され副走査方向に
搬送されるシート体に対し光ビームを主走査方向に走査
させ画像情報の記録または読取を行う際、当該ローラ対
を構成するローラの一方を他方のローラに指向して徐々
に変位させることで前記シート体を衝撃なく挟持し円滑
に副走査搬送するシート体搬送機構およびその制御方法
に関する。
最近、蓄積性螢光体(輝尽性螢光体)を用いて被写体の
放射線画像を得る放射線画像記録再生システムが注目さ
れている。ここで、蓄積性螢光体とは放射線(X線、α
線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光
を照射すると、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光す
る螢光体をいう。
前記の放射線画像記録再生システムはこの蓄積性螢光体
を利用したもので、人体等の被写体の放射線画像情報を
一旦蓄積性螢光体の層を有するシート(以下「蓄積性螢
光体シート」または単に「シート」という)に蓄積記録
し、この蓄積性螢光体シートをレーザ光等の励起光で走
査して輝尽発光光を生じさせ、前記輝尽発光光を光電的
に読み取って電気信号を得、この電気信号に基づき被写
体の放射線画像を写真感光材料等の記録材料あるいはCR
T等の表示装置に可視像として出力させるものである。
そこで、このような放射線画像記録再生システムにおい
て、放射線画像が蓄積記録された蓄積性螢光体シートか
らその放射線画像を読み取る場合、具体的には次のよう
な方法により行っている。
すなわち、蓄積性螢光体シート上をレーザビーム等の光
ビームで二次元的に走査し、当該シートから発せられる
輝尽発光光をフォトマルチプライヤ等の光検出器で時系
列的に検出して画像情報を得る。この場合、前記光ビー
ムの二次元的走査は、通常、蓄積性螢光体シートをベル
トコンベアによって副走査方向に搬送すると共に前記シ
ートの搬送方向と直交する主走査方向に光ビームを偏向
することにより達成している。
一方、前記のようにして得られた画像情報を可視像とし
て再生する場合、例えば、記録材料である写真感光材料
に蓄積性螢光体シートから得られた前記画像情報に基づ
いて変調されたレーザ光を照射し、前記写真感光材料に
所定の画像を記録する。そして、この新たに画像が記録
された写真感光材料は現像処理が施された後、所定の場
所に保管され、必要に応じて医療診断等に供されること
になる。
ところで、放射線画像を蓄積性螢光体シートから読み取
る際、ベルトコンベアにより搬送される前記蓄積性螢光
体シートはこのベルトコンベア上にしっかりと位置決め
固定されなければならない。走査中に蓄積性螢光体シー
トがベルトコンベア上で副走査方向と異なる方向に変位
すれば、この蓄積性螢光体シート上における光ビームの
照射位置が所望の位置からずれてしまうからである。す
なわち、ベルトコンベアに対して変位した蓄積性螢光体
シートに励起光の走査を行った場合、これら得られる画
像情報が位置ずれを起こした不正確なものとなり、この
画像情報に基づいて、例えば、医療診断を行う場合に誤
診等の発生する虞がある。
そこで、従来、走査中の蓄積性螢光体シートがベルトコ
ンベアに対して変位しないように、例えば、サクション
用ボックスが使用されている。すなわち、前記サクショ
ン用ボックスはエンドレス状のベルトコンベアの空間部
分に配設されており、前記ベルトコンベアには複数個の
サクション用孔部が穿設されている。そして、ベルトコ
ンベアに蓄積性螢光体シートが搬送されると、サクショ
ン用ボックスに接続する真空発生装置が吸引を開始し、
前記蓄積性螢光体シートがこのベルトコンベア上で吸引
されるために当該ベルト上に位置決め固定されて、この
ベルトコンベアの副走査方向への変位に伴って前記シー
トが移送されることになる。
然しながら、この種の従来技術では、前記のようにサク
ション用ボックスを用いるため、機構が複雑且つ大型な
ものとなると供に、前記サクション用ボックスを介して
シートを吸引する真空発生装置並びにこの装置を駆動制
御するための制御系を必要とする。
しかも、このような蓄積性螢光体シートの固定搬送手段
がかなり高価なものとなり、放射線画像記録再生システ
ム全体としてのコストもまた相当に高騰してしまう不都
合が露呈する。
さらにまた、ベルトコンベアに蓄積性螢光体シートを好
適に吸着させるために、前記蓄積性螢光体シートをベル
トコンベアに対して平行に搬送する搬送路を設けなけれ
ばならず、このような構成からすれば、放射線画像記録
