JPH074945B2 - 静電記録方法及びその装置 - Google Patents

静電記録方法及びその装置

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JPH074945B2
JPH074945B2 JP2011681A JP1168190A JPH074945B2 JP H074945 B2 JPH074945 B2 JP H074945B2 JP 2011681 A JP2011681 A JP 2011681A JP 1168190 A JP1168190 A JP 1168190A JP H074945 B2 JPH074945 B2 JP H074945B2
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裕治 末光
晃二 増田
和夫 浅野
晃雅 小村
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Fuji Xerox Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はプリンタやファクシミリ等に使用される静電
記録方法及びその装置に関し、特に、画像信号に応じて
イオンを発生させ、静電的に画像の記録を行う静電記録
方法及びその装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の静電記録装置としては、次に示すような
ものがある。すなわち、第16図に示すように、誘電体ド
ラム100の表面に対向させて静電記録ヘッド101を配置
し、この静電記録ヘッド101によって誘電体ドラム100の
表面に所望の静電潜像を形成する。
上記静電記録ヘッド101は、第17図及び第18図に示すよ
うに、絶縁基板102の表面に複数の駆動電極103、103…
を互いに平行に設けるとともに、その裏面にこれらの駆
動電極103、103…と交差するように複数の制御電極10
4、104…を設け、両電極103、103…及び104、104…によ
ってマトリクスを構成する。そして、上記制御電極10
4、104…には、駆動電極103、103…と交差する位置に放
電生成領域としての開口部105、105…を形成する。これ
らの制御電極104、104…に形成された開口部105、105…
は、マトリクスを構成する駆動電極103、103…と制御電
極104、104…の交差する位置に設けられているため、こ
れらの開口部105、105…自身も、第17図に示すように、
マトリクスを構成している。
また、上記制御電極104、104…の下面には、第19図及び
第20図に示すように、絶縁層106を介してスクリーン電
極107を設けるとともに、これらの絶縁層106及びスクリ
ーン電極107には、第20図に示すように、制御電極104、
104…の開口部105、105…と対応した位置に、開口部10
8、108…及びイオン導出用の開口部109、109…を形成す
る。
そして、上記静電記録ヘッド101は、第20図に示すよう
に、駆動電極103に交番電界を印加するとともに、スク
リーン電極107に直流電圧を印加する。また、制御電極1
04、104…には、画像信号に応じた高電圧をパルス状に
選択的に印加する。
こうすることによって、選択的に電圧が印加された駆動
電極103、103…と制御電極104、104…との間における開
口部105、105…に、第21図に示すように、沿面コロナ放
電を生起させ、この沿面コロナ放電によって発生したイ
オン流を制御電極104、104…とスクリーン電極107との
間に形成される電界によって加速もしくは吸収し、イオ
ンの放出の制御を行って、誘電体ドラム100上にイオン
による静電潜像を画像信号に応じて形成するようになっ
ている。
その際、イオンの生成を行う制御電極104、104…の開口
部105、105…は、マトリクスを構成しているため、これ
らの開口部105、105…からのイオンの放出を制御するこ
とによって、所望の静電潜像を誘電体ドラム100に形成
可能なように、駆動電極103、103…及び制御電極104、1
04…は、誘電体ドラム100の回転と同期して、次のよう
に駆動される。
すなわち、誘電体ドラム100の回転軸に、第16図に示す
ように、エンコーダ110を取付け、このエンコーダ110に
よって誘電体ドラムの回転速度を検出する。そして、上
記エンコーダ110からのパルスが1周期Tだけ出力され
る間に、第 図に示すように、複数設けられた駆動電極
103、103…を予め定められたパルス幅Twで1つずつ順次
駆動するとともに、これと同期させて静電潜像の記録を
行う制御電極104、104…にパルス電圧を印加する。
こうすることによって、電圧が印加された駆動電極10
3、103…と制御電極104、104…との間における開口部10
5、105…に、沿面コロナ放電を生起させ、この沿面コロ
ナ放電によって発生したイオン流を制御電極104、104…
とスクリーン電極107との間に形成される電界によって
加速もしくは吸収し、イオンの放出の制御を行って、誘
電体ドラム100上にイオンによる静電潜像を画像信号に
応じて形成する。
たとえば、上記静電記録ヘッド101によって直線状の画
像を記録する場合には、第22図に示すように、エンコー
ダ110からの出力パルスの立ち上がりに同期させて、各
駆動電極103、103…に順次交番電界を印加するととも
に、制御電極104、104…に駆動電極103、103…と同期さ
せてパルス電圧を印加する。つまり、はじめにNo1の駆
動電極が駆動された時に制御電極をオン状態にする。次
に、当該時点で形成された静電潜像が、誘電体ドラム10
0の移動に伴ってNo2の駆動電極下に来た時に制御電極を
オン状態にする(移動している間は制御電極はオフ状態
になっている。)この動作を繰り返すことによって、誘
電体ドラム100上には、第23図に示すように、この誘電
体ドラム100の移動に伴って、直線状の静電潜像が形成
される。
このようにして、誘電体ドラム100上に形成された静電
潜像は、現像器111により現像してトナー像とし、この
トナー像を誘電体ドラム100とこれと圧接する圧力ロー
ラ112との間のニップ部に供給される記録用紙113上に、
圧力によって転写と同時定着することによって、記録用
紙113上に画像を記録する。図中、114は上記の如くトナ
ー像が転写定着された後の誘電体ドラム100の表面に残
留したトナーを除去するクリーナーを、115は誘電体ド
ラム100の表面に残留した電荷を消去する除電器をそれ
ぞれ示している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来技術の場合には、次のような問題点を
有している。すなわち、上記静電記録装置の場合には、
誘電体ドラム100の表面に形成されたトナー像を、この
誘電体ドラム100とこれに圧接する圧力ローラ112との圧
力によって、記録用紙113上に転写定着するものであ
る。そのため、記録用紙113が第24図(A)に示すよう
に誘電体ドラム100と圧力ローラ112とのニップ部に突入
する際には、誘電体ドラム100と圧力ローラ112との圧接
圧力が瞬間的に高くなるため、誘電体ドラム100の回転
速度が第25図のAに示すように瞬間的に低下した後、振
動を繰り返して元の速度に復帰する。その後、記録用紙
113が第24図(B)に示すように誘電体ドラム100と圧力
ローラ112とのニップ部を通過する間は、第25図のBに
示すように、誘電体ドラム100の回転速度は定常的に所
定の速度を維持する。そして、記録用紙113が第24図
(C)に示すように誘電体ドラム100と圧力ローラ112と
のニップ部を抜け出る際にも、誘電体ドラム100と圧力
ローラ112との圧接圧力が瞬間的に低くなるため、誘電
体ドラム100の回転速度が第25図のCに示すように瞬間
的に上昇した後、振動を繰り返して元の速度に復帰す
る。
このように、誘電体ドラム100の回転速度は、記録用紙1
13が誘電体ドラム100と圧力ローラ112のニップ部を通過
する際に大幅に変動する。そのため、誘電体ドラム100
の回転速度を検出して、静電記録ヘッド101の駆動タイ
ミングを決定するためのエンコーダ110の出力パルス
も、第26図に示すように、記録用紙113のニップ部の通
過に伴って、その周期Tが変化する。
それに対して、エンコーダ110からの出力信号に基づい
て出力される静電記録ヘッド101の駆動信号は、第22図
に示すように、エンコーダ110からの出力パルスの立上
がりに同期して、その出力が開始され、その後予め設定
された一定のパルス幅TW及び一定の間隔Tdで各駆動電極
103、103…を順次駆動するようにパルス信号の状態で出
力される。
その結果、誘電体ドラム100の回転速度が、記録用紙113
のニップ部の通過に伴って、所定の速度よりも低下し
て、エンコーダ110の出力パルスの周期が所定の間隔よ
りも長くなると、第26図に示すように、ヘッド駆動信号
の方が相対的にΔt1だけ短くなる。また、誘電体ドラム
100の回転速度が所定の速度よりも上昇して、エンコー
ダ110の出力信号が所定の間隔よりも短くなると、第26
図に示すように、ヘッド駆動信号の方が相対的にΔt2だ
け長くなる。
従って、上記ヘッド駆動信号によって駆動され、静電記
録ヘッド101の開口部109、109…から放出されるドット