再生システム自体が大型化してしまう。このため、特
に、病院等に前記システムを配置する場合、狭小な室内
を効果的に活用することが困難となる欠点が指摘され
る。
一方、画像記録装置では写真感光材料に変調されたレー
ザ光を偏向して照射し主走査を行うと共に、前記写真感
光材料を回転駆動源に係合する大径なドラムとこのドラ
ム上に設けられる一対のローラとにより挟持して前記主
走査方向と略直交する方向に搬送して副走査を行ってい
る。
然しながら、この場合、写真感光材料を搬送する際にド
ラムを回転駆動する回転駆動源、例えば、モータに負荷
変動を惹起して前記写真感光材料に好適な副走査が行わ
れない虞が生ずる。そこで、従来、副走査方向に対し前
記ドラムの前後に支持台を設けて副走査中における前記
モータへの負荷変動を極力抑えるよう構成している。従
って、ドラムの前後には少なくとも搬送される写真感光
材料の副走査方向の長さと同一あるいはそれ以上の長さ
を有する支持台を配設しなければならず、画像記録装置
自体が相当に大型化してしまう欠点が露呈する。また、
ドラムは写真感光材料を安定して搬送するために、写真
感光材料の幅員よりも大きな幅員を有しており、しか
も、このドラムを回転させるモータが前記ドラムの幅方
向に設けられているため、前記画像記録装置は主走査方
向にも大きく延在せざるを得ない。
さらに、写真感光材料に高精度な走査を行うためには、
前記写真感光材料を一定速度で正確な方向に高精度に搬
送するようにモータを厳密に制御する必要があり、前記
のように制御可能で高精度なモータは高価であることか
ら、装置全体のコストが大幅に上昇してしまうという問
題もある。また、写真感光材料を安定して搬送するため
にはドラムに摺接するローラ対を配設することが不可欠
であるが、これらのローラ対が設けられていることによ
り、前記写真感光材料の副走査方向の両端部には走査を
行うことが出来ず、例えば、画の周囲を黒枠、所謂、ブ
ラックエッジにしたいという要求に対応出来ないという
不都合が生じる。
従来の画像読取装置および画像記録装置における上述の
ような欠点に鑑み、本願出願人は、シート状の被走査体
に一次元方向に偏向された光ビームを照射して主走査を
行うと共に、前記主走査方向と略直交する方向に前記被
走査体を移送して副走査を行い、前記被走査体を二次元
的に走査する光ビーム走査装置において、前記被走査体
を挟持して搬送する一対のローラを前記被走査体の搬送
方向の長さより短い間隔で二組配設し、前記二組の対を
なすローラを同期的に回転して副走査をなすと共に、前
記ローラ対間にて偏向された光ビームを照射し主走査を
行うように構成することを特徴とする光ビーム走査装置
を出願した(特願昭第60−234182号)。
本発明は、前記の出願された発明「光ビーム走査装置」
に関連してなされたものであって、蓄積性螢光体シート
または写真感光材料等のシート体を一対のローラで挟持
搬送して走査する際、前記一対のローラの中、少なくと
も一方を他方に指向して徐々に変位させることにより、
前記シート体がこのローラ間に臨入する際に衝撃等の惹
起することがなく、従って、シート体を一定の速度で円
滑に移送して放射線画像の読取または記録を好適に行う
ことを可能にし、また、前記ローラがシート体に当接し
た後、ローラを前記シート体に可及的速やかに押圧させ
ることにより、シート体が衝撃を受けることなく、しか
も、極めて短時間で所望の圧接状態に挟持され所期の搬
送作業が可能となるシート体搬送機構およびその制御方
法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明はシート状の被走
査体に光ビームを偏向して照射し主走査を行う際、前記
被走査体をその搬送方向の長さよりも短い間隔で配設し
た二組の対をなすローラで挟持し副走査搬送するシート
体搬送機構において、前記二組の対をなすローラの中、
少なくとも一方のローラを他方のローラに指向して変位
させるアクチュエータと、前記一方のローラが所定の速
度で変位するよう前記アクチュエータを制御する制御手
段とから構成することを特徴とする。
また、本発明はシート状の被走査体に光ビームを偏向し
て照射し主走査を行うと共に前記被走査体をその搬送方
向の長さよりも短い間隔で配設した二組の対をなすロー
ラにより挟持して副走査方向に搬送する際、当該ローラ
対を構成する少なくとも一方のローラを他方のローラに
指向して徐々に変位させ、当該一方のローラが前記被走
査体に当接した後、前記一方のローラの変位手段に供給