状のイオンの間隔が、誘電体ドラム100の回転と同期し
なくなり、誘電体ドラム100上に記録される画像(例え
ば、漢字「品」の字を静電記録ヘッド101によって記録
中の場合)に、第27図に示すように、記録用紙113のニ
ップ部の通過に伴って不規則的な乱れが発生し、画質が
低下するという問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、潜像
担持体とこれに圧接する圧力ローラとのニップ部への記
録部材の突入等によって、潜像担持体の回転速度に変動
が生じた場合でも、静電記録ヘッドの駆動タイミングを
制御することによって、画像の乱れを生じたりすること
なく、高画質の画像記録が可能な静電記録方法及びその
装置を提供することにある。
すなわち、この発明に係る静電記録方法は、画像信号に
応じてイオンをマトリクス状に放出して静電潜像の記録
を行う静電記録ヘッドによって、回転する潜像担持体上
に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して画像の記
録を行う静電記録方法において、前記潜像担持体の回転
速度を検出して、この潜像担持体の回転速度の変化に応
じて静電記録ヘッドの駆動タイミングを制御するように
構成されている。
また、この発明に係る静電記録装置は、画像信号に応じ
てイオンをマトリクス状に放出して静電潜像の記録を行
う静電記録ヘッドと、前記静電記録ヘッドによって形成
された静電潜像を担持する回転可能な潜像担持体と、前
記潜像担持体の回転に伴って所定の周期でパルスを発生
するパルス発生手段と、前記パルス発生手段から出力さ
れるパルスの周期に基づいて前記静電記録ヘッドの出力
制御用パルスを発生する出力制御用パルス発生手段と、
前記パルス発生手段から出力されるパルスの周期に基づ
いて前記出力制御用パルス発生手段からの出力制御用パ
ルスの出力を制御する制御手段とを具備するように構成
されている。前記制御手段としては、例えば前記パルス
発生手段から出力されるパルスの周期を計測して、この
計測されたパルス周期の1/n(ここで、nは静電記録ヘ
ッドのマトリクスを特徴付ける数)を演算する1/n周期
計測手段と、前記1/n周期計測手段によって計測された1
/n周期から所定の出力制御用パルスのパルス幅を減算し
て、出力制御用パルスの出力間隔を求める減算手段とを
具備するものが使用される。
また、前記制御手段としては、上記のもの以外に、前記
パルス発生手段から出力されるパルスの周期を計測する
周期計測手段と、前記周期計測手段によって計測された
周期に最適な出力制御用パルスの周期を記憶する記憶手
段とを具備するものを用いてもよい。
さらに、前記制御手段としては、例えば前記パルス発生
手段から出力されるパルスの周期が所定の値よりも短い
場合に、予め定められたパターンにしたがって出力制御
用パルスを出力するように制御するものが使用される。
なお、この発明は、画像信号に応じてイオンをマトリク
ス状に放出して静電潜像の記録を行う静電記録ヘッドに
よって、回転する潜像担持体上に静電潜像を形成し、こ
の静電潜像を現像して顕像化した後、この顕像化された
現像像を、潜像担持体とこれに圧接する圧力ローラとの
間のニップ部に供給される記録部材上に、圧力によって
転写定着させることによって、画像の記録を行う静電記
録方法におて画像の記録を行う静電記録方法において、
特に有効であるが、これに限定されるものではなく、潜
像担持体上に顕像化された現像像を、転写同時定着させ
ることによって、画像の記録を行う装置以外にも適用で
きることは勿論である。
〔作用〕
この発明に係る静電記録方法においては、潜像担持体の
回転速度を検出して、この潜像担持体の回転速度の変化
に応じて静電記録ヘッドの駆動タイミングを制御するよ
うに構成されているので、記録部材が潜像担持体とこれ
に圧接する圧力ローラとの間のニップ部を通過すること
によって、潜像担持体の回転速度に変動が生じた場合で
も、潜像担持体の移動速度の変化に応じて静電記録ヘッ
ドの駆動タイミングが制御されるため、常に潜像担持体
の回転速度に同期させて静電記録ヘッドを駆動すること
ができる。
また、この発明に係る静電記録装置においては、画像信
号に応じてイオンをマトリクス状に放出して静電潜像の
記録を行う静電記録ヘッドと、前記静電記録ヘッドによ
って形成された静電潜像を担持する回転可能な潜像担持
体と、前記潜像担持体の回転に伴って所定の周期でパル
スを発生するパルス発生手段と、前記パルス発生手段か
ら出力されるパルスの周期に基づいて前記静電記録ヘッ
ドの出力制御用パルスを発生する出力制御用パルス発生
手段と、前記パルス発生手段から出力されるパルスの周
期に基づいて前記出力制御用パルス発生手段から出力さ
れる出力制御用パルスの出力を制御する制御手段とを具
備するように構成されているので、前記潜像担持体の回
転速度をパルス発生手段によって検出して、このパルス
発生手段から出力されるパルスの周期に基づいて、前記
制御手段によって出力制御用パルス発生手段からの出力
制御用パルスの出力を制御するため、記録部材が潜像担
持体とこれに圧接する圧力ローラとの間のニップ部を通
過することによって、潜像担持体の回転速度に変動が生
じた場合でも、第1図に示すように、ヘッド駆動信号が
Δt1だけ短くなったり、Δt2だけ長くなったりする事が
なく、常に潜像担持体の回転速度に同期させて静電記録
ヘッドを駆動することができる。
〔実施例〕
以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第2図はこの発明に係る静電記録装置の一実施例を示す
ものである。図において、1は潜像担持体としての誘電
体ドラムを示すものであり、この誘電体ドラム1は、図
示しない駆動手段によって矢印方向に回転可能となって
いる。上記誘電体ドラム1の上部には、静電記録ヘッド
2が所定の間隔を隔てて対向するように配置されてい
る。
上記静電記録ヘッド2は、第3図に示すように、平面矩
形状の第1の絶縁基板3を備えている。この第1の絶縁
基板3の表面には、第4図に示すように、複数且つ直線
状の駆動電極4、4…が互いに平行に設けられていると
ともに、上記絶縁基板3の裏面には、駆動電極4、4…
と交差するように複数の制御電極5、5…が設けられて
おり、両電極4、4…及び5、5…によってマトリクス
が形成されている。上記制御電極5、5…には、第3図
及び第4図に示すように、駆動電極4、4…と交差する
位置に、沿内コロナ放電を生じる空間領域としての円形
の開口部6、6…が設けられている。これらの開口部
6、6…は、駆動電極4、4…と制御電極5、5…がマ
トリクスを構成しているため、これらの電極4、4…及
び5、5…の交差部に設けられる開口部6、6…も、第
3図に示すように、マトリクスを構成している。そし
て、これらの第1の絶縁基板3、駆動電極4、4…及び
制御電極5、5…によって、第4図に示すように、イオ
ン生成部7が構成されている。
上記イオン生成部7の制御電極5、5…の下面には、第
5図に示すように、第2の絶縁基板としのスペーサ層8
を介在させて、スクリーン電極9が設けられている。こ
のスペーサ層8は、第6図に示すように、第1の絶縁基
板3と長さがほぼ等しく、幅がやや狭い平面矩形状に形
成されており、接着等の手段によって第1の絶縁基板3
に固着されている。このスペーサ層8には、第5図に示
すように、制御電極5、5…の開口部6、6…に対応し
た位置に、同開口部6、6…よりも大きな開口部10、10
…が設けられている。また、スクリーン電極9には、同
じく制御電極5、5…の開口部6、6…に対応した位置
にイオン導出領域としての開口部11、11…が設けられて
いる。
第4図中、12は駆動電極4、4…の表面を覆うヘッド基
板を示している。
また、上記駆動電極4と制御電極5には、後述するよう
に、パルス状の駆動信号が印加されるようになってお
り、選択的に電圧が印加された駆動電極4、4…と制御
電極5、5…との間における開口部6、6…に、第7図
に示すように、沿面コロナ放電Rを生起させ、この沿面
コロナ放電によって発生したイオン流Sを制御電極6、
6…とスクリーン電極9との間に形成される電界によっ
て加速し、スクリーン電極9の開口部11、11…からイオ
ン流Sを制御して放出し、誘電体ドラム1上にイオンI
による静電潜像を画像信号に応じて形成するようになっ
ている。
上記駆動電極4と制御電極5に印加されるヘッド駆動信
号は、後述するように、駆動電極信号と制御電極信号と
からなっており、両電極信号が同時に印加された開口部
11、11…からのみイオンがドット状に放出されるように
なっている。第8図において、第1番目の駆動電極4と
第1番目の制御電極に同時にパルス電圧が印加されたと
きに、ドットd1が印字される。そして、後述するよう
に、エンコーダからパルスが1回出力される間に、駆動
電極信号は、所定の間隔Tdで第1番目からn番目(nは
駆動電極4の数;図示例では5)まで順次駆動され、制
御電極は、それぞれのタイミングに同期して駆動される
ので、ドットd1,d2,d3,d4,d5が順次印字されることにな
る。そして、誘電体ドラム1の回転に伴うエンコーダか
らの次のパルスによって、第1番目の駆動電極から順次
駆動され、誘電体ドラム1の回転に伴ってドットd1の上
流側の位置にドットd6が印字される。その後、誘電体ド