する駆動信号を増大して前記一方のローラの前記被走査
体に対する押圧力を急速に増大させることにより前記被
走査体を挟持搬送することを特徴とする。
次に、本発明に係るシート体搬送機構およびその制御方
法について好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
第1図において、参照符号10は本発明に係るシート体搬
送機構を組み込む画像読取装置を示す。前記画像読取装
置10内の室12にはサプライマガジン14が装填されてお
り、このサプライマガジン14内には放射線画像を蓄積記
録済みの蓄積性螢光体シートAが積層して収納されてい
る。前記サプライマガジン14に近接して吸着盤16を含む
枚葉機構が室12内に設けられ、この吸着盤16の下方には
蓄積性螢光体シートAを搬送するエンドレス状の第1の
搬送ベルト18が設けられる。この第1搬送ベルト18は鉛
直方向下方に延在して画像読取装置10の内部隅角部で水
平方向に指向するように屈曲しており、その終端部から
若干離間して本発明に係るシート体搬送機構20が設けら
れる。
前記シート体搬送機構20は第1のローラ対22と第2のロ
ーラ対24とを含み、前記ローラ対22、24の間には搬送さ
れてくる蓄積性螢光体シートAを保持するためのガイド
部材26a、26bが配設される。前記第1ローラ対22は回転
駆動されるローラ30とこれに摺接して回転するローラ32
とからなり、一方、前記第2ローラ対24は回転駆動され
るローラ34とこの上方に配設されるローラ36とからな
る。なお、第2ローラ対24には蓄積性螢光体シートAの
通過を検知する検知センサ37を近接して配設しておく。
この場合、前記第2ローラ対24は第2図に示すように構
成される。すなわち、ローラ34の一端部は画像読取装置
10内に立設される支持板38に回転自在に軸支されてお
り、このローラ34の軸40は回転駆動源、例えば、モータ
42の回転駆動軸に係合する。また、ローラ36の一端部よ
り突出する軸44は支持板38に形成された長孔46に嵌合す
る。ローラ36の軸44にはコイルスプリング48が取着さ
れ、ローラ36を前記ローラ34より離間させる方向に付勢
している。なお、ローラ34および36の他端部は前記と同
様に図示しない支持板に枢支される。
一方、ローラ36の軸44には電磁アクチュエータであるロ
ータリソレノイド50の回転駆動軸52に一端部が枢支され
たアーム部材54の他端部側が当接する。この場合、前記
ロータリソレノイド50は支持板38に固着されており、後
述する制御回路の作用下に前記アーム部材54をコイルス
プリング48の引張力に抗して回動させ、前記ローラ36を
ローラ34に指向して変位させるものである。
ここで、前記ローラ34の軸40にはプーリ56が係合し、一
方、第1ローラ対22を構成するローラ30の軸31にもプー
リ57が係着されている。そして、これらのプーリ56およ
び57はベルト61によって連結される。従って、ローラ30
と34とはモータ42により同期的に回転する。なお、第1
ローラ対22を構成するローラ32は、第2ローラ対24のロ
ーラ36と同様に、図示しないロータリアクチュエータに
よりローラ30に指向して変位するよう構成しておくと好
適である。
そこで、ロータリソレノイド50の制御回路は次のように
構成される。すなわち、第3図において、制御回路は第
2ローラ対24に近接した検知センサ37から供給されるシ
ート検知信号に基づき極性切換スイッチSWを駆動する切
換器58と、前記極性切換スイッチSWを介して正極端子59
aまたは負極端子59bより印加される電圧を所定の時定数
に基づいて積分する積分器60と、前記積分器60より出力
される電圧を電流に変換してロータリソレノイド50を駆
動するドライバ62とを含む。なお、ロータリソレノイド
50を駆動する電流はコンバータ64によって電圧に変換さ
れ比較器66に供給される。この場合、比較器66には基準
電圧V0が印加されており、前記比較器66はこの基準電圧
V0と前記コンバータ64より供給される電圧とを比較して
前記積分器60の時定数を制御するものである。
第2ローラ対24を制御する回路は基本的には以上のよう
に構成されるものであるが、この場合、第1ローラ対22
の制御回路を前記第2ローラ対24と同様に構成してもよ
いことは勿論である。
次いで、第2ローラ対24に近接して第2の搬送ベルト67
が設けられる(第1図参照)。前記第2搬送ベルト67は
一旦水平方向に延在した後、図において大きく垂直方向
上方に延在し、その終端部で水平方向に屈曲し、さらに
先端部は若干下方に指向させておく。なお、この第2搬
送ベルト67の先端部には蓄積性螢光体シートAを収納す
るレシーブマガジン68が近接して配置される。
一方、本実施態様のシート体搬送機構20の上部には読取
部70が配置される。前記読取部70はレーザ光源72を含
み、このレーザ光源72のレーザ光導出側にはレーザ光74
をシートA上に走査させるためのミラー76およびガルバ
ノメータミラー78が設けられている。さらに、レーザ光
74のシートA上の走査位置には主走査線に沿って光ガイ
ド80が配設され、前記光ガイド80の上部にフォトマルチ
プライヤ82が装着される。
さらにまた、室12内には、例えば、搬送ベルト67の中間
部に消去部84を配置する。なお、前記消去部84の内部に
は図示しない複数個の消去用光源を配設しておく。
本実施態様のシート体搬送機構を組み込む画像読取装置
は基本的には以上のように構成されるものであり、次に
その作用並びに効果について説明する。
先ず、画像読取装置10にサプライマガジン14が装着され
る。この場合、前記サプライマガジン14内には、例え
ば、人体等の被写体の放射線画像が蓄積記録された蓄積
性螢光体シートAを複数枚積層して収納している。
そこで、前記蓄積性螢光体シートAは吸着盤16を含む枚
葉機構の作用下に前記サプライマガジン14から1枚ずつ
取り出され、この吸着盤16の下方に設けられる第1搬送
ベルト18を介してシート体搬送機構20側に搬送される。
次いで、蓄積性螢光体シートAは第1ローラ対22、すな
わち、モータ42の作用下に回転するローラ30とローラ32
との間に挟持され矢印B方向に移送される。その際、読
取部70を駆動してレーザ光源72から導出されるレーザ光
74をミラー76で反射させてガルバノメータミラー78に到
達せしめ、このガルバノメータミラー78の揺動作用下に
レーザ光74を前記シートA上で主走査方向にスキャンさ
せる。それによってシートAから放出される輝尽発光光
を光ガイド80に入射させ、これをフォトマルチプライヤ
82によって電気信号に変換して、例えば、画像記録装置
等に送給する。このように、蓄積性螢光体シートAはレ
ーザ光74により二次元的に走査され、続いてその前端部
が第2ローラ対24、すなわち、ローラ34と36とによって
挟持されるに至る。
そこで、第2図および第3図に基づいて第2ローラ対24
の動作につき説明する。この場合、蓄積性螢光体シート
Aが第2ローラ対24に到達する以前においてロータリソ
レノイド50は非通電状態とされている。従って、ローラ
36はコイルスプリング48の引張力により支持板38に形成
した長孔46に沿って変位しローラ34と前記ローラ36との
間に所定の間隔が画成されている。
蓄積性螢光体シートAが第1ローラ対22によって矢印B
方向に移送され、その前端部が第2ローラ対24に近接し
て配置された検知センサ37に到達すると、前記検知セン
サ37は前記シートAの通過を検知しその検知信号を切換
器58に出力する。この場合、切換器58は極性切換スイッ
チSWを電源の正極端子59aに接続する。次いで、積分器6
0は前記極性切換スイッチSWを介して電源より印加され
る電圧を積分し、その電圧に対応する電流がドライバ62
からロータリソレノイド50に供給される。この場合、前
記ロータリソレノイド50に供給される電流は第4図に示
すように時間と共に増大する。
そこで、ロータリソレノイド50に一定の増加率の電流が
供給されると、前記ロータリソレノイド50の回転駆動軸
52がコイルスプリング48の引張力に抗して所定の速度で
回動し、アーム部材54がローラ36の軸44を矢印C方向に
徐々に押圧する。この結果、軸44は支持板38に穿設した
長孔46に沿って下降し、ローラ36がローラ34に指向して
一定の速度で変位することになる。この場合、ローラ34
上には蓄積性螢光体シートAの前端部が臨入しており、
シートAはこれらのローラ34および36によって静かに挟
持され、次いで、前記シートAに徐々に応力が付与され
る。
ここで、第4図に示す電流特性に基づいてローラ36をロ
ーラ34に指向して変位させた場合、蓄積性螢光体シート
Aが第2ローラ対24によって所定の応力で挟持されるま
でに多少の時間を要することにより、例えば、高速でシ
ートAを走査する際に支障を来すことになる。そこで、
ロータリソレノイド50に供給される電流をコンバータ64