ラム1の回転に伴ってエンコーダから出力されるパルス
毎に、d11,d16,d21,d26,d31,d36,d41というように順次
印字される。その結果、エンコーダからの最初のパルス
によって5番目に印字されたd5′の隣りには、d41番目
のドットが並んで印字されることになる。
上記の如くマトリクスを構成する駆動電極4及び制御電
極5が駆動されることによって、例えばアルファベット
Fの文字は、第9図に示すように、印字される。
このように、静電記録ヘッド2によって誘電体ドラム1
の表面に形成された静電潜像は、第2図に示すように、
誘電体ドラム1の側方に配設された現像器16によって顕
像化され、トナー像となる。この誘電体ドラム1の表面
に形成されたトナー像は、図示しない給紙装置から誘電
体ドラム1の回転に同期して供給される記録用紙17上
に、転写と同時に定着される。
このトナー像の転写定着は、次のようにして行われる。
すなわち、誘電体ドラム1の表面には、圧力ローラ18が
所定の圧力(例えば150〜200Kg/cm2)で圧接しており、
この誘電体ドラム1と圧力ローラ18のニップ部に、記録
用紙13を供給することによって、誘電体ドラム1上に形
成されたトナー像を、記録用紙17上に圧力によって転写
と同時定着するようになっている。
上記の如くトナー像の転写定着工程が終了した誘電体ド
ラム1は、クリーナー19によってその表面に残留したト
ナー等が除去されるとともに、除電器20によってその表
面に残留した電荷が消去される。
ところで、この実施例では、潜像担持体の回転に伴って
所定の周期でパルスを発生するパルス発生手段を備える
ように構成されている。すなわち、上記誘電体ドラム1
には、第10図に示すように、その回転軸21にパルス発生
手段としてのエンコーダ22が取付けられており、このエ
ンコーダ22によって誘電体ドラム1の回転速度又は位置
が検出されるようになっている。
上記エンコーダ22は、第11図に示すように、誘電体ドラ
ム1の回転軸21に固着され、その外周縁上に所定のピッ
チでスリット23a,23a…が刻設された回転円盤23と、こ
の回転円盤23の外周縁に配置され、上記スリット23a,23
a…の通過を光学的に検出する透過型の光学センサ24
と、この光学センサ24の出力を増幅してスリット23a,23
a…の通過に同期したパルス信号を出力する増幅器25と
から構成されている。
そして、このエンコーダ22は、誘電体ドラム1の回転軸
21に固着された回転円盤23の回転を、光学センサ24によ
って検出することによって、増幅器25から回転円盤23の
回転に同期したパルス信号を出力することによって、誘
電体ドラム1の回転速度又は位置を検出するようになっ
ている。
第2図中のブロック図はこの実施例に係る静電記録装置
の信号処理部を示すものである。図において、26は図示
しないホストコンピュータから送られてきた印字データ
を記憶するイメージメモリ、27はイメージメモリ26に記
憶された印字データを、静電記録ヘッド2の駆動電極
4、4…と制御電極5、5…のマトリクスに合わせて並
び換えるためのデータアセンブラ、28はデータアセンブ
ラ27から静電記録ヘッド2に送られる印字データを一時
的に保持するイメージバッファ、29は静電記録ヘッド2
をイメージバッファ28に保持された印字データに基づい
て駆動するタイミング信号を発生させるタイミング発生
器、30は静電記録ヘッド2の駆動電極4、4…や制御電
極5、5…等に所定の電圧を印加して駆動する駆動回
路、31はエンコーダ22からの信号に応じて静電記録ヘッ
ド2を駆動するためのタイミング信号を制御する制御回
路をそれぞれ示すものである。
第12図はさらに上記制御回路の構成を詳細に示すもので
ある。図において、32は所定のタイミング信号を発生さ
せるタイミング信号発生回路、33は静電記録ヘッド2の
駆動電極4、4…や制御電極5、5…に印加するパルス
電圧のパルス幅Twを設定するパルス幅設定回路、34はエ
ンコーダ18から出力されるパルス信号の周期Tを基準ク
ロックに基づいて計測し、この周期Tの1/nを求めるT/n
周期計測回路、35はこのT/n周期計測回路34によって計
測されたT/n周期から、上記パルス幅設定回路33によっ
て設定されたパルス幅Twを減算する減算回路、36は最初
に記憶された順に信号を出力するFIFOメモリ回路、37は
このFIFOメモリ回路36に記憶された信号を、エンコーダ
22から逐次入力するパルス信号にどれだけのライン数n
だけ遅れて出力するかを決めるnライン設定回路であ
る。
そして、上記エンコーダ22からの出力パルス40、パルス
幅設定回路の出力信号41及びFIFOメモリ回路36からの出
力信号42は、すべてタイミング発生器29に出力されるよ