によって電圧に変換し、この電圧に基づいて積分器60の
時定数を変更するように構成すれば、第5図に示す特性
を有する電流をロータリソレノイド50に供給することが
出来、迅速な挟持動作が可能となる。
すなわち、コンバータ64からの電圧を比較器66において
基準電圧V0と比較し、前記電圧が基準電圧V0に達した時
点で積分器60に時定数を切り換えるための信号を出力す
る。この場合、前記基準電圧V0はロータリソレノイド50
の駆動電流とローラ36の変位量との関係から予め設定さ
れている。そこで、ローラ36がシートAに当接し所定量
変位した時点(電流増加率の変位点a)において、積分
器60の時定数は前記信号によって以前よりも大きな値に
切り換えられ、増加率の増大した電流がロータリソレノ
イド50に供給される。従って、前記ロータリソレノイド
50はローラ36が蓄積性螢光体シートAに当接し所定量変
位した後、アーム部材54を高速で変位させて前記ローラ
36をローラ34に対して速やかに押圧する。そして、ロー
ラ34および36は前記シートAを所定の応力で教示するに
至る。この結果、蓄積性螢光体シートAは第2ローラ対
24によって短時間で挟持され搬送可能状態とされるた
め、前記シートAの極めて効率的な副走査搬送、すなわ
ち、高速走査が可能となる。また、蓄積性螢光体シート
Aはローラ34および36によって格別な衝撃を受けること
なく挟持され、極めて円滑にしかも継続的に矢印B方向
に移送されるため、前記読取部70による蓄積性螢光体シ
ートAの画像読取動作が極めて良好に行われる。
なお、蓄積性螢光体シートAの後端部が第1ローラ対22
を通過する際に前記第1ローラ対22によるシートAのニ
ップ作用を解除すれば、第1ローラ対22から当該シート
が離脱する時に衝撃が惹起することなく、一層良好な画
像読取動作が可能となる。
次に、前記蓄積性螢光体シートAは第2搬送ベルト67を
介して消去部84に至る。消去部84では図示しない複数個
の消去光源が点灯されており、その照射光は蓄積性螢光
体シートAに残存する放射線画像を完全に消去する。放
射線画像の消去された蓄積性螢光体シートAは前記第2
搬送ベルト67によって画像読取装置10の上部に搬送され
た後、レシーブマガジン68内に収納される。
ここで、第5図において、電流の増加率の変化する変位
点aを比較器66に入力される基準電圧V0によって設定す
る代わりに、ローラ36と蓄積性螢光体シートAとの接触
状態を接触センサ等によって検知し、その検知信号を積
分器60に入力させて時定数を切り換えるようにしてもよ
い。
また、第6図に示す制御回路によりロータリソレノイド
50を駆動制御するように構成することも出来る。すなわ
ち、検知センサ37は蓄積性螢光体シートAの前端部を検
知し、検知信号をクロック信号発生器110に出力する。
クロック信号発生器110は前記検知信号を受信した時点
からクロック信号を分周器112に供給し、分周器112は前
記クロック信号を所定の周期のパルス信号に変換してカ
ウンタ114に供給する。カウンタ114の出力信号はD/Aコ
ンバータ116によってアナログ信号に変換されドライバ1
17に供給される。そして、前記ドライバ117はロータリ
ソレノイド50を駆動する。そこで、ロータリソレノイド
50は段階的に変化する電流に基づいてアーム部材54を回
動し、ローラ36をローラ34に徐々に接近させる。
一方、前記ローラ36は接触センサ118を有しており、こ
の接触センサ118は前記ローラ36が蓄積性螢光体シート
Aに接触した時、接触検知信号を分周器112に出力す
る。この場合、前記接触検知信号は分周器112の分周比
を切り換え、前記分周器112から出力されるパルス信号
の周期を小さくする。その結果、カウンタ114の入力ク
ロック周波数が高くなり、D/Aコンバータ116の出力電圧
の増加速度が増大する。つまり、ドライバ117の出力電
流も速く増加する。従って、ロータリソレノイド50は、
ローラ36が蓄積性螢光体シートAに接触する以前よりも
高速で変化する電流に基づいてアーム部材54を回動し、
ローラ36をローラ34に迅速に押圧する。この結果、前記
シートAはローラ34および36によって速やかに、しかも
衝撃なく挟持されて円滑に移動されることになる。
一方、本発明に係るシート体搬送機構は次のように構成
することも可能である。すなわち、第7図においてロー
タリソレノイド50の回転駆動軸52にアーム部材86の一端
部を枢支しておく。また、このアーム部材86の他端部に