うになっている。
以上の構成において、この実施例に係る静電記録装置で
は、次のようにして静電的に画像の記録が行われる。す
なわち、第2図に示すように、図示しないホストコンピ
ュータから送られ、イメージメモリ26に書き込まれた印
字データは、データアセンブラ27により静電記録ヘッド
2のマトリクスに合わせて並び換えられ、イメージバッ
ファ28に入力される。そして、このイメージバッファ28
に入力された印字データは、タイミング発生器29によっ
て発生されるタイミング信号に応じて、駆動回路30に出
力され、この駆動回路30によって静電記録ヘッド2を駆
動することにより静電潜像の記録が行われる。
その際、上記タイミング発生器29によるタイミング信号
の発生は、制御回路31によって次のように制御される。
すなわち、上記制御回路31は、第12図に示すように、エ
ンコーダ22から出力されるパルス信号40の周期Tを、T/
n周期測定回路34によって基準クロックに基づいて測定
するとともに、このパルス信号40の周期Tの1/nに相当
するT/n周期を演算する。そして、このT/n周期測定回路
34によって求められたエンコーダ22からのパルス信号40
のT/n周期信号は、減算回路35に入力され、この減算回
路35によってパルス幅設定回路33に予め設定されたパル
ス幅Twから減算され、パルス信号間の間隔Tdが求められ
る。このパルス信号間の間隔Tdは、FIFOメモリ回路36に
送られて一旦記憶され、このFIFOメモリ回路36から最初
に記憶された順に信号が出力される。その際、上記FIFO
メモリ回路36から出力される信号42は、エンコーダ22か
ら逐次入力するパルス信号40に対して、nライン設定回
路37によって設定されたライン数nだけ遅れて出力され
るようになっている。また、上記パルス信号間の間隔Td
とともに、パルス幅設定回路33に予め設定されたパルス
幅Tw及びエンコーダ22からの出力パルスTが、タイミン
グ発生器29に出力される。
従って、このタイミング発生器29では、上記制御回路31
から送られてくるパルス信号間の間隔Td、パルス幅設定
回路29に予め設定されたパルス幅Tw及びエンコーダ18か
らの出力パルスTに基づいて、次のようにして印字デー
タのタイミングを発生させる。
すなわち、静電記録ヘッド2の駆動信号は、第13図に示
すように、駆動電極信号38と制御電極信号39とからなっ
ており、駆動電極信号38と制御電極信号39が同時にオン
状態となったときに、潜像が印字される。そして、駆動
電極信号38は、エンコーダ22からの出力パルスTの立ち
上がりに同期して、1番目の駆動電極41、2番目の駆動
電極42、3番目の駆動電極43といったように順次オン状
態となる。その際、上記駆動電極信号38は、予め設定さ
れたパルス幅に基づいて単に順次オン状態となるのでは
なく、エンコーダ22からの出力パルスTの立ち上がりに
同期して、1番目の駆動電極信号381がパルス幅Twだけ
オン状態となるが、その後、制御回路31から送られてく
るパルス信号間の間隔Tdを経過したときに、2番目の駆
動電極信号382をパルス幅Twだけオン状態とする。以
下、同様のことを繰り返して1ラインの潜像の印字が行
われる。その際、制御電極5には、印字データに応じて
しかも上記駆動電極信号38に同期して、制御電極信号39
がパルス状に印加される。
ところで、上記制御回路31から送られてくるパルス信号
間の間隔Tdは、第12図に示すように、エンコーダ22から
のパルス信号の周期Tをn等分した値T/nからパルス幅T
wを減算したものである。従って、パルス幅Twとパルス
信号間の間隔Tdを加えてn倍した値は、エンコーダ22か
らのパルス信号の周期Tに等しい、すなわち(Tw+Td)
×n=Tとなる。そのため、エンコーダ22からのパルス
信号の周期Tが、誘電体ドラム1の回転ムラ等によって
変化しても、ヘッド駆動信号38,39は、常にエンコーダ2
2からのパルス信号の周期Tの変化に応じて、しかもそ
の周期Tに一致するように出力されるので、エンコーダ
22からのパルス信号の周期Tが変化した場合でも、記録
される静電潜像に乱れ等が生じることはない。
このように、この実施例に係る静電記録装置において
は、画像信号に応じてイオンをマトリクス状に放出して
静電潜像の記録を行う静電記録ヘッド2と、前記静電記
録ヘッド2によって形成された静電潜像を担持する回転
可能な誘電体ドラム1と、前記誘電体ドラム1の回転に
伴って所定の周期Tでパルスを発生するエンコーダ22
と、前記エンコーダ22から出力されるパルスTの周期に
基づいて前記静電記録ヘッド2の出力制御用パルスを発
生するタイミング発生器29と、前記エンコーダ22から出
力されるパルスの周期Tに基づいて前記タイミング発生
器29から出力される駆動電極信号38と制御電極信号39を
制御する制御回路31を具備するように構成されているの
で、前記誘電体ドラム1の回転速度をエンコーダ22によ
って検出して、このエンコーダ22から出力されるパルス
の周期Tに基づいて、前記制御回路31によってタイミン
グ発生器29から出力される駆動電極信号38と制御電極信
号39の出力を制御するため、記録用紙17が誘電体ドラム
1とこれに圧接する圧力ローラ18との間のニップ部を通
過することによって、誘電体ドラム1の回転速度に変動
が生じた場合でも、常に誘電体ドラム1の回転速度に同
期させて静電記録ヘッド2を駆動することができる。そ
のため、記録される画像に乱れ等を生じることなく、高
品質の画像記録が可能となる。
第14図はこの発明の他の実施例を示すものであり、前記
実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明する
と、この実施例では、誘電体ドラムの回転速度が所定の
速度よりも高速化し、エンコーダから出力されるパルス
の周期Tが所定の値よりも短くなった場合でも、静電記
録ヘッドに全ての駆動信号を出力することができるよう
になっている。
すなわち、誘電体ドラム1の回転速度が所定の速度より
も高速化し、エンコーダ22から出力されるパルスの周期
Tが所定の値よりも短くなると、パルス幅Twが一定であ
るため、タイミング発生器29から出力されるパルス信号
間の間隔Tdをゼロにしても、第15図(b)に示すよう
に、エンコーダ22から出力されるパルスの周期Tの間
に、すべての駆動信号を出力することができなくなり、
記録画像に欠け等が発生する。
そこで、この実施例では、エンコーダ22から出力される
パルス40の周期Tが所定の値よりも短くなった場合で
も、エンコーダ22から出力されるパルスの周期Tの間
に、すべての駆動信号を出力可能とするため、エンコー
ダ22からの出力パルスの周期Tの1/nが所定の値以下か
否かによって、パルス幅Tw及びパルス信号間の間隔Tdを
変化させるように構成されている。
第14図は制御回路を示すブロッック図である。図におい
て、50はエンコーダ22からの出力パルスの周期Tが所定
の値T0以下になったら本実施例の回路が作動するかを決
める値T0を設定するリミット設定回路、51はこのリミッ
ト設定回路50に設定された値T0の1/nの値を求めるT0/n
テーブル変換回路、52は前記T/n周期計測回路34からの
出力される値T/nと前期T0/nテーブル変換回路51から出
力される値T0/nとを比較するコンパレータ、53はコンパ
レータ52からの出力によって第1のパルス幅設定回路54
と第2のパルス幅設定回路55との切り換えを行うセレク
タをそれぞれ示している。
この実施例では、エンコーダ22から出力されるパルスが
制御回路31に入力すると、このパルスの周期Tの1/nがT
/n周期計測回路34によって計測され、この値T/nがコン
パレータ52によって、リミット設定回路50に設定され、
T0/nテーブル変換回路51によって変換された値T0/nとを
比較され、値T/nが値T0/nより大きい場合には、コンパ
レータ52からの出力信号によって、セレクタ53によって
第1のパルス幅設定回路54が選択され、この第1のパル
ス幅設定回路54に設定された前記実施例と同様のパルス
幅Tw1及びパルス間隔Td1によって静電記録ヘッド2が、
第15図(a)に示すように、駆動される。
一方、上記値T/nが値T0/n以下の場合には、コンパレー
タ52からの出力信号によって、セレクタ53によって第2
のパルス幅設定回路55が選択され、この第2のパルス幅
設定回路55に設定されたパルス幅Tw2によって静電記録
ヘッド2が駆動される。このパルス幅Tw2は、第1のパ
ルス幅設定回路54に設定されたパルス幅Tw1よりも短く
設定されている。
こうすることによって、エンコーダ22から出力されるパ
ルス40の周期Tが所定の値よりも短くなった場合でも、
第15図(c)に示すように、駆動電極4等を駆動するパ
ルスのパルス幅を通常よりも短いパルス幅Tw2に設定す
るとともに、それに応じてパルス同士の間隔Td2を短く
することによって、エンコーダ22から出力されるパルス
の周期Tの間に、すべてのヘッド駆動信号を出力するこ
とができる、記録される画像に欠け等が生じるのを防止
することができる。
その他の構成及び作用は前記実施例と同一で有るので、
その説明を省略する。
〔発明の効果〕 この発明は以上の構成及び作用よりなるもので、潜像担
持体とこれに圧接する圧力ローラとのニップ部への記録
部材の突入等によって、潜像担持体の回転速度に変動が