ピン88を植設し、このピン88にリンク部材90の一端部を
当接させる。前記リンク部材90の他端部は支持板38に軸
92を介して回動自在に軸着しておき、この他端部にリー
フスプリング94の一端部を固着する。一方、リーフスプ
リング94の他端部はローラ36の軸44に当接させ、前記リ
ーフスプリング94の中間部にストレンゲージ96を接着す
る。なお、ローラ34および第1ローラ対22の構成は前述
した場合と同様でありその説明は省略する。
ここで、ロータリソレノイド50の制御回路は次のように
構成される。すなわち、第8図において、制御回路はス
トレンゲージ96および増幅器100とで構成される圧力セ
ンサ102と、増幅器104および時定数を設定するための抵
抗R、コンデンサCで構成される積分器106と、電圧を
電流に変換してロータリソレノイド50を駆動するドライ
バ108とで構成される。
そこで、第2ローラ対24に近接して配置された検知セン
サ37が蓄積性螢光体シートAの前端部を検知した時、前
記検知センサ37はシート検知信号を切換器58に出力す
る。切換器58はこの検知信号に基づき極性切換スイッチ
SWを電源の正極端子59aに接続し所定の電圧信号を積分
器106に供給する。積分器106は抵抗Rおよびコンデンサ
Cによって設定された時定数に基づき前記電圧を積分す
る。そして、積分器106からの出力信号はドライバ108に
よって電流に変換されロータリソレノイド50に供給され
る。ロータリソレノイド50は前記電流によって回転駆動
軸52を回動させ、アーム部材86およびこのアーム部材86
に植設されたピン88を介してリンク部材90を軸92を中心
として回動させる。この場合、リンク部材90にはリーフ
スプリング94の一端部が連結されており、前記リーフス
プリング94の他端部に当接するローラ36の軸44は前記ロ
ータリソレノイド50の駆動作用下に押圧され、前記ロー
ラ36がローラ34に指向して徐々に変位する。
ここで、リーフスプリング94の中央部にはストレンゲー
ジ96が接着されており、前記ストレンゲージ96はリーフ
スプリング94に生じる歪量を検出する。この歪量は圧力
センサ102を構成する増幅器100により電圧として積分器
106に供給される。従って、積分器106には前記極性切換
スイッチSWを介して供給される電源からの一定の電圧と
圧力センサ102から出力されローラ36の変位量によって
徐々に増大する電圧とが供給され、ドライバ108によて
変換されロータリソレノイド50に供給される電流は、第
9図に示すように時間と共に徐々に増大する特性とな
る。このため、ローラ36はローラ34に指向して当初比較
的小さな押圧力で徐々に変位し、次いで、その押圧力が
加速的に増大し蓄積性螢光体シートAを短時間で所定の
応力により挟持するに至る。この結果、第2ローラ対24
は蓄積性螢光体シートAに何等衝撃を付与することな
く、所望の状態で当該シートAを速やかに挟持し矢印B
方向に円滑に移送する。
なお、ローラ36がローラ34より離間する場合、切換器58
による極性切換スイッチSWの切換動作によって、第9図
に示す電流特性と対称的になる特性の電流信号がロータ
リソレノイド50に供給され、前述した場合と反対の動作
によりローラ36がローラ34より離間される。
ところで、放射線画像記録再生システムでは、前述した
ような画像記録装置を採用しており、写真感光材料をド
ラムとローラとにより挟持搬送しながらこれに変調され
たレーザ光を照射して前記写真感光材料に放射線画像情
報に基づいて所定の画像を記録している。従って、本発
明に係るシート体搬送機構を前記画像記録装置に用いれ
ば、衝撃等を惹起することなく写真感光材料を正確且つ
円滑に搬送することが出来、結果的に、前記写真感光材
料に記録される画像がより一層良好なものとなる。
以上のように、本発明によれば、蓄積性螢光体シート等
のシート体を二組の対をなすローラで挟持して搬送する
際、前記ローラ対の少なくとも一方のローラをアクチュ
エータの作用下に他方に指向して徐々に変位させて前記
シート体を挟持し搬送している。このため、シート体の
全面に亘って画像情報の読取または記録を行うことが可
能となる。しかも、シート体は円滑に前記ローラ間に臨
入することが出来、例えば、蓄積性螢光体シートの全面
に励起光を照射して放射線画像情報を得る場合、または
写真感光材料の全面にレーザ光を照射して可視像を得る
場合に衝撃を生ずることなく、結局、鮮明且つ高精度な
画像情報または可視像の取得が可能となる。また、前記
ローラがシート体に当接した後、前記シート体に対する
押圧力の変化速度を増大させれば、短時間でシート体の
挟持動作を完了することが出来、迅速にシート体の搬送
動作を開始することが可能となり、これによって画像読
取または記録のサイクルタイムを一挙に縮減出来る利点
が得られる。
以上、本発明に係るシート体搬送機構およびその制御方
法について好適な実施態様を挙げて説明したが、本発明
はこの実施態様に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変
更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るシート体搬送機構を組み込む画像
読取装置の概略説明図、 第2図は本発明に係るシート体搬送機構の概略斜視図、 第3図は本発明に係るシート体搬送機構における制御回
路のブロック図、 第4図および第5図は夫々本発明に係るシート体搬送機
構におけるアクチュエータの駆動電流特性図、 第6図は本発明に係るシート体搬送機構における制御回
路の他の実施態様を示すブロック図、 第7図は本発明に係るシート体搬送機構の他の実施態様
を示す概略斜視図、 第8図は第7図に示すシート体搬送機構における制御回
路のブロック図、 第9図は第7図に示すシート体搬送機構におけるアクチ
ュエータの駆動電流特性図である。 10……画像読取装置、20……シート体搬送機構 22、24……ローラ対、42……モータ 50……ロータリソレノイド 54、86……アーム部材、90……リンク部材 94……リーフスプリング、96……ストレンゲージ A……蓄積性螢光体シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の被走査体に光ビームを偏向して
    照射し主走査を行う際、前記被走査体をその搬送方向の
    長さよりも短い間隔で配設した二組の対をなすローラで
    挟持し副走査搬送するシート体搬送機構において、前記
    二組の対をなすローラの中、少なくとも一方のローラを
    他方のローラに指向して変位させるアクチュエータと、
    前記一方のローラが所定の速度で変位するよう前記アク
    チュエータを制御する制御手段とから構成することを特
    徴とするシート体搬送機構。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の機構におい
    て、アクチュエータは弾性体により回動動作が強制的に
    制御されるロータリソレノイドからなり、このロータリ
    ソレノイドの回転駆動軸に連結するアーム部材が前記ロ
    ータリソレノイドに供給され且つ時間と共に増大する駆
    動信号によって前記弾性体の弾発力に抗しローラ対の一
    方のローラを他方のローラに指向して所定の速度で変位
    するよう構成してなるシート体搬送機構。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載の機構におい
    て、アーム部材は撓み量を検出するストレンゲージが取
    着されたリーフスプリングからなり、ロータリソレノイ
    ドには時間と共に増大する駆動信号に前記撓み量に応じ
    た信号が加算されて供給されるよう構成してなるシート
    体搬送機構。
  4. 【請求項4】シート状の被走査体に光ビームを偏向して
    照射し主走査を行うと共に前記被走査体をその搬送方向
    の長さよりも短い間隔で配設した二組の対をなすローラ
    により挟持して副走査方向に搬送する際、当該ローラ対
    を構成する少なくとも一方のローラを他方のローラに指
    向して徐々に変位させ、当該一方のローラが前記被走査
    体に当接した後、前記一方のローラの変位手段に供給す
    る駆動信号を増大して前記一方のローラの前記被走査体
    に対する押圧力を急速に増大させることにより前記被走
    査体を挟持搬送することを特徴とするシート体搬送機構
    の制御方法。
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JPS58159057A (ja) * 1982-03-16 1983-09-21 Murata Giken Kk フアクシミリにおける原稿給送装置

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