生じた場合でも、静電記録ヘッドの駆動タイミングを制
御することによって、画像の乱れを生じたりすることな
く、高画質の画像記録が可能な静電記録方法及びその装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る静電記録方法の原理を示す説明
図、第2図はこの発明に係る静電記録装置を適用し得る
静電記録装置を示す構成図、第3図及び第4図は静電記
録ヘッドのイオン生成部を示す平面図及び断面図、第5
図及び第6図は静電記録ヘッドを示す断面図及び平面
図、第7図は静電記録ヘッドの動作を示す断面図、第8
図及び第9図は同じく静電記録ヘッドの記録動作をそれ
ぞれ示す説明図、第10図は誘電体ドラムの端部を示す斜
視図、第11図はエンコーダを示す構成図、第12図は制御
回路を示すブロック図、第13図は制御回路の動作を示す
タイミングチャート、第14図はこの発明の他の実施例を
示す制御回路のブロック図、第15図(a),(b),
(c)は同実施例の動作をそれぞれ示すタイミングチャ
ート、第16図は従来の静電記録装置を示す構成図、第17
図及び第18図は静電記録ヘッドのイオン生成部を示す平
面図及び断面図、第19図及び第20図は静電記録ヘッドを
示す平面図及び断面図、第21図は静電記録ヘッドの動作
を示す断面図、第22図及び第23図は同じく静電記録ヘッ
ドの記録動作を示すタイミングチャート及び説明図、第
24図(A),(B),(C)は記録用紙が誘電体ドラム
と圧力ローラのニップ部を通過する状態をそれぞれ示す
説明図、第25図は誘電体ドラムの回転速度の変動を示す
グラフ、第26図は記録動作を示す説明図、第27図は記録
画像を示す説明図である。 〔符号の説明〕 1……誘電体ドラム 2……静電記録ヘッド 4……駆動電極 5……制御電極 11……開口部 22……エンコーダ 31……制御回路 34……T/n周期計測回路 35……減算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小村 晃雅 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (56)参考文献 特開 昭60−216357(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号に応じてイオンをマトリクス状に
    放出して静電潜像の記録を行う静電記録ヘッドによっ
    て、回転する潜像担持体上に静電潜像を形成し、この静
    電潜像を現像して画像の記録を行う静電記録方法におい
    て、前記潜像担持体の回転速度を検出して、この潜像担
    持体の回転速度の変化に応じて静電記録ヘッドの駆動タ
    イミングを制御することを特徴とする静電記録方法。
  2. 【請求項2】画像信号に応じてイオンをマトリクス状に
    放出して静電潜像の記録を行う静電記録ヘッドと、前記
    静電記録ヘッドによって形成された静電潜像を担持する
    回転可能な潜像担持体と、前記潜像担持体の回転に伴っ
    て所定の周期でパルスを発生するパルス発生手段と、前
    記パルス発生手段から出力されるパルスの周期に基づい
    て前記静電記録ヘッドの出力制御用パルスを発生する出
    力制御用パルス発生手段と、前記パルス発生手段から出
    力されるパルスの周期に基づいて前記出力制御用パルス
    発生手段からの出力制御用パルスの出力を制御する制御
    手段とを具備することを特徴とする静電記録装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段が、前記パルス発生手段から
    出力されるパルスの周期を計測して、この計測されたパ
    ルス周期の1/n(ここで、nは静電記録ヘッドのマトリ
    クスを特徴付ける数)を演算する1/n周期計測手段と、
    前記1/n周期計測手段によって計測された1/n周期から所
    定の出力制御用パルスのパルス幅を減算して、出力制御
    用パルスの出力間隔を求める減算手段とを具備すること
    を特徴とする請求項第2項記載の静電記録装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段が、前記パルス発生手段から
    出力されるパルスの周期が所定の値よりも短い場合に
    は、予め定められたパターンにしたがって出力制御用パ
    ルスを出力するリミッター手段を具備することを特徴と
    する請求項第2項記載の静電記録装置。
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